男「おっさんを拾ってきた」(14)
ザァァァァ・・・
男「また今日も雨か…ここんところ雨ばかりだぜ」
男「ん?あれはなんだ?」
男「なになに? 捨て子です…拾ってください?」
おっさん「そこの君…私を拾ってくれたまえ そうすれば膝枕をしてやろう」
男「…」
男「ふふ…いいだろう」ニヤリ
―男 家―
男「どうだ ここが俺の家だ まいったかおっさん」
おっさん「ふふふ このタバコの染みついた臭い たまらないぜ…最高だ…」
おっさん「そうだ君 ちょっとトイレを借りてもいいかね」
男「もちろんよろこんで!!」
バタン
おっさん「どうもありがとう」
男「やけに早いな」
おっさん「最近水を飲んでなかったからな うまい水を飲ませてもらったぜ」
男「おいアンタ…」
おっさん「そのとおりだ… 便器の水を飲んできた うまかったぜぇ~」
男「…」
おっさん「う~ゲップ」
男「…」
男「…気にいった アンタ今日からここにすめ!!」
おっさん「いいのかあんさん!?」
男「もちろんだ!! 最高だよアンタ アンタなら私の欲求を満たしてくれる!!」
おっさん「ううっ…心の友よ~!!」
男「うわ~ん!!」だきっ
おっさん「よし…早くテレビでも見ようぜ」
男「おう」
おっさん「お前は何が見たい」
男「プリキュアが見たい」
おっさん「私もだ」
男「よしみよう」
おっさん「そうしよう」
ガチャガチャ
おっさん「…」
男「…」
おっさん「君 いくつだい?」
男「今年で27だ」
おっさん「おお あんたもか 私も今年で30だ」
男「マジっすか 俺より年上じゃないっすか~」
おっさん「私 よく言われるんですよ 女子高生に見えるって」
男「私もですよ~いや~奇遇ですな~」
おっさん・男「はっはっはっはっはっwww」
男「…」
おっさん「…」
おっさん「すまないチミ 風呂に入ってきていいかね?」
男「もちろんっすよ 行ってきてください」
おっさん「まあわたしは牛乳風呂しか入らないのだがな…」
男「あ 今ちょうど牛乳風呂ですよ ゆっくりはいってきてください」
おっさん「ふむ そうしようかな…」
おっさん「あーいい風呂だった」
男「ね よかったでしょ?」
おっさん「うむ」
おっさん「あ そうそう、風呂の牛乳全部飲みほしちゃったわ いやーわりぃね」
男「え マジッすか!?」
男「それ 実は昨日私が入った風呂なんですよー すんません」
おっさん「…」
ガチャガチャっていつのテレビだよ
おっさん「…なに大丈夫だ むしろ望み通りってところだ」
男「おっさん!!俺アンタ完全に気にいったよ!!特に牛乳風呂を飲みほしたところが!!」
男「ささ…このお酒もぐっといっちゃってください!!」
おっさん「おうわりいね」ゴクゴク
おっさん「ぷはーうまい やっぱこれに限りますなあ…」
男「これが無けりゃ生きてる甲斐がありませんよ」
おっさん「…あー眠くなってきた」
男「あーじゃもう寝ますか?」
おっさん「うむ…そうしようかな…」
―寝室―
男「…今日一緒に寝ていいっすか?」
おっさん「もちろんだ…私の胸にさあおいで…」
男「よろこんで!!」ガバッ
おっさん「ハァハァ…ああ…ちょっとやりたくなってきたな…」
男「あーすんません じゃあ今脱ぎますんで ちょっとまっててください」ヌギヌギ
おっさん「あぁ…」
※ここから先はご想像にお任せします。
え?
口角が一ミリも上がらない
なんだよちゃんとやれよ
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