マルメターノおじさん「ついに自分の店を持った。」 (50)

前のスレでご指摘があってので酉を変えました。

元◆jlErj7euUsです。

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マルメターノ「元々俺はドイツの屋台でソーセージを売っていた。」

マルメターノ「ある日、日本のアイドルと出会い、日本に興味がわいたんだ。」

マルメターノ「そこからは早かった。すぐ日本に来た。」

マルメターノ「縁日の屋台などでソーセージを売りつつ、ついに自分の店を持てた。」

マルメターノ「ここからまた頑張っていく。」

マルメターノ「残していこうか、俺の足跡!」


真尋「今日のレッスン疲れたも疲れたな~!おなか減った!」

マルメターノ「お、あれはドイツで見かけたお嬢ちゃんじゃないか!まさか再開できるなんて!」

真尋「あれ?!ドイツのソーセージ売りのおじさんじゃん!三回目だね!」

マルメターノ「これも何かの運命さ。せっかくだし一本食べていかない?」

真尋「ちょうどおなか減ってたんだよね!いただきますっ!」


おじさんから差し出されたそれはとても魅力的だった。

思えば私はこの店に引き寄せられたのかもしれない。それは多分この店から漂う香ばしい匂いのせいだ。

カブトムシが樹液の出る木に引き寄せられるのと多分同じことだろう。

ソーセージを丸めて串に刺しただけ。言ってしまえばそれだけだ。ただそれだけ。

しかし、私は食べたいという意思を抑えられない。

その抗えない魅力はもはや魔力といってもいいかもしれない。

ソーセージから出る湯気、それはダイヤモンドダストより美しい。

脂で光るソーセージ、それはどんな宝石より美しい。


私はおそるおそるソーセージを手に取る。

顔を近づけるとさらに匂いが濃くなる。よだれが止まらない。

私は恥も外聞もなく大きな口をあける。

女の子として、ましてやアイドルとしてダメな行動かもしれない。

しかし、どうやっても逆らえない。私の脳がただソーセージを食べろと命令してくる。

ガブリ

私は大きな口をあけてそれにかぶりついた。

パリパリの皮が破れる。

同時に肉汁が溢れてくる。

熱い。私はそう感じた。しかしそれ以上に旨いと感じた。

二口、三口。止まらない。

私はそのまま全部食べてしまった


真尋「う~ん…やっぱりおじさんのソーセージは最高だね!」

マルメターノ「そうだろ?」

真尋「ごちそうさまでした!」

マルメターノ「また来いよ。」

真尋「うん!絶対にくるよ!」


晶葉「ここが新しく出来たソーセージ屋か。」

頼子「今事務所の皆さんの間で話題になってますね…。」

晶葉「うむ、確かにいい匂いだ。おなかがすくな。」

マルメターノ「おお、新しいお客さんだね。」

頼子「すいません…。2つください。」

マルメターノ「ちょっとまっててな。…はいよ。」

晶葉「ありがとう。それじゃ、いただきます。」

頼子「いただきます…。」

晶葉「あ、あつ!熱い!」

頼子「大丈夫…?晶葉ちゃん猫舌だったよね…?」

晶葉「へ、平気だ。うむ、旨いな!」

頼子「ソーセージもおいしいね…。」


晶葉「ということわけで今回はソーセージロボを開発したぞ!」

頼子「いつもすごいね…。」

晶葉「今回も我ながら完璧の出来だ!しかも前回の反省を踏まえて頼子を呼んだ。みんなで食べるから美味しいのだろう?」

頼子「晶葉ちゃん…。そうだね。一緒に食べよう…。」

晶葉「それじゃさっそく、いただきます。」

頼子「いただきます…。」

晶葉「ふむ、美味しいのだが何か足りないな。なんだろうか?」

頼子「次は最高の調味料はあっても…、隠し味がないのでは…?」


晶葉「なんだ?その隠し味は?」

頼子「料理の隠し味といえば愛情だよ…。」

晶葉「愛情?おじさんのか?」

頼子「おじさんが美味しいの食べさせようとたくさん愛情を込めてくれたんだよ…。」

晶葉「ふむ、流石にそこまでは再現できなかったな。いや、いつの日か必ず再現してみせる!」

頼子「頑張ってね…。」

晶葉「資料集めのために今日も店に行くぞ!」

頼子「はまるほど美味しかったのね…。」

俺も食べたい


物足りない。全く持って物足りないのよ。

渇きとでも表現するべきなのだろうか。

ここのところ私を満足させられるだけの豚の料理に出会っていない。

誰でもいい新しいレシピを、私に豚の料理法を教えなさい。

そんなことを考えていたとき私の耳にある情報が入ったわ。

新しく出来た店のソーセージがおいしいらしい。


時子「法子、ちょっと付き合いなさい。」

法子「なに?時子さん。」

時子「ちょっと丸いものを食べに行くわよ。」

法子「え?!丸いもの?!それってもしかして…。」

時子「ついてからのお楽しみよ。」

法子「うんうん!ついに時子さんからあたしを誘ってくれるなんて!」


くくくっ。法子の絶望する顔が楽しみだわ。

真尋編の描写が本気すぎるぞワロタ


法子「あれ?ここドーナツ屋さんじゃないよ?でもここって…。」

時子「そうよ。ソーセージ屋さんよ。丸いものとだけいったけど誰もドーナツとは言ってないわ。」

法子「ありがとう時子さん!!」

時子「え?」

法子「前々から行きたいって言ってたけどなかなか一人では行きづらいって言ってた店だよね!」


確かにそんなこともいってたような…。


時子「と、とにかく食べるわよ。」

法子「うん!」

マルメターノ「おいしいソーセージできてるよ。」


あそこのソーセージはおいしかったわ。

しかし不満なことが二つあった。

一つは法子の絶望した顔が見られずそれどころか今まで以上に懐かれてしまった。

もう一つはあの店員、料理についてたずねても「大切なのは愛さ。」なんて言ってくる。

豚を愛すなんて無理よ。

まあ、少しだけ試してみたものを毒味役として今度法子に食べさせてみるわ。



美波「ここが新しく出来たソーセージ屋さんね。」

アーニャ「Хорошо、ここがみんなが言っていた店ですね。」

蘭子「うむ、離れていても抗いがたい魔力を感じるぞ。(ここからでもいい匂いがします。)」

マルメターノ「こんにちは。」

美波「確か、ドイツの方でしたよね?」

マルメターノ「そうだよ。」

美波「日本語上手ですね。」

マルメターノ「いっぱい勉強したからね。ドイツ語と日本語だけじゃなくて他の言語もわかるよ。」



アーニャ「なるほど。Пожалуйста, дайте мне колбасу。」

マルメターノ「Конечно,」

美波「本当にわかるんですね。」

蘭子「我が呪文の本質、そなたに汲み取れるか?(私の言葉の意味わかりますか。)」

美波「蘭子ちゃん…それは流石に…。」

マルメターノ「ふっ、我には造作もないことよ。(簡単に出来るよ。)」

蘭子「おお。」キラキラ

美波「出来るんですか?」

伊達にソーセージ焼いてないな



マルメターノ「日本にいたら自然に出来るようになったよ。」

美波「普通出来ませんよ?」

蘭子「その形は輪廻を表す。魔力を放つものをもらおう。(ぐるぐるソーセージください。)」

マルメターノ「そなたがそれを望むなら私は喜んで与えよう。地獄の烈火に焼かれるなかれ。(はいどうぞ。熱いから気をつけてね。)」

美波「なんかすごいですね…。」

マルメターノ「Sicher」

愛海が捏ね、菜帆が詰めしソーセージ

焼いて食べてるのはかな子


私の悩みは目つきが悪いこと。そのせいで怖がられたりもする。

別に怒っているわけでもないし、不機嫌なわけでもない。

こんな私がアイドルなんておかしいよね?

一応、笑顔の練習もしてみてるけどよくわからない。

そんなときだった。私があのおじさんと出会ったのは。

おじさんの笑顔はいつも輝いていた。




マルメターノ「そこのお嬢さん、そんな顔していると幸せが逃げていくよ。」


不意に話しかけたれた。

その発言に眉をひそめた。


裕美「そんな怖い顔してた?別に怒ってないよ。」

マルメターノ「違うよ。なんか悩みがありそうな顔してるからさ。」

裕美「え?わかるの?」

マルメターノ「もちろんだよ。毎日ソーセージ食べてるからね。」

裕美「それはあんまり関係ないと思うけど…。」


何でそんな気持ちになったのかはわからない。

多分そこがおじさんのすごいところなんだろうけど。

私は思い切っておじさんに悩みを打ち明けることにした。


裕美「おじさん、私さ目つきが悪くて人に怖がられちゃうの。どうすれば笑顔になれるの?」

マルメターノ「そんなのは簡単だよ。これを食べてごらん。」

裕美「ソーセージ?なんで?」

マルメターノ「食べてみればわかるよ。」

裕美「わかった。うん!おいしい!」

マルメターノ「ほら、おいしいものを食べたら自然に笑顔になるだろ?笑顔ってのは楽しかったりおいしかったりしたら自然に出てくるものさ。」

裕美「そうだね。ありがとおじさん!」

マルメターノ「その調子さ。君の笑顔は武器になるよ。」

裕美「えへへ、また来るね。」

マルメターノ「いつでも食べにきてね。」


おじさんから教わったこと。

楽しむこと。

私、心からアイドルを楽しむんだ。

今までの自身のなかった自分にサヨナラ。

これからはおじさんの言葉とあのときのソーセージの味を胸に頑張っていくよ!


悠貴「ここが最近話題のソーセージ屋ですねっ!」

泰葉「みんなおいしいって言ってたから楽しみだね。」

悠貴「泰葉さんは買い食いとかよくするんですか?私はまだ中1だからあんまりしたことがなくて…、憧れますっ!」

泰葉(なんかすごい目がきらきらしてる。私もずっと子役やってたからあまり知らないよ。)

泰葉「ま、まあ高校生になればよくするかな?当たり前かな?」

悠貴「すごいですっ!何かお勧めの店とかありますか?」

泰葉(わからないよ。どうしよう。聞いたことある店名を挙げよう。)

泰葉「す、スナバコーヒーとか?」

悠貴「へ、へー。すごいですね…。」

泰葉(絶対に引かれた…。)

泰葉「それよりソーセージ食べようか。」

悠貴「そうですねっ。」



マルメターノ「いらっしゃい。」

泰葉「ソーセージ二つください。」

悠貴「そういえばこのソーセージの正式名称なんていうんですかね?」

泰葉(きた!先輩としての威厳を取り戻すチャンス!)

泰葉「えっとですね。」

マルメターノ「ブラートヴルストシュネッケン。」コソッ

泰葉「ブラートヴルストシュネッケンです!」

悠貴「そうなんですかっ!泰葉さんはやっぱり物知りですねっ!」

泰葉「も、もちろんです!」

泰葉「ありがとうございます。」コソッ

マルメターノ「どういたしまして。」グッ

パイセンかわえぇ

スレタイに何一つとしてモバます要素無いけどモバますssと察知してきますた

ノーマネーでフィニッシュです



楓「ふふ…、こんにちは。」

マルメターノ「お姉さんずいぶん酔っ払ってるね。平気かい?」

楓「もちろんですよ。」

マルメターノ「まだ昼だよ。」

楓「今日はもう仕事がないし大丈夫ですよ。」

マルメターノ「俺もビールが飲みたいよ。」

楓「いいですね。やっぱりドイツなのでビールにこだわりもありますか?」

マルメターノ「やっぱりベックスだな。」

楓「今度ビール仲間連れてきます。」

マルメターノ「楽しみにしてるよ。」



「おっちゃん、ソーセージ二つちょうだい!」

マルメターノ「はいよ。ソーセージ二つ。」

「ありがとー!真美、あっちで食べよ!」

マルメターノ「いやー元気のいい双子だったな。」

楓「ソーセージを食べる双生児。…ふふ。」

マルメターノ「絶好調だね。お姉さんも食べるでしょ。はい。」

楓「あれ?ソーセージ見てると目がまわ…」

マルメターノ「お姉さん大丈夫かい?」

楓「やっぱりお酒のみ過ぎたみたいです。情けないな、酒ない。…ふふ。」

マルメターノ「それが言いたかっただけかい?」

楓「また来ます。」

マルメターノ「まってるよ。」



翌日

楓「ということでビール仲間を連れてきました。」

友紀「こんばんはー!」

マルメターノ「うん。」

早苗「こんばんは!」

マルメターノ「うーん。」

若葉「こんばんは~。」

マルメターノ「うん?」

楓「どうしました?」


マルメターノ「いや、成人してるよね。」

友紀「もちろん!これ身分証明書。」

マルメターノ「成人してるよね?」

早苗「もちろん!これ身分証明書よ。」

マルメターノ「成人?」

若葉「もちろんです!これ免許証です。」

マルメターノ「面白い子達だね。」

楓「そうですよね。」

友紀「ソーセージにビール!最高の組み合わせだね。あとはキャッツの試合見ながらだともっといいね!」

早苗「向こうの公園で飲みましょう!」

マルメターノ「今日は店じまいして飲むぞ!」

4人「「「「おおー!」」」」

>>32
見事なまでのチーム逆サバwwwwww



モバP「この惨状は…。」

早苗「P君もこっちきて飲みなさい!」

友紀「一番ゆっき、気持ちいいよね一等賞!歌います!」

若葉「わ~い。」

真奈美「事務所の近くの公園で暴れているとの話を聞いて私が来たときにはもう遅かった。」

モバP「とりあえずどうにかして回収しましょう。」

楓「二番楓、メルヘンデビュー!歌います。」

マルメターノ「ミミミン!ミミミン!ウーサミン!」

真奈美「この酔っ払いたちをどうにかするのは骨が折れそうだ…。」

モバP「頑張りましょう…。」



志保「あ~疲れたぁ…いつきセンセイのトレーニング今日も厳しかったですね。」

いつき「体力つけてスタイル維持もするなら当然のメニューです♪」

志保「あっまた良さそうなお店♪ねぇ今度こそ自分へのゴホウビで食べましょうよ。」

いつき「も~だからせっかく消費したカロリー補充してどうすんのさ~。」

志保「自分はケバブ食べてたくせに…。」

いつき「あ、あれはエネルギーになりましたからいいんです。今日は食べないよ。」

マルメターノ「は~い、いつき。今日は食べないのかい?」

志保「…。」



志保「あれ?いつきセンセイ?ここにはよく来るんですか?」

いつき「えっと…。」

マルメターノ「最近は毎日のように来るよ。」

いつき「おっちゃん?」

志保「自分へのゴホウビはダメなんじゃないですか?」

マルメターノ「ははは。いつも自分へのゴホウビにって買っていくよ。」



いつき「おっちゃん?!」

志保「ちょうどいい匂いですし、一緒にソーセージ食べましょう♪自分へのゴホウビに。」

マルメターノ「いくつだい?」

志保「いくつって二人なので二つじゃないんですか?」

マルメターノ「いやいや、いつきちゃんはいつも二つ。多い日には三つ食べるよ。」

いつき「おっちゃん!余計なこといわないで!」

マルメターノ「あれ?言っちゃだめなことだったかい?いつきちゃんの食べっぷりは見てるこっちも気持ちいいから。」

志保「そうそう。恥ずべきことじゃないですよ。実際においしそうですし、トレーニングのあとには最高においしく感じるはずです。」



いつき「うん…。おっちゃん三つちょうだい。志保が一つで私が二つ。」

マルメターノ「よしきた。はい、ソーセージ三つ。」

志保「うん。おいしいです。はまる気持ちもわかります♪」

マルメターノ「いつきちゃんもどうぞ。」

いつき「うん。おいしい。私が悪いんじゃない、おいしいソーセージが悪いんだ。」

マルメターノ「ははは。やっぱりいつきちゃんの食べっぷりは豪快で気持ちがいい。」

いつき「おっちゃん!!」



最近アイドルに人気があるソーセージ屋がある。

本場ドイツからやってきたという男の人がやっている。

なんでも凄くおいしいらしい。

何ヶ国語も話せるとか、悩みを解決してくれるとか、はたまた先輩としての威厳を守ってくれるだとかよくわからない話もあるけど。

もし悩みを解決できるなら俺の悩みも解決してほしいもんだ。

でもおいしいというのは本当らしいので寄ってみるか。



モバP「こんにちは。この前はうちのアイドルが失礼しました。」

マルメターノ「いやいや、こちらこそごめんよ。ふむふむ、お兄さんも悩みがあるような顔しているね。」

モバP「わかるんですか?」

マルメターノ「ここにいたるまで色々な修羅場をくぐってきたからね。」


おじさんが遠い目になる。深く踏み込むのはやめておこう。

にしても本当に顔を見ただけで悩みの有無がわかるものなのか?

適当に言っているだけじゃないか?

内心を見透かされたような気がして、恐怖と焦りからそれを否定したくなる。


モバP「どうしてわかるんですか?」

マルメターノ「悩みがない人ってのはもっと笑顔が明るいんだよ。それこそおいしいものを食べたような顔。俺はそれをたくさんみているからね。わかるさ、悩みの有無ぐらい。」

モバP「す、すごいですね。」

マルメターノ「まあね。おいしいものはいい。人を豊かにする。食べるって字は人を良くするんだ!っておたくの小さいヒーローが言ってたよ、」

モバP「光のことですか。」

マルメターノ「あの子は屈託のない明るい笑顔だった。悩みもなく健やかに育っているのだろう。」

モバP「うちのアイドルはみんないい子ですから。」

マルメターノ「そうだよ。その顔だよ。少しいい顔になってきたじゃないか。もっとよくするにはこれを食べな。」



そういっておじさんは俺にソーセージを差し出してきた。

なるほど、アイドルのうちにはまるやつが出るのも納得できる。確かにおいしそうだ。


モバP「ありがとうございます。いただきます。」

マルメターノ「どうだい?うちの自慢のソーセージは。」

モバP「うん!おいしいです!」

マルメターノ「ありがとよ。それで悩みってのはなんだい?」


本当にこの人に話していいのだろうか?

一瞬考える。でも平気だ。この人の笑顔は綺麗だ。

もし男性アイドルをプロデュースするならスカウトしてもいいぐらいだ。

ウチのアイドルに負けないほどティンとくる人だ。


モバP「不安なんです。最近うちの事務所も大きくなり俺が営業をかけなくても仕事が入るようになりました。」

マルメターノ「いいことじゃないか。」

モバP「それに大人組のアイドルが小さい子たちの面倒も見てくれます。」

マルメターノ「ますますいいことじゃないか。」

モバP「いや、本当に俺はあの事務所にいていいんでしょうか?最近自分の仕事がどんどん減ってきて…。」

マルメターノ「それだけか?」

モバP「はい?」

マルメターノ「そんなくだらないことで悩んでいたのか?」

モバP「くだらないって…。」



マルメターノ「おたくのアイドルがね。みんな楽しそうに話してくれるんです。うちのプロデューサーはこんなにすごいんですって。」

モバP「え?」

マルメターノ「それで俺は聞くんだ。みんなプロデューサーが大好きなんだなって。そうすると素直に返してくれる子。赤面しながら肯定する子。慌てて否定する子もいたがあれは愛情の裏返しだろう。」

モバP「嫌われてないんですか?」

マルメターノ「嫌うはずはないだろう。」

モバP「俺はあの事務所にいていいんですか?」

マルメターノ「もちろんだ。お兄さんがいないとあの事務所は回らないだろう。」

モバP「ありがとうございます。」

マルメターノ「それにみんな最近悩みを抱えてるんだ。最近うちのプロデューサーが元気ないって。」

モバP「みんな…。」

マルメターノ「だからお兄さんが出来ることは一つ。それを食って笑顔で事務所に出向く。」

モバP「はい!」

やっぱりこの人はすごいひとだ。俺のティンときた感性は間違ってなかったな。

みんな、ありがとう。俺これからも頑張るよ。胸の中で一人ひとりの顔を浮かべながら宣言する。

そしてありがとうございます。ソーセージ屋のおじさん。


モバP「また来ていいですか?」

マルメターノ「もちろんだ。次は笑顔でこの店に出向いてくれよ。」

モバP「はい!」

マルメターノ「そうだ。その顔だ。」



マルメターノ「最近俺のソーセージ屋は盛況している。」

マルメターノ「しかも、アイドルにだ。」

マルメターノ「やっぱりこの国は面白いな。」

マルメターノ「ソーセージ屋、今日も明るく開店中です。ぜひ食べに来てください。」

以上で終わりです。

マルメターノおじさんの再登場を望みます。


この発想は無かったけど良かった

目からソーセージマルメターノ

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