P「コールドバケーション」 (25)
巴「寒いのぉ……」
桃華「よいしょっと……それでは、あったまることも兼ねて
お茶会をはじめてしまいましょう?」
巴「そうじゃな、ところでなんについて話す?」
桃華「そうですわね……冬の過ごし方でも話しましょうか?」
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巴「冬の過ごし方? そうじゃなぁ……ウチは定番の蜜柑におこたじゃのぉ」
桃華「お……おこ、た?」
巴「んっ? あぁ、こたつのことじゃ」
桃華「こたつ……私、聞いたことはあるのですが実際に使ってみたことがない物ですわ……」
巴「ほぅ? 桃華は入ったことがないのか」
桃華「噂では入ると抜け出すことができない秘密道具とかなんとか聞きますわね……」
巴「なんじゃその変な噂は……
確かに暖かくて外に出るのは億劫になるのは分からなくはないがのぉ」
P「んっ? なんの話だ?」
桃華「あっ、Pちゃま! 実はこたつのお話をしておりまして……」
巴「おぉ、Pか! 桃華がおこたに入ったことがない話をしておったんじゃ」
P「おこた? ……あぁ、コタツか! 桃華はコタツに入ったことがないのか」
桃華「はい、お恥ずかしながら……」
P「そうか……そう言えば、この事務所ってコタツあったかな?」
巴「うちが見た中だとこの事務所にはなかった気がするがのぉ……?」
桃華「私も見たことがございません……」
P「んー、倉庫の方見てみるかな?」
巴「倉庫そんなものがあったんか?」
~~~~~
~~~
~
P「おーい二人とも! あったぞ!」
巴「おぉ、本当か!?」
桃華「こたつ……如何なものでしょう?」
P「よいしょっと、セットしよう俺も入りたいし」
桃華「これが……これが、こたつ……!」
巴「それじゃ、うちは向こうに置いてあるお茶会セットを持ってくるか」
桃華「あっ、一人では危険ですわ、私も一緒に」
タッタッタッタッ……
P「それじゃあ、まぁちゃちゃっと準備を済ませるか」
~~~~~
~~~
~
P「オゥフ……」
桃華「はふぅ……」
巴「ひふぅ……」
P「暖かいなぁ……」
桃華「これがこたつの魅力と言うものですか……」
巴「それを言うならおこたの魔力じゃな……」
P「二人とも……アイドルらしからぬ顔の緩みだぞ……」
桃華「それを言うなら……」
巴「Pこそ、社会人らしからぬ顔の締まり具合じゃ……」
P「やっぱりコタツには蜜柑だな……」
桃華「巴さんと同じことをPちゃまも言うのですね……」
巴「ほれ、一口食ってみぃ」
桃華「はむ……た、確かにこれは……」
P「いいものだろ~?」
桃華「良いものですわね~」
巴「ところで、P……蜜柑が切れた」
P「取りに……行きたくないな……」
桃華「私も、ここから出るのが億劫ですの……」
巴「むぅ……」
ガチャ
ちひろ「うぅ……寒い寒い……」
P「あっ、ちひろさんお疲れ様ですー」
巴「ちひろもおこたに入らんか?」
ちひろ「あれ? コタツをいつの間に?」
桃華「先程Pちゃまに出していただきましたの」
ちひろ「そうだったの……それじゃあ、お言葉に甘えて……」
P「あっ、ちひろさん」
ちひろ「はい?」
P「コタツ入る前に、蜜柑の補給を……」
ちひろ「Pさんがやってくれるんですよね?」
P「Oh……」
巴「と、言うことじゃ、P頼むぞ」
P「なんと言う、ここから動かなければいけないなんて……」
モゾモゾ……
ちひろ「それにしても……コタツの上にティーカップとは不思議ですね」
桃華「こたつに入る前までは巴さんとお茶会をしてましたから」
ちひろ「そうだったの、お邪魔じゃないかしら?」
桃華「別に周りに聞かれて困るような事は話しておりませんし大丈夫ですわ」
ちひろ「それじゃあ、コタツにお邪魔します~」
モゾモゾ
P「うぅ……寒い寒い……俺もコタツに」
桃華「さて、ゆっくりとお茶会の続きですわ!」
巴「そうじゃな、次は何をお題に話す?」
ちひろ「何をお話ししましょうか?」
P「そうだな……冬休みの過ごし方について話すか!」
桃華「……」
巴「……」
P「ど、どうしたんだ、二人して顔を見合って?」
桃華「ふふっ、いえなんでもないですわ」
巴「くくっ、なんにもないな」
P「えっ、えっ? なんか変なこと言ったか!?」
ちひろ「まぁまぁ、さて冬の過ごし方……ですか、私は……」
おわり
ここまで読んでいただきありがとうございました!
口調がおかしなところがあるかもしれませんが、楽しんでもらえたら幸いです!
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次からはスレタイにモバつけといた方がいいよ
無駄に荒れるもとだし
こいつ毎度ワザとモバ付けてない
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