後輩「大好きです。先輩」の続きが思い付かないから思い付きで番外編
本編を読んでくれてる人は暇潰し程度に
読んでない人はこれを機に読んでほしい
後輩「何ですかこれ気持ち悪い」
男「酷い言い草だな。でもそんな毒舌な後輩も好きだよ」ギュウ
後輩「どんな先輩でも好きって言ったけどこれは無理です。無理無理無理」ジタバタ
後輩「妹ちゃんへるぷ!」
妹「へるぷ! お兄ちゃん昨日頭ぶつけちゃってねー。今までは普通だったんだけどお義姉ちゃんが来たらこうなりました! へるぷ終わりっ!」
後輩「なんと、頭をぶつけた……。ということはもう一度ぶつければ」
男「後輩可愛いよ後輩」
後輩「こんな先輩見たくない、元に戻ってくださいっ! えいっ!」ガスッ
男「」
ーーーーーー
男「……はっ」
後輩「先輩起きました? そして元に戻りました?」
男「起きたときに後輩が目の前にいる……。俺はなんて幸せ者なんだ」ギュウ
後輩「戻るどころか悪化してますね」
妹「失敗だねー」
男「後輩ペロペロ」
後輩「やめなさい」
妹「もー受け入れちゃえばー? 相思相愛でいい感じー! じゃん」
後輩「こんな先輩やーだー!」
男「お前が今俺のことを好きじゃなくても、いつかお前を俺に惚れさせてやるよ」
後輩「妹ちゃんも! こんな先輩! 嫌でしょ!?」
妹「お義姉ちゃん落ち着いて……」
後輩「落ち着いてられるかー! なんなんですか! なんなんですかー!」
妹「ど、どうどう」
男「おっと、もうこんな時間か。まってろ、今愛情込めた夕飯作るからな」
後輩「こういうのはちゃんとするんだね」ハーヤレヤレ
妹「お疲れだね」
ーーーーーー
男「出来たぞー」
後輩「オムライスですね。ケチャップでハートですね。半端なくキモイです」
妹「いただきまーす」
後輩「まあいいです、いただきます」
男「ちょっと待て」ヒョイ
後輩「?」
男「はい、あーん」
後輩「!? えう、あう///」
妹「……」モグモグ ジー
男「……」ジー
後輩「うう……」
後輩「///」パクッ
男「どうだ?」
後輩「……美味しいです」モグモグ
男「良かった」
男「ほら、もう一口」
後輩「ま、まだやるんですか」
男「まだたくさん残ってるからな」
後輩「え!? そ、それ全部あーんで食べるんですか!?」
男「勿論」
妹「……」モグモグ ニヤニヤ
続きはよ
結婚してんのか
それともそういう雰囲気なのか
読んできた
続きはよ
ーーーーーー
後輩「食事でこんなに疲れるなんて……」グッタリ
妹「ごちそうさまー」
妹「ちなみにこれは二つの意味でだよ」
後輩「妹ちゃん……。どうにかならんかね……」
妹「私にはどうにもねー」
後輩「うう、これが毎食あるなんて耐えられない……。早く治さないと」
妹「私は面白いからこのままで良いや」
後輩「他人事だと思って……」
妹「まあそのとおりなんだけどねー。ところで明日平日だよ? 学校どうするの?」
後輩「うわっ、明日は大事な講義だ……。これは休めないし……」
男「当たり前だろ、休むなんて駄目だ。後輩と昼休みしか会えないのは辛いけどな」
後輩「昼休みも会いませんよ!?」
男「えっ、何でだ!?」
後輩「何でもです! 人前であんなことしたら噂になるに決まってるじゃないですか!」
男「別に俺は問題ないが」
後輩「私はあるんですよ!」
妹「楽しそうだなー。私もついてこうかな」
男「駄目に決まってんだろ」ペシッ
妹「あうっ」
ーーーーーー翌日ーーーーーー
[学校]
友「ようお二人さん。……って何だっ!?」
男「おう友。おはよう」
後輩「うう……///」
友「まさか二人が手ぇ繋いでくるとは……。天変地異の前触れか?」
男「んな訳ないだろ」
後輩「せっ、先輩っ私あっちですからっまた後でっ!」
男「そこまで送ってくって」
後輩「いいです大丈夫ですさよならっ」
男「行っちまったよ……」
友「ふんふん、なるほど」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
友「昼だな。って俺ポジションやっぱりこれか」
後輩「右よーし。左よーし。前も後ろもよし。ふう、先輩はいませんね」
男「後輩、ここにいたのか」
後輩「ひゃあ!」
男「そんな可愛い声出すなよ。抱きしめたくなるだろ」
後輩「気持ち悪いです本気と書いてマジで離れてください」
男「相変わらず毒舌だな。まあそこも可愛いんだが」
後輩「もーやだこの先輩」
同期女(元クラスメイトa)「見つけたあ!」
男「よう同期女。久しぶりだな」
同期女「うん久しぶりー……じゃなくて、聞いたわよ! 手を繋いで登校して来たんですって!?」
後輩「何で知ってるんですか……」
同期女「ふふん、○○大の情報通を舐めないでほしいわね」
同期女「まあツイッター見ただけだけど。ほら」
後輩「……何で私達が名物カップルになってるんですかー!」
同期女「八割方あなたのせいだと思うけど」
後輩「うぐ……。逆の立場になるとかなり恥ずかしいですね」
男「おい、昼の時間なくなるぞ。早く食わないと」
後輩「あ、そうでした」
同期女「おっと、私も早く食べないと。じゃねー」
後輩「嵐のみたいな人ですね。大学に来て研きがかかったんじゃないですか?」
男「そうだな」
ーーーーーー
男「あーん」
後輩「えっ、本当にやるんですか!?」
男「おう」
ザワザワ メイブツカップルガアーンシテルゾー シカモオトコノホウカラダ! ツイートツイート!
後輩「ほら! 皆見てますよ!」
男「俺は気にならないぞ」
後輩「私が気になるって言ってるじゃないですか!」
ピロリン♪ ピロリン♪
後輩「そこっ! 写真撮らないっ!」
男「しょうがないな。ほら、行くぞ」
後輩「えっ、どこ行くんですか?」
ドッカイクミタイダゾー オレツイテコー
後輩「ついて来てるんですけど」
男「走るぞ」グイッ
後輩「えっ、ちょっと待ってくださいよ!」
ーーーーーー
後輩「どこですかここ」
男「さあ。適当に走ってたら着いた」
後輩「疲れた……。こんなことする必要あったんですかね? あーんしなければいいと思いますが」
男「んなことできるか」
後輩「どうしてもあーんしたいんですか……」
男「ああ、三食……は無理だが二食は確実にしたい。そのうち三食できるようになると思うが」
後輩「え、それってもしかして……」
男「ほら、もう時間がない。早く食べるぞ」
後輩「あ、はいっ」
男「あ、しまったな。走ったから弁当ぐちゃぐちゃになったかもしれん」ゴソゴソ
後輩(あれって、本当の先輩の気持ちは有るんですかね。それとも今の先輩だけ……?)
後輩(本当の先輩の気持ちも有ると良いんですけどね)
男「良かった、あまり崩れてなかった。ほら後輩、あーん」
後輩(そういえば元に戻ったときに今までの記憶は残るんでしょうか。まあとりあえず録音しといた方が良さそうですね)
いいよいいよ
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