八幡「俺が……俺である理由」 (5)

遅筆です
月から木を投稿目安にしてます


夢の中で俺は深い森の中にいた
そこは霧がかかっていて前は見えない
進めど進めど目の前に広がるのは生い茂る木々達
もう無理だと諦めようとすると声が聞こえる
「貴方ならきっと……できるから」
その言葉でもう一度立ち上がり進んでいく
終わりの見えない森の中を


……
………

頭が痛い
風邪でも引いたのか?
体を起こしベッドから起き上がるも
頭がクラクラし思うように脚を動かせない

八幡「小町ぃ……いるか?」

妹の名を呼んでみるが返事はない
時計に目をやると時刻は8時を回っている

八幡「そりゃ……いねぇわな…」

仕方なく自力で制服に着替え
学校に行く準備をする

リビングに入ると猫のかまくらが擦り寄ってきた

八幡「珍しいな……お前から来るなんて」

かまくらの頭を撫でてからお茶を飲み家を出た

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いいラストだった

学校につき長い階段と長い廊下を歩く
一歩一歩踏み出しいく足がすごく重く感じる

教室の前に着く
そして教室のドアを開ける

平塚「おはよう比企谷……さてこの大遅刻の理由は……聞くまでもないな」

八幡「……どうしてっすか?」

平塚「比企谷……今は席につきたまえ……保健室にいく手配もしておくよ」

八幡「………うす」

理解のあるせんせいでよかった
本当にそう思った

今朝の大遅刻で俺はクラスの視線を集めてしまった
悪い意味で

まさか……

小町が天使になってるパティーンじゃん

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