Mystery OF LoveLive! 「10人目のμ,s」 (69)

基本的にミステリー

時系列は2期11話あたりからの

もしかしたらあったかもしれないひと騒動

2期11話を見れば分かりやすくなるかもです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1415446761

穂乃果「都市伝説って信じますか?」

海未「都市伝説・・・それは世間一般の人々の間にまことしやかに流れる噂話」

ことり「私たちμ,sもそれは例外ではなかったんです・・・」

花陽「私たちが体験したとても奇妙な出来事」

凛「凛たち9人が・・・」

真姫「そう・・・私たちは9人だったはずよ・・・?」

にこ「どうしてこんなことになってるの!?」

絵里「わからない・・・・分からないわ・・・」

希「あなたは・・・いったい・・・・だれなん・・・・?」




???「そうです・・・・私が10人目のμ,sです・・・・」

カチャカチャ・・・・・

249 名前:NIPにかわりましてLOVELIVERがお送りします[sage] 投稿日:2015/2/3(火) 18:01:56.54 ID:98u89kk9i
μ,sのバレンタインライブ楽しみだな~

250 名前:NIPにかわりましてLOVELIVERがお送りします[sage] 投稿日:2015/2/3(火) 18:02:56.54 ID:76tgyug7uy
そういえばμ,sって3年生もいるんでしょ?3年抜けたらどうするんだろうね?

251 名前:NIPにかわりましてLOVELIVERがお送りします[sage] 投稿日:2015/2/3(火) 18:05:12.56 ID:jkojouj
あー確かにね・・・・あの9人で完璧って感じだもんね…私は絵里さん抜けたら嫌だな…

252 名前:NIPにかわりましてLOVELIVERがお送りします[sage] 投稿日:2015/2/3(火) 18:10:48.02 ID:hy78aFuhy252
>>250知らないの?

250 名前:NIPにかわりましてLOVELIVERがお送りします[sage] 投稿日:2015/2/3(火) 18:11:56.54 ID:76tgyug7uy
何を?

252 名前:NIPにかわりましてLOVELIVERがお送りします[sage] 投稿日:2015/2/3(火) 18:12:48.02 ID:hy78aFuhy252
μ,s……増えるらしいわよ…

2月5日(木曜日)―音ノ木坂学院合格発表日(特別休校日)―

亜里沙「やった!合格だ!やったよ!私μ,sに入る!」

亜里沙が絵里の胸に飛び込んでくる

今日は音ノ木坂学院の合格発表会だ、亜里沙はその試験に見事合格した

絵里「ハラショー、よかったわね、亜里沙」

亜里沙「雪穂も!雪穂もねっ!受かったの!」

亜里沙は喜びを隠せない様子だ、穂乃果の妹の雪穂も合格したらしい。

これで二人は来年には晴れて音ノ木坂学院の生徒だ

亜里沙「お母さんにも報告しなくちゃ!」

はしゃぎまわる亜里沙を見て絵里は彼女の学校生活が楽しいものであることを願った

―穂乃果の家―
ガラガラ~

雪穂「ただいまー」

穂乃果の母「ねぇ!?どうだった!?」

雪穂「あぁ~うん合格したよ」

穂乃果の母「あーよかったわ~」

しかし穂乃果は不満げだ

穂乃果「なんでそんなに冷静なの!?合格だよ!万歳だよ!」

雪穂はそのまま部屋に向かおうとして…ふと足を止めた

雪穂「ねェ…μ,sってさ…」

穂乃果「…?」

2/6(金)―放課後―

海未「ラブライブ出場まで一か月を切りました、そこでこれからは負荷の大きい練習は避け、体調管理に努めます」

凛「練習随分減ったね~」

花陽「完全にお休みの日もあるね」

海未「はい、A-RISEの方々にもアドバイスをいただきまして、あと今年は風邪が流行しているそうなので各自手洗いうがいを徹底してくださいね。」

一同「はーい」

穂乃果「・・・・・・・」

海未「穂乃果?・・・・聞いていましたか?」

穂乃果「えっ!?うん!大丈夫だよ・・・」

一同「・・・・」

そして話題は昨日のことに移る

真姫「そういえば、亜里沙ちゃんも雪穂ちゃんも合格したんでしょ?」

凛「すごいにゃ~!雪穂ちゃんも亜里沙ちゃんも受かるなんて!」

穂乃果「うん、だから二人とも来年からは音ノ木坂の生徒だよ・・・・」

絵里「ありがとう凛、亜里沙ってば昨日はずっとはしゃいでてね、μ,sだμ,sだってずっと言ってるのよ」

穂乃果「いいな~!亜里沙ちゃんはそんなに喜んでるの!?ウチの雪穂ってば全然嬉しそうじゃなくて冷静なんだよ!穂乃果つまんない~!」

海未「雪穂ちゃんは穂乃果と違ってしっかり者ですからね、受かる自信があったのでしょう」

穂乃果「えー!海未ちゃんだって、合格発表の朝はまだ見たくない見たくないって泣いてそのあと合格した後も嬉しくて泣いてたくせに!」

海未「なっ!?/////そんなことはありません!」

穂乃果「嘘じゃないもん~!覚えてるも~ン」

海未「なっ!?待ちなさい!穂乃果!」

二人の喧嘩は相変わらずだ

ことり「何はともあれ!これで音ノ木坂学院ももっと盛り上がるね!」

それを聞いていた希は……

希「うん…これならウチらが居なくなっても楽しくやっていけそうやね…」

少し悲しげな表情をしている…しかし

にこ「なぁにしょげた顔してるのよ!ラブライブまであと一か月なのよ?落ち込んでる暇なんてないわよ」

にこの元気も相変わらずだ

真姫「そうと決まれば、練習ね」ガタッ

花陽「うわわっ、チョットマッテー!」

凛「凛もいっくにゃ~!」

穂乃果「オー!!!」

他のメンバーもグランドへ向かう

バタバタバタバタ!

海未「みなさん廊下は走ってはいけませんよ?!…全く…誰に似たのでしょうね…」

海未は散らかしていった部室を軽く片付ける

海未「パソコンもつけっぱなしですよ…」

カチャカチャ…パソコンを消そうとした海未だったが…そこに気になる書き込みを見つける…

パソコンの書き込み「もうすぐラブライブ出場ですね!10人のパフォーマンスが楽しみです!応援してます!」

海未(10人…?私たちは9人のはずですが…?)

しかし海未はこの時、この書き込みをあまり気に留めなかった…これが全ての始まりだとも知らずに…

音ノ木坂学院―グラウンド

穂乃果「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」

μ,sのメンバーたちは走り込みをしている…その休憩中

海未「…穂乃果…何かあったのですか…?」

穂乃果「えっ…なんでもないよ…?」

ことり「隠しても分かるよホノカチャン…ずっと何か悩んでるんしょ?」

穂乃果「・・・ハハハ・・・やっぱ分かっちゃう?」

海未「何年幼馴染やってると思ってるんですか・・・?それで・・・どうしたのですか?」

穂乃果「実は・・・」

ヒソヒソ・・・ヒソヒソ・・・

あの噂知ってる?

なに?あの噂って?

μ,sがね10人になるんだって!

えー!何それ初めて聞いたkwsk

うーんなんかね友達が聞いたんだって

ホントに?

で、誰が入るの?

私は別の噂聞いたんだけどね・・・・

うんうん・・・?

2月6日(金) ―放課後― 穂乃果の家

ガラガラ~

穂乃果「ただいま~」

・・・っても・・・だね~♪飛び込む~・・まもなく・・た~♪

亜里沙「穂乃果さん!おじゃましてます!」

穂乃果「あっ亜里沙ちゃん!こんにちは」

亜里沙「あっ・・・穂乃果さん・・・ちょっと見てもらっていいですか・・・?」

穂乃果「えっ?うん!」

亜里沙「みゅ~ず!みゅーじっくすたーと!!・・・・・・・どうですか・・・?」

穂乃果「・・・・うん!ばっちりだよ・・・」

亜里沙「やったぁ!・・・私・・・μ,sに入っても問題ないですか・・・?」

穂乃果「・・・・うん・・・!」

雪穂「こらこら雪穂~お姉ちゃんは本番近いんだから困らせないの」

亜里沙「あっごめんね雪穂!穂乃果さんもすいませんでした」

穂乃果「ううん、ゆっくりしていってね」

亜里沙「はい!」

穂乃果が部屋に行くのを見とどける雪穂と亜里沙

亜里沙「oh!ハラrrショー!今度これ練習しよ!雪穂!」

雪穂「・・・ねぇ・・・亜里沙・・・・」

亜里沙「どうしたの・・・?雪穂」

雪穂「私の話・・・聞いてくれる?」

2月7日(土) ―朝―

雪穂「ねぇ・・・お姉ちゃん・・・」

穂乃果「???」

雪穂「ちょっと話があるの・・・・聞いてくれる?」

穂乃果「・・・・うん」

2月8日(日)

穂乃果「よぉ~し!遊ぶぞ~!!」

にこ「あそぶぅ~?」

絵里「いきなり日曜に呼び出して、遊ぶって?」

希「休養するんじゃなかったん?」

穂乃果「そうだけど一回も全員で遊んだことなかったし」

海未「そうですよ~たまにはみんなで遊ぶのもいいかと」

ことり「今日天気いいし」

花陽「遊ぶのは精神的な休養だって本で読んだこともあるし」

真姫「そうそう!」

凛「にゃ~!」

にこ「なっ!?やけに強引ね」

希「でも遊ぶってどこで?」

穂乃果「ふふふ・・・それはね?」

2月8日(日)夕方
穂乃果「・・・・ごめん・・・・ちゃんと言うね・・・・」

海未、ことり、真姫、花陽、凛(うん・・・・・)

穂乃果「ラブライブが終わったら!!μ,sは!!!―」

ヒソヒソ・・・ヒソヒソ・・・

ねぇねぇ!?聞いたあの噂!?

うんうん!私も聞いた!?

アレ本当なの!?

なになに何の話!?

知らないの?えっとね・・・

2月9日 (月)―学校―
海未「はい!それでは今日の朝練習は以上とします!」

穂乃果「うー終わったぁ~」

凛「最近ホントに寒いにゃ~」

花陽「風邪ひかないようにしないとね」

にこ「そういうと思って・・・はいっ温かいお茶よっ」

凛「にこちゃんありがとにゃ~!」

真姫「にこちゃんもたまには気が利くじゃない」

にこ「なっ!?そういうこという真姫ちゃんにはあげないわよ?」

真姫「ふふっ冗談よ、にこちゃん・・・ありがとう」

にこ「なっ・・しょうがないわね~//////」

希「にこっちは相変わらずツンデレやね」

絵里「私の居たロシアではこんなの寒いに入らないわよ?(ドヤチカ)」

希「ほんとなん?~じゃあこれは~?」

絵里「あぁっ希!冷たい手でそんなとこ触らないでっ////」

希「うりうりぃ~」

海未「相変わらず二人は暑いですね・・・・」

そして全員で学校へ向かう

学校に入ると壁にポスターを貼っている生徒がいる・・・ことりだ

ことり「あっ穂乃果ちゃん!海未ちゃん!」

海未「ことり、朝から大変ですね」

穂乃果「うんうん、今日当番だった子が休んじゃったんでしょ?」

ことり「ううん、大丈夫!それより放課後の練習は私も参加するからねっ」

海未「はい、ではまた教室で」

穂乃果「またねことりちゃん!ガシィ~すりすり」

ことり「もう~ホノカチャンたら~////」

そして教室に入るとヒデコ、フミコ、ミカの三人がすでにいた。

ヒデコ「よっ!お二人さんおはよう!」

海未「おはようございます、今日も早いですね」

穂乃果「おっはよー!みんな」

フミコ「全く穂乃果は朝からテンション高いです」

穂乃果「クゥ~ン」

フミコ「よしよし」

ミカ「そうそう聞いたよ?」

穂乃果・海未「?!・・・」

ヒデコ「μ,s・・・・10人になるんでしょ?」

2月9日(月)放課後 ―部室―

にこ「う~んやっぱりネットでもちらほら書き込みがあるわね」

海未「そうですか・・・やはり出所はネットでしょうか?」

絵里「ネットだと書き込んだ人の特定もできないし・・・」

希「とりあいず、見守るしかなさそうやね・・・」

ことり「なにか悪いことでもあるんですか・・・?」

絵里「いえ・・・でも亜里沙はμ,sに入らないって言っている以上噂が一人歩きするのは良くないわね」

ことり「亜里沙ちゃんが?」

真姫「まぁそんなこと気にしても仕方ないでしょ!?」

凛「そうだにゃそうだにゃ!」

花陽「それより!今はバレンタインデーのライブのことを考えましょう!」

希「そうやね、小さなデパートのイベントやけど、ラブライブ前の最後のライブになるんやから」

穂乃果「それじゃあ練習はっじめるよ!」

おー!!

ことり「・・・・・・」

2月10日火曜日 ―放課後部室―

海未「さて・・・練習も軽く済ませましたし・・・あとは何かありますか?」

穂乃果「はいはーい!」

海未「なんでしょう穂乃果?」

穂乃果「あたし、衣装合わせがしたい!」

凛「それいいにゃ~」

海未「ですが・・・ことりは仕事でいませんし・・・」

希「ほんの少しならええんちゃう?ことりちゃんこの前衣装は完成したゆうてたやん」

絵里「そうね、今回はすこし衣装の制作が遅れていたようだしその分ことりの渾身の衣装を私も見てみたいわ」

海未「そうですか・・・でも場所がわかりませんよ?」

にこ「それなら大丈夫にこっ」

真姫「右から三番目のコインロッカーに入れてるって手伝った時いつも言っていたわ」

穂乃果「じゃあさっそく!・・・・あった!」

凛「可愛いにゃ~」

花陽「全員分あるみたいですね」

机の上に衣装が広がる

絵里「袋にそれぞれ名前が書いてあるわね」

海未「おかしいですよ・・・この袋、名札が付いていません」

穂乃果、海未、真姫、凛、花陽、にこ、絵里、希、そしてここにいないことり・・・
そして名前のない袋がもう一着・・・

凛「10着衣装があるにゃ!」

花陽「えぇ!?どういうことナノォ?」

穂乃果「ことりちゃん作り過ぎちゃったのかなぁ・・・?」

真姫「ことりに限ってそれはないと思うわ」

海未「もしかしたら予備なのかもしれません・・・今度ことりに確かめてみます」

花陽「もしかして・・・10人目の・・・μ,s・・・」

全員「ゴクリ・・・・・」

2月14日(金)バレンタインデー当日(デパートでイベントライブ)

穂乃果「さぁ!バレンタインデーだよ!」

海未「穂乃果はしゃぎすぎです」

絵里「久々のライブだものね、アタシも楽しみよ」

希「チョコを配りながらライブやるなんてナイスアイデアやん」

真姫「私はあげるより貰う方が好きだけど」

にこ「またまた~真姫ちゃんだって彼氏にチョコあげたいんでしょ!?」

真姫「なっ!イナイワヨ!///////」

凛「凛も思いっきり体動かしたいにゃ~」

海未「それでは、ライブは午前と午後2回ありますのでよろしくお願いしますね」

ほぼ全員「はいっ!」

ことり「・・・・・」

海未「ことり・・・・?大丈夫ですか?」

ことり「うっ・・うん!」

海未(ことり・・・この前の衣装の一件以来少し元気がない気がします・・・しかしことりは衣装の数が多かった件は何も知らないと言っていますし・・・)

絵里「それとお弁当は出るのよね?」

海未「はい、もちろんです」

花陽「うぅ!ここのデパートのお弁当屋さんはとっても評判良いんだよ!食品の質はもちろん食品の安全にも気を使ってて・・・」

凛「うわぁ~楽しみだにゃ~」

イベント係員「音ノ木坂スクールアイドル部のみなさん!ステージに控えお願いします」

穂乃果「それじゃいくよ!μ,s!ミュージック!スタート!」

全員「おー!」

―午後―(午前のライブ終了)

穂乃果「いや~楽しかったね~」

海未「この寒い中をあんなにもお客さんが集まってくれるなんて、感動です」

絵里「チョコレートを渡すイベントも楽しんでもらえたようね」

花陽「小さい子供にいっぱいチョコあげちゃいました」

希「ウチのスピリチュアルパワー込めたチョコで恋愛運もアップやで」

にこ「世界中のにこのファン全員にチョコあげちゃうなんてぇ~ニコってば罪な女」

真姫「その割には手元にチョコ余ってなかった?」

にこ「ギク!」

凛「それよりもチョコより凛はお腹すいたにゃ~」

ヒデコ「おつかれ~今弁当持ってきてもらうように手配するから」

フミコ「今日の衣装可愛かったよ」

ミカ「ばっちりとったから期待してて」

穂乃果「楽しみだねっ」

その時・・・

ヒデコ「はい・・・もしもし・・・えっ?」

ヒデコ「いえ・・・そんなはずは・・・えぇ・・・もう一度確認お願いします」

海未「どうしたのですか・・・?」

ヒデコ「弁当がね・・・10個あるんだって・・・?」

穂乃果「どういうこと?」

希「誰かが2個頼んだん?」

にこ「えっ・・・希以外に・・・?」

にこは花陽を見る

花陽「私はダイエットしたばかりナノデ・・・」

ヒデコ「とりあいずもうすぐ配達のおじさんが来ると思うからちょっと待ってー」

―3分後―

配達員「しゃーす!!!お届け物の弁当、μ,sさんが9個・・・でよかったすか?しゃーす!」

海未「はい・・・あの・・・」

配達員「うわぁ!感動っす!本物の園田海未さんだ!ファンなんです!すいませんサインください!しゃーす!」

海未「え・・・えぇ・・いいですが・・・」

穂乃果「穂乃果たちも書いていい!?」

配達員「はい!もちろんです、しゃーす!」

配達員「あざーす!それではお弁当が9つですね!」

海未「はい、それで・・・・」

配達員「あっやっべ!親父に怒られちまう!それじゃあお題はいただいてるんで!ありがとうございます!しゃーす!」ダッ!

凛「なんだったんだにゃ・・・」

海未「またしても10人目のμ,s・・・ですか・・・」

―夕方―

穂乃果「う~ん!ライブが成功して今日もパンがうまい!」

海未「穂乃果!食べ歩きはみっともないですよ」

穂乃果「いいじゃ~ん!海未ちゃんのけちんぼ~」

海未「まったく・・・いつもそうなんですから・・・」

ことり「・・・・・」

絵里「あっちで何か人が集まっているわ」

よく見ると商店街の一角に人が集まっている

希「くじ引きやね」

真姫「そういえばデパートの人にお礼だって券を貰ったわ、この枚数なら2回は回せるわね」

そういって券を取り出す真姫

ちなみに賞品は

一等[2泊3日温泉旅行2名] 2等[米俵] 3等[薄型テレビ] 4等[ラジカセ] 5等[その他もろもろ]

しかし問題は・・・

凛「だれがまわすにゃ~?」

花陽「それはやはり部長が!そして二等の米俵を!」

にこ「わたしがっ!?・・・じゃあ最初は私が回すわ!いくわよ~~~~~おりゃ!」

カラン・・・○・・・・・・はずれ・・・

おじさん「ざんね~ん」

穂乃果「あ~・・・文化祭の時も外してたし・・・にこちゃんもしかしてくじ運よわい?」

にこ「むぅ!失礼ね!だったら穂乃果が引きなさいよ!」バッ

にこの手が離れ・・・レバーが回る・・・くるん・・・カラン・・・・● (金色)

にこ「あっ・・・」

穂乃果「あっ・・・」

おじさん「あっ・・・おおおおおおおおおおおおおおおあたあああありいいいいいいいいいい!!!」

全員「えええええええええ!!!」

おじさん「おめでとう!2名様2泊3日温泉旅行チケットだよ!」

絵里「ハラショー・・本当に・・・当たってしまったわ・・・」

海未「ですが・・・どうするのですか?行けるのは二人だけなのですよ」

にこ「あたしが引いたのよ!」

穂乃果「私に引けって言ったじゃん!」

にこ「でも、私が引いたことに変わりはないわ!」

穂乃果「にこちゃん一回引いてるじゃん!」

ぐぬぬぬぬぬ・・・・

海未「決着がつきませんよ・・」

絵里「私にいい考えがあるわ」

絵里は得意げに話し始める

絵里「最近私たちの周りで起きている10人目のμ,sの正体・・・」

絵里「この謎を解いたものがこのチケットを手にする!そして温泉に二人きりで行ける!」

全員「おおおおおお!!」

絵里(これで希と・・・)

海未(穂乃果と・・・)

希(エリチと…)

凛(かよちんと・・・)

花陽(凛ちゃんと・・・)

真姫(にこちゃんと・・・)

にこ(うぅ・・・まきちゃんと温泉・・・)

全員「乗った!!」

海未「それではそれぞれ温泉に行きたいメンバーとチームを組みましょう・・・私は直前まで内緒にしたいので・・・一人でいいです」

そしてできた各チーム

チームほのこと!チームりんぱな!チームにこまき!

絵里「希・・・?」

しかし

希「ごめんエリチ・・・ウチちょっと今回は一人で考えさせてくれんかな・・?」

絵里「えっ・・・分かったわ・・・希がそういうなら・・・」

絵里は不服そうだがしぶしぶ了解した

絵里「では1週間後・・・それまでに各自謎を解くこと!以上!」

全員「負けません!」

???「ここまでは前編よ・・・さて誰が犯人か分かったかしら??」

容疑者はざっとこんなところ

①穂乃果

②ことり

③真姫

④凛

⑤花陽

⑥にこ

⑦絵里

⑧希

⑨雪穂

⑩亜里沙

⑪アルパカ

⑫A-RISE

⑬その他

回答編は明日の21時から・・・それでは

バッハッハーイ

回答て

漢字の誤字のせいで大事なところで萎えたっていうね

ギャルゲーのほうはいいの?

>>28
えーなんで分かったんですか?

削除人の特権よー

それではちょっと早いですが各チームの捜査の様子を見てみましょうか・・・・

―部室―

穂乃果「う~ん・・・」

穂乃果は例の衣装も前に何か考え込んでいる・・・

穂乃果「それにしてもこの衣装・・・何かおかしい・・・どれかと見覚えが・・・」

穂乃果「着られるのかな・・・うんしょ・・・キツイ・・・」

穂乃果「でもわかったよ・・・このサイズを着られるのは・・・」

―1年生教室前―

凛「それじゃあ早速聞き込みを開始するにゃ」

花陽「聞き込みって・・・誰にするの凛ちゃん」

凛「う~ん・・・とりあいず・・・」

その時・・・

???「あっあの!?」

凛「にゃ?」

女の子「μ,sの星空凛さんと小泉花陽さんですよね!私ファンなんです!」

凛「り・・・凛を・・・?」

花陽「わ・・・わたしも・・?」

女の子「はい!私は来年から入学で今日は入学前の見学なんですけど」

凛「そうだ!あなたに聞きたいことがあるにゃ」

―真姫の自宅―

真姫「にこちゃん・・・それで謎は解けたの?」

にこ「わからないにこ~」

真姫「そうだと思ったわ・・・・」

真姫(でも・・・私の推理では・・・・あの子しか犯人はいないわ・・・・)

真姫は例の衣装のデザインを思い浮かべる

黒のメイド服にピンクのライン・・・そして赤いリボン、スカートはやや長め・・・

真姫(あの衣装のデザイン、アレが事件を解くカギよ・・・)

―海未の自宅―

海未 (穂乃果と温泉穂乃果と温泉穂乃果と温泉)

カチャカチャカチャ

海未(穂乃果と温泉・・・・)

▽そっとしておこう・・・・

―帰り道―

希(うぅ~ん・・・今日は帰りに肉まん買ってかえろうかなぁ・・・・)

そして最後は希と温泉に絶対行きたいエリチカである・・・

謎解き期限前日・・・

絶対負けないチカ!!

絵里「・・・・とは言ってみたけど・・・全然わからないチカ・・・」

絵里がふと部室を覗くと

凛「う~理科の授業意味わからないにゃ~」

花陽「凛ちゃん昔から文系だもんね・・・」

何やら話し込んでいる

絵里は二人に話しかける

絵里「どう?なぞの解明は進んでる!?」

凛「にゃ!・・・もちろんにゃ!」

花陽「モチロンデス!」

予想外の反応にうろたえる絵里

絵里「そ・・そう・・・そういえばそれは何・・・?」

絵里は机の上の教科書を指す

花陽「理科の教科書です・・・凛ちゃんフレミングの法則が理解できないんです・・・」

凛「難しいにゃ~」

絵里「そう・・・あっじゃあ電流つながりで一つ面白いクイズを出してあげるチカ」

絵里「それでは問題です!」デン☆

通常、導線の中を流れる電子全体のスピードは次のうちどれでしょう?

① カタツムリ並み
② 人間の走る速度程度
③ 車くらいの速さ
④ 光に近い速さ

絵里「さぁ、あなたにはわかるかしら?」

絵里「正解はね・・・①よ」

凛「えぇ!なんで?」

絵里「それはね・・・導線の中の電子はそれぞれ早く動いているものもあるんだけど実は全体ではとても遅くてね・・・私たちが電気は早いと感じるのはギチギチに詰まった導線の中を別の電子が押すからA地点で電子が動いたとしてもB地点に瞬時に押されて電気が伝わるわけ・・・ちょうど押し出されるところてんのように・・・」

絵里(押し出される・・・ところてんのように・・・ハッ)

絵里「フハハックックックッヒヒヒヒヒケケケケケ、 ノォホホノォホ、ヘラヘラヘラヘラ、アヘアヘアヘ」

花陽「えっ・・・えりちゃん・・・?」

凛「どうしたんだにゃ~!!」

絵里「ユウレイか!」

凛「????」

それでは続きを開始します

そして1週間後・・・みんなは部室に集まっている

絵里「みんな謎は解けたかしら・・・?」

一同「・・・・・・・」

絵里「それではそれぞれ推理を披露しましょう」

穂乃果「じゃあ私の推理からね・・・」

穂乃果「まずはこの謎の衣装を見てね・・・・実はこの衣装サイズが私のより小さいんだよ・・・」

にこ「着たんかい!」

穂乃果「それで気づいたんだよ・・・この衣装は誰か背の小さい子のために作られたんじゃないかって・・・」

穂乃果「つまり、この衣装が着られる人が犯人!そしておそらくそれは・・・凛ちゃん!かにこちゃん!」

ビシィ!!

にこ「なんでそうなるのよ!」

凛「凛は犯人じゃないにゃ~!」

穂乃果「私の推理は終わりです」

にこ「終わりか~い!」

海未「では次は凛の推理を披露してください」

凛「むぅ~~じゃあ凛たちの推理ね」

花陽「私たちはまず聞き込みをしました、そこで有益な情報を手に入れました!」

凛「凛たちが聞いた子は来年入学してくる生徒の子だったけどその女の子が聞いていたんだにゃ」

凛「亜里沙ちゃんが合格発表の日に、μ,sに入るって叫んでたって」

花陽「つまり最初に噂が広まったのは亜里沙ちゃんがこの時言った言葉が元になっていると考えられます!」

凛「つまり犯人は亜里沙ちゃんにゃ!」

花陽「私たちの推理は以上です」

真姫「次は私の推理ね・・・・」

真姫「私たちは、衣装のデザインから犯人を推理したわ・・・・」

真姫「まずこの衣装、何か気づかないかしら・・・・?」

凛「んんん~?」

真姫「こうすれば分かりやすくなるわ・・・」

真姫はそういって全員分の衣装を並べる

絵里「なるほど・・・わかったわ・・・私たちの衣装はすべてデザインがそれぞれ違う・・・」

真姫「そうよ・・私たちの衣装はそれぞれ微妙に違うの・・・そしてこれは穂乃果の衣装にとてもよく似ている」

穂乃果「えぇ!穂乃果犯人じゃないよ!」

にこ「犯人はみんなそういうのよ!」

真姫「いいえにこちゃん穂乃果は犯人じゃないわ・・・」

にこ「ズコー!!!」

真姫「私は考えたの・・・この衣装は穂乃果には小さすぎる…それなのに穂乃果と同じデザイン・・・この条件にあてはまる人物」

真姫「つまり・・・犯人は雪穂ちゃんよ!」

花陽「まさか!?」

凛ちゃん「雪穂ちゃんが・・・」

真姫「私も信じたくはないわ・・・・だけどそうとしか考えられないの・・・・」

真姫「これが…私たちの推理よ!」

穂乃果「雪穂がそんなことするはずないよ・・・・」

海未「まだ決まったわけではありません・・・まだ推理はすべて終わったわけではないですから」

絵里が腰を上げる・・・

絵里「じゃあ私の推理ね・・・」

絵里は話し始める

絵里「私はみんなとは少し違う視点から切り込みを入れて見たわ」

花陽「というと?」

絵里「そもそも・・・この噂の出所・・・つまり噂の発信源がなぜμ,sだけこんなに広まってしまったのかというのを考えたの」

真姫「成る程ね…スクールアイドルの数はこの地区だけでもかなりのモノ、そこからなぜμ,sだけこんな噂が立つようになったか推理したってわけね?」

絵里「私が調べただけでも、某アイドルのメンバーの一人が実はロボット・・・などいろいろなアイドルに関する噂があったわ・・・」

絵里「そして一つの結論にたどり着いたわ・・・ヒントはこれよ・・・入ってください!」

そういって絵里はドアを開ける

???「失礼します!」

ツバサ「これがμ,sの部室ね!?とても素敵ね」

エレナ「あぁ・・・よく片付けられていて・・・とても落ち着く」

あんじゅ「完全にフルハウス」

絵里「A-RISEの皆さんよ」

一同「えー!!!」

海未「わざわざ呼んだのですか!?」

絵里「えぇ、部室を見せてほしいってお願いされてたから」

にこ「それで?A-RISEと今回の事に何の関係があるって言うの?」

絵里「えぇ…それを説明するにはまずA-RISEとμ,sの違いをあげる必要があるわ

穂乃果「A-RISEとμ,sの違い…?」

絵里「そこにその謎を解くヒントがあるわ」

一同「うーん」

みんなは考え込む

穂乃果「学校が違う」

ことり「グループ名が違う」

海未「曲が違う」

各々違いをあげる中・・・

凛「人数が違う・・・にゃ?」

真姫「ちょっと凛!それは安直過ぎない?」

しかし

絵里「いいえ、凛はある意味核心に近づいているわ・・・そう・・・μ,sとA-RISEはメンバーの数が違う・・・もっと詳しくいうならメンバーの選定方法が違う」

絵里「私たちμ,sは人数に定員がないのよ、希望したら希望したメンバーの数だけが増えていく・・・でもA-RISEは違う、ですよね?」

ツバサ「えぇ・・・そうよ」

英玲奈「私たちは、UTX学院芸能学科の中からオーディションを得てA-RISEのメンバーになった」

あんじゅ「つまり、私たちは常に三人、それ以上でもそれ以下でもなくよ」

ツバサ「欠員が出れば、その分だけメンバーを補充する・・・そういうやり方で私たちはA-RISEという名前を引き継いで来たの、もっとも私たちは全員2年生だから私たちが卒業した後どんなA-RISEになるか予想もつかないけれどね」

絵里「ありがとうございます、つまりこのようにメンバーを一定に絞っていないμ,sだからこそ今回のような騒動が起こるようになった・・・これが私の推理よ!!(ドヤァ)」

一同「おー」

しかし

海未「でも・・・ちょっと待ってください・・・」

絵里「何かしら?」

海未「それで結局、犯人は誰なんですか?」

絵里「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっ・・・」

絵里はしばらく考え込む・・・

絵里「分からないわ・・・」

一同「えーーーー!!!」

絵里「しょうがないじゃない!忘れてたんだから!」

凛「絵里ちゃんがこんな肝心なこと忘れてたなんて意外だにゃ~」

希「いや、違うで凛ちゃん、エリチは肝心なことほど熱くなると忘れてしまうんや」

希は思い出していた・・・初めて絵里と会った頃だっただろうか


数学の中間テストで絵里が満点を逃したことがあったのだ

その理由は、数学の最後の問題の設問に国語的な意味で少し矛盾が生じる箇所があったのだ

絵里はその問題文の矛盾をキッチリと指摘し、細かく訂正を書いて提出した

肝心の解答欄が白紙のまま・・・


希(廃校の件も結果よりも、どういう手段で廃校を防ぐかにこだわってたみたいやし、そのせいでアイドルのこと敵視してたようなもんやしな・・・それをウチがいつもなら注意してあげるとこやけど・・・)

今回、希と離れ絵里単独で捜査を行い絵里の悪い癖が出てしまったのが敗因のようだ・・・哀れエリチカ・・・温泉を逃す!!

絵里「うぇっ・・・ぐすん・・・もういや・・・エリチカお家帰る・・・」

希「よしよしエリチ・・・」

しかし

海未「いえ・・・まだ帰るのは早いです、私の推理がまだですから」

ツバサ「面白そうだね・・・私たちも聞かせてもらおうかな」

海未「ではこちらの椅子にどうぞ・・・」

海未「さて・・・」

ホワイトボードを広げすべての謎を整理する
海未「まず最初に、おそらくすべての始まりなのですがこれは合格発表の日あたりだと思われます」

海未「真姫たちの亜里沙がμ,sに入ると言っていた言葉、確かにこれは出発点ではあるのですが普通はここまで広がりませんよね・・・つまりこれにはからくりがあるのです」

海未「まずはこの書き込みを見てください」

海未が示したネットの書き込み・・・そこにはμ,s10人目の噂について多数書き込みがあった

海未「そして、この一文・・・これがまず最初の謎を解くカギです」

そのには・・・
260 名前:NIPにかわりましてLOVELIVERがお送りします[sage] 投稿日:2015/2/7(木) 18:05:12.56 ID:jkojouj
私も見た!金髪の青い目の女の子がμ,sに入るって言ってた!

と書き込まれていた

海未「これはおそらく亜里沙ちゃんの事かと思われます、ですが私たちの中に似たような容姿の人がいるのは・・・・・みんな気づいていますね?」

凛「もしかして・・・絵里ちゃん?」

海未「はい、その通りです、おそらくこの書き込みや噂話を聞いた人が金髪の少女を亜里沙ではなく絵里だと勘違いしたせいで噂話に説得力が出てしまったんだと思います」

海未「そして、もう一つ気になる書き込みがあります」

351 名前:NIPにかわりましてLOVELIVERがお送りします[sage] 投稿日:2015/2/8(日) 18:05:12.56 ID:u8u6hy7
μ,sは解散するって聞いた!

352 名前:NIPにかわりましてLOVELIVERがお送りします[sage] 投稿日:2015/2/8(日) 18:06:12.5 ID:9j7ho0ko
ほんとかよ!?ソースは?


353 名前:NIPにかわりましてLOVELIVERがお送りします[sage] 投稿日:2015/2/8(木) 18:07:17.57 ID:987huhu6
ホントに聞いたんだってば!

海未「この書き込みがさらに議論を呼びμ,s解散説と10人目説派でとても議論になっています」

海未「しかし、この書き込みをした主は何処でそのことを知ったのでしょうか・・・?」

海未「これはおそらく海岸での解散宣言が聞かれていたんだと思います・・・確かにあの海にはわたし達しかいないように思えました。でもそれは主観で確かめようがありません。海じゃないとしたら途中の駅は・・・?100%人がいなかったと言い切れないんですよ」

海未「これが第一の犯人、噂を広めた人物の真相です」

真姫「それじゃあ、衣装が増えてたのはどういうわけよ」

にこ「そうよそうよ!」

海未「はい、これも勘違いから来てしまった現象なのです」

海未「まずこの衣装・・・何か気づきませんか?試しに皆さんのと比較しましょう・・・」

絵里「たしか穂乃果の衣装に似てるのよね?」

海未「そうです、この衣装は穂乃果の衣装と非常に似ています」

海未「しかし、この衣装は穂乃果のではなくまたサイズも合いません、サイズが合うのは凛だけです」

凛「凛は犯人じゃないにゃ!」

海未「はい、凛は犯人ではありません、しかし実はもう一人この衣装がぴったり合う人がいるんです」

海未「入ってください」

ガチャ・・・・

穂乃果「雪穂!?」

海未「それでは、雪穂ちゃん・・・この衣装・・・着てもらえますか?」

雪穂「はい・・・」

ゴソゴソ・・・ガチャ・・・・

凛「・・・・ぴったりだにゃ~!」

花陽「どういうことですか!?」

海未「簡単な事です、この衣装は雪穂ちゃんの為に作られたものなんです」

海未「そしてもう一人・・・入ってください」

亜里沙「・・・・・・・」

絵里「亜里沙っ!?その衣装・・・」

亜里沙はμ,sの衣装を着ている・・・その衣装は絵里の衣装のデザインととてもよく似ている

海未「これは、私が見つけたものです・・・つまり衣装は11着あったんです」

その時

ことり「うわぁ~ごめんなさい!!!」

ことりが急に泣き出す

穂乃果「ことりちゃん!?」

ことりが泣きながら言う・・・

ことり「その衣装つくったの・・・私なの!」

絵里「えっ・・・・どういうことなの?」

海未「やはりそうでしたか・・・みなさんそしておそらくこれは時間のズレが産んだ勘違いです・・・」

まず最初にすべての時系列を整理しましょう

まず合格発表があったのが2月の5日です、そして私が噂の書き込みを見たのが6日です

2/5合格発表(学院特別休校)
・亜里沙がμ,sにはいると発言(噂の出所)

2/6
噂の書き込みが海未に見つかる

2/7(土曜)
亜里沙ちゃんμ,sに入らない宣言

2/8(日)
みんなで遊ぶ
海岸での解散宣言

海未「これだけでは情報が足りません・・・なのでもっと詳しく書きますとそもそも私たちが亜里沙ちゃんのμ,s辞退を知ったのは9日の早朝練習の時です、そしてこれは穂乃果が私たちに伝えたことです」

2/9朝
亜里沙ちゃんμ,sに入らない宣言(穂乃果が皆に伝達)

海未「この朝の時点でメンバーが亜里沙ちゃんの辞退を知ったわけですが・・・その時、一人だけ朝の練習にいなかった人がいるんですです」

花陽「あっ・・・・そういえばことりちゃんが保健委員で当番だった日です!」

海未「その通り、ことりはこの朝、亜里沙ちゃんがμ,sを辞退したことを知らなかった・・・そして放課後、絵里から入らないことを聞かされたのですね」

にこ「あ~もう分かんないわね!それと衣装が増えた件とどう関わりがあるって言うのよ!!」

海未「それは今から説明します」

海未「さて、このような手違いから亜里沙ちゃんのμ,s辞退の連絡のタイミングがずれてしまいましたが実はタイミングのずれ自体は大して問題ではなかったのです、あえていうならことりが衣装を隠すチャンスが限られたぐらいでしょうか・・・ここで問題になるのは伝達内容そのものに勘違いがあったことです」

穂乃果「う~ん???」

海未「気づきませんか?確かに絵里は亜里沙がμ,sに入らないと言いましたでも穂乃果はあの朝何と言いましたか?」

穂乃果「えっ・・・?え~と土曜の朝に亜里沙ちゃんと雪穂に話があるって言われて・・・」

海未「そこです!!」

穂乃果「えっ!?」

海未「そうです、2月9日朝の時点で穂乃果は、『亜里沙』と『雪穂』ちゃんの話をしていましたが同日夕方の時に絵里は『亜里沙』がμ,sを辞退した・・・としか言っていないんです」

希「つまりその時点でことりちゃんと他もみんなとの間に勘違いが生まれてしまったんやね」

海未「そういうことになりますね」

真姫「勘違いは分かったわ、じゃあこの衣装の正体は何なのよ?」

海未「単刀直入に言うとこの衣装はμ,sに入る二人の為にことりがプレゼントしようと作ったものだったんです・・・・そうですね・・・?ことり?」

ことり「・・・うん・・・最初はたまたまだったの・・・衣装の材料がちょっと余ったから・・・だけど1着作ったらもう1着も作らなきゃって思って・・・」

絵里「ことり・・・でも何も隠す必要はなかったんじゃない?」

海未「これは私の想像でしかないですが、この衣装・・・材料のお金はどうしたのですか?」

ことり「・・・・・・」

絵里「どういうことなの・・・?」

海未「やはりそうでしたか・・・この衣装はあなたのお金で作ったんですね・・・」

ことり「・・・・・・はい」

海未「部費に関しては私たち生徒会がキッチリ予算を組んで必要な分だけを支出していますが、これはことりが自腹で作ったものなので表に出せないとなると当然ことりにお金が戻ることはない・・・」

にこ「あんた・・・」

海未「そして以前、私たちはことりをきつく叱ったことがあるんです。私たちがまだ3人で部として認められていなかった頃、ことりが衣装代を自分の財布から出していたことがあったんです」

海未「それから程なくしてμ,sは部として認可されて、予算も降りるようになりました、しかしあの時私たちはことりだけが金銭的に負担を負わないようきつく叱ったんです・・・そのことでμ,sの新メンバーにプレゼントをしたいと思ったことりを追いつめてしまったのですね」

ことり「わたし・・・嬉しくて・・・後輩ができるのが・・・雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんが・・・μ,sに入りたいって言ってくれる子がいて・・・だから・・・」

海未「全く・・・ことりもなかなか強情ですね・・・でも心配ありません、部としてのアイドル部が無くなるわけではありませんし、雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんはμ,sには入りませんがアイドル部には入ってくれるそうですし、来年度の予算にこの衣装代は組み込んでおきます・・・それでいいですね?」

にこ「しょうがないわねー」

絵里「ことり・・・あなたのその優しい気持ち・・・追いつめてしまってごめんなさい」

穂乃果「雪穂の為にありがとうね・・・ことりちゃん」

雪穂「ことりさん・・・私たちこの衣装大事にします」

亜里沙「そしてμ,sにハラrrrショーと言ってもらえるようなスクールアイドルになります」

ことり「ありがとう・・・ふたりとも」

凛「いいはなしだにゃ~」

真姫「それで、お弁当の件はなんだったの?」

海未「それでは、最後の謎です、お弁当が増えていた件ですがこれもまたもや勘違いなのです」

絵里「どういうことなの?」

海未「はい、まず前提として私たちは増えたお弁当を今回は見てないですよね?」

花陽「そういえばそうでした!」

海未「ではなぜ、お弁当は10個になったのか・・・?正体はこれです」

海未はタバコの箱くらいの大きさの箱を出す

凛「これは・・・・?」

真姫「・・・・・石鹸?」

海未「よく見てください・・・この商品名」

[薬用石鹸ミューズ]

穂乃果「ミューズだ!」

海未「そうです、これが10人目のμ,s最後の謎です」

にこ「でも待って!なんで石鹸がお弁当になるのよ!?」

海未「その謎を解くカギになるのが彼女よ・・・入ってください」

ヒデコ「はい」

ツバサ「あなたは確か・・・ヒデヨ!」

ヒデコ「ヒデコです」

海未「それではヒデミ、あなたがあの時電話で話した内容を教えてもらえますか?」

ヒデコ「いやだからヒデコだって!・・・まぁいいわ・・・あの時話したのはね・・・」

―回想―

弁当屋の親父「あいよー!弁当屋ですー」

ヒデコ「すいません、音ノ木坂アイドル部の者ですけど」

弁当屋の親父「はいよー聞いてます」

ヒデコ「弁当は私たちが3個とμ,sが9個です」

弁当屋の親父「えっ・・・9個?ミューズは10個あるけどな・・・・・・またバカ息子の間違いか・・・?」

ヒデコ「いえ・・・そんなはずは・・・・・」

弁当屋の親父「わかった、とにかく一度息子に確認してみる」

ヒデコ「・・・・えぇ・・・もう一度確認お願いします」

―回想終わり―

海未「ありがとうございました、もう分かりましたか?弁当屋の親父さんはμ,sを石鹸のミューズと間違えてしまったんです」

ことり「そんなことがあるの?」

海未「おそらく親父さんのほうは、イベントがあることは知っていたのでしょう・・・しかしグループ名を知らなかった・・・」

希「それで、息子さんに聞いて自分の勘違いに気づいたんやね?」

海未「その通りです、実際にお店に行って確認を取りました・・・そしてその後息子さんはμ,sが来ていることを初めて知り、サインをもらった興奮で説明するのを忘れてしまったのです」

真姫「全くお騒がせね・・・・」

海未「これで私の推理は終わりです・・・何か疑問はありますか」

穂乃果「はいは~い!なんでお弁当屋さんなのに、石鹸があるの?」

海未「その質問は的確ではありませんね、でも言いたいことは分かります、どうしてお弁当屋が石鹸を配ってるのかと言いたいんですね?」

穂乃果「うん!うん!」

海未「花陽が言っていたでしょう?あのお弁当屋さんは食品衛生には気を使っていると、あのお弁当屋は冬になるとお弁当を買ってくれたお客さんに石鹸をプレゼントしていたんですよ・・・そしてことり?」

ことり「はい!?」

海未「今年の冬はある病気が流行ってるんでしたね?」


ことり「うっうん!今年の冬はインフルエンザよりも風邪の方が多いって・・・そのせいで保健委員も何人も休んでて・・・」

海未「ありがとうございますことり」

海未「先ほどことりが言ったように今年の冬は風邪が流行っていました・・・なのでたまたま別の注文をしていた客が10個石鹸をつけてほしいと言っていたんです」

一同「おー!!!」

海未「他に何かありますか・・・?」

穂乃果「・・・・ありません・・・」

絵里「完璧な推理だったわ・・・」

にこ「ぐうの音も出ないわ・・・」

真姫「くやしいけど・・・完敗ね・・・」

花陽「ここまで推理できるなんて・・・」

凛「すごいにゃ~」

ことり「海未ちゃんすごい・・・」

海未「でもここまで推理できたのは皆さんのおかげでもあるんですよ?皆さんが情報を集めてくれたからここまで推理できました・・・そして何より大事なのは自分の足で情報を集めることです」

海未「以上 Q,E,D(証明完了)です」

穂乃果「なんだか、すごい複雑だったようで・・・」

絵里「解いてしまえば簡単なものね・・・」

にこ「一連の騒動が勘違いからだったなんて・・・」

海未「はい、でも勘違いというのはなかなか馬鹿には出来ないんです、現に私たちの今後のμ,sの在り方がぶれていたせいでファンに誤解を与え10人目のμ,sを生み出してしまったのです」

真姫「じゃあ・・・この一件はどうなるの?」

海未「今はどうにもなりません・・・でもライブライブが終わったらファンの前で宣言しましょう・・・『μ,sは・・・解散します』と・・・」

穂乃果「・・・・そうだね・・・やっぱり私たちがμ,sなんだから…私たちの事は私たちの口から言わないと・・・」

ことり「そうだね・・・ホノカチャン・・・」

ツバサ「今日は面白い話が聞けたよ・・・それに部室も見せてもらった・・・ラブライブ本戦では最高のパフォーマンスを期待する・・・」

穂乃果「えぇ・・・もちろんです」

ツバサ「では、!またいつか会おう!

英玲奈「失礼した」

あんじゅ「完全にフルハウス」

そしてアライズ達は帰って行った・・・・

凛「ああああああああああ!そういえば温泉旅行はどうなるんだにゃ!」

絵里「ええ・・・でもそれは海未が決めることでしょう?」

穂乃果「でっ!誰を誘うの海未ちゃん!」

みんな「じー・・・・」

海未「そうですね・・・・」

海未(本当は穂乃果と行きたいのですが・・・・)

海未「私は、雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんにこのチケットをプレゼントしたいです」

雪穂「えぇ!」

亜里沙「私たちに!?」

海未「はい、音ノ木坂に入る二人へのささやかな合格祝いと言ったところでしょうか・・・・?」

雪穂「・・・海未さん・・・本当にありがとうございます!」

亜里沙「海未さん・・・大好きです」

海未「ふふふ・・・私こそこんな可愛い後輩が出来てうれしいですよ」

こうしてチケットは雪穂と亜里沙に渡った

絵里「それじゃあ・・・帰りましょうか」

穂乃果「疲れた~」

海未「穂乃果はなにもしてないでしょう?」

ことり「帰りにクレープ食べない?」

穂乃果「さんせ~い」

花陽「帰りに黄金米食べに行かない?凛ちゃん?」

凛「私はラーメンも食べたいにゃ~」

ガヤガヤ~・・・・・・


にこ「・・・・・・・そうだっ!私忘れ物があったにこ!真姫ちゃんは先に帰ってて」

真姫「えっ?私も行くわよ・・・」

にこ「大丈夫にこ」

タタタタタタ・・・・

―部室―

部室に誰かが一人いる・・・

にこ「ハァ・・・ハァ・・・」

希「にこっち・・・」

にこ「ぴゃぁ!」

にこ「のっ!希ぃ!おどかさないでよ・・・」

希はにこに話し始める・・・

希「ウチ・・・ずっと疑問やったんよ・・・」

にこ「・・・・」

希「海未ちゃんの推理は多分あたっとる・・・せやけどこの書き込みだけは腑に落ちんのや」

54 名前:NIPにかわりましてLOVELIVERがお送りします[sage] 投稿日:2015/2/3(火) 18:12:48.02 ID:hy78aFuhy252
μ,s……増えるらしいわよ…

希「この書き込みは雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんがμ,sにはいることをウチらしか知らんかった時のものや・・・」

希「もしかしてな・・・・ウチらの中に・・・すごくすごくμ,sが解散してほしくなくて・・・こんなことを書き込んだ子がいたとしたら・・・」

にこ「希!・・・・でも・・・・それは分からないことよ・・・」

にこ「分からないことなの・・・・」

希「うん・・・そうやね・・・ごめん・・・でももし本当にそんな子がいたとしたら・・・ウチが慰めてあげたいんよ・・・」

にこ「ふっ・・・希は相変わらずお人よしね・・・・」

希「にこっちも・・・やろ?」

夕日はいつしか沈み・・・外はいつの間にか暗くなりはじめていた・・・

希「帰ろうか・・・にこっち・・・」

にこ「ええ・・・帰りましょう・・・・」

―ラブライブ本戦会場―

穂乃果「それじゃあいくよ『1』!」

海未「2!」

ことり「3!」

真姫「4!」

花陽「5!」

凛「6!」

にこ「7!」

絵里「8!」

希「9!」

???「10!」

穂乃果(ハッ!?)

全員「μ,s!ミュージックスタート!!!」

穂乃果(そうだよね・・・この9人だけじゃない・・・ううん・・・10人でもない・・・・μ,sのファン・・・・このライブの見てくれている全員がμ,sなんだ・・・それが私たちの・・・みんなで叶える物語)

穂乃果「いくよ!みんな!」

そして穂乃果はステージへと駆けて行った・・・

『叶え!私たちの夢!みんなの夢!』




Mystery OF LoveLive! 「10人目のμ,s」

―おしまい!―

何か分からなかったとことかおかしなありませんか?

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom