東郷「レズデリヘルを頼んだら友奈ちゃんが来た」 (18)

 私は今、市内のビジネスホテルにいる。

 外はとうに夜の帳がかかり、バーテックスをも通さぬ蚊帳となっている。現に、これまで夜更けに樹海化が始まった事は無い。

 しかし、心臓の音がうるさい。

 ただデリヘルを頼んだだけで、これだけ緊張するものなのか。ベッドに腰掛けながらも身体は浮いているような、現実感がなく……目眩が起きそうだ。

 一時の気の迷い。それをわかっていながら私はここにいた。現実逃避からの自棄。理由はひとつ。

 想い人に恋人が出来た。

 その報告を耳にした時、表情では平静を保ちながらも、内心は動揺を抑えられなかった。その恋人は私もよく知る人物でーー

 ーー考えの途中であったが、どうやら嬢が到着したようだ。ノックの音が部屋中を反響し、全方位でそれを感じる。

 シャワーは浴びた。

 湯船には既にお湯を張ってある。

 あとは、扉を開くだけだ。

 ドアの方へと歩く。
 一歩一歩が早いのに、中々ドアへは近づけない。視線は、遠くにあるドアノブに釘付けだ。

 ようやくのことソレに手をかけ、生唾を一飲み。
 怖気付くな。東郷美森は勇者であった。これしきの敵に怯えていては勝利は到底掴み取れない。

 一雫の汗が頬をつたり、

 私は、扉を開けた。


「勇者倶楽部から来ました鷲巣夏凜です……って、あ、あれ?」


『東郷さん?』


 聞きなれた、いつも通りのホッとする声音で……彼女が現れた。




 ・R15、又はR18
 ・キャラ崩壊有
 ・進行遅め
 以上の通りです。よろしくお願いします。

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 赤い、髪。
 見慣れた私服。
 見慣れた、笑顔。

 相手方には、出来るだけ若い子が好ましいと要望を出した。しかし、学生を寄越すとは思わなかったので驚いている。

 しかし、その相手が互いに素性を知っている人物となれば驚驚愕愕というもの。どうやってベッドまで連れてきたのかは全く覚えていない。

 鷲巣夏凜……本名、結城友奈さんは同じ学校で、同じ部活動の深い友人である。

 どうして私の旧姓を源氏名に使っているのか、どうして名を恋人のものにしているのか。突っ込みを入れたい箇所は複数あるが、今はそれどころではない。

 横並びでベッドに腰掛けた二人。
 水分を失い、乾いた口・喉を動かして最初に聞くべき事は決まっている。

「……どうして、こんな仕事を?」

 生活に困窮しているようには見えなかった。見せなかったのかもしれないが、私にはそうは思えなかった。

「お金が、必要なんだ」

 そう言う彼女は、眉尻を下げながらも笑顔を崩さず……学校に忘れ物をしたかのような、大事ではないように困り笑いで告げる。

「お金に困っているなら、私に手助けさせて」

 東郷家は大赦の援助もあり、それなりに裕福だ。それは結城家も同じであるはずだが、もしかすると勇者でなくなった時点で何かしらの援助打ち切りがあったのかもしれない。

「ううん。これは、私の問題だから」

 この子ならこう言うだろう。
 友に迷惑をかけるくらいなら、自らを追い込み、犠牲にする。

 どこまでも勇者。それが私の愛した結城友奈である。

「それで……東郷さん、どうする?」




 正直、お言葉に甘えたかった。

 お言葉だけでなく、身体的な意味でも甘えて……その後で深い事情を聞けたらいいな、と内心思う。

鷲尾須美
これ以上は言わん

 違和感の正体は鷲尾さんだったか。もう突っ込まれないようにします。




「東郷さんの事も深く聞かないから。私、他の人に変わるね?」

「それは困るわ」

「え?」

 友奈ちゃんには申し訳ないけど、この機会を逃すわけにはいかない。

 友達として、人としてどうなのか。と言われようが私にも性欲があるのだ。

 一度は諦め、他の相手に身を委ねようとした矢先に愛しの彼女が現れた。

 最早理性は、良心の呵責は無い。

「嫌じゃないわ」

「だって……私たち友達で」

「友奈ちゃんに恋人がいるのはわかってる。けど、私だって友奈ちゃんの事が好きだった」

 いや、私の方が何倍も愛している。

 三好夏凜の元には帰したくない。

 そして鷲尾夏凜という名もやめてもらいたい。

「まぐわりましょう。お金は倍だすし、帰ったら百万でも二百万でも都合付けます。それ以上でも工面してみせる。だから……」

「わ、わかったよ東郷さん落ち着いて!」

「友奈ちゃん、夏凜ちゃんとはもう……したの?」

「それが……まだ」

「ダメよこんなとこで、他人に身体を預けちゃ」

 どの口が言うのだ。


「……ちなみに、友奈ちゃんは初めて?」

「……うん」

 ガッツポーズだ。夏凜ちゃんには悪いが、これも運命だと思って割り切ってもらおう。

レズNTR好き

「友奈ちゃんは、私のこと嫌い?」

「嫌いなわけないよ! だって……」

「じゃあ、お互いにメリットがあると思うの」
「私は、友奈ちゃんを抱けて……貴方は、他の客を何人も取らずに私の一回で大金を手に入れられる」

 友奈ちゃんは湯上りなのか、肌がしっとりしている。興奮する。

「貴方はただでお金をもらうのに抵抗がある。私に一晩好きにさせてくれるのなら、取引としては合うんじゃないかしら」

 友奈ちゃんのうなじ……

 スカートからのぞく太もも……

「どう? というかお願いします。性交させてください」

「と、東郷さんっ、土下座なんてしないで!」

「それじゃあ……?」

「わかった、もう……東郷さんそうなったら絶対きかないだろうし……」

「ありがとう友奈ちゃんっ、お風呂の準備は出来ているわ私が脱がす? 自分で脱ぐ? 私のは脱がして欲しいんだけど。下着は口で外してもらえるのよね。オプションであったわ」

「う、うん……」

「東郷さんの……やっぱり大きいね」

 友奈ちゃんがそう言ってフロントホックを器用にはずす。

 彼女はまだ服を着ているのに、私だけ徐々に裸へと剥かれていく様に羞恥とひどい興奮を覚える。

 外したブラを口に咥えたまま、友奈ちゃんは私の胸を凝視する。こうして数㎝の距離で見るのは初めてだからだろう。顔に朱を差しながらも目を離さない。

「次……下も、いいかしら」

「う、うん」

 私はベッドに身を投げ出し、友奈ちゃんを迎え入れる。

 ステッチを口に含み、下にずらそうと顎を引く。
 私はそれに合わせ腰を浮かし、布が時間をかけて下り、ゆっくり大事な部分が露になっていく様子にまた興奮する。

 あの友奈ちゃんが、結城友奈が口で奉仕している。
 普段の学校で見せる無邪気な笑顔とは真逆の……呼吸を荒くし、ショーツを下ろすために咥え閉じた口からは布を伝ってよだれが流れている。

 やがて太ももまで到達した時には、友奈ちゃんの視線は私の一部に釘付けになっていた。
 場の雰囲気に呑まれているのかもしれない。
 同性である女性と交際している時点で元々、こちらへの興味があったのかもしれない。

 わかるのは、友奈ちゃんも私に対して興奮しているということ。

 行為を無事に遂行し終えた友奈ちゃんの頭を優しく撫で、口付けをする。

 この口で、いま絡め合っているこの舌で……貴方の首も、胸も、お腹も、女の部分も余すことなく攻め立てる。そうわからせるようにやや強引に友奈ちゃんの口内を蹂躙する。

 長い接吻ののち、唇を離した後もお互いの口からは涎の線が一本かかっていた。

 友奈ちゃんの顔は紅潮し、完全に発情した雌のそれだ。


 私は…………ここにはいない、三好夏凜へ見せつけるように……もう一度唇を重ね合わせた。

一旦ここまでです。

おつつ

ラブライブで書いてた人?

東郷さんがっつきすぎワロタ
鷲巣は狙ってたのかと

いい文章だ

がっつりエロ書いてもいいのよ?

 二度目の長い接吻が終わると、私達は目を離さずにお互いを暫く見つめ合っていた。

 友奈ちゃんの胸は荒い呼吸で上下に揺れ、口を開け放したまま余韻に浸っているようだ。

 私は何も言わずに友奈ちゃんの服に手を掛ける。上に着ている物を全て脱がした後、またキスをする。口を貪りながらスカートへと手を伸ばした。

 友奈ちゃんは舌で粘膜同士をいやらしく絡ませ合う間、目を閉じて危うい快感に夢中になっている。時折、開いた瞳で私を見つめ、眼球が乾くにつれゆっくりと閉じていく。

 気づけば脱がす衣服も残り一枚だけとなった。
 紐の部分に手を伸ばそうとし、それを掴まず更に下へスライドして恥丘をタッチ。

 すると友奈ちゃんは目を大きく開き、突然の刺激に思わず口を離す。
 私は数㎝離れた、今まで舐るように愛していた唇を再び塞ぐ。淫靡な音を立てながら舌で舌を屈服させる。もはや交尾だ。緩やかに隆起する快感の土手を手の平で愛撫し、目の前の少女は口内を執拗に犯され、微量であるが下半身の喜びを感じている。これを交尾と呼ばずに何と呼ぶ。

 時間と共に、時計の秒針が一回りするに比例してピンクの可愛らしいショーツが水気を増していき、縁を描くように撫でると陰裂上部に大きな水溜りをつくった。

 友奈ちゃんをベッドに寝かせ、今度こそ一糸纏わぬ姿へと変える。
 キス自体は一先ずやめたが、視線はそのまま。見つめ合う。

 ぴったりと閉じている太ももを手で開かさせ、大陰唇を重点的に愛撫を再開。
 友奈ちゃんは恥ずかしそうに片手で顔を隠そうとするが、私はそれを許さない。初々しいその表情が……まだ少女であるという、そんな少女を羞恥に染めているという背徳感が私をよりサディスティックにさせるのだ。自分に人を攻め立てるような性向はないはずだが、瞳を涙で潤わせている愛しい人を前にして新たな自分、性癖が発芽するようだった。

 その発芽に水をやるように、ヒダから愛液が流れ、ヒクヒクと反応している。

 耳元へそっと語りかける。

「友奈ちゃん……可愛いよ」

 ピクンと身体が跳ね、強張っていた身体から力が消えてゆく。どうやら受け入れる準備が出来たらしい。

 けれどすぐには浸入しない。
 時間はたっぷりある。
 首から下へ……舌を這わし、時には連続的にキスを施して、誘水たる目的地へと向けた進行を開始した。

 一旦ここまでです。
 スケジュールの関係で単レスになりますがご容赦ください。

惜しい、惜しいよ東郷さん!
何かが絶大に惜しくて冷めちゃうよ!

アホみたいなスレタイから素晴らしく読みやすい文章にワロチ

まだかね?

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