銀時「オイ、今日はアレねえのかアレ」 (27)
新八「どうしたんですか銀さん?」
神楽「アレってなにアルか?」
銀時「ホラだから!アレだよアレ!!
いつも最初にあるヤツだよ
あの第何訓~とかいうヤツ!
アニメとかだと汚い筆字で書かれてるヤツ!」
新八「ああ……サブタイのことですね」
銀魂「そうそうソレソレ!!今日は出てこないなーと思って」
神楽「今日は銀魂お休みなんじゃないアルか?
作者が腰痛とかで……」
新八「いやソレはまた別の人だから……」
新八「今日の銀魂はサブタイも安価で進行するんですよ」
銀時「ハァ!? 安価ァ?」
新八「要するに教訓っぽかったら別に安価でもいいんですよ
サブタイから話を作ることができれば楽なんじゃないかなってことです」
新八「と、いうわけで!!
【銀魂 第xxx訓 >>3】
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眠いんだなだって人間だものあ、そこの大トロおれの
言うほど大トロは美味しくない
明日は明日の風が吹いたところでそれは昨日の何処かの風
こっちは毎回連載に追いつきネタに困っては止むなく最終回って事にしてたのに最初から分割2クールとかズルくね!?
【銀魂 第xxx訓 言うほど大トロは美味しくない】
銀時「今回の依頼でこんなに報酬が貰えたから今夜は寿司だ!!」
新八「あ、そうなんですか……
……でもどうせ回るお寿司でしょ?」
神楽「銀ちゃん大好きアル!!
……でもどうせ回るお寿司ネ……」
銀時「お前らなァ……
でも今日はそんなお前らに朗報だァァ!!!
なんと今回は回らないお寿司を食べちゃいま~す!!」
新八&神楽「!!」
新八「ホントですか!?」
神楽「マジかヨ!? お寿司って、握って回して完成だと思ってたアル!!」
新八「でも銀さん……銀さんは回らない寿司屋なんか知ってるんですか?」
神楽「いつもは家計の火の車ばっかり回している銀ちゃんが回る以外のお寿司屋なんて信じられないアル……」
銀時「神楽いい加減にしろよオイ
それに俺が江戸で何年過ごしていると思ってるんだ……江戸前寿司の一軒や二件くらい馴染みだっての」
新八「でもそういう店って値段が高いって聞きますよ……? いくら報酬がよかったからって大丈夫なんですか?」
銀時「大丈夫だ回転寿司と大差ねえよ 味がいいだけだ
だいたい、この世の全ての店は回ってるだろ? だって地球が回ってるんだから!! 回転してねえ寿司屋なんてこの世には存在しないの」
新八「ハハハ……今日は調子いいですね銀さん!」
銀時「当たり前だろ!! よーし!今日は奮発だァ!!」
神楽「イェーイ!!」
いいねいいね!
〔寿司屋 酢嗜盧憂〕
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新八「って言ってたじゃないですか!! 銀さんビビりすぎですよ」
銀時「だってようぱっつぁん……」
神楽「あ! 見てみて銀ちゃん!!
地球があんなに小さく見えるアル!!」
銀時「そりゃだってこの寿司屋……
宇宙にあるじゃねえかァァァ!!!」
銀時「え?なんでなんで?!たった1レスの間に何があったの?」
坂本「あっはっはっは!! どうじゃ金時!! なかなか落ち着いた店じゃろ?」
銀時「そうだった……寿司屋探してたら快援隊と会って……」
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坂本「あっはっはっは!!久しぶりじゃのう金時!!」
銀時「お前いっつも『久しぶり』って言ってない?」
坂本「あっはっはっは!!そうかいい寿司屋がなかなか見つからんきにイライラしちょるのか!!」
新八「いやまだ何も言ってないけど?」
坂本「そんならワシに任しとき!! いい店知ってるからの!! ばってんちょっと遠いけどな!!」
─
───
────────
銀時「遠すぎるわァァァ!!!」
銀時「坂本てめぇコノヤロウ!! どうしてくれんだ!!
ついに地球の自転からも逃れちゃったよ!! 正真正銘の回らない寿司屋だよココ!!」
新八「まあまあ銀さん落ち着いて……たとえ宇宙でもお寿司屋さんじゃないですか……」
神楽「そうネ!! 私もうお腹ペコペコアル!」
新八「それにしても……坂本さんよくこんなお店知ってましたね」
坂本「ここはワシの行き着けじゃき!! それにここは全宇宙でも屈指の高級店……舌の肥えた天人がこぞってやって来る店じゃ!!」
銀時「ちょっと待てェェェ!!何さらっととんでもない店紹介しとんじゃァァァ!!
オイ屈指の高級店ってどういうことだ!!」
坂本「まあ要するに宇宙でもジャパニーズSUSHIは結構人気ということじゃけ、こういう店も今は数多に存在しちょるということじゃ」
銀時「俺の財布は今膨らんでるけどね、それは地球規模の話であって……宇宙の経済を回せるほどのお金なんて持ち合わせてないからね!?」
坂本「おっと……ワシはそろそろ行かんといかんきに、あとは三人で楽しんでくれ!!」
新八「行くって……僕らを置いていったいどこに?」
坂本「ちょっと向こうの個室で大事な取引があるんじゃ……所謂接待というやつぜよ」
銀時「つまり俺たちはついでに連れてこられたのかよ……」
坂本「じゃあ、そういうことじゃけ、あとはよろしゅう頼むぜよ!!あっはっはっは!!」
銀時「あ!オイこら待ちやがれ!!
頼む!俺たちを置いてかないでくれ!!お願い八百円あげるから~」
────────
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新八「行っちゃいましたね……」
銀時「ああ……」
新八「大丈夫ですよ銀さん!! 高級店といっても、所詮は寿司! 予算はたっぷり持ってきたじゃないですか」
板前「お客さん!! 何握りやしょう!!」
新八「(来ました銀さん!!どうしよう僕こういう店初めてですよ!?)」
銀時「(落ち着け新八!!
こういう店は頼むものの順番から寿司ネタの呼称までマナーってのがあるんだ!! 素人が貧乏クサイ真似するとナメられる!)」
銀時「(かといって羽振りよく、かつ俺達が満足するまで食うとしたら、財布の中身がもつって保証はねえ)」
新八「(あ! じゃあ先に予算を言うってのはどうですか? これくらいの金額で適当に握ってくださいって感じで)」
銀時「(それだ!! ナイスぱっつぁん)」
神楽「ヘイ大将っ!! 先ずはトロ握るヨロシ」
銀時&新八「!!?」
銀時「神楽く~ん……何勝手に注文しちゃってるのかな~……」ボソボソ
神楽「だってしょうがないネ! やっぱり寿司といえばトロね!! マグロ食わないと寿司食ったとは言えないアル!!」
銀時「(し、しまったァァァ!!!)」
銀時「(なんてこった!!
順番なんて関係ねぇ……気になったネタから食べる……神楽のヤツまさに回転寿司の食べ方をしてやがる!!)」
板前「トロでいいんですか?」
新八「(どどどどうします銀さん!?もう予算作戦は無理ですよ!? 僕達もう『自分で注文する』客だと思われています!)」
神楽「ハイ!! トロ握ってください!!」
銀時「(もうここは神楽に合わせるしかねえ!!)」
銀時「あの、お俺達にもトロ握ってください……」
板前「あいよっ!! トロ三人前ね!!」
新八「ふ~……なんとか注文できましたね……」
銀時「俺達絶対貧乏性だと思われてるよ……普通こういうのはまず白身魚とか脂の少ない淡白なネタから始めるのがマナーだろ……」
新八「ま、まあ頼み方は人それぞれですし、きっと大丈夫ですよ」
銀時「しかし……あの板前も天人じゃねえか……ホントに寿司なんて握れるのかねえ……」
新八「それも大丈夫ですよ!! なんたって高級店なんですから!!」
板前「ヘイお待ちっ!!」
新八「ホラ!!銀さん神楽ちゃん! 握り終わりましたよ!!」
板前「トロ三人前です」ドカッ
トロル「」チーン
三人「………」
新八「……これいったい何ですか? なんで寿司ネタが半裸なんですか? なんで三人前でこんなにデカイんですか? てかなんでこん棒が添えてあるんですか?」
銀時「いやこれトロルだろ」
新八「なんでだァァァ!!!」
新八「なんでトロ頼んだらトロルが出てくるんだァァァ!!」
板前「ウチの店でトロっていったらこれですけど……」
銀時「すいませんねぇ……ウチの若いのトロなんて見たの初めてで……おい新八、神楽、ちゃんと食えよ」
神楽「食えるか!! 見た目がまず気持ち悪いんだよ!!」
銀時「そんなこと言ってると銀さんがひとりで食べちゃうからね!! あとで欲しいって言ってもダメだよ!!」
新八「なんでアンタはあくまでトロで通そうとしてるんだよ!! どう見ても地球人の食べ物じゃないでしょうが!!」
銀時「いただきまーす」
パクっ
銀時「………」
銀時「………」
銀時「………」
銀時「オロロロロロ」
新八「やっぱり吐いたァァァァ!!」
板前「大丈夫ですか? お客さん……」
銀時「ダメだやっぱり食えねえ……」
新八「やっぱりここ普通の寿司屋じゃないようですよ」
銀時「どうやら海鮮じゃなく、モンスターが寿司として出てくるらしいな……」
神楽「なにか食べられるものが欲しいアル……」
新八「大トロ頼んだらトロルキングが出てきそうですもんね……」
銀時「やっぱりここは白身魚からいくべきだ!!」
銀時「すみません!!真アジ握ってください!!」
板前「ヘイ真アジお待ちどう!!」
マージマタンゴ「」チーン
銀時「全然違うじゃねえかァァァ!!!」
新八「(銀さん甘いですね……ここはモンスターに似た名前のない寿司ネタを選ばないと……)」
新八「ホタテお願いします」
板前「ヘイお待ちどう」
天空のタテ「」カランッ
新八「そうきたかァァァァ!!」
銀時「(バカめ新八……注文することじたいを避ければいいんだ……)」
銀時「あ~お腹一杯だな~」
銀時「アガリもらえる?」
銀時「(お茶でも飲んでやり過ごそう)」
板前「はいどうぞ」
バブルスライム「」グツグツ
銀時「緑茶じゃねェじゃねえかァァァ!!!」
神楽「じゃあ、大トロと……イカとタコと……」
銀時「やめろ神楽ァァァ!!」
神楽「(もうこうなったらみんな巻き添えになればいいネ!)」
ボストロール「」
オセアーノン「」
だいおうイカ「」
銀時「やっぱりそうだろうと思ったよ!!」
新八「銀さんもうおあいそしましょう!!」
銀時「大将っ!! おあいそだ!!」
板前「あいよっ! 全部で10万円になります」
銀時「高すぎるだろォォ!!!」
財布に痛恨の一撃!!
銀魂 第xxx訓終
すいませんクオリティが低くて
明日はもっとクオリティあげます
【銀魂 第xxy訓 >>23】
ksk
ファミレスの注文ボタンはなぜか押したくなる
目薬差す時、口を開けちゃう現象
地球の自転のくだりすき
寿司の概念を打ち砕くフリーダムな寿司だったな
待ってる
支援
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