P「うぉぉぉ…!今日もプロデュース業乗り切ったぞ……!」グッ
P(…俺が765プロに入社し、数年が経った。入りたてのあの頃は、まだ新人アイドルだった彼女達だが、今では皆トップアイドルの仲間入りを果たした)
P(今では本業のアイドル活動の他、バラエティやお芝居、女優など様々な分野で自分の道を進みつつある…)
P「ほんと、みんなよく成長してくれたもんだよなぁ」シミジミ
P「ま、スケジュールも自分達で管理できるようになったから、俺も昔よりは仕事が楽になったけど」
P(しかし、亜美と真美のイタズラのレベルが年々上がってるのは辛い。なんで事務所のドア開けた瞬間、ピタゴラスイッチが始まるんだよ…)
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昔、同じような設定で書いていました。今回もその延長です。
P「ま、そんな疲れも自宅で癒せばいいだけよ」ハッハッハ
ガチャ
P「ただいまー」
タタタ…
「あら、おかえりなさい。今日は早かったのね」
P(そう……流石の俺も、この数年間を仕事のみに費やしたわけではない!)
P(障害を乗り越え、何とかこの俺も結婚に辿り着くことができた…!)
千早「お疲れさま。晩ご飯出来てるわよ?」
P「千早ぁぁぁぁぁぁ!!」ダキッ
千早「きゃあ!?な、なに…?」
P「今日も一日疲れたからな、甘えさせてくれ。千早分を補給させてくれ」キリッ
千早「もう、変なコト言ってないで…。早く着替えて頂戴」
P「ちぇっ。へーい」
千早「あ、コートは私が」
P「お。優しいね、ちーちゃん」スッ
千早「ち……// い、いいから早く着替えて下さい!」プイ
P「ははは、敬語に戻ってるぞ。落ち着け落ち着け」
P「敬語とプロデューサー呼びは仕事だけ、って千早が決めたんだろ?」
千早「そ、そうじゃなくて… うぅ…//」
千早(昔、たまにそうやって呼ばれてたけど……でも、流石に今では恥ずかしい…//)
P(いくつになってもかわいいよ、ちーちゃん)
P(現在、千早はアイドルと主婦を両立している)
P(最近は、仕事の関係で家事を千早に任せることが多くなってしまい、苦労をかけてしまっていると思う…)
P(だが、それ以上に楽しみがあるから、家事は全然負担ではないらしい)
P(その楽しみこそ……)
トテテテ
ちぃ「あー!おとうさん!おかえりなさーい!!」ギュッ
P「ちぃぃぃぃぃちゃぁぁん!!!!おとうさんお仕事から帰ってきたぞぉぉぉぉぉ!」ムギュウウ
ちぃ「きゃー♪」
P(…数年前の自分に言っても絶対信じないだろうな)
P(「お前はアイドルと結婚して、可愛い子供も生まれるぞ」なんて…)
P(当然、娘である ちぃの存在は765プロの皆に知られており、現在進行形でメッッッチャ溺愛されている)
P(だからといって、我儘なところもなく、小さいながらもしっかりした自慢の娘である!これも千早の育て方が良かったからだろう)フンス
P(最近では、961プロでも度々ちぃの話題で盛り上がっているそうだ、と社長から聞いた)
P(特に黒井社長がちぃにゾッコンらしく、メールでちぃの写真を送るよう、社長にせがんでいるらしい………意外だ)
P「ちぃは今日、何してたんだ?」
ちぃ「あのね、きょうはね…」
ちぃ「いっぱいあそんだよ!」
P「お、元気いっぱいだな!」
ちぃ「うん!」
千早「ちぃ、今日はお手伝いもしてくれたのよ」フフ
ちぃ「おかあさんといっしょに、おかいものにいったのー」
ちぃ「ちぃね、おにもついっぱいもったよ!」
P「そっか、えらいえらい」ナデナデ
ちぃ「えへへー//」
P「よし!そんな頑張り屋さんにはごほうびだ!」ゴソゴソ
ちぃ「なぁにー?」ワクワク
P「ほら、765プロウエハースだよ」スッ
ちぃ「!!」
ちぃ「やったぁ!ありがとう、おとうさん!」ピョンピョン
千早「ふふ、良かったわね。ちぃ」
ちぃ「きょうはいっぱいだね!」ニコッ
P「いっぱい?…まぁいいか、これからもお手伝い頑張るんだぞ」ナデナデ
ちぃ「はーい!」
ちぃ「…あけてもいーい?」ワクワク
P「もちろん。さ、誰のカードが出るかな?」
千早「だーめ。ご飯食べてからね」
ちぃ「えー」
P「いいじゃないか。ちぃも頑張ったんだろ?少しくらい…」
千早「それはそれ。可愛がるのと甘やかすのは違うのよ?」
千早「だいたい、最近あなたも社長との飲みばっかりじゃない…」ハァ
P「!? い、いや。そんなことは…はは…」
千早「おこづかいで全額出して、とは言わないけれど、交際費だって馬鹿にならないんだから。それに、この間だって…」クドクド
P「ハイ…ハイ…ごもっともです…」シュン
P(ちーちゃんママ、厳しい…)
ちぃ「?」
千早「ご飯できるまでもうちょっとかかるから、先にお風呂に入っててもらえる?」
P「あいよー。ちぃ、おとうさんと一緒にお風呂入ろうか」
ちぃ「はーい!」
千早「のぼせないようにね」
───────
カポーン
P「あ゙ぁ゙~、良いお湯じゃ……」
ちぃ「おとうさん、おじいちゃんみたいー」
P「今日も仕事で疲れたんじゃよ。ほっほっほ」
ちぃ「じゃあ、ちぃがせなかあらってあげる!!」
P「ははは、ありがとう。じゃあお願いしまーす」
ちぃ「はーい!」
ちぃ「…」ゴシゴシ
P「あー、そこそこ…」
ちぃ「ふぅ…ふぅ…」ゴシゴシ
P「……うん、きれいになった!ありがとうな、ちぃ」
ちぃ「どういたしまして!」ニコッ
P(かわいいぃぃぃ!!)
ザプーン
P・ちぃ「ふぃ~…」
P「ちぃー」
ちぃ「なぁにー?」
P「おとうさんとおかあさん、どっちが好きー?」
ちぃ「えっと…えっと…」
ちぃ「うーんとねぇ…」
ちぃ「うー……」モジモジ
ちぃ「……どっちもじゃだめ?」ウルッ
P「」キュン
P「いいに決まってるっしょ→!もー、かわいいなぁ!ちぃは!」ナデナデナデナデ
ちぃ「えへへー//」
ちぃ「あとねぇ、おにいちゃんもすきー」
P「お兄ちゃん?」
ちぃ「おじさんもすき!」ニコッ
P「え、おじさん?」
P(誰のことだ…?事務所はアイドルと音無さんだけだし、ちぃは社長知ってるし…)
P(ま、まさか!その辺の危ない人がちぃに接触を!?)
P(いやいや、ご近所にそんな人はいないはずだし……)
P(というか、休日に家の周りでカメラ待機してる音無さんの方が危ないしなぁ)
ちぃ「うー…。おふろでるー」ザバッ
P(いやいや……しかし……)モンモン
P「のぼせてしまった……」ポー
千早「だから言ったじゃない。また仕事のこと?家ではゆっくり休んで欲しいって私、前にも…」
P「ち、違うんだ!ちぃが…ちぃがご近所の危ない人にぃぃぃぃぃぃぃ!!」グスッ
千早「は…はぁ…?」
P「うぅ…お風呂でちぃがそう言ってて…」グスッ
P「どどどどうすればいいんだ……」ガクガク
千早「……お兄ちゃん…おじさん…」
千早「あっ」
P「?」
千早「それ、多分…天ヶ瀬さんと黒井社長のことだと思うけど……」
P「えっ」
千早「さっき、ちぃと買い物に行った時、お店で偶然会ったの」
千早「そうしたら、二人がちぃにお菓子を買ってあげる、って」
千早「私は遠慮したんだけど、『買わせてくれ!』って、逆に頼まれちゃって断れなかったのよ」
P「何やってんだあの二人は…」
千早「それで、天ヶ瀬さんと黒井社長がさっきのウエハースを一つずつ買ってくれたの」
P「あぁ、それでさっき『いっぱい』って言ってたのか」
千早「そう。黒井社長なんて店長さんまで呼んで、ダンボールで買いそうだったんだから……」
P「なるほどな。いやぁ、取り越し苦労だったみたいだな…」フゥ
千早「もう…。ちぃのこと心配してくれるのは嬉しいけど、早とちりしちゃだめよ?」
P「いや、面目ない…//」
千早「まぁ、そんなところもあなたらしいけど。ふふっ」
千早(昔から、そういうところ変わらないんだから…)クス
P「黒井社長はともかく、冬馬もか…。絶対ちぃを嫁になんてやらねえからな、あの羅刹め…」ブツブツ
P「ところで、『いっぱい』と『ちっぱい』ってなんか語呂が良くない?」プッ
P「いっぱいちっぱい…!……今度、律子に歌ってもらえるか聞いてみようっと」
千早(本当、全然変わらないんだから……)ゴゴゴゴゴ
P「……痛いじゃないか。ほっぺたつねるなんて」ヒリヒリ
千早「知りませんっ」プイ
ちぃ「おかあさーん。ちぃ、おなかすいたー」グゥゥ
千早「そうね、準備できたから一緒に食べましょう」
P「落ち着いて聞いてくれ、千早。俺は別に千早のことをちっぱいと言ったわけでは…いやむしろ俺はちっぱいが好きで好きで…」
千早「!? な、何言ってるのよ!?//」
千早「それに私だってまだ少しは大きくなる見込みが……前みたいに…」ブツブツ
P(妊娠でちょっとだけ胸が大きくなったことが忘れられないちーちゃん可愛い)
ちぃ「?」
──────────
──────
────
P・ちぃ「ごちそうさまでしたー!」
千早「うふふ、お粗末様。いっぱい食べた?」
ちぃ「うん!おかあさんのごはん、おいしかった!」
P「本当、付き合い始めた頃よりも格段に上達してて驚いてるよ」ハハハ
千早「あの頃はまだ料理とかしたことなかったから…// 春香からたくさん教えてもらったの」
P「春香には感謝しかないなぁ。…お、そうだ。今日は春香たちの生放送の日じゃん」
ちぃ「はるかおねえちゃん!?おかあさん、てれびつけてー!」
千早「はいはい」クス
千早「何の番組?」
P「歌番組だよ。ほら、この前CD出しただろ?」
千早「確か、春香と我那覇さんと真だったかしら?」
P「そう。その収録曲の披露だよ。余計なこと言わないといいけど…」
千早「余計なこと、って?」
P「いや…今日、事務所で皆にちぃのこと根掘り葉掘り聞かれまくってさ…」
千早「いつも通りじゃない」
P「まぁ、そうなんだけど」
P(それがいつも通りってのも、どうかと思うが…)
P「それで、音無さんが急に『ちぃちゃんの可愛さを全国区にお披露目したいですよね!』とか言い出してな。皆も同調するし…」
千早「まさか…」
P「いや、流石にそれはないと思うけど…」
ちぃ「あー!おねえちゃんだー♪」キャッキャッ
P・千早「!!」
MC『それでは今回のゲストの天海春香さん、我那覇響さん、菊地真さんでーす!』
春香・響・真『こんばんはー!』
MC『久しぶりのCDリリースということですが…』
春香『そうなんですよー!もー張り切っちゃって』
響『春香は張り切り過ぎて、収録の前日、眠れなかったんだぞ!』
真『おかげで収録日に寝坊するし、ヒヤヒヤしたよ…』
春香『ま、間に合ったんだからいいじゃない!……もう。そこは内緒にして、って言ったじゃん…』ボソッ
\ハハハハハ!!!/
千早「…心配し過ぎたみたいね」クス
P「そうだな」ハハハ
ちぃ「♪」ルンルン
MC『では、ここで視聴者からメールが届いているのでご紹介します!』
MC『ペンネーム、音無ピヨ子(18)さんから頂きました』
P・千早「えっ」
MC『「こんばんは!3人のCD聴きました!新曲からカバー曲まで、素敵な曲ばかりで鼻血が出そうです!」』
MC『「さて、収録された中の一曲、キミ*チャンネルは可愛いらしい恋の歌で、鼻血が出ました!」』
MC『「ここで質問です!皆さんは恋していますか?大切な人はいますか?是非、教えてください!もう鼻血が止まりません!!」』
P・千早「」ボーゼン
春香『大切な人ですか…』
響『そうだなー…』
真『いるかいないかで聞かれると…』
春香・響・真『います!』
\エエー!?/
MC『おおっと!大胆発言!大丈夫なんですか?』
春香『あっ、勘違いしないで下さいね?恋人とかじゃないんですけど…』ニヤニヤ
響『えっ、春香もか?』ニヤニヤ
真『いやぁ、偶然だなぁ!ボクも!』ニヤニヤ
P(笑みが隠しきれてないぞ!計画してるなら、せめてもうちょっと上手くやってくれ…)
春香『あっ、これがその大切な人の写真なんですけど…』ピッ
MC『では、ちょっと携帯をお借りして……』
MC『おや?この写真は…765プロの如月千早さんですよね?』
春香『そうなんですよー、千早ちゃんですっ!いくつになってもキレイですよねー!』
ちぃ「あー!おかあさんだー!」キャッキャッ
千早「!? いつ撮ったの!?」
春香『3日前の午後7時20分頃、事務所でこっそり撮りました!』
春香『あ。ちなみにその写真は、事務所で千早ちゃんが珍しくお昼寝してるところです!寝姿なんて激レアですよ!激レア!』フンス
千早「はるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?//」
P(あら、かわいい)
─────────
小鳥「へくちっ!うー、カメラの手入れも大変よねぇ」キュッキュッ
小鳥「でも、ちぃちゃんアルバムもまだ72冊目だし…。もっともっと写真に残しておかないと…!事務所のカメラ増設しようかしら」ハァハァ
MC『では、大切な人というのは如月千早さんですか?』
響『もちろん、千早は自分達にとって大切な仲間さー!』
真『もう少し写真をアップして見て下さい!』
MC『? えーっと、ズームすると…』
MC『おや?奥の方に小さい女の子が見えますね。顔ははっきり見えませんが…』
春香『見えた!?見えましたよね!?いやぁ、バレちゃいましたかー//』テヘッ
響『もう、春香はうっかりさんだなー//』アハハ
真『バレちゃったらしょうがないよね//』ヘヘッ
春香『私たちの…』
響『大切な人は…』
真『このコなんです!!』バーン
P「あぁ……っ」
千早「……うぅぅ//」
ちぃ「おとうさん!おかあさん!ちぃがてれびにでてるー!」キャッキャッ
春香『実はこの可愛い天使は、千早ちゃんの娘さんなんですよ!』フンス
MC『なんと!そういえば、如月さんはご結婚されてましたね』
響『そうそう!それで、こんな可愛い天使が生まれたんだ!』
真『名前を呼ぶと、一生懸命走ってきて、ギューって抱きついてくれるんですよ!』
真『もう可愛くて可愛くて天使で…!』グッ
千早「……っ//」プルプル
P「まぁまぁ、春香たちも悪気があるわけじゃないんだしさ」ハハ
MC『ははは、如月さんと旦那さんの良いところが、娘さんに詰まっているんですね』
春香『旦那さんの良いところ…?……あっ、はい…』
響『まぁ、ちょっとは…?』
真『無きにしも非ず、っていうか……』
\ハハハハハ!!!/
P「」
MC『将来が楽しみですね!…では、そろそろ歌の方をお願いします』
春香・響・真『はい!』
MC『それでは…天海春香さん、我那覇響さん、菊地真さんで「キミ*チャンネル」です!どうぞー!』
<ドキドキ ドウキ♪
ちぃ「ふわふわー♪」キャッキャッ
千早「………//」プルプル
P「ち、千早…。春香には俺が言っておくから…」
P(その前に…音無さんか)
千早「もぉぉぉぉぉぉっ!!私…明日、どんな顔して仕事場に行けばいいのよ……//」カァァ
P「ま、まぁ…ちぃも喜んでるし…な?大目に見てやってくれ」
ちぃ「ちぃもてれびにでたよ!えへへ//」
千早「……うぅ」
千早「…………もう…//」プイ
千早「はぁ、色々疲れちゃった…」
千早「…あら、もうこんな時間。そろそろ寝る時間よ?ちぃは歯磨きしてらっしゃい」
ちぃ「はーい!おとうさんもいこー?」チラ
P「」ニヤリ
P「そうだな、おとうさんも早めに歯磨きするかなぁ」スタスタ
千早「……」
千早「…ふぅ」ストン
千早(明日は事務所に行ったらまず春香に話をしないと…!)
千早(……その前に音無さんね)
千早(明日から、またしばらくは仕事)
千早(いくらオフとはいえ、家事もあったし、完璧に疲れが取れたわけではないけれど……また明日から頑張らなくちゃ)
千早「私も、今日は早めに寝ようかしら…」スッ
ちぃ「おかあさーん!」トテテテ
千早「あら。もう歯磨き終わったの?」
ちぃ「これー!」スッ
千早「……え?これ…」
ちぃ「おはなだよ!かーねーしょん!!」
P「千早、忘れてただろ?今日は何の日か…」
千早「今日…?えっと………」
ちぃ「きょうはねぇ、ははのひだよ!」
千早「あ…」
ちぃ「おかあさん!いつもありがとう!」ギュッ
千早「ちぃ……」
P「そういうこと。大したものじゃなくて悪いけど、ちぃと俺からプレゼントだよ」
P「いつもありがとう。これからもよろしくな、千早」
千早「……」
千早「……ふふっ♪ありがとう、ちぃ」ギュッ
ちぃ「えへへ♪」ムギュー
千早「あなたもありがとう。大切に飾っておくから」ニコ
P「ははは。良かったな、ちぃ」
ちぃ「うん!」ニコッ
──────────
──────
────
ちぃ「……zzz…」スヤスヤ
千早「……」
P「……」
千早「…あなた、起きてる?」
P「ん?起きてるよ」
千早「今日はプレゼントありがとう。本当に嬉しかったわ」
P「喜んでもらえて何よりだよ。千早もビックリしただろ?」
千早「えぇ、初めてちぃにお祝いしてもらえたんだもの…」クス
P「ははは。それに、今日のこともちぃが言い出したんだよ」
千早「そうなの?」
P「ああ。テレビで見たのか、事務所の誰かに教わったのかは知らないけど、『ははのひに、おはなあげたい!』ってな」
P「俺も何かしらプレゼントしようと思ってたから、ちぃと一緒に見に行ってさ」
P「……ホント、子供って親の知らないところで育っていくんだよな」
千早「そうね、いつの間にかこんなに大きくなってるんだもの」ツンツン
ちぃ「………んぅ…」スヤスヤ
千早「ふふっ。ほっぺ、柔らかい…//」プニプニ
P(ああああ、どっちも可愛いよぉぉ!!!)
P「……千早と結婚して、結構経ったなぁ」
千早「そうね、ちぃもこんなに大きくなったし……でも、実際よりも早く時間が経ってる気がするわ」
千早「それほど、今が充実してる、ってことなのかしらね。ふふっ」
P「ああ、それは俺も感じてるよ。家に帰ってちぃと千早の顔が見れるのが楽しみでさ…」
千早「あら、お互い様。私だって、あなたの帰りを楽しみにしてるんだから」
P「そうなのか?」
千早「そうよ?」
P「……」
千早「……」
P・千早「…ふふっ」クスッ
P「…さ、明日も仕事だし、そろそろ寝るか」
千早「そうね、明日も早いものね」
千早「……」
千早「…あなた」
P「ん?」
千早「家族としても、アイドルとしても…ずっと一緒だからね?」
P「あぁ、家族としても、プロデューサーとしても…ずっと一緒だよ」
千早「……♪」
千早「ふふっ、おやすみなさい。あなた」
P「おやすみ、千早。また明日な」
千早(……昔の私は、自分が歌うことにしか興味がなく、他人に興味なんてなかった)
千早(でも、今は違う。今の私には、自分よりもずっとずっと…大切なものがある)
P(そう、これからも俺は千早と…そして仲間たちと一緒に、ちぃを見守っていくことだろう)
千早(アイドルとして……母として…)
P(プロデューサーとして……父として…)
P・千早(……明日、一番に音無さんを問い詰めよう…)ゴゴゴゴゴ
<ヘックチ!! …ピヨッ?
おわり
久しぶりに書いて、良い気分転換になりました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
ちょびっツじゃない、って書いておくべきでしたね…
このSSまとめへのコメント
このシリーズ全部好きです!また期待してます!