かつてティガレックスを狩ろうとハンター達がひしめき合い、「雪山ブーム」にわいたポッケ村
ティガレックスの脅威が去った現在、新たな危機に瀕している
ブームが去ったことによるハンターの減少である
過疎化の進む村の現状を取材した
2gが一番好きだったなあ
こういう裏話的なの好きよ
ブームの終わりと共にハンターの数も減少し、今では最盛期の三分の一にまで減っている
だが村では小型モンスターによる作物や家畜の被害、大型モンスターの脅威は未だ続いており、まだハンターを必要としている
村に残った数少ないハンターでなんとかクエストをやりくりしているが、それも限界に近い
ジャギイ「俺の名をいってみろぉ!」
ハンター「知らないッス」
ジャギイ「きええぇぇえ!」バッ
バグ猫「にゃー」ザクッ
ジャギイ「うぅ…いたいよ…」
村に残っているハンターに話を聞いた
「結構ギリギリですね。みんなでなんとかクエストをこなしてる状態です」
それでも、とハンターは笑顔で続ける
「僕がハンターを始めて最初の拠点なんです。出来る限り守っていきたいです」
がんば
NHKスペシャルや民放の報道番組でありそう
インタビューに応じてくれたハンターの1日に密着した
午前中は農場で畑仕事をしたり、武器と防具の整備に時間を費やしていた
ハンターが畑仕事をすることを意外に思われるかもしれないが、ハンターの話によると狩りに必要なアイテムの材料となる作物を育てているそうだ
狩りで忙しいときはアイルーに任せることもあるという
午後になると集会所に向かった
どのクエストを受けるが物色しつつ、他のハンター達との情報交換も欠かさない
数少ないハンター仲間だからなのか彼らの結束は固い
誰かに負担が集中しないようお互いに助け合いクエストをこなしているそうだ
やがて取材中のハンターが受けるクエストを決めたそのときだった
突如緊急クエストが発令された
凶暴な大型モンスターが村の近くに出現したのだ
ハンター達の間に緊張が走り一気に慌ただしくなる
「俺がクエストを受ける!あと三人誰かいけるか!?」
「私も行くわ!…悪いんだけどさっき受注したクエスト――」
「こっちは僕一人でも大丈夫ッスよ姐さん。行って下さい」
「チッ、しゃあねぇな」
「相手がアレならあのアイテムの準備を―」
すぐに準備を整えた彼らはクエスト出発した
取材中のハンターも参加することになったので我々も同行を申し出たのだが、あまりに危険とのことだったので村の出口で見送るに留めた
パーティの中には徹夜明けのハンターもいた
つらくはないのかという我々の問いかけに対し彼は
「クソ眠みぃけどよぉ、村がヤバいならやるしかねぇだろ」
と答え振り返ることなく出発していった
――村の為にモンスターに立ち向かう
これこそハンターのあるべき姿ではないだろうか?
彼らの背中に本物の『狩人』を見た気がした
ええはなしや
数時間後ハンター達は多少傷はあるものの、大型モンスターを討伐し村に戻ってきた
だが疲労の色は濃く皆言葉少なに帰路についた
村はなぜここまで廃れてしまったのか
一番の原因は新たなブームの台頭である
そしてまた別の村で新たなブームが起こり村が廃れてしまうということが繰り返されている
我々は他にも廃れてしまった村を取材することにした
まずはユクモ村
温泉が有名で四季折々の景色も美しい観光地である
かつてはこの村はジンオウガの脅威にさらされ観光客が激減し、村の存続すら危うくなってしまった
だが温泉やジンオウガ目当てに集まったハンターが押し寄せ温泉ブームが巻き起こった
脅威が去った今ではハンターは減ってしまい村は頭を悩ませている
観光客も戻りつつあり、ハンターの確保が大きな課題となっている
フロンティアもいいけどやっぱり手軽にできるポータブルの方が好きだな
やってると学生のころ思い出す
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