P「ただいまー」 ちぃ「おかえりなさーい!」 (46)

P「うぉぉぉ…!今日もプロデュース業乗り切ったぞ……!」グッ

P(…俺が765プロに入社し、数年が経った。入りたてのあの頃は、まだ新人アイドルだった彼女達だが、今では皆トップアイドルの仲間入りを果たした)

P(今では本業のアイドル活動の他、バラエティやお芝居、女優など様々な分野で自分の道を進みつつある…)

P「ほんと、みんなよく成長してくれたもんだよなぁ」シミジミ

P「ま、スケジュールも自分達で管理できるようになったから、俺も昔よりは仕事が楽になったけど」

P(しかし、亜美と真美のイタズラのレベルが年々上がってるのは辛い。なんで事務所のドア開けた瞬間、ピタゴラスイッチが始まるんだよ…)


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昔、同じような設定で書いていました。今回もその延長です。

P「ま、そんな疲れも自宅で癒せばいいだけよ」ハッハッハ


ガチャ


P「ただいまー」


タタタ…


「あら、おかえりなさい。今日は早かったのね」

P(そう……流石の俺も、この数年間を仕事のみに費やしたわけではない!)

P(障害を乗り越え、何とかこの俺も結婚に辿り着くことができた…!)

千早「お疲れさま。晩ご飯出来てるわよ?」

P「千早ぁぁぁぁぁぁ!!」ダキッ

千早「きゃあ!?な、なに…?」

P「今日も一日疲れたからな、甘えさせてくれ。千早分を補給させてくれ」キリッ

千早「もう、変なコト言ってないで…。早く着替えて頂戴」

P「ちぇっ。へーい」

千早「あ、コートは私が」

P「お。優しいね、ちーちゃん」スッ

千早「ち……// い、いいから早く着替えて下さい!」プイ

P「ははは、敬語に戻ってるぞ。落ち着け落ち着け」

P「敬語とプロデューサー呼びは仕事だけ、って千早が決めたんだろ?」

千早「そ、そうじゃなくて… うぅ…//」

千早(昔、たまにそうやって呼ばれてたけど……でも、流石に今では恥ずかしい…//)

P(いくつになってもかわいいよ、ちーちゃん)

ちょびっツかと

P(現在、千早はアイドルと主婦を両立している)

P(最近は、仕事の関係で家事を千早に任せることが多くなってしまい、苦労をかけてしまっていると思う…)

P(だが、それ以上に楽しみがあるから、家事は全然負担ではないらしい)

P(その楽しみこそ……)


トテテテ


ちぃ「あー!おとうさん!おかえりなさーい!!」ギュッ

P「ちぃぃぃぃぃちゃぁぁん!!!!おとうさんお仕事から帰ってきたぞぉぉぉぉぉ!」ムギュウウ

ちぃ「きゃー♪」

P(…数年前の自分に言っても絶対信じないだろうな)

P(「お前はアイドルと結婚して、可愛い子供も生まれるぞ」なんて…)

P(当然、娘である ちぃの存在は765プロの皆に知られており、現在進行形でメッッッチャ溺愛されている)

P(だからといって、我儘なところもなく、小さいながらもしっかりした自慢の娘である!これも千早の育て方が良かったからだろう)フンス

P(最近では、961プロでも度々ちぃの話題で盛り上がっているそうだ、と社長から聞いた)

P(特に黒井社長がちぃにゾッコンらしく、メールでちぃの写真を送るよう、社長にせがんでいるらしい………意外だ)

P「ちぃは今日、何してたんだ?」

ちぃ「あのね、きょうはね…」

ちぃ「いっぱいあそんだよ!」

P「お、元気いっぱいだな!」

ちぃ「うん!」

千早「ちぃ、今日はお手伝いもしてくれたのよ」フフ

ちぃ「おかあさんといっしょに、おかいものにいったのー」

ちぃ「ちぃね、おにもついっぱいもったよ!」

P「そっか、えらいえらい」ナデナデ

ちぃ「えへへー//」

P「よし!そんな頑張り屋さんにはごほうびだ!」ゴソゴソ

ちぃ「なぁにー?」ワクワク

P「ほら、765プロウエハースだよ」スッ

ちぃ「!!」

ちぃ「やったぁ!ありがとう、おとうさん!」ピョンピョン

千早「ふふ、良かったわね。ちぃ」

ちぃ「きょうはいっぱいだね!」ニコッ

P「いっぱい?…まぁいいか、これからもお手伝い頑張るんだぞ」ナデナデ

ちぃ「はーい!」

ちぃ「…あけてもいーい?」ワクワク

P「もちろん。さ、誰のカードが出るかな?」

千早「だーめ。ご飯食べてからね」

ちぃ「えー」

P「いいじゃないか。ちぃも頑張ったんだろ?少しくらい…」

千早「それはそれ。可愛がるのと甘やかすのは違うのよ?」

千早「だいたい、最近あなたも社長との飲みばっかりじゃない…」ハァ

P「!? い、いや。そんなことは…はは…」

千早「おこづかいで全額出して、とは言わないけれど、交際費だって馬鹿にならないんだから。それに、この間だって…」クドクド

P「ハイ…ハイ…ごもっともです…」シュン

P(ちーちゃんママ、厳しい…)

ちぃ「?」

千早「ご飯できるまでもうちょっとかかるから、先にお風呂に入っててもらえる?」

P「あいよー。ちぃ、おとうさんと一緒にお風呂入ろうか」

ちぃ「はーい!」

千早「のぼせないようにね」


───────


カポーン


P「あ゙ぁ゙~、良いお湯じゃ……」

ちぃ「おとうさん、おじいちゃんみたいー」

P「今日も仕事で疲れたんじゃよ。ほっほっほ」

ちぃ「じゃあ、ちぃがせなかあらってあげる!!」

P「ははは、ありがとう。じゃあお願いしまーす」

ちぃ「はーい!」

ちぃ「…」ゴシゴシ

P「あー、そこそこ…」

ちぃ「ふぅ…ふぅ…」ゴシゴシ

P「……うん、きれいになった!ありがとうな、ちぃ」

ちぃ「どういたしまして!」ニコッ

P(かわいいぃぃぃ!!)


ザプーン


P・ちぃ「ふぃ~…」

P「ちぃー」

ちぃ「なぁにー?」

P「おとうさんとおかあさん、どっちが好きー?」

ちぃ「えっと…えっと…」

ちぃ「うーんとねぇ…」

ちぃ「うー……」モジモジ

ちぃ「……どっちもじゃだめ?」ウルッ

P「」キュン

P「いいに決まってるっしょ→!もー、かわいいなぁ!ちぃは!」ナデナデナデナデ

ちぃ「えへへー//」

ちぃ「あとねぇ、おにいちゃんもすきー」

P「お兄ちゃん?」

ちぃ「おじさんもすき!」ニコッ

P「え、おじさん?」

P(誰のことだ…?事務所はアイドルと音無さんだけだし、ちぃは社長知ってるし…)

P(ま、まさか!その辺の危ない人がちぃに接触を!?)

P(いやいや、ご近所にそんな人はいないはずだし……)

P(というか、休日に家の周りでカメラ待機してる音無さんの方が危ないしなぁ)

ちぃ「うー…。おふろでるー」ザバッ

P(いやいや……しかし……)モンモン












P「のぼせてしまった……」ポー

千早「だから言ったじゃない。また仕事のこと?家ではゆっくり休んで欲しいって私、前にも…」

P「ち、違うんだ!ちぃが…ちぃがご近所の危ない人にぃぃぃぃぃぃぃ!!」グスッ

千早「は…はぁ…?」

P「うぅ…お風呂でちぃがそう言ってて…」グスッ

P「どどどどうすればいいんだ……」ガクガク

千早「……お兄ちゃん…おじさん…」

千早「あっ」

P「?」

千早「それ、多分…天ヶ瀬さんと黒井社長のことだと思うけど……」

P「えっ」

千早「さっき、ちぃと買い物に行った時、お店で偶然会ったの」

千早「そうしたら、二人がちぃにお菓子を買ってあげる、って」

千早「私は遠慮したんだけど、『買わせてくれ!』って、逆に頼まれちゃって断れなかったのよ」

P「何やってんだあの二人は…」

千早「それで、天ヶ瀬さんと黒井社長がさっきのウエハースを一つずつ買ってくれたの」

P「あぁ、それでさっき『いっぱい』って言ってたのか」

千早「そう。黒井社長なんて店長さんまで呼んで、ダンボールで買いそうだったんだから……」

P「なるほどな。いやぁ、取り越し苦労だったみたいだな…」フゥ

ちょびっツかと思ったけど、前の続きですか!期待!

千早「もう…。ちぃのこと心配してくれるのは嬉しいけど、早とちりしちゃだめよ?」

P「いや、面目ない…//」

千早「まぁ、そんなところもあなたらしいけど。ふふっ」

千早(昔から、そういうところ変わらないんだから…)クス

P「黒井社長はともかく、冬馬もか…。絶対ちぃを嫁になんてやらねえからな、あの羅刹め…」ブツブツ

P「ところで、『いっぱい』と『ちっぱい』ってなんか語呂が良くない?」プッ

P「いっぱいちっぱい…!……今度、律子に歌ってもらえるか聞いてみようっと」

千早(本当、全然変わらないんだから……)ゴゴゴゴゴ

P「……痛いじゃないか。ほっぺたつねるなんて」ヒリヒリ

千早「知りませんっ」プイ

ちぃ「おかあさーん。ちぃ、おなかすいたー」グゥゥ

千早「そうね、準備できたから一緒に食べましょう」

P「落ち着いて聞いてくれ、千早。俺は別に千早のことをちっぱいと言ったわけでは…いやむしろ俺はちっぱいが好きで好きで…」

千早「!? な、何言ってるのよ!?//」

千早「それに私だってまだ少しは大きくなる見込みが……前みたいに…」ブツブツ

P(妊娠でちょっとだけ胸が大きくなったことが忘れられないちーちゃん可愛い)

ちぃ「?」

──────────
──────
────


P・ちぃ「ごちそうさまでしたー!」

千早「うふふ、お粗末様。いっぱい食べた?」

ちぃ「うん!おかあさんのごはん、おいしかった!」

P「本当、付き合い始めた頃よりも格段に上達してて驚いてるよ」ハハハ

千早「あの頃はまだ料理とかしたことなかったから…// 春香からたくさん教えてもらったの」

P「春香には感謝しかないなぁ。…お、そうだ。今日は春香たちの生放送の日じゃん」

ちぃ「はるかおねえちゃん!?おかあさん、てれびつけてー!」

千早「はいはい」クス

千早「何の番組?」

P「歌番組だよ。ほら、この前CD出しただろ?」

千早「確か、春香と我那覇さんと真だったかしら?」

P「そう。その収録曲の披露だよ。余計なこと言わないといいけど…」

千早「余計なこと、って?」

P「いや…今日、事務所で皆にちぃのこと根掘り葉掘り聞かれまくってさ…」

千早「いつも通りじゃない」

P「まぁ、そうなんだけど」

P(それがいつも通りってのも、どうかと思うが…)

P「それで、音無さんが急に『ちぃちゃんの可愛さを全国区にお披露目したいですよね!』とか言い出してな。皆も同調するし…」

千早「まさか…」

P「いや、流石にそれはないと思うけど…」

ちぃ「あー!おねえちゃんだー♪」キャッキャッ

P・千早「!!」



MC『それでは今回のゲストの天海春香さん、我那覇響さん、菊地真さんでーす!』

春香・響・真『こんばんはー!』

MC『久しぶりのCDリリースということですが…』

春香『そうなんですよー!もー張り切っちゃって』

響『春香は張り切り過ぎて、収録の前日、眠れなかったんだぞ!』

真『おかげで収録日に寝坊するし、ヒヤヒヤしたよ…』

春香『ま、間に合ったんだからいいじゃない!……もう。そこは内緒にして、って言ったじゃん…』ボソッ


\ハハハハハ!!!/

おっ、ちぃちゃんシリーズの最新作か
このシリーズ好きだから期待

千早「…心配し過ぎたみたいね」クス

P「そうだな」ハハハ

ちぃ「♪」ルンルン



MC『では、ここで視聴者からメールが届いているのでご紹介します!』

MC『ペンネーム、音無ピヨ子(18)さんから頂きました』



P・千早「えっ」



MC『「こんばんは!3人のCD聴きました!新曲からカバー曲まで、素敵な曲ばかりで鼻血が出そうです!」』

MC『「さて、収録された中の一曲、キミ*チャンネルは可愛いらしい恋の歌で、鼻血が出ました!」』

MC『「ここで質問です!皆さんは恋していますか?大切な人はいますか?是非、教えてください!もう鼻血が止まりません!!」』



P・千早「」ボーゼン

春香『大切な人ですか…』

響『そうだなー…』

真『いるかいないかで聞かれると…』

春香・響・真『います!』


\エエー!?/


MC『おおっと!大胆発言!大丈夫なんですか?』

春香『あっ、勘違いしないで下さいね?恋人とかじゃないんですけど…』ニヤニヤ

響『えっ、春香もか?』ニヤニヤ

真『いやぁ、偶然だなぁ!ボクも!』ニヤニヤ



P(笑みが隠しきれてないぞ!計画してるなら、せめてもうちょっと上手くやってくれ…)

春香『あっ、これがその大切な人の写真なんですけど…』ピッ

MC『では、ちょっと携帯をお借りして……』

MC『おや?この写真は…765プロの如月千早さんですよね?』

春香『そうなんですよー、千早ちゃんですっ!いくつになってもキレイですよねー!』



ちぃ「あー!おかあさんだー!」キャッキャッ

千早「!? いつ撮ったの!?」



春香『3日前の午後7時20分頃、事務所でこっそり撮りました!』

春香『あ。ちなみにその写真は、事務所で千早ちゃんが珍しくお昼寝してるところです!寝姿なんて激レアですよ!激レア!』フンス



千早「はるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?//」

P(あら、かわいい)





─────────

小鳥「へくちっ!うー、カメラの手入れも大変よねぇ」キュッキュッ

小鳥「でも、ちぃちゃんアルバムもまだ72冊目だし…。もっともっと写真に残しておかないと…!事務所のカメラ増設しようかしら」ハァハァ

MC『では、大切な人というのは如月千早さんですか?』

響『もちろん、千早は自分達にとって大切な仲間さー!』

真『もう少し写真をアップして見て下さい!』

MC『? えーっと、ズームすると…』

MC『おや?奥の方に小さい女の子が見えますね。顔ははっきり見えませんが…』

春香『見えた!?見えましたよね!?いやぁ、バレちゃいましたかー//』テヘッ

響『もう、春香はうっかりさんだなー//』アハハ

真『バレちゃったらしょうがないよね//』ヘヘッ

春香『私たちの…』

響『大切な人は…』

真『このコなんです!!』バーン



P「あぁ……っ」

千早「……うぅぅ//」

ちぃ「おとうさん!おかあさん!ちぃがてれびにでてるー!」キャッキャッ

春香『実はこの可愛い天使は、千早ちゃんの娘さんなんですよ!』フンス

MC『なんと!そういえば、如月さんはご結婚されてましたね』

響『そうそう!それで、こんな可愛い天使が生まれたんだ!』

真『名前を呼ぶと、一生懸命走ってきて、ギューって抱きついてくれるんですよ!』

真『もう可愛くて可愛くて天使で…!』グッ



千早「……っ//」プルプル

P「まぁまぁ、春香たちも悪気があるわけじゃないんだしさ」ハハ



MC『ははは、如月さんと旦那さんの良いところが、娘さんに詰まっているんですね』

春香『旦那さんの良いところ…?……あっ、はい…』

響『まぁ、ちょっとは…?』

真『無きにしも非ず、っていうか……』


\ハハハハハ!!!/


P「」

MC『将来が楽しみですね!…では、そろそろ歌の方をお願いします』

春香・響・真『はい!』

MC『それでは…天海春香さん、我那覇響さん、菊地真さんで「キミ*チャンネル」です!どうぞー!』



<ドキドキ ドウキ♪

ちぃ「ふわふわー♪」キャッキャッ

千早「………//」プルプル

P「ち、千早…。春香には俺が言っておくから…」

P(その前に…音無さんか)

千早「もぉぉぉぉぉぉっ!!私…明日、どんな顔して仕事場に行けばいいのよ……//」カァァ

P「ま、まぁ…ちぃも喜んでるし…な?大目に見てやってくれ」

ちぃ「ちぃもてれびにでたよ!えへへ//」

千早「……うぅ」

千早「…………もう…//」プイ

千早「はぁ、色々疲れちゃった…」

千早「…あら、もうこんな時間。そろそろ寝る時間よ?ちぃは歯磨きしてらっしゃい」

ちぃ「はーい!おとうさんもいこー?」チラ

P「」ニヤリ

P「そうだな、おとうさんも早めに歯磨きするかなぁ」スタスタ

千早「……」

千早「…ふぅ」ストン

千早(明日は事務所に行ったらまず春香に話をしないと…!)

千早(……その前に音無さんね)

千早(明日から、またしばらくは仕事)

千早(いくらオフとはいえ、家事もあったし、完璧に疲れが取れたわけではないけれど……また明日から頑張らなくちゃ)

千早「私も、今日は早めに寝ようかしら…」スッ

ちぃ「おかあさーん!」トテテテ

千早「あら。もう歯磨き終わったの?」

ちぃ「これー!」スッ

千早「……え?これ…」

ちぃ「おはなだよ!かーねーしょん!!」

P「千早、忘れてただろ?今日は何の日か…」

千早「今日…?えっと………」

ちぃ「きょうはねぇ、ははのひだよ!」

千早「あ…」

ちぃ「おかあさん!いつもありがとう!」ギュッ

千早「ちぃ……」

P「そういうこと。大したものじゃなくて悪いけど、ちぃと俺からプレゼントだよ」

P「いつもありがとう。これからもよろしくな、千早」

千早「……」

千早「……ふふっ♪ありがとう、ちぃ」ギュッ

ちぃ「えへへ♪」ムギュー

千早「あなたもありがとう。大切に飾っておくから」ニコ

P「ははは。良かったな、ちぃ」

ちぃ「うん!」ニコッ


──────────
──────
────


ちぃ「……zzz…」スヤスヤ

千早「……」

P「……」

千早「…あなた、起きてる?」

P「ん?起きてるよ」

千早「今日はプレゼントありがとう。本当に嬉しかったわ」

P「喜んでもらえて何よりだよ。千早もビックリしただろ?」

千早「えぇ、初めてちぃにお祝いしてもらえたんだもの…」クス

P「ははは。それに、今日のこともちぃが言い出したんだよ」

千早「そうなの?」

P「ああ。テレビで見たのか、事務所の誰かに教わったのかは知らないけど、『ははのひに、おはなあげたい!』ってな」

P「俺も何かしらプレゼントしようと思ってたから、ちぃと一緒に見に行ってさ」

P「……ホント、子供って親の知らないところで育っていくんだよな」

千早「そうね、いつの間にかこんなに大きくなってるんだもの」ツンツン

ちぃ「………んぅ…」スヤスヤ

千早「ふふっ。ほっぺ、柔らかい…//」プニプニ

P(ああああ、どっちも可愛いよぉぉ!!!)

P「……千早と結婚して、結構経ったなぁ」

千早「そうね、ちぃもこんなに大きくなったし……でも、実際よりも早く時間が経ってる気がするわ」

千早「それほど、今が充実してる、ってことなのかしらね。ふふっ」

P「ああ、それは俺も感じてるよ。家に帰ってちぃと千早の顔が見れるのが楽しみでさ…」

千早「あら、お互い様。私だって、あなたの帰りを楽しみにしてるんだから」

P「そうなのか?」

千早「そうよ?」

P「……」

千早「……」

P・千早「…ふふっ」クスッ

P「…さ、明日も仕事だし、そろそろ寝るか」

千早「そうね、明日も早いものね」

千早「……」

千早「…あなた」

P「ん?」

千早「家族としても、アイドルとしても…ずっと一緒だからね?」

P「あぁ、家族としても、プロデューサーとしても…ずっと一緒だよ」

千早「……♪」

千早「ふふっ、おやすみなさい。あなた」

P「おやすみ、千早。また明日な」

千早(……昔の私は、自分が歌うことにしか興味がなく、他人に興味なんてなかった)

千早(でも、今は違う。今の私には、自分よりもずっとずっと…大切なものがある)

P(そう、これからも俺は千早と…そして仲間たちと一緒に、ちぃを見守っていくことだろう)


千早(アイドルとして……母として…)

P(プロデューサーとして……父として…)













P・千早(……明日、一番に音無さんを問い詰めよう…)ゴゴゴゴゴ


<ヘックチ!! …ピヨッ?





おわり

久しぶりに書いて、良い気分転換になりました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

ちょびっツじゃない、って書いておくべきでしたね…

大丈夫、Pとちぃでなんとなく察したから。

おつー
過去作も好きだったから久々に読めて嬉しかった

ちょびっつだと思って開いたけど面白かったよ

乙です。
懐かしいなぁ

翌日、小鳥が焼き鳥に…

これってお姫ちんが色々ぶっ飛んでる奴だっけ
面白かったよ

ちょびっツかと思ったけど2レス目で気づいた、懐かしい
これは久々に過去のも読みたくなったわ

こりゃあ焼き鳥じゃぁ済まないかもねー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月12日 (火) 10:02:34   ID: iCFPDFv0

このシリーズ全部好きです!また期待してます!

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