穂乃果「瞳に映らない」 (29)
・ラブライブ!のSSです。
・ハッピーエンドではないかもしれません。
SS慣れしてないため見苦しいと思いますがよろしくお願いします。
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ーーある朝ーー
ことり「海未ちゃん!おはよう!今日も、いい天気だね!」
海未「ことり、おはようございます。そうですね、お日様が気持ちいいです」
ことり「……うん、じゃあ学校行こっか♩」
あ!海未ちゃんとことりちゃんだ!おーい!おっはよう!
ことり 海未「……」
あれ?2人とも聞こえてないのかな?っていうか、なんで穂乃果のこと待たないで先行こうとしてるの!?
…あ!? もしかして海未ちゃん穂乃果と付き合い始めたってことりちゃんに言おうとして、先に2人きりで学校行こうとしてるのかな??
全くそれなら穂乃果も一緒に話すのに♪嬉しいなぁ、大好きな海未ちゃんと付き合えるなんて♪
ってそんなこと考えてたらもう遅刻の時間だよっ!!急がなきゃっ!
ーー学校ーー
ふぅ、なんとかギリギリ間に合った…
海未ちゃんはことりちゃんに話したのかな??
海未ちゃんとことりちゃん発見!
2人とも、おっはよーー!!今日もいい天気だね♪
海未「……今日は本当にいい天気ですね、太陽がうっとおしいくらい眩しい…」
ことり「穂乃果ちゃんみたいな天気だね♪海未ちゃん♪」
穂乃果が太陽みたいだなんて照れちゃうよことりちゃん!
あ、もうチャイムなるから座らないと!
それじゃ、後でね!2人とも!
面白そうだ
期待
~~ノカッ!シッカリシテクダサイ!アナタガイナイトワタシハッ‼︎
!!海未ちゃん!!?
…なんだ夢か。ってあれ?穂乃果寝てたみたい。
なんか違和感が…って教室に誰もいない!?移動教室だっけ!!
もう!なんで海未ちゃんもことりちゃんも起こしてくれないの~!!
ーー移動教室ーー
ガラッ
よしよし、運よくバレずに座れたぞっ!
海未ちゃんには後で文句言ってやるんだから!!
~あっという間に昼休み~
よーし、昼休みだぁ!付き合ってから海未が毎日お弁当作ってくれるからパンは我慢してるんだよね!
あれ?海未ちゃんとことりちゃんは??
また穂乃果置いてどこ行ったんだろう。
クラスメイトA「また園田さんと南さん…」
クラスメイトB「ね、ここ最近ずっと中庭でー」
ん?中庭か!そうと決まれば行かなくちゃっ!!
~中庭~
ことり「はい♪海未ちゃん、あ~ん♪」
海未「ことり…私は大丈夫ですから…」
ことり「そういって、全然食べてないのことり知ってるよ。」
ことり「あれからずっと食べてない…体おかしくなっちゃうよ!?」
海未「大丈夫ですから、ことり。心配はいりませんよ」
ことり「心配するに決まってるよ!!大好きな、大大大好きな人がこんな顔してたらっ!!」
ことり「…なんでことりじゃダメなの?もう半年は」
海未「ことり!!その話はしない約束ですよ!!」
海未「わかりました、食べますよ。ことり」パクツ
え?なんでことりちゃんが海未ちゃんにあーんしてるの??
なんで穂乃果を置いて2人でこんなことしてるの?
凛「海未ちゃん、やっと立ち直りそうにゃー」
花陽「うん、ことりちゃんのお陰だね♪」
あ、凛ちゃんと花陽ちゃん…こっちには気付いてないみたい…立ち直るってなに?穂乃果なんにも聞いてないよ…
結局私は1日2人に話し掛けれなかった
あれから何日かたっても私は2人どころか、他のみんなとも話してなかった
なんで?なんで電話もメールもくれないの?
ことりちゃんのほうが優しくて可愛いから心変わりしちゃった?じゃあなんで穂乃果のこと好きなんて言ったの?穂乃果馬鹿だからわかんないよ…
~~~~~~~~~~
~~
海未「穂乃果!私は誰よりも高坂穂乃果を愛しています!一生離れません!」
穂乃果「こんな…穂乃果なんかでいいの?寝坊するし、馬鹿だし、海未ちゃんにたくさん迷惑かけちゃうよ?」
海未「本当に馬鹿ですね、穂乃果は。そんなとこも含めて私は穂乃果しか、私の瞳に映らないんですよ」
海未ちゃん!私も!穂乃果も!海未だけしか、私の瞳に…
~~~~~~~
~~
悲しいなぁ
はっ!夢…か。懐かしい夢をみた。
海未ちゃんに告白されて、穂乃果と海未ちゃんが特別な関係になった日の夢
海未ちゃんは忘れちゃったのかな?こんな何日も穂乃果のこと放って置いて。
ううん、でも海未ちゃんからちゃんと話し聞かないとダメ!私は海未ちゃんが好きなんだもん!!
ー次の日ー
よし、今日もことりちゃんと2人でいる!
でも、諦めないもん!
~放課後~
ことり「海未ちゃん!ことり今日バイトあるから先に帰るねっ♪」
海未「ええ、ことり。頑張ってくるんですよ?」
ことり「うん!それじゃ!海未ちゃんも弓道の練習頑張ってね!」
やっとことりちゃんが海未ちゃんから離れた!これはチャンス!
海未「…調子はまずまずといったところですね」
海未「本当にことりには感謝しています。私をあんなに気遣ってくれて…(でも私は穂乃果のことが…)」
あ!海未ちゃん発見!でも練習終わるまで待ってようっと!
海未「(今日はここまでにしましょう、集中し切れません)」
あれ?穂乃果がトイレいってる間に海未帰っちゃった!?早いよ!もう!追い掛けないと!
ー帰宅中ー
海未「…穂乃果のせいですよ。私がこんなに落ち着かないのは…」
あ!海未ちゃんいた!
でもなんか様子が変?
海未「なんて、こんな穂乃果にいつまでもすがってる私はダメですよね?穂乃果」
海未ちゃん独り言いいながら何処に手を伸ばしてー
海未「もう半年ですよ、穂乃果。あなたと会えなくなって」
え?半年なにが?
海未ちゃんが手を伸ばしてるところ花束がたくさん?
あ…思い出した
穂乃果、半年前に死んだんだ
海未「これ穂乃果が大好きな苺のアイスです、穂乃果言ってましたよね?」
海未「許して欲しかったからアイス!って、だから私の家にはたくさん、いまでもたくさんあるんですよ?」ニコッ
海未「だから、もう一度だけ声を聴かせてください!私に謝らせてください穂乃果ぁ…」ポロポロ
海未ちゃん…なんで私が死んじゃったか思い出せないけど、穂乃果はどんな理由であろうと海未ちゃんに恨みなんて持たないよ
海未「ことりが励ましてくれて毎日平静を装ってますが、やっぱり私には穂乃果がいないとダメなんです…」ポロポロ
海未「だから、穂乃果の声で私を安心させてください!お願いです穂乃果…」グスッ
海未ちゃん!!!穂乃果だよ!!海未ちゃん!!!
やっぱり聞こえないみたいだね…元気な声が取り柄なのに、泣いてる海未ちゃんに届けることもできないんだ…穂乃果は
せめて、穂乃果の想いだけでも海未ちゃんに届くと願って明日も海未ちゃんのことだけ考えてるよ…
海未「私は穂乃果に届くと願ってずっと穂乃果のことを考えていました。この半年間毎日」
海未「だから、1回だけでも神様…」
海未ちゃん、穂乃果はここにいるよ。願い、届いてるよ
どうか、穂乃果の想いも海未ちゃんに届けてー
ー次の日ー
海未「ことり、おはようございます」
ことり「うん♪おはよう♪(海未ちゃんもすっかり元気だね)」
♪私達の想いが~集まったらなんとかなるかも♪
私は歌うことにした。海未ちゃんが好きだっていってくれた声で。
いまはまだ誰も聴いていないけど
海未「(!?穂乃果の声!?)」
ビュオオオウ
ことり「きゃ!今日は風強いね~」
海未「そうですね気を付けないと(気のせい…ですか)」
海未ちゃん…
私はそれから海未ちゃんの近くにいるときはできる限り歌い続けた。不思議なもので幽体だからか喉が枯れることはなかった
そのお陰か海未ちゃんはたまに聴こえてるような素振りを見せてくれるようになった
私はμ'sのみんなももちろん大好きだけど
毎日泣いてる海未ちゃん見るのは悲しいよ…お願いだから穂乃果のためなんかに泣かないで海未ちゃん
海未ちゃんだけが私の瞳に映るから海未ちゃんのことばっか空から想うよ
でもなんで穂乃果は死んじゃったんだろう
なんで海未ちゃんは謝ってるんだろう
これは穂乃果が知らないといけないことなんだきっと
海未ちゃん?今日はいつもと違う道で帰るみたい。
なんだろう、この道を見てたら頭が急に…(ズキズキ
~~~~~
~~
穂乃果「いいよ!!海未ちゃんなんてもう嫌い!!大嫌い!!」
海未「ええ!私こそそんな我儘な穂乃果なんて知りません!嫌いです!!」
穂乃果「謝るならいまのうちだよ!知らないからね!!」
海未「穂乃果こそ、謝るならいまのうちですよ!」
穂乃果「っ!?ふん!もういいよ海未ちゃんのバーカ!!」ダッ‼︎
~~~
…思い出した
全部
穂乃果、この喧嘩を最後に死んじゃったんだ
あの後、海未ちゃんの家から飛び出した私はガムシャラに走った
そして、公園の木に隠れたんだ
海未ちゃんに見つからないように
驚かせようとして
そして海未ちゃんが公園に来たのをみて、道路に飛び出したら
道路の真ん中でそのままトラックに…
私にとって、あんなの喧嘩なんかじゃなかった
小さなことで私が海未ちゃんに我儘をいった。海未ちゃんが私の我儘を聞いてくれなかった。私が怒った。それだけなんだ
それが最後で見つけられなかった。
あの時見た夢は、穂乃果がトラックに跳ねられた後のことだったんだね
面白い
海未ちゃん、もう泣かないでよ
私が、穂乃果が全部悪いんだよ
なんで海未ちゃんが泣いてるの?謝るの?
全部悪いのは穂乃果なのに
海未「穂乃果、天国はどうですか?楽しいですか?まあ穂乃果ならどこでも楽しいんでしょうね」
海未「もう穂乃果のことなんて、忘れちゃいますよ、なーんて」
嫌だよ、穂乃果のこと忘れたら…
海未ちゃんが冗談言ってるのも知ってるだけど私は!穂乃果は忘れられたくないよ…
カンカンカンカンカンカン
あ、踏み切りが…
ここで話せなかったらきっと私は消えちゃう。なんとなくわかるんだ記憶も取り戻しちゃったから
だから
穂乃果「海未ちゃん!!」
カンカンカンカンカンカン
踏み切りの向こう側には海未ちゃん
私はもう1度叫んだ
大好きな人の名前を
穂乃果「海未ちゃん!!!」
カンカンカンカンカンカン
海未「えっ?」
海未「うそ…ですよね?なんで穂乃果がいるんですか」
海未「(なんでこんなときに声がでないのです!)」
海未「(伝えたいことは沢山あるのに言葉が出てこない、穂乃果)」
ガタンゴトンガタンゴトン
海未「(電車が…この時間は貨物も通るためもう2.3分は踏み切りは上がらない…なら)」
海未「穂乃果が好きな苺アイス。もう値段も覚えてるんですよ?」
海未ちゃん、電車が邪魔で姿が見えない
穂乃果の声聴こえたよね?
ガタンゴトンガタンゴトン
カンカン
カンカン
踏み切りが上がった
穂乃果「海未ちゃん」
海未ちゃんだけ、穂乃果の声が聴こえたら
どうか忘れてないと答えて
海未「穂乃果…これですよね?」ハァハァ
安心させてよ
海未「穂乃果はいっ(苺アイスを差し出す)
カンカンカンカン
ガタンゴトンガタンゴトン
カンカンカンカン
これにて終了です。
すみません。文才がなくめちゃくちゃな感じでしたね。本当ごめんなさい。
一番最後は皆さんの想像にお任せします。お付き合いありがとうございました!
ちなみにこれ元ネタあるんで、もしかしたら知ってる人いるかもです。
おつです
良かったですよ
何だったかは思い出せないが全く同じ内容のものを見たことがあるな
それが元ネタか
>>25
元ネタはある曲です。
この題名でググるとすぐ出てくる。
同じネタでやってるというのは初耳で驚きです。
雰囲気すごく好き
最後のはハッピーだと信じたいな
苺アイスでこんなに感動するとは、、!
インディゴですか?
乙乙
私達の想いが集まったら、じゃなくて集まれば、じゃない?
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