加蓮「アンタはアタシで、アタシはアンタで」 (13)

加蓮ネタです。

一応、いままで書いたものを。
凛「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」
凛「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415875212/)
「――――かおる、いらない子なの?」
【モバマス】「――――かおる、いらない子なの?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415810132/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417793209

ねえ。アンタは『もう1人の自分』と出会ったことある?
アタシはあるよ。
そのおかげで、アタシは今日もステージに立てる。
ファンのみんなに歌を。ダンスを。
そして、笑顔を届けることができる。

P「レッスンは終わりだ。次は『特訓』をするぞ」

加蓮「え、特訓?今、レッスンおわったばかりなんだけど」

P「アイドルとしてより輝くための『特訓』だ」

加蓮「そっか。それを受ければ憧れのアイドルにまた近づけるかな?」

P「ああ。今以上のパフォーマンスを発揮できることは確かだ」

そして、私は『部屋』に閉じ込められた。
鏡張りになった部屋。
壁はもちろん、天井と床まで鏡になっている。
外部を繋がっているのは、背後の灰色の扉だけ。

加蓮「待っていろ。って言われたって、コレは待たせすぎだよ...」

部屋の真ん中向かい合うように用意されていた『2つのパイプ椅子』。
その一方に腰を掛け、アタシは『その瞬間』を待っていた。

どれほどの時間が過ぎたのか。
不意にドアが開いた。
そこには『アタシ』がいた。

同じ髪の色。
同じ瞳の色。
同じ髪型で、同じ肌。
服装まで一緒だった。

加蓮「あ、アンタ...アタシ?」

加蓮?「アタシは北条加蓮。アイドル...いちおう」

加蓮「(なんか、きもちわるい)」

おそらく、相手も同じことを思ったのか、向かい合うように座る。
無言の時間が苦痛だ。
これのどこが特訓なのだろう。

加蓮「(本当にアイドルとして輝けるのかな...)」

加蓮?「あーあ。めんどくさい...特訓とか練習とかそういうのキライなんだよね」

不安を切り裂くように、呑気な言葉が聞こえてきた。
勿論、発生源は目の前の女である。
自分と同じ声で、やる気のない言葉を発せられると心中が穏やかでなくなるのは万国共通だろう。

加蓮「アタシもそういうキャラじゃないと思ってる」

加蓮?「ま、ちゃんと居るだけいいっしょ」

加蓮「でも、憧れのアイドルになるためには、そういう汗臭いこととか、疲れることとかやらないと絶対に輝けない」

加蓮?「でも、アタシ体力無ないんだよね。アンタも知ってのとおり入院してたから」

加蓮「アンタ。どこまでも、アタシにそっくりだね」

加蓮「アタシも少し前まで、同じこと考えてた」

加蓮「でも、プロデューサーと一緒に仕事して、レッスンして気づいた。教えてもらった」

加蓮「アタシこの『特訓』の意味分かったよ」

『特訓』。それは、自分と向き合うこと。
自分の中の『弱さ』を再確認して、それを受け入れ、乗り越えること。
そうだよね?プロデューサー。

加蓮「アタシはアンタ。アンタはアタシ。アタシはアタシに負けない。絶対にアイドルとして輝いて見せる!」

そう言うと、周囲の鏡が一斉に光を放ち、2人を包んだ。

目が覚めると、部屋にはアタシ1人だけだった。
ポカーンと放心していると、プロデューサーが入ってきた。

P「お疲れ様。特訓成功だ。早速、ライブをするぞ」

加蓮「......うん、期待には答えるよ」

特訓成功のご褒美として、かわいい衣装を貰った。
白を基調として、すこし青が入っている。
露出が多い気もするけど、これくらいが良いのかも。


ライブの結果は、大勝利。
特訓の疲れを少し感じるけど、自分の枠を超えてまだまだ成長できる実感がわいた。



P「あれ?発揮値が低いな......いや。加蓮のステータスが低い...ああ。忘れてた。」

以上となります。
html依頼だしてきます。

バッドエンドじゃねーか!

親愛度演出はね…慣れてくると忘れるよね…

短すぎてこれ、加蓮である必要あるのか疑問

というか初期加蓮はバニラだから……つまり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom