春香「プロデューサーさん、コールドケースですよコールドケース!」(79)



   12月25日 2002年


  bgm: http://www.youtube.com/watch?v=qgmejqivyjw&feature=related 


   社長「諸君、今日のクリスマスライブの出来は最高だった!」

   社長「いや、今日だけではない今までの君たちの頑張りは・・・・・」

   
   春香「あちゃー、社長の長話が始まっちゃった」

   千早「もはや、誰も聞いてないわね」

   真「でも、今日のライブは最高だったね!」

   春香「うん!外は雪が降ってるのにすっごい汗かいちゃったもん」

   千早「私も歌っててすごい気持ちよかったわ」


 
   亜美「ねぇ~、りっちゃん早くケーキ食べようよ~」

   真美「真美たち十分頑張ったしょ~」

   律子「いつものことなんだから我慢しなさい」


   雪歩「響ちゃんはプロデューサーさんにあげるプレゼントどんなのにしたの?」

   響「ふふふ~、それは秘密さー。」

   貴音「響の言う通り、ここで言ってしまえばさぷらいずにはなりませんから」

   雪歩「そ、そうですよね」

   響「で、雪歩は何あげるんだ?」

   貴音「響、先ほどの話を聞いていなかったのですか・・・・・」


   やよい「みんなとクリスマスを過ごせるなんてウルトラハッピーです!」

   伊織「ふん、せっかくの打ち上げなのになんでわざわざこんな事務所なんかで・・・・」

   やよい「伊織ちゃんは嬉しくないんだ・・・・・」ションボリ

   伊織「ば、ばかね、そんなこと言ってないでしょ。そりゃ狭いし料理もろくなのがないけど・・・・」

   美希「凸ちゃんは素直じゃないの」

   伊織「凸ちゃん言うなーー!」

あずさ「みんな、すっごく元気ですね」

   p「そうですね、昼間のライブがまるで嘘みたいです」
 
   あずさ「若いっていいわねぇ・・・・」
 
   p「いやいや、あずささんだって十分若いですよ!」

   小鳥「そうですよ!あずささんはまだまだ十分行けますって!」

   あずさ「なんか、音無さんに言われると不思議と自信がわいてきたわ」

   p「自身の経験がありますからね」

   小鳥「うぅ、それを言わないでください・・・・」


   社長「・・・・というわけで、今から早速クリスマスライブの打ち上げを始める、みんな乾杯!」

   一同「乾杯!」

   
    ワイワイ  ガヤガヤ  キャッキャッキャ  ウフフ  


    こうして何事もなく昼間のライブを経て、765プロのクリスマスライブ打ち上げが始まった。

    この調子で行けば年末年始はもちろんそのあとだって765のアイドルたちがお茶の間を賑わせる・・・・はずだったのだが

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      翌日、近所の児童公園でpが刺殺体となって雪の中から発見される。

      捜査はされるものの、犯人の手掛かりとなるような物は一切出てこなかった。
 
      そして、『765プロ プロデューサー殺人事件』は未解決のまま、幕を閉じた。


 ****

     6月  2012年


ヴァレンズ「ねぇ、如月千早って覚えてる?」

    リリー「それ前にも言ってなかった?」

    ヴァレンズ「そうだっけ?」

    ヴェラ「千早ちゃんだろ、覚えてるぜ。なにせ、恐ろしいくらい胸がなかったもんな」

    ヴァレンズ「72のどこが悪いって言うんだ、ニック」

    ヴェラ「そこまでいってないだろ。にしても、やっぱ一番は高槻やよいちゃんだな」(ゲス顔)

    ジェフ「おいおい、一番は我那覇響だろ」

リリー「ねぇ、みんな亜美真美を忘れてない?あの子たちほど可愛いアイドルは・・・・」

    ジェフ「」

    ボス「おい、そんなことよりもっと大切なことがあるだろ!!」ドンッ

    リリー「ボス・・・・・すみません、私たちちょっと気が抜けてたみたいで・・・・」

    リリー「たしかに、10年前の『プロデューサー殺人事件』事件で765プロは無くなってしまいました・・・・今も未解決です」

    ヴァレンズ「そうか、ボスは俺たちに事件を解決しろって言いたいんだよ」

   ヴェラ「そうだよな・・・・趣味にかまけて本業を忘れちまうなんてな」

ジェフ「さすがボス」

   ボス「お前ら何を言っているんだ?」

   リリー「え?」

   ボス「一番かわいいのは星井美希ちゃんだろ」

   リリー「・・・・・・・」

  op:  http://www.youtube.com/watch?v=f0nvaswnsn4


資料室
 
   リリー「事件当日は、クリスマスライブがあってそのあとに打ち上げ」

   ヴァレンズ「死因は刃物による刺殺。当時は大雪だった。」

リリー「現場の公園は彼の家とは逆方向だわ。」

  ヴァレンズ「ってことは、誰かに呼び出されて刺された?」

  リリー「当時一番、怪しまれていたのは一番のライバルである961プロによる犯行」

  ヴァレンズ「しかも、オーナーの黒井社長はその以前からも他事務所に対する嫌がらせ、妨害行為で何度も捕まってるみたいだ」

  ヴァレンズ「その度に多額の保釈金を払って出てるみたいだけど。」

  リリー「動機は十分ね。早速、黒井社長に会いに行きましょ」

 ****

  リリー「殺人課のラッシュとヴァレンズです。」

  黒井「殺人課の刑事が一体何の用だ?私は今忙しいんだ」カチャカチャ

  ヴァレンズ(ルービックキューブしてるだけだろ)

  リリー「10年前に起きた、765プロのプロデューサー殺人事件はご存じですよね」

  黒井「もちろんだ。おかげで、邪魔な事務所が1つ減ったからな。」

  ヴァレンズ「でも、ジュピターはいうほど伸びなかった。せっかく高いリスク背負ってまでライバル事務所をつぶしたのに」

  黒井「一体何が言いたいんだ?まさか、俺が裏で糸を引いてたとでも言いたいのか?」

  リリー「動機は十分あるわ。ライバル事務所への嫉妬、そしてなにより旧友だった高木氏への対抗心。」


  リリー「当時の映像見たんだけど・・・・彼、会見で泣いてたわよね、あなたはそれを見て高笑いしてたってわけよね」

  黒井「ふんっ・・・・くだらん。そうやって相手を煽るのがお前たちのやり方なんだろうが、残念だ俺はシロだ」

  黒井「その証拠に一つお前たちに良いことを教えてやろう。事件の手掛かりを」

  リリー「へぇ・・・・一体どんな?」

  黒井「殺されたプロデューサーの秘密だよ。」

ヴァレンズ「pの秘密?」

  黒井「そうだ、仕事熱心で真面目な好青年・・・・とでも調書には書いてあるんだろうが・・・・ククク」

  黒井「やつも一人の男だったようだ。」

  リリー「アイドルと何かあったのね」

  黒井「その通り。本当はこのネタでゆすってやろうだなんて考えてたが、その前につぶれてしまったからな。」

  黒井「このまま、犯人扱いにされるのはごめんだからな。」

黒井「当時、何か脅迫ネタがないかと、あちこちの現場スタッフに探りを入れてたんだ・・・・」

  黒井「そしたら、どうもあのプロデューサーが担当アイドルとの一人とできてたそうだ」

  ヴァレンズ「誰だ?」

  黒井「我那覇響だよ・・・・」

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  参考bgm: http://www.youtube.com/watch?v=gsjvt8jr_pm

スタッフ『今から30分休憩でーす』

  響『ふぅ・・・・今回のpvはダンサブルだからきついぞ』

  スタッフa『あ、我那覇さんこれお水です』

響『ありがとうございます!・・・・ゴクゴク・・・・ぷはぁ、とってもおいしかったです。午後からもよろしくお願いします!』

  スタッフa『いえいえ、自分も我那覇さんのファンですから』キリッ


響『えへへ、ちょっと照れるぞ・・・・あ、ところでプロデューサー見ませんでしたか?』

  スタッフa『pさんですか・・・・う~ん、見てませんね』

  響『そうですか。じゃ、会ったら自分・・・じゃなかった、私は控室にいるって伝えておいてください』

  スタッフa『わかりました、伝えておきます』

  スタッフa『あぁ、響ちゃんかわいいなぁ・・・・』

  スタッフb『くそ、出遅れたか・・・・俺も響ちゃんにお水渡したかったのにぃ!』

スタッフa『しょうがねぇな、ほらこれ』   

  スタッフb『そうか、まだタオルって手があったか。感謝するぜ。』

  スタッフb『ちょっくら控室までいってくるわ』タッタッタッタ

控室前

  スタッフb『うぅ、なんだか緊張してきたな・・・・よしっ行くぞ・・・・ん?中から声が・・・・』

  スタッフb『これは響ちゃんの声か・・・・もう一人はpさん?・・・・・なにか嫌な予感が』

  聞き耳を立てるスタッフ

 控室

  響『ねぇプロデューサー、午前忙しくてできなかったから、今ここでしよ!』

  p『ここでか・・・・誰かにばれたらやばいぞ』

  響『もぉ・・・私がしたいって言ってるんだからいいでしょ、ね?』

  p『うっ・・・・その顔は反則だろ・・・・ったく、響はかわいいなぁ』

  p『じゃ、こっち座って』

  響『うん!』

  pは響を膝の上に乗せる

p『響、ちょっと軽くなったか?』

  響『だって・・・・最近、プロデューサーといっぱい運動してたから/////』

p『そうか・・・なら、今夜もいっぱいしような運動』

  響『もう・・・・ん・・・・ちゅ』

  p『はぁはぁ・・・・ほら、もう終わりだ』


  響『えーーー!まだやりたい!』

  p『さすがにこれ以上は・・・・俺の理性が持たん・・・・』

  響『むぅ・・・・・じゃ、その代わり夜は・・・・ね?』

  p『わかってるよ、響』

   控室前

  スタッフb『』ボーゼン

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つまんね

黒井「はっはっはっは、驚いただろ?あの我那覇響が実は自分のプロデューサーと休憩時間に淫行をしてただなんて。」

  リリー「たしかに・・・・すごいわね」

  ヴァレンズ(ジェフには聞かせられないな)

  黒井「ま、今となっては何の利益にもならんがな。にしても、他のアイドル連中が哀れだったな。」

  リリー「どういうこと?」

  黒井「ふん、ついでに教えておいてやるよ、pに惚れてたのは一人だけじゃないってことだ」

ヴァレンズ「響の他にpのことが好きだったアイドルがいたってわけか。」

  リリー「一体誰?」

  黒井「我那覇響以外の全員だよ」
  
  黒井「みんなで仲良子よしやってるようで、実は裏では壮絶な争奪戦が行われていたのかもな」

  リリー「!?」

ボス「つまり、ミキミキもそのプロデューサーに惚れていたというわけなのか!?」

  リリー「えぇ・・・・黒井の話だとそういうことになります。」

  ヴェラ「俺のやよいちゃんもか・・・・」

  ジェフ「」

  ヴァレンズ(一番ショックを受けているのはジェフなわけで・・・・)

  ボス「響とpの交際に嫉妬したアイドルが犯行に及んだか・・・・」

  リリー「でも、それだったら何でpが殺されたかわからないわ。」

ヴェラ「普通なら響が刺されるだろうな」

  ボス「もしかしたら、pにも問題があったのかもしれん」

ボス「pが響と付き合っていたのは全員が知っていたのか?」

  ヴァレンズ「わかりません。でも、響の一番の友人は四条貴音、彼女ならしってたかも」

  ボス「それじゃあ、ヴェラとジェフは響の所へ、リリーとヴァレンズは貴音の所へ行け」

****

  資料室

  ヴァレンズ「四条貴音・・・・喰い逃げで18回も捕まってる」

  リリー「きっと、アイドルやめてからお金がないのね。」

  ヴァレンズ「はぁ・・・・めっちゃ太ってたらどうしよ」

  リリー「あれ、まさか貴音好きなの?」

  ヴァレンズ「悪いかよ・・・・」

  リリー「まぁいいわ。で、今はどこに住んでいるの?」

  ヴァレンズ「それが・・・・住所不明らしい」

  リリー「え?」

  ヴァレンズ「都内に行きつけのラーメン屋があるらしくて、そこでたびたび目撃されてる」

  リリー「じゃ、まずはそこからね」

****

 都内 某ダンススクール

    ヴェラ「響はアイドルを引退した後は、沖縄に帰らないでこっちにいたみたいだ」

    ジェフ「まさか、自分でダンススクールを開いてたなんてな」

    ヴェラ「さて、10年経った今、あの小麦色の美少女はどうなっているかな」

    ジェフ「なんくるねぇにくまってんだろ」

****

   ラーメン屋

  店長「あー、貴音ちゃんね・・・・前は良く来てたんだけど・・・今は全然で」

  ヴァレンズ「どこら辺に住んでたとか聞いてないですか?」

  店長「全然。貴音ちゃん、あまりそういうこと話さないからなぁ」

  リリー「こまったわね・・・・」
 
  ?「お待ちになってください。」

  ヴァレンズ「!?」

 ****

   ダンススクール

   ヴェラ「こりゃ・・・・たまげたなぁ」

   ジェフ「10年前よりも格段に進化してる。胸のサイズもな。」

   
   響(26歳)「じゃ、次は腰を前後に振りながらの・・・・・」

   生徒「はい!」

    
   ヴェラ「すいませ~ん」

   響「ん?・・・・・お客さんかな。じゃ、みんなは今いったところをやってて」

   生徒「はい!」

****

   ヴェラ「殺人課のニック・ヴェラです。こっちはジェフリーズ。」

   ジェフ「よろしく。」

   響「お、おう・・・殺人課の刑事さんが私になんのようですか?」
   
   ヴェラ「10年前のプロデューサー殺害事件につて再捜査が決まったので」

  響「ほ、ほんとうですか!」

  ジェフ「えぇ」

 響「でも・・・なんでじぶ・・・・私のところへ?」

ヴェラ「当時、プロデューサーと付き合ってたというのは本当?」

  響「はい・・・・・」 

 ジェフ「二人以外に知っていた人はいましたか」

 響「えっと・・・・貴音はもちろんだけど・・・・・あとはピヨ子かな」

 ヴェラ「ピヨ子?」

 ジェフ「765の美人(笑)事務員だよ」

響「そうさー・・・・やっぱ一番年上だからいろいろと相談したんだよ・・・」

 響「プロデューサー事が好きだって分からせてくれたのもピヨ子さー」

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割とマジでつまんねぇ

頑張れ応援してる

bgm: http://www.youtube.com/watch?v=rsa600qfpo0

  仕事場

p『響、今日のダンスはずいぶんと調子がよかったな』

  響『そうでしょ!自分天才だからな!』

  p『うんうん、響は天才だ』ナデナデ

  響『えへへへ,ストレートに言われると照れるぞ』

  p『いや、本当のことなんだからいいんだよ』


名前の前のスペースが安定してないし、いっそ取っ払うのはどうだろうか。

美希『ハニー!美希のダンスどうだった??』ダキッ

  p『おい、急に抱きついてくるなよ』ヤレヤレ
 
 美希『ねぇ、どうだったの?キラキラしてた?』

 p『ああ、十分きらきらしてたぞ。それに、今日の衣装もとても似合ってたからな』

 美希『本当!?』

 p『嘘はついてないぞ』

 美希『ハニー、大好き!!』ギュウウ


 p『だから、こういうところではなぁ・・・・・』

 美希『じゃ、どこだったらいいの?』

 p『どこでもだめだ』

 美希「むぅ・・・・」



 響(なんだろ・・・・・あの二人を見てるとこう・・・・胸がモヤモヤする)

小鳥『響ちゃん、それはきっと恋よ』

 響『つまり、自分はプロデューサーのことが好きってことなのか?』
 
 小鳥『そうよ。きっと胸がモヤモヤしたのは美希ちゃんに嫉妬したからなのよ』

 響『確かに今朝も、春香とプロデューサーが一緒に楽しそうにしてたのを見てたらそうなったぞ・・・・』

 響『でも、自分春香や美希のこと嫌いじゃないんだよ・・・・どうしよう』
 
 小鳥『響ちゃん、それでいいのよ。好きな人がいれば当然のことなの。別に二人のことを嫌いになったわけじゃないのよ。』

 響『ありがとう、ピヨ子・・・・そっか、自分プロデューサーのこと好きなんだ・・・・』

応援することは素晴らしいがこれつまんねぇだろ?
なんかなんかアドバイスしてやれよ


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 響「その時から、プロデューサーのことを意識するようになったんだ。」

 響「そっからは・・・ま、色々あって付き合うことになったってわけだよ」

 ヴェラ「本当に他に知っている人はいないんですか?」

 響「ピヨ子が話してな帰れば、誰も知ってるわけないとおもう」

 ヴェラ「殺される前のpに何か変わった点はありませんでしたか?」

 響「特になかったと思います。それに、あのころはお互い忙しかったですし」

 ジェフ「そうですか。では、もしも何か思い出したことがあれば連絡してください」

 響「わかりました」

*****

 ?「お待ちになってください。」

 ヴァレンズ「あ、あなたは・・・・」

 リリー「あなたが、四条貴音ね」

 貴音(28歳)「いかにも・・・私が四条貴音です」

 ****

 貴音「あの事件から10年・・・・響はいまでも悲しんでいます」

 リリー「わかります。」

 貴音「残念ながら私は犯人は知りませんが、当時言っていなかったことがあるんです」

 貴音「あの人・・・・ぷろでゅーさーについてです。」

リリー「彼に何か問題でもあったの?」

 貴音「えぇ・・・。あの人が響と付き合っているというのは私を含めてあと音無さんしかしりませんでした。」

 貴音「私や響、音無さんはもちろんですが、そうそう他人に口外するようなことはしませんでした・・・・でも」

 リリー「でも、pが喋っちゃったわけ?」

 貴音「あの人はどうも押しに弱いらしくて・・・・私が目撃した限りでは・・・千早に話していました。」

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 bgm: http://www.youtube.com/watch?v=i2w4bdfpuf0

 事務所

 貴音『事務所へ忘れ物を取りに来たのは良いのですが・・・・なにやら面妖な気配が』

 貴音『こっちの会議室でしょうか・・・・2人の人物の気を感じます。こっれは・・・・』

 貴音『プロデューサーと千早・・・・・』

 貴音『聞き耳を立てるのはいささか気がひけますが、あなた様のためです・・・・』


会議室

 千早『・・・・・・』

 p『千早・・・話ってなんだ?』

 千早『プロデューサーこそ私たちに言わなきゃいけないことがあるんじゃないんですか?』

 p『な、なんのことだ?』

 千早『私・・・昨日見ちゃったんです』

 p『!?』

 千早『プロデューサーと響がキスしてるところを・・・・・・』

 p『ッ・・・・そんなことするわけないだろ、仮にも俺はお前らの・・・』

 千早『そうやってしらばっくれると思ってちゃんと、携帯で撮っておきました。』

 p『機械音痴の千早にそんな芸当は・・・・・』

 千早『ふふ、それができるんですよ、ほら』

  『プ、ロデューサーぁ・・・・んっ・・・・んちゅ・・はぁ』

  『響・・・・好きだ・・・・ん』

 p『』

千早『ね、しっかりとれてますよね。』

 千早『これがもしも・・・・他のアイドルたちに見つかったらどうなるかしらね』

 p『千早・・・頼む!それだけは・・・・』

 千早『この大事な時期にこんなの見せられたらみんなどうなるかしら・・・・』

 千早『春香や美希・・・・・どんな顔するかしら?』

 p『お願いだ・・・・頼むからみんなには黙っていてくれ!』

>>1の脳内ではbgm()と書いてる内容がこれ以上ない程にマッチしてるんだろうな

 p『なんでもするから!頼む、千早!』

 千早『ん?今なんでもするって言いましたよね?』

 p『あぁ・・・』

 千早『じゃあ・・・・』ヌギヌギ

 p『ちょ・・・服なんか脱いで一体何を・・・』

 千早『何ってセックスに決まってるじゃないですか』

 千早『これからプロデューサーには毎日私とセックスしてもらいます』


 p『セックスって・・・・俺には響が』

 千早『「映像」・・・・みんなに見られても良いんですか?』

 p『そ、それは・・・・』

 千早『それにプロデューサーはなんでもするって言ってくれたじゃないですか』

 千早『選択権はないんです・・・・・あぁ、友達の男を寝とるのってなんて気持ちが高揚するのかしら』

 p『お前・・・・』

 千早『さぁ、始めましょ。あ・な・た』

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リリー「あの千早ちゃんがそんなことを・・・・・」

 ヴァレンズ「ntr属性だったとは・・・・」 
  
 リリー「このことは彼女は知ってるの?」

 貴音「いいえ・・・・とてもじゃないけど、話せませんでした・・・・」

 ヴァレンズ「その後の二人は?」

 貴音「わかりません・・・・次の日には二人とも何事もなかったかのように接してました。」

 リリー「如月千早・・・・・ねぇ」

*****

 署内

 ヴェラ「まじか・・・・あの千早ちゃんが」

 ボス「信じられんな」

 リリー「ええ、もしかしたら千早との間に何かトラブルがあったのかも知れません」

 ヴァレンズ「実は子供ができてたりしてな」hahahaha 

「・・・・・・・・」

 ヴァレンズ「・・・・・あー、ゴホン、ニックのとこは何か分かったのか?」 
  
 ヴェラ「響はよく同じ事務所の事務員の音無小鳥に相談をしていたそうだ」

 ボス「何かしってるかもしれんな」

****

  千早宅

 リリー「殺人課のラッシュです。こっちはヴァレンズ」

 千早(26歳)『そうですか……で、殺人課の刑事さんが何の用なんですか?』

 ヴァレンズ「10年前のプロデューサー殺害事件、覚えてますよね」

 千早「もちろん。私たちのプロデューサーですもの。」
 
 ヴァレンズ「私たちの・・・・ねぇ」

 千早「何か問題でも?」

 リリー「あなた、彼のこと好きだった?」


 千早「は?」 

 リリー「プロデューサーとしてじゃなくて一人の男として。」

 千早「……えぇ、好きだったわよ。でも彼、鈍感で真面目だから全然振り向いてもらえなかったわ。」

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 千早『おはようございます』

 p『お、千早か。おはよう』

 千早『今日は早いんですね』

 p『音無さんが昨日の仕事を終わらせずにゲームしてたから朝一で片づけてるのさ』

 小鳥『うぅ・・・面目ない』

 千早『そうですか・・・・あの私今日、自分用に栄養ドリンクを作ってきたんです。』

 千早『ぷ、プロデューサー疲れてるみたいなのでこれ・・・・あげます』

 p『せっかく作ったのに良いのか?』

 千早『私にはもう一本あるんで、大丈夫です!』

p『そうか、ありがとう千早。』

 千早『////』

p『そうだ、音無さんも一緒にどうですか。』

 小鳥『へ?私ですか!?』

 p『そうです』

 小鳥『でもこれ、せっかく千早ちゃんがくれたのに・・・』

 p『千早、音無さんも飲んでもいいよな?』

 千早『え・・・・も、もちろんです・・・・・』シュン

 小鳥『千早ちゃん・・・・』


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 千早「他のみんなもアタックしてたみたいだけど、結果は同じ。彼ってホモじゃないかって思った程よ」

 千早「で、元売れっ子アイドルの赤裸々な恋バナが聞けて満足?」

 リリー「あなた嘘ついてるでしょ」

 千早「はい?」

 リリー「本当は知ってたんでしょ、彼の本命を。」

 千早「・・・・・・」

千早「・・・・・・」

 リリー「嫉妬したあなたはntr作戦を決行」

 千早「・・・・・・ちがう」

 リリー「でも、彼って真面目だから「これ以上はダメだ」って言いそうね」

 ヴァレンズ「そんでもって最終的には、せっかくものにした彼に逆上して・・・・・殺した、と。」

 千早「そんなわけないでしょ!何も知らない癖にでたらめ言わないで!」


 千早「そうよ、確かに私は響から彼を寝取ったわ・・・・そうでもしないと、彼振り向いてくれなかったから……」
 
 千早「罪悪感はあったわ…………でも、それ以上に彼と一つになれたって事のほうが当時の私には良かったの」

 千早「ほんと、馬鹿だったわ……」

 リリー「……その・・・当時、ほかに彼のことを慕ってた人は?」

 千早「ほぼ全員よ・・・・あ、そうだわ。」

 リリー「72?」

 千早「くっ……、そういえば葬式の時に一人だけ欠席してたアイドルがいたわ」

 リリー「だれ?」

 千早「水瀬さん・・・・水瀬伊織よ」

 *****

 署
 
 ボス「いおりんがpの葬式を欠席してた?」

 リリー「ええ、でも彼女もpに相当入れ込んでたみたいです。」

 ヴァレンズ「それなのに欠席か・・・・なんかありそうだな」

 ジェフ「それなんですが、音無小鳥に話を聞きに行ったときに彼女の名前を出した途端、黙りこんでしまいまして・・・」

 ヴェラ「水瀬伊織も小鳥に何かしらの相談をしてたみたいなんです」

 ボス「何か知ってるだろうな。なら、こっちで話を聞こう」

***

 取調室
 
 小鳥(3x歳)『あの~、何で私が取調室によばれてるんですか?』

 リリー「何でって、あなたが言うべきことをちゃんと言っていなからでしょ」

 小鳥「はい?ちゃんと、刑事さんにはすべて話したつもりなんですけど」

 リリー「あのさぁ・・・・もう、終わりにしない?」

 小鳥「なにをです」

リリー「秘密を背負って生きていくこと」

 小鳥「だから私に秘密なんて・・・・」

 リリー「あなた今同人誌書いているらしいわね」

 小鳥「え・・・まぁ・・はい」

 リリー「でも、すごいわね。同人作家ってかなりリスクの高い職業だとおもうのよね」

 小鳥「・・・・・」

 リリー「売れなかったらそこでおしまい・・・・収入もなし。」

 小鳥「だから・・・?」

リリー「事務員をやめてからまともな定職につけていないあなたにこんなリスキーなことできるのかしら?」

 小鳥「っ・・・・」

 リリー「調べてみたのよ、そしたらあなたの銀行の口座に毎月、多額のお金が振り込まれているらしいのよ」

 小鳥「な、なんのことやら・・・」

 リリー「この資料・・・ね」ペラ

 小鳥「な・・・・こ、こんなの嘘です」

 リリー「私もそう思いたいわ。だって、水瀬財閥からこんなにもお金がはいってきているんだもの」

小鳥「ぅ・・・」

リリー「何か口止めされているんでしょ?」

 リリー「プロデューサーのことについて」

 リリー「このまま負い目を背負ったまま生きていくことになるのよ、それでもいいの?」

 小鳥『良いわけ・・・・・ないじゃないですか!』

 小鳥「何度も言おうとしたんです・・・でも、やっぱお金が欲しくて・・・・うぅ・・・」

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小鳥『え?・・・・伊織ちゃんいま何て・・・』(携帯)

 伊織『だから・・・・言ってるじゃない・・・・こ・・殺しちゃったって』

 小鳥『殺したって一体誰を!』

 伊織『その・・・・プロ・・・・を』

 小鳥『はっきり言いなさい!!いい?一体誰を殺したの?』

 伊織『プ、プロデューサーよ!』

 小鳥『ほえ?・・・・・・・プロデューサーさんを?』

 伊織『ええ、どうしよう・・・・私・・・・』

 小鳥『わかったわ。いい、伊織ちゃん。いまからそっちに行くからそこで待ってて。』

 伊織『うん・・・・』

 伊織『ええ、どうしよう・・・・私・・・・』

 小鳥『わかったわ。いい、伊織ちゃん。いまからそっちに行くからそこで待ってて。』

 伊織『うん・・・・』

 ***

  児童公園

 小鳥『・・・・・死んでるわね完全に』

 伊織『だから言ったでしょ!殺しちゃったって・・・・』

 小鳥『なんで・・・・なんでこんなことをしたの』

 伊織『しょうがないじゃない・・・・あいつが私の物になるって言ってくれればよかったのに・・・』

 伊織『あいつ「俺は響を愛してる。」って言うのよ・・・・』

 伊織『この伊織ちゃんが大好き、愛してるって言ってるのよ・・・・なんで・・・なんであいつなの・・・』

 伊織『で・・・本当は使う予定なんかなかったけど・・・・このナイフで・・・・』

伊織『ねぇ、小鳥・・・・・私、どうしたらいいの?』

 小鳥『・・・・・警察に行きましょう。それしかないわ。』

 伊織『いやよ!そんなことしたら私が刑務所に入っちゃうじゃない、そんなの御免よ!』

 小鳥『でも、伊織ちゃん人を・・・・プロデューサーさんを殺してるのよ』

 小鳥『罪はちゃんと償わなきゃいけないのよ・・・・そうじゃなきゃ、残された人たちは』

 伊織『だ、黙りなさい!あ、あんたに私の何が分かるって言うの!』

 伊織『いいこと、今夜のことはここだけの秘密よ・・・・これは墓場までもっていくの』

伊織『ねぇ、小鳥・・・・・私、どうしたらいいの?』

 小鳥『・・・・・警察に行きましょう。それしかないわ。』

 伊織『いやよ!そんなことしたら私が刑務所に入っちゃうじゃない、そんなの御免よ!』

 小鳥『でも、伊織ちゃん人を・・・・プロデューサーさんを殺してるのよ』

 小鳥『罪はちゃんと償わなきゃいけないのよ・・・・そうじゃなきゃ、残された人たちは』

 伊織『だ、黙りなさい!あ、あんたに私の何が分かるって言うの!』

 伊織『いいこと、今夜のことはここだけの秘密よ・・・・これは墓場までもっていくの』

伊織『ほら、さっさとしなさいよ。今日はラッキーだったわ・・・・今年一番の大雪だもの・・・・』

 伊織『ぜーんぶ、隠してくれるわ』

 小鳥『・・・・・・・』

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参考bgm: http://www.youtube.com/watch?v=fkfejz98q4s  

 こうして音無小鳥の証言と犯行に使われた凶器の提示により、

 水瀬伊織(25歳)と音無小鳥(3x歳)は『765プロ プロデューサー殺人事件』の

 犯人として逮捕。事件は解決した。

 児童公園

 響「プロデューサー・・・・事件よーやく解決したさー・・・・」

 リリー「・・・・・・」

 響「自分、今ダンススクールの先生やってるんだぞ。」

 響「自分、完璧だからな!こんどもうちのスクールから二人全国大会にでるんだぞ・・・・」

 響「これも・・・今の自分があるのも全部プロデューサーのおかげなんだ・・・・プロデューサー・・・・ありがとう」


p『はははは、やっぱ響はかわいいなぁ』

 響『ばか///そんなに素直に言われると照れるぞ』

 p『ほんとのことだから良いだろ・・・・なぁ、響』

 響『なあに?』

 p『愛してる』

 響『んなぁっ・・・・・そ、そんなの自分だって・・・・』

 響『かなさんどー!』


 end

無駄に長くなりましたがこれで終わりです。読んでくれた人たちはありがとう。

もし、よかったらaxnでやってる本編の方も視聴してみてください。

乙。伊織が犯人と思わせておいて実はピヨちゃんが……とか思ってたら違った。

前回もだが、迷宮入り(?)事件の割にあっさり解決してるよな。元のドラマがそうなのか?

>>78

本編のほうはもっと話が練ってあるとおもいます。自分の力不足です。

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