響「・・・強くなりたい」 響鬼「よろしくっ、シュッ!」 (48)



最初に言っておく! なのです。

こちらは艦これ公式四コマと仮面ライダー響鬼のコラボSSです。前4作とはまったく世界観等は無関係で続編でも何でもないです。
あと、か~な~り~響鬼さんがおかしい!

です。
一人前のレディーにはか~な~り~早すぎるかもしれないのでご注意ください。
・・・ハラショー


前作

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暗い、暗い海。銀髪の少女は突如その海のど真ん中に立っていた。

そこに灯る光は、ただ赤い炎だけ。


響は辺りを見回した。闇に覆われた海原に、三つの光が見えた。



三つの駆逐艦、いや艦娘が燃え上がり、今にも沈もうとしていた。



「次に生まれてくる時は…平和な世界だといいな…」
優しき少女が静かに来世を願い、倒れる。


「こんなところで沈むの・・・、いやだよぉ・・・」
朗らかな少女が恐怖に狂い泣き叫ぶ。


「・・・どこ……?もう、声が聞こえないわ・・・!」
淑女を目指した少女が無音の絶望に震え、苦しむ。



みんなみんな、どこかへ沈んでゆく。暗い暗い深淵に。


(いや・・・。みんな、いかないで・・・!)


響は手を伸ばした。

でも届かない。

誰にも手は届かない。

みんな静かに、深い闇に沈んでゆく。


まただ。

また自分だけが、生き残ってしまう。

ひとりぼっちになる。




「やめて、いかないで・・・!」





「・・・っ!」


声にならない悲鳴をあげ、響は目覚めた。嫌な汗が身体を伝う。

響はうんざりした。

「また、あの夢か・・・」彼女は夢の神を呪った。

まるで悪夢は不死鳥のように蘇る。こんな苦しみを味わうならば、「不死鳥」の二つ名なんて要らない。

響は布団の隣を見つめた。

彼女の姉妹、電、雷、暁の三人が、気持ちよさそうに眠っていた。

いつもそばにいてくれる、優しくて暖かい姉妹達。

彼女達の寝顔を見て、響はホッとした。

でも、あの夢が脳裏に浮かび、その安心はいつも霧散してしまう。


響は思った。

あんな悪夢を見るのも、私が弱いせいだ。

私がもっと強くなれば、もう暁や雷、電を失うことなんてない。

ヴェールヌイじゃ足りない。

もっと強くなりたい。みんなを二度と失わないために。

あの悪夢から逃れるために。

「強く・・・なりたいな・・・」

響は誰にも聞こえないよう、静かに呟いた。

その目に涙が滲んだことを、眠り続ける暁たちは知らない。


「よ~し! 今日は軽空母の先輩達に対空演習に付き合ってもらいまーす!」
教師として駆逐艦娘を指導する伊勢が景気よく言った。その日は軽空母の艦載機を使った対空演習だった。

普段は加賀や赤城達が演習の手伝いをしているが、この日は二人とも出撃で留守だった。そのため、代理として軽空母二人が呼ばれた。

「祥鳳先輩、瑞鳳先輩、よろしくお願いします!」

駆逐艦の少女たちが深々と頭を下げ、敬意を示した。

「はい、よろしくお願いします!」

「よろしくね~」

軽空母の祥鳳と瑞鳳が彼女達に倣って頭を下げる。

「そいじゃ二人ともあとよろしくね~」

挨拶を終えた後、伊勢はどこかへ立ち去ろうとしていた。

「ちょっ、伊勢先輩どちらへ!?」

「今日は私の出番がないんで寝ます」

枕まで用意して寝ようとする伊勢に、「寝ないでくださいっ!」と瑞鳳が怒り出す。

小柄な少女に枕を海へと投げられ、更には耳まで引っ張られて渋々伊勢は立ち上がった。

「イタタ・・・。た、対空演習、始め!」


「攻撃隊、発艦始めてください!」

「さあ、やるわよ! 攻撃隊、発艦!」

祥鳳と瑞鳳が弓から何本も矢を放つ。放たれた矢が艦載機へと変わり、駆逐艦達を襲い始める。

無論模擬弾ではあるが、当たるとそれでも多少は痛むし汚れもする。駆逐艦娘達は必死になって空爆を回避し、模擬弾を当てようと機銃を構える。

その中でも、響の奮戦は凄まじいものがあった。フィギュアスケートの如く海を滑り、爆撃を回避しながら次々と艦載機に弾を浴びせてゆく。気がつけば、あっという間に艦載機達は響によって全て撃ち落とされた。

「響ちゃん、最近頑張って演習してるのです」
落ちた艦載機達をトンボ釣りしながら電が言う。彼女は姉妹艦の活躍に素直に感心していた。

「なんか切羽詰まってるようにも見えるけどねー」と雷。
彼女は響がまたヴェールヌイに戻るのではないかと心配していた。当の響は何も言わず、無言でトンボ釣りをしている。

「響、悩み事なら私を頼ってくれていいのよ? なんせ私が一番上のお姉ちゃんなんだからね!」と暁。
長女らしく振る舞い、妹の肩を優しく叩いた。

「う、うん・・・。ありがとう、私は大丈夫だから・・・」
姉にそう言い残すと、響は再び海原へ躍り出た。

次は軽巡との訓練を始めた。明らかに格上の相手だったが、響はそれでも引けを取らない。

暁達は、どこか必死の様相を見せる響を不安そうに見つめていた。



その一方、隣の重巡洋艦用の演習場から快活な叫びが海原に響き渡る。

「よっしゃあぁぁぁぁ!! 絶好調よ、あたし!」

ガッツポーズを取り、足柄が狼の如き咆哮をあげた。彼女は演習相手を完膚なきまでに叩きのめし、勝利の雄叫びを上げていた。

「・・・あの人は相変わらず戦闘狂ですね」と吹雪。

「やっぱり足柄さんって、戦ってる時の方がホント生き生きしてるし、輝いてるよね」初雪も賛同した。

演習を切り上げ、一息ついていた祥鳳と瑞鳳も、幼い駆逐艦の後輩達の様子がヘンなことに気づいていた。

「ねぇ祥鳳、響ちゃんのこと・・・気付いた?」

「えぇ・・・、響ちゃんどうしたのかしら・・・?」

軽空母の二人にも、明らかに響は焦っているように見えた。

軽巡洋艦に単身挑む響を二人は心配した。


「たいへんなのです! たいへんなのですっ!」

数日後、吹雪達は半泣きの電の言葉を聞き、驚愕した。

突然、響がいなくなっていたのだ。さらに本人の机には、このような書置きが残されていた。



『しばらく修行の旅に出ます。探さないでください。提督によろしく   響』



「えぇぇぇぇぇっっ!?」

吹雪をはじめ、駆逐艦娘の全員が驚愕した。

「ひっ、響ちゃん・・!?」

「とにかく探しに行くのですっ!」

「もしかして、また昔のこと思い出したのかしら・・・!?」

「探しに行きましょう!」
雷達は脇目もふらず、吹雪達の静止も聞かずに響を探しに駆け出した。

どこにいるのかアテもないが、彼女たちは海原へと走り出した。




その頃、響は山を流れる川を遡上する鮭の如く進んでいた。

修行すれば強くなれる。きっとあの悪夢も見なくて済む。

とりあえず山奥に行くことにした。修行といえば山奥。漫画で読んだことがある。厳しい山奥で修行すれば、きっと強くなれる。そんな単純な考えに支配され、響は山奥へと入った。

「暑いな・・・」

どちらかといえば寒さに強い体質なので、蒸し暑い森の中は彼女にとってやや耐え難い。木漏れ日が彼女の雪のように白い肌を照らし、ジリジリと痛めつける。

「暑い・・・」

とにかく、滝でも見つけて修行しよう。暑さに耐えるのも修行かもしれないけど、まずは滝に打たれてからにしよう。

そう思って汗をぬぐい、川を辿っていると、突如水面が揺れだすのを目にした。

「なに、これ・・・?」

危機を察した響が川から離れると、突然、水しぶきをあげて巨大なカニが現れた。

(朧だったら喜んだかもしれないな・・)

濡鼠になりながら響は思った。だが、そんなことを考えている余裕はなかった。巨大な赤いハサミを振り回し、バケガニは響を切り刻もうと近づいてくる。

響は何とか攻撃を避けつつ、手持ちの機銃から弾丸を発射する。

手応えあり。弾丸も確実にハサミに直撃した。

にも関わらず、バケガニはその傷をものともせずに襲いかかってくる。穴のあいたハサミもすぐに傷が塞がってゆく。

「くっ・・・!」

マズい・・・。このままじゃ負ける・・・!


そう思っていたその時だった。

「ようお嬢さん。こっからは俺に任しとけ」

突然、木の上から中年の逞しい風貌の男性が現れた。彼は懐から小さなかんざしのような金属物を取り出し、腕に打ち付ける。

キィィィン・・・

清らかな音色が鳴り響いた。男性が金属物を額に打ち付けると、その体は音に包まれ紫色の炎が発生する。

「ハァッ・・・!!」

紫の業火に包まれた男性は、筋骨隆々の角の生えた異形、鬼の姿に変化していた。

「俺は響鬼、よろしく、シュッ・・・!」

その鬼、響鬼は響に向かって指を振り、巨蟹へと向かった。


これが響鬼である。厳しい修行によって心身を鍛え抜き、異形の戦士「鬼」へと変わる能力を体得した男だ。


響鬼は音撃棒を振るい、カニのハサミを叩き落とした。その直後、カニの腕が届かない死角へと跳躍し、あっという間に背中へと辿りついた。

頂上へと昇った響鬼は、腰帯から丸い紋章、音撃鼓・火炎鼓を取り出し、バケガニの背中へめり込ませた。苦痛に暴れだし、響鬼の背中が揺れる。だが、響鬼は動じることなく、音?棒・烈火を手に取り、火炎鼓に向かって振り下ろした。

「火炎連打!」

掛け声とともに、太鼓のごとく何度も何度も音撃棒を打ち込む。

「てえやぁぁっ!!! はぁぁぁぁ・・・!」
打、打、打!!! 

「ハァッ、ハァァァァァ!!」
打、打、打!!!

打ッ、打ッ、打ッッ!!!

バケガニの身体に多量の清めの音が打ち込まれた。打ち込まれるたび、バケガニの身体が崩れ、その体内から光が漏れ出す。

「おりゃああああ!!」

トドメの一撃。打ち込まれた霊気が邪気を清めてゆく。そして、バケガニは断末魔の悲鳴をあげ、土塊となって辺りに飛散した。

土塊がただの土に還り、全ては大地に還った。小川も静寂を取り戻し、鳥たちのコンサートも再開された。

「ハ、ハラショー・・・」

響は驚愕とともにそう呟いた。あんな巨大な怪物を苦もなく倒せるなんて、すごすぎる・・・。



「もう大丈夫だ、お嬢さん」

響鬼は顔のみを人のそれに戻し、呆然としていた少女に手を差し伸べる。

響は暫くどう対応すべきか分からなかった。だが、先程の彼の勇姿を思い出し、彼女はいきなり立ち上がり頭を下げた。

「お願いします、私を弟子にしてください・・・!」

「えぇ・・・?」

ヒビキは戸惑った。何度も人を助けてきたが、いきなりこんなことを言われるのは滅多にない。ましてや、こんな華奢な女の子には。

「ほぅ、そりゃなんでだい、お嬢さん?」

「・・・強くなりたいんです。仲間を二度と失わないために、強く・・・!」

ヒビキは少女の目を見た。

若いのに何度も視線をくぐり抜けてきた目をしている。そしてその目は真剣に強さを求める者のそれだった。

そんな少女を無碍に追い返すことなど、この男にはできなかった。

「そっか~。と言っても鬼の修行は厳しいからなぁ・・・。まっ、とにかく今日は遅いし、ウチのテントに泊まってきな」

「はい・・・、ありがとうございます」

「そういえば、ちょうど面白いDVDももらったから、一緒に見よっか」

ヒビキは少女の頭を優しく撫でる。

「ありがとう・・・ございます」

少々頬を赤くしながら、響は呟いた。

「そう言えば、名前は?」

「私は、響です」

「奇遇だな。俺も同じ名前なんだよ。よろしく!」

シュッ。
指を振り、ヒビキは穏やかな笑顔を見せた。父性溢れる、暖かな笑顔だった。


その夜、大きな青いテントの中で響と共にDVDを見ていたヒビキは若い青年の声を耳にした。

「ただいま戻りました、ヒビキさん」

「おぉ京介。おかえり」

その手の中には椎茸がたっぷり入った籠があった。

「紹介するよ。俺の弟子の京介、強鬼だ。おっ、今日も大量だな!」

「えぇ、今年はなかなか出来がいいですよ」

京介は椎茸作りに凝っていた。

彼曰く、黒装束を着た変てこな怪人がしいたけを食べるようにと、まるで母親のように口うるさく言ってくる夢をよく見たのがきっかけだという。

その夢に影響されてか、魔化魍から助けた農夫から椎茸栽培の技術を学び、今では自ら椎茸の畑を管理するまでになっていた。

ヒビキに言わせれば、母親と離れたことが無意識にそんな夢を見てる原因ではないかと言う。だが、京介は頑なにそれを認めようとはしなかった。
その時彼の師匠は妙に微笑ましい顔をしていた。それが無性に腹が立ったからだ。


椎茸をビニール袋に詰めた京介は、自分の師がテントの中でDVDを再生しているのに気付いた。しかも、何故か彼の隣には銀髪の少女もいた。

「・・・ヒビキさん、その子は?」

「おぅ、この子も響って言うんだ。バケガニに襲われてたんで助けたんだが、とりあえず今は泊まってもらってる」

「そうですか、なら仕方ないですね・・・」

その後、京介は師匠が見ていたDVDプレイヤーの画面を見て顔をしかめた。

そこには、奇抜で派手な色の変身ヒロインが戦うアニメが映っていた。

「・・・ヒビキさん、またアニメですか? しかもそれガキ向けのヤツじゃん・・・」呆れながら京介が言う。

「いやー、別の世界から来たとか言う変なおじさんにもらったんだけど、凄くハマっちゃってさー。

最初つまらないことで喧嘩した女の子同士が、ひょんなことから悪者と戦うことになって、ぶつかり合いながら友情を深めていく話なんだけどね。

そんで、その女の子達と対立する敵キャラが、ネコの妖精のアツーい友情にほだされて改心するんだよ。

その敵キャラが改心して戦うことを決意する話とかアツすぎてさ・・・」

マイペースに話し始めたヒビキ。こうなると止まらないのは分かっていた。京介は呆れながら適当なところで手を振り、さらに話し続けようとする師匠の話を遮った。

「それよりヒビキさん。この子は明日にも里まで送らないと・・・」


「あ、そうそう。この子の修行、手伝ってもらえないかな?」

「はぁ? なんで俺が・・・?」

京介は露骨に嫌そうな顔をした。自身の修行さえ未だ完成してないというのに、他人の修行など面倒が見れる余裕などない。

京介は断ろうとした。
だが、「京介。弟子を育てるのも修行の一環だぞ。お前が俺に教えてくれたことじゃないか」とヒビキが言い出す。

「よろしくお願いします」響は京介に向かって頭を下げる。

「はぁ? 機械の扱いならともかく、俺はヒビキさんにそんなこと教えた覚えはありませんけど」と京介。

既に20代半ばを超えるにも関わらず、彼は子供のように不貞腐れた表情をみせた。

「まぁとにかく、任せたからな。じゃあな」

そう言うとヒビキは重い腰を上げ、立ち上がる。

「何処へ行くんですか?」

「秘密の修行と偵察。あとはよろしくっ」

シュッ。
指を振り、ヒビキは何処かへ歩き去って行った。その手には古びた巻物が握られていた。

そして、テントの中には京介と響が残された。

「はぁ・・・。とりあえず、腹ごしらえだ。椎茸ごはんでも食べとけ」

「は、はい・・・」

その日、響は京介が用意してくれた椎茸ご飯を食べて眠りに就いた。京介が外で寝ていたのは言うまでもない。




翌日から数日間、京介は渋々山中で響の訓練を始めた。

だが、京介は彼女をどう指導すべきか困惑していた。

嘗て彼がヒビキに師事した時のように基礎鍛錬から始めようとしたが、響はその華奢な見た目に反しあっさりとこなしてしまう。

階段の昇降も、マラソンも、全くと言っていいほど苦にする様子が見られなかった。寧ろ、鬼である自分をも超えかねないレベルでタフだった。並の特訓では鍛えることすらままならない。

かと言って鬼の技を教えるには早すぎるし、陰陽環を使わせるわけにもいかない。

嘗ての自分が痛い目を見た経験故か、京介は弟子の指導に慎重になっていた。

こういう時にこそ師であるヒビキに助言を仰ぎたかったが、そのヒビキは数日間留守にしているからそれさえもできない。

突然現れた弟子をどのように指導すべきものかと悩んでいると、息を上げながら階段の昇降を終えた響がこちらを見つめる。

「これを続ければ・・・、私も強くなれるんですか・・・?」

「さぁな・・・」

それは彼にも分からなかった。確かに自分は鍛え続けた末に鬼になれた。

だが、同じことをすれば誰でも鬼になれるわけではない。努力は勿論のこと、才能や運だって絡んでくる。

そもそも鍛えただけで誰でも鬼になれるのならば、鬼のシフト表に苦慮することもないし、裁鬼が過労で倒れることもない。なにより魔化魍など脅威ですらなくなるはずだ。


「っていうか、なんで鬼になりたいんだお前?」京介は試しに訊ねてみた。

「みんなを守るために、強くなりたいんです・・・」

「みんな?」

響はそれまでの経緯と艦娘、仲間のことや深海棲艦について京介に話した。

それらのほとんどは京介にとって信じがたいことばかりだったが、彼はいちいち突っ込むことはなかった。

なんせこの世界には魔化魍や鬼という信じがたい存在がいるのだ。軍艦の魂が転生した少女や海の人型の怪物くらい、大して驚くことでもない。

「お前は十分強いだろ。なんでこれ以上強くなんきゃいけないんだよ?」

京介は思っていたことを素直に口にした。

深海棲艦を倒せるほど強い者が、何故これ以上強くなる必要があるのか。

嘗て威吹鬼に師事していたあの少女のように、親を殺されて魔化魍を倒したいというわけでもないのに。

「足りないのよ・・・! みんなを守るにはこれじゃ・・・!」と響は叫んだ。

彼女は焦っていた。嘗て仲間達が沈んだことが自分の力不足のためと思い込んでいた。

故に、強さが欲しかった。もう二度と、誰も沈ませないような強さを。誰にも負けないような強さを。


「私が強くなければ、またみんなが沈んじゃう・・・。もう誰にもいなくなってほしくない・・・」

京介は俯いた弟子をじっと見て黙り込んだ。

やがて、冷たくこう言い放った。

「・・・やめだ。お前は鬼になんかなれっこないし、なる意味もない。迷いながら進む道は、鬼の道なんかじゃない」

「え・・・?」

響は凍りついた。極寒のシベリアでさえ、この時の彼女には心地よい暖房となっただろう。

「お前はみんなを守るとか偉そうなこと言ってるだけで、単に逃げてるだけだろ。その『みんな』ってのはどこにいんだよ?」

響は震えだす。まるで、最後の希望の糸が絶たれたような心情だった。

「・・・じゃあ、私はどうすればいいの?」

「知るか。さっさと帰れ・・・。俺は忙しいから、後は俺の知り合いに預けるから待ってろ」

京介はそう言うと、携帯電話を操作した。その横で響は静かに拳を握り、目を潤ませ始めた。やがて、小さな雫が地面の上に零れ始めた。



それからしばらくすると、優しい笑顔の青年がテントの前に現れた。

筋肉質で童顔の、優しそうな青年だった。

「久しぶり。いきなり電話して来いって言うんだからビックリしたよ」

「明日夢、悪いけどこのクソガキを里までおろしてくれ」

明日夢は銀髪の少女を見つめる。その目には紅い擦った跡があった。

「そっか、京介にこっぴどく言われたんだね・・・」

響は悲しげに呟き、京介が自分に言ったことを明日夢に話した。

「こんな酷い人だったなんて・・・!」

「はいはい、俺はどーせ酷くて口の悪い最低の人間だよ。わかったらさっさと出てけ。修行の邪魔だ」と、手を振りながら京介。

「それは違うと思う」かぶりを横に振りながら、明日夢。

「え・・・?」

ポカンとした表情で、響は明日夢の顔を見た。

「コイツは昔から口が悪いんだけど、根はそんな悪いヤツじゃないんだよ」

「黙ってろよ明日夢・・・! お前には関係ない」

だが明日夢は京介を無視して話し続ける。

「鬼になる意味がないっていうのも、キミには鬼の力が必要ないってことだよ」

「・・・?」

響は困惑した表情で明日夢を見つめた。

「オレも、昔は女の子とデートの日に寝坊したり、お年寄りに席を譲れなかったり、万引き犯にボコられたり、どうしようもないグズだった。

そんな自分を変えたくて、強くなりたくて、鬼になろうとしたこともあった。でも、鬼にならないで、医者の道を選んだ。

その道も間違いじゃなかったと、今では思う。鬼にならない道でも人は誰かを守れるし、そして強くなれるんだよ」

「鬼にならなくても、強くなれるの・・・?」と響。

「そう。オレの師匠が、教えてくれたことさ。

大事なのは鬼の力じゃない。明日を生きようとする心の強さだって」



「明日夢、いい加減にしろ・・・!」

「キミには大切な仲間達がいるんだろ? さっさと帰れっていうのは、ちゃんと仲間に向き合えってこと。

京介はそう言いたかったんだと思う」

そうか・・・。響は気付いた。

暁達に、仲間の気持ちに向き合わないで、仲間を守ることなんてできない。この人はそれを気づかせようとして・・・!

「あぁもう! 黙ってろ明日夢!俺は椎茸摘んでくるからさっさと帰れ!」

京介は響の視線に耐えられず、耳まで赤くしてテントから離れていった。

してやったり。

明日夢はゆでダコと化した京介を見て、そう言いたげな表情でニッと笑った。


「あら響ちゃん、ここにいたのね・・・!」

祥鳳が声をかけてきた。その姉妹艦、瑞鳳も隣にいた。

「先輩方、どうして此方に?」

「遠征のついでに温泉旅行に来たら、この子達が教えてくれたのよ」

彼女たちの連れている艦載機と機械仕掛けの鳥獣達が仲良く空中で飛び回り遊んでいた。

「この子も脚がかわいいのよねぇ・・・!」

瑞鳳は愛おしそうに赤い絡繰りの鷹に頬擦りした。アカネタカは照れたように首を振る。

「話は聞かせてもらったわ。響ちゃん、誰かを守れなかった後悔は貴方だけじゃないよ。みんなそれぞれ、後悔があるんだよ・・・」

小さな軽空母の少女が言う。

「私も、瑞鳳を守れずに先に沈んじゃったから・・・。多分、暁ちゃん達も、同じなんじゃないかな?」

「暁も、同じ・・・?」

「私も、あの時妹を守れなくて悔しかった。だからね、もう逃げちゃいけないって思ったの、過去からも。今からも。

瑞鳳と一緒に戦って、ずっと一緒に生きていこうって」

「ちょ、ちょっと祥鳳! 真顔でそういうこと言うの恥ずかしいからやめて!」

まるで恋人への告白みたいじゃない、と瑞鳳が顔を真っ赤にして俯く。


「さっ、もう帰ろう。みんな、待ってるよ?」と祥鳳。

「と言うか、みんな待ちきれずに迎えに来ちゃったみたいだけどね」瑞鳳が肩をすくめて言う。

直後、ドタバタと足音を立てて、少女たちが駆け込んできた。

「すみませーん! この辺に銀髪の女の子は来ませんでしたかー!?」

「あっ! 響!」

「ようやく見つけたのです!」

暁、雷、電の三人だった。

「みんな、どうしてここが・・・?」と言いかけて、響は気付いた。
祥鳳と瑞鳳がこちらの居場所に気付いたならば、艦載機や電探で雷達に場所を教えていてもおかしくはない。

「もう! 響はいつもそうなんだから! 一人で勝手に悩んで勝手に突っ走って! 私が一番年上なんだから相談くらいしなさいよ!」と暁。
その手や服は、レディーらしからぬ泥まみれで傷だらけだった。
きっと今まで必死で響を探していたんだろう。祥鳳は暁を見てそう思った。

「そうです! 私達四人で一人の第六駆逐艦隊なのです!」と電。
響のいない寂しさと不安で泣きはらしたせいか、その目はやや赤くなっていた。

「もう! たまにはもっと私達を頼っていいのよ!」と雷。
彼女は頼りがいとは程遠い背丈の持ち主だが、その母性をも感じさせる言葉は響の心に響き渡る。

「みんな・・・、ありがとう・・・。ごめん・・・!」
響は堪えきれず、泣き出した。

「ふぇぇ・・・、良かったのです・・・!」
釣られて電も泣き出す。ついで暁と雷も泣いてしまう。

四人は抱き合って、泣き始めた。
(・・・安っぽい青春ドラマみたい)

響は思った。

だがひとしきり泣きだしたせいで、どこか胸の奥がスッキリしたのもまた事実だった。まるで、曇っていた心が透明になったみたいだった。

「一件落着だね・・・」

「えぇ・・・」

祥鳳と瑞鳳はようやく四人揃った暁たちを、暖かく見守っていた。


「じゃあみんな、帰ろっか。オレの車で送ってくよ」

と、明日夢が少女達を案内しようとした時だった。

突如、森が灼け、腐り落ちる。風が異臭を運び、艦娘達に不快感を与えた。

その異臭の発生源を見ると、巨大な怪物が立っていた。

深海棲艦とも魔化魍とも似つかぬ、ひび割れた毛むくじゃらの皮膚を持つ巨大な鬼のような怪物が。その背丈は20mを優に超えていた。

「お前は・・・!?」

「我が名は蝕鬼。嘗て『響鬼』の名を持ちし戦士に滅ぼされた者・・・。今、暗き地の底より蘇ったり!!」

蝕鬼は黒い液体を口から放つ。地面が燃え上がり、腐りだした。

「なんだコイツ・・・!?」

明日夢は驚愕した。響鬼と過ごした時でさえ、このような怪物を見るのは初めてだった。

「明日夢!」

京介の声が聞こえた。彼もまた異臭を感知し、危機を感じて戻ってきたのだろう。

「ここは俺に任せとけ。早くみんなで避難しろ!」

「分かった。京介も気をつけて・・・!」

明日夢に連れられ、響達は遠くへと避難し始めた。
「師匠のカッコいいところ、見せてやるよ・・・!」

京介は音叉を手に取り、左手で打ち鳴らす。

キィィィン・・・ 

澄んだ音が鳴り響いた。

「ハッ・・・!」

白炎が燃え上がり、京介の身体を包む。次の瞬間、京介は白い姿の鬼、強鬼へと姿を変えていた。


やや離れた場所から、響たちは京介と蝕鬼の戦いを見守っていた。

彼女達も魔化魍には艤装の攻撃が通じないことを知っていた。この場は一歩下がり、鬼の戦いを見守るしかなかった。

強鬼は苦戦していた。彼もこんな敵を相手にするのは初めてだった。

「くっ・・・!」

あまりに巨大で、しかも俊敏。その口から湧き出る黒い溶解液を避け、攻撃をかわすのが精一杯だった。

音撃を打ち込もうにも、鈍重なバケガニと違ってこの怪物には隙がない。何より巨大すぎる。

どう対処しようかと頭を回転させ始めたその時だった。

「待たせたな、京介!」

ヒビキがターザンのように蔓を使い、蝕鬼の醜い面に雄叫びをあげながら思いっきりライダーキックを浴びせた。

「ナ、ナニィ・・・!?」

突然の攻撃に蝕鬼はバランスを崩し、倒れてしまう。

「ヒビキさん、遅いよ!」

華麗に着地した師匠に対し、強鬼は悪態を付いた。

「そう言うなって。ほらさ、ヒーローは遅れてやってくる、って言うじゃない?」

恐ろしく巨大な怪物が目の前にいるというのに、彼はいつもの飄々とした態度を崩さない。それだけこの男は余裕がある。

誰かを安心させるために。

そして自分が明日を生きるために。

響は想った。これが、明日夢の言うところの、心の強さなんだろう。

「今日はちょっと趣向を変えてみようか・・・!」

ヒビキは音叉を変身ヒロインのようにビシッと構え――本当はそのヒロインが言う台詞を叫びたかったが我慢した――、念を込めて音叉を鳴らして叫んだ。

「変身!」

キィィィン・・・。彼の叫びと共に、音叉の澄んだ音が鳴り響く。

ヒビキの身体は紫紺の業火に包まれ、紫色の鬼・響鬼へと変身した。


「オノレ・・・ヒビキ・・・!!」
蝕鬼は再び立ち上がり、口から黒い腐食液を吹き出す。

響鬼は全く動じずに華麗にかわし、腰帯にくくりつけてあった古びた巻物を取り出した。

「さて、古い技を試してみるか」

響鬼は巻物を開き、そこに音叉を振りかざす。音叉の音が巻物に共鳴し、なんとその中から巨大な炎の鷹が飛び出した。

「こ、これは・・・!?」

「不死鳥・・・!?」

キイエエェェェェェェッッ!!! 

甲高い叫び声をあげ、美しい炎の鷹が森の上へと舞い上がる。

「すごい・・・!」

「きれいなのです・・・!」

「ハラショー・・・!」
艦娘達も響鬼の技に見とれ、驚いていた。

「ナゼダ、ナゼキサマガコノワザヲ!?」

驚愕する蝕鬼に、響鬼はこう答えた。

彼にとって、一生終わらぬ生き方の指針を。そして、彼の生き様の根本となる言葉を。


「鍛えてますから!」



炎の鷹は蝕鬼に襲いかかり、体当たりをしてその身体を倒れさせる。

「オノレ、鬼十ノ子メ・・・。『マタ』ジャマヲスルキカァァァ!!」

その炎が醜悪なる鬼の身体を焼いてゆく。

「グォォォォォォ!!!」

蝕鬼は聖なる炎に焼かれ、苦痛を上げて仰向けに倒れた。

「強鬼・・・、行くぞ」

「はい!」

二人の鬼はその隙を逃さない。お互いに息を合わせ、一気に邪なる鬼の心臓の上へと跳ぶ。

腰帯から音撃鼓・火炎鼓を取り出し、鬼の心臓に取り付けた。そして、同時に音撃棒を手に取り、火炎鼓に向かって振り下ろした。

「火炎連打!」

響鬼と強鬼のダブルセッションが始まった。二人は清めの音を心臓部に叩き込み始めた。

「はぁぁぁ!!」

響鬼が何度も何度も音撃を打ち込む。


打、打、打!!! 


強く激しい力が、何度も何度も叩き込まれる。


打ッ、打ッ、打ッッッ!!!


「うりゃぁぁっっっ!!」


強鬼も師匠に負けぬ勢いで音撃を叩き込んでゆく。


破、破、破!!!


白い鬼が若く荒削りな力を全力でぶつけてゆく。


破ッ、破ッ、破ッッッ!!!


響鬼と強鬼。師弟二人の音撃が共鳴し合い、倍以上の力を発揮する。

その二体の猛攻に、蝕鬼も耐えられなかった。その肉体はみるみるうちにひび割れてゆく。

打ち込まれるたび、その身体が崩れ、その体内から光が漏れ出す。

「おりゃああああ!!」

フィナーレに響鬼のトドメの一撃が振り下ろされた。その心臓が音撃に貫かれ、みごと砕け散った!


「オノレ・・・、ダガワレハカナラズヨミガエ・・・!!」

蝕鬼の肉体は生気のない土塊となってひび割れてゆく。響鬼達が飛び降りた後、その肉体を火葬するかのように、炎の鷹が体当たりして土塊を燃やした。

土塊は灰と化し、風に乗って舞い上がり霧散した。


キイエエェェェェェェッッ!!!


炎の鷹は、最後に勝利を祝うかの如く再び鳴き声をあげ、霧となって姿を消した。

「やったぁぁ!!」

「すごいのです!」

鬼たちの勝利を喜ぶ少女と明日夢達に、響鬼は顔だけ変身を解き、サムズアップと爽やかな笑顔で返答した。



戦いが終わり、夕暮れが近づいてきた。艦娘達は明日夢の車で海まで送ってもらうことになった。

「じゃあな、俺と同じ名前の少女。響」

ヒビキは再び響の頭を優しく撫でた。

「じゃあねアカネタカちゃん。またどこかで会おうね・・・!」

名残惜しそうに瑞鳳は小さな茜色の鷹を撫でた。航空機マニアの彼女にとって、アカネタカには惹かれるものがあったのだろう。

帰り際に一匹譲ってもらえないかと頼むほどであった。勿論断られてしまい、かなり落胆していた。

一方、ヒビキの後ろで京介はバツが悪そうにそっぽを向いていた。ふと、彼の方を向いた響と目線が合うが、どこかへ目線を逸らしてしまう。

そんな不肖の弟子をヒビキが見逃すはずもなかった。

彼は強く背中を叩き、
「ほれ京介。最後にちゃんと師匠の務めを果たせ」と促す。

渋々京介は小さな銀髪の少女に目を合わせ、恥ずかしそうに言った。

「さ、さっきは言いすぎたよ。悪かったな・・・」

京介もまた弟子から学んでいた。

人にしっかりと気持ちを伝える術を。人の心を無闇に傷つけぬ術を。

弟子に教えられ、師匠もまた成長する。

「いえ。こちらこそ、大切なことを教えていただきました・・・」

響は師に対して頭を下げた。彼女なりの、京介の心遣いに対する礼だった。彼女にとっても、京介は師匠であり続けるだろう。

不器用でわかりづらい教え方だったが、本当の強さの意味を教えてくれた師匠として。

「じゃあな、お嬢さん達。鍛え続けろよ、明日を生きるためにな」

「ちゃんと俺の作った椎茸食べろよ」

銀髪の少女の小さな頭を撫で、京介は静かに去って行った。

「スパスィーバ・・・」

去り際、小さな声で響は呟いた。ロシア語で「ありがとう」を指す言葉。その言葉の意味は分からずとも、ヒビキと京介にその想いは届いた。

赤い夕日を背に染められながら、ふたりの鬼は去りゆく艦娘達にいつまでも手を振り続けていた。




鎮守府に戻った後、提督は響達を呼び出した。

彼女達は当然厳罰が下るだろうと覚悟し、恐る恐る執務室まで向かった。

だが、意外にも彼は寛大な対応で彼女達を許してくれた。嘗ての大戦の記憶に苦しむ少女達に、彼もまた心を痛めていたのだろう。

そして、四人の様子を見て提督は安心していた。もうこの四人は大丈夫だろう。

たとえ大戦の悪夢が彼女達を苦しめたとしても、悪夢が再び蘇っても、この四人は互いを支え合い、進んでゆくだろう。


数日後、第六駆逐艦隊に遠征任務の命令が降りた。

「よーしっ! 行くよみんな!」と暁。

「電達の本気を見せるのです!」電が張り切る。

「おーっ!」と雷。

「ウラーッ!」
そして響が叫ぶ。

今日も、第六駆逐艦隊は抜錨する。

四人の力を合わせ、共に信じ合い、暁の水平線に勝利を刻むべく戦い抜く。


遥か遠くの地平線から力強い光が溢れる。まるで、彼女達の行先を祝福するがごとく。


彼女たちの未来は、始まったばかりなのだ。






というわけでリクエストの多かった響×響鬼のSSでした。

桐矢京介が若干綺麗になってますが、10年経って多少丸くなったということで許してあげてくださいw


ちなみにこの話の元ネタは公式四コマのヴェールヌイの話ですので興味のある方はご覧くださいませ(ステマ)

追伸
本来は一昨日に投稿予定でしたが、諸事情で出遅れてしまい本日となってしまい巻いた。
待っていただいた方々には、大変申し訳ございませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。

>>30
×本日となってしまい巻いた
○本日となってしまいました

・・・何度もすみません



名前繋がりだと大和がケタロスと遭遇したり武蔵がコーカサスと戦ったりするんかな

>>32
ありがとうございます、それも面白そうですね
ただ大和と武蔵は宇宙空間で戦えるのでしょうか・・・?

でぇじょうぶだ宇宙戦艦になればいい

加賀と加賀美も有りか?
地味にカブト勢からちょこちょこ挙がるな

>>34
大和が波動砲を撃つのですね、わかります


>>35
吹 き ま し た

天道も加賀美も、女性や子供には優しいタイプなので艦娘が戦ってることには心を痛めるなり反対なりしそうですね
天道は駆逐艦娘達の良き兄貴分になりそうです(そして加賀美は遊ばれる)

ちなみにSSですが投稿しました
ほのぼの短編です

那智「艦これ2周年だ!」 那珂ちゃん「センターは那珂ちゃんでけってーい!」
那智「艦これ2周年だ!」 那珂ちゃん「センターは那珂ちゃんでけってーい!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430276986/)

龍驤と龍騎を思いついたけど、記者だから青葉でも…
不幸姉妹と地獄兄弟、ここからは私達のステージと言い出す那珂と舞風、「いい風」な町に行く天津風、タカメダルを拾う古鷹、天道「当然…俺は一番強い」白露「いちばん?」、昭和もありなら村雨や秋月や霞のジョーも思い付いてしまった…

朧とシザース
伊達バース→お金の為に戦う≒お金が無い≒貧しい→秋月
鶴姉妹とファム
夕張はマグナギガを弄りたそうにみている
あれ、龍騎多いな

>>38
>>39
龍騎とコラボって鬱エンドほぼ確定じゃないですかー、いやだー!

仮に龍騎で書くとしたら、ミラクルワールドかドラゴンナイト的な世界観で書くかもしれません・・・
カブトコラボは結構興味があります
次に控えし、無駄になが~い艦これSSが終わったら書くかもしれません。

個人的には「名護さんが鎮守府に着任したら」とかも書いてみたかったりしますw

TV最終回後の城戸が泥臭く頑張って、某艦娘に蔑まれる


おじさんと呼ばれる753

そろそろ深海側をピックアップしたやつをですね…
戒斗さんとかで「禁断の森の魔王が深海鎮守府に着任しました」とかを。

言い忘れてましたが、蝕鬼と炎の鷹は小説版響から引っ張ってきてます
ヒビキさんにDVDを渡した変なおじさんは・・・、果たしてどなたでしょうねぇ(遠い目)


>>41
それいいですね(メモメモ


>>42
戒斗さんはテレビ版の結末にまったく納得いかないのでちょっと・・・

いずれにせよ長編とかゴジラ対ながもんとか書くつもりですので、現時点では難しいかと思われます


ところで長編書く場合、スレは1話ごとに建てるよりも、普通に1つのスレで投稿し続けたほうが宜しいですよね?

>>43
乱立してるより、1つのスレが良い



日署ー!日署ー!とか
手塚と不幸艦とか

アンクとアイスとキラキラ状態 とか

愛称はバカシンジ

>>44, >>45
青葉の真司を呼ぶ愛称ってことですよね?
よく考えてみるとディケイドか鳴滝にデッキ持ってこさせれば変身できるじゃないですか!

それにしても手塚と不幸艦ってw エビルダイバーは艦娘と仲良くできそうな気がします。


>>44
ありがとうございます。それでは単独スレで投稿させていただきます。


せっかくなので次作についての告知も

次の無駄になが~い(全12話完結を予定)SSですが、金剛主役の特撮っぽい暑苦しい(?)ノリの(※筆者がそういうのしか書けない)オリジナル物を予定しております
1~2週間に1話投稿する形で、5月中旬頃から投稿開始の予定です
キャラ設定などはアニメではなく原作ゲーム等に沿った形式です
(ちなみに筆者はゲーム版未プレイ。コミック・ラノベなどは一通り読破済み)
機会がございましたら、次回もご覧いただければ幸いです

書き終えましたらこちらに案内を出しときます

>>46
可愛い面もあるが、ミラーモンスター

>>42
そして過去音也が深海娘をガードベント

新作書き始めました

艦隊これくしょん ~艦これ~  Bright:金剛
艦隊これくしょん ~艦これ~  Bright:金剛 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432963201/)

だいぶ拙いものですが、宜しければご覧下さい

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