男「年末年始ですねぇ」幼馴染「ですねー」(81)

神社

カップル「」イチャイチャ

カップル「」ベタベタ

男「……」イラッ

男「…元旦から初詣なんて来るもんじゃねえな」

男「なんでこんな事になったんだか…」

男「…チッ」

はよ

---

テレビ「田中ー、タイキックー」チャチャー

幼「…なんか最近、大晦日に格闘技やらなくなったねー」

男「…別に俺ら見ねーじゃん」

幼「まあね」

男母「お蕎麦できたよー」

男「できたぞー」

幼「男ー、取りに行ってー」

男「あいよー」

男「…なんで俺が取りに行かなきゃいかんの?」

男「ほらよ、幼」トン

幼「年越しそばは王道だね」

幼「ありがと。優しいねぇ、男は」ニコッ

男「…ふん」

幼「おいしー」モグモグ

男「天ぷらうまいな」モグモグ

幼「私、えび天大好きー♪」
男「なあー、うまいよなー」ニコッ

幼「おばさん自分で揚げてるんだよね、天ぷら」
男「ああ」

幼「揚げ物私も覚えようかな」

男「作れるようになったら、食わせてくれ」

幼「えー、どうしょうかな」ニヤニヤ

幼「食べたいの私だしー」

男「じゃ、いいや」
幼「……」プクー

幼「もぅ、そこはねばってよぉ」

男「…なんでだよ」

幼「……」

幼「…ところでさ、男」

男「…なんだ?」

男(急に真剣な顔になったな…どうした?)

幼「コタツは人類が生み出した最高の発明だと思わない?」キリッ

幼「このぬくもり、この安心感、この安定感…」

幼「住み着きたいな~」ヌクー

男「…何を言うかと思えば」ハア

男「それ毎年言ってるよな」

ほう

男「夏はエアコンこそ最高の発明とか言ってただろ、幼…」

幼「コタツが最高、エアコンは至高なの!」

男「…わからん」

幼「全然ちがうよー」

幼「比べようがないんだよ、どっちも良すぎて」

幼「冬暖かいお部屋で食べる雪見だいふくも」

幼「夏涼しいお部屋で飲むココアもぷらいすれすなの」

男「何がなんやら…」

幼「つまりどっちもいいんだよ」ニコッ

幼「…というわけで雪見だいふく食べよー!コンビニ行くよー!!」

男「そこに結論を持っていきたいわけか…」

男(…住み着きたいとか言うからビビったじゃねーか)

男(ここ俺の部屋だし)

男(…勘違いしたらどうしてくれる)

男(幼可愛いから、そういうこと言われるとヤバいんだよ)

幼「コンビニー♪」タタッ

男「走んな、転ぶぞ」

幼「あっ…」コケッ

男「…おっと!」バッ

男「いいタイミングで転ぶなよ…」

幼「えへへ、ありがと」

男「幼の行動パターンは幼稚園から変わんないんだよ…わかりきってるんだ」

幼「…私のことよくわかってくれてるんだね、男は」ニコッ

男「」カアッ

幼「ふふ」

……

テレビ「続いては紅組…」

幼「雪見だいふくー」ニコニコ

男「…子どもかよ」

幼「高一だし、まだまだ子どもでいたいなー」

男「…幼は十年後も同じこと言ってそうだな」

幼「おーとこ、あーん」スッ

男「…なっ!?」カアッ

幼「しないよー♪」

男「…からかうなよ」

幼「えへへー」

男「…自分のだいふく食べよ」

幼「…どきどきはしてくれるみたいだね」ボソッ

ゴーンゴーン

男「…あっ」

幼「…だね」ニコ

男「あけましておめでとうございます」ペコッ

幼「あけおめ!ことよろ!!」ペコッ

男「…今年もグダグダに終わってしもうた」

幼「あはは、いつもじゃん。それにもう去年だしぃ」

男「今年こそはリア充になれますように」

幼「男じゃムリムリ♪」

男「うっせ!志は高いんだよ」

幼「志だけはね」クスッ

幼「毎年いっしょじゃん。見てるからわかるよ。それにクリスマスも同じこと言ってたし」

ちょっと前 クリスマス

男「…グダグダだな」モグモグ

幼「…そう?」モグモグ

男「なんでクリスマスに、スーパーのフードコートでケンタのチキンなんだよ!!」

男「ケーキはミスドの小さいツリーのやつだしよぉ!!」

幼「…おいしいよ」

男「そこはまあいい」

幼「いいの?」

男「しかもこんなとこまでリア充、カップルの巣窟だ!ふざけんな、くそっ!!」

カップル「」イチャイチャ

幼「怒らない怒らない、ほらほらすまいるだよ~」ニコニコ

男「笑ってられるかあっ!!」

男「クリスマスはキリストさんの誕生日なんだよ!!」

男「神聖な日なんだよ、カップルがベタベタする日じゃない!!」

幼「それはみんな知ってるし、楽しいおめでたい日なら好きな人と楽しんでもいいよね」

男「…ううーっ、リア充どもめ」(怒)

幼「もー、落ち着きなよ、男ー」

男「マヤ歴の予言はハズれていない…新しい時代がくるんだ…リア充のいない素晴らしい時代が…」

幼「どんだけリア充がキライなの、男…?」

あれ続きは?

幼「!」

幼「…ねぇ男、駅前でイルミネーション見ようよ」

男「…あーっ?」

幼「きれいなんだって。せっかくだし見とこうよー」

男「…リア充が多そうで嫌だな」

幼「クリスマスは一年に一回しかないんだよ。楽しまなきゃだめだよ」ニコッ

男「何回も来てたまるか!バレンタインとこの日はっ!!」

幼「…バレンタインはチョコあげてるよ?」

男「…売ってるやつだし、俺もやってるじゃん」

幼「……」

幼「いいから!」

幼「いっくよー!!」グイッ

男「…引っ張んなよ」

男「……」

男(…こういうふうに、昔のまんま接されると距離感がわからないな…どうしたらいいんだ)

男(男子だと思われてないんだろうな…幼稚園のときのままの感覚か…)

幼「…チョコ、もっといいのにしなきゃね」ボソッ

駅前

ツリーなど「」キラキラ

幼「…わーっ、きれー…」

男「…ほうっ」

男「……」

男「…にしても」

リア充カップル「」ワラワラ

男「…砂吐き出しそうだな、ちきしょー…」

幼「すごいねー♪」

男「……」チラッ

男(…まあ、来たかいはあったな…食い入るようにイルミネーション見つめる幼、かわいいな)

男「……」ニコ

幼「……」

男「……」

……

幼「…あっ」

幼「あれイケメン君と美少女ちゃんかな…」

男「…まじかよ…ホントだ。リア充はどこにでもわきやがる」イラッ

男「…あっちにdqnとギャルまでいやがる…滅べ」

幼「…あっ、友君だ」

幼「見たこときれいな子といる…お嬢さま高校の制服だね」

男「…裏切りものめ、ゆるさん。あとでお仕置きだな…」

幼「ここホント、ジモッティのデートの定番なんだぁ…えへへー…」

男「爆発しろ、リア充ー!」

男「うおおおぉぉっ!!」

幼「なにっ!?」ビクッ
カップル「!?」ビクッ

男「リア充ぅ!!滅べええ!!!」

幼「……」

男「…すっきりした少しだけど」

男「よし…」

男「リア充爆発しろおおおぉぉっ!!!」

幼「……」

幼「リア充爆発しろー!!」

幼「カップル爆発しろー!!」

男「…幼?」

幼「…えへへ、確かにすっきりするね」ニコッ

男「ああ」ニコッ

男「…いくぞ」

幼「…うん」

男・幼「リア充爆発しろおおおおおぉぉぉっ!!!!」

男「…ふぅ…今年の煩悩が払われたぜ」

幼「…まだクリスマスだよ…まあストレスは解消できたかも」ニコッ

男「行くか」

幼「うん!!」

幼・男「」タタッ

モブ「…リア充カップルって騒がしいんだな…」

男「テンション上がってきたー!!」タタッ

幼「楽しー!!」タタッ

……

現在 大晦日

幼「…ってのがクリスマスだったよね」

男「ああ」

男「…ちなみにイブは、幼の部屋でふたりでエクシリア2してた」

幼「…結構すすんだよね」

男「ああ、実りあるプレイ時間だったよ」

幼「…男、結構楽しんでるじゃない、イブも当日も」

男「…決してつまらないわけじゃないんだ」

幼「…だいたいリア充が憎いのか、リア充になりたいのか、全然わかんないよ…」

男「…複雑なんだよ」

訂正 18レス

見たこときれいな→見たことないきれいな


今年もよろしくです おやすみなさい

こんなやつらに出くわしたら殺意沸くわ

男「リア充には、なりたいなぁと思う憧れと、でも決してなれない悲しみと怒り、両方があるんだ」

幼「…その話、長くなるの?」

男「…いや、もうめんどくさい…俺はもう憎むことに疲れしまった」

男「人に必要なのは愛だよ…嘆きを振り払い、俺にもやっとわかるようになった」

男「…その愛だけは手に入らないんだけどな…やっぱリア充爆発しろー!!」

幼「…初めにループしたね、どうでもいいけど」

幼「じゃ、気分取り直してコタツでみかんを堪能しよっ」

男「…うう…」

男「…うん」

幼「みかんみかん♪」ムキムキ

幼「暖かいお部屋でおコタでみかん、これだけで十分じゃない」

幼「気持ちいいし、楽しいよ?」

男「ああ、確かにあったかいな」

幼「でしょ」

幼「ほら、男も食べよ」ニコッ ムキムキ

男「ありがとう、すまんね」

幼「むくのも楽しいからねっ」

幼「なんでも楽しまなきゃね」ニコッ

幼「…みかんとおコタもだけど、季節があるっていいよね」

幼「冬があるからおコタに入れる。夏があるからエアコン使える」

男「ふんふん」

幼「寒いからあったかいものがおいしい。暑いから冷たいものおいしい」

幼「四季それぞれの良さがあるの。季節があるから楽しいんだよ」ニコッ

幼「季節だけじゃないよ。イベントでもなんでも楽しまなきゃ」

幼「なんにもないときだって当たり前の毎日が楽しいんだし」

男「…なるほど」

幼「つまりね、毎日ポジティブにだよっ!!」

幼「というわけで今年も楽しく過ごしましょ」ニコッ

男「…そうだな」

幼「リア充とかどうでもいいでしょ」

幼「私は男と平和に過ごせれば楽しいんだよ」ニコッ

男「……」カアッ

男(…そういう笑顔とセリフが卑怯だよな…だからリア充になりたいのに)

男「…幼は毎日楽しそうだな」

幼「楽しいよ?」

幼「男といるんだもん」

幼「気があうひとと過ごせるっていいよね♪」

幼「ずっと一緒に育ったから気があうのかな、気があうから一緒にいられるのかな」

幼「…どっちだろ?」クスッ

男「…うん、どっちだろ」カアッ

男「…だからなんでそういうこと言うんだよ」ボソッ

幼「……」ニコニコ

幼「ふぁぁ」

男「…眠いのか?」

幼「コタツがあったかいから眠くなっちゃうなー」

男「眠いならムリすんな。3分で帰れる距離だろ、送ってやるよ」

幼「寝ないよぉ。お参りして、初日の出見るんだもん。約束したでしょ、男」

男「そうだな」

男「じゃ、布団貸そうか…ちゃんと起こすから」

幼「やだー、寝ないー!男と起きてるのー!」

男「俺はできたらもう寝たいんだが…」

幼「男と初詣して、初日の出見るー!」

男「子どもか!」

幼「……」ピーン

幼「えいっ」コテン

男「…幼?」

幼「…肩貸してね♪」
幼「疲れちゃったぁ」

男「…ね、寝ればいいじゃん」

幼「寝ないよー」
幼「えへへ~」スリスリ

男「な、何してんだ?」

幼「寝ないようにがんばってるのー、協力してね」

幼「♪」スリスリ
男(…マーキングしてる猫か犬みたい)

男(…はっ…俺を自分のものにする気なのかっ!?)
男(これは俺に対しての遠回しなアピールなのか…?)

男「…幼」ドキドキ

幼「zzz」スヤスヤ

男「……」
男「…寝ないんじゃなかったのか…」

幼「zzz」ヌクヌク

男「」ヌクヌク

男(…確かにどうでもいいな)

男「…いつもありがとな、幼」

男「…俺、高校に入ってから、周りがカレカノリア充だらけになっちゃったからあせってたんだよな…」

男「…ありのままの自分で、いつも通りの毎日でいいんだよな」

男「…楽しければ」

男「…いつも大事な事思い出させてくれてありがと、幼」

幼「zzz」ニコッ

男「…あとで起こしてやるよ」

男(…でも、もう少しこのままで)

幼「」コテン

男「……」

男「…おわっ!?」ビクン

男「…やべっ、寝てたわ」

幼「」スースー

男「…なんて無邪気な寝顔だ、天使か…」

男「…時間はまだ平気か。でも一応起こしてあげよう」

男「幼、幼…」ユサユサ
幼「…う、うん…」

幼「…おとこだぁ」トロン

幼「おとこぉー♪」スリスリ

男「…日の出に間に合うように、初詣行くんだろ、起きな」

男(こいつ、朝弱いからな。よく起こしてやらなきゃいけないんだよ)

男(…寝起きはトロトロだからいつも抱きついてくるんだよな…いつものことだろ勘違いすんな、俺)

幼「おとこぉ~、おはよぅ~」スリスリ

男「こら、よせっ」

男(…幼は小動物なんだ、マーキングしてるだけなんだ)

幼「えへへっ」ギュッ

男「」ナデナデ

幼 「…ふぇ」ギュー

男「…はっ、俺はいつの間に幼をなでてるんだ!?」ナデナデ

男「…まぁ、時間あるし、いつものことだしいいかな」ニコッ

男(…しかし)

男(寝てるときから思ってたが、こいつ無防備すぎじゃね)

幼「…ふぁ」スリスリ

男(…もういいや、なんでも。楽しいから…)ナデナデ

幼「」ギュー

男(…やわらかい、それに…)

男「…幼ってさ」

幼「なぁに?」

男「いい匂いするよな」

幼「…ふぇ?」

男「…いや、安心するというか、懐かしいというか」

男「…なんかほっとする匂いが…」

男(…なに言ってんだ俺!変態匂いフェチかよ!!)

男(…今日は俺、不調だわ…なんかおかしい。いや、いつもこうか…)

男「…忘れてくれ、俺寝ぼけてるんだ」

幼「…うん」

幼「…私も男の匂い好きだなーなんて…」ボソッ

壁がたらん

男(…もうすこし、このままで…)

幼「…あとちょっとだけ、このままで…」ボソッ

男(…思考がループしてる、今日はおんなじようなことばっかり考えてるな)

男「」クスッ

幼「…どうしたの、男?」

男「…いや、なんでもないよ」ニコッ

男「…もう少ししたら、支度しような」

幼「うん」ニコッ

幼「」ギュー (服にしがみつく)

男(…なんか気持ちが整理できてきたな)

男(…もっと素直になるか)

男「」ギュッ(抱き寄せて)

幼「……」

幼「…えへへ」

神社

男「…元旦から初詣になんて来るもんじゃねぇな」

リア充「」ワラワラ

男「なんでこんなことになったんだか…」

男「…リア充達に囲まれて一人はつらいぞ」

男「…幼、ずいぶん待たせるな…先に神社行けってどういうことだ?」

男「近所なんだからいっしょに行けばいいのに…」

幼「おとこー!お待たせー!!」

男「…おっ。幼か…」クルッ

男「…幼?」

幼「えへへー、振り袖着てきちゃったぁ…どうかな?」

男「……」

幼「男?」

男(やべぇ、マジで可愛い。どうしよう)

男(…どうしよう、どうしよう、なんか言いたい。でも…)

男「…七五三みたいだな、馬子にも衣装かな」

男(うわあああっ!!なに言ってんだ俺ー!!)

男(最低だろっ!!幼傷つけちゃうだろっ!!俺のクソヤローぉっ!!)

幼「」クスクス

男「…幼?」

幼「…いやね、男の反応ね、まえの七五三のときといっしょだったから」

男「…ああ」

幼「…男変わんないなって」クスクス

七五三 七歳

幼「…いっしょに七五三うれしいねぇ、おとこ♪」

男「…まあね」

幼「おとこは恥ずかしがり屋だねぇ、照れないで。ほら、すまいるすまいる~」ニコッ

幼「ねぇねぇおとこ、わたしの着物かわいいー?」

男「…馬子にも衣装だな」

幼「なるほど、かわいいんだねー」ニコッ

幼「えへへ、そんなふうにくーるにいってもダメだよ」

幼「おとこ顔真っ赤だもん」クスクス

男「…そんなこと」カアッ

幼「バレバレだもん♪」

幼「えへへー、わたしかわいいんだー」

男「あーっ!かわいいよっ!…認める」

幼「おとこがかわいいって言ってくれたぁ」ニコッ

幼「おとこが素直になったー」

男「」カアッ

幼「おとこぉ、だいすきぃ」ダキツキ

男「ヤメロー!」カアアアッ

幼「あははっ」

幼「男は昔から、素直じゃないところがかわらないもんね」ニコッ

男「…そうかよ」

男(俺、そんなバレバレかよ…)

幼「男かわいい~」
幼「…そんなところがいいんだよね」ボソッ

男「……」

幼「ふふ、サプライズは成功したみたいだね」

幼「じゃ、お参りにゴー!!」

男「…ゴー」

幼「えへへー、着物に着替えて、あとから出てみたのは正解だったね」

男「…そうだな。びっくりした、すごく可愛くて」

幼「…え?」

男「……」

男「…さすがに混んでるな…はぐれないように手つながないか?」

男「近場でもはぐれたら面倒だからな、探したりするの。…いやかな?」

幼「いやじゃないよ…はぐれたら困るもんね」

男「…そう、はぐれたら困る」ギュッ

幼「そうだね」ギュッ
男「行くよ」

幼「うんっ」ギュー

男(…素直に)

参道

列「」ズラーッ

男「ずいぶん長い行列だな。近場の小さい神社なのに」

幼「元旦の明け方だからね」

男「待つのかー…並ぶの苦手なんだけどな」

幼「あはは、男らしいね。お店で並んでるとすぐよそに行っちゃうんだから」

男「だって退屈だろ。マンガとかゲームとかあるんなら別だけど」

幼「そっかなー。私は待つのも楽しいよ」

幼「男と待ってるんだから、なおさら退屈なんてしないよ」ニコッ

男「…幼がいるなら、俺も退屈しないな」

幼「えへへー。じゃおしゃべりしましょ♪」

幼「…ということで、退屈しないように何か面白い話して。男」

男「…面白い話ったって、俺の毎日ありきたりだしな…」

幼「そのありきたりを楽しく話すんだよ。それがトーク力なの!」

男「芸能人じゃねーんだし、そんな話術求められてもな…」

幼「そんなんじゃ、モテないよー。合コン行ったときどうするの?」

男「…合コンなんか行かないよ…モテたくないし」

男「…このひとだなって人にそばにいてもらえたら、俺はそれでいいんだ」

幼「…ふーん」

幼「…私もそうだよ、よくわかるな」

男「…うん、そうか」

幼「こうなんかさ、自然に出会いたいよね…運命のひとに」

男「…気がついたらすぐそばにいるみたいなやつか?」

幼「うん、そう」

幼「これから出会うのもいいけど、もうそばにいるかもと思うとすごくドキドキするよね」

幼「そんな相手だと気づかずに、仲を深めていったらステキだよね」

男「…仲良くそばにいたら気づくだろ、普通お互いの好意に」

幼「…そうだね、だからそんなひと達がいたら」

幼「…もう気がついてるハズ」

男「……」

幼「一般論だけどね」

幼「…あっ、もう順番だね。願い事決めた?」ニコッ

男「…ああ」

つまらん死ね

拝殿

幼「……」

男「……」

幼「……」

男「…ずいぶん長かったな…真剣なお願い事かな?」

幼「…うん。これだけは絶対に叶えたいの、絶対に…」

幼「…男は?」

男「俺も…まぁ、そうだな、大事なことだな…最後は自分でどうにかしなきゃいけないけど」

幼「…私もそう。がんばらなきゃ」

男・幼「……」

幼「ねぇっ、おみくじ引かない?私、引きたいなー。運試ししたいの」

男「いいよ、行こっ」

おやすみなさいませ
見ている人どうも

ツマランですか…作風変えます?

>>51
そのあたりは>>1の思うままに執筆してみてください!

一読者としては好きですよ、この雰囲気も作風も……

一々反応すんな
ネットで書いてんだから否定する奴ぐらい普通に出てくるだろ
ssなんてオナニーなんだから自分の好きなように書け
そしたら同じ性癖のやつはよってくるんだから

このままで...

つまらないなら読まなければいいんだから気にすんな

あとみんなsageろな

53 は?オナニー?なにいってんだよきめえんだよwwww一回死ねば?

>>56
煽るなら辞書見ながらにすれば?

>>56
赤くしときますね

>>56

……

幼・男「」カサカサ

幼「……」

男「……」

幼「…男はおみくじどう?」

男「…小吉。…幼は?」

幼「いっしょ。小吉」

幼「こんなのもいっしょなんて相性いいのかも…なんて」クスッ

男「うん、そうだな」ニコ

幼「…あれ…否定しない」ボソッ

男(…恋愛運、良し、動け。待ち人、既に来ている。…悪くないな)

幼「恋愛運、良し。待ち人、必ず来る。…かぁ」ボソッ

男「……」

幼「……」

男「…夜明けが近い。日の出が見やすい所へ行こうか」

幼「うん、急ごっ!!」

……

幼「…隣町の丘の方に行く?あそこ眺めいいものね」テクテク

男「…うん、そうしょうか」テクテク

幼「…あっ」コケッ

男「下駄は歩きにくいか…手を貸して」

幼「…ありがと」ギュッ

男「ゆっくり行こう。まだ間に合うよ」

幼「…男、どうしたの?…なんかいつもと違う…」

男「…そんなことないよ、いつも通りだよ」

幼「…うん」

幼「…男がやさしい」ボソッ

男「行こう」ギュッ

幼「…うん」ギュー

幼「…うれしいな」ニコッ

男「……」ギュッ

……

男「…着いた。ここなら日の出もよく見えるな」

幼「…わー。久々に来たけど、確かに眺めがいいね」

男「うん」

幼「私たちの家はあっちかな?」

男「…もうちょっと、そっちじゃないか」

幼「お家ご近所さんだから、こうして離れて見るとほとんど同じ場所みたい」

幼「高校はあっちかな?」

男「そうだな。去年は受験、大変だったよな」

幼「でもいっしょに通えてるね」ニコッ

男「ああ、よかったよ」

幼「えっへへー、住んでる町を上から眺めるって気分いいね」

男「なっ!そうだよな!!あそこがどうとか話しているだけで楽しいよな」

幼「私たちの育った町…」

男「そういう風にいうと感慨深いな…」

幼「毎日ステキな思い出いっぱいのふるさと…」

幼「…私がどうしていつも楽しいかわかる、男?」

男「……」

男「…俺のおみくじにさ、待ち人が既に来ているってあるんだ」

男「俺、待ち人って好きなひとのことだと思ってるんだよね」

男「もう来てる…どういう意味かな…」

男「…幼のことだったらいいな」

男「幼が幸せな理由、俺といるからならいいのに…俺が幼と過ごすことが一番幸せなのと同じように」ニコッ

幼「……」ギュッ

男(手を握る力が強くなった…)

幼「…初日の出」

男「ああ」

パアアッ

幼「…きれい」

男「…幼もきれいだよ」ニコッ

幼「…ばかぁ、恥ずかしいよぉ」カアアアッ

男「事実だから。俺も素直にならなきゃね」

幼「じゃ、私も素直になるね…」

男「うん」

幼「そばにいてホッとする男が好き。いつも楽しい男が好き。私に優しくしてくれる男が好き」

幼「ずっとだいすきだよ、男。小さいときからずっとずっとだいすき」ニコッ

男「俺も大好きだ」ニコ

男「俺も幼といるとすごく癒やされるよ。幼にいつもそばにいてほしいんだ…いいかな?」

幼「…ダメって言うと思う?」

男「思わない」ニコッ

男・幼「」

男・幼「……」チュッ

すみません
あとすこしだけで終わります
見ているかたどうも

おつ

……

幼「…えへへ…ちゅーしちゃったぁ。男とずっとこうしたかったんだよ…」

男「あはは、でもなんか恥ずかしいな…うれしいけど」

幼「ねーっ、照れちゃうよね」

幼「…私のおみくじもね、待ち人に会えるって内容だったの…当たっちゃったね」

男「…それは良かった。俺もうれしいけど。俺のくじには恋愛運では動けってあったんだ」

男「くじに従って良かったよ」

幼「おみくじさまさまだね」ニコッ

幼「私もほんと良かったよ。これからはどんどん想いを伝えられるもん♪」

男「それは楽しみだね」ニコッ

幼「…今までも少しずつ気持ち伝えてたよ…気づかなかった、男?」

男「…ごめん。自分に自信がないから気づけなかったんだ…もしかしたらって、思ったときもあったけど」

男「…幼が俺を好きになってくれるなんて思えなくてさ…素直に気持ちを受け取れなかったんだ」

幼「ひっどーい、わかりやすくアピールしてたつもりだったのに」

男「ごめん、ほんとに」

男「これからはもっと素直になるよ。自分の気持ちにも、幼の気持ちにも」

幼「…私もしっかり伝えるよ…男を好きだって」

幼「……」ギュッ(抱きしめ)

男「……」ギュッ

幼「…伝わった?」ギュー

男「…伝わった、たくさんね」ニコッ

幼「えへへ」

幼「帰ろ」ニコッ

男「うん」ニコッ

壁はどこだ

男「…少しだけ散歩してから帰ってもいい?」

幼「いいよ」

男「…もう少しだけ、おしゃれした可愛い幼と歩きたいんだ」

幼「もう、可愛いなんて…どれだけ素直になる気?」

男「…単なる事実だよ」ニコッ

幼「ふふっ、じゃ行きましょ」

……

お正月 幼の部屋

男「コタツマジいいわ~」ヌクヌク

幼「せっかくお正月なのに、だらだらしっぱなしだね、私たち」ヌクヌク

幼「リア充目指すんじゃなかったの?」

男「…幼がいれば、リア充なんてどうでもいいよ」ニコッ

幼「私も男がいればいいよ」ニコッ

幼「だからまだまだふたりでグダグダしましょ」

男「ああ、ずっとふたりでだらだらしよう」

幼「えへへ」コテン

男「ふふっ」ナデナデ

おしまい

文字通りのグダグダですが、読んでくれたかた、ありがとうございます。

おつ

おまけ 男の部屋

幼「あ~、おコタはいいな~」ヌクヌク

男「それ、また言ってるな」ニコッ

幼「男みたいで安心するんだよ…こう、そっと包み込んでくれるみたいな」

男「よくテレないで言えるなぁ…」カアッ

幼「住み着いちゃおっかな~」チラッ

男「……」

男「…大学卒業できたら…」

幼「…うん」

男「…もっかい言って…」

幼「…それって」

男「……」プイッ

幼「わ~っ!もうっ!!男だいすきぃ!!」ギュッ

男「おわっ!!!」

蛇足終わり

おつ

幼なじみものは難しいですね
マンネリ気味になりやすい

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom