提督「熊野とギャルゲーの世界に迷い込んだ」 (122)
熊野「あら、提督」
熊野「熱心に何を見てらっしゃいますの?」
提督「変態これくしょん、略して変これだ」
熊野「仕事はできて、女ができないのも納得ですわね」
提督「うまくねえよ!」
熊野「大体、そんなゲームの何が面白いんですの?」
提督「ヒロイン達がまぶしいほど可愛いらしいんだ」
熊野「まぶしいのはPC画面のほうではありませんこと?」
提督「変だな、確かに画面がチカチカしてる」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437303348
熊野「わたくし、なんだか立ちくらみが」フラッ
提督「大丈夫か?一旦、目を離したほうg・・・」クラッ
熊野「」ドサッ
提督「」ドサッ
・・・・・・・・・。
・・・・・。
・・・。
提督「熊野!起きろ」ユサユサ
熊野「ん・・・んぅぅ・・・ふぁぁ・・・」
熊野「あら?わたくしいつの間か寝てしまいましたのね」
提督「俺達、執務室にいたはずだよな」
熊野「えぇ。で、なんで山の中にいますの?」
提督「分からん」
熊野「そもそもここは、鎮守府なんですの?」
提督「分からん」
提督「だが、似ているんだ」
熊野「何にですの」
提督「ギャルゲーの舞台にそっくりなんだ」
期待
熊野「ゲームの世界に入ってしまったとでもいいますの?」
提督「あくまで仮説だがな」
熊野「ど、どうしたら鎮守府に帰れますの!?」
提督「おそらく方法はただ一つ」
提督「全ヒロインの攻略だ」
響「ここで何をしているんだい」
熊野「きゃぁっ!?」
提督「その、少し道に迷ってしまってな」
響「ここから先は禁足地だ」
響「鬼に食われたくなければ近づかないことだね」
熊野「鬼ってどういうことですの?」
響「この島の人じゃなさそうだね」
響「着いてくるといい。家に案内しよう」
熊野「提督、この子信用していいんですの?」
提督「今はそうするしかない」
相変わらず毎日ペースでSS書くの早いのな哲学の人は
鬼とか食うとか・・ふふ、怖い。
響「二人はどうしてこの島に?」
提督「ギャルゲーしてたはずが、気付けばここにいた」
響「ヤるゲー?ずいぶん卑猥だね」
提督「ギャ・ル・ゲー・な!」
熊野「泣きゲーというジャンルらしいですわ」
響「抜きゲー?やっぱり卑猥じゃないか」
提督「こいつ難聴属性だ!」
熊野「先が思いやられますわ・・・」
ギャルゲー? 嘘だっ!!
雷「雷よ!かみなりじゃないわ!」
電「電です。どうか、よろしくお願いいたします」
暁「暁よ。一人前のレディーとして扱ってよね!」
熊野「なんですの提督、このメンツは」
提督「いやー同僚がどうしてもって薦めてくるからなー」
提督「ロリばっかりなんて知らなかったわーマジ知らなかったー」
熊野「ありえませんわ・・・」ドンビキ
提督「さて、誰から攻略しようか」
雷
電
→響
暁
相変わらず毎日ペースでSS書くの早いのな哲学の人は
響「これ似合うかな?」
電「とてもかっこいいのです」
熊野「でも、どうして制服を着ていますの?」
雷「明日は響が出撃する日なの!」
提督「どういうことだ、電」
暁「どうもなにも、昨日開戦したばかりなんだから」
電「深海棲艦の脅威がこの国にも迫っているのです」
電「だから人民、資源、領土を守るため、軍は反攻作戦を発令したのです」
響「沖ノ島沖艦隊決戦」
響「沖ノ島を絶対防衛ラインとして、それを押し上げるのさ」
熊野「でもどうして響が?」
雷「沖ノ島を失うと次はこの島が危ないの」
提督「軍の接収か」
暁「命令でここを出て行かされるかもしれないわ」
暁「絶対に嫌よ、私達の島を軍に明け渡すなんて」
雷「でも響の持つ天性の砲雷撃センス」
雷「それがあれば島の防衛は有利なはずよ」
響「司令官、この制服似合ってるかな?」
「あぁ、似合ってるぞ」
→「全く似合ってないな」
響「そろそろ脱いでもいいかな」シュン
暁「ちょっと!嘘でもいいから気をつかいなさいよ!」
熊野「それ、暗に似合わないって言ってるようなものですわ」
暁「あっ」
全員「あははははは」
あれ?書き込めて無いと思ったら書き込めてたのな
響「司令官、ちょっといいかな」
提督「構わんぞ」
響「笑わないで欲しいんだけど」
提督「なんでも言ってみろ」
響「夜が怖いんだ」
響「昔、夕方に山の中で迷子になってね」
響「暮れていく陽を見ていると、今でも一人取り残されるような」
響「暗闇の何かにさらわれそうな気分になるんだ」
提督「でも海戦ともなれば夜戦だって」
響「分かってるさ」
響「戦えない兵に意味はあるのかな」
提督「それは・・・」
響「こんな話して悪かったね」スタスタ
提督「おい!響!」
熊野「そんなことがありましたのね」
提督「響のために何かできないだろうか」
熊野「出撃は明日ですのよ」
提督「それでも俺は響の力になりたいんだ」
熊野「せめて恐怖心だけでも拭えればよいのですが」
提督「それだ!」
熊野「え?」
提督「現時刻をもって対暗闇撃滅作戦を発令する!」
提督「総員、ヒトハチマルマルに庭へ集合!」ニヤリ
熊野「はい?」
響「司令官、これは?」
提督「見てのとおり、バーベキューだ」
熊野「あら、このお肉なかなか上品な味ですわね」
暁「もう!暁が焼いたの取らないでよね!」
雷「暁、ニンジン焼けたわよ!」
電「ナスとピーマンもよそってあげるのです」
暁「あぁー!野菜はいらないっていったでしょ!」
ワイワイギャーギャー
響「ふふっ」
響「暁、お皿のお肉にレモン汁かけておいたよ」
暁「ぴゃぁぁぁぁああああ、響がいじめるー」
提督「どれ、俺もいただくとするか」
熊野「ふぅ、もう食べられませんわ」
電「おなかいっぱいなのです」
提督「なにいってるんだ、夏の夜はこれからだぞ」
雷「今度は何をしてくれるのよ」
提督「廃校に行くぞ、肝試しだ」
暁「ぴゃぁぁぁぁああああ」
提督「2人ずつペアを作るんだ」
提督「そうだな、俺は・・・」
雷
電
→響
暁
熊野
提督「響、ついてこい」グイッ
響「ハラショー」スタスタ
熊野「お二人ともいい雰囲気ですわね」
雷「若いっていいわねー」ウンウン
電「雷、おばさんくさいのです」
暁「えっ、えっ、選ばれなくてもへっちゃらだし」
響「なかなか雰囲気のある建物だね」
提督「怖いか?」
響「少し」
響「でも司令官となら・・・嫌いじゃない」
提督「そいつは光栄だ」
響「暁、だいぶ怖がってたけど、女の子をいじめるのが趣味なのかい」
提督「肉にレモン汁かけたやつに言われたくないな」
提督・響「プッ、あははははは」
響「もしかして、今日は私のためにこんなイベントを?」
提督「バレたか。夜も怖いことばかりじゃないだろ?」
響「知らなかったよ」
響「夜がこんなにあたたかいとはね」
チュッ
提督「!」
響「ところで司令官の手は、あたたかいな」
響「もう少しだけ、このままで構わないかい?」
提督「もちろんさ」
【HAPPY END】
提督「さて、誰から攻略しようか」
雷
電
→暁
次は4日後にプレイします
読んでくれた人スパシーバ
テンポいいな
乙
続き期待
面白いなw
乙
待ってる
ゲームスタート
はじめから
→つづきから
提督「ふあぁ、もうだいぶ陽が高いじゃないか」
提督「少しばかり寝すぎたか」
ぴゃぁぁぁああああ
提督「朝から元気な奴だな」
暁「司令官のばかばかばか!なんで起こしてくれないのよ!」
提督「レディの一日は礼に始まり礼に終わるものだぞ」
暁「お、おはようくらいちゃんと言えるし」
提督「うむ、おはよう」
暁「って、そうじゃなくて!」
暁「昨日の約束忘れたの?」
提督「昨日?」
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。
響「明日は、今年きっての猛暑日だそうだ」
熊野「では家でおとなしくしてたほうがよろしいですわね」
暁「嫌よ。雨続きだったし、遊びに行くんだから」
電「熱中症にかかったら大変なのです」
雷「塩分を摂れば、外でもいいじゃない」
響「私は涼しいところで過ごしたい」
暁「司令官は外で遊びたいわよね?」
電「司令官さんも家で涼みたいに決まっているのです」
提督「そうだな・・・」
→「みんなで遊びに行こう」
「今日はのんびりしたい」
暁「当然よ!」
熊野「わたくしは遠慮させていただきますわ」
提督「まぁ聞け」
提督「現時刻をもって河川棲艦鹵獲作戦を発令する!」
雷「へ?」
響「なるほど、川で遊べば家より涼める」
提督「60点」
提督「ヒントは旬の魚だ」
暁「鮎ね!」
電「塩焼きにすれば塩分も摂れるのです」
熊野「全く・・・作戦指揮だけは頭がまわりますのね」
電「さっそく、納屋から網を探すのです」
雷「水着も忘れずにね」
響「暁、さすがにビキニは・・・」
暁「サイズが大きすぎないかって?」
暁「丁度いいに決まってるじゃないっ」プンスカ
提督「計画通り」ニヤリ
熊野「なにか嫌らしい視線を感じますわ」ジトッ
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。
提督「くそっ!昨日のデータからリプレイだ!」
暁「ふぇー!もうみんないないしぃ!」グゥー
暁「///」
提督「レディのためにも、遅めの朝食と洒落込むか」ニヤニヤ
提督「ふぅ。食った食った」
暁「って、もうお昼じゃないのよ!」
提督「(暁と二人きりか。せっかくだから・・・)」
→「デートしよう」
「愛について語り合おう」
暁「で、でででで、デートですって!?」
提督「あぁ。山中もいろいろ知りたいからな」
暁「・・・別に期待したわけじゃないんだから」
提督「ん?何か言ったか?」
暁「もう!許さないんだから」プンプン
・・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。
暁「おおかた、こんなところよ」
提督「あの神社によくついてる、ギザギザの紙はなんだ?」
暁「禁足地よ。あなたみたいな余所者が入らないようにしてるの」
提督「また禁足地・・・か」
提督「暁、あれから先は何があるんだ」
暁「司令官には関係ないんだから」
提督「ほほう・・・」
「郷に入りては郷に従えか」
→「ホントは知らないんじゃないのか?」
暁「なっ!別に知らないわけじゃないんだから」
提督「無理すんな無理すんな」
暁「響の作った警告に決まってるじゃない!」
提督「な、なんだってー(やっと調子が出てきたな)」
暁「この付近はマツタケの群生地なの」
暁「だから私達を近づけないための創作に決まってるわ」フンス
提督「ま、言い伝えも蓋を開ければそんなもんか」
暁「な、なによ強がっちゃって」
提督「じゃあせっかくだし、あそこの洞窟を探検して遊ぼう」
暁「ぴゃっ!?」
暁「ずいぶんと涼しいところじゃない」
提督「あぁ、さっきまでの暑さが嘘のようだ」
暁「セミも鳴きやんじゃったわね」
提督「静かなもんだな」
提督「(不気味なほどに、な)」
暁「ずいぶん暗いわね」
ドボォン
・・・・・・。
暁「ちょっと司令官?返事くらいしなさいよね」
提督「暁!そこを動くな!」
暁「司令官!?どこなの?」
提督「すまない。どうやら地底湖に落ちてしまったようだ」
→ 「水温が低い。すぐに助けを呼んでくれ」
「俺は大丈夫。まずは落ち着くんだ」
暁「た、助けを呼べばいいのね」ダッシュ
暁「ここを右から来たはずよ」
暁「行き止まり!?どうしてよ!」
暁「急がないと日が暮れちゃうわ」
グゥゥウウウウウウウォォォォォォォォオオオオオオオオ
暁「きゃあっ!?」
暁「(今、洞窟が揺れたわよね)」
暁「(それにさっきの声。まるで鬼が吠えたような・・・)」ゾッ
暁「そうよ!風の吹いてる方向に行けばきっと・・・」
暁「やった!光が見えるわ」
暁「えっ、天井の隙間から差してるだけじゃない」
暁「それに道が5つもあるし」
暁「もうだめ・・・おなかが空いて歩けないわ・・・」
暁「ふぇぇ、響、雷、電、助けに来なさいよぉ」
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。
電「暁も司令官も帰ってこないのです」
熊野「置いて行ったから、ひねくれたに違いありませんわ」
雷「できたわよ!鮎の天ぷらに塩焼き、お刺身もあるわ」
響「ハラショー。でも司令官と暁を待つとしよう」
電「早くみんな揃ってご飯を食べたいのです」
【BAD END】
提督「さて、誰から攻略しようか」
雷
電
→暁
読んでくれた人スパシーバ
また明日プレイします
バッドエンドとかあるのか
暁は地雷
おぼえた
ゲームスタート
はじめから
→つづきから
暁「ちょっと司令官?返事くらいしなさいよね」
提督「暁!そこを動くな!」
暁「司令官!?どこなの?」
提督「すまない。どうやら地底湖に落ちてしまったようだ」
「水温が低い。すぐに助けを呼んでくれ」
→「俺は大丈夫。まずは落ち着くんだ」
暁「ふぇぇ、無事でよかったぁぁぁ」
提督「泣くのはまだだ、行動あるのみっ!」ヒュンッ
暁「きゃあっ!なんなのよもう」パシッ
提督「俺の話をよく聞くんだ」
提督「その懐中時計も持っていけ」
暁「とにかく日の差す場所を探すのよね」
暁「やった!光が見えるわ」
暁「天井の隙間から西日が差してるじゃない」
暁「確か、時計の短い針を・・・」
(提督「まず短針に太陽の方角を合わせる」)
(提督「次に12時と短針の間を見るんだ」)
(提督「そこが南を指す。俺達の入ってきた方向だ」)
暁「えっへん!待っててね司令官」
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。
雷「もう、二人とも心配したんだから」
響「暁、レディならもっと慎みを覚えたらどうだい」
提督「響の言うとおりだぞ、暁」ハフックチャクチャ
提督「雷―、鮎の天ぷらおかわり!抹茶塩でな」
熊野「て い と く は反省なさい」ギュゥゥ
提督「アバババ・・・正直すまんかった」
暁「ふえぇ、司令官・・・私レディー失格ね」
提督「心配するな・・・」
「いつだって俺がエスコートしてやる」
→「あの熊野だって、レディーのはしくれだ」
「暁最高」
暁「どういうことなのよ」
提督「エステだのローズヒップティーだの言ってるが所詮は貧乳」
提督「だから暁にも十分な素質が・・・」
熊野「て い と く は猛省なさい」ギュゥゥ
提督「アバババ・・・正直すまんかった」
電「でも今日くらいは、私達に甘えてほしいのです」
雷「そうよ!もう勝手にいなくなっちゃダメよ!」
暁「し、し、しょうがないわね」
暁「今夜だけは頭をなでなでしてもいいんだから///」
雷「そうそう。暁こそ最高ね!」キュンッ
電「暁最高なのです」キュンッ
響「暁は最高だね」キュンッ
熊野「暁、最高でしてよ」キュンッ
提督「つまり・・・」
「いつだって俺がエスコートするさ」
「あの熊野だって、レディーのはしくれだ」
→「暁最高」
提督「みんな、今夜は暁の頭を大いになでなでしてくれ!」
雷・電・響・熊野「いやっほぉぉぉぉぉぉぅ!!暁最高―――――!!!」
提督「エビバディセイッ!」
雷・電・響・熊野「暁最高―――――!!!」
提督「ラブアンドピースッ!」
雷・電・響・熊野「暁最高―――――!!!」
暁「どう考えても、暁が最高ってことよね!」フンス
【いやっほぉぉぉぉぉぉぅ!!暁最高――――――!!!END】
提督「さて、誰から攻略しようか」
→雷
電
いやっほぉぉぉぉぉぉぅ!!暁最高――――――!!!
また明日プレイします
いやっほぉぉぉぉぉぉぅ!!暁最高――――――!!!
乙
ゲームスタート
はじめから
→つづきから
雷「はぁ、今月も赤字だわ」
熊野「あら、何を悩んでいますの」
響「私達の家計は雷に任せてるんだけど」
雷「最近かぶの調子が悪すぎるのよぉ」
提督「そうか?雷の作ったかぶの漬物は絶品だったぞ」
提督「雷の手が浸かってる時点で丼10杯はイケる」
熊野「提督こそ地底湖に浸かって頭を冷やしてはいかがですの?」
雷「株よ!蕪じゃないわ!」
暁「雷は、すとっくほるだーなのよ!」エッヘン
熊野「株で生活していらしたの!?」ガーン
提督「実は、雷ってめちゃくちゃ頭いいんじゃないのか」ガガーン
電「こんな島では他に収入源がないのです」
雷「先々月までは、配当の大きい優良株があったのよ!」
響「でも明石造船が軍に接収されてから」
響「世間で開戦の噂が広がり、市場が冷え込んだのさ」
暁「戦争なんか起こるはずないわよ」
熊野「確かに、重く考えすぎだと思いますわ」
提督「だが、万が一開戦すれば・・・」
提督「どうなるんだ?」
雷「そこなのよっ」
雷「何が天井か底値か全然読めないわ」
暁「司令官、なんとかしなさいよね!」
提督「分かった。・・・」
「俺に任せとけ」
→「熊野、後は任せた」
熊野「な、何をおっしゃいますの!?」
響「お得意の作戦命令はどうしたんだい、司令官」
提督「俺は経済に関してはズブの素人」
提督「敵の土俵に上がらんのは兵法の基本だ」
熊野「もっともらしいこと言って誤魔化さないでくださる?」
響「司令官、大丈夫か?」
提督「(神戸生まれだし)大丈夫だろ」
雷「熊野さん、これで家計が助かるわ」キラキラ
熊野「なんか、もう・・・断れないですわ」
雷「で、くまのんはどう考えるのよっ」
熊野「おそらく・・・」
「開戦しますわ」
→「開戦はありえませんわ」
電「世間でもその考えが一般的なのです」
雷「そうね!深海棲艦なんて存在しないわよ!」
暁「やっぱり一人前のレディーはかっこいいわね」キラキラ
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。
『!告布戦宣へ艦棲海深に遂・國帝』
『果戦大の々赫に島ノ沖・-シバ』
雷「・・・・・・」
暁「・・・・・・」
熊野「・・・・・・」
響「見事に売りが殺到してるね」
電「・・・・・・もう身売りでもするしかないのです」
響「司令官、本当に行くのかい?」
提督「何で俺に行かせようとしてんの!?」
雷「あはは・・・200円も借金ができちゃったわ」
提督「うーん、新兵の初任給でも11円か」
熊野「わたくし、もう一度チャンスをいただきたいですわ」
電「でも期日までに払えないと司令官のお尻が大変なのです」
響「大丈夫。失うものはもう司令官のお尻だけだよ」
雷「そうそう。私がいるじゃない!」
熊野「承りましてよ」
熊野「重巡熊野、推参いたします!」
提督「らめぇぇぇぇぇぇぇええええええ!」
雷「とりあえず天井・底値の株をリストアップしたわ!」
熊野「ではわたくしはこの株を・・・」
愛宕乳業 82円
島風被服 61円
大鳳ガス 92円
→龍鳳硫曹 10円
19製粉 44円
提督「暁が噛みそうな社名だな」
雷「それ、この間不祥事があったところじゃない!」
熊野「だからこそ安くたくさん買えますのよ」
熊野「加えて、軍に火薬や染料を納入していますわ」
電「でも、原料の輸入は未だ止まっているのです」
雷「おかげで製造増産が追い付かないのよ?」
熊野「えぇ。軍が制海権さえ取れば値上がりも期待できるのですが」
響「軍の訓練はとても厳しいものだった」
響「あの精鋭が本当に深海棲艦に負けるとは思えないな」
提督「確かに新聞を見る限り、連勝はしてるようだが」
熊野「決めましてよ。買って買って買いまくりますわ!」
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・。
暁「やっと終戦ね」
響「軍としては辛勝といったところかな」
提督「株価はどうなんだ?」
雷「じわじわと上がってるわっ!」
電「でも200円には程遠いのです」
提督「この株、どうするんだ?」
熊野「もちろん・・・」
「今のうちに売りますわ」
→ 「まだ持ち続けますわ」
雷「そうよ!一発逆転の日は近いわっ」
提督「(一発逆転とか言ってる家主ってなんかやだな)」
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。
響「ついにお尻の期日だね」
電「司令官さんのことは忘れないのです」
提督「そういうのやめよう?な?な?」
雷「あっー!くまのん見て!」
熊野「あっー!龍鳳硫曹が214円になってますわ!」
電「はわわ、大儲けなのです」
響「戦後インフレ・・・本当にきたんだね」
熊野「まだですわ」
雷「へっ?」
熊野「まだ相場は天井じゃありませんわ」
熊野「儲けを元手に、買って買って買いまくりですわ!」
提督「熊野の予想は当たり、市場は相場700円の狂乱相場となった。
神戸生まれってすごい。
改めてそう思った。
二人は『熊野・雷証券』を設立し、今やその会社を知らない者はいない。
俺はといえば、雷の『司令官、私がいるじゃない!』の一声でケッコン(仮)した。
雷に養われる生活も意外と悪くない」
雷「そうそう。もーっと私に頼っていいのよ!」
【ヒモEND】
提督「さて、誰から攻略しようか」
→電
また明日プレイします
暁も雷もろくな終わりじゃないなww
乙
ヒモENDでクリアなのかよww
ゲームスタート
はじめから
→つづきから
電「ちょっと井戸水を汲んでくるのです」
熊野「わたくしもご一緒しますわ」
提督「なんだ、それくらい俺に任せてくれていいぞ」
熊野「レディに重いものを持たせるなんてありえませんわ」
熊野「早く持ってくださいませんこと」
提督「はあ?電に言ったに決まってるだろ」
電「大丈夫なのです」
電「熊野さんといられるなら、これ位平気なのです」
提督「無理はするなよ」スタスタ
熊野「ちょっと!わたくしの水は!?」
電「今夜はカレーを作るのです」
熊野「わたくしもお手伝いいたしますわ」
提督「電、カレーくらいなら俺も力になるぞ」
電「ありがとう、なのです」
電「でも今日は熊野さんと作りたいのです」
熊野「そうですわ。台所は男子禁制」
熊野「提督はあっちへ行ってらして」
熊野「電、一緒にお風呂に入りませんこと?」
電「なのです!」
熊野「わたくしが直々に洗って差し上げますわ」
電「はわわ!?そこは恥ずかしいのです」
キャッキャウフフ
提督「・・・・・・」
提督「ずいぶん電と仲がいいんだな」
熊野「わたくし、一目見た時から電のことをお慕いしていましたわ」
熊野「そして、マリアナ海溝より深い絆で結ばれましたの」
提督「は?」
熊野「電は心も体もわたくしのものですわ」
提督「まてまてまて!」
提督「俺はショートケーキの苺は最後に取っとくタイプなんだ」
提督「だから電を残しておいたんだぞ」
提督「この狼藉、断じて許すわけには・・・」
熊野「あら電、タイが曲がっていてよ」クイッ
電「はわわ、ありがとう・・・なのです」
熊野「それと、わたくしのことはお姉さまとお呼びなさい」
電「あの・・・、あ、あのっ!・・・熊野お姉さま///」
提督「あら^~ 」
【百合END】
提督「ここでの生活にもだいぶ慣れてきたな」
熊野「田舎暮らしも悪くありませんわね」
提督「でもそろそろ潮時だな」
熊野「提督?」
提督「帰ろう。俺達の鎮守府に」
熊野「さっきから、潮時とか鎮守府とかなんのことですの?」
提督「あーあ。今の、鈴谷が聞いたらなんて言うかなぁ」
熊野「この島に、鈴谷・・・さんという方はいませんわ」
提督「熊野、冗談はそのへんに・・・」
提督「まさか鈴谷のことを覚えてないのか?」
提督「鈴谷といえばやっぱり・・・」
提督「・・・・・・!?」
提督「(なんだ?頭にもやがかかってるみたいだ)」
提督「(名前以外、何も思い出せない!!)」
提督「(そもそも、俺はいつからここにいるんだ?)」
提督「チッ・・・長居が過ぎたようだな」
提督「すぐ荷物をまとめろ!」
暁「ちょっと司令官?」
雷「こんな時間にどこへ行くのよ」
提督「島を出るんだ」
提督「今まで世話になったな」
電「・・・い・・・です」
熊野「なんですの?」
電「帰さないのです」ニタァ
雷「そうよ。私がいるじゃない」ニヤニヤ
暁「くまのんも、こっちへ来なさいよね」ガシッ
熊野「きゃぁっ!な、何をするんですの!?」
提督「走れ、熊野!」グイッ
提督「さて、誰から攻略しようか」
→ 熊野
読んでくれた人スパシーバ
明後日プレイします
暁型は地雷
おぼえた
ゲームスタート
はじめから
→つづきから
熊野「ここは確か」
提督「俺達が響と会った場所だ」
提督「ここなら帰り方も分かると思ったんだが」
響「島の客人はみなせっかちだね」
熊野「きゃぁっ!」
響「今までだってそうだ」
提督「俺達以外に人がいたというのか?」
響「ときどきこの辺に現れるんだ」
響「そして山に登ったが最後、二度と姿を見せない」
響「ただそんな日には、決まって山が震えるんだ」
熊野「山には何がありますの?」
響「分からない」
提督「じゃあ禁足地というのは」
響「暁たちを近づけないためさ」
提督「俺は山に登る」
熊野「正気ですの?」
提督「響達のためにも、解き明かしたいんだ」
提督「この島の秘密をな」
響「私の話を信じるのかい?」
提督「響のことは・・・」
→「信頼してるよ」
「信頼できない」
提督「じゃあな、響」
響「山のふもとに港がある」
熊野「!」
響「朝日が昇るまでに来てほしいんだ」
提督「約束する」
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。
熊野「ずいぶん変わった地形ですのね」
提督「ところどころ地面がえぐれてるな」
熊野「それにこの辺りだけ木々が根こそぎ折れてますわ」
提督「本当に鬼の仕業なのかもな」
熊野「やめてくださる?・・・あっ」
提督「だから足元には気をつけろって・・・!?」
提督「地面から何か突き出てるな」
熊野「金属のプレート、ですの?」
提督「見ろ」
提督「あそこにも、向こうにも生えてる」
熊野「この形、見覚えがありますわ」
提督「俺も工廠で似たようなのを見たな」
提督・熊野「・・・・・・」
熊野「提督、この島はもう・・・」
提督「・・・響のもとへ急ごう」
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。
響「不発弾だって?」
提督「深海棲艦のものだろう」
響「山の震え・・・帰らぬ客人・・・見事だね司令官」
熊野「響も早く船に乗ってくださいまし!」
響「私はここに残るよ」
提督「バカ言え!」
熊野「残りが爆発すれば島が土砂に覆われますのよ!」
響「バカなのは承知さ」
響「でもここは私達が長年過ごしてきた、大切な島なんだ」
響「だから最後の時まで姉妹一緒に過ごしたい」
響「ダスビダーニャ、司令官」
熊野「こんなのってあんまりですわ」グスッ
提督「響の決めたことだ」
熊野「ちょっと!そんな言い方!」
提督「・・・・・・」
熊野「提督?泣いてますの?」
提督「いや、潮風が目に染みただけだ」
熊野「鈴谷に笑われますわよ」ギュッ
提督「熊野、思い出したのか」
提督「帰ろう。俺達の鎮守府に」ダキッ
【TRUE END】
熊野「帰ってきましたの?」
提督「そのようだな」
鈴谷「ちーっす!」
鈴谷「提督―、鈴谷と昼ごはんってあれ?」
鈴谷「二人とも抱き合ってナニしてるの?」
熊野「なっ///わたくし部屋に戻りますわ!」
提督「鈴谷、お前というやつは・・・」
鈴谷「ん?提督、PCゲームなんてするんだ」
提督「おい、それに触っちゃ・・・」
鈴谷「えいっ」
カチッ
カチッ カチッ
鈴谷「提督―、このディスク壊れてるよー」
提督「はぁ・・・もう言い返す気力も出ない」
鈴谷「ん?」
鈴谷「変これエクスタシー(R-18)?提督やらしー」
提督「ああああああああ!?それ、マジでダメなやつだから!」
鈴谷「もうPCに入れちゃったもんねー」
鈴谷「えいっ!」カチッ
艦
鈴熊とヌメヌメしたい
HTMLスレで愛宕乳業の株買ってきます
おつおつ
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