女騎士「あ、あんまりにもおまえの部屋が汚ないから、掃除しないと我慢ならなかったのだ!」
女騎士「と、当然だろう!?こんな汚ない部屋……きちんと整理整頓しろばかものっ!」
女騎士「え……?しゃ、シャツ?」
女騎士「あ、ああ、まずはこれから畳もうと思ってだな、うん……」
女騎士「なっ!に、においなんか嗅いでない!何を言っているのだ!」
女騎士「嗅いでないったら嗅いでない!おまえの見間違いだ!絶対にそうだ!」
女騎士「ま、まったく!何を言い出すのだいきなり……」
女騎士「え……?そろそろベッドから出てきたらどうだって……」
女騎士「あ、ああ!ああ!そうだったな!まだ朝も早いから多少眠気があったけれどおまえも来た事だしな!うん!」
女騎士「な、なんだ?名残惜しくなんてないぞ……」モゾモゾ
女騎士「ほ、本当だ!寝るとおまえのにおいに包まれてるような感じになるベッドなど誰が名残惜しいものか!」
女騎士「まったくもう、注文の多い男だな……」モゾモゾ
女騎士「そもそもこんな朝早くからどこに行っていたのだ。鍵もかけずに不用心な……」
女騎士「ん、休日だから朝の散歩か。それはいいな、健康的で」
女騎士「わたしか?わたしも今日は休みだ。なのでおまえが寝坊しないよう起こしてやろうと思って来たのだが、おまえも休みならその必要はなかったようだな」
女騎士「というか、わたしが休みなのはよく見ればわかるだろう?今は鎧も剣も持っていないのだから」
女騎士「……なんだその目は?わたしが私服を持っているのがそんなに不思議か?」
女騎士「はあ、失礼なやつだな。いや、謝るな。怒ったわけではない」
女騎士「ん?服のサイズが違わないかって?」
女騎士「いや、そんな事はないぞ」
女騎士「キツそうに見えるって……なんだ、わたしが太っているとでも言いたいのか?」ギロ
女騎士「え?違う?腹じゃなくて胸?」
女騎士「っ///!?こ、この変態が///!」
ほぅ
続きがみたいれすぅぅぅぅ
しえん
女騎士の役目は触手か敵兵に堕とされる事か実は超強いけど飄々としてる傭兵あたりといちゃつく事だからな
これこそ女騎士のあるべき姿
>>9
わかります
女騎士「なに?変な意味はないだと?嘘をつけ!」
女騎士「知っているのだぞ!おまえは普段わたしが素振りをしている時もむ、む……」
女騎士「胸ばかり見ているだろうが!バレバレだ!この変態め!」
女騎士「な、何をにやにやしているのだ!不気味な……」
女騎士「え?しっかり恥ずかしがってるところがかわいい?」
女騎士「ばっ、ばか!何を言っているのだ!かわいいなど!」
女騎士「ふ、ふん!第一、残念ながら恥ずかしがってなどいないわ!」
女騎士「おまえのようなただの変態程度、見られようが触られようが……」
女騎士「ひゃあぁあ!?な、なに本当に触ろうとしてるのだばかもの!」
女騎士「本気で触っていいはずがあるか!常識で考えろ!」
女騎士「ひっ!へ、変なふうに指を動かすな!」バチン!
女騎士「ふ、ふん!痛くしたのだから当然だ!」
女騎士「え?やった側が言うのもなんだけど取り乱しすぎ?」
女騎士「本当にやった側が言うのもなんだな……しかし、まあそれは自覚はある」
女騎士「そういう意味でも、やはりまだまだわたしは未熟だ……」
女騎士「そうだな、早く立派な騎士になって、姫様のお役にたちたい」
女騎士「今そんな事を言っても、立派なのは忠誠心だけだと笑われるだろうが……」
女騎士「と、というかどうしてこういう話の時だけは真面目にしているのだ?普段はあれだけ不真面目なのに……」
女騎士「おまえのそういうところが、わたしは……」
女騎士「えっ?い、いや、なんでもない!」
女騎士「ま、まあとにかく、わたしは姫様のお役にたちたい」
女騎士「たとえ拷問されても、この気持ちは決して変わらない」
女騎士「それほd、ん?なんだ?」
女騎士「本当に拷問されても変わらないか試してやる?」
女騎士「は、なにをバカな事を。どこからつっこめばいいかわからんわ」
女騎士「ん?ああ、確かに一昨日姫様のドレスの着衣を手伝ったが、それがどうした?」
女騎士「その時の姫様の下着の色を言え……は?」
女騎士「はあ!?い、今なんと言った!?」
女騎士「そんなもの忠誠心以前に女性としての問題だ!誰が言うか!」
女騎士「そうだろう?おまえだって姫様に忠誠を誓っているのだから、本気で言ったわけではないだろう?」
女騎士「うむ、そこはまともで安心した」
女騎士「まあ冗談にしても問題発言だが……え?」
女騎士「かわりにわたしの今日の下着の色でいい……?」
女騎士「ばっ、ふざけるな!姫様はもちろん他の女ならいいという問題ではないわ!」
女騎士「しかも『かわりに』とか『でいい』とかなんなのだ!この上なく失礼だわ!」
女騎士「へ?な、何を近づいてきているのだ?何をする気だ!?」
女騎士「い、言わないぞ!どんな拷問を受けようとも、おまえのような変態に……ひゃっ!?」
女騎士「あはははははは!あっはっはっはっはっは!や、やめ!くすぐるなっ!くくっ……あはははは!」
女騎士「や、やめろ!これ以上は承知しない……くくっっく……あはははははは!」
女騎士「だ、誰が言うか!誰が観念するかぁ!」
女騎士「ひゃあぁあ!?な、なに直接腹を触ってるのだばかものっ!」
女騎士「ひゃわぁあぁあ!?や、やめろっ!わき腹を揉むなこの変態っ!」
女騎士「あはははははは!ぐ、グニグニするな!あーっはっはっはっはっは!」
女騎士「ば、ばかものっ!ばかものっ!やめっ……ひっひひひ!あーっはっはっはっはっは!」
女騎士「わ、わかった!わかった!わかった!あっはっはっはっは!」
女騎士「い、言う言う!言うからやめろぉ!そこ弱いぃい!あはははははは!」
女騎士「ぴっ、ピンク!ピンクピンクうぅ!」
女騎士「が、柄も!?ふざけ……あっはははは!」
女騎士「は、花とちょうちょいっぱいついてるやつうぅう!フリフリもたくさんあるやつうぅ!あはははははは!」
女騎士「あはは!……げほっ、はあ、はあ……」ビクン!ビクン!
女騎士「は、はあ、はあ、お、おわっ、た……」
女騎士「むううう……!」
女騎士「……機嫌など直るはずないだろう、まだ殴り足りないくらいだ」
女騎士「この場に剣があったら、間違いなくきっていたぞ」
女(というか、わざわざ正直に下着の事を答えなくても、適当に言えばよかったのではないか?ばかかわたしは……)
>>24
女じゃなくて女騎士ね
女騎士「と、とにかくさっきのはやり過ぎだ!」
女騎士「女性をくすぐって下着の色をはかせるなど、どんな変態だ!」
女騎士「む、むう……なんだ珍しく素直に頭を下げて」
女騎士「確かに今回のはやり過ぎだと思った……か」
女騎士「……本当に反省しているのか?」
女騎士「……なら、今回だけは許す」
女騎士「た、ただし!次にやったら本当に許さないからな!」
④
④
はよ
はよ
はよ
っ④
女騎士「それで、今日は何をして過ごすつもりなのだ?」
女騎士「どうせおまえのような暇人、だらだらと過ごすつもりだろうが……」
女騎士「え……?」
女騎士「こ、恋人と……デート?」
女騎士「……恋人がいたのか?おまえ……」
女騎士「……なら余計ダメではないか。他の女にいやらしい事をするなど……」
女騎士「いや、うん、この話はまた今度にしよう」
女騎士「すまんな、これから愛する人と過ごすというのに、押しかけて……」
女騎士「……なに?」
女騎士「デートはうそ?恋人なんていない?」
女騎士「ばっ、ばかっ!」
女騎士「なんで意味もなく嘘をつくのだ!本当に悲し……びっくりしたではないか!」
女騎士「ふん!そもそもよく考えればおまえのようなやつに惚れる女がいるわけがないわ!」
女騎士「ひどいじゃない!自業自得だ!一生独り身ですごせばーか!」
女騎士「まったく……少しトイレを借りるぞ」
パタン
女騎士「よ、よかったぁ……」
女騎士「な、泣きそうだったけど、なんとかこらえられた……」
女騎士「それにしてもあいつ、恋人いないのか……ふふ」
女騎士「いやいや、でも油断は禁物……あいつはやる時はやる男だから人気もあるようだし」
女騎士「それに気のせいかとは思うが……姫様も最近あいつを見る目が……」
女騎士「だ、ダメだ!いくら姫様でもあいつだけは……」
女騎士「うう……」
コンコン
女騎士「あ、ああすまん。今出る……なっ!お、おっきいほうではないわ!」
女騎士「おお……すごい数の本だな」
女騎士「おまえ、本が好きなのか?あんまりイメージにはないが……」
女騎士「そうか、実は読書家だったと……」ドサ
女騎士「あ、すまない。一冊落としてしまった」スッ
女騎士「むー……」ジトー
女騎士「……今わたしがしゃがんだ時、胸を見てただろう?」
女騎士「バレてる。バレバレだ、この変態」
女騎士「まったく、そんなに好きなのか?男というやつは……」
女騎士「……10万ゴールドでさわらせてやると言ったら」
女騎士「ちょ!何を本棚の裏をあさっているのだ!」
女騎士「そこにへそくりがある?じょ、冗談だ冗談!」
女騎士「冗談に決まっているだろうが!100万でも嫌だわ!金の問題ではない!」
支援
④
④
女騎士「まったく。いちいち胸胸と……」
女騎士「胸でなく肩を揉んでやろうとは思わんのか……」
女騎士「あ、いや、そんな本当にやろうとしなくてもいいんだぞ?」
女騎士「別に嫌々おまえと一緒にいるわけではないのだし……」
女騎士「ん……そんな、お礼なんてしなくても……」
女騎士「で、でもそこまで言うのなら、お願いしよう……かな」
ここで颯爽と俺が現れて姫をさらっていくんですねわかります
女騎士は俺が貰っていこう
④
女騎士「ん?なんだこの小説は?」
女騎士「よければ肩を揉んでる間読んでいてくれ、か、わかった」
女騎士「ちなみにたくさん本があるなかでこれを選んだのはなぜだ?」
女騎士「ん、なるほど。おすすめだからか」
女騎士「それじゃ、少し読ませてもらうとしよう」
女騎士「ん?なんだ?」
女騎士「あ、当たり前だ!いやらしいシーンなぞあってたまるか!そんなもの読ませたらタダじゃおかないからな!」
女騎士「よ、よし、それじゃ頼む」ストン
女騎士「……『おっと手がすべった』なんて事をするなよ?」
女騎士「図星か……まったく」
女騎士「ちょっとは真面目にやってくれ」
女騎士「ひあうっ!?」ビクン!
女騎士「か、肩に手を置く時はきちんと言え!」
女騎士「び、敏感すぎるだと!?仕方ないではないか!わたしだって好きで敏感なのではないわ!」
女騎士「ひああああっ!?」ビクウン!
女騎士「こ、この……!背中をなぞり上げるとはどういうつもりだ!」ボカッ!
女騎士「まったく、なんで手をあげられるまでわからないのだ……」
女騎士「んっ、ああ、そこだ、そこが気持ちいい」
女騎士「……何を変な想像してるのだ。肩だ肩。そこがこっているという意味だ」
女騎士「んっ、そうだ。そこがこっている」
女騎士「うん……うん……」
女騎士「なるほど、面白いな、この小説は」
女騎士「特にここだ、この場面が……」
女騎士「ふわっ!?の、覗きこむな!顔が近い!」
女騎士「ま、まあとにかく、面白いぞこの本は」
女騎士「え?借りてもいいのか?けっこう高そうだぞこの本」
女騎士「ん、まあたしかに、人から借りた物を汚したりするような人間じゃないことはわたし自身さすがに自覚はあるが……」
女騎士「うん……そうか、じゃあ借りていくよ。ありがとう」
一週間後 街中
女騎士「ひゃあっ!?」ビク!
女騎士「み、見るな!来るな!」ダダダ
女騎士「な、なんで追いかけてくるのだ!来るなって言っているだろうが!」ダダダ
女騎士「うう、なんでこんな路地裏まで追いかけてくるのだ……」
女騎士「やめろ……見るな……見ないでくれえ……」
女騎士「違うのだ……この髪も、服も……わたしの意思じゃないんだ……」
女騎士「ただ、おまえの事を話したら、母上が無理矢理……」
女騎士「髪をいじられて、こんなふりふりの服を着せられて……」
女騎士「ど、どういうふうに話したかって?」
女騎士「……スケベでだらしのない同僚がいると、話しただけだ……」
女騎士「なのになんでこんな目に合うのだ……うう……」
女騎士「……え?」
女騎士「おまえ、今なんと言った……?」
女騎士「い、嫌だ!こんな格好で出歩けるものか!」
女騎士「さっきだってどこか人の少ない店に入ろうと思ってたのだ!なのにおまえに見つかって……」
女騎士「ま、ましてや見回りのやつらに見つかったらどうする!?笑い者にされるだけだ!」
女騎士「やっ、ま、待て!見回りのやつらを呼んで来ようとするな!ずるいぞ!騎士の誇りはどうした!卑怯もの!」
女騎士「うう……なんで無理矢理連れ出すのだ……卑怯もの……」
女騎士「せ、せめて帽子か何か買ってくれ……見回りのやつらに見られたら、本当に……」
女騎士「うう……ならバレないような道を歩いてくれ、頼むから……」
女騎士「て、手をつなごうって……なんでだ?」
女騎士「はぐれないようにって……今わたしは猛烈にはぐれたいのだが……」
女騎士「うあっ、わ、わかった、つなぐから他のやつらには言わないでくれ」ギュ
女騎士「あ……」
女騎士「こんなところにクレープ屋があったのか」
女騎士「い、いや、別に食べたいわけでは……」
女騎士「で、でもおまえが食べたいなら……付き合いとして、わたしも……」
女騎士「そ、そうか!食べたいか!仕方ないやつだな、うん!」
女騎士「んー、おいしい……」
女騎士「あむ、ん……」
女騎士「え?い、いや、おまえのぶんまで食べるわけには……」
女騎士「……ほ、本当にいいのか?」
女騎士「じ、じゃあ遠慮なく……はむ」モグモグ
女騎士「ん、おいしかった。ごちそうさま」
女騎士「ああ、そうだ。この前借りた本、読み終わったから今度返すぞ」
女騎士「うん、最後は二人が結ばれて幸せになる、王道だが、いい小説だった」
女騎士「しかしおまえがすすめるのが恋愛小説とは意外だったな」
女騎士「なんだ?意外とああいう恋愛に憧れがあるのか?」クスクス
女騎士「え?本当にそうなのか?」
女騎士「いやに素直に認めたな……そんな恥ずかしい事を」
女騎士「……え?」
女騎士「わ、わたし……と?わたしとああいう恋愛をしたい……?」
女騎士「な、なに言ってるのだいきなり!いつもそういうふうにふざけて……!」
女騎士「ほ、本気だ、って……そ、そんなこと……」
女騎士「きゃっ!?」
女騎士「あ、あう……///」
女騎士「わ、わかった。本気なのはわかったから……」
女騎士「だ、だから離してくれないか……?そうやって抱きしめられたままだと、恥ずかしい……」
女騎士「あうう……またそうやっていじわるして……離してくれえ……顔が、あつい……」
女騎士「その……おまえ、は……」
女騎士「本当にわたしでいいのか……?」
女騎士「だって、言葉使いも女らしくないし……すぐ手が出るし……」
女騎士「そ、そういうところもかわいいって……///」
女騎士「いや、うん……嬉しいぞ。そう言ってくれるのだな」
女騎士「わ、わたしも、その……///」
女騎士「す、スケベで、だらしのないけれど、やるときはやる、そんなおまえの事を……その……///」
女騎士「あ、愛して……いる……///」
女騎士「だ、だから、えっと……///」
女騎士「これからは、恋人として、よろしくな///」
おわり
ちょっとずつしか進めれんくてすまんかった
読んでくれた人ありがとう
乙!
idころころ変わってるけど全部同じ人だよね?
>>66
そう
スマホなのでコロコロ変わってるだけ
乙
もう終わりかよ
乙乙
よかった
乙
おつおつ
女騎士ちゃんぺろぺろ
もうちょい見たかった
乙!
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