推理ゲームルール
・お題から推察出来ることを根拠を明示しながら提示すること
・根拠からの推察であればどんな推察も飛躍した推察とも認められない
『練習』
男「じゃあ俺探偵な」
女「えーじゃあ私犯人ってことで」
・探偵
推理する人のこと。事件を捜査する人間ではない。広義での論者のこと。
・犯人
探偵の推察を聞き、反論出来る人。被疑者ではない。広義での傍聴者のこと。
男「よしお題くれ」
女「じゃあこの本のこのページで」
『「安全装置は外してある。引き金をひくだけでいい」
「こうか・・・」
「危い。おれの方にむけるな。自分にむけろ。」
「いや、おなたをねらっているわけですよ」』
【悪人と善良な市民 より抜粋】
男「はい推論そのいち、これは二人の人物の会話である。」
女「根拠は?」
A「安全装置は外してある。引き金をひくだけでいい」
B「こうか・・・」
A「危い。おれの方にむけるな。自分にむけろ。」
B「いや、おなたをねらっているわけですよ」
男「こう仮定した時に違和感がないからだ。」
女「根拠ではないかな。しかし飛躍した論理でもない。まあ認めます」
男「よっしゃ」
男「はい事実確認そのいち。Aは銃器をBに渡したが、BはそれをAに向けた」
女「そうです」
男「はい推察そのに。BはAと共犯ではない」
男「根拠はAがBに銃器の使い方を教えているからだ」
男「おれがAだったら初めから教えておくよ」
女「根拠として不十分では?本来その必要がなかったにも関わらず、不慮の事故のせいで必要が生じた可能性を否定出来ていません」
男「むむ、・・・」
男「じゃあこれは無視。事実確認そのに。」
男「Bは意図的にAに銃口を合わせ、殺そうとした。」
※これはAとの共犯に関しては効力を持たない。
女「そうですね」
男「おお!」
女「どうした?」
男「はいはい、ここ注目」
「危い。おれの方にむけるな。自分にむけろ。」
男「自分にむけろと言っている時点でこれは共犯ではないのではないかと思う」
女「なるほど。おれの方にむけるな。の文からAは自殺する気はないようですし、この文は共犯ではなかった可能性を支持するようですね」
男「よっしゃ!」
男「そう言えば、Aは生意気でBは敬語使ってるな」
女「そうだね」
男「Aの方が立場が高いんじゃないのか?」
男「事実確認そのさん。」
女「そうですね。事実上Aの方が立場が上です。」
おなた?
ウミガメのスープの面倒臭い版って感じ?
面白いじゃん
よいぞ
危い
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