【デレマスSS】真鍋いつき先生 (14)

処女作故見苦しい箇所もあるかも知れませんが良かったら見てやって下さい。

アイドルでは無く第三者視点で進行します。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419864313

「えー、みんな知ってるだろうけど、教育実習の先生がいらっしゃってまーす。どうぞー」

何の変哲もないはずの朝のHRに彼女はやってきた。

いつき「今日から三週間、この学校で教育実習をする事になりました、真鍋いつきです!よろしくお願いします!」

よく通る声、高めの身長に伸びた背筋、後ろに束ねた髪にスポーツウェアは活動的な印象を持たせる一方で、整った顔立ちにつややかな髪からは女性らしさが感じられる。

「担当教科は?」「何歳ー?」「好きな事とかは?」「誕生日は」「彼氏いるんですかー!」

ありふれた質問が一斉にぶつけられる。

いつき「えーと…担当教科は保健体育、歳は12月29日生まれの21歳で、趣味はスポーツ全般、彼氏は…いません」

「ワンチャンあるな…俺に保健体育の実習を…」「お前なぁ…」追加の質問攻めを受けている先生には聞こえていない様子だし友人の言葉は軽く流す。

始業のチャイムが鳴り慌しい朝のHRが終わりを告げる。先生も一旦は質問攻めから解放されほっとしているようだ。

授業の見学、休憩、昼食、清掃。いつき先生と話す機会は多く、クラスの皆といつき先生が打ち解けるまであまり時間はかからなかった。

女子との会話から察するにお洒落や化粧といった方面には明るくないらしく、スポーツウェアと言う格好も体育教師志望と言う理由だけでは無さそうだ。

「今日の体育は持久走、トラック15週のタイム計るかんなー!ちゃんと走れよー」

しょっちゅうサッカーやバスケに乱入し大人気なく試合を荒らしまわる担任も今日に限ってはストップウォッチを片手に動こうとしない。

「先生もやれよー!」「いつもはノリノリなくせによー!」「やかましい!一人一人タイム記録する必要があんの!」

いつき先生も名簿に書き込む手伝いをするようだ。

「じゃあ始め!」

担任の掛け声に皆一斉に走り出す。無理に早く走る必要はないとゆっくり走る者もいる一方でノリの良い運動部員が勝負でもしているのか勢い良く飛び出し先頭集団を形成した頃。

一人に勢いよく追い抜かれた。

「え、何でいつき先生走ってんの?」

いつき「あはは、動かずに待ってるのは性に合わなくて!先生に許可貰って一緒に走る事にしましたっ!」

頭に巻いたバンダナは彼女の活動的な雰囲気をより際立たせていた。

そのまま先生は先頭集団に追いつき、それに触発されペースを上げた運動部員達と張り合っていた。

流石体育教師志望だなと感心したがそれ以上に、この上無く楽しそうな先生の表情が頭から離れなかった。

時間が経つのは早く、研修最終日、帰りのHRを迎える。

「えー、名残惜しいですが、今日で真鍋先生の研修期間が終了します。」

「えー!」「もう!?」

いつき「そこで、皆に別れの挨拶を一つ。私にも、皆にも、色々な可能性や分岐点があると思います。ただ一つ言えるのは、どんな形であれ私は…頑張って汗を流してると思います!上手く言えないけど…皆も一緒に頑張ろうね!」

その言葉で、いつき先生の教育実習は締めくくられた。

それから数ヶ月後。二学期の期末テストが終わり、さっさと帰宅し何の気もなしにリモコンを取りテレビの電源を付ける。

そこに彼女が。いつき先生の姿が映っていた。動きやすそうなライトグリーンの衣装に身を包み、ステージいっぱいに動き回り、汗を流していて。表情はあの時以上に輝いていた。

教師にならなかったのか、と少し残念に思うがアイドルと職業はこの上無く腑に落ちて。彼女には人を惹きつける魅力があって。

「マジ?いつき先生テレビ出てたの!?しかもアイドル!?」「見たかったなー!」「俺録画してるよ!」

翌日、クラスはアイドル、真鍋いつきの話題でいっぱいだった。

「あのさ、そう言えばいつき先生って…」

2月29日 事務所

ちひろ「洋子ちゃん、いつきちゃん!誕生日おめでとうございます!」

皆「おめでとー!」

智香「私からはお揃いのトレーニングウェアを!年明けのマラソン大会とLIVEに向けて、一緒に頑張りましょうねっ☆」

洋子「ありがと、智香ちゃん!」

いつき「LIVE、絶対成功させようね!」

その後もプレゼントが手渡される。

ちひろ「ファンの方からもプレゼントが届いていますよ!勿論私とプロデューサーさんがチェックを通しているので安心して下さい!」

12月29日 事務所

ちひろ「洋子ちゃん、いつきちゃん!誕生日おめでとうございます!」

皆「おめでとー!」

智香「私からはお揃いのトレーニングウェアを!年明けのマラソン大会とLIVEに向けて、一緒に頑張りましょうねっ☆」

洋子「ありがと、智香ちゃん!」

いつき「LIVE、絶対成功させようね!」

その後もプレゼントが手渡される。

ちひろ「ファンの方からもプレゼントが届いていますよ!勿論私とプロデューサーさんがチェックを通しているので安心して下さい!」

ちひろ「これはいつきさん宛てですね。」

晴「お、これ最新モデルのシューズじゃん!良いプレゼントだな!」

いつき「ありがとう!ん、これは…」

手に取ったプレゼントの包装を解く。色紙と他にも何かが入っているようだ。色紙に目をやる。

「先生、俺達も頑張ります!」「今度サイン頂戴ね!」「応援してます!」


       「「「誕生日、おめでとう!」」」

そこには教員実習で訪れたクラスの生徒達からの寄せ書きがあった。思わず眼に涙が溜まる。

いつき「…明日からも、頑張ろう!」

添えられていたライトグリーンのバンダナを握り、涙を拭った。

短いですが以上です。遅くなりましたが洋子さん、いつき誕生日おめでとう!

乙乙

二人とも誕生日おめでとう

ちひろ「これはいつきちゃん宛てですね。」

晴「お、これ最新モデルのシューズじゃん!良いプレゼントだな!」

いつき「ありがとう!ん、これは…」

手に取ったプレゼントの包装を解く。色紙と他にも何かが入っているようだ。色紙に目をやる。

「先生、俺達も頑張ります!」「今度サイン頂戴ね!」「応援してます!」


       「「「誕生日、おめでとう!」」」

そこには教員実習で訪れたクラスの生徒達からの寄せ書きがあった。思わず眼に涙が溜まる。

いつき「…明日からも、頑張ろう!」

添えられていたライトグリーンのバンダナを握り、涙を拭った。


こういうのもいいものだ

おつありです 
書き忘れてましたが[レッスン&チャレンジ]特訓の「アイドルになってなかったら…体育の先生とかになってたかな…?」ってコメントから今回のSSを思いつきました。
[レッスン&チャレンジ]特訓前はかなり高価になってしまいましたが上位報酬が復刻でお安くなったので是非そちらのほうも…

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