《聖靴学園・夜校舎》

麗奈「やっぱり、暑い夏を乗り切るにはこれしかないわね。」

光「人を驚かすと言う点はあまり賛同出来ないが…楽しませると言う視点から見ればこれも素晴らしい物だと思う。」






麗奈(ﾒｶﾞﾎﾝ装備)「学校での肝試し！」

光(ﾗｲﾀﾞｰﾍﾞﾙﾄ装備)「だな！」

凛「ちょっと待って。」

　
　
　

　
　
麗奈「…なによ？」

凛「人選はともかく、浴衣を着ながら変な物持たないでよ。」

麗奈「フン！私に指図しようなんて百年早いわよ！」

光「プロデューサーが『現在の企画は夏です。つまり…浴衣、だぜ？』なんて言うから。」

凛「ちょっと待って今の詳しく。」

　
　
　

光「だいたい、麗奈からメガホン取ったらただのイタズラ大好きな女の子でしょ可哀想に。」

麗奈「」ｸﾋﾞﾂﾘｼﾞｭﾝﾋﾞ

凛「光、もういいから……」

凛「とにかく、私は学校の課題として『夏と恐怖の関係』を研究しに来たんだから。」ﾂｶﾂｶﾂｶ…

凛「お願いだから邪魔だけは」ｸﾙｯ





光「それじゃ、まずはホラーＢＤを探して…」ｳﾛｳﾛ

麗奈「あ、こっちに落ちてそう……」ｳﾛｳﾛ

凛「肝試しに来たんだよね？」

凛「（先を考えると頭痛が……）」ﾌﾙﾌﾙ…

麗奈「３４６プロに所属する人間をキャストにして学園ホラーなんて、プロデューサーもなかなか考えるじゃない。」ﾆｼｼ

光「……ん？」



光「こ、これは！？」ｽｯ…

麗奈「何よ？」







光「ハート型のゼリー……！！」ｶﾞｰﾝ!

凛「それ友情ポイント。」ﾜｶﾗﾅｸﾊﾅｲｹﾄﾞ

光「…そもそも友情Ptなんて余りまくってるんだからもういらないって。」ﾎﾟｲｯ

麗奈「友情を捨てるとか容赦ないわね。」

凛「(サービス開始からやってればねぇ…)」






贈り物：3441→3440




緑の事務員[友情Ｐでガチャを回しましょう。]ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ





贈り物：3440→3441








光【ゆ、友情ポイント…！！】ｶﾞﾀｶﾞﾀ

麗奈【捨てられない…！！】ｶﾞﾀｶﾞﾀ

凛【て言うか贈り物貯め込み過ぎ……！！】

ｼｭｯ!

凛「誰！？」



ﾀｯﾀｯﾀｯ…



光「今通ったのって…早苗さん！？」

凛「みたいだね。」

麗奈「心強いから合流してもらいましょう。」


凛・光・麗奈『おーい！早苗さ…』







愛海「ミニスカポリスだぁッ！！」ｶﾞﾊﾞｧ!!

愛海「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ…

凛「光、麗奈。その不審者をどっかに閉じ込めといて。」ｺﾌﾞｼﾌｷﾌｷ

光・麗奈『は、はい！！』ﾋﾞｼｯ!



凛「…っと、今はそれより早苗さんと合流を……」ｸﾙｯ






ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…

ｺﾞｸｺﾞｸ…

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…

ｺﾞｸｺﾞｸ…

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…








光【お、追い付けない！！】

麗奈【動きに無駄が無い…！！】

凛【スタドリ走法だ…！しかも上位ランカーっぽい！！】

光「あーあ、早苗さんに会えたなら噂で聞いた花見の勝負？をしてみたかったのにー！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

凛「待って！それだけはやめて！！」←春号で確認済

麗奈「(一体何があったんだろう……)」←未確認



麗奈「…まあ、だけどここならゾンビもいそうだし…イタズラのいい実験が出来るわね。」ﾆﾋｯ

光「夏休みの自由研究もここの事を書こう！」ﾌﾝｽ!

凛「（私の肝ばかり冷えていくのは気のせい…？）」

ﾋﾀ……ﾋﾀ……



麗奈「お！…さっそく誰か来たわね。」

凛「感じからしてゾンビかな。」

光「よぉぉし………」







幸子「あれ？凛ちゃんですか。春探しツアー以来で」ﾋｮｺｯ



光「はぁっ！！」ｽﾞｫｫｫｫｳ!!←ベルトで幸子吸収

凛・麗奈『はぁぁ！！！？』

光「凛先輩！ゾンビを捕獲しました！」ｲｴｲ!

凛「え、何今の技！？ベルトで吸収したように見えたけど！！」

光「見よう見まねの《さいきっく☆イリュージョン》です！！」

麗奈「今のは人間だから解放してあげなさい！！」

光「えー…せっかく捕まえたのにー……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ…ﾎﾟﾁｯ




ﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻｯ!

ﾄﾞｻｯ!


ゾンビ「」ｼｸｼｸ


ﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻｯ!

ﾄﾞｻｯ!


ぴにゃこら太「」ﾋﾟﾆｬﾋﾟﾆｬ


ﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻｯ!

ﾄﾞｻｯ!


幸子「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ




凛「……色々出てきたわね。」

麗奈「てか、いつの間にゾンビ捕まえてたのよ。」ｱﾄｱﾉﾌﾞｻｲｸﾓ

　

幸子「……僕は、一体？」ｳｳｯ…

光「幸子、ごめん。」ﾍﾟｺｯ

幸子「え？いや、別にいいですけど……」

麗奈「ほら光、はやく次に行くわよ。」

光「分かった！」

幸子「ちょ、僕がなんでいたのか聞かな」

凛「待ちなって麗奈、光。」ﾀｯﾀｯﾀｯ











幸子「（僕の存在理由は素通りかぁ……）」ﾌｯ…

ｳﾞｫｫｫｫｫｫｫｫ


麗奈「って、またゾンビね。……だけど、最近の特殊メイクも凄いわね。」ﾎﾝﾓﾉﾐﾀｲ

凛「だからって捕獲とかしないでよ。」

光「捕獲だな、分かった！」

幸子「え、聞いてました？」







光「御願いします、捕獲プロの御三方！！」ｼｭﾊﾞｯ!

まゆ「まさかまた呼ばれるとは思いませんでしたぁ。」ｳﾌﾌﾌﾌ

大和「目標捕捉、これより敵を肉塊に…」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

時子「アァン？ったく、豚の調教中に……」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ




凛「」

麗奈「」

幸子「」

ゾンビ達「」

　
　
　

ﾋｭｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩ……



光「一人残らず逃げてしまいましたね。」

凛「当たり前でしょ！捕まえるにしても普通に捕まえなさいよ！！」



まゆ「虫取り網なんて小学生以来ですねぇ…」ｽﾁｬｯ

大和「もう少し大きい網の方が取りやすいのでは…？」ｽﾁｬｯ

時子「（帰りたい…）」ｽﾁｬｯ

麗奈「いや、網は私たちは片付けますので帰ってください。」

幸子「（麗奈さんが敬語を！？）」

光「普通って言われても、普通のアイドルに普通なんて無理だって。」

幸子「君の普通で十分通用すると思うし、君が普通じゃないなら僕は一体……」ｼｸｼｸ






光「わ、分かった。とりあえずこの人で普通の練習してから……」ﾑﾝｽﾞｯ

ゾンビ「ヴォォォ…」ｼｸｼｸｼｸ




麗奈「普通に捕まえて来るのか。」

凛「逃げ遅れたか。」ｶﾜｲｿｳﾆ…

　
　
　

光「よし、生態系を知るために博士(晶葉先輩)の元に送ろう。おーい！ニンジャー！！」

あやめ「ニンッ！」ﾎﾞﾜﾝ

ゾンビ「ヴォァ！？」ﾄﾞﾛﾝ

凛「だからゾンビは特殊メイク……今どうやって消したの！！？」

凛「…まあ、もういいでしょ。肝試しも研究も芳しくないし、そろそろ帰りましょう。」






麗奈「そうね。」特殊メイク一式装備

幸子「そうしましょう。」ホラーＢＤ所持


凛「」ｽﾞｻｰ






麗奈「イタズラの参考に。」

幸子「友達のお土産に。」

凛「返してきなさい！！！」



凛「…て言うか幸子、プロデューサー以外に話し相手出来たの？」

幸子「」ﾄﾞｽｯ!…ﾊﾟﾀﾘ

　
　
　

凜「さ。撮影始まる前に帰るよ。」ｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙ






棺桶『………』

光「……！！今、何か…棺桶？」ﾋﾟﾀｯ








棺桶『………』



ｶﾞﾀｶﾞﾀ…ｶﾞﾀﾝ!

ｷﾞｨｨｨｨｨｨ……







光「あ、あれは…まさか！！」





ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ














愛海「……ﾌﾋｯ。」ﾜｷﾜｷ





《この後、肝試しから脱出ゲームへと変更されたらしい。》

　
　

以上、夏号でした。

秋号と冬号も完成次第出していきます。



前回の春号、凛ちゃんのミスを大量確認…本当に申し訳ありませんでした！

また次号もよろしくお願いします！