幼女「男、何してんの?」
男「壁紙を張り替えてるとこだ」
幼女「ふーん」
男「ヨレヨレになっちっまったな・・・ま、素人にしては上出来だ」
幼女「ねえこれ何?」
男「そっそれは・・・!メジャーだ」
幼女「分かった!こうやって使うんだよね?」
男「おい、俺を計ってどうするんだ」
幼女「・・・メタボ」
男「しょーもない使い方するな!」
男「ここんとこ電子工作にはまっててな」
幼女「ふんふん」
男「部屋に籠もりっきりなんだ」
幼女「運動不足」
男「そうそれだ」
男「と言う訳で、今から町を一周してくるわ」
幼女「いってらー」
男「うぎゃああああああ!」プチッ
幼女「道路に飛び出したら危ないよ!」
男「い・・・いきなり轢かれた・・・」
男「えーい、もう外には出ないぞ!何か楽に運動できる機械を作らねば!」
幼女「またヒキコになっちゃった」
男「ちょっと黙ってろ!今考えてんだ!3×4は12だろ、12×6はえーと・・・」
幼女「はい」
男「おっそうだな電卓電卓っと」パチパチ
幼女「あとこれも」
男「なぜに電マ?・・・そうか!幼女お前は天才だ!俺以上のな!」
幼女「えっへん」
男「よしできたぞ!」
幼女「どれどれ」
男「こいつを体に巻いて電源を入れるとだな」
幼女「どうなるの?ねえどうなるの?」
男「いけねぇ、プラグが刺さってないじゃないか!ハハハ!これじゃあ動くはずがない!」
幼女「早くしてよ」
男「分かってるって、スイッチオン!」
男「これを着けると全身が小刻みに震えて筋肉が活発に動き・・・」
幼女「声が震えてるよ」
男「大量にカロリーが消費されて痩せられるのだ!」
幼女「ふあぁっ」
男「家に居ながらにして、こうして立って話しているだけで・・・」
幼女「むにゃ・・・男の説明長すぎ・・・」
男「しゃべりまくったら喉が乾いたな、ちょっと水飲んでくる」
ドタンッ ズデンッ ドスン
男「ぎょああああああ!」
幼女「だいじょぶ?」
男「か、階段から落っこちた・・・」
ゴゴゴゴ・・・
男「地震だぁーっ!」
ズシァン
男「俺の家が!」
幼女「うひょー、バーラバラだ!」
シュゥゥ・・・
幼女「このベルト使えないね、これ作った男もまた」
男「そ、そうだな。ハハ」
<何だこりゃ・・・
幼女「誰か来た!」
男「お前は・・・兄ちゃんじゃねえか!」
男兄「よっ久しぶり!」
男「どうしたんだ?急に帰って来て・・・」
男兄「お前がちゃんと暮らせてるか心配で見に来たんだ。アホでのろまなお前が」
幼女「現在、引きこもり状態でございます」
男兄「そうなのか?てかお前デブったな!毎週ジムで鍛えてる俺とは大違いだ」
男「そんなんに時間かけてるほど暇じゃないんだよ」
幼女「そうそう、愛読書があるんだって」
男「余計なこと言わんでいい」
男兄「じゃ、俺は帰るよ。君、男をよろしくな」
幼女「あい」
男「はぁ・・・全く何なんだあいつは・・・」
幼女「筋肉すごかった」
男「もし俺があの肉体を持っていたなら、女にモテてたかもな」
幼女「男ってさあ、彼女いない歴何年?」
男「男35歳、彼女いない歴イコール年齢である!」
幼女「なるほど」
男「ってお前は何を聞いてるんだ!ああ何かいい機械が作れないだろうか・・・」
幼女「あの筋肉を取ってさ、取り替えっこできたらいいのにね」
男「それだ!」
続きマダー?
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