小人「ここ、どこ?お家に帰りたいよ…」(安価)(28)

「ねぇ、お母さん。人間って知ってる?」

ええ、知ってるわ。子供の頃、会った事があるもの。

「ほんと?すごい!どんなだった?」

どんなって…そうね、とにかく大きかったわ。

「大きい?…怖くない?」

うーん…怖い人間もいるわね。けれど、大体は優しいわ。小人と一緒よ。

「そうなの?お友達になれる?」

そうね、あなたが人間と仲良くしたいって思えば、きっと応えてくれるわ。

「へぇぇ、そうなのかぁ…」

でもね、簡単ではないのよ。最近人間は、私たちを信じなくなってきてるの。

「え?どうゆうこと?」

小人さんなんかいない、御伽噺の住人だって思いはじめてるのよ。

「そんなぁ、私たち、ちゃぁんといるのにね」

そうね、寂しいわね…

「うーん…人間さんに、気づいてもらうにはどうしたらいいのかなぁ」

「あ、そうだ…!」

………



小人「…んぅ…?」

小人「あれ?」パチリ

目を覚ますと、知らないお部屋にいました。

小人「ここ、どこだっけ?」

小人「私、何でこんなところにいるんだっけ?」

ちょっと頭を振って、思い出してみます。

小人「確かー…お母さんと蜂蜜を取りに、ハチさんのお家に行ったんだ」

小人「蜂蜜、いっぱいもらったっけ」

小人「それで、お家に帰って…いや、ちがう」

小人「たしか…」

……


小人「お母さん、おやつは蜂蜜パンケーキ焼いてね!」

小人母「はいはい。じゃあ、しっかり運んでね」

小人「アイスクリームも食べたいなあ」

小人母「今日だけ、特別によ。お手伝い頑張ってくれたから」

小人「いぇい!」

ガサッ

小人「わっ…?」ビクッ

小人母「…小人、お母さんの後ろに来なさい」

小人「う、うん」

ガサッ ガサッ

小人「ねぇ、何?何の音?」

小人母「犬かしら…見つかったら大変よ、伏せてなさい」

小人「はい…」

小人「あれ?」

ドシン ドシン

小人「あれって…」

小人母「まぁ、人間だわ…」

小人「えぇ!?すっごぉぉい!大きいぃ!」

小人「人間さぁ~ん!」

小人母「!」

小人「お~~い、こっちだよぅ~!」

小人母「やめなさい!」

小人「キャハハ、何で?お友達になりたいのに」

小人母「だめ!人間さんが、びっくりしちゃうでしょ!」

小人「大丈夫、大丈夫!お~~~い!」ブンブン

小人母「小人!戻りなさい!」

人間に気づかれるとかなりのリスクがつく。
人間は愚か者が多い。己より小さき者を弱き者・珍しい物として捕え弄ぶ。
飽きればゴミのように排除する。

気づかれるように考える前に、人間と渡り合えるほどの力を手に入れてからだ。

小人「もう、気づいてよー!」

ズシン ズシン ズシ…

小人「あはは、こっちこっち!」

小人母「こびと…」

大きな大きな足が、私の目の前で止まりました。

小人「えへへ、コンニチハ」ペコリ

長い長い手が、私の方に伸びてきました。

小人「…うわ?!」

小人「う、あ…」

強い強い指の力で、体が締め付けられました。

小人「にんげ、んさ…」

小人母「小人、小人ーーーッ!!」

お母さんが遥か下で、泣き叫んでいます。

小人「あ、う…くる、し…」

濁った濁った瞳が、私をじっと見ていました。

……


小人「…お、思いだした…」

小人「人間さんに、捕まっちゃったんだ。私…」

小人「…」ゾクッ

小人「お、お家に帰らなきゃ。お母さん、きっと心配してる…」

小人「待ってて…お母さん」

面白い話だ。

~第一ステージ・人間さんのお部屋~

ルールを説明します。

大変、小人ちゃんが人間さんに閉じ込められてしまいました。

あなたたちの力で脱出させてください。

小人ちゃんがどうなるかは、あなた達次第。

なお基本は自由な安価をとりますが、ssの大事な分岐点では、二択又は三択をします。

どうか、可愛い小人ちゃんを安全に、お家に帰してくださいね。

いつになったら始まるんだ?

小人「だれか、だれか~?」

小人「助けてください!お願い!」ドンドン

小人「……」ハァハァ

小人「だめだ…誰もいない…」

小人「自力で脱出しなきゃ、ダメだ…」

小人ちゃんは小さなビンの中にいます。さて、とりあえず何をしましょう?

>>17

ksk

体当たりでビンを倒して外に出る

なるほど。主人公は大竹しのぶか

小人「えいっ、えいっ!」グイッ

小人「ん~~っ!」グイグイ

グラッ

小人「うわっ!?」

ガシャンッ

小人「ひやぁぁぁ…痛いよ…」

頑張ってビンを倒しました。けれど、砕けたガラスで、あちこち切ってしまいました。

小人「血がててる…」

~リビング~

…ガシャンッ

男「…ん?」

母「どうかした?男」

男「ねぇ、今、二階…俺の部屋で音がしたような…」

母「 1.気のせいじゃないかしら?

   2.ちょっと見てきたら?    >>22

ksk

2

母「ちょっと見てきたら?」

男「ああ、そうする」トコトコ

~二階~

小人「うわぁ…高いよう…」

小人ちゃんは、なんと机の上にいました。

小人「折角ビン、割れたのに…」ジワ

ガタッ …ドシン、 ドシン…

小人「…」ビクッ

小人「だ…誰か来る…?」

ガチャ

小人「かっ、隠れないと!」

小人ちゃんは机の上にいます。

大変、誰かが部屋のドアを開けようとしています。

どこに隠れましょう?>>27

kskst

ksk

男の口の中

…終わったwww

さて、どう捌くのか…

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