勇者「いいか!?もう我慢出来んから言わせてもらうぞ」
賢者「どうぞ」
勇者「お前さ!ぜんっぜん喋んねえじゃんよ!
俺さあめちゃくちゃつまんねえんだけどおお!」
賢者「そう言われましても我々賢者はそういう者です」
勇者「ないない。一ヶ月も旅してんのにほぼ喋らないてw」
賢者「……」
勇者「……っだから喋れって!」
賢者「後ろ」
勇者「あ?」 ドオーーーン
賢者「……ラリホーマ」ポワワワワン
??「zzz…」
勇者「ん?何かしたのか?」
賢者「……」
勇者「…まあいい。先に進むぞ」ダッダッダッ
賢者「……」ダッダッダッ
勇者(やっぱり二人パーティは問題だったのか?)
賢者「……」
つまり、どういうことだってばよ
もっとわかりやすくお願い
おまえらバカだなw後ろからドーンってなってラリホーマでzzzってなって…
つまりどういう事だ
ドオーーーン←わかる
ポワワワワン←わかる
「ん?何かしたのか?」←は?
仮にもドーンとか音立てるような生物に勇者が気付かないのはちょっと想像できん
これを実現させるには最低でも勇者が盲聾者であることが絶対条件
賢者「……」
勇者「……なぁ、お前さあ俺に隠し事してないか?」
賢者「してません」
勇者「例えば俺に関係のある事でさあ……」
賢者「……!…してません」
勇者「ん?お前一瞬驚かなかった?」
賢者「いえ…」(真実を告げるべきなのだろうか)
勇者「心読める呪文ってなかったっけなぁ……」
賢者(しかし今話せば『やつ』が完全に地上に出る
可能性が高い。今は黙っておくのが得策……なの?)
勇者「おーい賢者ー!」
賢者(もし仮に言って勇者様が自分から『あの化け物』を
消してくれれば全てが終わる。…まああとは魔王を倒すという
本題が残ってはいるのだけれど…)
勇者「賢者さん!聴こえます?」
賢者(しかし仮にも言って『やつ』に地上に出られたら
それこそ……この世界そのものの終幕…)
勇者「ライデイン」トゥルルルルル
賢者(確かに今なら…)ドッバーン!!
賢者「」ドサッ
勇者「あ……強くしすぎた?…」
賢者「……」スッ タッ
賢者「……」ジトーッ
勇者「えっと…ゴメンね!」
賢者「……」ジトーッ
勇者「服ボロボロになっちゃったね?ゴメンね!」
賢者「……ローブの半分が焼け焦げました……」
勇者「悪いね~つい~……でもいい体だよ賢者ちゃん。」
賢者「……ドルクマ」
賢者は厨二病か…
俺「つつつ、つまんねぇ~!!このスレ!」
俺も厨二に見えた
賢者「勇者様」
勇者「わざわざ暴走させなくていくね?」ボロッ
賢者「一つ言わせていただきます。心してお聞きください。」
勇者「ねえ?急に何なの?」
賢者「実は勇者様……魔神に取りつかれているのです」
勇者「」
勇者「とは?」
賢者「実は……あ、冷静に聞いて下さいよ……。
勇者様が産まれた日にある魔神と呼ばれる者が
天空で暴れておりました。そこを天空の神は天空を救う為
産まれたばかりの勇者様の体に魔神を封印したのです」
勇者「……」(うわ・・・)
賢者「……」(どうやら厨二と疑ってるようですね…)
勇者「んで……」
賢者「封印されている魔神は時々目覚めこの世界に
勇者様の体から出ようとします。その際に私は勇者様に
気付かれぬように眠り呪文を唱えていました。」
勇者「ラリホーマポワワワンか」
賢者「えぇ」
いいぜ
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