穂乃果「ことりちゃんエピソード集」 (60)
※ほのぼの系
※百合なし
3日くらいに分けて投下する予定です
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1422364964
放課後の練習後
@部室
穂乃果「ねー海未ちゃーん」
穂乃果「ことりちゃんはー?」
海未「衣装の仕上げを頼みに行くそうで、早めに帰りましたよ」
穂乃果「ふーん」
ほのうみ「…」
海未「2人だけ、ですね」
穂乃果「そうだね」
海未「ことりがいないと違和感がありますね…」
穂乃果「うん…最近はずっと3人一緒だったから…」
穂乃果「そうだ!ことりちゃんがいないときこそ、ことりちゃんの話をしよう!」
海未「ことりの話?」
穂乃果「そう!」
穂乃果「名づけて、ことりちゃんにまつわるエピソードを話して盛り上がろう大会~!!」パチパチパチ
海未「エピソード…そうですね…」
穂乃果(全然ノってくれなかった…)
海未「そう言えば、夏休みに穂乃果の誕生日パーティーをしましたよね」
穂乃果「うんうん」
海未「あの日の前日、8人で穂乃果に内緒で準備をしていたのですが……」
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にこ「もう疲れたにこー」
絵里「にこ、穂乃果のためよ。もう少し頑張りましょう?」
にこ「わかってるってばー」
海未「こちらはくす玉の入れ物出来上がりました。ことり、紙吹雪のほうはどうですか?」
ことり「うん、もうほとんど切り終わってるよ。あとちょっとで終わ…」
ことり「へっ、へっ」
海未「『へっ』?」
ことり「へっくちゅーん!」フワーバサバサバサー
一同「…」
希「あちゃー」
真姫「やっちゃったわね」
凛「火薬もないのに誤爆にゃー」
花陽「な、なにが起きたの……うわっ!」ダレカタスケテー
ことり「うぅ・・・ごべんなざーい!!」
海未「とりあえず鼻をかんでください、ことり」
ことり「うん、ありがと」チーン
絵里「とりあえず拾うしかないわね。みんな、近くにある紙を拾って?」
にこ「仕方ないわねー」
凛「あれー!こんなとこまで飛んでるよ!ことりちゃんのくしゃみ、すごいパワーだにゃ!!」
ことり「は、恥ずかしいよぉ‥‥」///
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海未「なんてことがありました」
穂乃果「へぇー」
穂乃果「ことりちゃんってもっと控えめなくしゃみするイメージだったよ。意外~」
海未「どうもくしゃみする直前、両手にハサミと紙を持っていて口が押さえられなかったようで、フルパワーでやってしまったと…」
穂乃果「それなら一旦テーブルに置けばいいのにね」
海未「ことりの話だと、『えーい!ってなっちゃって思いつかなかった』そうです」
穂乃果「お鍋にチーズケーキのときもそんなこと言ってたよね」
すみません
◆nqd9xDonjM=◆K1M8xa/4eY です
穂乃果「ふふっ。ことりちゃんってお姉さんっぽいのに時々抜けてるね」
海未「そこがことりの憎めないところなんですけどね」
穂乃果「うん」
海未「ところで、穂乃果は何かエピソードないのですか?」
短いですが今日はここまでにします
見てくれた人いたらありがとう
書き込みあってとても嬉しかったです
今日の分投下します
穂乃果「うーんとね…」
穂乃果「あっそうだ」
この前、海未ちゃんが早く抜けた日があったでしょ?」
海未「練習を、ですか?」
穂乃果「うん、弓道部に顔を出すって言ってさ」
海未「ああ、あの日ですか」
穂乃果「でね、結局3年生も模試が近いからってことで早く帰ったから、穂乃果とことりちゃんの2人で残って練習してたの」
海未「はい」
穂乃果「それで、終わって着替えるときにね…」
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穂乃果「はー今日もいっぱい練習した!」ヌギ
ことり「そうだね~」ヌギ
穂乃果「明日、海未ちゃんと3人で買い物でも行こうよ!練習休みだし」
ことり「うん!」
***
穂乃果「ことりちゃん着替えまだ~?穂乃果終わったよ」
ことり「ごめんね、ちょっと待って~」
穂乃果「って、ことりちゃん!?なんでそれ着てるの!?」
ことり「えっ?…ああっ!」///
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穂乃果「というわけで、ことりちゃんは今脱いだ服をまた着ようとしていたのでした。ちゅんちゅん」
海未「ことり…ここまでだと、可愛げを通り越してむしろ心配になります」
穂乃果「穂乃果もときど心配になるよ、ことりちゃんのこと。ぼけーっとしてて悪い人に騙されたらどうしよう!?って」
海未(それは穂乃果も同じなのでは…?)
海未「着替えと言えば、中学に上がりたてのころ、登校するときにも、とんでもないことがありましたね」
穂乃果「え?なんだっけ?」
海未「ええとですね…」
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中学登校初日
@穂乃果の家の前
海未(今日から中学生ですが、また3人同じ学校です。嬉しい限りですね)
海未「…おや?」
海未(ことりが先に来ていますが…)
海未(あの格好は…私服ですよね?なぜ?)
ことり「あっ、おはよう海未ちゃん」
海未「おはようございます。今日は早いですね」
ことり「ことりなんだか興奮しちゃって、あんまり眠れなくて」
ことり「今朝も早くに目が覚めちゃったの」
海未「ああ、なるほど。寝不足のせいですか」
ことり「?」
海未「今からどこに行くか分かっていますか?」
ことり「中学校に決まってるよ」
海未「中学校にはどんな格好で行きますか?」
ことり「それはもちろん制服で……あ」
海未「やっと気づきましたね」
ことり「ーーーー!!」/////
ことり「き、着替えてくる~!///」タタタッ
海未「はあ…中学生活初日がこんなで大丈夫なのでしょうか…」
***
穂乃果「ふぁ~あ…おはよう…」
穂乃果「あれ、海未ちゃんだけ?ことりちゃんは?」
海未(ことりのプライドのためにも、本当のことは言わないでおきましょう)
海未「忘れ物をしたそうで、取りに行きましたよ」
海未(嘘はついてません。忘れ物ってレベルじゃないですが)
穂乃果「ふうん。ことりちゃんもおっちょこちょいだねー」
***
@通学路途中
ことり「はぁ…はぁ…お待たせぇ~」
穂乃果「ことりちゃん、おはよう!お疲れ様!」
海未(穂乃果には忘れ物を取りに行ったと言っておきましたよ)
ことり(ありがとうみちゃん…うぅ恥ずかしい///)
穂乃果「あれ?ことりちゃん、顔赤くない?」
ことり「え!?!?走ってきたからじゃないかなきっとそうだよ」
穂乃果「そっかー。で、何忘れたの?」
ことり「ピッ!?」
ことり「ナンデモナイノヨ」
穂乃果「えー教えてよー」
ことり「ナンデモナイノヨナンデモ」
………
……
…
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穂乃果「あの時かぁ!」
穂乃果「結局ことりちゃん教えてくれなかったけど、まさか制服を忘れてたなんて思わなかったよ」
海未「ことりは話しているものだと思って喋ってしまいましたが…昔の話ですし構いませんよね?」
穂乃果「大丈夫大丈夫!じゃあ次は穂乃果の番ね~」
~~おまけ・今頃のことり~~
ことり(衣装かんせーい!)
ことり(部室に置いてからかーえろっと)
ことり「ふんふんふーんふんふん」♪
ゴツン
ことり「いっ…たた…」
ことり「電信柱にぶつかっちゃったよぉ…」
ことり「電信柱にばっしーん!なんてね」フフ
***
(反対側の道路)
凛「ことりちゃん、電柱に衝突して笑ってるにゃー」
花陽「だ、大丈夫なのかなあ?」
真姫「ことりっていつもあんな感じじゃない?」
~~おまけ・おわり~~
今日はここまで
明日で終わりです
見てくれてる人ありがとう
支援感謝
今日の分を投下します
穂乃果「最近の話なんだけど…」
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@教室
穂乃果「ことりちゃーん数学のノート貸してぇーーー」ウワーン
海未「またですか、あなたという人は…」
ことり「まあまあ海未ちゃん。穂乃果ちゃん、次はちゃんとやってこなきゃダメよ?」
ことり「はいこれ」
穂乃果「ありがとー!授業終わったら返すね~」
***
穂乃果「えーっと、今日当たるとこは…」
穂乃果「?」
穂乃果(最後のページになんか書いてある)
ふわふわしたものかわいいなっ
もふもふアルパカきもちいなっ
チーズケーキを買ってきて
あとはマカロンたくさん並べたら
カラフルでしあわせ
今日も一日ことり日和
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーーー
穂乃果「これはなんとまあ」
穂乃果「結局歌詞にしてたんだ、アレ…」
穂乃果(ことりちゃんには見たこと黙っておこう…)
***
穂乃果「ありがとうことりちゃん!助かったよ~」
ことり「どういたしまして」
穂乃果「じ、じゃあまた~」スタコラサッサ
***
つぎの日
穂乃果「ーーー♪」(ことり創作歌詞にテキトーなリズムをつけたやつ)
ことり(あれ?どっかで聞いたことある歌詞…)
ことり「あ!」
ことり「あの歌…!!」
ことり「ほ、穂乃果ちゃん、今の、…」
穂乃果「はっ!!」
穂乃果(まずい、つい口ずさんでた)
穂乃果「歌詞ィ?ナンノコトデスカァ?」
ことり「ほーのーかーちゃーん?」
穂乃果「ごごごめん!昨日借りたノートに書いてあって!たまたま見つけちゃって!」
穂乃果「で、でも、ことりちゃんらしくてすっごく可愛いと思うよ!」アセアセ
ことり「ーーーっっ!!」カアアアア
ことり「ふわぁぁぁん!!」////ダッ
ダレカタスケテー
タスケテー
ケテー
その頃
花陽「!」ハッ!
凛「どうしたにゃ?」
花陽「今、私のセリフが聞こえたような…」
真姫「なによそれ」
ーーーーーー
穂乃果「それから顔を合わせるたびに真っ赤になっちゃってさ」
穂乃果「しばらく大変だったよ~」
海未「どうりで、穂乃果とことりがやたらよそよそしかったわけです。やっと謎が解けました」
海未「それにしても」
海未「ことりがWonder zone以外の歌詞を書いてたなんて知りませんでした」
海未「歌詞作りの参考になるかもしれません。今度ことりに聞いてみましょう」
穂乃果「それはやめて!ことりちゃんが恥ずかしすぎて死んじゃう!」
海未「しかし、意見を取り入れることによって歌詞に奥行きが出るものなのです」
穂乃果「そうなの?」
穂乃果(ま、さすがに本当に話したりはしないでしょ)
海未「では私も一つ。山へ合宿に行ったときの電車内でのことですが、穂乃果は爆睡していましたから知らないはずです」
穂乃果「あー寝てたら置いていかれたときか…みんなひどいよー」プンプン
海未「実はあの時ことりも寝ていまして…」
------
@電車内
絵里「いい景色ね。田舎の雰囲気がこんなに気持ちいいとは思わなかったわ」
希「ほんとやね」
希(絵里ち、いい笑顔しとるなあ。来てよかったなあ)
凛「ねーねーまだ着かないのー?凛飽きてきたにゃー」
真姫「あなた本当に子供ね…」
凛「そんなことないもん!ね、かよちんだって飽きてきちゃったよねー?」
花陽「わ、私はそれよりお腹がすいた…かな?」
海未(ふふ、みんな楽しそうでなによりですね)
海未(しかし!せっかく山に来たのですからそれなりのトレーニングは覚悟してもらいます!準備、装備ともに万全です!)ムフー
にこ(海未のあの顔…またスイッチ入っちゃってるんじゃないでしょうね…)
海未「!!」
海未「穂乃果、ことり!山が見えてきましたよ!ほら…」
穂乃果「ぐぅ……雪穂、それおまんじゅうじゃなくてぇ…おもちだよぉ…」ムニャムニャ
ことり「すぅ…すぅ…」
海未「って、2人とも寝ていたんですか」フフ
海未「朝早かったですし、仕方ないですね。そのままにしておいてあげましょう」
***
絵里「みんなー、もうそろそろ着くから降りる支度しましょう」
凛「やっと着くにゃー!」
海未「ことり、穂乃果、起きてください。もうすぐ降りる駅ですよ」
ユサユサ
穂乃果「待ってよ雪穂…あと5分だけ…」ムニャ
ことり「うーん…あ、おはよう海未にゃん…」
海未「海未にゃんって誰ですか…」
海未「まあ、よく眠っていましたね。もうすぐ着くところです」
ことり「そっか…ボタンは誰か押したの?」
海未「ボタン?知りませんが…」
ことり「え!?じ、じゃあ早く押さないと…」アタフタ
海未「何を慌てて…何のボタンですか?」
ことり「ほ、ほら、降りますっていうボタン!あれ押さないと止まってくれないよ…!」
海未「?」
海未「…ああ、なるほど」
海未「ことり…私たちが乗っているのは電車ですから、ボタンを押さなくてもちゃんと止まりますよ」
ことり「あ…あれ?そっか」
海未「もう、ことりったら寝ぼけてるんでしょう」クスクス
ことり「笑わないでよ~!」///
海未「さあ、降りますよ。山が待っています!」
穂乃果「スピー…」
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海未「と、こういうことがあったんですよ」
穂乃果「さすがは寝ぼけことりちゃん…でも、海未ちゃんはなんでそこで穂乃果忘れて降りちゃうのさ!?」
海未「すみません、ことりがあまりに面白かったもので、つい…」
ガチャ
ことり「あれ?2人とも待っててくれたんだ」
穂乃果「ことりちゃん!噂をすれば、だね」
ことり「なになにー?何話してたの?」
穂乃果「ことりちゃんはかわいいなーって話♪」
ことり「えーなにそれー」
海未「ところでことり、ぜひ2作目の歌詞を私にもごっ」
穂乃果「う、海未ちゃーん!」ギュッ
海未「何するんですか!離してください~!」
ことり「2作目の…歌詞…?」
ことり(まさか…あれのことを…///)
ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃんに話したの…?」
穂乃果「ちち違うのことりちゃん!ただ流れ的にそうなって…」
海未「あなたが言い出したんでしょう!ことりの話をしようと!」
穂乃果「恥ずかしい系の話に持ってったのは海未ちゃんだよ!」
ギャーギャーワーワー
ことり「い、いいもん!それならことりも二人の恥ずかしい話、喋っちゃうもん!」
ほのうみ「そ、それだけは…」
ことり「あのね、この前穂乃果ちゃんが部室で…」
穂乃果「うわああ!ダメーー!!」
………
……
…
お・わ・り
以上です
コメントなど頂けてとても励みになりました。ありがとう
では!
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