穂乃果「ことりちゃんエピソード集」 (60)

※ほのぼの系
※百合なし

3日くらいに分けて投下する予定です



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放課後の練習後

@部室

穂乃果「ねー海未ちゃーん」

穂乃果「ことりちゃんはー?」

海未「衣装の仕上げを頼みに行くそうで、早めに帰りましたよ」

穂乃果「ふーん」

ほのうみ「…」

海未「2人だけ、ですね」

穂乃果「そうだね」

海未「ことりがいないと違和感がありますね…」

穂乃果「うん…最近はずっと3人一緒だったから…」

穂乃果「そうだ!ことりちゃんがいないときこそ、ことりちゃんの話をしよう!」

海未「ことりの話?」

穂乃果「そう!」

穂乃果「名づけて、ことりちゃんにまつわるエピソードを話して盛り上がろう大会~!!」パチパチパチ

海未「エピソード…そうですね…」

穂乃果(全然ノってくれなかった…)

海未「そう言えば、夏休みに穂乃果の誕生日パーティーをしましたよね」

穂乃果「うんうん」

海未「あの日の前日、8人で穂乃果に内緒で準備をしていたのですが……」

======

にこ「もう疲れたにこー」

絵里「にこ、穂乃果のためよ。もう少し頑張りましょう?」

にこ「わかってるってばー」

海未「こちらはくす玉の入れ物出来上がりました。ことり、紙吹雪のほうはどうですか?」

ことり「うん、もうほとんど切り終わってるよ。あとちょっとで終わ…」

ことり「へっ、へっ」

海未「『へっ』?」

ことり「へっくちゅーん!」フワーバサバサバサー

一同「…」

希「あちゃー」

真姫「やっちゃったわね」

凛「火薬もないのに誤爆にゃー」

花陽「な、なにが起きたの……うわっ!」ダレカタスケテー

ことり「うぅ・・・ごべんなざーい!!」

海未「とりあえず鼻をかんでください、ことり」

ことり「うん、ありがと」チーン

絵里「とりあえず拾うしかないわね。みんな、近くにある紙を拾って?」

にこ「仕方ないわねー」

凛「あれー!こんなとこまで飛んでるよ!ことりちゃんのくしゃみ、すごいパワーだにゃ!!」


ことり「は、恥ずかしいよぉ‥‥」///

======

海未「なんてことがありました」

穂乃果「へぇー」

穂乃果「ことりちゃんってもっと控えめなくしゃみするイメージだったよ。意外~」

海未「どうもくしゃみする直前、両手にハサミと紙を持っていて口が押さえられなかったようで、フルパワーでやってしまったと…」

穂乃果「それなら一旦テーブルに置けばいいのにね」

海未「ことりの話だと、『えーい!ってなっちゃって思いつかなかった』そうです」

穂乃果「お鍋にチーズケーキのときもそんなこと言ってたよね」

すみません
◆nqd9xDonjM=◆K1M8xa/4eY です

穂乃果「ふふっ。ことりちゃんってお姉さんっぽいのに時々抜けてるね」

海未「そこがことりの憎めないところなんですけどね」

穂乃果「うん」

海未「ところで、穂乃果は何かエピソードないのですか?」

短いですが今日はここまでにします
見てくれた人いたらありがとう

乙やん

書き込みあってとても嬉しかったです
今日の分投下します

穂乃果「うーんとね…」

穂乃果「あっそうだ」

この前、海未ちゃんが早く抜けた日があったでしょ?」

海未「練習を、ですか?」

穂乃果「うん、弓道部に顔を出すって言ってさ」

海未「ああ、あの日ですか」

穂乃果「でね、結局3年生も模試が近いからってことで早く帰ったから、穂乃果とことりちゃんの2人で残って練習してたの」

海未「はい」

穂乃果「それで、終わって着替えるときにね…」

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穂乃果「はー今日もいっぱい練習した!」ヌギ

ことり「そうだね~」ヌギ

穂乃果「明日、海未ちゃんと3人で買い物でも行こうよ!練習休みだし」

ことり「うん!」

***

穂乃果「ことりちゃん着替えまだ~?穂乃果終わったよ」

ことり「ごめんね、ちょっと待って~」

穂乃果「って、ことりちゃん!?なんでそれ着てるの!?」

ことり「えっ?…ああっ!」///

------

穂乃果「というわけで、ことりちゃんは今脱いだ服をまた着ようとしていたのでした。ちゅんちゅん」

海未「ことり…ここまでだと、可愛げを通り越してむしろ心配になります」

穂乃果「穂乃果もときど心配になるよ、ことりちゃんのこと。ぼけーっとしてて悪い人に騙されたらどうしよう!?って」

海未(それは穂乃果も同じなのでは…?)

海未「着替えと言えば、中学に上がりたてのころ、登校するときにも、とんでもないことがありましたね」

穂乃果「え?なんだっけ?」

海未「ええとですね…」

------

中学登校初日

@穂乃果の家の前

海未(今日から中学生ですが、また3人同じ学校です。嬉しい限りですね)

海未「…おや?」

海未(ことりが先に来ていますが…)

海未(あの格好は…私服ですよね?なぜ?)

ことり「あっ、おはよう海未ちゃん」

海未「おはようございます。今日は早いですね」

ことり「ことりなんだか興奮しちゃって、あんまり眠れなくて」

ことり「今朝も早くに目が覚めちゃったの」

海未「ああ、なるほど。寝不足のせいですか」

ことり「?」

海未「今からどこに行くか分かっていますか?」

ことり「中学校に決まってるよ」

海未「中学校にはどんな格好で行きますか?」

ことり「それはもちろん制服で……あ」

海未「やっと気づきましたね」

ことり「ーーーー!!」/////

ことり「き、着替えてくる~!///」タタタッ

海未「はあ…中学生活初日がこんなで大丈夫なのでしょうか…」


***

穂乃果「ふぁ~あ…おはよう…」

穂乃果「あれ、海未ちゃんだけ?ことりちゃんは?」

海未(ことりのプライドのためにも、本当のことは言わないでおきましょう)

海未「忘れ物をしたそうで、取りに行きましたよ」

海未(嘘はついてません。忘れ物ってレベルじゃないですが)

穂乃果「ふうん。ことりちゃんもおっちょこちょいだねー」

***

@通学路途中

ことり「はぁ…はぁ…お待たせぇ~」

穂乃果「ことりちゃん、おはよう!お疲れ様!」

海未(穂乃果には忘れ物を取りに行ったと言っておきましたよ)

ことり(ありがとうみちゃん…うぅ恥ずかしい///)

穂乃果「あれ?ことりちゃん、顔赤くない?」

ことり「え!?!?走ってきたからじゃないかなきっとそうだよ」

穂乃果「そっかー。で、何忘れたの?」

ことり「ピッ!?」

ことり「ナンデモナイノヨ」

穂乃果「えー教えてよー」

ことり「ナンデモナイノヨナンデモ」

………

……



------

穂乃果「あの時かぁ!」

穂乃果「結局ことりちゃん教えてくれなかったけど、まさか制服を忘れてたなんて思わなかったよ」

海未「ことりは話しているものだと思って喋ってしまいましたが…昔の話ですし構いませんよね?」

穂乃果「大丈夫大丈夫!じゃあ次は穂乃果の番ね~」

~~おまけ・今頃のことり~~

ことり(衣装かんせーい!)

ことり(部室に置いてからかーえろっと)

ことり「ふんふんふーんふんふん」♪

ゴツン

ことり「いっ…たた…」

ことり「電信柱にぶつかっちゃったよぉ…」

ことり「電信柱にばっしーん!なんてね」フフ

***

(反対側の道路)

凛「ことりちゃん、電柱に衝突して笑ってるにゃー」

花陽「だ、大丈夫なのかなあ?」

真姫「ことりっていつもあんな感じじゃない?」

~~おまけ・おわり~~

今日はここまで
明日で終わりです
見てくれてる人ありがとう

ことりちゃんちょっとぼんやりしすぎじゃないですか(かわいい)

乙ちゅん

かわいい乙

癒されるちゅん

支援感謝
今日の分を投下します

穂乃果「最近の話なんだけど…」

------
@教室

穂乃果「ことりちゃーん数学のノート貸してぇーーー」ウワーン

海未「またですか、あなたという人は…」

ことり「まあまあ海未ちゃん。穂乃果ちゃん、次はちゃんとやってこなきゃダメよ?」

ことり「はいこれ」

穂乃果「ありがとー!授業終わったら返すね~」

***

穂乃果「えーっと、今日当たるとこは…」

穂乃果「?」

穂乃果(最後のページになんか書いてある)

ふわふわしたものかわいいなっ
もふもふアルパカきもちいなっ
チーズケーキを買ってきて
あとはマカロンたくさん並べたら
カラフルでしあわせ
今日も一日ことり日和
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーーー

穂乃果「これはなんとまあ」

穂乃果「結局歌詞にしてたんだ、アレ…」

穂乃果(ことりちゃんには見たこと黙っておこう…)

***

穂乃果「ありがとうことりちゃん!助かったよ~」

ことり「どういたしまして」

穂乃果「じ、じゃあまた~」スタコラサッサ


***

つぎの日

穂乃果「ーーー♪」(ことり創作歌詞にテキトーなリズムをつけたやつ)

ことり(あれ?どっかで聞いたことある歌詞…)

ことり「あ!」

ことり「あの歌…!!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん、今の、…」

穂乃果「はっ!!」

穂乃果(まずい、つい口ずさんでた)

これにはさすがの幼なじみも苦笑い

穂乃果「歌詞ィ?ナンノコトデスカァ?」

ことり「ほーのーかーちゃーん?」

穂乃果「ごごごめん!昨日借りたノートに書いてあって!たまたま見つけちゃって!」

穂乃果「で、でも、ことりちゃんらしくてすっごく可愛いと思うよ!」アセアセ

ことり「ーーーっっ!!」カアアアア

ことり「ふわぁぁぁん!!」////ダッ

ダレカタスケテー

タスケテー

ケテー

その頃

花陽「!」ハッ!

凛「どうしたにゃ?」

花陽「今、私のセリフが聞こえたような…」

真姫「なによそれ」

ーーーーーー

穂乃果「それから顔を合わせるたびに真っ赤になっちゃってさ」

穂乃果「しばらく大変だったよ~」

海未「どうりで、穂乃果とことりがやたらよそよそしかったわけです。やっと謎が解けました」

海未「それにしても」

海未「ことりがWonder zone以外の歌詞を書いてたなんて知りませんでした」

海未「歌詞作りの参考になるかもしれません。今度ことりに聞いてみましょう」

穂乃果「それはやめて!ことりちゃんが恥ずかしすぎて死んじゃう!」

海未「しかし、意見を取り入れることによって歌詞に奥行きが出るものなのです」

穂乃果「そうなの?」

穂乃果(ま、さすがに本当に話したりはしないでしょ)

海未「では私も一つ。山へ合宿に行ったときの電車内でのことですが、穂乃果は爆睡していましたから知らないはずです」

穂乃果「あー寝てたら置いていかれたときか…みんなひどいよー」プンプン

海未「実はあの時ことりも寝ていまして…」

------
@電車内

絵里「いい景色ね。田舎の雰囲気がこんなに気持ちいいとは思わなかったわ」

希「ほんとやね」

希(絵里ち、いい笑顔しとるなあ。来てよかったなあ)

凛「ねーねーまだ着かないのー?凛飽きてきたにゃー」

真姫「あなた本当に子供ね…」

凛「そんなことないもん!ね、かよちんだって飽きてきちゃったよねー?」

花陽「わ、私はそれよりお腹がすいた…かな?」

海未(ふふ、みんな楽しそうでなによりですね)

海未(しかし!せっかく山に来たのですからそれなりのトレーニングは覚悟してもらいます!準備、装備ともに万全です!)ムフー

にこ(海未のあの顔…またスイッチ入っちゃってるんじゃないでしょうね…)

海未「!!」

海未「穂乃果、ことり!山が見えてきましたよ!ほら…」

穂乃果「ぐぅ……雪穂、それおまんじゅうじゃなくてぇ…おもちだよぉ…」ムニャムニャ

ことり「すぅ…すぅ…」

海未「って、2人とも寝ていたんですか」フフ

海未「朝早かったですし、仕方ないですね。そのままにしておいてあげましょう」

***

絵里「みんなー、もうそろそろ着くから降りる支度しましょう」

凛「やっと着くにゃー!」

海未「ことり、穂乃果、起きてください。もうすぐ降りる駅ですよ」

ユサユサ

穂乃果「待ってよ雪穂…あと5分だけ…」ムニャ

ことり「うーん…あ、おはよう海未にゃん…」

海未「海未にゃんって誰ですか…」

海未「まあ、よく眠っていましたね。もうすぐ着くところです」

ことり「そっか…ボタンは誰か押したの?」

海未「ボタン?知りませんが…」

ことり「え!?じ、じゃあ早く押さないと…」アタフタ

海未「何を慌てて…何のボタンですか?」

ことり「ほ、ほら、降りますっていうボタン!あれ押さないと止まってくれないよ…!」

海未「?」

海未「…ああ、なるほど」

海未「ことり…私たちが乗っているのは電車ですから、ボタンを押さなくてもちゃんと止まりますよ」

ことり「あ…あれ?そっか」

海未「もう、ことりったら寝ぼけてるんでしょう」クスクス

ことり「笑わないでよ~!」///

海未「さあ、降りますよ。山が待っています!」

穂乃果「スピー…」

------

海未「と、こういうことがあったんですよ」

穂乃果「さすがは寝ぼけことりちゃん…でも、海未ちゃんはなんでそこで穂乃果忘れて降りちゃうのさ!?」

海未「すみません、ことりがあまりに面白かったもので、つい…」

ガチャ


ことり「あれ?2人とも待っててくれたんだ」

穂乃果「ことりちゃん!噂をすれば、だね」

ことり「なになにー?何話してたの?」

穂乃果「ことりちゃんはかわいいなーって話♪」

ことり「えーなにそれー」

海未「ところでことり、ぜひ2作目の歌詞を私にもごっ」

穂乃果「う、海未ちゃーん!」ギュッ

海未「何するんですか!離してください~!」

ことり「2作目の…歌詞…?」

ことり(まさか…あれのことを…///)

ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃんに話したの…?」

穂乃果「ちち違うのことりちゃん!ただ流れ的にそうなって…」

海未「あなたが言い出したんでしょう!ことりの話をしようと!」

穂乃果「恥ずかしい系の話に持ってったのは海未ちゃんだよ!」

ギャーギャーワーワー

ことり「い、いいもん!それならことりも二人の恥ずかしい話、喋っちゃうもん!」

ほのうみ「そ、それだけは…」

ことり「あのね、この前穂乃果ちゃんが部室で…」

穂乃果「うわああ!ダメーー!!」

………

……




お・わ・り

以上です
コメントなど頂けてとても励みになりました。ありがとう
では!

おつ

おつちゅん

乙、最高だ

乙乙
メチャメチャなごんだ

続き書いてもいいんだよ?

こういう可愛いのかけるのうらやま

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