厨二的SS・レス雑談練習スレ (801)

多分需要あるんじゃね?と思って建てた
製作者総合スレでやっても叩かれること多いしいっそ別に建てちゃえと

アドバイス・批評はありだがどこが悪いとか言わずにただ叩くのは禁止で

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417953398

自分の書いたSSを挙げて批評をもらう感じか?

>>2
それもOKだが雑談や練習等総合

三行目は厨二レス練習について

>>4
了解。なんとなくわかった

といってもそんなすぐ厨二的話題なんて出ないだろうし当分は人が集まるまであげていくか

>>5
かな
俺も見てもらいたいものもあるし。ちまちま上げれば人目もつくでしょ

心の昂まりが抑えられないスレだな

このままだと厨二的なレスとかしにくいだろうし言いだしっぺの法則でSS一つ晒しておくか

評価してくれる人がいたら嬉しい

勇者「全てが終わり、滅び去ったこの世界で」魔王「ボクは君と旅をする」
勇者「全てが終わり、滅び去ったこの世界で」魔王「ボクは君と旅をする」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405084161/)

SSに特化した厨二妄想スレって認識でいいのだろうか

VIPのサラスヴァティスレを思い出した

>>9
おkよ。SSにする気なくても厨二的レスの練習に使ってもいいし

あとそうだな、厨二的設定とか?「これって厨二に入るのかな?」っていうものの相談とかもおkで

SS製作者総合スレ辺りに宣伝とかしてきたほうがいいのかな?

ついに>>1が動き出したか・・・

乙。
モバマスの蘭子ちゃんの台詞に困ってるときに助かるわ

>>8
俺も質問した立場として感想を言うね
良いところ
まず話の組み立て、スレ内でもあったように過去と未来の交互は新しくて面白いと思うし、キャラが少し切なくて良かった
悪いところっていうか少し意見
ほとんど完璧な良作なのだけど、もう少しキャラの掘り下げがほしかったかな。(もしほかで書いたキャラクターの番外編だったらすいません)
あとは少し流れを明確にしてほしかったかも。


そんな所です。素人が偉そうに失礼しました

>>14
やっぱりキャラの掘り下げは必要か。短編にしたくて極力無駄な描写削ったがそこは削っちゃいけなかったんだな

>流れの明確化
これは過去と現在をもっと分かりやすくすればよかったかな?

感想ありがとう。SSなんて書くほうも皆素人よ

厨二な投下の例↓

       ――それは

黒であり

               白であり


人であり

              獣であり


独であり

              全であり


私であり

              皆であり


有であり

              無である


>>15
魔法使いとかの本来の性格とかが分かればもう少し感動を呼べたかなと。魔王と勇者はgood
流れの明確化っていうのは、やっぱりそこなのかな?ここをこうしたほうが良いって言う意見は上手く言えないけどたまに
??ってなる時があった。
でも十分良作ですよ。俺はまだまだ及ばない・・・

中々いい雰囲気だな

厨二というか鉄臭いロボットもののSS書き溜めてるんだが中々難しいな
こう、湧き上がる素敵性能を伝えづらい

波動弾とか暗黒魔法とかデスビームの効果音(出した時のドゴォン!みたいな音)の書き方が聞けると聞いて

厨二的なSSで音は永久的テーマの一つだよな

俺的にはエネルギーを溜める時の音はギュルォォォオオオだな
出した時の音は単純にズガァアアンとかの破壊音

ドガアアァァァンン!!!→鉄が、人が、地が、空気が、爆ぜる音。耳をつんざくその音は、有無を言わさず襲いかかる。

みたいな厨二になるたすけて

>>22
厨二にしたくないのかそれとももっとかっこよくしたいのかどっち?

>>23

もちっとかっこよくしたいけどなんか恥ずかしくて普通でいいかなーいやでもちょっとかっこよくしてみたいなーいやでもって感じ

厨二にしてはかっこよさが微妙、中途半端にするぐらいなら普通でいいと思う

かといって代わりの具体例は出せないんだ。すまんな

>>24

ドガアアァァァンン!!!

鉄が割れ、人が死に、地が揺れ、空気が震える程の爆発音が、俺(主人公)の耳をつんざく勢いで襲いかかる。


……………何か違うorz

>>22
破壊を証明する音の後、それは瓦礫や圧力を持って存在を主張するように、俺に押し寄せてきた。


こんな感じ?

なにこの何故か心ときめくスレ
飛んできちまったじゃねーか

俺得


いま書いてるやつの厨二要素がどうしても足りない感じがする…

でも恥ずかしくて恥ずかしくて…

中途半端のほうが恥ずかしいからやるなら吹っ切れたほうがいいよ

>>24 爆音の直後、『破壊』そのものが全てを飲み込んだ
みたいな

「私は人殺しが好きなんじゃない」

「むしろ人間が好きだよ、大好きだ。なら何故人を[ピーーー]かと?」

「私が好きなのは兵器だからだ」

「凶悪で最悪、狂気的で理論的、絶対的に絶望的、無情で無慈悲で怪物的で人間的で機械的で破壊と殺戮に利己心と欲望が絡み無力なものに無慈悲に振り下ろす!」

「機械という人間が作った仕掛けに簡単に人間の生命は終わりを告げる。そこに人間の全てがある」

「人間は簡単に大量殺人を犯すために知識を追及して残酷な兵器を作る、その結果が便利な道具になったと知りつつ人間は批判する。それでもまだやめない、兵器の開発も人殺しも道具の利用も」

「さあ、君たちに私の最高傑作を捧げよう」

「凶悪に狂気染みた知性をもって作り上げた私の最低の最高傑作だ!これに何人の命が吸われ後に何人の役に立つだろうか。それを考えると身が震える!」


って感じのセリフ&キャラを考えているけど厨二的にどう思う?
HELLSINGの少佐(よろしいならば戦争だのコピペのやつ)のようなキャラを目指して書いたんだが

>>33
悪くはないけど、厨二って借り物ではいけないと思う
最初は模倣でよくても最終的にはオリジナルのキレたキャラを生み出してほしい

借り物って…
パクったわけでも模範でもなくおんな感じのかっか良さを目指したいという感じ
模範というか目標

日衛特務軍の離反後の日本国首相と防衛大臣の会話的な

「しかしどうする。日衛特務軍は全軍が離反した」
「その分の戦力は部隊の新設で間に合わせられるのでしょうか」
「やれるだけやっておこう。今現在残る四軍で戦力は概ね維持できる」
「なるほど… してです、試作機の方はどうするんですか?」
「特務軍のデータはいくつかこちらに残っている。それを元に新兵器の開発をしておけ」
「となると、人型兵器と… 神鶴ですか」
「あの変態兵器がまさか、我らの役に立とうとはな」
「こちらとしても想定外と言うものです」
「さて、一まずはこの方針で行こう。この国の防衛は、防衛省と日衛軍に委ねられているのだからな」
「はっ、了解いたしました」


「何だ、誰だお前。私に近寄らない方がいい…死ぬぞ」
「嬢ちゃんのそのプリッとしたケツ揉ませてくれんなら考えてもいいぜ?その御立派な御胸ならも〜う文句なし」
「はあ…お前は自殺志願者か?」
「え?マジ?そらァもしかするとボクちゃんのコト?」
「他に誰がいる」
「あーOK、なるほど、なるほどな。それがアンタ等方のイカしたジョークってワケだ。まーったく、異文化交流は楽しいねェ〜」
「いい加減にしろ。さもないと…」
「骨の髄までしゃぶるぞ、ってか?一体にナニからしゃぶってくれんのか気になるねェ…吸血鬼の嬢ちゃんよォ」
「…知ってる、お前」
「もちろん〜♪知ってなきゃこうやってナンパしてねェよン…アンタがとびきりイカしたいい女ってコトも含めて」
「どうやらお前は頭がおかしいようだな。いい医者を紹介してやろうか?」
「いやいやいやいや、俺は至ってマトモだよ?…ん?あっ、ごめん…もしかして…今のってようやく捻り出せたジョークだった?」
「はあ…本当に殺して欲しいようだな」
「思い上がりもホドホドにしなされや〜手前様みてぇなァ嬢ちゃんが俺みてぇな色男を殺せると思ったら大間違いなのよん」

こうですか、分かりません

あげろ

結構需要あったようで何より

ss製作者総合スレに宣伝しようと思ったけどあそこ今ギスギスしていて宣伝するのがこええ

総合スレが魔境なのはいつものことじゃないか(諦観)
別に宣伝しなくても気付く人は気付くしいいんじゃない

そだな、レス時にあげるだけでいいか

厨二かどうか分からんが書いたの晒す。
まとめられんのはまちまちだなぁ


ーー「そうだ、オレの名は…」

吸血鬼「俺はお前の血を飲みたくない」

青年「ああ、認めるよ……」

少年「それが、僕の名前……」

イケメン「童貞です」

勇者「共に歩み、共に生きる」

男「男には色々あんだよ」

女「それでも、だよ」

しかばねの王様とオニのお姫様

女「太陽とペペロンチーノ」

男「気付かなかった『さようなら』」

誰が望んだ姿なのか

中二病の作品には「善い中二病」と「悪い中二病」がある。
前者は作中でも確かな理論と説得力がありその中で世界観を演出する台詞回しがあり、後者はただカッコイイ台詞と奇怪な文だけの作品である。

かくいう私は後者でした。

いつかヒラコーとかきのこみたいな善い中二病になれるといいな……

いつの頃から、誰よりも人の返り血を浴びてきたのか。いつの頃から、剣聖と誤った認識をされるようになったのか。いつの頃から。

「ありがとう」

「敵に礼を言われるのは初めてだな」

「誰よりも強く、優れた剣士でありたいと思い、数多の手練れを地に伏せさせてきた――」

だが、それは自身の誤解だった。強くあろうとしたのではなく、強くならなければならなかった。自分の意志ではなかった。

「――だが、今日、やっとそうしてきた意味が理解できた」
なんてことはない、自分に流れる血がそうさせてきた。自分は、その呪縛から言い訳ができる状態で、逃れたかった。

「さぁ、殺し合おう。強き者よ」

「そんな趣味はないんだがな」

死の際に立つ中、狂言回しのような自分の言葉に少し酔う。

だが、それもすぐ終わる。あと数瞬後には、身体は地に還るのだから。


気まぐれに書いたけど、厨2かな?

中二病に善いも悪いもないさ

[英雄症候群≪ヒーローシンドローム≫]

ヒーローシンドローム
 英雄症候群

英雄症候群(ヒーローシンドローム)

<英雄症候群≪ヒーローシンドローム≫>

能力名の表現はどれがいいのかいつも迷う

英ヒー雄ロー症シン候ド群ローム

【英雄症候群≪ヒーローシンドローム≫】

《英雄症候群/Hero Syndrome》

>>46
ラーメンに例えると、
簡単に()だけだったりルビだったりは、あっさり醤油
色々【】だの≪≫だのつけるのは、コッテリとんこつ

どれも1杯はイケるけど、
後者は2杯3杯するとお腹がいっぱいになる
後者はここ一番の展開のところで持っていけばインパクトはあるけど、何度も出てくれば飽きられる

とりあえず厨二の化身傭兵でなんかスレ建てようと思った俺であった

>>50
なるほど、そういう風にわけるのもいいか。その発想ありがたく頂戴します

「ああ――――これがわたしの探し求めてきた絵、『アルアの昏き午後』なんですね」

「そうだな。これであんたの依頼は達成でいいか?」

「ええ。あなたは大変よくしてくれました。感謝の言葉を尽くしても尽くしきれません」

「いいさ。今のあんたは恩を感じているようだが、これからは何よりも俺を憎むことになる」

「は? あなた、何を言って……」


「あんたと別口に受けた依頼は、失われた絵画『アルアの昏き午後』を処分しろ、だからな」


「な……!?」

「どうもこの絵を手に入れたやつは、心に異常をきたして独裁者になろうとするらしい。そうならねえための処置だとよ」

「ふ、ふざけないで! そんな依頼の引き受け方が許されると思っているの!?」

「許すも許さないもねえよ。俺は最低の屑で、金さえあればどんな依頼も引き受けるし、依頼者を裏切りもする」

「実力だけを見て、評判には目も向けなかった自分を悔やむんだな」

「やめなさい! この絵にはどれだけの価値があると――!」

「知るか。俺にとっちゃ、近所のガキが描いてくれた似顔絵の方がよっぽど大切だ」



こういう感じに惹かれるのだけど、何に影響を受けた結果なのか自分でもわからない
わりとよくあるタイプだとは思うけど、類例を知ってたら教えてほしいです

>>53
キャラに惹かれたのなら、我流を貫く(依頼者に背いて品を壊そうとする所)キザな性格
雰囲気に惹かれたのなら、危険要素(見つかればアウトの盗みの依頼)を含むシリアス

………とか? 読んでみて、個人的にはそう思った
間違っていたらゴメン

依頼主A「~を守って」
依頼主B「二倍払うから~を壊して」

なんだいつものAC乗りじゃないか


「ああ――――これがわたしの探し求めてきた絵、『アルアの昏き午後』」

「そうだ。これであんたの依頼は達成だな?」

「ええ。あなたは大変よくしてくれました。感謝の言葉を尽くしても尽くしきれません」

「ではこれを、報酬です」

「有り難く受け取ろう。だが、済まないな」

「えっ?」

「あんたは恩を感じているようだが、今から俺を憎むことになるだろう」

「は? あなた、何を言って……」

「あんたの依頼以前に『アルアの昏き午後』の処分を依頼されている」

「な……!?」

「どうもこの絵を手に入れたやつは心に異常をきたし独裁者になろうとするらしい」

「そうならないための処置だそうだ。まあ、俺には全く興味のない話しだが」

「ふざけないで! そんな依頼の引き受け方が許されると思っているの!?」

「許すも許さないもない。俺は金さえあればどんな依頼も引き受け完遂する。そう言ったはずだ」

「俺を使ったことを悔やむんだな」

「やめなさい! この絵にはどれだけの価値があると――!」

「知るか。俺からすればこんな物はガキの描いた落書きと変わらない」

「それと、処分するのは絵だけじゃない。あんたも『処分』する」


こんな感じで、ちょっと冷淡な感じが好きかな。

>>53
ルパン三世の次元大介で再生されたね

某神座シリーズみたいなの書きたいけど、あれライターの知識量ハンパないな

題材が聖書、ドイツ文学、日本神話、帝都物語とか守備範囲広すぎ

あげろ

>>57
次元さんは盲点だった、ありがとう
リボルバーには夢があっていいと思う

自分なりに考えると、能力が高い・三枚目な役所・優しさと非情さがあいまいっていうのに惹かれるんだと思う
やれやれ系が近いのかな、いろいろ参考になりました

なんだか超能力バトル的なSSを書きたい気分。此処のみんなはどんなSS書いてるのかな

>>61
ついさっきまで異世界ファンタジー書いてた。

>>61
私は>>42だが、こんなのばかり書いてる。
いっそ皆晒せ、その方が盛り上がる

なるほど、厨二スレだしファンタジー系書いてる人が多いのかな

今までオリジナルは短編しか書いてこなかったんだが、超能力バトル的なSSを書くなら安価スレにした方が良いのだろうか?

双刀と呼ばれた僕と黒姫と呼ばれた彼女
双刀と呼ばれた僕と黒姫と呼ばれた彼女 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418304151/)

マジで今さっきまで書いてた奴、実際このスレみて思いついた奴だし。

>>64 個人的な意見だけど安価より自分で設定考える方が楽しいと思うよ。
主人公の弱点、強敵、ライバル、弱点を補う仲間、意味のある裏切りとか色々。
名前考えるとかも楽しいし。

>>65
ちょろっと読んでみた。即興で書いてるのかな?更新がんばってね

>>66
ありがとう。そうしたいんだけど、いまいち自信が無くて……


誰かお題くれないだろうか。それで厨二っぽい文章を書いてみるからアドバイスとかして欲しい

>>67
他スレにも書いたけど……
『人を守る吸血鬼』

>>67 
>>66だが、超能力ものが書きたいのなら超能力を得た経緯を書いて欲しい。
オリジナルでも二次でも引きの強さがなければ続けられない。
超能力安価でエタったSSも沢山ある。だから安価はリスクが高いと思うんだ。
どういうの超能力ものを書きたいのかちょっと見せて欲しい。
導入書けば道筋がはっきりするかもしれん。

>>68

首筋に突き立てられた牙。傷口から血が溢れる。

「……痛くない?」

熱い吐息と共にくちびるを這わせて、遠慮がちに。

おずおずとそう囁く少女の髪を、私はそっと撫でつけた。

「平気よ。遠慮せずに、飲んで良いから」

「……わかった。すぐ、殺してくるからね」

ごくり、と。生唾を飲み込む音。

私の首筋から顔を離した彼女は、既に少女ではなかった。

「気を付けて、姉さん」

血を代償に禁忌の力を得る。私の姉は吸血鬼。

命を刈り取る刹那の残光。私だけの、美しい鬼。


力の限り書いてみたよ。イマイチ書き切れていないのは経験不足故だと思いたいです……

>>69
確かに安価だと主人公の設定次第でエタりそうで不安かもしれない……

まだぼんやり書きたいなぁ……と思った程度だから構想も何もないけど、
自分が書くとしたら、双子の超能力姉妹が中心の物語になると思う

複数の世界をトリップして両親の仇を探しつつイザコザに巻き込まれる……的な

>>71
姉をAに、妹をBの世界に飛ばして互いの存在する世界の違いを書くとか?
で、AはBにBはAに影響与える。極力簡単な方がいい。
あんまり行き来する世界を増やすと難しくなると思う。

>>68の『人を守る吸血鬼』の私なりのイメージ。 


やっぱり不味い。

あぁ、オレは吸血鬼。

しかし二世、三世にあたるオレにはそれほど吸血の欲求はない。

純血ではなく、出来損ないの混血なんだ。


が、血液を飲まなければ勿論飢えるし日光はきつい。

ただ爺ちゃんや父さんと違って、オレは人間が好きだし血を吸いたいとは思わない。

だからクソ不味い化け物の血を啜って我慢してるわけだ。


それは領地の民を守る為。

誰から頼まれたわけじゃないが、オレがそうしたいからそうしている。

生け贄の女性を拒んだあの日から、オレはそうしている。


化け物殺して血を啜って、民を安心させてるんだ。

中にはオレを怖がる人間もいるけれど、慕ってくれる人間もいる。

彼ら、彼女らの笑顔がオレを救ってくれる。


何より、オレがそれを望んでる。

だから今日も日の中、化け物狩りに励んでるわけだ。

純血や他の吸血鬼が訊いたら笑うだろうな……


まあ、好きでやってるからいいけどさ。


>>72
物語としては主人公がふたり居る『不思議の国のアリス』みたいなものを想像してた

姉妹が冒険する世界は姉妹が介入することで現実世界に少しずつ変化を及ぼしていく

主人公の目的は他の世界を利用して現実を自分が思うままに操作すること……みたいな

>>68

>>67でお題を出した者です
個人的に思った点を少し……

地の文の1行目【首筋に突き立てられた牙。傷口から血が溢れる。 】

ここの文を読んだ時、最初は「状況の解説をする、第三者(つまり筆者)視点かな?」と思ったけれど……



地の文の3行目【おずおずとそう囁く少女の髪を、私はそっと撫でつけた。 】

ここで「私は」というワードが入った時に、「誰(ここでは妹・姉・筆者のどれか)を視点にして地の文を書いているのかな?」と自分は感じたので、始めに"誰を視点に地の文を書くか"は決めておいた方がいいかと………?




これは本当に個人的な意見ですが、台詞と地の文のスペースの数を使い分けた方が見やすいかも?

※例
首筋に突き立てられた牙。傷口から【私の】血が溢れる。


「……痛くない?」


熱い吐息と共にくちびるを這わせて、遠慮がちに。

おずおずとそう囁く少女の髪を、私はそっと撫でつけた。


「平気よ。遠慮せずに、飲んで良いから」

「……わかった。すぐ、殺してくるからね」


ごくり、と。生唾を飲み込む音。

私の首筋から顔を離した彼女は、既に少女ではなかった。


※①台詞→地の文→台詞に切り替える毎に2行
※②台詞と台詞、地の文と地の文の間に1行

これは自分が他のスレを読んで思った事なので、これだけに限らず自分に合った書き方を探してみて下さい

>>75
ありがとー!

血を吸わせている妹をやや淡白な雰囲気に描きたくてそういう入りにしたんだけど、実力不足だったね……

恐らく二行目の姉の台詞の後、それを三行目ですぐに姉の台詞だと補足しなかったのが良くなかったのだと思います

誰の視点で物語が進んでいるのか、次はもう少し意識して書くことにするよ


あとスペースの使い方に関しては今のままで良いかな、と思ってる

二行以上空けるのは同じレス内で場面が変わるか、時間の経過がある場合のみと決めて書いているので

敢えて行間を空ける手法は長文の台詞が多いSSなら有効なのかもしれないけど、自分は基本的に台詞が短めになる場合の方が多いから

面白そうだから、>>68のお題やってみるかな。



「私が守護者か、笑わせるな下等共」

銀製の逆十字がグリップに刻まれた、大口径のリボルバーに装填されているのは、水銀入りと銀でコーティングされた鉛玉。そして何を隠そう、それを扱うのが吸血鬼自身というちぐはぐさだ。

「私は人々を護るわけではない。貴様等がいなければ、私は吸血鬼などに堕ちずに済んだ。その報復だ」

引き金が絞られ、シリンダーが回転し、ハンマーが弾をたたくと弾頭が殺意を持って化け物の向かい、頭部に着弾した後水銀が爆ぜ、頭は消え去っていた。

「逃げるな、吸血鬼(グール)共。追いかけるのが面倒だろう」

二発、三発、四発、五発。そしてシリンダーを解放するとそこから落とす薬莢が澄んだ音で広がっていくが、朽ちた化け物達にはもう聞こえない。

「ち、雑魚ばかり。親元を突き止めないとな」

人に守護者と呼ばれる吸血鬼は、今日も同族を狩る。そして彼らの間ではこう呼ばれていた。

憎しみ(ヘイト)と。

>>68

    ◇

男「う……うぅ……」

吸血鬼「また、なのね。今夜はどんな悪夢なのかしら」

吸血鬼(男の口から黒い煙が細く伸びてる。悪夢が漏れ出しているのね)

吸血鬼「ん――――かぷ」プチ

男「っ」ビクッ

吸血鬼(首筋が弱い男は、私が血を吸うとき、いつも体を震わせる)

吸血鬼(それからとろけた表情で、もっと、もっと、そうねだるように頬を赤くする)

吸血鬼(このまま死ぬまで血を吸い上げれば、男はもっと幸せそうにするかもしれない)

吸血鬼「はあ……まっはく」チュルッ

吸血鬼(漏れ出していた悪夢を、男の中に引きずり込む。そして私自身の意識も、男の奥深くに侵入させる)

    ◆

吸血鬼「今日はどんな怪物なのかしらね?」

怪物「…………」ポロポロ

吸血鬼「攻撃、してこないのね。今日のはとっても泣き虫みたい」

吸血鬼「でも[ピーーー]わ」

吸血鬼(歩み寄る。怪物は動かない)

吸血鬼(『血点』からイバラのように変形した血を伸ばす。やはり動かない)

吸血鬼「さよなら、世界を滅ぼす怪物さん」

吸血鬼(血を突き刺す瞬間、怪物はぴたりと泣き止んだ)ザシュッ

吸血鬼(殺されるのが本望だったのかもしれない。幸せそうに息絶えたのを見ながら、そう思う)

    ◇

吸血鬼「ん……」

吸血鬼(現実に戻ってきて、男の首から牙を抜く。切なそうにする男が、なんだかとてもかわいく見えた)

吸血鬼「もう。私はあなたのために戦っているのよ? わかってる?」

男「zzz」

吸血鬼「あなたが悪夢を見なくてすむように」

吸血鬼(漏れ出た悪夢は、人を滅ぼしたいようだから)

吸血鬼「ふふ、馬鹿みたい。献身的な女なんて、いいように扱われるのがオチなのに」

吸血鬼(私は毎夜、悪夢を[ピーーー]。人間を大好きな男が、目を覚ました時、絶望しなくてすむように)

吸血鬼(悪夢という名前の心の闇は、まだ尽きる気配もない)

少し覗いたらいつの間にか、お題から各自ストーリを考えるスレになっていた・・・
な、何を言っているのかわからねーと思(ry

雑談練習だから別にいいだろう

流れに遅れたけど俺も自スレ宣伝

[ヒーローもの]男「"英雄症候群≪ヒーローシンドローム≫?」[異能力バトル]
[ヒーローもの]男「"英雄症候群≪ヒーローシンドローム≫?」[異能力バトル] - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418119728/)

>>81
好みの問題かもしれないけど、英雄症候群と悪者症候群に二分するなら、能力名には症候群をつけないほうが良かった気がする
影恐怖症みたいに、破壊衝動とか銃撃偏愛とか
その方が英雄と悪者に分類されていることが強調された、かも?

あげろ

シモ・ヘイヘの二つ名

白い死神《ベ-ラヤ・スメルチ》


>>68のお題から

「例えば、足を踏み外してしまった者がする行動とは何か」

 暗闇の中、私の耳元で『彼』が囁いた。

「そのまま谷底へと落ちるか、それともその場で踏みとどまるか。もしくは、宙吊りで助けを待つか、そのまま落ちるか、自力で這い上がるか」

 暗闇は、人為的に作ったものだ。遮光性のカーテンで窓を覆い、全ての光源となるもののスイッチをオフにして、私はこの部屋を人工的に暗闇にしていた。

 それは単に、『彼』が私と話したいと言ったからだ。だが、その環境を作った途端に、コレである。

「何が言いたいのかしら、伯爵」

 要領を得ない『彼』――『伯爵』の囁きに私は痺れを切らせて尋ねる。

 彼はこうやって私の反応を見たがる癖がある。それが彼にとってのコミュニケーション方法であるとしても、少々弄れ過ぎていると思う。
 フロイライン
「お嬢さん、私は君の在り方をとても気に入っている。人間を護る為に私を求めた君を、尊敬しよう。 ……毒を以て毒を制す。まさに、勇壮な君らしい考え方だ」

「遠まわしな言い方は、時に皮肉にも聞こえるわよ」

「気の短いお嬢さん。私はこうして君と話すのが最近では数少ない楽しみなのだがね」

 クツクツと笑って、愉し気に伯爵は言った。

「それはとんだ皮肉ですこと。伯爵様は大層お暇なようね」
                      フロイライン
「退屈をしているのは君の方だろう、お嬢さん。仕事も来ない事務所でタバコをふかすのは、些か贅沢が過ぎるのではないか?」

 ええ、そうね。まったくその通りだわ。握り拳を作って、私は耳元で囁き続ける彼に心の中で呟く。

 余計なお世話だ。何故そんな心配を彼から言われなければならないのだろうか?

「それで、さっきの言葉はどういう意味かしら。足を踏み外した者? それはどういう比喩表現?」

「さて、それは私から君に与える問題としようか。運良く誰か来る様だし、私は引っ込んでいた方が良さそうだ」

 逃げる様に告げて、伯爵の声は遠ざかっていった。

 カツン、カツンと靴底が床を叩く音が聞こえてくる。伯爵が察したのが客だとすれば、ここへともうすぐ来る事だろう。

 最初からわかっている答えを問題にするなんて、本当に意地の悪い男。足を踏み外した存在? そんなの、私達に決まっている。

 か弱き者を救う為に、私は力を求めた。例えどんな形であろうと、その時出来る事はそれだけだったから。

 私は彼と契約をした。夜の咎人を狩る為に、聖なるかなを投げ捨てて、私は彼の力を受け取った。

 ノックの音が聞こえると同時に、カーテンを開いて太陽の光を事務所の中へと招き入れる。

 少しだけ目眩がしたけれど、それも仕方ないので放置。すぐに治るし、問題にはならない。

 私は入口に近付いて、来たる客を持て成す為に最高の笑顔を浮かべて開く。
    サスペンデッド・オブ・ビッチ
「ようこそ、『宙吊りの売女』へ」

 私は売女。人ならざるを殺す者。吸血鬼と契約した女。宙吊りを続ける、卑しい狩人。



 ……お題に沿っているのか心配になってしまった。


 永遠を思わせて降りしきる雨と突風が吹き抜ける闇夜。遙か遠方で堕ちた雷が闇夜を白く塗り替え、その照り返しを受けた荘厳たる巨影が、闇の中にその姿を浮き彫りにする。
 足元に広がる元の解らぬ残骸は、おしの如き沈黙の中に、その驚異の程を語っていた。

 血煙と怒号舞う街を新たな激震が駆け抜ければ、放射状に広がるひびと共に、恐怖それに呼び覚まされる悲鳴とを周囲に押し広げていく。

 その足が一本踏み出せばたちまち大地は砕け、天を衝く巨塔と肩を並べるその巨体は決して虚仮威しでは無いのだと、見るもの全てに知らしめる。
 一振りが鉄塔を葦の如く蹴散らし、手持ち無沙汰げな巨碗が轟風を吹き散らすその様は、正しく可視化された天災。
 藍色の残光を引く一挙手一投足が、否応無しに無数の視線を引き付けた。
 その体が紅い鋼で出来ていなかったのならば、或いは神の怒りの顕現のようにすら見えたかも知れない。

 おそらくこの地球上に、あの進撃を止められる者は存在し得ないだろう───。

 
 だというのに、それに臆するでもなく、ただその巨体を睨み上げる者が居た。
 黒いレインコートをと闇に覆われ、その表情を伺うことは出来ない。ただ、一つ解ることがあるとすれば、恐怖に竦んでいるのでは無い。───だとするならば、その恐れを知らぬ立ち姿の証明がつかない。

 提げられた左手には、一冊のノート。逃げ場のない雨に晒されて尚、浸食を知らぬ黒いノート。

 その男は巨人が鉄の咆哮を上げるのを見送った後、やおら開いたノートを眼前に掲げ、そこに五指を開いた右手を翳す。

 巨人から目を外し、その異変に気付いた一部の者は見た。翳された右手と、夥しい文字の刻まれたノートに、超自然の藍色の光が灯るのを───。

『忘れ得ぬ封印、生涯の恥、過ちの枷──其の三十五章』

 風の唸りにかき消されるような呟きは、しかし明確な意志を持ち、それに呼応した黒いノートは、ひとりでに頁めくり始め、主の求む記憶を呼び覚ました。

『…断罪者《クロガネ》…!!』

 突如吹き抜けた強風がレインコートのフード部分を吹き流し、そこで落ちた激雷が男の顔を照らす。───そこで初めて、その顔が凶暴な愉悦に染まっている事を明らかになった。

 雷に対抗するように藍色の輝きが輝きを強め、其の輝きの程で、或いは理屈を笑う脅威の程で、或いは不可視の斥力で、少なくとも周囲数十名の視線を振り向けさせる。

 視線に乗って突き刺さる困惑や恐怖、不安と期待を更なる愉悦と噛み締め、大仰に指差し巨人を男は嗤う。

「聞け鉄巨人、その駆り手……」


「──”お前より、俺の方がイタい”……!」

 巨大な双眸が揺らめき、思い上がる二つの意志が互いを捉えた。

 落雷が照らす影二つ。
 大地がまた一つ、大きく揺れた。


 こんなの考えてたなぁ…

>>85
その想像力と文章力を、自分にも分けて欲しい

あと>>86からもぜひ

>>68やろうとしてたら既に五千字超えていた
何を言ってるか(ry

お題を追加、2つ。

機械右腕 子供好きな魔女

先日このスレでお題やアドバイスを貰えたお陰で、書きたいSSの形が少しずつだけど明確になってきたよ

まだ設定を纏めている最中だけど、厨二な妄想を文字にして書き起こすのは楽しいね

>>90
子供好きな魔女

「お腹、だいぶ大きくなってきましたね。どんな子が生まれるのか楽しみです」

にこやかな魔女の言葉に、私は笑顔を作ってみせる。
お腹を撫でてくる骨ばった手は、今にも私のお腹を切り裂いてしまいそうなほど優しさと期待に満ちていた。

「そうだね。私、またお母さんになるんだもんね」

「あなたほど母親に適している人はいませんよ。子供たちもきっと喜んでいます」

その言葉通り、今も私のまわりには子供たちが集まっている。
私の指をしゃぶったり、スネにしがみついてうとうとしていたり、反応は様々だ。
まだ食事の時間じゃないから、みんな大人しくしていた。

「でもさ、魔女。どうして私だったのかな」

自分が母親になった日のことを思い出し、ノドの気管が狭まって息苦しくなった。
産みの苦しみ、とはよく言ったものだ。
あの日、私は大いに苦しんだ。この痛みが続くなら、いっそ殺してくれとさえ思った。
どうして誰も殺してくれなかったのだろう。

「そんなに大した理由ではありませんよ。がっかりさせてしまうかもしれません」

魔女は私の腕を取り、肌に浮いた血管を指先でなぞる。
なぞられたところから血が凍りついてしまいそうだ。

「あなたは生き物に好かれていましたから。だから、きっといい母体になれると思ったんです」

母体。
そう、母体だ。
私は表情を優しくほころばせる。胸の内にある吐き気などおくびにも出さない。


これまで何匹もの化け物を生んできた私を、母体以外になんと表現しよう。


「次は、どんな子が生まれてくるの?」

「そうですね。あなたに交配してもらったのは、突然変異した羽虫と、眼球の肥大したニワトリでしたよね?」

「あと、頭が三つある犬もだよ」

「ああ、そうでしたそうでしたっ」

魔女の大きな声に反応して、私の指をしゃぶっていた頭部だけの猫みたいな生き物が目を開く。
サリ、と爪をかじる音がした。この子はいつも、寝起きに私の爪を食べる。おかげでいつも深爪だった。

「そろそろ人の形に近い子が生まれるはずなんですよね。考え方が間違っていなければ、ですけど」

「そうなんだ。楽しみだね」

「ええ。がんばってくださいね?」

私は笑う。笑ってみせる。
だってもう、私に残っている表情は笑顔と恐怖しかない。
人間らしい心なんて、化け物を産んだ瞬間に吹き飛んでしまった。
化け物に犯されている間は、まだ人間でいられたのに。

「次はどんな子が生まれてくるんだろうなあ」

願うなら、せめて混ざりものじゃない人間を。
叶うなら、私を殺してくれる化け物を。
それが叶わない願いなら、早く私の心まで化け物にしてほしい。
私の子供を溺愛している魔女のため、化け物を産むだけの機械になってしまいたい。

「どんな子でも構いませんよ。この魔女は、あなたと一緒で子供が大好きなんです」

魔女から注がれる愛情が喜びだったのだろうか。
お腹の子供が、私を蹴った。

>>90
機械右腕

この右腕は脆くていけない。
動きのぎこちない右腕を取り外し、断面を見ながらそう嘆く。
オイルは十分に流しているし、電子回路の接続もきちっとできているのに、半年もしたら壊れてしまう。
部品が黒ずんでくる。
部品がぽろぽろとこぼれ落ちる。
部品が焼き付いたよりもひどい悪臭を放つ。
全くもって、出来損ないの義手だった。

「――――索敵」

右腕を取り付け、熱源を探知する。
新しい右腕を用意しなければいけなかった。

「……発見。採取に向かう」

この世界では、あらゆる資源が枯渇している。
人間にとって大切な食糧もそうだし、この体の維持に大切な金属だってそうだ。
こうして意味もなく生きながらえてはいるが、遠からず活動を停止する日が来るだろう。
では何のために生きているか、そう自問するなら答えを一つだけ出そう。
私は人間を滅ぼすために生まれたのだから、生き残っている人間を全て[ピーーー]ためだ。

しかし、私にそう指示したものは私が殺してしまったし、それはもはや意味ではない。
本能、というのが近いだろうか。しかしそれは私に当てはまらない。

『う、うわぁ! 逃げろ、殺されるぞ!』

私の接近に近づいたのか、敵が逃げ出していく。しかし鈍足だから、追いつくのは容易い。
バーニアを吹かし、瞬時に肉薄する。
すると敵は、そう、深い絶望を湛えた表情を浮かべた。
私には真似できない表現だ。いったいどのようなプログラムを組んでいるのだろう。

「右腕を頂こう」

左手の指先を変形させ、振動刃に作り替える。切れ味はとてもいい。
敵の肩に当てると、何の抵抗もなく腕を切り離すことができた。
敵が何か悲鳴をあげているが、私は忙しいから相手をすることはできない。
私と違って赤い血液をこぼす人間は、騒ぐだけ騒いだ後に意識を失った。

静かになったところで、私は既存の義手を取り外し、人間から切り離した右腕を取り付ける。

血液を押し出すようにオイルを流す。
神経の代わりに電子回路を接続する。
人間の右腕は、私の機械の体と正常に繋がった。

「感度良好。これより、逃走した人間を処分する」

人間はあとどれだけ、この世界に残っているだろう。
私の体が錆びつくまえに、滅ぼしたいところだ。

>>90です。
>>92 あの題名からこれを……私には想像できない話しだ。
魔女を魔女として書いたのかな、魔女としてはブレてない。
書き方をどうこう言えないけど発想が凄いと思った。

>>94
>>93の機械右腕は、機械の生き物にとって人間の体は不出来だが即席の機械だ、みたいな意味で書いたんだけど、お題からずれてしまってすみません

>>93 もっと見たくなった。彼が造られた経緯、世界観とか人間側とか色々。
感想しか言えなくて申し訳ないなぁ。

>>95 彼は完全な機械なのか、ちょっと人間が入ってるのかと勘違いしてた。

>>82
遅くなったけどありがとう。参考になったわ

>>92-93
・タイトルだけを見て、何を感じたり何を連想して書いたのか
・話を書く際に何を注意したか

↑以外でももし答えられる点が何かあれば、アドバイスをオナシャス(土下座)

>>97
完全な機械、というかロボットですね
きっとわるいかがくしゃがつくったのでしょう

>>99
・タイトル
まず子供から連想して、最初に人間の子供、それからいろんな子供を連想します(怪物、クローン、etc)
それから魔女という中世的、RPG的な要素で怪物を選んで、あとは叙述っぽく書き上げただけですね
機械右腕は>>95のとおり
・注意
心が壊れているということにしたので、魔女や化け物に憎しみはないけど、どこか他人事だったり恐れていたりするように書いて、おどろおどろしくしました
機械右腕の方は、まあ機械だから無機質っぽい描写を心掛けた、くらい?

今まで出たお題・練習
『人を守る吸血鬼』・機械右腕・子供好きな魔女

 深い闇の端で、ぽつりと意識の一端が目を覚ます。と、私はそこで初めて自分が眠っていたことを自覚した。
 思い瞼を押し開けると、鋭い蛍光灯の光が網膜をちくりと刺激し、網膜が収縮する感覚はちょっとした目覚ましになった。体の感覚、とりわけ右腕の感覚がうまく蘇らない。記憶も曖昧だ。

 ここは、どこだ。
 泥のようにうまく回らぬ頭をかき混ぜるように、思考を開始する。

 白い天井、私を取り囲む白いカーテン。つんとした匂い、焦げたようなこの臭いは、電気コードの焼け付くそれだろうか。
 一定の電子音に混じって、どこか遠くの事のように聞こえてくるのは話し声。二、三人。カーテンの向こう。
 その内容を読み取るよう脳に働きかけるが、うまく情報を処理してくれない。
 せめて声の一つでも投げかけようと喉を震わせるも、これも果たせず。今際の老人のような呻き声を出すのみ。

 むずがゆさを覚え、躍起になって数度喉へ信号を送る。
 あ、あ。かすれたノイズが数度続く。
 健気な試みが数度繰り返されると、幾度目か、カーテンの向こうの影法師がこちらに気付いたように揺らめいた。

 気づいてくれ。思い、その影を見守る。

「お目覚めで」

 カーテンを押しのけて現れた白衣の老人に、私は密かに胸をなでおろした。
 白衣、白衣。となると、ここは病院の類か。病院。では、ここにいる私は?病気、怪我。

「麻酔の影響で覚束ない事もありましょうな」

 麻酔。手術。点と点が繋がり、曖昧なシルエットを形成していく。喉まで出かかる、とはこういうことを言うか。
 何か一つ、決定的な。何かないか、何か―――。

「何せ、大掛かりでしたから」

 そう付け加えるような言葉と共に、老人の視線が私の傍らに流される――――否、私の右腕だ。
 何かあるのか。重い頭を転がすようにし、その視線の先を追う。
 と、私はそこに在った物に驚愕し、にわか目を見開いた。

 物々しい鉄でできた機械。
 肌色の右腕があるはずの其処にそれは在った。

 恐怖に思わず目が覚める、と同時、動き始めた脳がそれを打ち消し、当然の事であろうと胸中にひとりごちる。

「しかし腕を切り落とされたなどと、災難でしたな」

「…動かせますかな」

 その言葉は、私に問う、というよりは己を訝しんでいるように聞こえた。
 わたしはそれに答えを与える。そこに右腕があると仮定し、動かす幻想を描くことで。

 半秒遅れて機械腕が、きゅい、と鳴き声を漏らす。するとまた半秒後、それは、蚊の羽音のようなモーター駆動を響かせて、私の目の先でひとりでに動き始め、空中に描いた幻像をなぞる。
 感覚は無い。私の腕ではない。しかし私の意思に従う。
 少し奇妙だ。まるで使いのようでもある。

「おお」

 老人は少し意外そうに、その様を眺めた。経験が無いのだろうか。
 その丸くなった瞳に視線を向けると、私たちは互いを暫く覗き込み、少し後、同じ感覚を共有したように感じ、苦笑した。

「起き上がれます?」

 単純な興味からくる注文だ。それを感じ取り、私は快く応じる。またモーター駆動が呻き、その様を二人で見守る。
 ひじを曲げて少し静止した腕は、次の瞬間私の右半身を押し上げ、少し対応の遅れた私は倒れないように上半身を支えた。

 体が起き上がりきるのを見計らって左腕を支えにし、老人に視線をくべる。

「…リクライニングシートのようです」

 その喩が自分でも可笑しく、また二人で笑みを交わす。

「じゃあ、最後に、これ」

 そう言って取り出したのは、私の見舞い品らしきリンゴ。

「いいのでしょうか」

 そこに込められたのは、仮にも見舞い品であることへの抵抗と、十中八九汚れるシートに対しての遠慮。
 結局はその悪戯っぽい笑みにそそのかされて、それに応じてしまうのだが。

 そこからは簡単だ、ただ右腕にリンゴを取りに行かせ、固定してもらう。そこで新たな命令を待つ右腕をまえに、リンゴを握りつぶすイメージを描くだけで、リンゴはいとも簡単に砕けた。―――砕いたのではなく、『砕けた』そこには感覚も無い。

 「レスポンスは追々調整しましょう」と、また笑い、入院期間などの説明を始める老人をよそに、今度ばかりは、少し、一抹の不安を覚える。
 
 私がこれで、また人を殺しに戻った時、そこに命を奪った実感はあるのだろうか。たとえ無意識下であっても、右腕のせいにはしてしまわないだろうか。リンゴのような気軽さを覚えてしまわないだろうか。
 ぼんやりとそんなことを考えながら、老人の禿頭を見つめる――――。

中二どっか行っちゃったよ

みんな、スレタイってどんな感じにしてる?イマイチ厨二でシリアスなタイトル思いつかないんだが

スレタイは厨二さシリアスさよりも内容を分りやすくかつ見たいと思わせるものにしてる

聖殺人者
もろパクリだけど

>>93 ロボットならもっと生死に無関心でいいだろ。『殺してしまった』なんて表現はおかしい。人間を理解できないのに

武器とか能力の名前がダサいかどうか心配。

いや、ダサくてもいいけけど中二心を擽られるものか分からない。

ダサカッコイイという言葉もあるし、自分のセンスを信じてみるしか

ラノベだけど、レジンキャストミルクは中二能力名の宝庫
ライ麦畑の墜落死体【ナイン・ライブス】とか。

自分で考えると狭葉樹林とか聖剣・悪貨(デノミ)とかになってしまうので残念だけど

自分が思いつきで並べた単語の読みを英語以外で知りたい場合……
ゲームクリエイターや中二病患者向けで、自分が選んだ単語が日本を除く約13ヶ国ではどう書いてどう読むかがわかる辞典(?)を持ってる
ラテン語も載ってるやつ

そこでgoogle翻訳だ
接頭辞接尾辞はサイトの方で調べないとだけど

あげろ

厨二要素にも色々あると思うけど、ここの皆はどんなジャンルをよく好んで書いたりしてたor書きたい?
現代での能力バトルもの?
ロボやクローンが出る近未来もの?
ドラクエやFFに似た異世界ファンタジーもの?

理想はSW2.0の魔導器文明時代をもうちょっと鉄臭くした感じ
でも自分の理想を全部詰め込むとSSが「ぼくのかんがえたさいきょうの設定集」になっちゃうから自重してる

>>113
近未来とまでは行かないけど、少し現代よりも進んだ世界+吸血鬼要素を含むバトルssを書いてみたい

……が、それを高校時代から考えているのに、世界観や吸血鬼の設定までしか思い付いていないorz

俺は現代での異能力バトルと勇者物だな

前者ではとんでも能力とインフレを出来るだけ入れてる。後者では神話とか超高度先史文明とか出来るだけ詰め込んでる

人型兵器が出てきて非能力ものなら大体できる

現代から少し科学が進んだ頃に一回人類滅びて、その後魔法的な要素が備わった人間の暮らしてる世界で、科学はロストテクノロジーとして絶賛サルベージ中とかいう便利設定。

上げろぉ!

これは願望だが、いつか主人公が妖怪をかりつつの日本の各地を旅するssとか書いてみたい
明治に入ったばかりの時代設定で

なんとなく大正のほうが先に頭に思い浮かぶのはサクラ大戦世代だからか

頭が勝手にそうするんじゃなくて?

俺得スレ発見

異能モノ書きたくて設定は練るけどいざ文章に起こすと書けないっていうなんだろうねこれは

そりゃ設定をエピソードとして整えて完結させるのが何より難しいからだろう

作品を世界観→話→キャラって風に作っていけばいいんじゃないかな

>>123
やっぱり・・・
・同じ異能同士の戦闘をして、最後の一人(優勝者)を目指す
・自分(または仲間と)で、異能を悪用する敵と戦い続け、悪の親玉とのラスボス戦へ
とかの完結が王道だよなぁ

それとも>>123は、その異能を使った細かい戦闘を文章にするのが苦手とか?

話なんて

悪い敵が一人いた
主人公はパートナーと戦いにいった
すごい敵でパートナーがしぬ
覚醒して勝つ

完璧

中盤の悪い奴はなんかいい奴でした。
とかいう展開

ファンタジー世界で、召喚獣(スライム、ゴブリン、キマイラetc)を使って戦うssとか読んでみたい
ポケモンバトルみたいに・・・フィールド内の互いの召喚獣は数個の技で戦い、召喚者は属性強化、弱体化の魔術や回復魔術を支援・妨害で召喚獣にかけるとか

どう足掻いてもEXTRA

召喚獣SSを書こうとしたらいつの間にか女神転生SSを書いてたことならある

>>130 >>131
どちらかぜひ詳しく

あ、やっぱり>>130はいいです


そういえば知ってる?

有名な七つの大罪の新しいバージョンが2008年にローマ教皇庁直々に公式発表されたってこと

遺伝子改造・人体実験・環境汚染・社会的不公正・貧困・過度な裕福さ・麻薬中毒

らしいよ

ネタになったら使ってね


やっぱり一つくらい欠点のある主人公じゃないとつまんない傾向にあるよね


例えば幽閉指定を受けるほど強い魔法使いなのに、基本魔法はなにも使えない
とか

うっかり最強召喚士さんが仲間に紹介するために召喚した神獣が逃げ出した上、敵になってしまった
とか

やはりさすおにってことか

魔力はたっぷり持てるのに魔法の呪文とか魔法陣を中々覚えられなかったり

やめおに!

劣等生は正直ない

今は最弱と名乗りながら舐めプで最強()のヒロインを打ち負かして惚れさせる流れがきてんのかもしれんな、まあすぐ廃れるだろうけど

時代は人型に戻りつつあるのじゃー

元は勇者的な英雄だったんだけど闇堕ちして瞳が濁りきって宛もなく世界を放浪して人々の笑顔を見てどんどん瞳が澄んでいき、完全に消滅していなかった魔王的なのと死闘を繰り広げる。


そんな作品がみたい。

犬日々って便利な設定だよな、今やってるから見てるけど

レオ閣下かわいい
でも俺の嫁はユキカゼ=パネトーネちゃん!

>>142
◇設定
・800年前→工業・科学文化が2割、魔法文化が8割(ドラクエ似の魔法世界)
・今→工業・科学文化が7割、魔法文化が3割に変わり、魔法文化に含まれる宗教学自体も廃止されつつある


・勇者
今から800年前、18歳の誕生日に"女神のお告げ"を聞き、女神から2つの加護(呪い?)……不死になれる『滅べぬ心ノ臓』と、自分含む周りの幸運を我が物にし苦難をチャンスに変える『幸掴む霊腕』を授かった後、勇者の3人の仲間…後の"三英騎"と共に魔王討伐を果たす。
しかし5年後、魔王討伐を終え帰省した頃にはもう家族の住む勇者の母国は魔物の残党に滅ぼされ、絶望し、自分の周りの人々が次々と早死にし、女神の2つの加護により永久的に孤独な存在となる。
この800年前の歴史が"伝説"とまで云われたこの時代……一時勇者はその体質をある組織の幹部に買われ、魔物ではなく…人間の血を流し金を稼ぐ生活を続けていた。しかしその暗殺組織からも追い出され、800年振りに旅を始めた数年後のあるシスターとの出会いにより、彼の意思は大きく揺れ動く事となる。

・シスター
15歳。時代の流れにより古びた教会(彼女が住んでいた土地)を追い出され、当ての無い旅をしつつ生活する事を課せられた、無邪気で笑顔の絶えない少女。赤ん坊の頃に、彼女の親がある者達に殺された後偶然教会の人に拾われ、シスターとして育つ。天然な所がある。
宿屋で酔った大柄な親父に絡まれた所を勇者に救われ(勇者から見ては喧しかった大男を黙らせた)、しつこい程の感謝に勇者は折れ、彼の旅について行く事となる。彼女の持つ笑顔と手作りのクッキーは、見知らぬ者達にも笑顔が訪れる程。





こんな2人の奇妙な旅が続く中、倒した筈の魔王は…………


ひっそり………ひっそり………と、再び世界への宣戦布告の刻を待つ





パっと読んでこんなイメージはしたけど…………なんか違うなぁ

詠唱ってやっぱり元ネタないと寒いのがほとんどだなぁ、といろんなラノベ読んでて思う
陰陽道とか魔女狩りとか神話とか、ドイツ語やフランス語にルビをふるとなおよし

あと本当に面白いバトルラノベは擬音が少ない

元ネタがある異能力ものだと「断章のグリム」をお薦めしたい。童話の考察とそれを基にした能力が読んでて面白い

読んでて痛くなる程度のグロさがあるけど

どこからともなく、風を切って大小の太刀が現われ、彼女の手がその柄を握る。
「…殺るっ」
その身はほとんど屈む事なくこちらへ飛ぶ。ヒュルヒュルと空気が音を立てる。
「…っ」
男はすかさず逆手に持った剣で一撃を防ぎ、腕に括り付けられた盾でそれを押し返す。
「速い。なら」
身を引いたその次に小太刀を投げつけ、太刀を横に大きく振る。
それを男は身をひねって避け、太刀を地に刺した剣で抑える。
「よしっ」
その勢いで抜けた剣を、そのまま一回転の後に斜めに振り下ろす――

ここまでで力尽きた

詠唱は最後に黒棺って言っても違和感が無ければオッケー

厨二SS書こうと思っていざ取り掛かったら、厨二っぽいシーンまでが遠い・・・

今ss書いてるけど、やっぱ思いつきで書くと話がまとまらなくなるな

厨二な場面は浮かんでもそれを話として繋げたり展開させたりできないあるある

>>142 擬音はあってもいいけど違和感がない程度に地の文に組み込まれてるのがかっこいい。
地の文ありなのにセリフの後ろの半角とかはアレだし、
逆に地の文完全なしだと戦闘をわざとらしくキャラに説明させるしかなくなっちゃうし

某fate募集系安価スレでサーヴァントが採用されたけど宝具の派手さが足りない気がしたから作文の練習がてら自分で書いてみる。
採用時に設定とうの変更が多少あったぽいけど送った時ので書く。その他設定はそのスレのを引き継がない。

「マスター。これより宝具を以て敵拠点への奇襲を仕掛けようと思いますが、よろしいですか。」高台より敵陣営の拠点である屋敷を見つめ私のサーヴァント、アーチャー源為朝が問う。
私が許可を出すと、アーチャーは宝具使用の為の準備へとはいる。

アーチャーは二つの宝具を持つと、私はアーチャーから聞いている。
一つは、彼が流刑の再に切られた手の腱を癒す為に取り付けた三つの魔、それを封ずる拘束具、『鬼封アシ島ブレイカー・カムペー』。
もう一つは、まだ聖杯戦争中に使用していない、彼の生涯最後に射ったとされる三百人がのる軍船を沈めた射。それを使用するのだろう。
ゴト、と重い金属が落ち地面にぶつかった音がする。アーチャーが魔を封ずる拘束を解除したのだ。

そこには異形が在った。
アーチャーの左腕には、肩に一つ、手首に二つの魔、鬼の腕が取り付けられている。
何度見てもその異形は、私を恐怖に染め脚を竦ませる。

アーチャーは、おびえる私の事など気にも止めず、懐から一本の紐を取り出し手首の二つの魔で先端を握り紐を引っ張る。
私は、最初アーチャーが何をやっているのか解らなかったが、すぐさま理解する。
アーチャーが肩の魔で太く長い矢を持ち、ピンと張られた紐、いや弦につがえた。
そう、アーチャーは弓兵だ。
鬼の腕力で引かれ合う弦、それを引く鬼の腕の射の威力は、並みの弓を遙かに越えるだろう。

ギリリ、ギリリと、音がする。三つの鬼の腕が弦を引き合う音だ。
ギリリ、ギリリと、音がする。鬼の腕力で、主軸となる生まれ持った左腕が曲がらぬ用にと右腕で押さえる。
ギリリ、ギリリと、音がする。引き合う三つの異形が発する魔力が高まる。

アーチャーの腕が歪むのを私は見た。いや、歪んでいるのは腕ではない。空間だ、空間が歪んでいるんだ。
三つの魔が干渉し空間を歪めていた。

アーチャーの動きが止まる。ついに力を解放する時がきた。


『異合弓手三鬼張トライアングラー・ヘカトンケイレス』

アーチャーの声をかき消すように、矢が大気を破る音が響く。
射られた結果を見ようと、魔術で視力を強化し、敵の拠点を視界に納め私が見た物は、幾百の矢の濁流であった。
バカな。アーチャーが射った矢は一本のはず。矢が増えたのか。

いや、そうではない。
アーチャーの宝具『異合弓手三鬼張トライアングラー・ヘカトンケイレス』は、三つの鬼の腕をようい射られる渾身の射である。
三つの鬼の腕の魔力は干渉しあい時空間を歪める力場を形成し、そこから射られた矢は周囲の時空間を歪め収束させながら飛び行く。
矢は収束した時空を飛ぶ事で歪めた空間すべてを通過し、はた目で見る分には、矢がまるで幾百に増えた様に見えたのだ。

ーーーーーー
なんか疲れたしおわりここまで書くのに二時間かかった
いろいろ文法とかおかしい気もするうまい言い回しとか状況のせつめい難しい
『鬼封アシ島ブレイカー・カムペー』のアシはPSPじゃ変換できなかった

特に採用されたスレに不満がある訳じゃない
一度他作品の安価スレを一日で諦めた自分より断然すごいとも思っているし応援もしている

正直ここに書くのもどうかと思いはしたが練習スレだしいいかと思った反省も後悔もして



少し偉そうな言い方になってしまうけど、なかなか粗の多い文章だと思った。

けれど一通り読んでみると不揃いなりに臨場感が感じられて嫌いじゃない。

一番惜しいと思ったのは>>153の最後で、鬼の腕が放つ異様な雰囲気が明確に描写されていない点。

そこがぼんやりとしか描かれなかったことで『私を恐怖に染め脚を竦ませる。』場面が説得力に欠けてしまったことがは残念だった。

その他の文章に関する細かいミスや違和感には自覚があるようだけど、そういう部分は書き慣れて推敲を重ねれば自然と改善される物だと思う。

Fateの安価スレに目を通したわけではないから詳しくは知らないけど、宝具の設定も個人的には興味深いので、あとは『どの部分の描写に力を入れるか』。

その取捨選択が適切に行えるようになれば自分でも納得できる文章が書けるのではないかな。

とまあ、感想を書くつもりが何故か批評になってしまい、そちらの望む返信ではないかもしれないので気に入らなければ無視して欲しい。

自分もSSの書き手としてはまだまだ駆け出しの身なので、この文章がどれだけ的を射ているのか自信もない。

無責任で済まないが、長文失礼した。

最近異能ものssが多いから霊能ものを考えてるけど、どう足掻いてもマンキンとかに近い設定になるから困る………

大丈夫だろ、大抵の異能ものだって植木の法則やガッシュみたくなってる

>>158
やっぱりそうかなぁ………

霊能の設定の一部を今ここで晒して、試しに皆からの指摘や意見が欲しいけど………流石にまだ曖昧な設定を晒すのはマズイだろうか?

VIPの厨二スレはいつでも君を歓迎するぞ

良いと思うよ。投下しちゃって

どうぞどうぞ

>>159
練習とかの内容とは違うし少し賭けみたいなもんかもしれんけど、一度やってみ
ここはそのための厨二スレみたいなもんだし

>>159-163
ありがとう。こういったスレでしか相談出来ないネタもあるから、本当に助かる。

どうせだし、現段階まで思い付いた霊能以外の設定も少し書いてく。



・舞台は現代。過去に全世界で西暦2000年(日本では平成12年)を迎えた境に、霊を認識出来る人類が少しずつ徐々に増えていく事になる。

・↑により、暴走してしまった動物霊(悪霊?)や悪質な霊能者による犯罪、詐欺に近い霊的な宗教勧誘による犯罪が増える。

・↑それらに並び、"霊能者"レベルまで成長してしまった犯罪者の取り締まり・暴走した動物霊の駆除・亡くなって此ノ世に留まる人=地縛霊の成仏(駆除ではない)の手伝いを行う警察機関や専門学校も、全世界で増える。

『霊能』に関する簡単な説明↓


・全生物は此ノ世に存在するために、必ず魂や精神の象徴である『霊体』・それを包む『幽体』・更にその2つを包む『肉体』の3つが同時に存在する。

・亡くなった幽霊の場合は、生きるための機能が失った『肉体』の代わりに『幽体』を無意識に使用し、しばらくは2つのみで此ノ世に留まれる。

なんとなく面白そうな設定ではあるけど、結局どんなバトルやら物語やらが繰り広げられるかが具体的にわからん

>>166
まだ物語の流れとかは具体的に決めてないけど、基本異能スレは安価進行のスレだと考えつつ、思い付いた設定を書いてる。


霊能(霊体を使って出来る事)は↓の3つ。


①『霊体を物に付加する=憑ける』
※よくホラー番組で定番の"独りでに動く人形"や"勝手にスイッチが付くテレビ"等からイメージ

・液体や紐状の物に憑けるなら、それを好きに操り、移動させたり固定させたり出来る。

・車や扉、本、キーボードに憑けるなら、憑けた後から"何時どんな動作を何処でするか"のイメージ(PCでいうプログラミング)をしてから憑ければ、その通りに動く。

・武器や服に憑ければ、普段霊の体を通過するだけの武器でもダメージを与えられ、服により霊的攻撃を受けた時のダメージを最小限に抑えられる。←ここが戦闘のメイン


②『憑けた物を本体に、憑けた霊体を想像したものに具現化する』
※ポルターガイスト現象からイメージ

・憑けた物に、霊体で出来た刃や突起、脚、糸等イメージしたものを生やす。
例えば、コップに霊体で出来た脚を生やして空中に固定したり等。

・憑けた物へ更に霊体を注いで本体を包み、その霊体を自分がイメージした姿形に変える。
外見は憑けた本体よりも、本体を包む具現化した霊体の方が大きく、マンキンのオーバーソウルに似た感じ。
例えば、短い鉄パイプ=本体を霊体で包み、太く長い霊体の槍を具現化する等。


③『一般人に取り憑いた悪霊を取り除く』
※お祓いからのイメージ

・自分の幽体と霊体の一部からコピーの幽霊=生霊を作る。その生霊を一般人に憑け、遠隔操作で精神世界(夢)に巣食う悪霊と戦う。


②③で自分がイメージする霊体の姿形は特に決まりが無いし何でもいいが、自分の先祖が人の時代で中世の騎士であれば甲冑や刀剣、動物の時代で蛇の場合はその容姿や爪、牙をイメージした方が、各自合った霊体の理想像で戦いやすいかと




こんな戦い方で悪霊や他の霊能者とバトルを考えたけど、時間もかけ過ぎたし何だこの駄文…………orz
文章力がまだ本当に無いから伝わる所が少ないかもしれないけど、質問や指摘があればぜひ!(土下座)

>>168
あれ、酉がおかしいな?

ついでに霊能者になるまで(なってしまうまで)を少し……
一般人→霊感者→霊能者or上位の霊感者
霊能者は、①→②→③の順番で強くなる感じで

質問や指摘をぜひ!(土下座)

これ霊体を具現化ってどこまでできるの?

とある幽霊ラノベとかだと最終決戦で「因果をねじ曲げて相手の存在を抹消する宝玉」とかでてきたし、とある小説サイトの小説で霊体は関係ないけど「物体を何でも創造できる」みたいな無制限な能力が出てきて案の定破綻してたから、制限とかあるのか?

主人公は安価で決めるの?それとも既に設定してあるのかな

ざっと見た感じで思ったことだけど、設定が複雑になりそうだから読み手が混乱しないように序盤は世界観の説明を重視して、安価は抑えた方が良さそう

>>170>>171
レスありがとう。


>>170
別に具現化した所で特殊な能力とかは無いけど、攻撃と防御の射程範囲をなるべく広げたり、"憑けただけの物"よりも殺傷能力を上げたりしたい時に使う感じ。
どこまで具現化出来るかの点については注いだ霊体の量次第で、同じ物や複数の物に立て続けに注ぐと自分が死ぬぐらい。
悪霊との戦闘ならいいけど、敵霊能者との戦闘については憑けるか憑けないかを度々判断して攻撃と防御を切り替える必要があるかな?
例えば……銃弾を紙で防御すると必ず貫通

間違えた………>>172のやつは無しで

>>170
別に具現化した所で特殊な能力とかは無いけど、攻撃と防御の射程範囲をなるべく広げたり、"憑けただけの物"よりも殺傷力や防御力を上げたりしたい時に使う感じ。

どこまで具現化出来るかの点については注いだ霊体の量次第で、同じ物や複数の物に立て続けに注ぐと自分が死ぬ。

悪霊(=霊体そのものの存在)との戦闘ならいいけど、敵霊能者との戦闘については憑けるか憑けないかを度々判断して攻撃と防御を切り替える必要があるかな?

例えば……下敷きで銃弾を防御すれば必ず銃弾が貫通して傷を受けるけど、憑けた下敷きを盾に具現化するなら憑けた銃弾を防御する事が出来る。でもただの銃弾なら、具現化した盾=下敷きを本体に"霊体で出来た盾"をすり抜けて下敷きを貫通する。

といった具合に、取り敢えず話の前半は①の霊能で敵と戦うぐらいにして、②についてはずっと後半の戦闘に入ってから色々考える方がいいかな?

ちなみに②でイメージする霊体の姿形"人"verの場合は、その先祖である人物が扱っていた道具や装備の姿形という事で。




>>171
↑に書いた戦闘方法について読み返すと、流石に安価スレは控えたがいいかなと思う自分がいる…………

はっきり言うと、キャラについては全く考えてません。ただ出てくる各キャラに合ったイメージしやすい霊体の姿形は、>>167で書いた通りキャラの先祖の姿(人と動物の2つ)をメインにしたいと思ってる。

頑張って安価スレにするなら安価で聞くも良し、自分が考えるのも良しといった具合。ハッキリしておらず、すみません。



自分が思い付いた霊体という力にはどんな活用法があるかは知って欲しかったけど、読みずらい且つダラダラな長文を書いてしまったなぁ………

まずはちゃんとした世界観や霊能の設定も練り直して、もう少し分かりやすいバトルを書くためにも他スレを読んで勉強してみる。
質問と指摘、ありがとう。

>>173
オマケに「読みづらい」を「読み【ず】らい」にしたりとミスが多いし…………orz

>>173
それなら安価は止めた方が良いかもね。とりあえずは好きなように書いてみなよ

こんな風に物語を構想している間は途方もなくて終わりが見えない気さえするけど、書いてみると意外に何とかなるものだよ
他人の物語を参考にするのも大事だけど、それよりも先に自分の言葉で冒頭だけでも書くと良いんじゃないかな
此処に投下された設定や文章を読めば熱意があるのは伝わるし、その熱に水を差すのは勿体ない
纏まっていない設定や細かいミスも気になるだろうけど、勢いも大事だからね。とにかくがんばって!

結構霊能の設定が上手くまとめられていない点と、無理に詰め込み過ぎている点が激しかったと個人的に思う。
>>167の②に書いてあった具現化の設定(霊体で包むという表現や先祖についてなど)を、正直もう少し詳しく、わかりやすく説明してもらえればまだいい設定だと思えたが、今のままではスレでその内容を書いた時、初めて見る読者にとっては「どゆこと?」な状態になるからその設定は省いた方がいい。まだ①と②の「イメージしたものを生やす」設定の2つだけならいいとは思うが・・・・・。
わかっているようだけど、能力の使い方がもう自分の中で決まってるのであれば安価スレはやめたほうがいいな。文章を書く事にまだ不慣れなら、後々自分が書きにくくなる事が多いから。

でも>>175の言うとおり、>>173の熱意や自分で見つけた反省点を理解出来ている事はちゃんと伝わったから、あとは文章力を上げるために練習をしてもう一度設定や話を練った後、誤字などのミスに注意すればいい作品になるとは思うよ。

主人公を描くときに、どうしても完璧超人にしたくないんよね。特に精神面で。

どこかしら感情のブレーキが外れたようなキャラにしたい。個人的には皇国の守護者の新城直衛とかすごい好きなんだ。
きっと自分にはアンパンマンやスーパーマン、五代雄介みたいな主人公は作れない。

感情的に常にクールだけど、こと妹のことになると途端にタガが外れる…

みたいなものか

>>178
完璧超人で常にクールだけど妹のこととなるとタガが外れる…

何だ仮面ライダーカブトか

>>178
完璧超人で常にクールだけど妹のこととなるとタガが外れる…

何だ紅緒様か

完璧超人で常にクールだけどこと妹のことになると途端にタガが外れる…

なんだお兄様か

素人なりに思うのが地の文を上手く使うには一般文芸を読み込むことが必要不可欠だと思うんだよね

台本形式や一人称ラノベとかなら同系統の作品読みまくってテンプレを掴めばそれなりに形になるけど、地の文使うなら一般文芸を読んでないとかけない

例えば「その声には明らかに不満が滲み出ていた」なんて表現は簡単に出てきそうなものだけど、そういう表現が沢山出てくる作品に触れてないと、「○○は不満そうに言った」というイマイチ微妙な表現にしてしまう

まあこんなことグダグダ考えずとも一般文芸は教養として読んだ方がいいよね

あとage推奨はもういいのかな?

不満そうに言った、は別にダメな表現じゃないと思うけれど
物語全編にわたって声には不満が滲み出ていた、なんて表現を使うと力の抜きどころがないというか、読者側が疲れるだけにもなる
ここぞ!というところで凝った表現をする方が効果的じゃないかな
場合によっては、短文だからこそ味が出ることもあるし

表現の選択肢を増やすためにいろいろ読むのは有効だと思うけど、「不満そうに言った」が微妙な表現ってのには俺も疑問

明けましておめでとう!

>>182
age推奨についてはいつもどおり、質問やお題から考えた練習ssに対して意見欲しい時ぐらいでよくね?

て事でage

あけおめ

>>181です
「微妙な表現」ってのは語弊があったな、そうじゃなくて「~と言った」って表現はどんなに文章力がなくても知っているが故に、連発しまくって読者をげんなりさせてしまうことがあるってこと

長くなったから分けた


稚拙ながら例を挙げると

例1
「はぁ、今日から夏休みかよ……」
Aは不満そうに言った。
「この夏は遊ぶぞ!」
一方、Bは喜んで言った。
「宿題終わるかなぁ……」
Cは不安そうに言った。



例2
「はぁ、今日から夏休みかよ……」
Aの声には不満が滲み出ていた。
「この夏は遊ぶぞ!」
一方、Bは歓喜の声を上げている。
「宿題終わるかなぁ……」
Cは不安そうに言った。


どちらが読みやすいかは見ればわかる(どちらも読みにくいとか言わない)
あと単純に「~と言った」は文字数が稼げない。
内容が同じでも文字数が違えば読者に与える読後感はだいぶ違うし、10万字書こうとすると表現描写で文字数を増やさないと物語の展開を増やさなければならず、冗長な作品になりやすい。


連投すまない


>>183
短文の方が味が出ることもあるっていうのには同意するけど、凝った表現をすると読者が疲れるってのは読者舐めすぎじゃないか? と思う。
そもそもこんなのは凝った表現なんて言わない、必要最低限の表現だと思うし。
文章力が並程度の三人称のラノベやらネット小説ですら普通に使われてる。

>>188

予防線はるわけじゃないけど、一応言っておく。喧嘩を売ってるわけじゃないんだ
>>187みたいな書き方で言えば確かにその通りなんだけど、元の文が「その声には明らかに不満が滲み出ていた」だったので

これを187に当てはめると
「はぁ、今日から夏休みかよ……」
Aの声には明らかな不満が滲み出ていた。
「この夏は遊ぶぞ!」
一方、Bは心弾むような歓喜の声を上げている。
「宿題終わるかなぁ……」
CはCとて、性格上益体もない不安を抱えていた。

みたいに、どう考えてもこの内容でそんな形容していく必要ないだろ、ということをする人が実際にいる
なので拡大解釈ではあったのだけど「全編にわたってこんなことをしたら」という余計な警鐘を鳴らしていました
単語四つ五つ程度であっても、このノリでずっと進むと、いくら読者でも疲れます
たとえば西尾維新、デビューしたばかりのころの入間人間とか
これは文体もあるけど、本来なら必要ない単語が多いから、実際に読むのが疲れるって感想も出ている(私は読めるし好きだけど

でもこれは私の持論というか考え方であって、正解ってわけじゃないし、>>188さんの考え方とぶつかってしまうのもしょうがないと思います
お互いに、自分が書きやすく読者が読みやすい文章を書ければいいですね

>>187
俺は例1の方がシンプルで違和感なく読めるな
例2の表現はなんだかこの構成では浮いて見える
なんていうか「言った。」の連発でげんなりさせることもあれば工夫した表現の連発でげんなりさせることもあるというか
というよりあれか、今回は表現だけに焦点を絞ってるけど文章の構成とか物語の構成とかとの関係で「良い表現」って変わってくるのかもしれない

A「そう不満そうに言うなよ」
B「声に不満が滲んでるぞ」

みたいにキャラの描き分けが出来るし、引き出しが多いに越したことはないな

練習して見る。


――昔からずっと、妄想が好きだった。何からも縛られず、自分の好き放題できたらどれだけ素晴らしいだろうと、ずっと考えていた。
そして、今も考えている。

そんな願望が、神様かなにか。
少なくとも、人ではない何かに届いたらしく、よく晴れた朝、目が覚めると。おおよそ人が持っているとは思えない力をいつの間にか手に入れていた。

喋らせる能力。
名の通り、自分の指定した相手に勝手に喋らせる能力だ。喋ることに関してだけは、誰にも縛られず、手前勝手にさせてもらうことができるようになった。

どこかの魔王が顔を顰めそうなこの能力の使い方を、今ではしっかりと把握している。勿論、効果もわかってる。範囲も知ってるし、副作用だって理解してる。
だが、どうしても分からないことがある。コレばかりは頭を捻り続けても答えが出る気がしない。何故なら俺が突き当たっているのは、人それぞれの価値観の違いだからだ。

この能力は使い所によって、途轍もない力を発揮させる。
お偉方の記者会見。どこかの会社の業務ミスの会見現場。有名選手へのインタビュー。生放送中の有名人。

挙げればきっとまだまだある。

多分、その挙げていない内のどれか。きっと国を傾けさせかねない何かがあるのだ。
…え?なんでそう思うか?

……そうでも思わないと――

「良いか?少しでも変な動きを見せたら脳天をブチ抜くからな!」
「ヒッ!ひいいいいい!」

――この状況を理解できないからだ、ちくしょう。

伊坂幸太郎の魔王とモダンタイムスで喋らせる能力あったなあと思った

内容はこれいらなくね、八割方ばっさりいこうだけど、
練習だし、すらすら読めるから感じ的にはそれでいいと思う

>>192
今でも十分読みやすいし面白いから、個人的に問題ないと思うけど……もしここから更に内容(文章)を少しでも短くするよう考えるなら


そんな願望が、人ではない神様の様な何かに届いたらしく………よく晴れた朝、おおよそ人が持っているとは思えない力をいつの間にか手に入れていた。



どこかの魔王が顔を顰めそうなこの能力の使い方を、俺は今ではしっかりと……効果やその範囲、副作用まで理解している。
だが、どうしても分からないことがある。コレばかりは頭を捻り続けても答えが出る気がしない。それは………人それぞれの価値観の違いだ。


といった具合に、もう一度"省いても最低限伝わる文章や言葉"を探してから、文章を繋ぎ直して投下するかな?
ただ↑の方法も時間がかかる書き方だし、あまり文章を書かない素人の意見だから、こういった考え方もあるんだという感じで伝わってもらえれば………素人ごときが、なんかスマヌ

>>193 >>194

あー、やっぱ長いか。どうしても長くなっちゃうんだよね。
どっかのサイトに投稿してもよく言われるしなぁ。
内容の必要不要の吟味はコレからもっとしてくよ。他に意見あったらもっとプリーズ!
因みに某漫画家さんの魔王という題名の漫画から能力をいただいております。

長いというか、情報を出す段階じゃないというか
俺は思ったことを相手に喋らせる能力を得た
だからだよな、このくそったれな状況は
とまあ冒頭で必要なのはここまでのはず(二行に圧縮するのはやりすぎだけど
あとの細かいことは、話を進める上でちょっとずつ出してけばいいのでは?
背後で爆発があった、を色んな作品風に書くってコピペあるけど、あれのラノベ風になっちゃってる、悪い意味で
文章は問題なく読めるので、内容を突き詰めてほしいなって思った

終焉の鐘が百と八つを数える時、新たなる刻の始まりと共に陽が全てを照らし弐千壱拾五の世界が産まれる

訳:あけましておめでとうございます

やあやあ、あけましておめでとう

>>192
俺は結構好きだよ
若干冗長に感じられる部分もあるけど、言葉の配列の上手さというか、並びと語感の良さがあるお陰で飽きのくる文章ではないし
それに『喋らせる能力』を持つ男が文中では一番のお喋りっていうのも乙だよね
ただ最後の数行だけはそこまで積み上げてきた男の人物像と噛み合わないように思えた
この後も物語が続いていくならともかく、たった1レスの短いストーリーなら徹頭徹尾印象を変えずに描いた方が人物も際立つのではないかな

厨二ワード集

アニマ
心理学者ユングの用いた語。個人の無意識に潜むパーソナリティの意。

アースライト【earth light】
地球光。

ムーンライト【moon light】
月光。

イドの怪物
イドとは、精神分析用語で無意識中に潜む本能的エネルギーの源泉。
暴走時の人格みたいなもの。

月光で思い出したけど『四属性を持つ闇の白竜』って凄いそそられるよな

厨二妄想の塊クトゥルフ神話読もうぜ

シャドウ
普段は表に出さず、全く気がつかずに抑圧されているもう一人の自分とも言える精神の在り方。

ペルソナ
社会性など、生活の中で役割にのっとり、無意識のうちにその場にふさわしい態度を取る精神の在り方。上手に本音と建前を使い分ける。

アニムス&アニマ
ラテン語で「魂」「風」「息吹」などの意味があり、男性は男性、女性は女性、と性のとおりに役割分担をして成長する精神の在り方。だが、異性の部分が未発達になる事が多い場合何か自分のなかに欠けた感じがする事がある。

グレートマザー
子孫を生み育て、全ての繁栄の元を養い慈しむ存在であると共にコントロールし、状況が変われば全てを飲み込み食べてしまうような、懐かしさと恐ろしさの混ざり合った精神の在り方。

老賢者
この世の真の英知を体得している存在であり、法律や秩序、道理、道徳、進むべき道筋を尊敬できる人の姿で現れては、様々な導きやメッセージを送り続ける役割を担う精神の在り方。

セルフ
安定と調和を担っていて、心が分裂してしまったり、危機的な状況に陥る時にセルフの機能が働きだし、イメージとなって表れる精神の在り方。人間の心の中には治癒的な魂があり、霊的で治癒的な性格を持つ心の象徴という考えがある。


アニマ以外も気になったから調べてみたけど、どれも厨二心を突くような要素があるなぁ

テレビ見てると世界各地の風習をよく見かけるけど、爆竹で悪霊を追い払うだの鍋の蓋を打ち付け合って騒音で悪霊を退けるだのお前ら悪霊嘗めてんのかって言いたくなるのあるよね

>>203
正確には違うけど、ハロウィンも含めてそれもあるな
良くテレビ番組でやる日本のお祓いとかも、外人から見れば……「なんで悪霊を追い払うために、神の付いた棒を振ったり、英訳してもよく分からない並んでる単語喋っているのか?」と思うのだろうか?

かけるならギルティギアみたいな感じでド派手な中二書いてみたい

今暇なんで、連投失礼と思う上で書く

>>205
ギルティギアもブレイブルーもそうだけど、あぁいった格ゲーのキャラは人種や身体能力、異能力、戦闘法、過去=今を形成している何かとかが、1人々細かい所までちゃんと組み込んで出来てるから凄いよなぁ

書いてみたいssの世界観とかは、もう決めてる感じ?

>>206 まだ途中 科学より魔法の方が発展した世界って感じで、魔法は悪魔によって伝承されて発展して来たというありがちな設定を・・・ メガテンっぽくなったな

書いて思ったがやっぱりキャラクターを上手に作らないと世界観は意味無いな

>>208
いや、キャラ制作も基本だけど、初めからそれだけでもないと思う

ギルティギアなら、"昔、化学者達の研究により「魔法の理論化」に成功し、のちに生物兵器であるギアが誕生した"過去のせいでソルやカイが登場するし、その時に起きた日本滅亡の被害ではメイや梅喧、メイの保護者であるジョニーが絡んでくる。

↑は自分が思った例え話だけど……基本的な世界観を組み立てた後、まずはその時代を"今の舞台"としてひとまず置いといて、次にその世界の歴史(事件や戦争、実験、事故)を作ってみて、そこからキャラのイメージ像を作ってみては?

>>209 世界観に絡ませるのはやっぱ重要か、アドバイスありがとう

>>210
いえいえ、自分もそんな感じの設定を昔考えた事あったし、ギルティギアと聞いて少し興奮してしまったwww(イグザードはやった事ないけど…………)


>>211 Xrdはストーリー見るだけでもいいから買っておくといいぜ、本当にすごいって思った

>>212
マジか…………まぁ旧キャラも新キャラも皆カッコ良いもんなwww
PSPの「イグゼクス・アクセントコアプラス」までしか遊んだ事ないが、買うのはもう少し考えてみるかぁ

てかss関係ないなwwwwここまでにするか!
取り敢えずss創作頑張れ!俺よくこのスレ見てるから、またなんかあったら相談レス書いてくれ

>>213
(なんか発言が>>1くさいが、常連として見ておこう)

>>1は俺だよ

>>213は俺だぞ

じゃあ俺は誰なんだ?

お前は俺だ

俺がお前で

『個』であり、『多』でもある…………てなんだこの流れw

>>220
それ厨二的でいいじゃん

「じゃあ俺は……誰なんだ…………?」


            「お前は………"俺"だ」


「俺が………"お前"で」


 


   「「『個』であり、『多』でもある」」


うん、少しペルソナっぽくなるな

よし、何か書く。厨二的なお題くれ!

>>223
黒幕と主人公の会話

>>224
オーケイ、今から書くぜ。感謝する!

世界を壊したい主人公と世界を守りたいラスボス

>>226
ありがとう。せっかくなのでこちらもお借りする!

>>224
>>226

焼けるような痛みが背中に走る。おかしい。後ろには誰も──姉さんしか居ない筈なのに。


「……いい加減、諦めなさいよ」


一瞬冷静さを取り戻しかけた鼓動は再び激しさを増して。けれど彼女は私の事情などお構い無しに微笑んだ。

その眼差しは憎悪の色さえ孕んで、背中に突き刺さったままの刃と共に私の心を音もなく抉る。

「姉さん……?」

およそ自分の物とは思えない、掠れた声が響く。

「どうして」

目の前で微笑む、自分と同じ造りの顔は。けれど私の空虚な問いに答えることはなかった。

「バカね。あんたの双子の姉は死んだのよ」

─────少なくとも、この時系列ではとっくの前に……ね。

「ねえ……さ」

少しずつ遠く、おぼろ気になっていく姉の声。倒れ込んだ冷たい床の感触だけが意識と無意識の境界線を主張する。

私はそこで線を越えた。意識を手放すと、世界は暗転していとも容易く色を変えた。


「……どうして」

二段ベッドの上の段で目が醒める。下を覗いても、そこに姉は居なかった。

「どうして救えないの」

色を喪った世界。此処にはもう、姉は居ない。


あんまり会話してないし、世界を壊すとか守るって条件も曖昧にしか満たせてないけど完成
双子の姉が死なずに済むように過去改変に奔走する妹ちゃんの話
実は姉妹のどちらかが必ず死ぬ運命で、妹の妨害をして姉が死亡するように仕向けていたのは姉自身なのでした……みたいな
解説なしじゃ分からんよね。すまぬ

ついでに自分でも>>224書いてみる


黒幕「やあ、よく来てくれたね」

主人公「…ああ、お前の命もここまでだ」

黒幕「それでいい。早く私を倒せ」

主人公「…何故こんなことをした、人に夢を与え楽しませてきた漫画家が!」

黒幕「そんなことはいい、早く殺せ」

主人公「…ダメだ、こんなモヤモヤした気持ちのまま終わらせてたまるか」


黒幕「・・・・・・・・・私は、ヒーローに憧れた」

黒幕「ヒーローが大好きだった。人を助け人の希望になり人の夢を守り悪を打ち倒すそんなヒーローに!」

黒幕「分かるだろう?男なら誰しも憧れるものだ」


主人公「だから、あんた自身が悪になって俺にヒーローをやらせた…」


黒幕「そういうことだ。望み通り君は素晴らしいヒーローになってくれた」

黒幕「私とは全然違う。人々に恐れられても裏切られても孤独になってもひたすら正義を求め正義を行った」

黒幕「それを見て私は思ったよ、私はただ人々から賞賛されたかっただけだった。だから君と違ってヒーローにはなれなかった」

黒幕「ありがとう、最後に私はヒーローに出会えた。この汚い世界にもヒーローはいたのだ!信じてよかった、君でよかった。ありがとう、ありがとう」

黒幕「さあ」


ゴゥンゴゥンゴゥン


主人公「何の音だ…?」

黒幕「私がラスボスだとでも思っていたのかね?」

主人公「な!?」


黒幕「そんなわけないだろう?こんな哀れな老人がラスボスなものか!私は弱いだけの哀れな老人さ、そんな奴がラスボスをしていいわけがない!」

黒幕「私の役は弱さを利用されただけの老人だ。さあ、ラスボスの登場だ」

黒幕「さあ、完成してくれ!私のヒーロー!私の作品!私の、私の夢!!ははははっごほっ」

黒幕『ヒーローよ、どうやら私は操られていたようだ。何倍も何十倍も何百倍も強い機械仕掛けの魔王を見事打倒して世界に平和を取り戻してくれ!助けてくれ、ヒーロー!』


ドグシャ


その黒幕は、『ラスボス』に一瞬で殺された。助けを乞いて
彼はいつ狂ったのだろう、いつ漫画を現実にしようと思ったのだろう

そんな考えはすぐにやめた。俺は例え黒幕の手のひらで踊り狂っていたとしてもいい、それでも正義のヒーローだから


主人公「だから戦う。ラスボスよ、お前を倒しみんなの平和を守ってやる」



主人公の勝利と黒幕の勝利を同時に書いてみた

>>228
確かに、話の前に過去改変の設定説明が無いと、話全体の内容が理解しづらいかも………

でもいい意味で"設定が深い"だけの問題だから、1レスの話じゃなくて1つの"ss"として、物語で奮闘する姉妹の動きと過去改変の設定を上手く絡ませれば面白くなると思った


>>229
内容は王道的で読みやすいし、文章自体も問題無いと思う

なんか今更だけど日本神秘すぎ

何もここで日本の神秘を感じなくても

有名な神社とかは自然が豊富で空気も美味しいし、小さな祠1つ1つにも日本神話の歴史や伝承があるから……あぁいう場所はより神秘を感じるよなぁ

2000年間一つの王朝が存在し続けてるのが異常

ところでだ
先史文明の遺産を原理もほとんど分からぬまま複製・改良・量産するってどうなんだろう

>>235
kwsk

日本刀の叩き上げ方が完全にオーバーテクノロジーだったり五重塔の耐震構造が未だに判明してなかったりファンタジー過ぎるわ

日本にもアトランティス的存在があったりするからね。日本はファンタジーと縁が無いなんてとんでもない

日本刀も塔の構造もオーバーじゃなくてロストのほうじゃね

>>230
遅くなったけどありがとう!

やっぱり一度の投下に収めるには余計な設定や情報が多すぎたよね
自分でも感覚的に理解していたことだけど、それを客観的な目線で肯定してもらえると参考になるよ!

ちなみに文章としては違和感なく読めるだろうか?おかしくならないように気を遣ったつもりではいるのだけれど

>>240
(`・ω・´)bグッ

>>236
ハイファンタジーな世界なんだが魔力の永久機関とか人型兵器とか人造人間がそれに該当するんだけどね
中世~近代ぐらいの文化レベルの人類(魔人)に近未来以降の文明レベルの代物を複製できるのかな、と

>>242
つまりそんな設定を少し考えている………と?

(コテ外し損ねてたどうしましょ)

>>243
そらもうばりばり
もう3、4割程はできている

現実の科学者もドッキリビックリ発明とかしてるし問題ないでしょ
でも『発掘品』にもロマンがあるし、基本的に発掘品>複製品とかでいいかも

さあてそのコテで検索検索ゥ!

それは>>244自身が設定として考える、その世界に存在する"資材の利用価値"によると思うから、こちらではあまりハッキリとした答えは出せないなぁ……


現実でも、昔の人が"木"や"鉄鉱石"など(=資材)の利用価値や加工方法を考えた事で、紙や製造機械,車,ロボット,医療関係の道具が今でも幅広く発達し続けてるけど、それらを使って新たに"生物"を造る事は出来ない。

(※以下の内容は、資材を魔力に関係する物としてイメージした自分の内容)
例えば、その世界で"魔力の結晶(仮)"が資材として発見された後"魔力の永久機関"又は"魔力炉"が完成しても、それが"機械類の電池や燃料"程度までしか利用出来なければ、ロボットに似た"人型兵器"はいいとしても生物である"人造人間"を造る事は到底出来ないのは↑の話と同じ。

取り敢えず、自分が考えた"資材の利用価値"とかも試しに深く考えてみるのもいいかと

………読み返したけど、やっぱり上手く答えられていない気が orz


某作品のせいで長い詠唱を作るのが楽しくなってしまったが、元ネタ神話や逸話とかが無いとやっぱりキッツイなぁ、と感じる今日このごろ

関係ないけど、タバコって男女問わず魅せるアイテムだと思うのよね。キャラ付けにも使えるし


>>247
それ分かる
例えば詠唱で炎を繰り出す技にも、火の玉みたいに出したり、火柱みたいに出したり、アヴドゥルのレッドバインドみたいに繰り出したり・・・技の形状が違うだけで詠唱内容も違ってくるしな

タバコはいい。「ヘビースモーカー」とか「年上」って要素が簡単に付いて来る

詠唱のかっこよさは鰤がトップで次点にfate

タバコ吸う女キャラはいらん子のビューリングでドハマりした。フミカネは俺の性癖をわかってる。

少なくとも詠唱ならDiesはFate越えてると思う

「真、第一階位の攻。瞬閃、熱線──光矢!」

個人的にはこれくらいのシンプルさもまた素敵だと思う
まあこの詠唱には本来カタカナルビがあるけどさ

詠唱か…
色々考えるのに挫折して

『-----』

 それは、まだ日本に文字と言う文化が生まれる前。言葉が意味を持ち、力を持ち、常人では知覚すら出来ぬ神代の言霊。

みたいに誤魔化した事があったな…

魔法詠唱と聞かされちゃあ
オーフェン、スレイヤーズ世代は耳が痛い&うずうずする

そう言えば、竜破斬の呪文って神坂一が自転車に乗って呟きながら考えてたら擦れ違った人に変な目で見られた、とか後書きで読んだ覚えが

自転車ですれ違った人の顔ってみれるのかな

歩行者「残像だ」

個人的に人造人間は所謂アンドロイドやガイノイドの和訳だと思う
じゃあ普通じゃない出生の生身の人間はどうなんだって言うとどうとも言えんけれど
でも遺伝子調整人だったり試験管ベビーだったりって言葉で代替できるとも考えている
人工子宮育ちの人間はと言われるとさすがに困るが

人造人間の定義は様々あるからねー
自分は自然の摂理に反した人為的な方法によって創造された人間が人造人間だと思うよ
だから人間にとって自然な「愛」っていう感情から産まれたなら、どんな方法で生を授かったとしてもそれは人間なのかなって
もし仮に「愛」とはほど遠い場所で生まれても、生きる過程で愛を学べばそれでも人間たり得るだろうし、やはり最終的には感情の問題ではないかな
遥か未来で科学が人間にとってより身近で自然な存在になったとして、その時どんな人為的・作為的な方法で生命を創り出していたとしても、
それでも愛の元で行なわれた行為であるのなら、それは自然な生命の誕生になるのだと思う
だから人造人間がもし存在するなら、それは人為的に生み出された故に感情を知らず、そして感情持たない存在なんでないかな
……っていう物語をいま書いてる。完成する見込みは限りなくゼロに近い。誰か助けてくれ

>>257
そうだったのか!?こちとらてっきりホムンクルスやクローン系統だと思ってた

人型ロボットの方のアンドロイドだと、確かに中世〜近代時代で出来るのは難しいなぁ
ブルードラゴンみたいに、ロボットや科学が他国より進んだ国とかが存在するなら違和感は無いと思うけど……

>>258
hellsingの少佐を思い出した

「人間が人間たらしめている物はただ一つ、己の意志だ」

「私は私の意志がある限り、たとえガラス瓶の培養液の中に浮かぶ脳髄が私の全てだとしても きっと巨大な電算機の記憶回路が私の全てだったとしても

「私は人間だ。人間は魂の 心の 意志の生き物だ」

>>259
その辺りは先史文明の遺産の人型ロボットが設計図を人類に送りつけるって形でやってみようかなと
大部分が有機物で出来ていて人並の再生能力を持ち合わせていたりとか

>>261
なんだよそれ…………先程から設定も細かく考えてるし、読んでみたくなるじゃないか!
"大部分が有機物で出来ていて人並の再生能力を持ち合わせて"の所とか、想像が膨らむ膨らむww

そして何度も質問悪いんだけど、その人造人間は「ターミネーター」のシュワちゃんみたいな…中身は精密機械(骨組み?)で表面が人の肌に似た有機物で出来てるって感じでおk?

>>262
まあそんな感じかな 人の姿をしたブレンパワードと考えればより近くなるか

>>263
なるほどなぁ、出来たらぜひ読ませて!

ついでだし、あと他に聞きたい事とかある?話の設定の事なら、ネタバレがない程度でw



 話切って悪いんだが、質問してもいいだろうか。というか、助力求むと言うか

 主人公の武器をパイルバンカー(腕甲)にしようと思ってるんだけど、神話の武具でそのパイルバンカーにしても違和感ない様なものってあるかな

 パッと出てきたのはトールハンマーだったんだが、他にもあるかなって思って。難しく考える必要はないのかねぇ

 ちな、設定的にはDiesやスクライドみたいな武器形成も能力の一つ的な感じ

グングニルが剣になってるラノベもあるしへーきへーき

天之沼矛:イザナギイザナミが国を作った時に使った矛
三瓶山、火神岳、左比売山:国引きで出雲拡張のために使われた杭(山)
スタウロス(苦しみの杭):キリストが刑にかけられた十字架、一時期はそれが杭の形をしているという学説もあった

パッと思いつくところではこんな感じ
まあ槍型神器なら先っぽだけ折って手甲に付ければなんでもとっつきになるだろ

>>265
雷神トールが雷ハンマー「ミョルニル」を持つ際、火傷をしないように付けてた鉄製の手袋「ヤールングレイプル」とかは?

あと武器とは違うけど、北欧神話に出てくる馬の心臓で動く石(ある説では泥)巨人「モックルカールヴィ」って名前から、右腕装着で巨大グローブ状の鉄製スマッシャーを昔俺は考えた事がある

あと関係ないけど、ディシディアFFでユウナが出す召喚獣の技であったなぁ、トールハンマー………

age

パイルバンカーとはわかってらっしゃる。

神話は鎚自体少ないからなぁ、シャルウルとかいんじゃない? 人格あるらしいし。名前の意味は「すべてのものを破壊するもの」とか言う厨二で二つ名が「戦闘の洪水」。

>>264
あとは何だろう 登場する種族かな
今は知的なので人間、エルフ三種類、小人、竜人、魔人といるけど他に何がハイファンタジー世界に似合うだろうと

>>265
パイルバンカーで撃ち出すのを刃にしたらどうだろう
例えばフラガラッハにすれば治療困難な傷を与えられる上にひとりでに撃ち出されるだろうし

>>272
よく使われるけど、巨人種や獣人種、鳥人種とかもどう?
巨人種は時代の流れのせいで退化が進んだ事で、大昔の先祖の巨人達と比べて小さく、常人の1.5〜2倍の大きさとパワーを持つ……とか

設定に使うかどうかは>>272に任せる。そのせいで話が作りにくくなる事もあるし

話変わるけど、>>233を見てさっき有名な神社やお寺へ行って来た

・・・・・「百聞は一見に如かず」とはよく言ったよ。家で籠ってるよりも大幅に構成が練れた

2ch落ちてるから厨二妄想スレが無くてちょっとウズウズしてる
SS書いて発散せねば・・・

>>275

>>160

>>276
だからそのVIPが落ちてるんじゃないか・・・
しかし今考えてるのはまだ世界観設定しかないからここで書き殴るには色々と辛い

>>273
ありきたりだが巨人は魔族側として使えるかも 獣人も参考意見に入れておく
鳥人は… 重力制御で飛ぶ軍艦とか軍用機があるしどうだろう
翼の付いた竜とかじゃないと生身で飛ぶ必要性が……

>>277
前のレスでも、設定だけの指摘や質問が欲しくて書いてる人もいるし、その人を真似て一回自分の設定を晒して見るのもあり


>>278
>>273でも書いたけど、なにも強制じゃないしこっちが勝手に思い付いてレスしただけの案だから、>>278の書きやすい方を優先に設定を考えてみて

そういえば厨二要素入れるときってそれとバランスとる要素も一緒に入れる?入れない?
例えば二つ名という厨二要素を入れるときに、「二つ名って楽屋で芸の見せっこしてるみたいでみっともない」的なこと言う二つ名キャラを出すとか

ないな。厨二出すなら貫くべきだと思ってる

潔いな。貫くタイプか
俺は入れる方で、リアル感との兼ね合いを重視するタイプだ

と、書いてて思ったけど厨二にもいろいろ種類がありそうだな

一般的厨二:無理してコーヒー飲んだり大人びた自分を演出するタイプ・他にも自分は特別だと信じていたり、彼女いる振りしたり色々

熱血系厨二:少年漫画の主人公のような

クール系厨二:あまり喋らず鼻で笑ったり見下したりする高いところが好き。ライバルに多い

ファンタジー系厨二:魔法や詠唱等、勇者魔王SSに多い

異能力系厨二:二つ名や洒落た能力名など。書く側としては能力名、二つ名を考えるのが何より楽しい

オカルト系厨二:オカルト的力を使う。死者を使役したり邪教の儀式を行ったり、クトゥルフ神話要素とかはファンタジーよりこっち


ざっと思いついただけか書いてみた。誰か修正加筆よろしく

脱厨二系厨二:飽いていればいい、飢えていればいいのだ

SF系厨二:史実と異なる歴史を辿った世界や現代の延長線上の世界を描く作品に多い

SF系厨二2 : ロボット乗りの鉄臭い生活や、企業間の兵器の開発戦争が好き

解説系厨二:脱厨二系厨二の発展系。嘗て厨二であった己を知り、そして今も抜け出でぬ泥濘に沈む者の総称。客観的な第三者の目線で在ろうとしつつも主観的な視点と離別しきれず、分析やカテゴライズが大好物。今の我々のことであるというオチ。

ロボットもの系厨二:人型兵器抜きに妄想が出来ない ナニカシデカシタヨウダ

神話の元ネタを完全に無視してるのってどうかと思うんだけどそこんとこどう?
ラグナロクを剣の名前にしたり、アヴァロンって妖精郷のことなのに騎士がいることになってたりとか

>>289
特に深くは考えた事無いなぁ。人名は特に自由だし

でも武器の名称の場合は、その名前から由来しているデザイン・能力とかが無いと若干設定として物足りない印象を感じる

キャラクターに名前付けたらそっ閉じされるかな 人名とか使ってる武器や建物とかにジャズ関連の名前を付けたい

>>291
悪いが………つまりどういう事だってばよ?

>>292 ssって大抵キャラに名前がつけられてなくて 男 とか 勇者 とかって呼ばれてるから名前付けたいなって ただし

男「なあ、ジョシュア ありゃ一体何だ? 見た事ねえぞ」

友「私も見当が付かない・・・ 近づいて調べる必要がありそうだな」

男「マジかよ・・・」


みたいな感じで括弧の前は普通のSSみたいにする

>>293
個人的な意見だけど、キャラが増える程ややこしく感じてくると思う

安価で募集とかいいかもしれないけど、名前のみの安価だと読者はどう思うだろうか?
自分は名前のみでもOKだが………

世界観的にルイ・サイファーやパスカルを出したいけど主人公達に固有名を付けるのはちょっと嫌なジレンマ
主人公に名前をつけるべきか、黒服の男とか白い老獅子とかにするべきか

>>294 やっぱり増えるほど読み辛くはなるか、読む側の事も考えなきゃダメだな

ID変わりすぎだろ俺

>>294 安価で募集は色々恐ろしいことになりそうなんだけど・・・ トンデモなのが来そう

>>298
ジョジョの"敵スタンドを安価で考えて欲しい"と書かれたある安価ssは、"出来れば洋楽のアーティスト名や曲名が望ましい"と書いていたし………
もし"安価にする"なら、やっぱりそこは注意書き(酷い安価内容は下,外人名でetc)をしっかり書いとくしかないかと

>>299 あ、こっちが指定してもいいのか もし安価ならそれにしようかな

>>300
あとssの舞台にもよるかな?
ファンタジー世界のssなら、安価でも到底日本人の名前を出す読者は少ないし…ね?ふざけた名前やあまりにも酷い名前はまた別の話で

指定を出し過ぎるのも注意(これは流石に分かるが)

安価進行(主にバトルと場所への移動のみ)の異世界ファンタジーものを考えてるんだけど、安価来なくなった場合を想定して、皆はどう書いてる?

ちなみに安価は、1〜3つの選択肢で進める方法で

>>302 一個も来ないって事はまず滅多にないから普通に書く事を考えたほうがよっぽどいいと思う

>>303
つまり安価ssにしないで書くって意味でOK?

>>304
悪い俺が馬鹿だったよ……
つまりそういった工夫とかをわざわざせず、やりたいように安価を出して書くって事ね

了解、サンクス

>>305 ちゃんと書けば読者は来ます 頑張って!

>>302
>>306の言う通りだな
途中放置したせいで、久々に再開しても人(安価)が来ないで終わってしまった安価ssもあったし。スレタイは言えないが………

やっぱりあれこれ考えず、安価が来たら頑張って書き続ける事を考えてみろよ
ただし人が来ない場合はすぐ「安価↓」にしろ。「安価↓+2〜3」とかにすると危ない、マジで

自分で踏めば良い
自演とかではなく堂々と酉付きで自ら安価取ってる猛者すら過去見た

>>307
なんかソロモン72柱の悪魔が出るやつで見た事あるぞ、そんな感じのss

>>308
それはそれでスゲーなおいwwwwww
安価の意味がないし、逆におかしいと思われるだろwwwwww

こういう話題が続くと安価SS書きたくなるね

架空の分子や物体(素粒子あるいはそれ以下のレベルのものに限る)の扱いについて
どうしてる?

そのあたりは基本的に魔翌力とかオーラと似た扱いになるんでないかな

>>311
俺が一昔、設定を考えた時に思いついたのは"自然現象をも操れる分子"かな?

まず適性ある者(異能者)がその"架空の分子"を空気中で操って、風や炎や水や砂に溶け込ませる。そして丸ごとそれらを操り戦う異能ssを考えた事がある
没にしたが………

銃皇無尽のファフニールとかいうのでそんな設定あったけどあれは神話関連で突っ込みどころ満載

>>314
それは知らなかった……
パクリ扱いされる前にボツにしてよかったよ……(汗)

宇宙から飛来した隕石を構成する未知の原子が云々みたいなのは考えた。いつか書こうと思ってるからあんまり設定は晒せないが

>>316
ちょっと違うがエボリューションという映画をお勧めする

自分が思いついても黙っていた映画ネタを>>17は………!

でもそういったのが好きなら、あれは絶対オススメwww
あとパラサイトって映画も

すまぬ、>>17>>317

>>317
ググったけどコメディ映画じゃねーか!
なんだよフケ取りシャンプーって!

俺が考えてた未知の原子は空気中に漂って物体に付着し、物体を構成する原子をその未知の原子に変換していくために地球がヤバいみたいな感じ
そこにいろいろ神話・伝説の武器を絡ませて厨二っぽくする

>>320
>あんまり設定は晒せない
ってあるから深く追求はしないが、ゴッドイーターみたいで面白そうだな

そしてコメディ映画でもいいじゃん
あれは様々な姿の生物も見れるから面白いでwww

SS書いていいの?

ここで?アドバイスとか貰う目的なら良いと思うよ

どうもありがとうございます。

>>324
練習用に簡単なお題かなんかいる?

>>320
コメディ映画だけど進化過程とアニマトロニクス、独自の生態系はそこらの映画の群を抜くぜ

あれはコメディのレベルじゃねえわ
一応見て損はない

お前らssについて語ろうぜwww
映画勧め合ってどうするんだwww

未知の原子に変換、でゴウザウラーの機械化帝国を思い出した

未知の粒子でヤバイと聞いて思い浮かぶのはコジマ粒子

万能粒子の設定を練ろうとするとどうしてもコジマとミノフスキーとメタトロンを足して割り切れなかった何かになってしまう

G元素「…………」
トラパー「…………」
DEC「…………」

もしこのスレに誰かいたら、ちょっと安価のキャラ作成について少し聞いてもらってもいい?

よっしゃこい

>>325
出来ればお願いします。

>>334
サンクス

主人公と戦う敵キャラは、名前・戦闘法・性格・容姿とかを安価で決めて欲しいんだけど…主人公だけ名前や戦闘法のみを安価で考えてもらうのは甘い考えかな?

近未来を舞台にしたバトル安価のssなんだけど、設定を練ってく内に主人公の性格や年齢=容姿をつい考えて、ssに出したくなってしまった

読む側が【ただ作者自身が考えた主人公を活躍させたいだけじゃん】って思うのでは……と、心配で仕方がない


>>335
それじゃあ、お題は「化け物」をテーマで

一次SSだし主人公俺TUEEE!しても全然構わないのよ
下手に安価で大して思い入れのない主人公作って話がぐちゃぐちゃになるよりは幾倍もマシ

性格と戦い方はセットでおk

>規律に厳しい軍人タイプ
戦車や銃など火器を使い、最大限マニュアル通りにこなす

>へらへらした軟派タイプ
不得意はなく何でも器用にこなせるが、何でも特出はしない。味方や自分の事を考え戦う

みたいな

>>337
確かに、書きたい作品が駄目になるくらいなら自分が考えた好きなキャラを動かしたいしね
ありがとう!少し悩みが軽くなった

>>338
性格から戦闘法をこちらで考えるかぁ………いいねそれ!
参考にする!

安価無しの完全オリジナルなSSを書こうと思ってるんだけど…
それって需要あるかな?

>>340
やっぱり内容によるかなぁ
どこまでオリジナルでどう物語が進むのかも分からないし、読む側としては必ず好き嫌いはあるから

>>341

内容としては東洋問わず、いろんなおとぎ話の人物をテーマとした能力を使って
様々な人が戦っていくって感じの奴を構成してる

基本は人ではない物を封じるために戦っていくんだけど
ある事が重なれば同じ能力者とも戦わないといけなくなるっていう感じかな
基本的に戦闘が一回終われば、一人は絶対に居なくなるって言うちょっとした鬱仕様も入ってる

>>342
なにそれ滅茶苦茶読みたいんだが

個人的な意見だけど……
「おとぎ話を武器(能力)にする」って点だけで、読む側は「あのおとぎ話はどういった能力になって、キャラはどう戦うのか」と想像力を膨らませたり予想したりするから、読む程どんどん内容に惹かれると思った

というか"複数のおとぎ話"をモチーフにしたゲームや話が好きな俺は絶対にそうなるwww

>>343

おお、嬉しいな。
とりあえずどんな感じの設定かって言うと

「御伽精霊」
解放された物語の精霊たち。
精霊とは名ばかりで実質は人の心の闇に取り付く悪魔の様な物

「語り部」
主人公の様に力を行使して精霊を閉じ込めていくもの

「染まり手」
心の闇と精霊が合わさった結果の存在
闇に完全に支配され悪意が増幅、力も増幅する
精霊は心が止んでいる人を見つけて、積極的に染めようとする
語り部から染まり手に移行することもある
精霊が封じられる際に、取りつかれていた人物もこの世界から消える

「綴り手」
精霊に感化された日常の邪悪が形となった物
簡単に言うと魔物
媒体が染まり手の様に人間ではないために、戦闘能力は低い

って感じなんだ

>>344
ゴメン、語り部が多分能力で戦うんだとは思うけど、染まり手と綴り手の区別とがよく………

染まり手と綴り手にも、おとぎ話のモチーフや要素が含まれる感じ?

>>345
そういうことです!

染まり手=闇落ちした語り部
綴り手=ショッカー的な雑魚、染まり手から作り出された物

こんな解釈です

>>346
なるほどサンクス!
十分面白そうだけどなぁ

また設定や書き方で相談して欲しい時はこのスレ利用して
それか他に相談したい事ある?

>>347
登場人物に名前設定してるんだけどそれって大丈夫かな?

特に問題ないと思う

ただキャラがもっと増えたり減ったりするのであれば、それぞれの特徴(話す時の口調など)を意識して書かないと読む側もキャラを把握しづらくなるかもしれない

あるssでは……新しくキャラが登場する度に、本日投下終了後にキャラの紹介を1レスで投下する方法があったから、他ssの書き方を見習ってみるのもアリ

>>349
センクス!

今自分が考えてるSSで主人公たちの拠点をジャズバーにしようと思ってるんだけど
夜になると客が集まって演奏が始まるって事を演出したいからyoutubeのURL貼って読んでる人に再生して貰うって形はあんまり宜しくないかな?




自分では力不足なのでageる

>>351
自分の場合は貼らずに

♪ジャズ(※1「※2」風)♪

※1→奏者 ※2→曲名
とやっていた事があるけど、今やると読む側の皆はどう反応するのだろうか?

推奨BGM→曲名

でいいと思われ

名前欄に入れるとSS自体のスペース食わなくていいかもな

URL貼るのはやっぱり止した方がいいか ありがとうございます曲名だけにしときます

>>336
練習して見る



老若男女入り混じり、数十人の大人達が一人の少年を囲んでいた。
誰もが目に嫌悪の色を浮かべている。中には嘲笑を浮かべている者もいた。

誰かが石を投げる。
地面で小さく丸くなっている少年の頭に当たり、コツン、と小気味の良い音を立てた。そうすると、冷たい笑いが巻き起こる。笑いの渦の中心で、少年は石を投げつけられ続ける。

嘲るような耳障りな笑い声は、いつしか罵詈雑言の怒声へと移り変わっていた。
誰もが少年の死を願う言葉を口にしていた。その間も、ずっと石は投げられ続けている。
石が地面からなくなり始める頃、村人たちは少年に暴行を加え始める。それがいつもの事だった。







―――今日は違った。

うずくまっていた少年が、真っ赤に充血した目から赤黒い血のような涙を一粒溢す。すると、何かが外れたかのように次から次へと赤黒い液体が溢れ出て、地面に垂れて赤黒い溜まりを作る。
少年を中心に赤く染まって行く地面に気付き、村人たちは距離をとった。




ぎ、ぎ、ぎぎ、ぎ


錆び付いた機械のようなぎこちない動きで、少年の口角が吊り上がる。薄い唇から、一言漏れた。

全部死ね

いつの間にか少年は立っていた。
右腕がいつの間にか胸の高さにあって、真っ直ぐ前に伸ばされていた。
右手の延長線上に、老人の胸部があった。

言葉が発された瞬間、右手の延長線上のモノが、平等に消失した。

消えた部分から、遅れて血のシャワーが噴き出した。少年は身体にそれを浴びる。

異常な事態が起こっている事に気づき、何人かの人間が駆け出すが、いつの間にか脚と身体が離れ離れとなっていた。

ある男性の撃ち出した弾丸は自らの右目を貫いて、恐怖で座り込んだ少女は脚が弾け、石を投げつけようとした女性は、腕が明後日の方向へと飛んで行く。

何人かの人間は心臓を潰され息絶え、何人かの人間は毛穴じゅうから血が噴き出て絶命し、何人かの人間は狂ったように笑い声を上げた後、頭が弾け飛ぶ。
そして、誰もいなくなる。


静まり返った真ん中で、血にまみれになりながら、静かに佇む少年の表情は、

まるで―――

アーカード「パーフェクトだ>>356

>>357
おおおう!ありがとうございます!
他にも意見がある方はどんどんお願いします!
因みに私は>>192です。
もし宜しければそちらも読んで、ご意見を頂きたいでございます。

お題が出されていると書きたくなる病気…
理性の眠りは怪物を生む、と言います

地の文は若干苦手意識を感じるから、上手く書ける人が羨ましいよ………

過去の自分がやったダブルクロスから借りても中々上手くいかない、ssだと考えて勢いでできないからだろうか

>>361
まずテーブルトークRPGをやった事がないから、質問に答えられない俺がいる………

パラノイアTRPGオススメ

大抵カオスで収拾つかない状況になるけど

>>363
アレは単なるぶっ殺しゲーでしょ?

>>364
いかに仲間(笑)と表面上仲良くしながら足を引っ張り合うか蹴落とすかのキチガイゲーでございます

実卓でパラノイアやると案外ぶっ殺しゲーにならないぞ
まあうちの身内卓が割と秘密結社重視の卓だからかもしれんけど
動画とかの影響でぶっ殺しゲーの烙印押されて悲しい

>>361
軽く見てみた所……複雑なゲーム上の世界観などの設定や現実とは違った人間関係が、ゲームが進む度に変化していく感じかな?

質問を返すようだけど、ssにしようと考える時一度にそういった設定や内容を詰め込み過ぎて上手く文章にしづらい………とか?

>>363
話の元凶ではあるが、そっち方面に話が発展してほしゅうなかった

でもよく考えたらアレはそういう土壌があるからできているのかもね

>>367
なんというか、そういう設定を活かしてssに使おうとするんだけど上手く落とし込めないんだよね
あとウチのコミュニティだとロールプレイの一環で厨二的なセリフ回しをすることがたまにあったんだけど、ssでそういうのをしようとしても上手くいかなくて、過去のロールプレイのセリフ回しを参考にしようとしてもssだと上手い事できないんだよね
土壌が違うせいってのもあるんだろうけど

>>369
それはやっぱり自分が書きたい内容と自分の文章力(まとめる能力)が上手く釣り合っていないと、>>369の言う「落とし込めない」状況になってしまうのではと、俺は思った(間違っていたらゴメン)
だから、もう少し書きたい内容を簡略化してみた方が書きやすいと思う

台詞については、やっぱり文章だけだと読む際は世界観とその時のキャラの状況のイメージがすぐには掴みづらいから、漫画になるけど「キャラが大きな1コマで台詞を言う」場面などを参考にしてみては?
BLEACHだと、一護の「最後の月牙」場面とか

コピペ貼ってれば勉強になるんじゃね?

>>371
単に張るだけじゃな、ちゃんと内容も読まないと
単に張るだけだと頭にポンと入ってくる、行間を読むことをしなくなるんですよ
そのために、一億総白痴化が進んで民○党政権ができたんです

なんでや○主党関係無いやろ

しかし今の国家と国民が馬鹿なのは否定しきれない

かく言う私も反々日でね

話の流れを変えるのも含め質問
光属性の魔法はいいんだけど、皆は闇属性の魔法を考える時どんなイメージのものになる?

重力を操る魔法?
影を操る魔法?
状態異常(毒や呪詛)全般?

俺はオカルト全般。主にクトゥルフ

無効とか即死とか
光と真逆の効果にすると闇っぽさが出るな

闇属性のイメージは血液操作・黒い圧縮エネルギー・重力操作・幻術・カラスやハイエナ、コウモリとかの使役辺りかね、血液はなんか違うかもしれんが

あと>>376みたいなイメージもある

>>378
結構気が合うな

あと血を捧げたり人柱を使ったり何かを犠牲にするイメージや暴走しやすいとかリスクがあるイメージ

可視光を吸収する何かでの攻撃

光が拒絶で闇が侵食

>>376-381
全部言われて俺涙目

>>383
アンデッドの作成と使役があるじゃないか

闇属性とは違うけど、人間から他の動物や人外に変身する・変身させる力って何か裏がありそうなイメージだよね
よく吸血鬼や呪いとかの設定に使われるからだろうか

>>385
そもそも古来から人外は好ましい存在じゃなかったからだろう
人外がもてはやされるようになったのはここ20~30年前くらいからじゃないか?

人外でヌケるようになったのはここ20~30年前くらいから?(難聴)

>>386
おまえちょっと神話読んで来い

fate/zeroのバーサーカーとかディシディアのゴルベーザみたいな、全身甲冑の姿なのにほぼ素手で(武器を使わずに)戦うキャラ俺めっちゃ好きなんだが……ssにするとして、皆はどう?

>>389
いやバーサーカーは別に素手でもないか。ゴルベーザも殆ど魔法だし……

とりあえず、素手のみで戦う甲冑姿のキャラとかssでは微妙だろうか?

>>390
殴り合いに特化したキャラ好き。甲冑で殴ると痛いし。

>>391
自分の中ではあまりゴツくないスリムな甲冑姿で、構えてから敵に急接近した後一気に格闘技を叩き込む感じが好み

甲冑姿参考画像
http://livedoor.blogimg.jp/mildch/imgs/f/e/fedbf798.jpg


昔読んだ小説に、大剣を左手で軽々と振り回して、それで攻撃を防いだり、捌いたりしつつ、攻撃手段は右手の拳一本ってキャラ見たことあるな
海外の作家の奴だった気がする

>>393
ソウルイーターでいうシュタイン博士VSクロナ戦の、片手に持った大鎌で攻撃をガードしつつもう片方の手で魂威を打ち込む博士の図か

>>394
確かにそれに近いな
その戦士は腕力に自信ニキだったが

個人的に甲冑と徒手空拳の組み合わせだと何か甲冑を付ける理由は欲しいかも
加護とか、正体を隠すためとか、理由自体は何でもいいけどね

>>391
>>395
ありがとう、もう少し悩んでみる

強化外骨格って事でいいんじゃない?

最近面白そうな厨二っぽいssが増えて嬉しいwww

畜生ーーー!!!
今俺が考えてたssの設定や舞台がもうこのスレに挙げられてたぜ!!!(泣)

また練り直すかぁ・・・(遠い目)

地球外から来た人類だったものと膠着状態な中で地球連合VS国連をやるために
月を物理的に欠けさせたりとか軍用の独立したネットワーク設けたりとか重力制御機開発させたりとか
遡って二度も東アジア戦争起こしたり更に遡って米ソに同時に核兵器を実用化させたり
そんな事考えてる人がここにいるしへーきへーき

>>398
kwsk

>>399
まぁ似た設定を考える人はいくらでもいるし、自分なりにアレンジを加えて頑張れ!

>>400
こらこら、ネタバレしないwww

>>401
一行目はともかく二行目からは(裏)設定なんだが……

>>401
アレンジっつーか、まぁ設定については少し捻ってみるわ

つかネタバレって表現の仕方はおかしくね?
そこは普通「必要以上に設定を晒すな」とかじゃね?


ネタバレ?

それは妖怪の仕業だよ

いや乾巧って奴の仕業だよ

絶対に許さねえぞドンサウザンドオオオオオオ!!

ちくしょう!もう少しだったのに…

>>404で思い出したけど、昔の日本が舞台の妖怪ssってあまり無いよね
現代を舞台にした妖怪ssならいくつか読んだ事あるけど
あと夜桜四重奏最高

鎧っていうと校倉 必くらいしか思いつかね

>>409
これか
http://www.katanagatari.com/special/images/v05.jpg

お互い刀や剣みたいな武器を使ったり魔法や術を放ったりする戦闘描写なら地の文形式でまだ書けるけど、
お互い素手による戦闘の場合は難しく感じて書けないなぁ・・・・
皆は素手同士の戦闘の場合、どんな感じに書いてる?

お互い凄い異能持ってるのに殴り合いの喧嘩になったりするのは燃える
二人が親友とかだとなおさら

親友じゃないけどダグバとクウガの殴りあいは最高。

ティンポが反応する位高ぶる。

スクライド最終話みたいな感じかな

>>412
仮面ライダーなら鎧武がそうだな>親友がラスボス

紘汰さんと戒斗が親友かって言われると疑問符だな……
そこはまた違うくくりのような

おーいssの話から脱線してるぞー

>>416
良い事言うなお前。
確かに雑談スレでもあるわけだからべつに雑談してても問題ないけど。
うーん、って感じ。

じゃあ厨二的話題に替えていくか。何か好きな展開とかSSでやってみたいのとかある?

俺は「俺とお前は戦うことでしか分かり合えない!」とか「お前は俺が倒す。それが俺たちの絆だ!」とか戦いによって芽生える好敵手との友情とか好きだ

>>418
それわかる

俺はバトルロイヤルssで……もう主人公とラスボスがストーリー初っ端から夢や精神世界で対面して、主人公が「お前をぶん殴るために、このふざけた闘い(ゲーム)を生き抜いてやる」とか言う展開が好きで一時考えた事がある

アレだな、巧い言い回しをひょいひょいって入れれるようになりたいわ。
例えば青年が
「剣を教わって悪党共の首をはねてやる」
とかって言ったらそばにいた友人が
「じゃあ一番最初にはねるのはお前の首だな」

みたいな。
まぁあんまり上手いこと言えてないけどね、よりによって例文で。

ちょっと好敵手との展開を自分なりに考えてみた↓

主人公:A
好敵手:B
お互い年齢は20〜25くらい
___________________________
快晴の空に浮かぶ太陽の光が、一面草が生い茂った大地を照らす

隣町からここまで来た俺は、強い日差しと爽やかに吹く風を肌で感じ取り、風により奏でられる草音を聞きつつ……目的地に向けて突き進んでいた


A「今日はなんて…気持ちいいんだ」


俺の名はA。世界最強を示す「武神」の称号を得る為、修行もとい世界中を旅している

まぁ今じゃ世間の皆々様からは長剣使い「鉄塊崩し」と呼ばれてるがな

俺の好敵手であるB……風の噂ではやべぇ数の討伐依頼を果たして、二刀流の「白銀」と呼ばれながら旅をしてるらしいが………


A「………」

B「………」


まさか…こんな所で出会うとはな


B「………久し振りだな、A」ニコリ

A「………そうだな、B」ニコリ


12年前からの旧友もとい好敵手であるあいつと、簡単な挨拶を済ませる

そして俺は背負った剣柄を掴みつつBの元へ歩き、Bは腰に巻いた2本の鞘に収まっている1本の刀柄にそっと手を当て、こちらに向い歩く


B「まだ目指してるのか、武神?」

A「あぁ……そこ(最強)までいけなくても、お前とだけは圧倒的な力の差を付ける予定だ」ニカッ

B「へぇ、そうかい」


俺は長剣を構え、Bは1本だけ刀を手に取る


B「それじゃあ…………」スッ

A「さっそくだが…………」スッ


俺もBも、闘いを楽しむ思いと敵を叩きのめす思いを胸に……一直線に突っ走る










始 め よ う ぜ ! ! 白 銀 ( 鉄 塊 崩 し ) ! !
___________________________


普段書き慣れてないと下手になるし疲れるね

勇者30secondみたいなストーリー好き

>>421
訂正
A「今日はなんて…気持ちいいんだ」

A「今日はなんて…風が気持ちいいんだ」

そして俺は背負った剣柄〜に向い歩く

そして俺は背負った剣柄〜に向かい歩く


あ、ぱっと思い付いて書いてみただけだけどアドバイスかなにかあればぜひ

>>423
始 め よ う ぜ ! ! 白 銀 ( 鉄 塊 崩 し ) ! !
の所は、二人同時に叫んだなら「「」」で二重に囲った方が分かりやすい

あとA視点の地の文ももう少しさっぱり書いた方が・・・・・

>>421
1レス分の文章にしては設定解説が多すぎると思う
その辺りの情報はしっかり取捨選択して絞り、もっと風景や仕草や心情に文量を割いた方が緊張感が出るんじゃないかな

>>424
>地の文ももう少しさっぱり

>>425
>設定解説が多すぎる
>風景や〜緊張感が出る


やっぱり1レス内に色々詰め込もうとし過ぎて駄目になるかぁ……了解!
少しの地の文や台詞でも、細かな雰囲気が読者に分かりやすく伝わるよう目指して書いてみる
長い解説みたいになるのは、やっぱりジョジョの影響かなぁ……(ボソリ

飛んできた電波に身を任せ書いた地の文マシマシが1話20000字になったからなろうにぶちこんできた。


平均的なSSの文字数ってどんくらいかな?

地の文なら別にそんなもんだと思うぞ
参考までに俺の今書き途中の二次地の文が8万字で折り返し過ぎたところ

age

え、今ってSS書いていい雰囲気なの?

>>430
いいと思うよ、お題出そうか?

頼んだ

>>433見ない方がいい
いや、ホント

それじゃお題を一つ…………『妖刀』で

>>433
本当にそんな画像貼るような奴が死んで欲しい
その画像の内容はイスラムに捕まってた後藤さんの死体画像だから、苦手な人は見るな

妖刀と言えば村正
はいそうですともウィザードリィの影響ですとも

>>433
ご冥福を祈っておこう

>>435
相分かった、
待っててくりゃんせ。
具体的には十二時とか一時まで。

やって見る。


_______



――はて、お役人様。このような寂れた店にどのような御用がおありで?

――はぁ、人斬り?
……ははぁ、さては近頃騒がれている刀についての調べでございますな?

確かにこの店は様々なお品物を取り扱ってございます。その上、人気もなく、薄暗い場所に店を構えている物ですから怪しい気配はしますでしょう。
しかし残念ながら、件の噂に出てくるような人を両断できるほどの刀はございません。精々無銘の刀ぐらいしか。何なら店を調べても……

へ?その気はない?それはまぁどうして。

――ははぁ、確かに眉唾な話ではございますからなぁ、仕事をやる気も失せましょう。

私?私だって信じてはいませんよ。刀を手に入れた途端、夜な夜な人の血を求めるなど。
出来の悪い怪談じゃあるまいし、ねぇ?それも、一振りで体を両断するなど、少なくとも私のような体も肝も小さいような者には、とてもとても。



――へぇ!で、その時にご役人様は死体をご覧になったと!?
はぁ、後ろから心臓を一突きだったのでございますか!一刀両断などと、噂には尾ひれがつくものでございますなぁ。それに、得物も名工が打った物ではないのですか?よくそこまでお調べになって。


――もう帰ってしまわれますか。確かに、空も黄昏て参りましたし、人気は尚の事少なくなって参りました。今が最も襲われやすい時でございましょう。お引き留めをして申し訳ございません。お気を付けてお帰りくださいませ。


――はいはい、それでは



さようなら

うーん、この。
完全にミスった感じ。

>>441
つまり辻斬りしてる犯人がこの店主って事でおk?
あとミスとは?

それで当たってるよん。
で、問題のミスった所ってのが、

――へぇ!

――もう帰ってしまわれ

の部分。あぁ、いろいろ話してて時間が経過したんだなぁって、って分かり辛い気がする。
それと、最低限の文字数で中身を濃く書こうと思ったんだけど、必要な部分も削っちゃった気がする。
で、最後に圧倒的練習不足だね。今回みたいに読者様に、あー、こいつがやったのかぁ。みたいに予想させる奴書いたことあんまりなかったから、経験不足。

とまぁそんな感じ。
あと、出来れば題材と批評も欲しい感じ、ワガママだけれど。

>>440
文章としては違和感ないし内容も理解できるんだけど、ストーリーに山場が無くて平坦に感じられるのが勿体ない。
人斬りって単語が出てきた時点で読者は店主が犯人であることをほぼ確信してるから、ラストシーンを蛇足にしないためにもそこからもう一捻り欲しいと思った。

お題が欲しい人、よければ『痛み』でどうぞ

>>440
まぁ1レスで話の世界観や雰囲気を全て書き出すのは難しいと思う(俺だけかもしれないが……)
もし2レス使うならその「必要な部分も削っちゃった」って事も無くなるかも

あと>>443にあった時間経過が分かり辛い点は、俺の場合は普通に読めたし大丈夫だと思うけどなぁ

ここまでの練習用厨二お題

人を守る吸血鬼
機械右腕
子供好きな魔女
黒幕と主人公の会話
化け物
妖刀

>>440
もしかして>>192>>322も書いてた?

×>>322
>>356

せんせー、なんでここにはダブルクロスやれば絶対楽しめそうな人がこんなにもいるのにダブルクロスのプレイ人口は増えないんですかー?

>>446
>>444の「痛み」を忘れてるぞー

>>446

あいそうです。


>>444
マジかー。みんな結構すぐに犯人がわかるもんですねー。
確かにイマイチ盛り上がりに欠けましたねー、やっぱり第三者視点の地の文の方がそういう部分では上手く書けるかもなー。そんで、お題ありがとう。

後藤さんやヨルダン人パイロットの処刑映像を平気で流すイスラム国は残虐すぎる
今こそ戦うべき

>>451
その気持ちは分かるが、ここはそんなレスをする所じゃない事も分かるだろ?

マルチだしスルーで

>>444

ゴメン、ほんっとにゴメン。

誰か別のお題を下さい…
私じゃこのお題を上手く捌けないんです……すいません。

じゃあお題追加
『仮面の兄妹』
『空へ堕ち、地を昇る』
『ネフシュタイン』

>>456
1レス以内で?

>>455
うん厨二的だな(白目)

それはまぁ書きたい奴の良きように

>>458
ここの奴に言われたら俺もいよいよだな

センター・オブ・ジ・アースが俺の厨二心を荒ぶらせる

厨二成分を発散させようとなろう用のを書いてみようとしたがこれ疲れるな
やはり俺にはSSが合っているようだ

ロボット物が書きたいけどファンタジー物も書きたくて結果的にどっちも含めた超混雑学園物になった(白目)

>>462
ごめん、その超混雑学園物も気になるwwww
もしよければ教えてwwww

ファンタジーなロボットものに戦争を盛り込んだところ両勢力の学徒動員でなんとか膠着状態と言うgdgd感たっぷりな世界が

>>464
1つの学園に魔法分野と機巧(ロボット)分野の2学科が存在するとかはどう?
戦争とまではいかないけど、学園内で試合形式のバトルとか楽しめそう

うーん、このラノベ感

そこに何の取り柄もない主人公が転校してきて魔法分野トップのツンデレ美少女、ロボット分野トップのメガネ美少女らとねんごろになるんですね

あるある

書いてもいい?初めてだし何時になるかわからんが

どーぞ

んじゃ適当にお題借ります

完全なラノベなんでなろうコンにでもぶっ込もうと躍起になってんだけどね

                        『空へ堕ち、地を昇る』


 「星…」

常に人の憧れは手の届かない物である。昔、そんな言葉を耳にしたことがある。
初めて聞いた時はなんだそれ、と馬鹿にした気もするが
なるほど、中々どうしてその通りだった

 「見飽きたな…」

この少年も例に漏れず憧れの物には手が届かずじまいであった

 「前はあんなに綺麗に見えてたのに…」

いや、正確には一度届いた、この手で掴んだ筈だった

 「誰も居ないと…こんなにも、見えなくなるなんて…」ポロポロ

届いた筈なのに未だ掴みとれていないのは、憧れの対象が変わってしまったから

 「寒い…な」ポロポロ

届かない、過去の物へと

 「……」

ここには以前、四人の人間が居た。
特段仲は良くなかったと思うが、毎日の様にここに集まり、星を、空を見上げていた

 「なあ」

そんな下らない日常を送っていたある日の出来事

その日はハレー彗星を観測出来る特別な日だった
生きていて二度見れるか分からない彗星だ、テンションが上がらない筈なかった

 「お前らは、俺を」

分かっていた、分かっていた筈だった、3人がフェンスに近づき、寄り掛かることを
少年は気づいていた、フェンスが限界だったことを
それでも言わなかったのは、少年が、ハレー彗星に夢中になっていたから

 「許して、くれるか…?」ポロポロ

これは不幸な事故だった、それでも少年は悔やみ続け、そして、答えを出した

 「今、行くからな」

くだらない日常の為に少年はフェンスが有った場所を駆け抜け、地面を蹴り、空へ堕ち、地を昇る


ーーそして、くだらない日常を繰り返す

 
 

台詞と地の文の行間あと一行入れた方がよかったかな、後舞台把握しづらいし説明入れた方がよかったな…
ID変わったけど>>471です

>>465
学科の分割は実行済み 学校は学兵育てる機関となってるから学園内でのバトルは良くて模擬戦ぐらいになるかな

>>473
それじゃあ設定に、ロボットと魔法を比べた際それぞれ勝る点と劣る点をはっきり付けた方が面白いかもなぁ
威力や発動にかかる時間、攻撃を受けた際の耐久度とか

>>471
舞台(=世界観)が把握しづらいのは確かに感じたなぁ
そして自分はもう1行行間を入れる派。まぁ改行について感じる事は人それぞれだし、まずは自分が読みやすいように書いてみるのがいいかも
ちなみに、どんな世界観を想像して書いた?

まぁ舞台は古びた屋上とか、フェンスが有りがちで高い所

世界観は…割と普通の現代、長引かせるなら荒廃した世界でもよかったかな

初めて書いたので指摘やらが嬉しい

>>476
おk。それならもう少し話に背景の様子を付けたしてみるのもアリかと


例えば現代のビルなら建物の町明かりや走っている車の様子を

荒墟した世界のビルなら他の建物含め錆びが酷かったり静けさ(車ひとつ走っていない、自分達の声しか響いていないetc)を強調するなど

>>477
納得するのは簡単なんだけどいざ文字に起こすとなると書けないジレンマ

あとあげた方がいい?

>>478
基本的には書いた話に対して指摘が欲しい時、厨二ssに関する質問をして意見が欲しい時にageる感じ

ただ自分はここの常連なので目立たせるためにageてるだけwwww

そろそろ人増えてきたし適当でいいと思う

>>479
じゃあちょくちょくageる感じでいいんかな

唐突に話に戻るんだけどこれもう一人出る予定だったんですよね
>「誰も~ のすぐ後に「…おい」って感じで

ギャグだこれー!ってなったのと
地の文には過去を話して貰ってるので、なんで?何時から居たの?を説明して貰うとなるとテンポが悪くなると思ったんですよね
結果的に過去の事語るだけ語って周りの事を言えなくなった、と…

すまん、上のレスの意図書かずに終始自分語りしてしまった

地の文と台詞が毎回交差するのってどうなのかなって思って上のレスに至った

>>473
なろうにありがちな仮想世界設定を使い、仮想世界で戦闘をするから死傷なし。現実に戻っても疲労感だけ。という設定。

>>474
ロボットは高性能だけど弾薬やら整備やらで手間がかかる。
魔法を使う歩兵は小回りが利いて工作などに向いて必要なのは人だけなので数が多い。
戦車がロボットに代わった位の扱いでいいと思う。

良い意味でも悪い意味でも魔法への偏見って強いし、ロボ相当強くしないといけなくね?

ロボットの耐久がすごいとかやりようは幾らでもあると思うけど

お題でちょっと書いてみたんだが長くなった
2レス使ってもいいのかな

>>485


>>1だけどどうぞご自由に

>>486
ありがとう
じゃあちょっとお借りして
お題は「妖刀」


 今夜は影が濃い。
 不逞の浪士を斬りながらそんなことを考えていた。
 空を見上げてみれば満月が近い。京の夜は多摩に比べてひどく冷たいと、そう思うのは自分が幼いからだろうか。

「チクショウ! 壬生狼があっ!」

 差し向かってくる浪士をまた一人、切り伏せる。馬鹿が。そんな大振りじゃ餓鬼も切れやしない。
 返り血の生温さが冷えた肌に心地良い。吐き出した息が驚くほど白かった。

「ぎゃっ!」
「ぐび!」

 十歩離れたところから断末魔が上がる。見れば、倒れたのは二人、立ち残るのは一人だけだ。

「ああ、沖田君。そちらも終わったかな?」
「はい、斉藤さん」

 残った一人の言葉に応える。この人のいつでも落ち着いた声は嫌いじゃない。

「怪我は、あるわけないですよね。斉藤さんですし」
「沖田君にそう言ってもらえると心強いなあ」

 言って、笑う。
 懐紙で刀に着いた血糊を拭いとりながら、近い内にまた手入れをしなくちゃな、などと考えて、気づいた。

「……斉藤さんの刀って」
「うん?」
「何ていうか、凄いですよね」

 二人の視線が一振りの刀に向かう。月明かりの下、赤と銀にギラつく刀身は妖しい美しさを湛えていた。

「業物なんですか?」
「ああ、良いものだろう? 愛刀、というやつだね」
「銘は何でしたっけ?」
「――鬼神丸だよ。摂州鬼神丸国重」

 格好良いですね、と頷く。
 周囲を色濃い影が這う中にあって、鬼の剣は一際輝かしく見えた。


「ああ、私からも一つ聞いておこうかな」

 刀から相手の顔に眼を移す。血飛沫の散った微笑があった。

「沖田君は敵を斬る時、何を考えているんだい?」

 一瞬、問いの意味が分からず目を瞬かせた。これほどの剣士が今さらどうしてそんなことを気にするのか。
 数瞬考えても分からなかったので、とりあえず答えることにした。

「何も考えませんよ。僕は御公儀の剣、新撰組の剣、近藤先生の剣ですから」

 ただ使われるままに敵を斬る。それだけだと答えれば、

「ああ、成程ねえ。沖田君らしいな。……私はね、死にたくないと、いつもそう思っているよ」

 聞いてもいないことを聞かされた。

「そんなので敵を斬れるんですか? 死ぬのを恐れたら殺すことまで恐くなるでしょうに」
「ああ、斬れるよ」

 微笑みの絶えないままに、言葉が続く。

「死んでしまったら、もう敵を斬れなくなる。それが恐いんだ。だから斬る。斬られるより早く斬る」
「へえ、それなら死にたくないって思いながら斬れるんですね」
「ああ」

 それは、やはりよく分からない話で。頭の片隅にどうにか残る程度のものだった。

 刀を鞘に納めて、もう一度夜空を見上げる。
 煌々と光る満月は暗幕にぽっかりと空いた白い穴のようで、ひどく落ち着かない気分をもよおしてしまう。
 今夜は、身震いするほどに冷える夜だった。

「ああ、それでは帰ろうか。そろそろ引継ぎの刻限だ」
「はい、斉藤さん」

 隣からかけられた声に振り向けば、鬼神丸国重の刃が鞘に消えてゆくところだった。
 納刀の刹那まで、その輝きは美しかった。

言い忘れた

終わり

>>>>488-490
その想像力と文書力を自分に分けてくれ(懇願)

あの大乱れ波紋好き

>>474
人型兵器に乗っていても魔力の供給があるから魔法は発動可能
歩兵の人型兵器に対する利点は狭い場所に投下できるぐらい

>>483
文明崩壊から千年も経ってないハイファンタジー世界だからそれは厳しい
戦車と置き換え… なるほど それもあるか
けど海じゃなくて底なしの雲海が広がってる世界だからまず戦車の出しように困っている

>>484
掘り出し物のコピーの重力制御機を積みました(白目
まあ軍用機とか軍艦も積んでるけど

今、お題って>>446>>456だけだっけ、ふと書きたくなってきた

落ちてる題材だけじゃなく、自分の好きなテーマで書いて良いと思うよ

とりあえずお題『空虚』

>>494
どれも厨二臭が漂うお題だよな

ここまでやって才能が出てないのビックリしました、まる

↑?

お題として『才能』ってことね、厨2っぽいし



 『貴方には何も無い、魔翌力も、生まれ持った天賦の才も』


何度も、何度もこんな言葉を聞いた。だからと言って、どうという事は無いが
実際問題、この世界で魔翌力も才能も無いのは確かに致命的とも言って言いだろう


 「つっても努力を怠った、つもり、は無いんだがっ!」ブンッ


つい素振りに力が入る。こんな古風なことをしているのは、この世界で数人しか居ないだろう
今や魔法で世界が動いてると言っても過言ではなかった。
ある戦争、いや、殲滅がきっかけで魔法が広がり、無法者が増え、国は国として機能しなくなった


 「また、素振りなんかしてるのね」

 「俺には魔翌力も、何も、無いからなっ!」ブンッ


何時のまにか家に人が入って来ていた、音がしなかったところを見ると消音魔法でも使っていたのだろうか
声を聞く限り、いつものイヤみ女だった
しかし妙だった、会う度に文句は行ってくるが自分から来ることは無かったハズ
何時もなら無視をかましていただろうが、少し気になったので聞いてみる事にしよう


 「それで、魔翌力も才能も持ってる天才クンが何のようですか?」

 「…何も持ってない無能な貴方が人を斬ったと聞いてね」

 「この世界じゃ殺人なんて当たり前だろ、お前らの先祖がやったように」


殺人なんて当たり前、実際その通りだった、だから人を斬り伏せた
可笑しなところなんてないハズだ。こいつの先祖はそうやって日本を、地球を支配したのだから


 「そう、ですか。なら用はありません」チャキッ


タリス、というカードの魔法武器を構える。臨戦体制に入ったのだろう
だからといってこちらもタダでやられるつもりはない
端においてある武器を取る
昔、刀屋、新撰組、何故かあらゆる人斬りの元の前に現れたという名刀
余りに錆びれてもう銘は見えなくなってたが人を斬るには十分だった


 「さてと、化け物の血を浴びれるなんて、最ッ高だねェ!」チャキッ

 「…汚らわしい」


必殺の居合いの構えを取り、相手のタリスが投げられるのを待つ
このまま斬ってもいいにだが、この女のことだ、魔法で防御することだろう
だから、魔法が二重になり制御が難しくなる、その瞬間を狙う


 「アレスの名を借りしタリスよ。炎、災難、恐怖を彼の者に齎し給えーー」

 「維新流ーー」


 「斬剣ッ!」 「メテオ!」


 「我が剣に絶てぬ者無し…」チャキッ


出来たけど、何だこれ…何だこれ

>昔、刀屋、新撰組、何故かあらゆる人斬りの元の前に現れたという名刀

>>440>>488のことかこれ?

曰く付き設定にしたかったので参考にした、反省はしてますが後悔もしてる、勝手につかってごめんなさい

440だけど、それは知らんかった。
他にも何か謂れみたいなのある?

>>504
503だけど馬鹿だから謂われの意味を良く理解できなかった…
他にも何かパクった?的な意味だったらPSO2からタリスってのを引用してるくらい

「時として自分は思うわけだ。自分はボットのように振舞う、不特定多数の愚者の一人であるのか。
あるいは、正しいものの見方ができる、圧倒的少数の有識者の一人であるのか。
泣き暮れずに日暮らし出来ていたとしてもだ、人に合わせて流行りに乗って、祭事に騒ぐだけ騒ぐような人間が本来のあり方なのか?
それならば、今を生きる事に困窮していても、未来を考えながら、それをより良くしようとしながら生きる事の方が、ずっと美しいと自分は思う。
自分はな、今の日本国民を見てそう思った。なぜ流行や大きな事故、芸能や曲と言った事には積極的に飛びつくのに、軍事や政治、地球規模の話題にはほとんど興味を持たないのか、とな。
どっちも話題足りえるには十二分ではないか。その中の価値と言うものは、一般人にはそこまで歪んで見えるというのか?
そうであるならば、その国民の目を歪めているのは誰だ? いや、どこだ?
誰も答えてはくれない。至って簡単な事だ。身近の人間が全員、『歪まされた一般人』であるからだ。
今自分の目の前にいる諸君らは、『整った賢者』か? 『歪まされた一般人』か?」

今思っていた事を長台詞に収めただけ もし良ければ感想よろしく
こう言う話だって厨二の内だと思う

>>506
「――それでも俺は、今、この手の中にある幸せは尊いものだと思うから。
守りたい。失いたくないんだ。
お前がそれを歪んでいるっていうのなら、俺は!」

こんな主人公に負ける悪役っぽい
実際「今しかできない楽しさ」ってあるし

>>507
「愚かな… 刹那的に生きてきたせいで、人々は現在(いま)に苦しめられているのだぞ…?
二千年以上にも及ぶ面倒事後回しのつけにな……」

主人公の敵はどう作っても悪役ではなく別の正義となるのは私の脳の中のバグでしょうか


どっちも自分が正しいと思ってるよ 戦争なんてそんなもんだよ


とはよく言ったもんだなと

盛者必衰の理に従っているだけで、世界には賢者も愚者もいないと思うよ
人類そのものが目に見えて先細りになって破滅に向かおうとしているのは人類がそういう風に作られた不完全な存在だからで
歪んでいたり整っていたりっていうのは一部の選民思想を持つ人達の思い込みに過ぎないんじゃないかな
そういう考え方を広めてしまったことで今やみんなが賢くなろうとして逆に競争や争いが加速していくわけだし

って思ったなぁ。やっぱり滅びるしかないね、人間

お題やってたら一レスに到底収まりそうにない量になりそう
諦めて最初から書き直そうかな(白目)

誰かが書いてるみたいだし書いてみるか


何故、何故、何故。


あの時、何故お前が俺を庇ったのか理解出来ない。
何で俺が助かって、お前が死ななきゃいけないのも理解出来ない。

死ぬのは俺の筈だろ?アイツと違って何も持ってない俺じゃないのか…?

アイツは、俺が何かやる度に、お前は何でも出来る、私の誇りだ!
って、言ってたけど、俺は何も持ってないんだよ。
全部、アイツの真似だった。

お前が居なりゃ俺は何も出来ない…

なぁ、生きてるんだろ…?なぁ…


 『おーい』


何か…いや、死んだ筈のアイツの声が聞こえる……確かに聞こえる…!
やっぱり、やっぱり生きてるんだ!


 「何だよ、やっぱ生きてるじゃねーか!」

『あはは、ごめんごめん!それよりさ、外、行かない?』

 「え、まぁ、今行くわ!って、そっちは窓だぞ…って、え?」

 『いえーい、ぶーん!』


と、飛んでる…死の淵から生還したらやっぱ、こんな能力が付くのか?


 『こっちおいでよ!飛べるようにしてあげる。』

 「……分かった、今そっちにーー」ダダッ


俺は、気付いて居たのかも知れない。
こいつが、嘘を付いていたことも、俺の作り出した幻影だってことも。
それでも、俺がこいつを拒否出来なかったのは罪悪感からかもしれない…

 

 




お題やってみた

『人を守る吸血鬼』

わたしの父はエクソシストでした。
魔物や怪物を退治し人々に安寧をもたらす、自慢の人でした。
けれどまだわたしが小さかったころ、父は仕事に行ったきり帰ってこなくなりました。
父の仕事道具だけが戻ってきたときのことは、今でもはっきり覚えています。
父が最も愛した女性がずっと泣いていたことも、父の同僚が神妙な顔をしていたことも。
父の同僚がその日家に届けたのは、仕事道具だけではありませんでした。
まるで入れ替わりのように、同い年くらいの男の子がやってきたのです。
真っ白な髪は雪みたいで、でも触っても溶けてなくなることはありませんでした。
真っ赤な瞳は焔みたいで、でも勢いよく燃えて弾け散ることはありませんでした。
初めて彼を見たとき、わたしはちょっぴりだけ怖くなりました。
こころがちっとも見えてこない、からっぽの顔だったのです。
ぎゅっと閉じられた唇に、なぜかとても悲しくなったのを覚えています。
父も母も友達も、きっとそんな表情をわたしに見せたことはなかったでしょう。
父の同僚がわたしに、父がその子を助けたんだよ、と言いました。
父の伴侶がわたしに、その子は新しい家族なのよ、と言いました。
だからわたしは、彼と仲良くしようと思いました。一人はきっと寂しいと思ったからです。
よろしくね、と握った手はとても冷たくて、けれども小さく頷いたのを見てなんだかこころがぽかぽかしました。

それから、父がいない生活が始まりました。
父がみんなの為に働いていたので、父の仕事場からの援助がいくらかありました。
しかしそれだけでは暮らしていけません。母が仕事のために家を空けることが多くなりました。
毎日働いて、家事をして、わたしたちの世話をして。
それでも母は、わたしたちの前では決して辛そうに振る舞うことはありませんでした。
意気揚々と玄関を出ていく大きな背中は、疲れきった小さな背中に変わってしまいました。
でもわたしは、ちっとも寂しくありませんでした。

そうして、彼がいる生活が始まりました。
彼と一緒に住むようになって、一週間ほどはまだ怖い顔をしていました。
わたしも母も、そしてきっと彼もこころのどこかで壁を感じていたのでしょう。
でも毎日同じご飯を食べて、同じ布団で寝て、同じ屋根の下で同じ時を過ごして。
彼の表情は、いろんなこころを映すようになりました。たくさん話すようになりました。
わたしたちはいつも一緒でした。空白だった時間を埋めようとするかのように。
だからわたしは、ちっとも寂しくありませんでした。

わたしたちが一緒に成長して数年、今度は母が旅立ちました。
無理が祟ったんだ、とお医者さんが言ったときのことをわたしはあまり覚えていません。
ただ彼とおいおいと一日中泣いていたことだけは、はっきりと頭に残っています。
涙は乾いて、二人だけの生活が始まりました。
わたしの友達や近所の人はみんな、彼の珍しい髪と瞳を気味悪がりました。あんなに綺麗な色なのに。
だからわたしたちは家を出て村を出て、森の中の小屋に移り住みました。
わたしは家のことをやって、ときどき木の実や薬草を採りに出かける毎日でした。
彼は食材になる動物を獲るために、いつもふらりとどこかへ出かける毎日でした。
一度だけ、どうやって獲物を得ているのか聞いたことがあります。彼は手になにも持たず出かけていたから。
そうしたら彼は困ったように笑って誤魔化して、それ以来わたしがそのことについて聞くことはありませんでした。

ある日、わたしはいつものように外へ出かけていました。木々の間から降り注ぐ光が麗らかな、心地よい午前でした。
朝露に濡れた葉を摘んでいたわたしは、きっと春の陽気に誘われていたのでしょう。
気がつけば、これまでにないほど深い場所へと入りこんでしまっていたのです。
幸いわたしが残した足跡があったので帰り道には困らないのですが、それでも不安は拭いきれません。
あまり森の奥深くに行くと、恐ろしい魔物に襲われる場合があるからです。
だからわたしも、慌てて元来た道を引き返そうとしました。けれど気がつくのが少々遅すぎました。
ばきりばきり、木の枝を踏み折りながら近づいてくる存在に足は竦んで逃げることもできません。
見下ろす昏い瞳にぎょろりと睨みつけられれば、体は痺れたように動かなくなってしまいました。
四つ脚の大きな魔物は、わたしという獲物を見つけて嬉しそうに唸りました。
死を覚悟したのは、おそらくそれが最初で最後でした。
助かる方法をいくら模索しても、決して見出せないと頭のどこかで分かっていたからです。
それでもやっぱり、わたしは死にたくありませんでした。彼を一人ぼっちにしたくありませんでした。
どうしてあのときあの状況で言葉を紡げたのか、それは今でも分かりません。
けれど確かに、わたしの声は空気を震わせて伝わりました。
そんなことをしても仕方ないというのに、助けを求めて彼の名前を呼びました。
けれど無情にも、魔物の丸太のような腕は、わたし目がけて振り下ろされ─────。

そこからの時間は、刹那にも永劫にも感じられました。
駆けつけた彼。襲いくる凶刃。
覆い被さる彼。背を裂く爪牙。
舞う朱の鮮血。天を衝く咆哮。
煌く紅の燐光。奔る一陣の風。
後に残されたのは腰を抜かして呆然と座りこむわたしと、傷ついて膝を折った彼。
それと自然に還るのを待つだけの、横たわる巨躯だけでした。

わたしは慌てて彼に駆け寄りました。もうそのころには体は自由に動くようになっていたのです。
彼の背中はぱっくりと割れていて、血と一緒に生命まで流れ出てしまっているみたいでした。
どうにかしようとしても、当時のわたしは彼の手当てをするための道具も薬も持ち合わせていませんでした。
どうすることもできず、苦しそうに呼吸をする彼の身体を支えてあげることしかできない自分を恨みました。
ただ惑うわたしとは対照的に、彼は落ち着いた様子でわたしと目を合わせました。
そして何度も、ごめんと繰り返したのです。

間に合わなくてごめん。
一緒にいてあげられなくてごめん。
ずっと嘘をついてて、ごめん。

なんとなくそんな気はしていました。いつから、と言われても分かりませんが。
わたしの目の前にある光景だって、普通に考えればおかしいのです。
素手で魔物を倒すなんて、凄腕のエクソシストでもとても難しいことなのですから。
うわ言のように繰り返す彼の顔は、最初に会ったときと同じ怖いものでした。しかしわたしには分かりました。
その奥には苦痛の歪みで誤魔化した、仄かな悲しみがちらついていたのです。
わたしは優しく彼の身体を抱き寄せました。服が朱に汚れても、このときばかりは気になりませんでした。
彼がどういう存在なのか、そんなことはどうだっていいのです。
だからといって、今まで紡いだ時がほどけてしまうわけではありません。
だからといって、わたしが知る彼が変わってしまうわけではありません。
そう伝えると、彼は安堵に息を吐いて小さく笑いました。
わたしもつられて微笑を浮かべ、けれどもやはり不安は拭えません。
彼の顔色は見るからに悪く、今にも露が落ちてしまいそうだったからです。
どうか一人にしないでほしい、とわたしは彼に頼みました。
ならば一つだけ方法があるよ、と彼はわたしに告げました。
それはとても彼らしいもので、わたしはすぐに了承しました。その代償なんて、気にも留めませんでした。
彼と離れられなくなるなんて、今更のことだったから。
彼は少しだけ驚いて目を見開き、けれどすぐにありがとう、と柔らかな笑みを浮かべました。
そして彼はわたしの首筋に首を近づけ、わたしたちは誓いを交わしました。

それから何年も経ちました。
わたしたちは変わらず、森の中の小屋で暮らしています。
今では森に棲まう魔物や怪物なんて怖くありません。
隣の彼が、ずっとわたしを守ってくれるからです。

終わり

短くまとめようと最初から話変えて書き直したのに3レスに渡るとかもうね
批評とかアドバイスとかあったら嬉しいです

文量の割りに読みやすくて良かったなぁ
一人称の独白は難易度が高くて語り手の視野が一方向に向かったまま狭く固定されてしまう場合が多いけど、それでも物語の地盤がしっかり固まっていたので雰囲気や世界観をイメージしやすかった
舞台や設定が有りがちだったというのはあるけど、物語のスローで淡白な空気感は馴染みやすかったから好き。投下乙

>>512
お題の通りに空虚な物語で後に残るものが何もない結末が寂しかった。そこが良いんだけどね
文章は読みやすかったけど、『アイツ』と『お前』と『こいつ』の使い分けがややこしくてすんなり読めない箇所もあった
この使い分けに特に意味がないのであれば呼称はある程度統一した方が違和感をなくせて良いかも
その違和感が遠因になって主人公の語り口や『アイツ』との会話がどうしても重みのないものに聞こえてしまって読者が物語に没入できなくなっているのは勿体ないし
あと最後の台詞の後ろにある擬音は削っても物語に支障はないのではないかな。安っぽい金メッキのようで悪目立ちしているような気配すらある
結末を空虚に感じさせたいのであれば、余計な脚色を削って全体を簡素化させた方が演出としては遥かに効果的だと思う!なんだか上から目線でごめんね

唐突にギルガメッシュに剣オーダーしたくなった

>>512
世界観が若干曖昧な気もしたが、十分読みやすいしいいと思う


>>513-516
まず最初にこれだけ言わせて
俺そのお題を出した本人なんだけど、あまりにも俺が僅かながら思っていたストーリーが見事そのまま文章化されてて驚愕した。そして内容も素晴らし過ぎて思わす感動

批評やアドバイスの点については……
内容自体は上記にある通り文句なし!でも(自分から見て)文章量が多い点と少し読みづらい点を感じたので、また書く時は【少しでも短く省略出来る所を探す】のと【場面の切り替わりで行間を上手く使う】事を意識してみては?

例えば……

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
わたしの父はエクソシストで、魔物や怪物を退治し人々に安寧をもたらす自慢の人でした。
けれどまだわたしが小さかったころ、父はある仕事に行ったきり戻らず、父の仕事道具だけが戻ってきたときのことは今でもはっきり覚えています。父が最も愛した女性がずっと泣いていたことも、父の同僚が神妙な顔をしていたことも


しかし父の同僚がその日家に届けたのは、仕事道具だけではありませんでした。 まるで入れ替わりのように、同い年くらいの男の子がやってきたのです 。
真っ白な髪は雪みたいだけど触っても溶けてなくなることはなく、真っ赤な瞳も焔みたいだけど勢いよく燃えて弾け散ることはありませんでした。

けど初めて彼を見たとき、わたしはちょっぴりだけ怖くなりました。こころがちっとも見えてこないからっぽの顔だったのです
_________________________________

……みたいな感じに
俺もあまり人の事言えないけどねぇ(遠い目)

批評ばっかりしてるのもアレなので誰かお題くださいな。たまには書きたい

ID変わったけど>>513-516です

>>517
ありがとう

>>518
マジかありがとう
やっぱり文章量か…一応最低限の情報だけを入れたつもりだけどそれでも多いよね
行間の使い所はまだ掴めないところがあったからすごく参考になりました

>>519
じゃあお題
『壊れた人形』

安価ェ…
上から>>517>>520>>521ですね、失礼しました

お題「仮面の兄妹」で


「兄さんは、善い子ですねえ」

 褒め言葉とは裏腹に、その足先は横たわる俺の腹を強く押さえ込んでくる。
 見上げれば、こちらを見下ろす仮面の奥で一対の瞳が薄暗く燃えている。

「御免なさい。済みませんでした。申し訳無い。悪かったと思っている。赦して欲しい。どうか容赦を」

 滔々と吐き捨てられる美辞麗句が耳朶を打って責め立てる。

「綺麗な言葉です。私には少しそぐわないけれど、兄さんなら様になると思いますよ?」

 でも、と言葉が続く。

「兄さんは、嘘吐きですねえ」
「っ……俺は」

 何かを言い返そうとするも、腹を押さえる足に力が籠もり堰き止められる。

「ホントは悪かったなんて思ってもいないクセに。魔術の追及ってそういうものですもの」
「違っ」
「成功も失敗も総て自分のため。あらゆる結果は己の糧に。――そこで生まれた余波になんて価値はない」

 心底から愉しそうな声音は、仮面の下に隠れた表情の歪みをまざまざと連想させる。
 すると、まるで俺の思考を読んだかのように、妹は緩やかに素顔を晒した。
 凍りついた仮面の下は、眼を背けたくなるほどに爛れていて。

「見て、兄さん。ひどい火傷でしょう? 火を見るとそれだけでしくしく痛むんです。女の子なのに、もう料理だってできませんよ」
「く……」
「ほら、謝ってくださいよ。ちゃんと私の顔を見ながら。善い子な兄さんならできるでしょう? 嘘吐きな兄さんなら簡単でしょう?」

 妹の瞳は燃えている。その輝きはあの日の炎と同じ、俺を苛む罪の色だ。

「知ってますよ? 兄さんはいつも無理に笑ってる。そんなに私が怖いですか? それとも自分が?」
「そんな、ことは」
「じゃあ言い方を変えてあげます。――普通の顔があるのに、なんでちゃんと使わないんですか?」

 胸の裡に冷えた何かがオちる。言葉のままに自分の顔が凍りつくのを実感する。
 瞳の炎が輝きを増した。

「兄さんは、狡い子ですねえ」

 細い手がこちらへ伸びてくる。その手に保たれていた仮面が、そのまま俺の顔に被せられた。
 視界は暗く、外界に通じる光は二つの視点だけ。
 その向こうで、今にも泣き出しそうな笑みが揺らめいていた。


人は生まれながらにして罪を背負っているのだと、誰かが言った。

人は贖罪のために生きるのだと、誰かが言った。

それなら機械である私は。人の形を模して作られた私には、どれだけの業があるのだろう。


「ふたりとも、先に行ってください」


東京の地下深く。そこは呪われた古代の迷宮区。

自らを裁罪者と名乗った暗黒の異能者を追う最中、私はふとそんなことを思った。


「私は此処でこの男を足止めします」


目の前に立ちはだかるのは、深淵より訪れし刺客。その最後の一角。

恐らくは相当な手練。相対すれば、きっとただでは済まない。けれど


「大丈夫。私は負けません」


けれど私は笑ってみせる。共に長い道のりを歩んできた二人の少女が、ほんの僅かな不安さえも抱かぬように。

彼女たちにはまだ、裁罪者を倒すという役割があるから。

だから今の言葉も笑みも、作業を効率化させるための最適化行動に過ぎず。

そもそも私に、感情という機能は備わっていない。


「後から必ず追い付きます」



けれど嘘は生命の特権だと、誰かがそう言った。


遠ざかる小さな背中。彼女たちが此方を振り返ることは二度とないだろう。

私はそれを少しだけ、寂しいと思った。

以上、『壊れた人形』でした

>>522
お題ありがとうございました!

>>524
言葉の使い方がすっごく好み、厨二感溢れててものすごくみなぎりましたはい
綺麗な表現に思わず引きこまれました、乙です

>>525
こんなに素晴らしい作品に仕上げてもらえるとは…こちらこそありがとうございます
そういう捉え方もあったんだなと感嘆しました、投下乙です

『機械右腕』

なんともなしに空を見上げる。どこまでも続く、澄み渡った蒼い空。
フェンスに背を預け一人紫煙を燻らせて物思いに耽るのは、もはや日課といっても差し支えない。
散乱した思考を弄んでいれば、がちゃりと扉を開ける音が邪魔をする。
職場であるこのビルの屋上に誰かが訪れた合図だ。
ああ、もうそんな時間かと腕時計を覗き見て視線を移す。歩み寄る女性の用件はもう分かっていた。

「はじめまして、対異能戦闘用汎用型兵器102539号と申します。本日付で異能対策課64班に配属されました」

よろしくお願いします、とそれが頭を下げれば濡羽色の髪が風に揺れる。
上げた顔は無を体現しているよう。初対面だというのに、愛想よくしようなどとは思わないらしい。
ああ、と返した言葉は我ながらそっけなく、思わず苦い笑みが零れた。
班とはよく言ったものだ、と常々思う。たった二人の班員ならばもっといい名称があっただろうに。

「よくここにいるって分かったな」

「ご同輩から教えていただきました。いつも新人をここで迎えていると」

間違ってはいない。間違ってはいないがこうもはっきりと言われてしまえば素直に肯定するのも癪に障る。
煙草の灰を落としてまた咥えれば、102539号の視線が一瞬だけそちらに向いた。

「お言葉ですが、喫煙は控えた方がよろしいかと。慢性閉塞性肺疾患による体力低下、最悪死の恐れがあります」

「分かってんだけどな、これが止められないんだよ。お前も吸うか?」

「必要性を感じられません」

無理に勧めるつもりは元よりないのだが、表情も声色も変えずに言ってのけるのだからどうにもつれない。
煙草を吐き捨てて漂う一方的な気まずさをふるい落とす。今度はお咎めの声は上がらなかった。
しばしの無言、最初に打ち破ったのはこちらの問いだ。

「なぁ、なんで今注意した?」

「………どういうことでしょうか」

不自然な間はプログラムでできた造られた思考が質問の真意を計りかねたゆえのものだ。
もっとも、言葉とは裏腹にその態度は相も変わらず無愛想であったのだが。

「どうもこうもねえよ、そのままの意味だ」

これは儀式だ。幾度となく繰り返した、自分の保身のための。
微動だにしない102539号の一挙動を見逃さまいと注視したまま言葉を続ける。

「お前が俺の命を最優先に動いているのは知っている」

対異能戦闘用汎用型兵器。名前だけは格好がいいがその用途は薄汚れている。
人に害を及ぼす人智を超えた力に立ち向かうために造られた完全有機体。
定められた相方と共に仕事を遂行し、時には自身をも捨て駒とする。
言わば使い捨ての右腕だ。

「ならそれはなぜだ?組織のためか?それとも…」

まただ。いつもここで最後まで言いきれず相手の反応を窺う。
じっと動かないままこちらを見つめるのは102539号の二つのアイカメラ。
何度目かの沈黙は言葉の続きを待っているのか、それともまた仕組まれた思考が総動員で答えを模索しているからか。
開いた唇から紡がれるだろう返答に、思わず心が身構えた。この瞬間だけはいつまで経っても慣れそうにない。

「貴方の死亡は私達に多大な不利益をもたらします。
よって私の行動原理は貴方の生存、及び補佐と定められています」

いつもと一字一句変わらない、感情の一切を排した決まり文句は風に吹かれて散らされる。
ほっと、いつの間にか強張っていた肩をなでおろす。きっと適当に漏らした返事にも滲み出ていただろう。
その言葉は望んでいたものではないが、求めていたものだった。それで十分なのだ。
まだ仄かに煙を上げていた、捨てたばかりの煙草を踏みにじる。
102539号に抱いていた迷いをも、ひとまとめにしてすり潰せた気がした。

この仕事を辞める人間は、おおよそ二種類に分けられる。
まずは異能との接触における殉職。しかしこれはそれほど問題ではない。
職業柄、常に死を覚悟して望んでいる者がほとんどだからだ。
そしてもう一つが、度重なる身近な存在の死にある。
対異能戦闘用汎用型兵器という名の相棒を失うのは、慣れ親しんだ右腕を切り捨てるに等しい。
その痛みに耐えられなくなった同僚が職場を去っていく姿を見たのは、既に片手では数えきれないほど。
何年も勤め続けている連中には、死の重みに鈍感になっている奴が多い。
しかし自分はそこまで冷徹にも、感傷的にもなれなかった中途半端な人間だ。
だからこそ、右腕を機械と見做すためにもこの儀式は必要不可欠なのだ。

何度も繰り返した会話は終わり、互いに押し黙ったまま時が過ぎる。
舞い降りた沈黙を破ったのは、どちらの声でもない。胸ポケットの端末の着信音が空気を読まず鳴り響く。
通知画面を見なくても分かる。出勤時間のお知らせだ。

「仕事だ、行くぞ」

努めてぶっきらぼうに告げてぐっと伸びをする。凝り固まった体と心を気休めでもほぐしたかった。
102539号は死の宣告に等しい言葉にも眉一つ動かさない。ただ小さく頷いてすたすたと扉へと向かう。
その無機質な背に少しだけ救われたような気がして、そんなことを考える自分に思わず自嘲めいた笑みを浮かべた。
屋上の扉を閉める直前、ふと振り返って空を見上げる。
憎らしいほどに透き通り、それでいてどこか悲しげな蒼天だった。

終わり

一レスにまとめるって難しいね

>>524
細かいことだけど、じくじく痛むじゃないかな
妹の雰囲気がすごい好き
丁寧にどこか楽しみつつ相手を責め立てるのって魅力ある

>>527>>531
感想ありがとう。うれしい

じくじくは膿んでる感じがあるからこれでいいと思われ
泣くほど悲しい的な嫌味もあるし

>>528-529
文章も設定も何から何まで引き込まれた。それこそ気安く感想を述べることさえ出来ないくらいに
このクオリティで長編が書けるなら、俺の為にも今すぐ厨二SSを立てるべき。その時は応援するから頑張ってください
以上、投稿から一週間も経ってしまったけれど感想でした

次の人のためにお題『既死悔生(きしかいせい)』どうぞ

誰か助けて

>>533
あがってると思ったらまさかの感想で驚いた
そう言ってもらえると嬉しい、ありがとう
今は忙しいけど落ち着いたらそのうち立てるよ、そのうち

どうでもいいけど今更ながら技名の素晴らしさを再確認した

>>534
久しぶりに上がってるけど、一体どうしたwwwwww

>>536
今吸血鬼もののss考えてるんだけど、世界観やその他設定がどうみても東京喰種と被る………

>>537
あまりにも似てるんだったらその「世界観やその他設定」とやらを変えるしかないわな
まぁssだし設定マルパクリじゃなければ問題ないんじゃね?

吸血鬼ものは中世系と現代系で二分されると思う
俺はどっちも好きだようん

.>>537
俺がとっさに考えた吸血鬼


主人公は館で目を覚ます、記憶は完全に失われていた

本棚の本を読み、字を読めること、物を掴めること、二足歩行できることから自分が「人間」であることを知る

何日もかけて人間の町にたどり着く、そこで化け物が人間を襲っているのを見た

主人公は吸血鬼としての自覚を持ち、本能に苦しみつつも人間に戻る術を探しながら怪物と戦い人間を守る日々を続ける


そして最終的に辿り着いた真実は「吸血鬼は人間とはまったく違う、真の化け物」というものだった

それを自覚した瞬間、彼の化けの皮が剥がれ人間の見た目が崩れて完全な化け物になってしまう。そしてその瞬間に偶然鏡を見て絶望する


彼はそれでも尚人間として化け物と戦うか、絶望の末に化け物として生きるのか



設定考えてたらストーリーまで出来てしまった。東京グールとは多分離れたけどクトゥルフと仮面ライダーを混ぜたみたいになってしまった

>>540
なるほどそう考えたかぁ
ついでだし自分なりに考えた設定を聞いてもらってもいい?それとも、ここではあまりそういった設定を晒さない感じ?

>>540
さあ早くスレを立てるんだ

>>541
むしろ大歓迎じゃね
聞きたいからはよ

なろうに投下しようと思ってたのが3万字くらいで飽きてきた
あっち風の文を書くのは中々難しいな

>>543
あそこで練りに練った小説がお気に入りもらえなくて、その場のノリで書いたコテコテなラブコメ投稿したらお気に入り伸びまくった(といっても100くらいだが)のを経験して王道とかテンプレの偉大さを感じた

>>542
ちょっとまとめるから待っとって
多分2スレ使うかも

なろうは異世界転生ものと恋愛ものしか評価もらえないイメージ

>>545
お題やりながら待機してる

クトゥルフ世界が実在する世界に色んなキャラ詰め込んで
さらにうみねこのメタ世界をぶっこむとかいう物を考えついた

神話生物の実在を証明できたら魔女(能力持ち)側の勝利
トリックで全ての殺人、痕跡を説明出来たら(無能力)側の勝利

うみねこと違うのは無能力側が魔女側ではなく確実に存在する神話生物を否定すること
クトゥルフと違うのは一般的に認知はされてないが魔術やらが存在すること(効くとは言ってない)

>>547
面白そうだなそれ
他の神話でもできそうだがいかんせん俺には知識がない

>>548
クトゥルフは創作だからやりやすいよね

後これやろうとしたら終わるの3スレ以上使うだろうなぁ
メタ世界のキャラ、クトゥルフ世界のキャラ、両方立たせるのが難しい

>>549
相当練らないと途中で飽きそうだな
正直かなり好みの設定だからやるなら応援する

そんなわけでぱぱっとお題やってみた

『子供好きな魔女』

小さい頃から、森の奥に行ってはいけないと言い聞かせられていました。
そこには悪い魔女が住んでいて、訪れた人間を食べてしまうのだそうです。
魔女は特に子供が大好物なんだと、毎晩寝る前の子守唄代わりに母が語っていました。

もちろんわたしも友だちも最初は、何を馬鹿なことを、と高を括っていました。
確かに過去何人もが森から帰ってきていないとは聞いたことがあります。
けれどそれ以上に、何度も森に入っていく大人達の背中が忠告を御伽噺へと変えてしまっていたのです。
だからでしょうか。仲のいい友だちと二人、誰にも告げず禁断の地に足を踏み入れてしまったのは。
罪悪感に苛まれながらも背徳感を求めてしまうのは、きっといつの時代のどこの国でも変わらないのでしょう。
手に手を取り合った一つの影は緑に映り、鬱蒼と茂る木々に呑み込まれていきました。

そこからの時間は、私たちにとって初めてのことだらけでした。
髪を揺らして吹き抜ける新緑の風、葉々の間から降り注ぐ淡い白光。
鳥は美しい声で歌い、小動物は物陰から興味深そうにこちらを覗いてきます。
視界に入る全てが新鮮で、まるで異世界に迷い込んだような心地でした。
落ち葉を踏みしめる音すらもなんだか楽しくて、二人とも夢中で歩き続けていました。

だからこちらに近づいてくるもう一つの足音にも、すぐに気がつくことができました。
どきり、心臓が口から飛び出してしまいそうになるのを必死で堪えました。
最初は村の大人かと思いました。だからこれから襲うだろう説教がとても怖かったのです。
けれど、私たちの前に現れたのは村でも見たことがない人だったのです。
亜麻色の長い髪をまっすぐに下ろした、おとなしそうな女の人でした。

女の人は私たちに気がつくと、ちょっとだけ驚いたように目を見開きました。
それからすぐに心配そうな顔つきに変わり、優しく声をかけてきました。
けれども私も友だちも、その言葉はまったく頭に入ってきませんでした。
私には、彼女がとても恐ろしい存在に思えたのです。きっとこの人が魔女に違いないと。
互いにこの場から逃げる勇気を振り絞ろうと、どちらともなくぎゅっと繋いだ手に力を込めていました。
だけど足は根を張ったみたいに動かず、女の人が足早に近づく音だけがいやに耳に残りました。

そのおかげでしょうか、冷や水を浴びたように頭が急激に冷えていったのは。
心を落ち着けて聞いた女の人の言葉は、噂の偶像にはとても繋がりそうにないものでした。
確かに彼女はその時、早くここから去るよう言っていました。
そしてそれとほぼ同時、私たちの世界は目まぐるしく回転を始めたのです。

女の人の背後に音もなく現れたのはまさに異形。
その巨躯は私たちの恐怖を簡単に上塗りしました。
女の人は弾かれたように駆け、私たちの空いた手をそれぞれ取って木の陰へと身を隠そうとします。
呆然としていた私たちは手を引かれるままに暗がりへと連れ込まれました。
直前、やっとの思いで振り返って見た先には、いつの間にか男の人が異形の前に立ち塞がっていました。
その光景を最後に私たちは女の人に抱きしめられ、視界をその体に奪われました。

そうしてしばらく、辺りが静寂を取り戻してからようやく真っ暗な世界から解放されました。
恐る恐る覗き込めばそこにいたのは、もう動くことのない異形とすり傷だらけの男の人だけです。
女の人はもう大丈夫よ、と私たちに目線を合わせて優しく頭を撫でてくれました。
その手はとても温かく、緊張の糸がぷつぷつと切れていくのが分かりました。
思わずわんわんと泣き出してしまった私たちを、女の人はずっと微笑み混じりに包んでいてくれました。
その温もりからは、とても彼女が悪い魔女だとは思えませんでした。

私たちが泣き止んでから、二人に村まで送ってもらうことになりました。
女の人は私と友だちの間に入って手を繋ぎ、村のお話をいろいろと聞きたがりました。
真っ白な髪の男の人は私たちの後ろを歩き、無愛想な顔で時々女の人に返事をするだけでした。
少しだけ怖かったのですが、女の人がこっそりと本当はとても優しい人なの、と耳打ちしてくれました。

私たちが森の出口に着いた時、村では大人たちが大騒ぎしていました。
帰ってきた私たちを見てみんな喜び怒り、生きててよかったと代わる代わる抱きしめられました。
もみくちゃにされながらふと辺りを見回すと、いつの間にか二人の姿が消えていました。

それから私たちは、大人に本当のことを伝えられました。
森には魔物がたくさんいること、小さな小屋で二人の男女が暮らしていること。
あの男の人も本当は人間じゃなくて、けれどたくさんの条件の下で森での生活が許されていること。
そして時々大人たちが森に行くのは、その監視という役割があるからということ。

全てを知った私たちは、今度はあの二人が言い残したことを大人に伝えました。
そうしたら少し考える素振りを見せ、渋々といった体で許可を出してくれました。
私たちは嬉しくて、思わず二人で目を合わせて笑いました。
それから私たちは、大人たちと一緒に森へと足を運ぶようになりました。
今日も子供好きな魔女は、笑顔で私たちを迎えてくれます。

終わり

やっぱり一人称独白は書きやすい

>>551-552
子供主観なんだし、>何を馬鹿なことを、と高をくくっていました<
ってのをもうちょい柔らかい表現にした方がよかったかな

あと、女の人が弾かれたように~、緊張の糸がぷつぷつと~
ってのは子供っぽくてよかった、勿論良い意味で。

>>554
あーなるほど、確かにそうかも
難しい言葉を使いたいけどそうすると子供らしくなくなるジレンマ

ありがとう、次があったら気にかけてみる

>>547なんだけど、安価スレにしようと思って立てようとしたんだが
TRPGみたくステータスとか入れた方が良いだろうか
職業は辻褄合わせで安価は取ろうと思うんだが

>>545
今見たら2スレって書いてある事に気付いた。正しくは2レスで以下軽い設定説明↓


■世界観
現代より少し進んだ近未来の世界


■吸血鬼の設定
・吸血鬼が出来る事(wikiを参考)
動物に変身
→血液自身が先祖の姿(遺伝子情報)を覚えていて、変身の際は筋肉や骨格の構造を変化させる

人間の何倍ものパワーを持つ
→人間と比べて濃度の高い血液が限界まで筋力(パワー)を引き出す

再生能力が高い
→血液が傷(=筋肉や皮膚組織が破壊された肉体部分)に働きかけ、身体の組織をなるべく短時間で完璧に治癒しようとする

超常現象の操作
→傷口から流した血液を微粒子レベルに分散させ、水や風に溶け込ませて操る ※レベルの高い能力

魔眼を使う
→誤った脳の電気信号を組み込んだ視線を、反射物や直接瞳を通じて相手に送りつける事で幻覚や身体の麻痺を起こさせる。唯一血液と関係性の無い ※レベルの高い能力

血を吸った人間を吸血鬼にする
→自分の血液を人間に血管から注入させる事で、その人間を吸血鬼に変えて下部に出来る。が、殆どその人間が血液濃度の違いで起こる苦痛に耐えきれず、死ぬ事が多い


・・にある変身は、変身する生き物によって吸血鬼の種類=【血族】が決まる。今の所「狼」「犬」「猫」「鼠」「蛇」「蛙」「蜥蜴」「蝙蝠」「梟」「烏」「蜘蛛」「百足」ぐらいまで考えてる
狼〜烏の血族までは皮膚や身体(一部でも可)の構造をその動物の構造に変え、蜘蛛や百足の血族は前者に加えて脚を生やしたり目の数を増やしたり出来る


・大昔から長生きしてるから、吸血鬼本来の弱点(日光、銀、血液欲しさによる禁断症状)にも徐々に克服していて、血液を摂らなくても普通の食事で十分生きられる
でも子作りをする場合、その相手が人間なら100%、吸血鬼なら80%の確率で子供が出来ない


・「人間を食料扱いし襲う多数派」と「人間との平和的共存を望む少数派」に分かれている

>>557の続き

■主人公の設定
・吸血鬼の男。設定上どの血族にも属さない「人」の血族で、上記に書いた狼〜百足に全く変身できない代わりに、年齢や人種関係なく様々な人間に変身出来る(一応吸血鬼の身体能力と再生能力はある)
ただ性別は変えられないから、女性に変身する場合は体内の脂肪分を胸に持ってくる


・その人間のみに変身する能力を使い、数百年間姿形を変えながら旅や戦争、学園生活などいくつもの人間の一生を繰り返している。そして今は大学生として落ち着いた生活をしている

※何故主人公が狼〜百足に変身する事が出来ないのかはもう考えてある


・他の吸血鬼に偶然出会っては人間にしか変身出来ない事に違和感を覚えて蔑まされ、加えて「人間との平和的共存を望む少数派」だから余計にそれが加速し、多くの敵吸血鬼に襲われる事になる


■人間(科学者)の設定
・まだはっきりとは決めてないけど、偶然街の監視カメラ担当者が、"カメラに映ってた人物"と"過去の戦争のモノクロ映像に出てる人物"が同一人物じゃないかと2つの映像を試しに学者へ提出し、その人物が捕まり、正体が吸血鬼だと分かる。そして科学者や警察機関が吸血鬼対策に力を入れる感じ


・「吸血鬼を倒す為とはいえど、自分達が人間を超える化け物にはならない」事を心掛けて、対吸血鬼用戦闘ロボットやアイアンマンみたいなパワードスーツ型兵器、寿命半分の戦闘用クローン開発を進める


■話の流れ
流れとしては大まかに……

そんな近未来な世界を舞台に、変わった吸血鬼である主人公が敵吸血鬼と戦う日々

そこに人間側も乱入

主人公も仲間(同志の吸血鬼や人間、クローン)と共に戦いを終わらせるため戦う


……といった感じ。まだ曖昧な設定

>>556
安価だったらあった方が盛り上がるかも
ただその分処理も大変になるだろうし、そこらへんは>>556次第じゃないかな

>>557-558
もっと設定とかストーリーとかを詰めれば面白くなると思う
俺的には思ってたより喰種っぽくなかった

>>559
んじゃ原作準拠でいいか、レスあり

>>559
あれからなるべく東京喰種っぽくならないよう練り直してみた
次はストーリーを重視して考えてみる、ありがとう

地の文で書いててシレッと登場人物(♀)の容姿に触れると性癖の暴露に繋がるんだけどなにこれ呪い?

どういうことなの…

>>542
今書いてるSSと次に書く予定のSSがあるから無理

だれか>>540の設定改ざんしていいから書いてくれないかな

>>564
なんでぇお蔵入りか
俺もぜひ読みたい

主人公と黒幕の会話


「…ふ、ここまでか」

「ああそうだな。最期に、なにか言い遺す事はあるか?」

「……この世界は、神によって全てが調律されている」

「なんだ、ここにきて命乞いか?」

「ふん、まあ聞け。ならば神がいなくなった時、この世界はどうなると思う?」

「……世界は支配から解放され、あるべき姿に戻る。そう教わっている」

「く……ははは!随分と曖昧な答えだな、勇者よ!それでよく私を殺めようなどと思ったな!」

「黙れ。お前が世を乱さなければこうはならなかった」

「つまり私の自業自得だと?それで全てが良い方向に向かい、全てが救われると?」

「少なくともお前が造った今の世の中よりはマシになるだろうよ」

「嫌われたものだな。まあそれも当然か。して勇者よ、答えを知りたくはないか?」

「……言ってみろ。どうせお前はもう長くない」

「心臓を剣で繋ぎ止められてはな。いいか、神は世界を廻し、世界は神を生かす」

「………………」

「故に私がここで死ねば世界は停滞し、瞬く間に崩れて消えてしまう」

「なっ…馬鹿を言うな!なら俺達は、なんのために…!」

「話は最後まで聞け。世界は人間よりも遥かに生存本能が強い。そうなる前に生きながらえる術を探す」

「ちっ……で、どうするんだ?」

「簡単だ。代わりの神を据えればよい」

「…………は?」

「しかしそれには稀有な人物でなければならぬ。そして世界は選別の方法を考えついた」

「おい、ちょっと待て!」

「どうした?ここからが重要だと言うのに」

「いらん、なんとなく分かった。それよりも聞きたい事がある」

「ふむ、やはりお前は聡いな。まるで昔の私を見ているようだ。いいだろう、言ってみろ」

「…全部、そのためにやったっていうのか?世の乱れも争いも、人々の苦しみも…!」

「ああそうだ、現にお前が私を殺めに来ただろう」

「ふざけるな!俺はお前のようになりたくはない!」

「私もな、遥か昔に同じ事を言ったよ。その結果がこの様だがね。長生きなどしても碌な事にならぬ」

「くそが…」

「そう悲観するな。望めば全てがお前の意のままになるのだ。たった一つを除けばな」

「それでも俺は、こんな事を望んではいなかった!」

「残念だな、もう遅い。さて、そろそろ時間のようだ。お前はいつまで耐えられるかな」


─────無意味に秩序を保ち続ける、その不毛な努力に

終わり、朝早くに目が覚めたからぱぱっとやってみた

無限ループって怖くね?

>>566
王道的展開だけど、台詞のみで十分場面の緊張感が伝わってきて読みやすかった
考え始めてからどのくらいで完成した?

>>568
会話文だけって初めての試みだったからかなり苦戦したんだ、ありがとう
構想含めて一時間くらいかな、遅筆なんだ

>>569
自分なんか主人公視点の少ない地の文を挟んだ解説の多い>>421に、1時間以上もかかったから正直>>569が羨ましい
>>551のような地の文のみの書き方がどうも苦手で………

>>570
地の文も入るならそんなもんじゃない?
>>551も自分だけど三時間くらいかけたし

設定解説がくどくなりそうな時は思いきって省略して読者の想像に任せるようにしてる

>>564の要望にお応えして
お題「人を守る吸血鬼」で一つ


 逃がさない。お前を逃がさない。お前だけは逃がさない。
 月明かりの煩わしい夜、人気のない街中を駆け抜ける。
 追いついて、押さえ込んで、腕を思い切り振り下ろせば、ソイツの頭は水風船のように容易く弾けた。
 全身が返り血で濡れる。血の香りが嗅覚を抜き、空っぽの腹を打って、

「チガうッ!」

 吐き出すように叫んだ。
 吸気も排気も荒くなる。歯を食い縛ればこすれた牙がぬめるような雑音を鳴らす。
 もう一度、ソイツに拳を振るった。砕ける。二度三度。爆ぜて散る。

「――また、貴方ですか」

 不意に、背後からの声を捉えた。振り向けば、一人の修道女が立っていた。
 女は美しかった。
 流れるような金の髪は夜闇に溶けることなく、頭部から豊かに生え揃っている。
 きめ細やかな肌は白く、溢れんばかりの水分に満ち満ちている。
 碧い瞳もさることながら白い眼が何よりまぶしい。

「おマエか」
「ええ、こんばんわ。変り種さん」

 どこか調子の軽い女に、オレは頭を下げてコンバンワと返す。女が少し笑った。……何か間違っていただろうか。
 女は足元に散らばった肉片を指差した。

「これ、吸血鬼ですよね?」

 頭を縦に振る。肯定の意味で合っているはずだ。

「倒しちゃいましたか」
「……ああ」
「また、人助けですか?」
「それの、なにがワルい」

 女は、いえと首を振る。横は否定だ。

「むしろこっちとしては助かっているんですよ。吸血鬼一匹を仕留めるのにかかるコストも馬鹿になりませんからね」

 言って、小型の銃を手でくるくると弄ぶ。アレは、痛い武器だ。

「私としても、貴方みたいなレアケースなら吸血鬼でも尊重したいんですけどね。便利ですし」
「オレはニンゲンだ!」

 怒号を上げる。口から暴発させた排気が周囲を打ち、屍肉を一片残らず吹き飛ばす。

「説得力ないですって……」
「こいつはヒトをコロしていた! コどももだ! だからコロした! イカったからだ! ユルせなかったからだ!」

 言葉が形にならないままに飛び出していく。

「だから、オレは――」
「狂暴ですねえ」

 女の溜息がオレの意識を冷やす。怒り返してもいい言葉だが、できなかった。
 女は、浮かべていた微笑を満面の笑顔に張り替える。

「ま、今日のところはこれでいいでしょう。犠牲者は減るし節約もできるし、いや本当助かりますよ」

 ではさようなら、と言い残して、女は夜の中に消えていった。
 オレは独り立ち尽くして、拳を握り締める。

「カナしかったんだ。オレは、ニンゲンなんだ」

 かすれるように小さな声はただギチギチと牙を揺らす。
 月の下、足から地面を伸びる影はどうしようもなく歪だった。

>>573
台詞に全角スペースはなくてもいいような気がする
淡白なようでところどころの表現に主人公の葛藤や悲しみが織り込まれてて読んでて切なくなった
情景描写が素晴らしいと思った、投下乙

ここまでで出てるお題まとめ

人を守る吸血鬼
機械右腕
子供好きな魔女
黒幕と主人公の会話
世界を壊したい主人公と世界を守りたいラスボス
化け物
妖刀
痛み
仮面の兄妹
空へ堕ち、地を昇る
ネフシュタイン
空虚
壊れた人形
既死悔生(きしかいせい)

抜けてたらすまんの

人を守る吸血鬼ってあれだよね、クルーニクス

>>576
気になったからwikiで調べてきた


■クルーニクス
スロベニアやイストリア半島に住むスラブ人の間に伝わる吸血鬼ハンター。語源は十字架を意味する
同じ吸血鬼ハンターのダンピールと違って人間の子供である。ただし、白い羊膜に包まれて生まれてくる。そして、赤い羊膜に包まれて生まれてくる吸血鬼クドラク(Kudlak)との戦いを宿命としており、村や町ごとにクルースニクがいる
普段は凛とした青年の姿をしているが、クドラクと戦う際は互いに馬、豚、牛、猪などに変身して戦う。この時、クルースニクが化けている動物は白いので、簡単にクドラクとの見分けがつく。戦闘時は自分が生まれた時に自分を包んでいた白い羊膜の一片を左脇の下に付着させておくか、その白い羊膜を粉末状にして液体に溶かしたものをあらかじめ飲んでおかないと、クドラクには勝てない

■クドラク
黒い狼の姿をしており、真の正体は悪の魔術師であるとされる。悪疫や凶作の原因とも考えられていた
確実に絶命させるためには、セイヨウサンザシで作った杭によって串刺しにするか、膝下の腱を切断した後に埋葬する必要がある。この処置を怠ると、さらに強力な怪物となって蘇る


なんかお互いカッコイイな

世界を壊したい主人公と世界を守りたいラスボス


───この世界はツクリモノだ。

そう告げたのは、神を名乗る見知らぬ男だった。
なにを馬鹿な事を、と一蹴する気にはなぜだかなれなかった。
瞬間移動のように現れる様を見た直後では、非現実に対する免疫力も低下するというものだ。
呆然としたまま聞いた話はにわかには信じ難く、思わず掠れた否定の呟きが零れる。
しかし空間を切り取って映し出された光景は、いともたやすく絵空事を事実に塗り潰した。

真っ白な生活感のない部屋。
よく分からない機械が並んでいるそこは、よく見れば病室のようだった。
並べられた二つのベッドには、目を閉じている男女が寝かせられている。
髪は伸び、顔はやや青白いが見紛うはずもない。
少年は自分。そして少女の方は───。

真剣な目つきでこちらの様子を窺う男の言葉が、偽りだとはもう思えなかった。
それでも理解できる範疇を遥かに超える事態に、ただただ力なく頷くのみなのだが。
やっとの思いで神とやらに問う。なぜ、そんな事を自分に伝えるのか。
朧げながら予想がついてしまう自分に苦笑を漏らしそうになるが、引き攣った表情筋ではそれも叶わない。

───この世界を壊してほしい。

返ってきた答えは想定したものであり、最も聞きたくないものだった。
その術は想像するに易い。夢は主が覚めれば跡形もなく消え去るのだから。
この世界は望まれたもの。壊すには創造主の存在を抹消するしかない。
どちらが殺されるべきか、それはこの男が自分の前にのみ姿を現しているのだから自明に等しい。
せっかく築き上げた楽園を自ら叩き壊すような真似は、おそらくどちらもしないだろうから。

全ての判断を自分に委ね、男は置き土産を残して現れた時と同じように忽然と消えた。
一人残され、立ち尽くしたままぐるぐる回る頭を必死で落ち着かせる。
現状の維持か打開か、真実を知った自分はいったいどうするべきなのか。
誘惑という霞はあっという間に視界いっぱいに広がって思考を散漫とさせる。
本能的に振り払い、取り残された鈍色の光を放つそれをそっと拾い上げて眺めてみる。
手の平に触れた冷たい金属が、本当の現実へと導いてくれるような気がした。


たった一人の少女が望んだ、夢想と幻想で固めた理想郷。
世界に失望し、愛しい片割れだけを求めた彼女は殻に閉じこもった。
しかし世界に内包された世界は、存在だけで世の理を蝕む。
ゆえに神は破壊を望み、少年は破滅をもたらす剣を取る。
霞に覆われた二人きりの楽園は、愛する者によって切り裂かれた。

終わり

いまいちストーリーが練れてない感…

機械右腕。

音だ。
戦場の至るところに、余すことなく広がる音。
それはあまりに大きく、無粋で。戦場にふさわしくない音で。剣を止めながら、槍を振るいながら、人を殺しながら元を辿った。
鎧がより多く転がった、どこよりも大地が染まったいた。そこはすでに終わった場所だった。
また、音がなる。なにかが軋む音。錆びた時計の歯車のように、ぎちぎちと。

「ーーー知っているか」

塔が、そびえ立っていた。
誰もが思う。
何よりも終わった場所に、どこよりも死んだところに塔が立つ。所々に赤錆が目立つ鉄板をいくつも掛け合わせたような風貌。垂れ落ちた配線から火花が散り、突き出た棒状の鉄片はまるで棘のよう。
蒸気を吹かし、歯車が呻き、拘束を引きちぎるかのごとく時折鉄線が弾け飛ぶ。無数と呼ぶのも億劫な鉄が集まり、うごめく様は大百足の足さながらに気色悪く、しかし雄々しい。不可思議な武骨さが纏わっていた。
その天辺。軋みをあげ、万感たる激情すら込めているのではと思わせる五本の指。
塔がそびえ立っていてくれと、それだけでいいと誰もが思う。
それは腕だ。
誰もが逃避に躍起になるほどに、天を貫きたたずむ巨大な右腕。
機械の腕だ。

「天災とはなにか」

男の独白は誰に届けられたものか。怯えるもの、襲いかかるもの、そのすべてに目を通さず、一体誰に向けられたのかも悟らせずに、男は続ける。
右腕を掲げ、どことも知れぬ国旗を外套にした男は唱える。

「嵐にも、噴火にも、地震にも、津波にも。人は環境に勝てず、自然に勝てない。ただ黙して、ただ喚いて死んでいく。なぜならそれは道理だからだ。当たり前だからだ、当然だからだ」

また、音だ。
呼応しているのか。無秩序なだけか。
いずれにせよどのみちだ。どちらかなどどうでもいい。逃げろ、早く逃げろ。戦場が戦場でなくなる。蔓延した空気が語っている。雲のように静かに語る。ここには嵐が来るだろうと。
猛々しい雄叫びも、悲鳴と混ざればただの声だ。混沌としたものに言葉などなく、一言。恐怖と付け加えてやればいい。
鉄が落とされ積み重なる。視線の先には、振りかぶられた握り拳と。
男の、壮絶な笑み。

「ならばここに死が生まれるのもまた、道理だろう?」

あとにはなにも残らない。
機械の右腕とはつまり、災厄そのものなのだから。


以上。改行とか致命的にミスってるかも。垂れ流しで申し訳ない

>>580
すごく…大きいです…
わざとなのかもしれないけどちょっと読点が多い印象
それとーーーは全角の方が見やすいんじゃないかな
短文が連続で続いていて場の緊張感が伝わりやすかった、投下乙


SS銀河投稿用掲示板運営スレッド


 SSを投稿する前に一度ここに投稿して、書き込んでも見づらくないか確認したり、誤字や脱字が無いか確認したり、話の流れに矛盾は無いか等々……

 見る人もいませんが文句を言う人もいないため、気軽に投稿できます
 
 ここに一度投稿して、それを改良してから投稿することで、より面白いSSが完成するかと思われます

 管理人不在のため、メモ帳のように利用してもらってもかまいません

 また、トリップテストなども気軽にどうぞ

SS銀河投稿用掲示板運営スレッド


「人間は他人の痛みを想像できる。想像できないなら、それは人として欠陥品。これは私の持論ですが、あなたはどう思いますか」

 猿ぐつわをかませた彼女の体に、電動ドリルでいくつも穴を掘りながら、その女は質問を投げかけてきた。
 彼女――俺の恋人は、枯れることのない涙を流しながら、くぐもった悲鳴を小さくもらしている。
 もう言葉には聞こえないが、もしかしたら最初は『助けて』と言っていたのかもしれない。薄情な俺に見捨てられたと悟るまでは。

「……ちっ、また刃がダメになりました。人間の体って思ったよりうまくけずれませんね」

「そうだ、あなたもやりますか? 他人の痛みを理解するきっかけになるかもしれませんよ」

 もちろん断る。誰が好きこのんで、自分の恋人を傷つけるだろう。そんなやつは人間じゃない。

「私ね、目ざとい方なんですよ。自分と同じタイプの人間は一目でわかります」

「だってあなた、自分の彼女が傷つけられているのに、ちっとも痛みを共感できないでしょう? うっかりすれば、そろそろ帰ろうかなって思うんじゃありませんか?」

 そんなわけはない。ここで見捨てたりしたら、そいつは人でなしだろう。俺は人間で、人でなしじゃない。
 それでも強いて思っていることを挙げるなら、そろそろお腹が空いてきた。今日は朝から何も食べていないのだ。

「小さい頃からずっと不思議だったんですよ。泣いている子を見て一緒に泣き出しちゃう子とか。他人の傷口を見て痛そうにするのもそう」

「――――おかしいですよね。だってそれは他人の痛みで、私の痛みじゃない。自分が同じ傷を負ったら、なんて想像をする意味がわかりませんよ」

 それはきっと、わからない俺やこの女がおかしいだけで、周囲が正常なのだ。
 俺は周囲がまともな人間にあふれていることを知っているから、それを真似て、正常な人間の一部でいられる。

「言っておきますけど、想像力が足りないわけじゃありませんよ。高いところから下を見て、飛び降りたらどうなるだろうと考えたらぞわぞわしますし」

「他人の傷を自分と同一化する意味がわからないだけです。だって、他人が怪我した時と同じ状況になったとしても、怪我の場所や程度はきっと違うじゃありませんか」

「多少の参考にはなっても、それは自分が怪我した時の危険予知をすればいいだけで、他人の痛みに思いをはせる理屈にはなりません」

「ああ、もちろんそれらしい理屈は知ってますよ。怪我をしているのだから思いやらなきゃいけないっていうことくらい」

「でもそんなこと、痛みを想像しなくたってできますよ。気を遣うくらいの知性はあるんです。バカにしないでくださいって言いたくなりますよね」

 俺の恋人の骨をがりがりと掘削しながら、女は疲れたようにそう愚痴った。
 血まみれだからよくわからないが、彼女の体はハチの巣みたいになっていることだろう。

「だから私は、あなたの痛みについてもよくわかりません」

「小さい頃はひどかったようですね。母親からの虐待と、近所の子供たちによるイジメがあったそうで」

 もはや風化しかけていた記憶だったのに、女が思い出させたせいで顔が引きつってしまう。もう治ったはずの傷たちが、一斉に痛みを訴えだす。

「あなたを助けてくれる人は誰もいなかった。だからですか? 自分の恋人を助けようとしないのは」

「そこにどういう論理があるのかまでは、私にもわかりませんけどね」

 論理、なんていうほど大層なものはない。
 俺はただ、小さな集団における人間がどこまで残酷になれるかを知っていて、人の目がなければ他人を助けようとしないのが正常な人間だと理解しているだけだ。
 弱者は虐げられるのが当然だ。小さい頃の俺がそうだったように。
 だから俺は自分の恋人だろうと助けない。
 だってこの場には、俺と、見ず知らずの女と、弱者である恋人しかいない。

「ふう。あなたの彼女、気絶しちゃったみたいですね。それじゃあ私も休憩しましょうか」

 顔に飛び散った血を丁寧にぬぐいながら、喫茶店に入るような気軽さでそう言われた。

「ところで、どうでしたか? あなたは彼女の痛みに共感できましたか」

 できるわけがない。俺は首を横に振る。

「そうですか。ならやっぱり、あなたは私と同じ欠陥品なんですよ。正常な人間のふりをしているだけで、正常ではありません」

 それは違う。俺は正常な人間に擬態しているはずだ。だから周囲に溶け込めているし、恋人だってできたのだ。

「まだわかってもらえませんか」

「でしたら私は、これからあなたの彼女を殺します。さあ、正常な人間ならどう行動するのが正しいでしょう?」

 それはとても簡単な設問だった。
 弱者は虐げられる。
 小集団における人間は攻撃性を増す。
 そして正常な俺は、虐げられるのを恐れ、弱者を攻撃する側に立つ。

「――――やっぱりそうなりますよね。だって、あなたの痛みはあなただけのものなんですから」

「だから私たちの痛みが作り上げた狂った人間性も、やっぱり私たちだけのものなんですよ」

ここで見捨てたりしたら~と後半の言葉とで人間性が統一できてませんでした、すみません

>>583
一人称でちょっと狂った価値観がよく表せていたと思う
>>584もそんなには気にならなかったかな、こういうのは多少矛盾があってもむしろらしくなるし
痛みって大切だなって再確認した、投下乙

  闘い       舞台
アリスゲームは新たなステージへ……!

  闘い         舞台
アリスゲームは新たなステージへ……!



どうかな

   闘い       舞台
アリスゲームは新たなステージへ……!

>>586-588
面白い表現方法だなぁ…

アリスゲーム      ステージ
 闘い は新たな 舞台 へ……!

処刑人「あなたのことは書記官の600ページを読んでよく知っています」

魔女「ふん、地獄の書記官ならば妾を6ページでまとめてみせるわ」

処刑人「お聞きします」

魔女「近寄るな危険。で6文字だ」

処刑人「それは良きまとめです。では敬意を称して2文字足して8文字にして返しましょう」

処刑人「executed(処刑された)」

魔女(executed→exe"cute"d→cute)
魔女「くっくっく、キュートとはな。世辞が過ぎるぞ。くっくく」

処刑人「ふ」


某ゲームでのやりとりだけどこんな風な会話を書いてみたい

ギルトインスタビライザー

ファイナライズ

インスピレーションが来ない

TRPGとかなりきりとかやってる人っているのかね

TRPGは割と仲間内でやる
ダブルクロス楽しいぞお前も来いよ

TRPGはやったことないんだ、もっぱらパー速なりきり
調べたけどルールブック買わないといけない感じか?

ルールブックは必要だな。サイトで見られるつっても前提情報とか無いとキツイ

絶望に満ちたクトゥルフTRPGか幸福に満ちたパラノイアやろうぜ

うーん、なんとなく難しそうで手を出し辛いんだよな
なりきりやろうぜ楽しいぞ

>>593-597

>>416

SS的に考えるならTRPGはキャラ作成で生まれや経歴がダイスでランダムに決められることが多い
だから普段自分が考えないキャラが生まれたりすることもあるかな

プレイ中にキャラに意外な属性が付いたりする
クールビューティなキャラがご飯を作る判定で大失敗して飯マズになったり
仮面の戦士なんて怪しげなキャラがパーティで一番の常識人になったり

そういう感じでSSで使うキャラを作る枠は広がったりするかな

過去の経歴とかはルルブ持ってなかったから勝手に決めていいよって言われたな
さすがにステータスはダイス振ったが

あとステータス見た瞬間キャラ浮かぶよな、SS書いててよかったと思いました(こなみ)

オマケ程度に質問
あ、性格は優しい前提、あと話してるのは自分の事ね

誰もが望む力と誰も望まない力



みんなが望む力と誰も望まない力

ってどっちがいい?以下自分の意見

上だと単純に対比になってて分かり易く、威圧感がでてるんだけど黄昏てる感じ、所謂無気力っていうか
自暴自棄寸前かな、仲間とか大事な人を自分で傷つけたあとに見えないこともないかな?

下だと柔和でいかにもキャラっぽさが出る、んである意味力を上より忌み憎んでる感が出ると思うんだよね、みんな、っつーか普通の人を羨んでる感じが
見方によっては愉悦が出る感じになんのかな、まぁ優しい前提なんで無いと思うが

>>600
どうでもいいけどただ単に厨二を追求するなら
『万物が望む力と万象が望まない力』
とかかっこいいと思いました(粉蜜柑)

一人称前提なら俺も後者がいいと思うな
ただどうせなら『みんな』に合わせて『だれ』にしてもいいと思った

個人的には前者の方が好みなんだけどね
どうしても地の文っていうか、第三者視点っぽくなっちゃう
一人称だとするとちょっと気取った感じがするな

>>601
>ただどうせなら~
誰まで平仮名にしたら優しくって言うか幼い感じの方が出るんじゃない?

基本俺は地の文だけど下も使いたいな、つっても使うのは数少ない台詞の方だが

>>602
柔らかさを出したかったんだけどやっぱり子どもっぽくなっちゃうか

台詞で使いやすいのは下だよね、俺はちょっと固い表現が好きだけど

ところで俺からも質問
お題『化け物』で考えてるんだけど、ネタがいまいちまとまらない
>>513-515と>>551-552の世界観と>>528-529の世界観、どちらかを使おうと思ってるんだけど
どっちの方が読んでみたいと思う?

>>603
ファンタジーか廃れた世界ってんならファンタジーかな、化け物の定義にもよるが
獣とかなら前者、明らかに害悪は後者かな

>>604
ありがとうそっちで話練ってみる
一応どっちの世界観でも化け物の定義は同じにするつもりなんだ

お題

「世界が焼ける臭いとはよく言ったものですね」←何が起きているかの説明を交えて厨二っぽく返せ

>>606

貴様、その程度か……
灼熱をもっても我が肉体にはなんの影響などないわ
では、俺様の熱量をありがたく頂戴してやる
どうだ受け取れ。

プシュー

ふん、塵と化したか……
貴様の肉塊の匂いなぞ、ただの、悪臭にすぎん……

――ヒトに足らないヒトが繁殖するこの世界

教えてやろう、俺様の、ただの一滴の血が焼ける匂いを……

ジュンジュワー

「世界が焼ける臭いとはよく言ったものですね」

――その匂いが種族の別れ目となり、世界を焦がす命運を担う

Ich Leute nicht bleiben……

テスト

誰か…

―ここに在る―

大体20レス程度で世界救うSSを書こうと思ってるんだが如何せん想像力が足りない
アイデアでもネタでもいいからアドバイスが欲しい。頼む

世界救うなら敵も世界を滅ぼすくらい強大じゃないと
邪神を召還しようとする狂信者集団とか

あえて箱庭世界っていうのも面白そう
誰かの世界の中的な

みんないたんだね。安心。 というわけで、いないと思っていた世界にヒトが戻るお話は? 救世主さんどうぞ

風呂入って来たら割と居た、ということでストーリー

ある程度進んだ段階でヒロインを殺さないと世界を救えないってことが発覚する
もちろん簡単には決断出来ないから、苦悩する。葛藤もするし逃げだそうとするかもしれない。
そんな中主人公が選び行くものはーー



的なものを書きたかったんだが前述した通り浮かばなかったから質問した
個人的には>>614>>615が気になるけど今一要領を得ない。

ちぃ説明頼む

最近は忙しくてなかなかお題に手をつけられてないけどちらちら覗いていたんだ
ありそうでなかった斬新な設定だと思いましたまる

っとすまんリロード忘れてた、>>617>>615にっす

>>616
>>614だけど、イメージとしては>>578みたいな
ただ設定の練りようは他にももっとあると思うよ

どうでもいいけど>>566>>578は同じ世界観っていう裏設定

世界を構成するシステムへの反逆とかどうだろう

宇宙は人間だった

むしろ世界を壊して新たな世界を創造くらいぶっ飛んでるほうが個人的には好きかな

__________________≪test≫を開始します

__________________≪入力者≫は【書き込み(Input)】終了後,【開始(Enter)】を押してください

__________________ご武運を

______error...

_________decode_start...


_________complete



救世主《セイヴァー》を実行...

『化け物』

小さいころ、鏡を見るのが嫌いだった。
モノを現実に存在するがままに映しだす、鏡が大っ嫌いだった。
真雪の髪はまだ子供のはずの自分には可笑しい程そぐわなくて。
柘榴の瞳はすべてが真っ白な自分の中で唯一眩い程に色づいて。
そのどちらもが、鏡の向こう側からうるさくがなりたてるのだ。
いくら足掻こうとも、自分はヒトとは交わることはできないと。
そんなことは頭のどこかで分かっていて、でも聞きたくなくて。
だから耳を塞ぎたくて、いつの間にか鏡を見ないようになった。

大きくなって、鏡を見るようになった。
成長につれて、だんだんとヒトに近づいていったわけではない。
ヒトでないことを受け入れて、孤独に身を委ねたわけでもない。
今もヒトとの決定的な差異は、鏡の向こうを覗けばそこにある。
けれど彼女に出会って、それでよかったと思えるようになった。
本当の自分を知っても、逃げず恐れず永遠の愛を誓ってくれた。
だから守りたいと思って、そのためには剣がどうしても必要で。
だから鏡を見る度に、化け物の証がむしろ誇らしく思えるのだ。

さくっとお題投下
活気づけるためにもぜひ感想を

お題が『鏡』の方がしっくりくる気がする
鏡を見ながら回想する感じ

ちょっとお題とか無しで14歳のフィールに任せて書いてみた。

【なぁ少年】
「なんだバケモノ」
【この世界は退屈だなぁ】
「そうか?俺にとってはこれが普通だ」
【くくっ、同族殺しの為に造られた物が普通とはな。笑える話だ。】
「あぁ、何故なら俺は――」

『敵性体の反応を確認――人類と判断――
論理的思考により射殺します――と判断します――』

「人である事を諦めたヒトへの処刑人(エグゼキューター)だからな」
【……ふん。だから、私はお前達が嫌いなんだ。】
「コンピューターが何を言うんだかね」

ぽい
http://apboc.net/photo/uQElYCXH

相手のもっとも得意とする分野で、勝負することは彼にとって堪らない快感だった
勝っても、負けても、己のものになるのだから

『鏡面に棲む魚』シルバーウィッチ


鏡に映るのが自分の姿だという知識が、彼らを変身させる

『現実を作る鏡』ノットミラー


鏡を題にして、フレーバーテキスト風で考えてみた
他に題をくれー

化物とは何か知っているかね?名前を与えられていない哀れな奴だ。

『姓名判断師』ビクトリーム・クラックス

お題
『指笛』『花』『ヒビ』『掃除』『卵』『先天』『傘』
思いついたのはこれくらい。

先天的に備わっていないものをねだるのは無駄だ

それはお前には必要ないのだから

『優しい医者』オスカー・ワイルド



弱い人は何もかも失ったとき強くなる。

絶望が激しく踊る興奮しか感じなくなるからだ

『英雄の卵』ピーポー・クライシス



彼女の指笛は、聞くものすべての心を満たす

たとえ、その体が木になっても気づかないだろう

『熱心な植林運動家』レイチェル・カーソン

すこしもっさりしてきた

こちらからもお題『嫉妬』『怒り』『死』『誇り』『世界』
SS見たいなー(チラッ

創るのが私で、砕くのがお前だ
お前たちは卵一つ満足に扱えない獣なのだから

『世界を広げる偽神』 クライスト・オゥフェル・コロンブス


愛は埃、誇りは埃
つまるところ、素晴らしいものとは全くゴミだ

『逆さま帝国主義』 ダスティ・マクベタッド


こんな感じ?

おーそんな感じ!
二つ目とかすごくかっこいいから、堕ちた王族とか、隠居みたいなイメージがある
そういう世界観をSSに生かしたい


魔王一人の命がこんなにも安いとはな…

『ゲームマニア』ロール・プレイング・ゲイム

アメフール地方の傘は生きている

雨が降るときは、食事の時間であり、口を開けてくれるのをひたすら待っている

『道端によく落ちている傘』オキガサ



主人公が即死する未来がみえる…

死ぬってことはきっと大冒険なんだろうな…

『幸せな自殺志願者』ジョージ・エリオット



生きている人間に魂がないことは、死人に魂がないことよりも

何倍も恐ろしい

『屍体愛好家』ネクロ・フィリア



すいません、一人で突っ走ってる感がでてきました

ROMります


世界は彼に嫉妬していた。
誰よりも自由な彼に嫉妬した。
作り物の分際で世界を自由に旅する彼に嫉妬したのだ。


考えた末、世界は彼に死を与え自由を奪った。


彼は怒った。
世界が己に死を与えたことに
己を縛ろうとする世界に……

彼は世界に戦いを挑んだ。
戦いの末に彼は破れたが、世界は彼を奪ったことを後悔した。

彼がいたからこそ
世界は世界でいられたのだと気付いたのだ。


後に彼は

人々にとっての希望、誇り高い王として語り継がれた。

書いたらあげろ

>>639

彼が世界を観測しているから、世界は世界でいられたのかな
壮大でかっこよかった
あとお題を全部こなすとは、すごいな…

やっぱり我慢できないから
だれかお題をくれー




悲しみは一時間を十時間にした

憎しみは一瞬を永遠にした

『復讐鬼』ソードマスター・ヤマト

お題がほしいと聞いて
ここまでで出てるお題まとめ

人を守る吸血鬼
機械右腕
子供好きな魔女
黒幕と主人公の会話
世界を壊したい主人公と世界を守りたいラスボス
化け物
妖刀
痛み
仮面の兄妹
空へ堕ち、地を昇る
ネフシュタイン
空虚
壊れた人形
既死悔生(きしかいせい)
「世界が焼ける臭いとはよく言ったものですね」←何が起きているかの説明を交えて厨二っぽく返せ
『指笛』『花』『ヒビ』『掃除』『卵』『先天』『傘』
『嫉妬』『怒り』『死』『誇り』『世界』

お題
『涙』『声』『輪ゴム』『血清』『ピエロの気持ち』
『撮影』『空箱』『皺』『ぬいぐるみ』
『辞書』『なくした右目』『夢落ち』

金色の宝箱を見つけたときが、ゴブリン達の絶頂期だった

彼らが宝箱を無理やり壊して開いたときが、不幸のどん底だった

『宝箱は空箱』ゴールドボックス



快楽は少女が自分のぬいぐるみになったときに始まるんだよ

『奴隷商人』ロリ・コン


お題サンクス

↑の奴に追加

金色の宝箱を見つけたときが、ゴブリン達の絶頂期だった

彼らが宝箱を無理やり壊して開いたときが、不幸のどん底だった

怒り狂った彼らは宝箱がなぜ金色なのか考えることもなかった

お題SSやろうと思ったけど寝る前に終わらなかった悔しい
4、5レスくらいになりそうとかもうね

おい、おれをピエロと呼ぶならにっこり笑え!

おれはいつだって威厳を保つよりは、幸せな気分でいたいんだからな

『街中を歩く裸の帝王』アルキメデス





青春時代はしくじり、成人期は奮闘し、老年期は後悔した

今では起死回生の手段すらない

『既死悔生』死者の嘆き


>>646
おれは期待してるぞー

「フレーバーテキストって?」って思い検索したら、こんな厨ニ心を揺さぶるものがあろうとは……素晴らしい


お前の望み住む世界はどちらだ?

はっきりと今の眺めが視えるそこか?それともまだ遥か高みの世界か?

さてどちらだ?

『不可侵世界からの転落』ブラックアウト


自信ないけどこんな感じ?

彼がなくした右目から涙は二度とこぼれない、解れた糸が靡くだけ

女が頭の中に隠し持っている辞書に比べれば

ゴブリンの習性の方がいくらか論理的じゃないか

『裏切られた王』リア


お題『人間を守る吸血鬼』

誇り高きその吸血鬼にとって、捕えた人間は

獲物であって、おもちゃではない

憐れみであって、気にかかるのではない

監視のためであって、話したいわけではない

悩みの種であって、心配の種ではない

強いのであって、弱いのではない

生きているのであって、死んでいるのではない

人間であって、吸血鬼ではない

一度だって夢をみることができなかったこと

それだけが、心残り

『盲目の少女』生贄前夜






>>648 そんな感じ! 
不可侵世界とか身が震えた

誰かお題SS書いてくれー(乞食

やっと完成したから投下する
長いしモチベ保てなかったからだんだん失速してる

『妖刀』

もしも運命というものが、生まれた時から既に定められているのだとしたら。
きっと僕があの刀に出会ったことも、遠い昔に義務付けられていたのだろう。

「……悪りぃな、こっちも仕事なんだ」

氷よりも冷たい、心臓を突き刺すような男の声。
向けられた銃口は何よりも暗く、深淵を覗き込んでいるよう。
否、きっと僕はそこに死を見ているのだろう。
左腕の感覚はない。やや遠く、スーツ姿の女の足元にあるのだから当たり前か。
両足は脳の命令を受け付けてくれない。太腿を撃ち抜かれるだけで、こんなにも動けなくなるものなのだろうか。
そしてソレを握っている右腕は、上腕を貫いた剣によってアスファルトに縫い止められていた。
仰向けに倒れたまま、銃口とその主の向こうの細長い星空を仰ぐ。
ビルに挟まれスモッグに覆われ、満天とは言えないが月の光だけは相も変わらずそこにあった。

「恨むなら、お前の運命とその刀を恨むんだな」

ああ、声がだんだん遠くなる。返そうにも出るのは掠れた呻き声だけだ。
だめだ、視界もぼやけてきた。彼方に望む満月さえも、その輪郭を霞ませていく。
きっと僕の命の灯火は、抵抗すら許されずあっさり風に吹き散らされるのだ。
けれど、それでもいいと思えた。さっきまでは頑なに拒んでいたのだけど。
堕ち行く未来しかないのならば、せめてヒトを捨てる前に終わらせてほしい。
だから僕は、ただ瞳を閉じてその時を待つ。
最期に見た望月は、ただ路地裏を黙したままに見つめて夜空に立つ。
その煌々とした厳粛な光は、あの刀身より美しいと初めて思った。

その邂逅は、偶然が積み重なって訪れた。
たまたま休日だからと、散策と称して街をぶらついていた。
そして迷い込んだ裏路地で、待ち構えるようにして佇んでいた店を発見した。
足を休めようと踏み入れたそこは、少し怪しげな雰囲気の武器屋だった。
気まずさにつきまとわれないため品々と顔を合わせるうちに、ソレと目を合わせてしまった。
突如湧き上がった衝動に突き動かされるまま、ソレを買って家まで走った。


「………買っちゃった」

ソファーに深く腰掛け、大きなため息とともに呟きを零す。
目の前のテーブルには、ソレが無造作に転がっていた。
闇で染めたように真っ黒なソレを眺めながら、先程までの謎の衝動について考えてみる。
どんなに魅力的なものを見かけようとも、ここまでの衝迫に駆られることはまずない。
ううむと一人首を捻り、しかしすぐに断念することにする。
疑念と満足感を乗せた天秤が、あまりにも容易く片方に沈んでしまったからだ。
それよりも、となぜか重たい腕を伸ばしてソレを手に取る。
ずっしりと伝わる重みは、ソレが断じて偽物なんかじゃないことを主張していた。
おそるおそる柄を掴む。えも言えぬ緊張感に、唾を飲んで喉を鳴らした。
静かに、音を殺して少しずつ引き抜いていく。視線を釘付けにするのは鈍い光。

「うわぁ……!」

思わず息を飲む。ほんの束の間、呼吸をすることを忘れてしまっていた。
鈴の音を鳴らして現れた刀身は鋭くも美しく、業物であることを声高らかに叫ぶ。
今まで何度も日本刀を見たことはあったが、ここまでのものはなかったと思う。
角度を変えるたびに白銀の刃は表情を変え、いくら眺めていても飽きることはない。
吸い込まれるようにじっと見つめる。その魅力に時間を忘れるのは、あまりにも簡単だった。

「ぁ……えっ!?もうこんな時間!」

帰ってきた時には茜色だった窓の外は、既に宵に沈み夜を映していた。
いつの間にか意識がぼんやりとしていたらしい。
刀身が反射する光が消えかけてようやく我に帰る。
慌てて照明をつけてソレを鞘に収める。どこか名残惜しい気もしたが、無理矢理に蓋をした。
鈍色の光が漆黒に覆われ、しかしその姿もまた魔性を感じさせる。
その篝火に逆らうように棚の上に置いてしまえば、そこから寝る支度を整えるまでソレが気になることはなかった。
ただカーテンの隙間から射し込む月光に照らされているソレに、どうしようもなく心焦がれた。

血生臭い。
ここはどこだろうか?
体が勝手に動く。まるで自分が自分じゃないような感覚。
曖昧な意識の中で、これは夢だと理解するまでそう時間はかからない。
自宅の布団に潜ったのが、思い出せる限り最後の記憶だ。
気がつけば人通りのない路地で一人、月の光と表通りを背に佇んでいた。
いつの間に、などと考えるのも野暮だろう。どうせこれは夢なのだから。
それにしてもひどい臭いだ。例えるならそう、鉄のような。
なぜだろう。考えようとしてつと眼前の肉塊に目が止まる。
ああそうだ、きっとこれのせいなのだ。
一直線に腹を切り裂かれた、見るも無残なヒトだったモノ。
その表情は苦痛と絶望に歪み、彼の死の間際を容易に想像させる。
周囲に飛び散った鮮血はまだ朱く、そう時間が経っていないことを示していた。
一歩、また一歩と屍に歩み寄る。自らの意思ではないはずなのに、水音がいやに響いて聞こえた。
意図も分からぬままに身を任せる。とは言っても逆らうことなどできないのだけど。
手が届く距離まで近づく。血の臭いは一層強く、しかし顔を顰めることも叶わない。
そして僕という名の操り人形は、ゆっくりと右手を振り上げ────。


「────っ!?」

目が覚めて、跳ね起きる。
いつもの部屋、いつもの朝。
どっと汗が噴き出す。心なしか息も荒い。
とんだ寝起きだ。どれもこれも全部、おかしな夢のせいだろう。
先程までの悪夢は鮮明に脳裏に焼きついて、しばらくは忘れられそうにない。
まだ鼻腔にあの悪臭が残っている気がして鼻を擦る。
カーテンを通り抜けて部屋を照らす暁光が、なだめるように柔らかく僕を包む。
ゆっくりと大きく息を吐く。そうだ、いくら現実味があろうとも所詮は幻想なのだ。

「夢だから、大丈夫だよね……?」

それでもわざわざ声に出して言い聞かせてしまう自分に、思わず一人苦笑を漏らす。
気にしたって仕方がないのだ、虚像が実像を侵すなどあり得ないのだから。
やけにリアルだっただけだと納得することにして、ふと視線をソレに向ける。
陽の光さえも呑み込んで暗く鎮座するソレは、昨日よりもどこか艶やかに見えた。

「通り魔、ですか?」

出勤途中、いつもの通り道にいつもはない人集りを見かけた。
普段は気にも留めない横道も、塞ぐ黄色のテープのせいでいやに目に付く。
足を止めて野次馬の中に紛れ込む。どうしても誘われてしまうのは人の性なのだろう。
お節介なおばさんに不意に声をかけられ、断片的な噂につい聞き返してしまう。

「そうなのよ、物騒よねぇ」

片頬に手を当て、おお怖いとわざとらしく怯えてみせるおばさんには目もくれず。
少しずつ、人の波をかき分けて立入禁止の境界線へと近づいていく。
その先にようやく見えた光景に、一瞬だけ脳が機能を停止させた。

「………あれ?」

いつだかに、どこだかで見たことのあるような路地。
点々と残っている黒い染みは、酸素に触れた血液の成れの果て。
その主の姿は既にないまでも、なにがあったのかは容易に想像できる。
記憶の奥底、沈んだ過去と視界がどこか重なり合うような。
境界のあちら、現場でなにやら小難しい顔をして話し込んでいるのは警察官だろう。
お揃いの制服に混じるスーツの二人組みは、遠目からでも特に目立つ。
あれが警察機構の中で一際異彩を放つ、異能対策課とやらだと一目で分かる。
気怠げそうな男と無機質な女の組み合わせはその場においても異質で、どうにも目が離せなくなる。
ふと、男の方がこちらを見る。ばっちりと、目と目が合ったように思えた。
突然のことに咎められたようで、思わず人集りから脱するべく踵を返す。
背を向けたというのに、しばらく背後にまとわりつく視線が消えない気がした。


それから数日、僕の生活に少しだけ異変が生じた。
あれから毎晩、同じ夢ばかりを繰り返し見るのだ。
鼻腔にこびりつく血の臭いに包まれながら、凶刃に倒れたヒトの傍らにただ佇むだけの。
他はほとんど覚えていないし、そもそも思い出したくもない光景なのだが。
そしてもう一つ。僕に直接関係があるわけではないが、連続殺人犯が現れた。
男女年齢問わずの犯行に、僕も夜間の外出には気をつけなければいけない羽目になった。
今も警察が躍起になって調査しているが、未だ手がかりは掴めていないらしい。
異能が関連しているとは世間の見解だが、噂の異能対策課が仕事をしているかまでは分からない。
基本的に、彼らはマスメディアの露出が少ない。
ここ近年急激に増え始めた『異能』と、法の下それらを取り締まるために創られた『異能対策課』。
まさに死と隣り合わせの職務らしく、世の表に出ないのも頷ける。
一般人でさえ、異能から身を守るために武器の携帯が許される時代。
ゆえに武器屋なんてものは本屋並みにありふれているし、誰もが護身用の何かを持ち歩く。
それでも当たり前に、人が人を殺めることは許されていないのだ。

「────ぁ」

そしてまた、あの悪夢からの解放をもってして僕の朝は訪れる。
回数を重ねれば慣れるもので、今となっては普段と大差ない寝起きだ。
むくりと起き上がって棚の上へと目を向ける。
買った日以来手を触れていないソレは、既に部屋の装飾としてすっかり馴染んでいた。
まるで自身が放つ異質ささえも、その漆黒で呑み込んでいるかのように。


ああ、またこの夢だ。
ぼんやりと、虚ろな意識で目の前の肉塊を眺める。
飽きに近い感情を抱きながら、操られるがままに歩を進める。
この先どうなるかは分かっていたし、逆らおうとしても無駄であることも理解していた。
だからただ一刻も早く現実に帰ることを願いながら、ひたすら傍観に徹するのだ。
右腕をゆっくりと持ち上げる。これが振り下ろされると同時、僕の朝が訪れるのがこの幻想の常だ。
そういえば、僕の右手にはなにが握られているのだろう。
なにか意味があるような気がして、しかしすぐに思考を放棄する。
夢とはえてして整合性があるとは言えないものだし、いちいち理由を求めていてはきりがない。
本質から目をそらして待ち望んだ瞬間を迎えようとした時、初めての異常が紛れ込んだ。

「やっと見つけたぞ、連続殺人犯」

轟音、ついで風を切る音。イレギュラーの声はかき消されて断片的にしか聞き取れない。
だが空気が振動して鼓膜を震わせる前、身体は勝手に動いていた。
突如視界がぐるりと回って、横に転がったと気がついたのは立ち上がって現れた人影を睥睨してからだった。
月が映す影は表から裏へとまっすぐ伸びる。現れたのはスーツ姿の二人組。
見覚えのある彼らに驚きを隠せないが、やはり自らの気色を映すことはできなかった。
同時に曖昧だった意識が一気に覚醒するのを感じた。冷水を浴びせられたような、そんな感覚。
夢から覚めた、否。きっと最初から、これは夢なんかじゃなかったのだろう。
そう理解してさらに疑問は絶えない。『なぜ』が積み重なって、崩すのを諦めた。
きっとその真相は、途絶えた意識の間で眠っているのだから。
すっと、頭の芯が冷えていく。相変わらず身体を動かすことは叶わないのだけれど。

未だ硝煙が上がるままの拳銃を向ける男と、その斜め後ろに控えるギターケースを背負った女。
女の方は事もなげに荷を下ろしてケースを開けようとしているが、いかんせん逆光ではよく見えない。
先の声が男だというのはすぐ分かった。ただ解らないのは、かろうじて聞き取れた単語だ。

「4時10分、現行犯です」

ほら、まただ。感情を削ぎ落としたような女の言葉から感じる大きな引っ掛かり。
まるで僕が、なにか法を犯しているみたいな言い草。それも現在進行形でだ。
言い返そうにも言葉は紡げず、そもそも反論の刃すらも研げていないのだが。
さらにあろうことか僕の身体は、構えるように両手でなにかを握りしめたのだ。
そこで初めて気がつく。自分が今まで右の手になにを持っていたのか。
これまでの幻想でもそこにあっただろうソレを見て、瞬間これまでの全てを悟る。
空白に埋まる空想が限りなく現実に近いと、不思議と確信を持てた。
それでも僕がこうして冷静に考えていられるのは、どこか傍観者としてこの場を捉えているからだろう。
まるでリアルな映画でも観ている気分で、しかし画面の向こうの世界では断じてないのだけれど。

「さて、簡単には捕まっちゃくれないか」

僕を操るソレは、異能対策班を完全に敵として捉えたらしい。
月光を受ける刃は鋭く光り、迸る敵意を隠そうともしない。
背後に転がるモノには気にも留めず、眼前に立ちはだかる彼らだけを注視する。
自由気ままに操られて気分がいいわけがないが、今は四の五の言っている場合ではない。
ソレの敗北はすなわち、僕という人間の終わりに結びつくのだから。

「先の反応からして、おそらく身体能力を一時的に向上させていると思われます」

「十中八九あの刀だろうな。相手は任せたぞ」

「了解しました」

互いに目も合わせないまま、短い会話は女が一歩進み出て終わる。
その簡潔な内容からして、おそらく向こうも僕の現状について分かっているのだろう。
だからといって、簡単に逃がしてくれそうにはないようだが。
無造作に歩みを進める女の手には、先程取り出したのだろう両手剣。
それを片手で軽々と持っている様はともすれば圧巻であり、女の腕力が窺える。
どこか堅苦しい言葉遣いと無機質な仕草から、なんとなくだが正体が推測できそうだ。
しかしすぐに諦め、これからに集中する。例え正解に至ろうとも、今のこの身ではなんの意味も為さない。
それよりも重要なのはこれからの死合いを僕が切り抜けられるか、ただそれだけだ。
互いの間合いの僅か外、女が足を止めてこちらを見据える。一挙一動を見逃すまいと。
その後ろ、男はというと拳銃を下ろさず見守る態勢。いつでも撃てる状態なのだし、油断はできないけれど。
そして舞い降りる静寂。血生臭い路地裏に訪れた、ほんの少しの休息。
ぴりぴりと、張り詰めた空気が肌を刺す。なおも両者は動かない。
全てが息を詰めて見守る中、最初に動いたのはほぼ同時だった。

「はぁっ!!」

女のかけ声が闇に響き、互いの踏み込みがアスファルトを削る。
激突した白銀は火花を散らしてぶつかり合い、ぎちぎちと音を立ててしのぎ合う。
その光景を眺める僕はというと、当然ながらソレの勝利を願っていた。
だが僕にできることなど何一つない。ただ結果を受け入れるだけだ。
だからこそ、この顛末を見届けなければならない。
当事者であり部外者の僕には、それしか許されていないのだから。
見守るだけの頭上に輝く望月が、今はとても憎らしく思えた。

終わり
くぅ疲

ここ最近で一番難産だったかも
感想あったら次も頑張れる

なくした右目

 彼の右の眼窩はからっぽだ。
 職業柄眼球の一つくらいはいつ失っても不思議ではないのだが、職務の危険性とはあまり関係ないところで彼はそれを手放した。
 かつて右目があったところに光はない。今ではそれはある少女のものになっている。

 半年前のことだ。
 彼は魔翌力炉守衛官長としてその日の最終報告を受けていた。
 いつも通りならば何事もなく終わっただろうが、ある区画長の歯切れの悪い言葉でそうはならなかった。
「アー、何と言いますか、子供がですね」

 彼が言うには子供が施設の一角に潜んでいたらしい。
 格好からしてストリートチルドレンの類。
 この規模の都市ではそういった子供など珍しくもないが、
問題は厳重に警備している(区画長はここを強調した)この魔翌力炉施設にどうやって忍び込んだのかということだ。
 言うまでもなく生活の基盤たるエネルギー施設の重要性は高い。
 守衛隊が都市管理局と同等の行動権力をもっているのはそのあたりに由来している。

「何かしらの力の使い手かもしれません。でなければこういったことは」
 自分たちの業務に手落ちがないことを熱心に説明しようとする区画長をあしらって拘置区画に向かう。
 少女は独房の中でぼんやり虚空を見上げていた。

 外見から歳は十三、四か。
 すり切れたシャツと、作業ズボンだろうか、かなり使い込まれているが一応原型を保っている。
 格子窓からの月明かりが短い髪を照らし、多少埃に汚れているものの薄く輝かせていた。
 そして。少女がこちらを向いた。
「誰?」

 彼は訝しく問いかける。
「見えるのか?」
 というのも、少女は両目をしっかりと閉じていたからだ。
「見えないよ」
「では音か?」
「おじさんの足音ない」
「でもおじさんだということは分かるか」
「分かる」


 ふむ、と彼は鼻を鳴らした。
「では術士か」
 少女の閉じた視線がじっと彼を見上げてきた。

 術士とは不可思議な力の使い手の総称だ。本来はさらに細分化された呼称を用いるので俗称のニュアンスが強い。
 ともあれ術士は都市の管理下に置かれるのが一般的である。
 もちろん一般的なだけではぐれ術士などいくらでもいる。
 そして見つかり次第保護という名目で捕縛されるか危険ならば殺害されてきた。
 当然この少女もそうなるだろう。

「どんな力だ?」
 取り調べは引き渡し先がやるだろうが興味本位で聞いた。
「さあ。わかんない」
 自分の力の知識がない術士は、実は珍しくない。力のコントロールができない者も同じく多い。
 質問を変えた。
「どうやってここに忍び込んだ」
「ここって……どこ? わたし海に行こうと思ったのに、なんでここなの?」
「……?」
「ここは海じゃないの?」
 当然海ではない。魔翌力炉関連施設だ。

 そう告げると彼女は疲れたように膝を抱いた。
「すんごい歩いたのに。まだまだ全然遠いじゃん」
「なんで海なんだ」
「なんでとか聞く? 広いからだよ」
「広いなら都市のすぐ外の荒野でいい」
「分かってないなー。波とかあるんだよ。風も」
「風は荒野にもあると思うが」
「だーかーらー」

 しばらく応酬が続いた。
 少女いわく海にはさんさんと降り注ぐ日光があるらしい。
 都市に吹く風とは違う爽やかで涼しい風が吹き、鳥の声と波間にはイルカが跳ねる。
 砂浜には自分で付けた足跡。と、流れ着いたヤシの実。
 ハンモックに揺られながら夕日を眺める。

「分かった!?」
「いいや」
「このお馬鹿!」
 少女はむくれてこちらに背を向けた。
 しばらくその小さい背中を眺めながら考えた。
「海はその目で見えるのか?」

 少女の肩がピクリと動いた。
 首だけ振り返ってぽつりとつぶやく。
「見えない。だって目がないもの」


「そうか」
 彼は頷いた。
「酷い奴」
「なぜ」
「慰めてよ」
「方法がわからない。いや、その前に傷ついてたのか」
「当たり前じゃん。なんでわからないのさ」
「悪かった」
「お詫びちょうだい」
「右目でいいか」
「うん」

 彼女はしばらくしてから「え」とうめいた。
 こちらに向き直ってしげしげと見上げてくる。
「マジ?」
「ああ」
「なんで?」
「俺はお前の言う海の素晴らしさを信じていない。が、見てもいないのに否定するのはフェアじゃない。俺は実際に見てから考える主義だ」
「どういうこと?」
「お前に右目をやれば俺にも海が見える」

「何それ」
 彼女はあっけにとられた後、くすくすと笑った。
「何それ」

 ひとしきり笑って、少女は立ち上がった。
 鉄格子ぎりぎりまでこちらに近寄って彼の方に手を伸ばした。
「本当にもらうよ。お気持ちだけで、とかないからね」
「ああ」
 彼は彼女の背に合わせてかがんでやった。
 彼女の右手が彼の右目を覆った。

……

 かくして彼は右目を失った。
 彼女が海行きに持って行った。

 狭くなった視界は予想外に不便だった。
 怪我を負い捕縛者を取り逃がしたことでゴタゴタもあった。今ではあの区画長よりも地位は下だ。
 それでも後悔はない。
 離婚して元妻が連れて行った娘がちょうどあの年頃だったはずというのもきっと無関係ではないだろう。
 ただそれよりも、かつての右目の暗闇にぼんやりと浮かぶ月夜の海の光景が心を穏やかにする。
 これがすべてなのかもしれない。

代表的な厨二からは外れそうだけど秋田禎信的厨二好きです

[妖刀]は主人公が夢と現を彷徨っている感じが、はっきり伝わってきて面白かった
地の文がしっかりしていて、場面が想像しやすかったし、レベル高え(自分視点
会話にもっとリアリティを含めるとさらに物語に入れた気がする


[なくした右目]は少女のあどけなさがとても魅力的に描かれていた(真剣
彼がなぜ見えるのか分からないけど、最期の二行に魅せられた!
もうちょっと彼について掘り下げると、もっと感動できると思う
海にむかし彼が住んでいたのかなって想像した


所詮馬の骨の意見なんで、要らないと思ったら聞き流して頂戴
でも、二人とももっと書いてほしいし、読みたいです。長文失礼

「妖刀」、感想はうまくまとまらなくて書けなかったんだけど、読みなおしてたらサイドストーリー的なのが浮かんできた
他人の話を元ネタにしてかぶせるように書くのってアリだと思う?

他人の話は下地にすると書きやすいからきっと楽しいと思う

ただ作者さん次第では抵抗ある話だから、載せるかは微妙だと思います




面白い物語を読むと、私の心は燃え上がる

80回の冬が私の血を凍てつかせたとしても

『童話作家』クリスマス・キャロル

確かにそうだなサンクス

出先だからID違うよ

>>662-664
すっきりしてて読みやすかった
一人称視点なのに彼って言葉を使ってるのになんとなく違和感
短いのに世界観が分かりやすくて話に入り込めた、投下乙

>>666
ありがとう
地の文と会話のバランスとるのが苦手なんだよなー
次はもうちょっと頑張ってみる

>>667
まとまったらでいいからぜひ感想を

かぶせるなら許可は取った方がいいと思う
自分はいくつかここで書いてるけど、どれを使っても全然構わないよ
むしろ他の人の考え方も見たいから大歓迎

許可ありがとう

先に妖刀の感想を
なによりその丁寧さがすごい。言葉の選び方にとても気を遣っている印象があった
そのために密度が高く、描写が質感を伴って感じられたよ
ただ常に濃いめの文章のように思えてメリハリが欲しい気はしたかも

>>671
いえいえ、楽しみに待ってるよ

感想ありがとう
そこはいつもSSを書くとき気にしてるから、そう言ってもらえると嬉しい
メリハリかぁ、難しいな。次回は意識してみる

ちょっと便乗して
お題:「傘」


 夏休みの昼日中、適当に街をぶらつきながら他愛もない言葉をかわす。

「だって、星が落ちてくるじゃない」

 晴れの日も曇りの日も、いつでも傘を差している理由を尋ねれば、彼女は事もなげにそう答えた。
 歩きながら、開いた傘をくるくると回している。

「見て。星はいつだって降ってくるの。だから当たると痛いのよ?」
「……俺には見えねえけど」

 言えば彼女は、そうみたいねと笑った。
 ころころと笑う様は子どもじみた愛らしさがある。傘を差す奇行さえなければ振り向く男も多かったろうに。

「星に当たったら、どうなるんだよ?」

 空を見上げてみれば雲一つなく、気が遠くなるほどに真っ青で、なんとなく話題を繋げる気になってしまった。
 きっと、夏の日射しがキツすぎるからだろう。
 彼女はすこし小首を傾げて、

「痛いわよ」
「だろうな」
「だから、私は傘を差すの。ふふ、今日は日射しもあるから丁度良いわね」
「日傘じゃねえんだよな」

 傘は小柄なコウモリ傘。華やかさなどはカケラもない。黒色がすこし熱っぽい。
 ぐいと額の汗を拭う。夏、昼の太陽はアスファルトをじりじりと焦がしていく。傘の作る日陰がすこし羨ましくなった。

「あ、ほら」
「ん? どうし――」

 ふと、彼女が空を指差した。
 青い空を見上げてみれば、赤い何かが緩やかに線を引いていた。
 耳どころか全身を震わせる轟音が、どこからか、次第に大きくなっていくのにようやく気づく。
 呆気にとられる間もなく、ソレは速く、眩しくなって、

「に」

 落ちた。
 瞬間、地面が爆発したように跳ねる。呼び合うように建物の窓ガラスが一斉に膨れて散った。
 ガラス片の破裂音と悲鳴が響き合う中、俺の頭上にはコウモリ傘が広がっていた。
 傘の表面をガラスが跳ねる音がくぐもって聴こえる。

「ね? あって良かったでしょ?」
「……おう」

 あまりに突然すぎる現実に頭がまったく追いつかない。
 ただ、すこしだけ胸を張った、場違いな笑みに俺は見惚れるばかり。
 ようやく思い浮かんだ言葉は、馬鹿馬鹿しいことに、相合傘だった。

 7月31日、星が落ちた。
 この夏休み、俺が落ち着いて宿題に手を付け出すのは25日後のことになる。

>>654-660も>>662-664も独特な世界観感じれていいよね
インスピレーション湧くのもわかる

>>673
彼女かわいい
短いけどまとまってて読みやすかった
台詞の間は一行あけた方がいいかも、投下乙

気分転換にさくっと書いたの投下する

『痛み』

不意に風が頬を撫でて駆け抜ける。
巻き上がる砂塵が視界を土色に彩っていく。
ややあって晴れ行く世界。しかしやはり、そこに広がる光景は変わりやしない。
荒れている大地は埋め尽くされてすっかり見えない。
代わりに転がるのは、もはや物言わぬことのない屍ばかり。
点々と突き立てられている剣や槍は、さながら彼らの墓標のよう。
誇りの表れでもあるそれらを踏みにじりながら歩く自分は、とんだ罰当たりなのだろう。

───よくも、やってくれたな

剣を振るって乾ききっていない血を払う。どちらのものとも知れない鎧の汚れを上塗った。
聞こえてくる呪怨の言葉は風切り音などでは断じてない。
いつものことだ。敵を切り伏せ味方を見殺しにし、残されたのは自分一人。
此岸から旅立つ間際の戦士の魂は、最期に生者へと憾みを遺して逝くのだ。

───お前も早く、こちらに来るがいい

血の匂いを嗅ぎつけたハゲタカが、我先にとご馳走に集って啄ばむ。
最期のくちづけが愛する者ではない哀しみを、彼らが抱くことはない。
明日は自分がああなっていたとしても、きっと嘆く暇はないのだろう。
それを大きく上回る遺恨が、哀傷を簡単に塗り潰してしまうのだから。
冥府への道連れを求める彼らの声には耳を貸さず、ひたすらに進む。
自分の死を望む囁きを聞いた回数は、もはや数えるのも億劫なほどだ。

───この痛み、いつか必ず味合わせてやろう

傷ついた身体を引きずって進む。一刻も早くこの戦場から抜け出したかった。
いかに生存という勝利を掴んでいようとも、死者の怨恨は大きな枷となる。
彼らの無念や後悔が砂塵とともに渦巻き、油断すれば一息に飲み込まれそうで。
何度も戦を乗り越えて、それでもこればかりは未だ耐性はつきそうにない。
それどころか心の傷口は広がって、苦痛が大きくなるばかりだ。
心なしか背中が重いのは、これまでの自責の念が積み重なっているせいか。
剣を杖代わりにして、それでもまだ足は止めない。
こうして生き続けることが、自分にとっての贖罪となり得るのだから。

痛みなんて、今もずっと抱えているさ───

終わり

あげ忘れた

>>654妖刀、異能対策課サイド

 捜査推移関係の報告書やその過程で申請取得していた礼状許可証の類。始末書や備品持ち出し書類、その他も雑多に山盛りに。
 それらを処理する合間にふと気づいて声を上げた。
「なあ。俺らって異能よりも先に紙に圧殺されるんじゃないか?」
「手、動かしてください」
 隣席からの部下の冷たい声にため息をつく。まあ部下と言っても形式上のものでしかなく場合によっては彼女の判断が彼のそれよりも優先されるのだが。

「つってもよ、マジで多すぎだろ。紙の富士山じゃねえかこれ。もう神々しいほどだぞ」
「なら心臓止めてください」
「本当、多いんだって……」
 実際多い。他の課と比べて数倍、場合によっては数十倍に上ることもある。
「いつものことです」
「それが良くないんだよ。ずるずる増えてそのうちこの部屋埋まるようになる」
「なりません」
「ならないけども」
 ため息。

 まあ仕方のないことではある。
 近年増えてきた異能関連事件への対策としてできたこの課は当たり前だがまだ新しい。
 そのため運用にはいまだ上が慎重な姿勢を崩していない。
 もちろん異能事件の被害は甚大で対処する必要はあった。警察の対処不全に対する世間からの風当たりも強かったからだ。
 だが、対策措置を取りましたと喧伝して異能事件件数が減らなかった、ならまだしも(よくはないだろうが)不祥事が増えただけとなってはもちろん都合がよろしくない。
 そのための書類による厳しい管理というわけである。
(どえらい『不祥事』を起こせる部署だしな)

 異能は単純に強力だ。対策する側も自然、それと同等の力を集めることになる。
 暴走した場合の被害規模は異能事件とそう変わるところはないだろう。
 世間からの糾弾の声はもちろん上層部はその被害範囲に自分たちが含まれることも恐れているはずだった。
「いっそのこと暴走してみるか」
「聞かなかったことにしますから仕事再開してください」


 諦めて書類の一枚を取り上げる。
 目に映るのは先日処理した事件だ。
「……いやーな感じだったな」
 パソコンのキーボードをたたく部下の指が止まった。

 妖刀種の異能関連事件。まだ世間向けには連続通り魔事件としてしか発表されていないが。
 妖刀種事件は寄生怪異種事件、感染種事件に分類される。
 異能が寄生虫や病原体のように宿主に憑りつき支配して起きる事件だ。
 解析係の報告によるとまさしく宿主を侵食し、意識を徐々に融解、肉体をも変質させていく異能具だったらしい。
 そして血を好む。というより人の血をその身の構成物質としているらしく宿主を操り定期的に摂取に駆り立てる。
 単体では動くこともままならないあたりは確かにウイルス然としているが、感染した者を弱らせ潰していくところまでよく似ている。

 あの若者の最期の表情を思い出す。
 きっと若者に罪はない。悪意はなかっただろうと思う。
 恨むならお前の運命とその刀を――
「許せません」
 部下の声にふと目を開いた。

「許せません」
 その横顔には何の表情も浮かんでいない。
 怒りも憎しみも悲しみも。
 静寂だけが部屋を満たした。

 何度目かのため息。
「……そろそろ行くか」
「ええ」
 彼と部下は立ち上がった。


 汚れた路面やら臭気を放つゴミ袋やら。
 整然とは程遠いあれこれを目の端に流しながら路地裏を突き進む。
 調べはついていたのですぐに到着した。
 あの若者が妖刀を手に入れた武器店……ではない。移転先だ。
 前の武器店はすでにもぬけの殻になっていた。

「警察の方が一体何用で?」
 薄暗いが思いのほか広い店内に踏み込んだところで店主の声がした。
「みすぼらしいところかもしれませんがねえ、ちゃんと取扱いと販売の許可は得てやってますよ」
 横幅だけはやたらとある背の低い男がどんよりとした目でこちらを見上げていた。

「いや、大したことじゃないんですがね。定期の巡回ですよ。もしかして最近移動してきたんでご存じない?」
 少し言葉でつついてやると店主はフンと鼻を鳴らした。
「それで私は何をすれば?」
「許可証と品物のチェックをさせてもらえれば」

 店主はうなずいて後ろに積まれていた箱に手をかけた。
「ではまずこちらから」
 拳銃から始まって刀剣類、単純な鈍器形状の護身具など。
 品は他の武器店と変わったところもなく検査は滞りなく進んだ。
「あの箱は?」
 部下が声を上げたのは残りあと数品といったところだった。
 彼女の視線を追うと部屋の隅の細長い箱が目に入った。
 刀がぴったり収まりそうな箱ではある。

 目で問うが店主は何も答えなかった。
 部下が箱の方に足を向ける。
 そして、空気が裂けた。


 ビッ、と血の飛沫が宙に散った。
 彼が額の傷の痛みを自覚したのは、その赤色を目に収めてからだった。
 店主の舌打ちが聞こえる。悪態も。
「ついてねえな、クソ!」
 古刀を提げ仁王立ちする鬼が一体。
「異能対策課が来るなんて聞いてなかった!」

「言ってないしな」
 つぶやいて、避けるために崩れた体勢を立て直す。身構える。拳銃はすでに抜いている。
 推測するに先ほどの箱には何も入っていない。中身は店主のそばに隠されていたようだ。
「妖刀か?」
「ああそうだ! この店の三振りの内で最も強い異能具! てめえなんざすぐにぶった斬ってやる! 女はその次だ!」

「それは怖い」
 距離を狭めてくる男に慎重に狙いをつけながら答える。
 その腕に目をやると筋肉がいびつに肥大化していっているのがわかった。
 妖刀というのは間違いないようだ。
「その怖いのもすぐに終わりだ」
「みたいだな」
「あ?」
「もう怖くなくなった」

 店主の体がひしゃげて吹き飛んだ。
「異能照合項目を満たしました、これより第一種対処行動に入ります」
「後は頼んだ1025……以下略号」
「はい」
 拾った刀を手に、声だけを残して彼女は店主へと踏み込む。対異能戦闘用汎用型兵器の威力をたたきつけるために。
 ここからは彼女の領域だ。彼の判断よりも彼女の判断の方が優先される、そういった場面だった。


 彼女はあの事件を許せないと言った。
 言ったからには許せないことなのだろう。そういう部下だ。
 とはいえ許せないからどうこうしたい、どうこうするつもりだ、というわけではない。
 許せないことと職務は別らしい。
 ただ、許せない、とそれだけだ。

 彼女は力で圧倒する。
 異能という不可思議に対してその威力だけで押しつぶす。
 そして。
「シッ――!」
 呼気一つを残して、彼女は鬼の胸を踏み抜いた。
 もう片方の足で刀の腹を。

 鬼はそれだけで死んだりはしないし刀も折れたりはしないがそれでも店主の動きは止まった。
「終わりました」
「ああ」
 彼はうなずいて歩み寄る。

 彼女のドライさとは反対に彼はウエットな方だと自分では思っている。
 あの若者の事件には夢見の悪い災難だったぐらいの認識しかないが、正直なところそれでも心の端に引っかかって引きずってしまっていた。
 だからせめて職務の上ではけじめをつけたいと思っている。

「く、そ……」
 うめく店主にかがみこんだ。
「お前の狙いは何だろうな。ウイルスもどきを振りまいて何がしたい? テロか?」
「テロなど……! 我々は正当な……!」
「いやまあ知らんよ。実のところ興味もない。偉大壮大な夢物語は取調室でぶちあげてくれい」

 それだけ言って店主の手首を撃ち抜いた。力を失った手が妖刀を手放した。


……

 今回の騒動分でさらに書類仕事が増えた。
 紙の海に溺れながらぼんやりと思う。
 あれで何か気持ちが晴れたわけではない。
 曖昧なまま全てが過ぎ去ってしまったような気がする。
 まあ自分の憂さ晴らしに職務を利用するのも違うだろうが。

 ため息をついていると隣から声がした。
「仕事してください」
 積み重なった書類の山に隠れて見えはしないが、彼女がいつも通りキーボードをたたいている姿は容易に想像できる。
 わかってる、と答えたもののなかなか手は動かなかった。

「我々は暴走してはいけません」
「? なんだ急に」
「いっそのこと暴走してみるか。あなたが言ったんですよ」
「……だったかな」

 いつの間にか隣席のキーボードの音は止んでいた。
「わたしは許せない、と思う。あなたは夢見が悪い、と思う。だからこの仕事を続ける。続けられる」
「くだらない理由じゃないか?」
「続ける理由として成り立つのならば理由の正当性はどうでもいいと判断します」
「乱暴な」
「乱暴でも事実ならば認めるべきです」
「……」
「そして、続けたいと思うのならば暴走はしてはいけません」
「なぜ?」
「続けられなくなるからです」

 自明の理だ。
 苦笑が漏れる。こいつも言うようになったな。機械兵器のくせに。
 キーボードが、再び鳴りだした。

なんつーか、その、悪かった。すまん

>>678-683
なぜ謝るし、投下乙
設定的にいくつかツッコミどころはあったけど、よくここまで拾ってくれたなと思う
特に前のやつまで取り込んでくれてたからすごく感動した
地の文と台詞の間に一行あけたらもっと読みやすくなるんじゃないかな
いい後日談でした、ありがとうございました

触発されて短めのを投下する

『仮面の兄妹』


「こんばんは、お兄ちゃん」

鳥達も寝静まる頃合い。月明かりが射し込む大広間で、今日もまた密会が始まる。
雪のように白いネグリジェは、兄とお揃いのものだ。
兄は男の人だから、ゆったりしたズボンも履いているのだけれど。

「わたしね、今日もちゃんといい子にしてたのよ!」

少しだけ声を潜めて、いろいろなお話を兄に聞かせてあげる。
先生から教わったことや飼い犬の仕草など、話題を挙げれば枚挙に暇がない。
親が起きてしまっては困るから、あまり大きな声を出せないのが残念だ。

「それでね、お母さんのお手伝いをしたの」

兄は言葉を返さないし、なにかを語ることもない。
けれどふわりと微笑みながら頷いてくれるから、それだけで満足だった。
大好きな兄と一緒にいられて、しかもなにもかもがお揃いなのだからこれほど嬉しいことはない。

「この前のお見合い相手、本当に嫌な人だったの!」

身動ぎするたびにさらさらと揺れる金糸の髪。
月光が当たるたび宝石みたいに煌く翡翠の瞳。
そして顔の上半分を隠す真っ赤な仮面までも。

「ねぇ、これってひどいと思わない?」

その容貌が全て明らかになっていなくとも、兄への愛情が霞むわけではない。
目を細めて真珠の歯を見せる兄に、つられてこちらも破顔してしまう。
どんな秘密だろうとも、昔から兄にだけはなにもかもを打ち明けられた。

「ありがとう、お兄ちゃん。やっぱり優しいわね」

けれど、この仮面だけは絶対に外さない。その内側がある種の秘密であろうとも。
なんとなく、分かってはいるのだ。それが現実へと繋がる扉の取っ手であることは。
それでもまだもう少しだけ、月夜に紛れて空想にこの身を浸していたい。

「あら、もうこんな時間だわ。そろそろ行かないと」

兄が時計を指差して笑う。その表情はどこか寂しげに見えた。
だが流れる時に逆らうことなどできやしない。月が廻るのを止めることなどできやしないのだ。
それよりもこのまま朝を迎える方が、きっと何倍も恐ろしいことになるだろう。

「それじゃあまたね、お兄ちゃん」

小さく手を振る。兄が返してくれたのを見て、また明日も頑張れる気がした。
兄に背を向けて自室に向かう。後ろを決して振り向かないのは、幻想の破壊を恐れてだ。
そっと外さないままの仮面を撫でる。虚像との繋がりをもっと強く感じたかった。

言い忘れてた
終わり

分かりづらいのは仕様

『空へ堕ち、地を昇る』

かつての大天使は、創造主の怒りを買って堕とされたらしい。
その経緯は判然としていない。どんな歴史書を紐解いても未だ分かっていないそうだ。
だが過去の顛末を自らに重ね、追想に思いを馳せるのは自由だ。
時折思う。ひょっとしたら彼にとっての堕ちる場所は、ここだったのではないかと。
下界の人間が天界に焦がれるように、彼もまた地に安寧を求めていたのかもしれない。
もちろんこれは妄想でしかないし、真相を知る術も今はない。
だがそれは逆に、どんな空想論であろうと真実に昇華する余地があるということなのだ。


目的地へ辿り着いて背の翼を折りたたむ。柔らかな土の感触が素足に少し心地よい。
薄明の時が訪れ、空は陽光を映してゆっくりと染まっていく。
舞った純白の羽が、色とりどりに狂い咲く花畑に遠慮がちに添えられた。
地面にぽっかり空いた穴は、天界に点在する下界への通り道。
と言っても使われることはほとんどない。せいぜい暇な天使がたまに人々の営みを覗く程度。
皆地に堕ちたくはないし、一度そうなれば天に昇ることはできなくなる。
天使は誰もが、今の自分達の生活を至高のものだと信じて疑わないのだ。
きっと彼は、そんな信仰に狂う同族に疑念を抱いてしまったのだろう。
それが彼にとって幸だったのか不幸だったのか、そこまで推し量ることはできないが。


神の御許に住まう天使らは、闇を嫌悪し光を敬愛する。
ゆえにこの彼誰時、さらに下界に近い場所となれば近隣に人影が見えるはずもない。
藍から朱へと移ろう様をぼんやりと眺め、ふと視線を上にずらしてみる。
光に飲まれて消えていく星々の中で、一際明るく輝くものがいやに目に留まる。
ああ、とすぐに察する。あれが天使達が忌み嫌う『明けの明星』なのだろうと。
遥か過去の御伽噺の主役である彼の名は、あの星の盛衰から取られているそうだ。
その遠くも眩い光は迫る太陽に健気にも抵抗し、最期まで輝かんと煌々と自身の存在を主張する。
それは忌避の対象にしてはあまりに脆く儚く、そしてなにより美しかった。


地平線から日輪が顔を覗かせる間際、いよいよもって夜が明ける時間だ。
こうして下界を望んでいても、天に逆らった彼の胸中を垣間見ることは叶わない。
彼と同調したいわけではない。ただ、彼が臨んだ理想に興味があった。
だがそこに辿り着くには、きっとその軌跡を追わなければいけないのだろう。
迷いはとうの昔に捨てていた。いや、おそらく目的と手段は最初から逆だったのだ。
口実がほしかったのだ。己を幸せと信じて疑わない天使達の営みから逃げ出すための。
とはいえ、当時の彼の心境が非常に気になるのは嘘ではないのだが。


徐に一歩を踏み出す。その先にはなにもない、ただ虚空が広がっているだけ。
そのまま重力に誘われるようにして身を投げ出す。背中の翼はその役目を果たさない。
無論死ぬつもりは毛頭ない。天から地へと、『明けの明星』の光の喪失のごとく堕ち行くだけだ。
否、これは世の天使らが言う堕天などでは断じてない。
天に堕ちていたこの身が、地へと昇っていくのだから。

終わり
創作意欲がやばい

できれば感想、批評がほしい

>>685
684だけど、話を拝借して書くのは楽しい反面どうしても元の持ち主のイメージから外れがちだしそれだと失礼不可避と気づいてしまって
実際前の話とのつながりに気づいて取り入れることはできたけど機械兵器の間違いまで犯すし
そういうあれこれがもし気に障らなかったなら幸いだけどやっぱりあまりやらない方がいいなって気はした
とはいえなんだかんだ楽しかった。重ね重ね許可サンクス

以下感想

>>673
いろいろ感じたことを整理してみたけどどうあがいても彼女さんかわいいの一言に落ち着く件

>>676
乾いた疲労感いい
『死者の怨恨は大きな枷となる』がなんか印象に残った
ダッシュ+台詞文って最初三つが死者ので最後のが主人公で合ってる? ちょっとわかりにくかったかも

>>686
これは……そういうことなのかな。何となくわかる気もするけどちょっと自信ないので黙っとく
月夜の雰囲気がいい
多分『さらさらと揺れる金糸の髪』から始まる描写あたりによるもので、このあたり好き

>>688
読んでいてなんか変だなって感じがあったんだけど、この文章の中の『彼』は一貫して明けの明星さんの方で合ってる?
俺だけかもだけど主人公を指していると思ってちょっと混乱してた
話そのものに関しては導入場面ぽいので個人的にはあまり口出せるようには思えない
ただ身もふたもない言い方をすれば「天使が今まさに地上に下りるところです」ってだけの話をこれだけ丁寧に言葉を使って物語の一場面として成り立たせてる細やかさは見習いたいと思う

>>690
それは人のを借りる分には仕方ないことだし、嫌な人だっているだろうけど
自分は全然気にならないし、むしろすごく楽しめたよ

『痛み』はそれで合ってる
ダッシュの位置で区別したつもりだったんだけど分かりづらかったかな…
投下してから誤字に気がついたけどそこは脳内補完ってことで一つ

『仮面の兄妹』は多分そういうこと
あえていろいろとぼかしてるので、各人で好きに考えてもらえたらなと
雰囲気出ていたならよかった

『空に堕ち、地を昇る』はその通り
一応一人称のつもりなので、彼=明けの明星=ルシファーだったり
物語的には本当に短い瞬間なんだけど、情景描写と心理描写を盛りこんだらこうなった
もっとさくっとまとめたいんだけどね

まとめてで申し訳ないけど、感想ありがとう

基本的に一声かけてもらえれば、話を借りるのは全然オッケーですよ


機械右腕

 アーム、つまり『機械右腕』は実用の場に投入されてまだ日の浅い技術である。
 もちろんだからと言って性能や信頼性が低いわけではないらしいが、技術屋はいつだってそう主張するものだし、現場はいつだって疑うものだ。
 お互いしっかり仕事をしていればなおさらすれ違うことはある。
 仕方のないことで今更苛立っていても仕方がない。それは分かっている。だが。
「今回の事件にアームを投入しないってどういうことなのぉ!」

 響く声にこめかみを押さえる。
 四十も後半に差し掛かってどうにもこういった高音に弱くなったと感じる。
 家の娘も最近は顔を合わせる時間もないがそういえばやたらやかましかったなと思い出した。
「ですから、現場統括者の判断がありまして……」
「こっちはわたしの判断よ! 技術室長のはーんーだーん!」
「優先順位的にはこちらが」
「うるっさい!」

 どっちがだか。半眼で見やる先では十八歳(だったか?)の小娘と部下の男(こちらは二十五だったように思う)が押し問答していた。
 周りは見てみぬふりを決め込んでいる。
 薄情な奴らめ。いや自分もか。
 ため息をつき彼は立ち上がった。
「あー、技術室長?」
「おじさん!」

 どんっ、と部下を押しのけて少女がこちらに駆け寄ってくる。
 後ろでまとめた長い髪とやたら輝く目。背はこの年にしては小さいくらいか。
 アーム技術を無理やり実用化にこぎつけさせた天才科学者にして保安管理局技術室室長。
 顔もそう悪くない少女がそのような大業を成し遂げたためにメディアはこぞって彼女を祭り上げた。
 アーム技術に懐疑的だったお偉方もそういった流れに押されて対特別任務アーム班を立ち上げざるを得なかったという事情がある。

「おじさんが今回の統括者?」
「課長と呼んでください技術室長」
「課長おじさん」
「おじさんはいりません。あと敬語を使って」
「はーい」


 ため息とイライラは無理やり飲み込んで表情を固める。
 これでひるんでくれればよし。少しはやりやすくもなるだろう。
 ……おそらくそうはならないが。
「あなたの主張は今回の事件処理にアームを投入しろ、と、こういうことでよろしいですか」
「ええ。その方が安全確実に解決まで持っていけるでしょうから」
「我々はそう思っておりません。ですから投入できません。以上です」
 言って席に戻る。
「なんでー! なんでですか課長!」

 ぐっと背もたれに体重をかけて一応答える。
「今回の事件は慎重が求められます。不確かな要素はできるだけ排除しなければなりません」
「不確かな要素!? それってアーム技術のこと!?」
「まあありていに言えば」
「舐めないでよ。こちとらあなたの想像もつかないような量の検証実験や耐久テストもろもろを重ねてきてるのよ。素人が偉そうな口利ける領域じゃないの!」
「敬語使ってください」
「いいから答えなさいよ!」

 ふう、と再びため息。だが先ほどとは多少意味合いが違う。
 デスクに肘をついて少女の目の奥をにらみつける。
「人の命がかかってるんだ。ろくな実績もない信用できない技術に任せておけるか。いや実績は関係ない。
重要なのは"俺たちが"信じて命をかけられるかどうかだ。別に俺たちが偉いから、じゃない。俺たちがメインだからだ。連携が取れなかった失敗しましたでは困る」
「……でもテストでは」
「そんなものは信用に値しない。現場ではいくら想像をめぐらし想定に想定を重ね訓練を積んできていてもどうしたって予想外のことは起きるんだ。起きるときにはな。
そんなこともわからないお嬢ちゃんの狭い視野には付き合えない。それにお前こそ俺たちを舐めすぎだ。俺たちはこういった場面を幾度も乗り越えてきた。素人が偉そうな口を利くな」

 語気を強めて言うと少女はびくっと身体を震わせた。
 最後に一言告げて立ち上がった。
「分かったら技術室の点数稼ぎのためにうるさい口利くのはこれっきりにしてください。以上です」


 現場は静まりかえっていた。
 爆発物事件ということで付近に避難勧告が出されているためだ。
 静寂の中そびえたつランドマークタワーを見上げ、それから彼は部下に訊ねる。
「状況は?」
「変わらずです」

 四時間前の午前十時過ぎ、この付近の三か所で爆発があったらしい。
 軽傷者二名ほどのなんということもない爆発だがその直後このタワーが乗っ取られた。
 中の人間はほぼ脱出したようだが地元高校生十数名のグループが逃げ遅れ、取り残されている。
 犯人はタワーの爆破をほのめかし保安管理局との交渉を望んでいるらしい。

「で、その交渉は?」
「いえ、まだ」
「タワーの爆発物の確認は?」
「そちらもまだです。ただ先の三件の爆発から爆発物製作能力を有しているのは間違いないかと。どうします?」
「とりあえず分析班の報告と交渉役の最終的な打ち合わせがまとまるのを待とう」
「了解」

 状況は動かなかった。
 交渉は開始されず、ただ爆発物の確認のために局員がタワーに近づいた時だけ警告が渡された。
 それからさらに一時間。不動と思われた空気はあっさり打ち破られた。

 轟音。
 突如の巨大な音圧と爆風に、詰めていた保安管理局員は軒並みなぎ倒された。
 彼だけはかき回されて見失いそうになる自分を引き戻して状況を見極めた。
 先の三件の爆発の報告より明らかに大きい爆発。
(どこが……)
 その疑問はすぐに解消された。
 タワー……ではない。数十メートル先のビルの一つだ。
 二十階相当のビルが今まさに根元を失い、タワーに向かって倒れようとしていた。

 何もすることができなかった。
 予想だけは何とか追いついた。
 ビルはタワーに激突し、タワーもろとも崩落するだろう。
 大参事だ。自分たちだって危ない。だが何もできない。
 この状況を動かすのは人間には無理だ。
「だから言ったでしょ!」
 声が聞こえたわけもない。そんな間はなかった。
 だが彼女は確かにやってきた。

 銀光の尾を引いて宙を舞う人影は、瞬時にビルとタワーの間に割り込んだ。
 そしてその右腕部が展開する。
 破壊の形へとすべてが置き換わる!
 目がくらむほどの光がビルを粉々に破壊した。


「ふへぇー……」
 したり顔で嫌味を言われまくることを覚悟していたが、どうやら彼女にもそのつもりはないようだった。
 疲れてへたり込む彼女の右腕には最小形態に収まった『機械右腕』が鈍く光っている。
 礼を言うべきか労うべきか。迷って出た言葉はそのどちらでもなかった。
「元同級生らしいな。タワーの高校生たち」
「……うん」
「点数稼ぎとか言って悪かったな」
「いいよ。点数稼ぎのつもりが全くなかったっていうと嘘になるし」
「そうか」
「それよりさ」
「分かってる」

 振り向いて部下に告げる。
「仕事はここからだ! おそらくタワーのは陽動組! この動員で手薄になっていた区画の警戒に当たるぞ!」
 にわかに活気づく局員たちの方に駆け寄ろうとして少女を見やる。
 そろそろ眠りに落ちそうな様子だったが一応声をかけた。

「そこで寝ると風邪ひくぞ」
「分かってるってー……」
 苦笑して、コートをかけといてやった。

うーん、地の文が想像しにくい
破壊の形とか、最小形態とかかっこいいんだけどね
主人公のおじさんが敬語を使ったり使わなかったりで、適当なキャラに見えるから
差別化を図る上でも、せりふに大人っぽさを出してほしかった
『銀光の~』とかの表現はすらすら読めたし、楽しかったよ








英雄になるまでの伝記を書く作家は多いが、その後の活躍を描く作家は少ない

名誉はその人の魅力を失わせるのだろうか

『読書好きな、新米憲兵』 アーゴン

純粋な悪を塗(まぶ)したその血涙

まだ溢れるなら、私がそれを全て飲み干し

貴方を見捨てた神に代わり、私が五体不満足にして差し上げましょう

『地獄詐欺師の取引』ソウルイーター


>>642-643の
『嫉妬』『怒り』『涙』より

この傘はどう使う傘なの?

雨はもちろん、他人からの暴力も防げるし、理不尽な罵声や命令や呪いをも妨げるよ

もちろん救いや幸福、無償の愛もね

「分厚き拒絶の衣」アンチ&アンチ

厨二表現は神話から学ぶべきだね
ギリシャ神話とか、訳者によってはそこらのラノベよりも厨二臭い
あと、神話の知識があるとファンダジー系のインスピが広がると思うし

過疎ってる感じだしage

>>700
北欧神話とかファンタジーの原点とも云えるしもう最高

なんだ馬になって村娘でも孕ませるのか? それともまんま牝馬か?

雄馬に変身して雌馬を孕ませた後、気に入った女の旦那に変身して一晩過ごす。最後は禿鷲に喰われる。

厨二なら、妖怪の世界やファンタジー世界(=異世界)で旅する夢を見たり話を考えたりする経験は必ずある筈
もちろんそんなssがあったら絶対読む

(ちょうど書こうとしてたなんて言えないなぁ……)

陸地が浮遊島(大陸)しかない世界を考えるのは恐らく誰もが通る道

>>707
おま俺

夢なら小学生低学年の頃…
知らぬ場所で目を覚ました俺は何故か森の中に。時間帯は多分朝か昼くらい

よく見ると格好がドラクエとかにでる皮製の簡易な鎧を着ている。あと小太刀に似た長さの短剣も一本装備

植物の茨とアルマジロが合体したモンスターなどと戦いつつ森の中を移動して、夕方くらいに集落?を発見

そこではクラスメイト全員と担任の教師も鎧みたいなのを着てて、夜に前夜祭(キャンプファイヤーみたいな感じで全員が朝に旅へ出る為)を楽しむ

朝日が差し込む頃にはクラスメイトの中から合計3人くらいのパーティを組んで、パーティ毎に違う方角へいざ冒険の旅へ!

……みたいな夢を見た。この内容をまだ忘れていない20代男の俺

よく見たらミス
>>707>>706

厨二臭い神話ならクトゥルフお勧め
と言いたいけどすごく読みづらくてある意味オススメできないんだよなあ…

『ネフシュタイン』

彼は死を招く炎の蛇
赤き身に災禍を宿し
唯獲物を求め彷徨う
汝一度身を預ければ
忽ち終焉に呑まれん
倒れ伏す者後絶たず
遺されるは沈黙の山

彼は死を殺す高き蛇
風と共に救済を齎し
唯仰がれ見るを待つ
汝一度姿を収めれば
忽ち光を取り戻さん
身起こす者留まらず
残されるは歓喜の海

歴史書の一節的ななにかをさくっと投下
古風な表現難しい

漢字を増やすよりも動詞とかに気をつければもっとよくなりそう
彷徨う→彷徨ふ
預ければ→預くれば
みたいな感じで

最近のラノベだと
厨二って、主人公が無双することなのか?
むしろ、その逆の方が厨二っぽいと思ってた…

痛々しいカッコつけとか

実際カッコよければどうって事ねぇか あんたそれでも生きてんの?

ルビを考えるのが楽しくてしゃーない
不協和音―ハウリング―とか紫電一閃―クイックドロー―とか

>>715
ルビのセンス良すぎwww

一般的には弱小と言われてるスキルを駆使して無双しつつ女の子とイチャイチャするのが今のトレンド、っていうのも少し古いのか

最近の厨二は自分から名乗っていくスタンス

なんかあれだ、オカ板に出てくるような話を創りたい、夏だし

ってことでなんかキーワード的なのをkrkr

蜘蛛の舞

すまん酉まで消せてなかったがスルーしてくれ

キーワードか……無言の蝋人形とか?

死した人形師の操り人形 的な?




なんてことない夏のある日、押し入れを片付けているとパッケージが無く、中身が見えるCDケースの様な物が出てきました。


私はそれがなんだったのか覚えておらず、好奇心からこれを再生しようと思い、DVDプレイヤーに入れて再生し始めました。


ケースに入っていたディスクにも何も書いておらず、幸い私の持っていたプレイヤーはCDも再生できる物でした。


わくわくと好奇心に踊らされながらテレビを眺めていても制作スタジオのロゴも出ないし、一向に映像も音楽も流れずに真っ暗な画面のままだったので何も録画録音されてなかったのかな、と落胆してDVDプレイヤーの電源を消そうとしました。




すると、ぼんやりと真っ暗な画面から徐々に人形劇の様な物が再生されました。


人形劇と言っても流れる曲もなく、ただただ無音で二人の人形が狂った様に躍り続けるという内容でした。
はっきり言って酷く不気味でした。


そんな奇妙で不思議な映像で個人的に最も不思議だったのが画面外から人形たちを操る糸が全く絡まない事でした。


二人の人形はワルツ(?)をくるくると躍り回っているにも関わらず、操り糸は全く重ならずに人形たちを繋ぐだけ。


三十分くらい経ったでしょうか、私はその奇妙な映像を点けたまま寝てしまいました。


その時見た夢はひどく意識がはっきりしていて、今でも鮮明に覚えています。




私の目の前では私が見ていた人形劇のように糸に繋がれてくるくると躍り続ける初老の男性がいました。


よく見るとそれは老人ではなく老人を模した蝋人形でした。


その人形は凄くリアルで、本物の人間と見間違っても仕方ないくらいでした。
しかしそれ故に無表情なのが恐ろしく感じました。
まあ人形なんだから当たり前なんですが。


そしてふと気づいたら私は目以外全く動かせませんでした。


え? と一瞬焦りましたが、夢だしそんな事もあるだろうと落ち着いて見える範囲で自分の身体を見てみると、躍り続けている蝋人形と同じく糸が繋がれていました。



最初の内は気味が悪いし早く覚めないかなーと暢気に蝋人形を眺めていましたが、いつまで経っても夢から覚めません。


流石にこれはヤバいんじゃないかと思い、藻掻きました。
しかし前述通り動けません。

半狂乱になりました。


訳のわからない夢の言い知れぬ恐怖に参った私は段々と諦め始めてしまいました。

ホラー系の都市伝説が好きだった私はこの手の話だと死んでしまうと薄々思い始めました。


気分の沈んだ私は身体に繋がれた糸が段々と蜘蛛の糸に思えてきて、蜘蛛の巣に捕まった虫ってこんな気分なのかなぁと心の中でほくそ笑みました。



未だに躍り続ける不気味な人形を見て、題名を付けるなら蜘蛛の舞、なんて小洒落た題にしようと半ばヤケクソ気味になって目を閉じました。


すると顔の前に何かあるような気配がしたので顔を上げると、鼻が触れるほどの距離に老人の顔がありました。


老人はさっきから踊っていた蝋人形のようで、相変わらずの無表情、案の定それにかなり吃驚して恐怖のあまり夢の中で気絶しました。


それで私の不気味な体験は終わりです、次に目を覚ましたのは私の部屋でした。


しかし件のディスクは無くなっていて、それを見つけた事自体が夢だったのかもしれません




蛇足な後日談だとは思いますが、夢の内容が気になった(怖くなった)私は人形劇について調べました。


なんでも私が夢の中で見た蝋人形は既に他界した人形師で、かなり不気味な人物だったらしいです。


生前の彼は身寄りの無い天涯孤独な人生を送っていて、その人形劇が誰にも評価される事はなかったそうです。


そしてある日、彼は一枚の映像フィルムを遺し、首を吊って自殺したそうです。

その傍らには二つの操り人形と、それを操る糸があったとか。


彼が不気味と言われるのはその遺したフィルムの人形劇の内容と、蜘蛛の糸で人形を操っていたらしいこと、そして彼が首を吊るのに使用した縄の材質が蜘蛛の糸と酷似していたことです。



そんな彼の人物背景もあって、彼の死後その題の無い作品は高い評価を受けました。


数多くの評論家がその作品に名を付けました。



そして数多くの評論家が不審死を遂げました。


皆一様に糸で首を吊っていたそうです。


もしかしたら彼は付けられた題名が気に入らなかったのかもしれません。

そして、もしも私が彼の気に入る様な題名が付けられていなかったらきっと……

なんかごめんなさい


ホラーって書くのムズい

>>723-730
いや十分ホラー感が出ていて恐怖を覚えたよ…しかも深夜
場面を切り替える毎にちゃんと文章を見やすく分けていたし、内容自体も読んでいて特に「どういう事?」みたいな点も見つからなかった。正直上手く書けていて羨ましい

特に関係ないけど、>>724の「二人の人形が狂った様に躍り続ける」って所で、黒死病を恐れて狂っている人々の様子を元にした「骸骨(死神)と人が一緒に踊っている」古い絵画を思い出した

そして乙

なんか書きたい、もっかい頼まあ

張り付いた笑みを浮かべる男

自由と束縛の均衡

見える霊能者と感じる霊能者

最強VS最強

異常付与ダメージ ダメージ下限与ダメージ被ダメージ上昇 不安定ダメージ 魔力消費魔法ダメージ増加 消費二倍魔法二回発動 要準備防御無視大(特大、絶大)ダメージ
 要特定装備大(特大)ダメージ 防御低下被ダメージ上昇絶大ダメージ 範囲ダメージ 回避低下高命中ダメージ 速攻(大)ダメージ ランダム(大)ダメージ
 高命中大ダメージ 速攻魔法使用 要準備対象ランダム連続大ダメージ 要準備命中低下確率即死絶大ダメージ 要準備連続ダメージ 防御低下防御無視大ダメージ
被攻撃優先度上昇 属性抵抗低下 状態異常抵抗付与 被攻撃優先度低下 被ダメージ大(超)軽減 防御上昇被攻撃先固定 魔力交換(量) 魔力交換(割合)
 全員ダメージ無効化(確率破壊)
属性追加ダメージ 種別特効追加ダメージ 魔法与ダメージブースト 確率与ダメージ上昇 確率大ダメージ化 確率必中 特定武器与ダメージブースト 被ダメージ軽減
 魔法被ダメージ軽減 回避率上昇 確率反撃 瀕死時攻撃力上昇 確率連続攻撃 確率即死 確率回避低下 確率ダメージ無効化 射程無視
確率魔力回復 魔力消費軽減 回復量増加 状態異常抵抗上昇 確率行動速度上昇 確率資金奪取 確率物品奪取 確率行動キャンセル 確率異常付与
 確率入手物品追加 状態異常回復率上昇

ageついでにファンタジー系作品にありがちな技や能力を思いつく限り 参考元はウィザードリィエクスとウィザードリィ忘却の遺産

『空虚』

ゆっくりと、重力に引かれるままに落ちていく。
見上げた水面から射し込む光は、波と共に不自然に歪んで蠢く。
水底に背を向けていようとも、恐怖はすでに霧散していた。
すれ違った泡を見送る。空に消えていくまでの時間はまるで永遠のよう。
どこから来てどこへ往くのか、その答えは未だ見つからない。


揺れる心を拒絶し、ただ闇に抱かれ堕ちていく。
撫でる水が少しずつ、全てを削り取っているかのように。
延々と身を苛む苦しみも、容赦なく傷を抉る哀しみも。
喪ったことの歓びさえも、さらわれて磨り減ってしまった。
からっぽの胸を必死に抱いて、けれどもこれでいいと思えた。


向かい風に疲れ果て、翼を千切って墜ちていく。
己が手で終わらせて、ようやく辿り着いたこの楽園。
全ての柵から解放され、ただ沈むのを待つばかり。
心も記憶も捨て去った頃、ようやく水底を知るのだろう。
空虚に口付けるその時を胸に、そっと空へと手を伸ばした。

age&景気付けにさくっと
長いの書きたいなぁ

厨二の原典といえば神話だと思うんだけど
お前らどの神話が好き?

>>740
北欧神話
その次がギリシャ

やっぱそのあたりが人気かぁ
自分はマイナーだけどダントツでマヤ・アステカ神話
次点がギリシャかアイヌだ

では自分は日本とインドを貰い受けよう

>>743
???「僕のだぞッッッ!」

>>740
クトゥルフ神話は神話のカテゴリーに入れてよろしいでしょうか?


・男(戦争.発展.進化)
・女(平和.安定.共感)
・男性の空間認識能力
・女性の霊的観応能力
・ニヒリズム
・虚無
・霊子
・虚粒子

厨二の真意は、自分を理解しようとするために世界のカラクリを理解しようとする欲望なんだと思う。かっこいい表現もあるけど、それはその因果を複雑且つ圧倒的素直に捉える故の事象なんだと思う。何故複雑に思考するのかは、それを正しく理解したいから。不明な状態は怖いけど、曖昧に認識しても不安だから。でも解釈の仕方は何通りもあるから、歪めて捉えることもある。それで本質からかけ離れたとしても、良くも悪くも違う意味や価値が生じたりして上品だとも思う。
感じ方で一人ひとりのなかでの在り方も違うし、その後の状況や情報量の差から思考の傾向も違う。それら過去の積み重ねが習慣になっていまの日常となる。そして日常は一過性に終わらず、将来やすべてと繋がってゆき、気づく前からライフプランが設定・構築されているように感じる。
ここで考えられるのは、自分の人生は自分ひとりでできていないということ。他人や自分以外との干渉を経た結果、現在の自分があるということがまず確認できる。
自己と非自己は共依存であることから、近すぎる存在は逆に価値が薄れがちということもあって、真心まで理解するのは難しい。しかし、自分を理解するためには、自分以外を理解しないとならない。
この過程こそが厨二であると思う。

主観だけどかなり真面目に語ってしまった。だから厨二は文明が続く限り滅ぶことがないジャンルだとつけたしておく。上記の材料で何か作ってくれてら嬉しい

「勝者が敗者の全てを得る。であるならば、なぜ私は勝ちながら奪われ続ける? 私が負けているからだ。では、私は何に負けている?
そこでだ、敗者達よ。私は私以上の勝者を殺す。さぁ、その者の居場所の、その者の弱みの、その者の全ての情報を失え。
私が全てへの勝者となるために、その全てを私に捧げ、失い続けろ…!!」

お題「卵」

さあノックしよう、そこには夢が詰まってる。
固いカラにはヒビを入れ、薄いマクにはアナを空け。

「出ておいで。怖くないよ、世界はこんなにも素敵だよ」

コンコンコン。コンコンコン。
まるで嫌がらせのように、ときどきリズムを変えて叩き続ける。
ほぉら、どんどん楽しくなってきた。

「見て。空はこんなにも赤い。感じて。空気はこんなにもざらざらだ」

まだ指先さえ入らない。拳の皮膚が破けても、卵のカラは欠けさえしない。
やっぱりダメだね、割れないね。人間様のひ弱なお手てじゃ、触れることさえ禁忌だね。

「強情な君が悪いんだ。無理やりにでも割っちゃうよ」

だって君は、人類共通の夢だから。
ふがいない僕を救う、たった一つの奇跡だから。

「ふっふっふー。ようやく会えるよ卵ちゃん」

金槌を振り下ろす。これまでの努力を笑うように、卵は真っ二つに割れる。
そして割れた卵の中は、すがすがしいくらい空っぽだった。

「あれれー? おかしいな、何もないぞぉー?」

きっと逃げてしまったんだ。君は恥ずかしがり屋だから、別の卵に移動したんだろう。
見て、卵は他にもこんなにある。全部を割って、君の逃げ場がなくなれば、観念して顔を見せてくれるだろう。
さあ割ろう。たくさん割ろう。足の踏み場がなくなるくらい、手当たり次第に割りまくろう。

小さい卵も大きな卵も、綺麗な卵も醜い卵も、全て中を改めるのだ。
どれだけ空っぽが続こうと、けっして諦めちゃいけない。諦めたら、僕には何もない。
君を見つけるためになら、僕のくだらない時間を全て捧げよう。
ああ、卵ちゃん。みんなを魅了できるくらい素敵な姿を、早く僕に見せてくれ。

お題「先天」

「それはつまり生まれつき、とういことだ」

偉い先生がご高説を垂れる中、わたしは聞いているふりさえできずうつむいている。
先天性と後天性の違いくらいは知っているから、いまさら教わるまでもない。
でも先生は、どうしても今わたしに言いたかったのだろう。

「君は生まれつき指が欠損しているし、右目は光を探して動き続けている。歯は頬肉を削ぐように生えているから、ほら、歯が透けて見えるくらいほっぺが薄い」

先生はわたしの髪をつかんで顔をあげさせ、右目や頬を楽しげに観察した。
わたしは顔を見られるのが嫌で嫌で、だからうつむいていたいのに、それを阻害されるのはとても苦痛だった。
とても、とても。

「君の奇形は先天性だ。それを踏まえて質問するが、その奇形を見られたくないとする君の精神性は、さて先天性か後天性か。どう思うね?」

そんなの聞かれるまでもない。後天性に決まっている。
わたしは自分と他人の容姿の違いを知って、初めて恥じらいを覚えたのだから。

「後天性だと君は思うかな。しかしね、私は違うと思う。君の精神はあくまで先天的に作られたものだ」

「だってそうだろう? 君の容姿は先天性なんだ。精神性は容姿によって方向性が決まる。だからその心もまた先天性なのだよ」

そんなわけはない。わたしはそう思うけど、口には出さない。反論しない。
それよりも、早くわたしに下を向かせてほしい。

「下を向きたいかね? なら地面に這いつくばればいい。そうすれば誰も君の顔を見ることができない」

先生はわたしの頭を押さえ、床に押し付けた。
暴力には慣れている。これくらいへっちゃらだし、何より顔を隠せたから、わたしは嬉しくてつい笑ってしまう。
ああ、この気持ち悪い笑顔を隠せるのだから、やはり下を向くのが一番だ。

「そうだな、君はそれでいい。慣れたとはいえ、私とて君の顔を長時間見ていたくはないのだよ」

悪罵なんてこれっぽっちも気にならない。だから先生は、一人で話し続けていればいい。
そうすることでお金が手に入るのだから、わたしもそれに付き合うくらいはしてあげよう。

「ではそろそろ二つ目の質問をしよう。もし君のような奇形を好む人間がいた場合、その人間の悪趣味は先天性か後天性か。どう思うね?」

……?
質問の意味がわからなかった。
いや、意味はわかるのだが、そんな存在しない人間を仮定しても意味がないだろう。だから、意味がわからなかった。

「ちなみにだが、私は後天性だと考えている。生まれつき君のような奇形に心惹かれるとは考え難いからね」

「だからその精神性は、ダウン症の子供を天使のように愛する母親に近い」

「とはいえ、出産という出来事を経ずに君を愛することは理解に苦しむが」

どうして先生は、まるでわたしを愛する人がいるような口ぶりで話すのだろう。
そんな人、いるわけがない。
だから期待を持たせないでほしい。
さんざん裏切られてきたわたしだって、希望を捨てたわたしにだって、もしかしたらという浅はかさはあるし、王子様を夢見るくらいの愚かさはあるのだ。

「うろたえているようだね。後頭部しか見えなくてもわかるくらいだ」

「そんな君に最後の質問をするが、遺伝子操作により人間と同等の知性を得た猿は、先天的に人間だと言えるかね?」

判断に迷う質問だった。クジラやイルカに知性があるから保護しろと綺麗事を言っているようなものだ。
サルが知性をつけたところでサルだし、その姿かたちは人間からほど遠い。
……でも、あれ。
そしたら人間からほど遠い顔をした、体をしたわたしは、人間だと言えないのかな。

「短い足をばたつかせるのはやめたまえ。見ていて不愉快だ」

「話を戻すが、人間と同等の知識を得た件の猿だが、どうやら君に恋をしたらしい」

「君は以前、そのあまりの奇形ぶりから視聴者の同情を誘う目的でテレビに出演させられたね? その時の縁で私は君を診察しているわけだが」

「その猿は知性の実験をしている時に君を見たらしくてね。今では毎日欠かさず君の姿をテレビで見ているそうだ」

それは……。

「その猿を連れてきている。面会すれば、今日の診察は終了だ」

扉の開く音がして、わたしは体を起こした。
そこには本当にサルがいて、まるで人間みたいな顔ではにかんでいる。
動揺するわたしを、サルが抱きしめた。耳元で、五つに分けた甲高い声で鳴く。
人間の声帯でないからわたしの知る言葉にならなかったのだけど、それはきっと……。

「さあ答えなさい。その猿は、先天的に人間だと言えるかね?」

わからない。わからないけど、わたしはサルをそっと抱きしめ返した。

お題「世界」

わたしが生まれた時、世界はきっと涙を流していた。
どうしてこんな世界に生み落してしまったのだろう。きっとわたしにはもっと綺麗な世界が相応しいのに、と。
そうやって嘆いたに違いないから、この薄汚い世界でわたしはこんなに愛されている。

「ああ、お前はこんなにも美しい。この掃き溜めに生まれた君は、まるで鶴のようだ」

「蝶よ。花よ。どうか綺麗に舞い、美しく咲いておくれ」

両親からは愛情をもらった。隣人からは笑顔をもらった。
そして好意を抱く異性からはお金をもらった。

「これでおいしいご飯を食べるといい」

「君はもっと綺麗な服で飾らなきゃ」

えへへ、とわたしは笑う。人はこんなにも、わたしに良くしてくれる。

――――でもね。

優しい言葉だけじゃ退屈になったのは、いつからだろう。

「僕は君さえいてくれれば他にはなにもいらない」

「昨日一緒にいたのは誰? 俺だけを愛してくれるんじゃなかったの?」

「頼むから一人にしないでくれ! そのためなら何でもする!」

ああ、みんな狂っているんだ。わたしの言葉一つ一つに翻弄され、こんなにも心を乱している。

「ねえ本当にいいの? 君には恋人が……」

「見とれてしまう。君の体は本当に綺麗だよ」

一過性の快楽は嫌いじゃない。でもそんなもの、一晩で燃え尽きロウソクみたいなものだ。
わたしはもっと、いつまでも焦がし続ける熱い炎が欲しい。

「人の女に手を出しやがって!」

「彼女が好きなのはお前じゃなくて俺なんだよ!」

ああ、もっと争って? わたしのために血を流して?
この薄汚い世界で、もっと輝く命を見せてほしい。

そうしてわたしを魅了できたらね。
わたしの全てを、あげてもいいよ。

――――わたしが生まれた時、世界はきっと涙を流していた。
どうしてこの世界に生まれてしまったのだろう。きっとわたしがいない世界こそが正しいのに、と。
そうやって嘆いたに違いないけど、この薄汚い世界はもう止まらなかった。

わたしを巡って戦争が起きた。
わたしを手に入れるためだけに大勢が命を失い、断末魔の悲鳴を上げた。
それを一番近くで観戦したわたしは、あまりにも嬉しくて、たくさんの涙を流してしまう。
そして本心を偽ってこう叫ぶんだ。
わたしのために争わないで、と。
でも戦争は止まらない。国が疲弊し、民は飢え、勝利の先に絶望しか見えなくても戦争は続く。

でもね。

この素晴らしい世界はわたしのものだから、どう遊んでもいいでしょう?

人名とか技の名前、武器の名前をジャズを元ネタにしてSS書いてみたいなって思うんだけどこういうのって抵抗ある人多いかな?
ジャズバーを拠点にして便利屋として働く少年と少女のSS書こうと思っとる

いいんじゃないかな。

魔法、魔術、魔導


さあ違いを説明してみよう!

魔法→人間では到底扱えず、その領域まで到達する事も無い純粋な魔の力・原点

魔術→人間でも時間や工程を重ねる事でやっと使える術。魔法より遥かに下位で脆く儚い。魔法の概念にやっと一歩近づいた程度の術

魔導→魔法、魔術の研究をする者を中心とした学問(?)

※ただの個人的なイメージ

魔法……現実的法則とは異なる法則・力によって支配される原理現象
魔術……魔法を扱う術
魔導……考えたことがあまりない 魔法の働く物品くらいのイメージ?

魔法:極極一部の達人・賢者のみが辿り着きうる魔術の極致。どんな事だってできる。
    魔術とは魔翌力効率の次元が違い、魔術ではメラしか出せなくとも魔法ならメラガイアー。
    言うなれば、その場で極小範囲の特異点を作り出している。所謂チート。
    死者蘇生、生物複製、時間停止、魔翌力増幅、世界の理の書き換えなどなんでもできるイメージ。

魔術:魔法と呼ばれるまで極まっていないモノは全てこう呼ばれる。小さな火を出すモノから魔法一歩手前のモノまで全て。
    勉強すれば誰でも使えるがそれは才能によって上下する。最高の才能と最高の師を持つもののみが魔法に到達することができる。
    火球を出したり水を出したり、魔翌力を物質に変換してそれを操るイメージ。

魔導:純粋な魔術とは違い、魔術を会得していない者でも使うことができるもの。日常生活のなかによく使われている。
    道具などに魔術を発動する機構が組み込まれており、使用者の魔翌力を使用しない。内部には魔翌力版の電池のようなものが入っていたりする。
    火魔術で明かりをともすランタンとか木魔術で作物を生やしたりする道具とかそんなものがあるイメージ。

考えてみると魔導って言うのはあまり考えたことが無かったな
「魔導兵器」とかあるからやっぱり道具のイメージ

魔法:世界という機械に対する工具のようなもの 発動させる事で世界に干渉し、書き換え、何らかの現象を引き起こす
魔術:魔法発動の原理をある種の学問として法則を紡ぎ、体系化したもの これの存在により人々が魔法を覚えられるようになった
魔導:魔力を魔法発動の媒介に持ち込むツール等のこと 呪紋や呪文の詠唱などがこれに該当し、アイテムであればこの語が接頭辞に付けられる事が多い

今考えた

つまり…どういうことだってばよ…

>>758
魔法:やばい、もしくはおかしい
魔術:すごい、もしくはべんり
魔導:べんり

魔法:非現実的
魔術:現実的、技術的、社会的
魔導:現実的、技術的、非社会的

わかりにくいだろうがこんなイメージ

あるとき、ある男が魔法使いと魔術師と魔導師を前に問うた。

「火をつけるためにはどうしますか?」

魔法使いは淀みなく答えた。

「世界の断りを捻じ曲げ、事象を書き換える。『そこに火があった』と、俺が決めるのだ」

魔術師は少し考えて、答えた。

「単純明快です。魔翌力を消費し、炎に変換します。自然の理に従えば何の苦もありません」

魔導師は唸ってから、答えた。

「魔導具を用い、機構を以って火をつける。魔翌力? そんなもの要らん」

男はもう一つ、問うた。

「どうすれば不老不死になれると思いますか?」

魔法使いは、またも淀みなく答えた。

「それも、事象を書き換えれば良いことだ」

魔術師は、悩んでから答えた。

「やはり、不老不死になる薬を作るしかないんじゃないでしょうか」

魔導師は頭を抱えて、それから口を開くことは無かった。


適当に書いたけど
魔法:何でもできる。何もかもを思うままにできる。
魔術:やりようによってはいろいろできる。極稀に魔法に昇華することもある。
魔導:機構による限界までなら大抵のことをできる。機械に近い。
こんな感じだろうか

魔法、人には手の届かない現象
魔術、人の手による魔法の再現
魔導、魔術を使った道具

上げがてら久々に
お題は「血清」


 少女の血は奇跡を起こす薬だった。
 その聖血を塗れば瞬く間に傷は塞がり、飲めばたちどころに病が癒える。
 治せない傷も病もない。
 余すことなく万人を救うことのできる少女を、人々が聖女と呼び讃えるようになるのに時間はかからなかった。

「おはようございます。気分はいかがですか、聖女サマ?」
「おはよう。……やめてくださいな、その呼び方。気持ちが悪い」

 今朝も聖女の機嫌は最悪だった。
 睡眠をとらないためにできる眼の下のクマはみすぼらしく、枝毛だらけの髪はとかすこともなくボサボサ。
 布の形を整えただけとばかりの衣服一枚に身を包むその姿はまさしく乞食か奴隷そのものだ。

「貴方には感謝していますわ、本当に。やっぱり男手があると何かと便利ですもの。でもその意地が悪いところは嫌いよ」
「それは重畳」

 心底から可笑しそうに笑ってみせれば、聖女も呆れたような微笑を浮かべる。
 何が聖女。何が奇跡の乙女。
 この女の本性はただの畜生にすぎないというのに。

「今朝は何かしら?」
「寄付されたパンに寄付された野菜をふんだんに使ったスープ。それから寄付されたミルクをホットに」
「すこし冷えるものね。余計な判断だわ」
「ああ、これは私の献立です。貴女のは全部冷え切っていますよ」
「それを先に行ってちょうだい」

 言って、聖女が浮かべた微笑は先ほどのような柔らかさのない、ひどくイビツな表情。
 だからこそ虚飾のない本性そのものの笑みだった。

「それで、これらには何が盛られているのかしら?」

 椅子に小さく腰掛け、固いパンを小さくちぎっては口に運びながら聖女は問いかけてくる。
 それに、当然の返答をとる。

「半月ほど前に野草を食べて全身麻痺に陥った方を治したでしょう?」
「いたわね。危うく心臓まで止まりかけていたわ」
「彼の話を頼りにその野草を見つけて隠し味に」
「道理で舌が痺れるわけね。元々薄い味がさっぱりわからないわ」

 言いながら、こともなげに聖女はパンを咀嚼し、スープもミルクも飲み干していく。

「流石の全身血清。見てて正直気持ち悪い」

 曰く、少女は生まれから全く恵まれていた。誰もがその幸福を羨んだ。
 しかし、そんな心地良さに嫌悪しか感じなかった少女は珠の肌を刻む傷に歓喜を覚え、生命を脅かす病に絶頂を見出してしまう。
 いつしかその肉体はどんな傷にも、あらゆる病にも耐性を得た。
 その血はそれらの経験を癒す血清となった。
 故に、この救い難い畜生は誰しもを救う聖女に成り果てたのだと――。

「……まったく、笑えないハナシだ」
「何か言ったかしら?」

 いえ、と首を振りながら食器を片付ける。
 時計を見れば、直に人が教会へ集まり出す頃合になっていた。
 手早く朝の仕事を済まし、家を出る準備を整える。

「それじゃあ、いつものをお願いね」

 そして玄関で聖女と向かい合って、もはや習慣付いた行為をとる。
 音もなく、彼女の唇に己のそれを重ねた。
 軽く触れるだけの役得は一瞬で終わって。

「それでは行きましょうか」
「憂鬱ね。誰かを救うなんてガラじゃないんだけれど」

 そう愚痴をこぼす聖女の横顔は、しかしイビツな笑みを確かに湛えている。
 幸福を嫌って不幸を求めた少女は、今、不幸に慣れてしまったがために幸福に飢える聖女となった。
 その幸福は彼女の胸に極上の不快感をもたらしてくれるがゆえに。
 そんな歪みも知らず、誰もが口を揃えて聖女を讃える。
 正しく彼女は血清。あらゆる苦痛に通じる特効薬。
 その微笑は、恋煩いすらだって癒してくれる。

キエエエァァァァァ!!!!!

うたわれるもの売り切れんの速すぎだろ、12年もまったんだぞクソが

不死の人間

浮かびつつある作品の冒頭の更に最初を書いてみる 改善できる点があればどんどん言っていただければ


「…ん…?」
目を覚ましてから聞こえていた波の音が、少し変わった気がした。
もうすぐここを降りると察した女性は、読んでいた本を閉じ、椅子代わりのベッドから立ち上がった。
「和島【にぎしま】が近いか。…そろそろだな」
セミロングの黒髪が揺れ、着ていたインナーがふわりとしてまた肌に抱きつく。
それを気にせず、横に雑に広げていた衣服を相手に更衣を始めた。
そんな彼女を乗せたフェリーが、春の大気と海原を駆け抜けていた。その先にあるのは、明らかに自然のものではない島。
彼女が和島と呼んだ、その島であった。



フェリーが埠頭から遠のいていく。先程の女性がそれに背を向け、歩いていた。和島の中の方へである。
「全く… 色々と急なものだな」
午前十時頃を指し示す腕時計を見ながら、もう一方の手が持つ地図も眺める。
わずかに唇から出した舌先でそれをなぞる様に舐めるのは、現状に追われる彼女の癖だ。
「たしか、この辺りのはずだがな… 計画的すぎると、こうも町並みは分かりづらいのか」
顔を上げて見つめる、周りに負けまいと聳えるマンション。そこに歩みを進めた。
「…あまりにも単調だな。飾りが浮きすぎている」
見えるものに、不評をこぼしながら。

火をテーマに投稿してみる。

燃える、果てる、大地が焦げて塵になる。
溶かす蒸発させるなど、溶岩にでもさせておけばいい。人が発展させてきた炎にそんなものは必要でない。見つめ、語らい、洗練させてきた火の真とは、そのようなもののためにあるのではない。
光り、照らし、邪なる者も聖なる者も等しく焼き殺す無垢な力。ただ燃やす、ただ焼く。等しく、正しく、灰にする。
それが、人類において最も素晴らしい発見だ。素晴らしくなくては駄目なのだ。
だと言うのにーーーああなんと愚かしいのか。貴様らはことごとく火を恐れた。燃やされ果てろ、それだけが人類の幸せなのだから従わないのはおかしいだろうが。
敬え。讃えろ。かしずいてこうべを捧げろ。順当に並び誉れ高く火柱に身を投げ入れろなにゆえしない?
狂っている。狂っている。歴史に脳が磨耗したか、つぶれたか下等めが。
私は請う。どうか私を貴方のようにさせてほしい。
私は願う。どうか私を貴方の代わりとしてほしい。
思い出せ偉大さを。命と引き換えに思い出し、熱のなかで恥じるがいい。
何よりも尊きものを遠ざけたことが貴様らの罪だ。許しを乞え。乞いて詫びろ。

「ただ滅びろ。ことごとく死にさらせ。灰も残さず、我らが主たる火に飲まれ死ね。死すべし。死ぬべし」

そこにあったのは純粋なもの。古くから崇め、恐れ、豊穣を約束し、滅びをもたらしてきた、偉大にして暴虐たる熱の塊が逆巻いている。
神話において神と同格にもなる太陽。それをかたどった火だ。
そんなものを振りかざし、いかにも自らが下位の存在であるかのように語る女など正気でないことは、歪んだ笑みから見てとれる。
しかし止めるものはいない。空気が、空が、大地が、建造物が、木が、体が、心が、魂が敬う。風すら恐れ、留まり消える。歴史の重さが、今世界にしれわたる。
原初の調べだ。天照。己の身勝手で明暗を流動するというただ一点の傲慢が、今の世を蹂躙せんと足を鳴らす。

「神の眼前だ。されるがままにただ燃えろ。その姿こそが素晴らしいのだから、貴様ら。焼け死なないのはおかしいだろう?」

>>766
話の冒頭部ってことでストーリーに関してはおいといて
情景がちょっと分かりづらいかなと思った
逆に人物の仕草の表現はちょっとくどいように思えたから、尚更情景描写が薄く感じた

>>767
女の人がなぜか俺の中では闇堕ちしたライラだった
こういうちょっと狂ってるけど簡単に反論できない心理描写好き
ちょっとだけ気になったのが
>己の身勝手で明暗を流動するというただ一点の傲慢が、今の世を蹂躙せんと足を鳴らす。
『足を鳴らす』より『踏み鳴らす』の方がしっくりくるような気がした。お節介ならすまん

なるほど… 人物に入れてる力を少し情景に移して書けば良くなるのかな?

そうだね、でもあんまり濃く描写しすぎると今度は読む方が疲れるからそこは少し気をつけて
あと『それ』がなにを指しているのかちょっと分かりづらいかも、そこは個人差かもしれないけど

自分も久しぶりにお題SS書きたいけどまた長くなりそうなんだよなぁ…

お題ではないがSS書こうとして少しも書けずに挫折した設定(箇条書き)を不法投棄していくわ
好きに魔改造していいから誰か使ってくれねえかなあ



?"神"というシステムの暴走


無尽蔵に生み出されるバグのごとき怪物たち

元の生物もバグに呑まれ異形化し、そうでない者ももはや正常な思考はしていない


常識は完全に崩壊し、超常的天災が常に降り注ぐ

夢と現、妄想と現実は曖昧となり、海も陸も空も境界が無くなる

上下左右の感覚すらもおぼつかない


滅亡しゆくこの世界で唯一神災に立ち向かえるものたちよ。バグに呑まれ異形化しながらも人の意思を保つバグの中のイレギュラーたちよ

世界の全てがバグに沈む前に、神殺しを完遂せよ


神の正体は自然成型された世界を回すシステムそのものであり、目に見える程凝縮された濃密なエネルギーの巨大な塊

セブンスシン
七つの大罪の八つ目が正義だと知ってから思い付いた八つの称号

ス ペ ル ヴィ ア
孤高至極の傲慢
  イ - ラ
万物壊せし憤怒
 ル ク ス リ ア
雌雄誑かす色欲
  グ - ラ
天地喰らう暴食
 ア ケ ディ ア
大地枯らす怠惰
ア ウァ リ ティ ア
星々欲する強欲
イ ン ヴィ ディ ア
魂魄燃えし嫉妬
ユ - ス ティ ティ ア
神魔滅する正義

面白そうだから俺も8つの供要罪でやってみる

フェラレイ
背に無のみ貽す暴食
ウ"ォルスト
己が本能に堕つ色欲
ガイツ
求め毒をも念う強欲
トリュープズィン
深淵にて揺蕩う憂鬱
ゾンヌ
条理を抱き滾る憤怒
トゥアラクハイト
時の忘却を待つ怠惰
プラレライ
偽りを心に結ぶ虚飾
オルモルト
信ずる力を翳す傲慢

お題『世界の構造』

ヒャッハー新鮮な上げだー
お題「世界の構造」


 朝の静けさを蹴散らすように、パチパチと、空気の弾ける音を鳴らして少女が嗤う。

「――ダッサ。今時《地》のくせに《火》のアタシに逆らおうとかさー?」

 いい?、と前置きをしてから少女は言葉を続けた。

「《風》はスピード。《火》はパワー。《水》はスキル。《地》はタフネス。これジョーシキでしょ。よく一朝一夕とか言われるけど」
「一長一短だろ。バァカ」

 火焔の砲撃が直撃した。
 男一人の肉体をいとも容易く吹き飛ばし、アスファルトの上を転がしてコンクリの壁に叩きつける。衣服は黒く焦げ、肉はジリジリと煙をあげる。

「頭よくても解ってなきゃ意味ないンだよ。アンタら《地》は最弱。ゴミなの。ただ頑丈なだけのさ」

 言葉に合わせて火の銃撃が顔を、手を、腹を打つ。
 パン、パンと、乾いた音のする度に一層肉が焦げていく。じわりじわりと小さな火傷を増やしていく。
 いたぶっているのだと、誰が見ても分かるだろう。

「だから、こうやってサンドバッグになんのがお似合いなの。身の程ってやつ、解る?」
「……ッ」
「生まれた時点で負けてんだよ。この世界はそういう風にできてんだ」

 パチパチと、空気の弾ける音を鳴らして少女が嗤っている。
 それが、ひどく笑えた。
 少女が露骨に顔をしかめる。

「……なにニタついてんだよ」
「別に。ただ、一つ、いいか?」

 声を出す度に焼けた空気を吸い込んでのどが痛む。それに構わず、言葉を続けた。

「お前、なんで火が燃えるのか知らないだろ」

 返答はなかった。俯かせていた顔をすこし上げて、見れば、少女の顔には訳がわからないと書いてあった。

「理科も国語も知らねえで、何が世界だよ」

 火焔の砲撃が視界を覆った。
 ――バカバカしい。ただ熱いだけじゃねえか。

「圧縮硬化、1200%」

 焔をタフネスだけで受け止める。今度は肉に焦げ目の欠片もついていない。
 少女の、目を見開いた顔を視線に捉えて離さない。
                               エレメンタリ-
「見下すより上を目指せよ。向上心って大事だぜ。 小学校 で教わるだろ?」
「ッこの……!」
「距離圧縮、0m」

 彼我の間に開いていた空間を縮めて、少女の腹に硬化した拳をねじ込んだ。
 まったくの不意打ちは余程効いたらしく、ビクンと全身を痙攣させると少女は蹲って動かなくなった。
 勝利を確信してから、一つ大きな息を吐く。

「あー、しんど。赴任初日からこれって。……どうなってんだよ、この学校」

 頭をかきながら、校門をくぐる。ところどころが痛むカラダを「軽く」しながら歩を進める。
 さながら月面歩行。昨日とは違う世界を行くように。
 《風》と《水》は《空》から生じ、《火》と《地》は《星》の賜物。
 《空》と《星》でもって世界と成す。是、即ち“ティアマトの悪法”なり。
 時を重ねること24世紀。人類は、世界というギガストラクチャーを掌握しつつあった。


「世界を作ったのは神様よ」

「御生憎様、私には信じるものなどない」

「そんなものなど、ありはしない。その必要もない」

「神様はいない、って本気で思うの?」

「もちろん」

「とんでもない。神様は確かに存在するわ」

「確かに、古来より古今東西ありとあらゆる場所に神様とやらは存在はしているかもしれない」

「昔々の大昔、人間と神様は助け合っていたの。でも"神の教え"がその神様を"ひとりぼっち"にしてしまったわ」

「皮肉な話だ」

「だから神様は気が狂ってしまったの。たったの一人で、ひとりぼっちで"完全な存在"になろうとして」

「そして、最近では何者も神様の言う事を聞こうとしなくなったわ」

「でもね、人は何かを信じるべきよ」

「………」

「何も信じない。そう言ってしまう事も時には必要だけど」

「神様は気が狂いながらも私達を愛しているんだから」

「お前は………一体何者だ?」

「さあ?道に迷った旅人、かもしれないわね」

「………まあ、いい。気が狂ってしまったから、神は世界の構造が分からなくなってしまった」

「そう言いたいのか」

「答えが知りたいのなら、神様に聞くといいわ」

「あなたが"何かを信じたい"のならね」

「………」

「それじゃあ、またいずれ何処かで会いましょう」

「最後まで食えない奴だ」

「食べる気だったのかしら?」

「ふん……」

「冗談よ。そんなに膨れないで頂戴」

「さっさと行け」

「そうさせてもらうわ。さようなら、無神論者さん」

我々はたえずなにかを『逃し』はしまいかと思う者のように生きている。
『何もしないよりは何でもいいからせよ』という原理が全ての文化の高級な趣味の息の根を止める

ぱたぱたと楽しげな足音が石造りの路地に響く
ドアからドアへ、その一団は慌ただしく駆ける
夜を縫う子供達は皆一様に異形という殻を被り
少年もまた、ウィッチの扮装に身を包んでいた
ずり落ちそうになった仮面を直して周囲を窺う
隣の家のいたずらっ子も少し気になるあの子も
顔を見せていけない決まりのお陰で区別できず
隣の子供がどこの誰かすらもまるで分からない
そんな疑念が喧騒と興奮に散らされて幾度目か
次の家へと向かう足がつと途轍もなく重くなる
ぞわり、冷たいものが背筋を這う感触に身震い
振り向く少年の先、月影が不気味に踊りかかりーーー


「ーーーー次」

音のない銃声が夜を震わせ、スコープの向こうの目標が黒い塵となったのを確認して囁く。
それにしても身体が冷える。立ち昇る白い吐息は夜空に映え、嫌でも寒さが視覚に刻み込まれてしまう。
僅かな間が空き、手元に置いてある水晶玉から次の獲物の居場所が示される。

『右に24度、下に7度。紫帽子』

やや無機質に変換された女の声。今頃こいつは暖炉のある部屋にいるのだろう。
そう考えると腹が立つが、思いを馳せればこちらまで暖かくなるわけではない。
何度目かも分からないただ虚しいだけの嫉妬を隅に追いやり、素早くかつ慎重にスコープの中の世界を動かしていく。
頭に知識、体に経験として積まれた技術は悴んだ手でも寸分の狂いなく狙いを定める事を可能とする。
標的を捉え、引き金を引く。単純でいて煩雑な作業を繰り返してからどれくらい経っただろう。
水晶玉の向こうから聞こえる声は抑揚もなく、まるで刹那のような錯覚さえも覚える。

「ったく、毎年毎年よくもまあ懲りねえもんだ」

水蒸気とともに漏れた言葉は誰に拾われるでもなく、路上を走る子供の集団にかき消された。
その中に混じった純粋な死霊の気配を肌に感じつつ、無邪気でいいもんだとひとりごちる。

『仕方がないでしょ。今日はそういうお祭りなんだから』

月が昇って初めて、彼女が指示以外の言葉を発した。想定外の出来事に脳が一瞬動きを止める。
それは人とのまともな会話と同意義であり、彼女もおそらくは同じだろう。
だからこそ、今この機を逃すわけにはいかない。
ここで会話を途絶えさせればまた長く短い単調で高度な仕事に身を投じなければいけないのだから。

「だからってよぉ。なんでまともな死霊だけこっちに戻ってこないんだか」

『いいじゃない、少しでも悪性の数を減らせるんだから』

「それはそうだけどよ…他の調子はどうだ?」

『みんな問題はないようね。被害も今のところはないみたい』

会話の途中途中に義務的な言葉を挟みながらまた黒い塵を見送る。狭い視界では幼気な子供の仮装を楽しむ事もできやしない。
これで一夜の平和を守れるのならば安いものだが、どこかに不満を覚えるあたり人間とはやはり利己的にできているらしい。

「ならいいけどよ。このまま無事に終わったら久々に宴会でもやるか?」

『油断しないで。そんな事を言う余裕があるなら集中しなさい』

「まあまあ、そう怒んなって。…おいこら、聞いてんのか?」

なにが琴線に触れたのか、返ってくる言葉は聞き飽きた機械的なものばかり。
やれやれとため息を一つ零し、気を引き締めるように魔翌力で構成した狙撃銃の感触を確かめた。

「ま、悪いがそういう訳だ。おとなしく退治されてくれや」

年に一度の収穫祭、いつから習慣づいたのか子供達の享楽の裏にある闇を知るものは少ない。
悪霊や魔女、化物といった存在自体が寓話的になってしまって久しいが、それは世間の認識の問題だ。
闇の深い夜、神秘の潜む森などですら彼らを確認するのは最早難しいが、それでも確かにそこに存在している。
特にこの一夜は、祭の騒ぎに紛れて命を刈り取らんと現れるモノが多く子供や死霊に紛れてしまう。
その要因が帰ってくる死霊か子供達の愉悦の渦か、未だ解明されてはいないがそんな事は些末な問題だ。
肝心なのは犠牲者を出さない事であり、そのために自分達は活動しているのだから。

「Happy Haloween、なんてな。菓子はないがこいつで勘弁してくれや」

実体のない相棒が火を噴く。空気が音もなく振動し、街を震わせて風が奔る。
星を侍らせ妖しく輝く月は真上、夜はまだまだ終わりやしない。

ハロウィンネタがやりたかっただけ
いろいろ曖昧なのは仕様な
久しぶりに書いたから批評ほしいかも

雰囲気いいね
悪霊が祭に紛れてるのに対して狙撃銃なんて使ってるあたり、むしろこっちの方が異質感あって話が膨らみそう
ただ言い回しにこりすぎてスッと入らない時がある、厨二あるあるだけど
ついでに綴りはHalloweenな

押し付けがましくてなんだが>>763>>775にでも一言返してくれたら嬉しい

誤字はちょっとね、見直さないで投下したから後から気づいて顔真っ赤にしてたんだ勘弁してくれ
言い回しなぁ、厨二スレだしちょっとくどいくらいがいいかと思ったんだけどやりすぎたか

以下感想
>>763は台詞回しが個人的に好き
ただ三人称視点なんだろうけどたまに一人称になってるのが気になるかな

>>775は設定が面白そうだし、同じ世界観でもっと読んでみたいと思った
ただ台詞を独特なものにしようとして途中途中に片仮名を混えるのはいいんだけど、ちゃんと統一してほしかったかな

光には闇があります
善には悪があります
表には裏があります
有には無があります
生には死があります

全て事象は二面性を持ちます。それは神にさえ抗う事のできない不変にして普遍の堅牢です。
一方を定義づけるためには、対極であるもう一方の定義を認める必要がありますから。
互いが互いの存在を立証し、ようやく双方が定義を伴って相反する事ができるのです。
そう考えればむしろ、抽象的概念である神の方がこの理に囚われていると考えられるかもしれません。
神は皆、その存在意義と言える性質を持っています。否、神が性質に付与されたと言った方が正しいでしょうか。
豊穣神は飢餓神がいなければ必要がありません
秩序神は混沌神がいなければ意味を持ちません
善神は悪神と対立をしなければ成り立ちません
そう、神とは比較対象がいなければ存在そのものが意味をなさなくなるのです。

それでは、仮に二面性を象徴とする神がいるとしたらどうでしょう。
静と動、是と非、男と女などという全ての両面を持ち合わせる事を義務付けられた神。
その存在はいったいなにと比較され、なにを存在意義とするのでしょうか。
自らを立証するものもないまま、ただ在るだけのモノになんの意味があるのでしょうか。
それはきっと自分でも、生み出した者達にも答えられない問いなのでしょうね。

ーーーーー「環の中にいる者」オメテオトル

『きょうき』はお前達が持つには早すぎる 我々が預かってやろう 永遠にな……

一つやってみる。



――――ドラゴンを殺そうとする奴は多い。が、ドラゴンを育てようとする人間は圧倒的に少ない。

――――自分の命が惜しいからだ。


『竜騎士』カイン・ハイウィンド


時代は変わった。昇る朝日に目を醒ます。
時代は終わった。白刃煌めく夜はもう来ない。

『錆びついた名刀』ラスト・サムライ

?"神"というシステムの暴走


無尽蔵に生み出されるバグのごとき怪物たち

元の生物もバグに呑まれ異形化し、そうでない者ももはや正常な思考はしていない

常識は完全に崩壊し、超常的天災が常に降り注ぐ

夢と現、妄想と現実は曖昧となり、海も陸も空も境界が無くなる

上下左右の感覚すらもおぼつかない

滅亡しゆくこの世界で唯一神災に立ち向かえるものたちよ。バグに呑まれ異形化しながらも人の意思を保つバグの中のイレギュラーたちよ

世界の全てがバグに沈む前に、神殺しを完遂せよ

神の正体は自然成型された世界を回すシステムそのものであり、目に見える程凝縮された濃密なエネルギーの巨大な塊


箇条書きの没ネタ


夏はお庭でバーベキュー。クリスマスには七面鳥。誕生日は愛しいキミと。
世界はボクの好きなもので満ちている。

『肉食系男子』カール・イッヒ・アルベルト

>>787
セットで考えてみた


ライオンはガゼルを狩る。
それが、命がけの行為だと知っているかい?


『草食系男子』 カトル・ラバーバ・ウィナー

>>1

「神」を題材に投稿


我らを照らす神たちよ、今こそかの者共に鉄槌を。
かみさまおねがい!おかあさんをたすけて!
テメーのせいで受験失敗したじゃねぇか!ふざけんなくそがっ!くそったれ!
神よ。
神よ、おお神よ。
神よ、神よ、神よ!
「……なーんて。ちょいとばっかし都合が良すぎやしないかね」
口々に唱えられ、願われ、悪態をつかれ---どれもこれも頭に届いて、響いて、鬱陶しくて仕方がない。
そもそも我ら神とはなんぞや。いかなものか、人は近しい。瓜二つと言っていいだろう、その容姿。だからか知らんが、少しばかり我らに近い。
だからどうした、それがなんだ。
貴様らなんとも揃い揃いに、他よりも砂の一匙近いからといってなんなのか。傲慢が過ぎるのではないか。願わなければ何も出来ぬ訳ではなし、なにゆえ我らに祈るのか。
願いを叶える力などなし、悪態だってついて回る。変わりなき、変わりなきだ。
「そうだな、うん。だから減らそう」
そうだ、だから減らそう。
我らはなにもしないできない。彼らはなにもやらないしない。ならばそれでいいではないか。不干渉、それでいいではないか。
もうだめだ。
我慢にも限界がある。
千か?万か?どうでもいい、我らを見つけ我らを語り我らを広め、耳元でああだこうだとわめきたてる害どもに、構う理由がどこにある。
「なに、世の中には都合よくとはいかないものなど、ごまんとある。神にでも祈ればいい。いつものように、好きな神に」
どちらが悪いか。これは正しいことなのか。
神と人、どちらも同じ言葉を話し、感情をもて余すただの生き物だ。目と、耳が、それぞれ一方通行なのを除いては。
ただの違い、生物としての性質。
あえてなにが一番悪いのかと決めるなら、体の作りが悪いのだろう。
そう、どちらも悪くはない。人に殺されれば人を恨むが、災害に恨みを募っても意味などないだろう。
彼らは神。自然災害の申し子。
災害と神を結びつけたは人なのだから、これは自然なことでしかないのだ。
「こちらにはもはや、邪神しかいないけど」

僕が生まれた日《ハッピー・バースデイ》
僕が死んだ日《ロスト・バースデイ》
僕が復た生まれた日《セカンド・バースデイ》

天使は人に失望している。

老人が若人の未来を食い潰し、若人はそれに気付かないまま堕落し続けている。

近い未来、途方もない大混乱と争いが勃発するだろう。

それは天使が最も憎んでいる無秩序の訪れを意味する。

だから、天使は人間を殺す。

これから世界のどこかで、天使は人間の心に咲く。

そうして天使は心に訴えかける。

貴方こそが人間を救う鍵だ。貴方にしかできないことがある。

人間を殺して天使にしてください。

貴方が悪だと考える人を殺して下さい。

それだけで人間は救われる。

久々に来たのでageてみる
何故厨二チックな作品(特にゲームやラノベ)に登場する主人公のメイン武器って剣がメインになってるんだろう
初代ドラクエやFFから続く影響だろうか

槍や弓は獣を狩る狩猟道具で
剣は思考する敵人間を倒す道具だと何かで読んだ覚えがある

主人公たる者は勇敢じゃなきゃいけないからインファイト武器になる
その上で神話モチーフとかになるとどうしても剣になるんじゃね

諸刃の剣とかいう厨二ワード

久しぶりに
お題「張り付いた笑みを浮かべる男」


 お見合い相手の第一印象は、気持ち悪い人だった。

「いつも笑っていらっしゃいますけど、嘘ですよねソレ」

 三度目の逢瀬は帝都の只中、浅草を散策する途中でついそうこぼしてしまった。
 やった、という後悔よりも言ってやったぞという昂りが勝っているのは負けん気が強すぎるだろうか。
 なるほど、お父様が娘の行く末に思い悩むのも当然か。
 それゆえの見合いが今まさに破談の危機を迎えつつあるのだが。

「なぜ、そうお思いで?」

 対して、彼は驚くでもなく、変わらぬ笑みのまま問い返してきた。
 見るからに高価な、仕立てのいい洋服にカチリと合った紳士的な笑み。

「似合いすぎなんですよ、まるでお洋服の一部みたいに。――気持ち悪いくらい」

 そうですか、と彼は笑みを深めて、のどを鳴らす。
 笑っているのだろうけれど、やはりそうは見えない。

「怒らないんですのね?」
「怒ってしまうとね、どうにも、邪悪を呼び寄せてしまいますから」
「……はあ」

 わけのわからない言い分に首を傾げてしまう。
 場所は浅草。賑わいと喧騒と陽気の中に私たちは紛れ込む。

「陽気ですよね」

 彼が周囲に手を広げる。思い思いに通りを行き交う人々には心からの笑顔が浮かんでいた。
      ヒカリ        ヤ ミ
「陽気は日ヶ輪、陰気は夜深です。そうでしょう?」
「まあ、そうですねえ」

 ちらと空を仰ぐ。
 日は高く、眩しくなりつつある。それに気づけば日傘と昼餉が恋しくなってきた。

「笑うのはね、最も手早く陽気を増す方策なんですよ」
「でも不気味ですよ」

 思うままに口が滑る。やった、と笑うより先に彼がまた少し笑みを深めた。

「正直は陽、嘘は陰ですね」
「嘘の笑顔は陽なんですか」

 また滑った。だが、まあ、正直は陽気らしいので胸中にて自分に免罪を与える。

「心構えも肝要です。私の笑みが嘘としても、笑んでいようとする私の心は陽となります」
「じゃあ、意識して笑っていないだけで陰気を呼ぶんですか、貴方は?」
「はい。そういう体質でして」
「ご難儀でしょうに」
「いえ、それほどでも。貴女とこうしているだけで面白いもので」

 それは何とも、不意打ちだった。
 決まりが悪くて視線を逸らす。口いっぱいに握り飯を頬張る子供がいた。
 くう、と鳴った。

「おや」

 顔がこれでもかとばかりに紅くなるのをはっきりと感じる。
 彼は静かに肩を震わせている。顔は、笑みだ。

「ああ、そういえば私はそろそろ小腹が空いてきた。空虚は陰、満足は陽。なにか食べましょうか」
「……そうですね」

 何か他のことを考えようと必死に頭を狂わせて。
 この人は油揚げが好きだと言っていたな、なんて、どうでもいいことが思い浮かんで消えていく。
 ふと周りを見れば、うどん屋が眼に入った。
 かつお出汁が効いていた。

>>793
王様「魔王倒して」っ1000G

勇者(弓)「魔王城に行くまでに矢が1000000本は必要、経費足りない」


王様「魔王倒して」っ1000G

勇者(銃)「魔王城に行くまでに弾が500000発は必要、経費足りない」


王様「魔王倒して」っ1000G

勇者(魔法)「魔王に魔法で勝てと?」



ってなると悲しいから

本来魔女は悪魔と契約したり交わったりして邪悪な魔翌力を得るもんだがそういう経緯で魔女になった作品ってSS・商用作品関係なくあまり無いよな
何でだろ


陰と陽、S極とN極、男と女、金と銀のカドゥケウス。
総ては相反するがゆえに惹かれ合う。彼は我でないのだから。
ゆえに、人は邪悪を愛さない。

『魔女狩り暴君』アンリフット・ヴィールスフィア

私が思うに、魔法とは、つまるところ、自然を上手く遣っているだけなのだ。
人はその扱い方を知ったに過ぎない。しかも、それは全体のうちの、ほんの一部だ。
魔法は自然であるが故に、何でもできる。魔法は偉大であるが故に、強力である。
だが、しかし、それは決して人間の力ではなく、自然の大いなる力であることを忘れてはならない。
自らが偉大であるのではなく、自然が偉大なのだ。自らが強いのではなく、自然が強いのだ。
それを忘れた魔法使いがどうなるかは、筆舌に尽くしがたい。
うぬぼれ、傲り、神をも畏れず、付け上がり、悪逆の限りを尽くす。
自然の恩恵を忘れ、自然の力を忘れ、自然の恐怖を忘れる。
そして彼らは、それらを全て忘れたころに、自ら手足のように扱ってきた自然からしっぺ返しを受けるのだ。

――『窮極の魔女』 エレメンヒルト・フォン・アンハルト

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