エレン「アニとは別れた…」 (254)
もうかなり前の話で申し訳ないんですが…
アニ「…何?」
アニ「…何?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377015984/)
エレン「俺は憲兵団へ」
エレン「俺は憲兵団へ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1379529141/)
の続きの話になります。以前IF話を途中でやめてしましましたが、よろしければお付き合いください
これ単品でも成り立つようには書いて行きます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413075988
憲兵団女子寮
ユミル「あ~~いよいよ寒い季節になってきたよな~~」
クリスタ「だね、もうすぐ年末だもんね」
ヒッチ「…あんたら二人と同じ部屋ってのは少し微妙な気分なんだけど…」
ユミル「わがまま言ってんじゃねぇよ、お互いさまだ」
クリスタ「でも、すごい偶然だよね、こんな部屋割りになるなんて」
ヒッチ「あいつの計らいでしょ、多分」
クリスタ「え、どういうこと?」
ユミル「だから、エレンの奴の意見が通ったんじゃねぇの?」
クリスタ「あ、そうなんだ」
ユミル「多分だけどな」
ヒッチ「エレンっていつの間にか、新兵とは思えない程権限与えられてるんでしょ?検挙率の高さとかで」
ユミル「そのかわり、面倒な雑務の責任者もやらされてるけどな」
クリスタ「エレンって頭を使う仕事苦手そうだもんね…」
ヒッチ「まあ、あいつ一人部屋も与えられてるし、権限高いのは事実よ」
クリスタ「一人部屋…か…」
ユミル「……」
ヒッチ「なんでそこに反応すんの?」
クリスタ「な、なんでもないよ…?」
ヒッチ「…」コチョコチョコチョ
クリスタ「あはははは~~~やめて~~~!」
ユミル「でもよ、結局今は付き合ってないんだろ、あいつら」
クリスタ「ああ…うん、エレンとアニだよね…」
ヒッチ「結婚前提に付き合うってなったのが夏くらいだっけ」
ユミル「先月、破局したっていうか…今は元の仲間に戻ったって感じなんだろうな」
クリスタ「う、うん…」
ヒッチ「でもなんでだっけ?」
ユミル「やっぱり夢に出てくるんだってよ、あの時の光景が…最近特にな…」
クリスタ「それで別れたんだ…」
ヒッチ「ま、仕方ないんじゃない?状況的にもそっちのがいいかも」
クリスタ「ヒッチ!」
ヒッチ「そんな重く考えなくてもいいでしょ、私たちまだ10代半ばなんだし」
クリスタ「う、そうだけど…」
ヒッチ「それに、クリスタはむしろ嬉しいんじゃないの?」
クリスタ「そ、そんなこと…!」
ヒッチ「ほんとに?」
クリスタ「うう…そ、それは…」
ユミル「クリスタ~~文通仲間のアルミンはどうするんだ?」
クリスタ「え?アルミンは大切なお友達だよ…」
ユミル「へ~~お友達ね~」ニヤニヤ
クリスタ「な、なによぉ…」
ユミル「クリスタも二人の男を股にかけるようになったか~成長したよな~」
クリスタ「そ、そんなことしてないよ~~~」アタフタ
ヒッチ(いちいち可愛いわねこいつ…あざとい)
ユミル「冗談だよ、まあそのくらいの気概がなきゃ、アニからエレン奪うなんて無理だろうからな」ニヤニヤ
クリスタ「う、奪うつもりなんて…」
ユミル「ま、あいつ今フリーだもんな。誰にも文句言われる筋合いないわな」
クリスタ「そ、そうだよ」
ヒッチ「……」
ユミル「……」
クリスタ「………」
別の場所、女子寮のすぐ外
マルコ「あの二人が別れてから、1か月近くになるね」
ジャン「んだよ、さっさとゴールインしとけってんだよ…」
サシャ「気持ちはわかりますけど、なかなか難しいんでしょうね」
マルコ「あればかりは、僕らじゃ同じ気持ちにはなれないからね」
サシャ「被害者と加害者…」
ジャン「あいつ今は気にしてなさそうだけどな」
マルコ「そりゃエレンだからね、気を使われるのも嫌かもしれないし、いつも通り接するのが一番だよ」
ジャン「…」
サシャ「それはそうと、クリスタ達がどうするか…ですね」
サシャ「エレン今はフリーなわけですし…」
ジャン「ほう、それはそれは…」
マルコ「もう一人身になって大分経つもんね…あ、ちょっと楽しみかな」
ジャン「けっ…」(おいおい、ワクワクすんじゃねーか!)
サシャ「どうなっちゃうんでしょうかね…」ワクワク
今はここまでにしておきます。すぐ更新するかも
憲兵団支部 実務室
エレン「えっと、こっちが先月の暴漢検挙率の報告書とデータ一覧で」
エレン「あっちのが支部の備品調達の嘆願書等…」
エレン「すまん、マルロ。あとは任した……」
マルロ「ああ、わかった」
エレン「やっぱり俺は、こういう細かい仕事は苦手かもな…頭いて~」
マルロ「脳筋だからな、おまえ…」
エレン「ひでぇぞ、その言い方は…」
マルロ「すまん、冗談だよ」
エレン「あ~疲れた…」
マルロ「…」
マルロ(見た目や、仕事ぶりからは特に何も感じられないが…)
マルロ(あの決断は生半可なものではなかったはず…)
マルロ(強いな、この男は…)
マルロ(憲兵団を刷新する上では目指すべき目標の一つかもしれん)
マルロ「なあ、エレン」
エレン「ん?」
マルロ「ああその…聞いておきたいことがあるんだが…」
エレン「なんだ?」
マルロ「…アニという恋人とは別れたのか?」
エレン「…」
マルロ「それが、既に常識になっているが…」
エレン「……別れたよ」
マルロ「そ、そうなのか…」
エレン「お前に直接言ってなかったとは思うけどさ」
エレン「結婚前提に付き合いだしてからも、ぎくしゃくしたり、色々あってな」
エレン「一度、恋人の前の状態に戻ってみようって結論で落ち着いた」
マルロ「そうか…まあ本当に色々あったんだろうな」
エレン「ああ…」
マルロ「そういえば、調査兵団の一行がまたこちらに来るらしいな」
エレン「そういや、そんなこと言ってたっけ」
マルロ「なんでも、しばらくその一部がウォール・シーナを活動拠点にするとか」
エレン「どういうことだよ?」
マルロ「さあな、しかし何かの作戦の前触れかもしれんな」
エレン「……」
マルロ「彼女も来るんじゃないのか?」
エレン「そうだな…」
マルロ「………」
場所変わって 調査兵団本部
ガチャ
ペトラ「アニ、いるかしら?」
アニ「ペトラさん…どうしたんですか?」
ペトラ「うん、既にエルヴィン団長や、リヴァイ兵長から聞いてると思うけど」
アニ「ええ、向こうに行くんですよね…」
ペトラ「それだけじゃないわ。しばらくあちらで寝泊まりすることになる」
アニ「それも聞きました」
ペトラ「そう、エレンともいつもより自由に会える形にはなると思うけど…」
アニ「よかったです」
ペトラ「そう…安心したわ…それとベルトルトとライナーの両名も行くことになってるわ」
アニ「わかりました」
アニ(巨人3人を同時に連れていくなんて…この8か月くらいで、ある程度信頼勝ち取れたのかな…)
ミカサ「わたし達も行けることになっている」
アニ「!ミカサ?」
アルミン「僕もいるけどね」
アニ「アルミンもかい…」
ペトラ「ま、そういうことね」
アニ「これじゃまるで…前に行った104期メンバー勢揃いじゃないですか…」
アルミン「コニーは今回来ないし、オルオさん達やエルヴィン団長は来るし人数が違うけどね」
ミカサ「……」
アニ「なに?」
ミカサ「…アニをエレンに近づけたくはない…」
アルミン「ミカサ…」
アニ「はあ…一時期は家購入してエレンと私とミカサの3人で住むって計画も出てたじゃないか…いまさらだね」
ミカサ「それも今は白紙になっているはず」
アニ「まあね」
ミカサ「なら近づいてほしくない」
アニ「でも大切な仲間だからね、大切な」
ミカサ「…」
アニ「…」
アルミン「もう二人共やめなよ…」(冗談なんだろうけど怖すぎるよこの二人…)
ペトラ「えーと、まあそういうことだから私からは以上ね」サササ
アルミン「あ、ペトラさん行っちゃった…」
アニ「…」
ミカサ「…」
アルミン「二人もいつまで睨み合ってるの?」
場所変わって 憲兵団 食堂
エレン「あ~~~やっと飯だ」
ヒッチ「やっほ」
エレン「おう、ヒッチか」
ヒッチ「あんた、今日談話室来る?」
エレン「ああ、行ってもいいけど…相変わらずヒッチに勝てないからな」
ヒッチ「大丈夫よチェスでもトランプでも手加減してあげるし」
エレン「ばか、いらねぇよ、そんなの」
ヒッチ「じゃあ、来るよね?」
エレン「望むところだ」
クリスタ「エレン」
エレン「よう、クリスタ」
クリスタ「エレンどこで食べるの?」
エレン「え、ここの机にしようかな…」
クリスタ「じゃ、私もここにしよっと」
ヒッチ「…」
クリスタ「どうしたの、ヒッチ?」
ヒッチ「別に…」
とりあえず、今日はここまで
おつ
また懐かしいな。ちょっと見直してこようかな
乙です
再開します、レスありがとうございます!
ユミル「エレン、私もここ座るな」ガタ
クリスタ「ユミルも…」
ヒッチ「……」
エレン「ん?なんか雰囲気が変じゃねぇか…?」
サシャ「おお~4人一緒の机に座ってますよ」
ジャン「最近じゃあまり見なかったよな」
マルコ「これはいよいよ狙ってきてるのかな、あの3人部屋も同じになってるし」
ヒッチ「今日も面倒な雑務に追われてたわけ?」
エレン「マルロの奴が手伝ってくれたけどな」
ヒッチ「断ればいいのに」
エレン「そういうわけにもいかねぇだろ」
ヒッチ「まあ、そうだけどさ…どうせ新兵の仕事になるんだしね」
エレン「そうそう」
クリスタ「そっか、エレンも大変だね」
エレン「そんなこともないけどさ…俺には向いてないかなとかは思うかな」
クリスタ「じゃあ…はいこれ」
エレン「ん?」
クリスタ「私の分のデザートあげるよ」
エレン「え、あ、いやそんなの悪いって…」
クリスタ「いいよ、デザート食べて少しでも疲れ癒して」
エレン「い、いや…でもさ」
クリスタ「私のじゃ…いや?」
エレン「そ、そんなわけないけど…!あ、ありがたく頂くな!」
クリスタ「うん!えへへ」
ヒッチ「…」
ユミル「…」
エレン「ん?な、なに?」
ユミル「おい…エレン」
ヒッチ「ちょっと…」
エレン「な、だからなんだよ…?」アタフタ
ヒッチ「何赤くなってんのよ?」
ユミル「たかだかデザートもらったくらいでよ、阿呆じゃねぇの?お前、そんな純心だったか?」
エレン「なな何言ってんだよ…そんなことしてねぇって…!」
エレン「それにユミル!俺は純心だからな!」
ユミル「へえ、アニとやりまくってたのにまだ純心だって言うのか?」
エレン「うぐぐ…それは…」
クリスタ「エレン…」ジー
エレン「あ、いやクリスタ…?」
クリスタ「やらしい…」
エレン「ち、違うってば、クリスタ…!」
ヒッチ「というかさ…アニとは大分前に別れてるんでしょ?」
エレン「え?ま、まあ…」
ヒッチ「ふ~ん」
エレン「なんだよ?」
ヒッチ「ううん、いいのこっちの話」
ユミル「おい…何言おうとしたんだよ、ヒッチ?」
ヒッチ「別になんでもないっていってんじゃん」
ユミル「…」
サシャ「なにか不穏な雰囲気が流れてますね…」
ジャン「おいおいおい、いきなり争奪戦かよ…」
マルコ「そのようだね…」
マルロ「なんか、みんな俺の存在忘れてないか?」
サシャ「あ、マルロ!いつの間に…」
ジャン「薄いやつだな、おまえって…」
談話室
ヒッチ「チェックメイト!私の勝ちね」
エレン「く…全然かてねぇ…」
ヒッチ「じゃあ、何してもらおっかな~~」
エレン「ああ、そういえばさ…」
ヒッチ「なによ?」
エレン「別に勝敗とは関係ないけど…明日暇か?」
ヒッチ「明日?うん、暇だけど…」
エレン「じゃあさ、街まで一緒に行かないか?」
ヒッチ「え、あ、二人で…?」
エレン「ああ」
ヒッチ「な、なによ…どうしたのよ急に」
エレン「いや、俺も新しい服買おうかなって思っててさ。靴とかも」
ヒッチ「それで…?」
エレン「だから…一緒に選んでくれたらなって…」
ヒッチ「……デートの誘い?」
エレン「で、デート…?い、いや…そうなる…か?」
ヒッチ「………」
エレン「……」
ヒッチ「いいよ、行こうよ」
エレン「お、マジか?サンキュー」
ヒッチ「そのかわり、お昼とかあんたが奢ってよね」
エレン「ああ、わかってる」
外 自主練
エレン「ふっ!」
ユミル「うお、あぶね!」ブン
エレン「大丈夫か、ユミル!すまん、やりすぎた…」
ユミル「いや、これくらい平気だっての…肝冷やしたけどな…」
エレン「とりあえず、今日はこんくらいにしとくか…」
ユミル「わかった…ったく、また強くなりやがってよ…どんどん差が広がるな…」
エレン「はは、ありがとなユミル、感謝してる」
ユミル「ふん、これじゃお前と練習できなくなる日もきそうじゃねぇか」
エレン「え?」
ユミル「なんでもねぇよ」
クリスタ「エレン、ユミル、お疲れ様。はい、飲み物」
エレン「サンキュ、クリスタ」
ユミル「さすが私のクリスタだな!」グイ
クリスタ「苦しい…ユミル…」
エレン「んぐんぐ…ぷはー生き返るな…!」
クリスタ「エレン、じじ臭いよ」
ユミル「はあ、でもよ、運動の後の水分摂取は格別だよな~」
エレン「わかるわかる」
ユミル「だろ~?」ダキ
エレン「うお、重いってユミル…!」
ユミル「そういやさ、お前今一人部屋与えられてんじゃん?」
エレン「ん?ああ」
ユミル「今度、酒盛りでもしようぜ」
クリスタ「ええ~~~」
エレン「俺の部屋でか?」
ユミル「あそこなら大っぴらにできるだろ?」
エレン「いや、そうだけど間違いとか色々おきないか…?」
ユミル「なんだよ、こわがってんのか?」
エレン「そうじゃねぇけどよ…」
ユミル「なら、いいじゃねぇか、どうせ金は余裕あるんだし、たまにはパーっと使おうぜ」
エレン「酒に使うのかよ…」
クリスタ「お酒か~~エレンの部屋で…」
エレン「別にいいけどさ」
ユミル「じゃあ、決まりだな」
クリスタ「そういえば、調査兵団のみんながここに来るんだよね」
エレン「ああ、アルミンの手紙にそんなこと書いてたな」
ユミル「…てことは…」
エレン「…」
クリスタ「あ…」
エレン「あ、そういや、クリスタはアルミンと文通まだしてるんだっけ?」
クリスタ「え?うん、してるよ?」
エレン「そ、そっか…」
クリスタ「…?エレン?」
エレン「…」
クリスタ「どうかした?」
エレン「……あの、だからさ、アルミンとは…」
ユミル「おい、エレン!」グイ
エレン「イテッ!…やめろよ、ユミル!」
ユミル「どういうつもりだよ、お前?」
エレン「な、なんのことだよッ…?」
ユミル「前々からクリスタを贔屓してたとは思ってたが…」
ユミル「ずいぶんあからさまになってきたじゃねぇか…」
エレン「し、しらねぇし…意味わかんねぇし…」
クリスタ「え?…え?…???」
ユミル「私にはそんなことしてくれたか?自主練毎日してるのに」
エレン「は、はあ?ど、どうしたんだよ…ユミル?」
ユミル「お前ってやっぱ面食いだよな。アニといいクリスタといい…」
エレン「い、いやそれは…たまたま…」
ユミル「あとヒッチとかな…」
エレン「え…」
ユミル「とにかく、酒盛りはするからな、お前の部屋で」
エレン「お、おう…」
ユミル「明日買いに行くから、お前も付き合え!」
クリスタ「明日、早速行くんだ…」
ユミル「おう、クリスタも行くだろ?」
クリスタ「うん、いいけど…」
エレン「す、すまん…明日はちょっと都合が悪い」
ユミル「なんか予定あんのか?」
エレン「ああ、任せるから買ってきておいてくれよ」
ユミル「なんだよ、それ…まあ私が言いだしたことだしな…」
エレン「ああ、よろしくな!」
クリスタ「…」
サシャ「なんだか本当におもしろいことになってますね」ハグハグ
ジャン「物食いながらしゃべんな。でもマジで色々起きそうだよな…」
サシャ「…エレンもちょっと積極的に見えますしね」
ジャン「ん?どういうことだ?」
サシャ「いえいえ、別になんでもないですよ」
サシャ「ところで明日予定あります?」
ジャン「いや、ないな」
サシャ「それじゃあデートしましょう」
ジャン「デートか…お前とまさかこんなことになるなんてな…訓練兵の時は想像してなかった…」
サシャ「まあまあ、私達まだ清く正しい付き合いじゃないですか」
ジャン「清く正しいとか言うな、俺がヘタレみたいじゃねぇか、じゃ、まあ行くか」
サシャ「はい!」
今はここまでです。それでは
酒池肉林ですね!おつ
再開しますね
次の日
エレン「待ったか?」
ヒッチ「そんなことないって」
エレン「そうか…にしても…」
ヒッチ「なによ?私の服装がなに?」
エレン「いや、ヒッチってあんま脚出してるイメージなかったからさ」
ヒッチ「私もホットパンツくらい履くわよ、どう?」
エレン「どうって言われてもな…似合ってると思うぜ、足も細いし」
ヒッチ「そう?よかった。これでも体型保つのけっこうしんどいけどさ」
エレン「そうか…そんなもんか」
ヒッチ「いいわよね、男は。そこまで体型気にしなくていいし」
エレン「そうか?けっこう気にしてるけどな…」
ヒッチ「誰かさんに嫌われるから?」
エレン「え?誰かさんって…?」
ヒッチ「別に~」
エレン「なんだよ…」
ヒッチ「どのみちあんたは気にしなくていいんじゃない?スマートだし」
エレン「まあ、自主練してるからかな」
ヒッチ「ほら、そろそろ行こ」
エレン「おう」
服屋
ヒッチ「あ、エレンこれとかいいんじゃない?」
エレン「ブラウンか~俺に似合うかね」
ヒッチ「合わせてみたらいいでしょ、靴はこっちとか」
エレン「また、登山にでも行くのかってブーツだな」
ヒッチ「あっちに鏡あるし、合わせてみなよ」
エレン「わかった」
シャッ
エレン「ど、どうだ?」
ヒッチ「ふ~ん」マジマジ
エレン「……」ドキドキ
ヒッチ「登山家か、救助隊みたい」
エレン「それはどういうことなんだよ」
ヒッチ「けっこういい感じだと思うよ」
エレン「そうか…俺も悪くないと思うし、これにしようかな。高いけど」
ヒッチ「高いの買うとずっと着まわせるし、痛みにくいからいいこともあるわよ」
エレン「そういうもんかね」
ヒッチ「うん」
レストラン 風化
エレン「なんか思ったよりも、ずっと早く終わったな…」
ヒッチ「男の服選びはあんなもんじゃない?」
エレン「全部お前が選んでくれて、俺何もしてないけどな…」
ヒッチ「あんたって適当に服選んでるでしょ?」
エレン「ん、普段はそうだな」
ヒッチ「やっぱね、意識してなさそうだったし、いつも」
エレン「そんなとこ見てたのか?」
ヒッチ「え…ま、まあね。私ほら、前に言ったけど男漁り趣味だったし」
エレン「なんかいろんな奴と付き合ってたんだっけ?」
ヒッチ「まあね、1週間で別れたり、数か月付き合ったこともあったかな」
エレン「ふ~ん」
ヒッチ「あからさまに身体目当てだったり、しょうもない奴もいたけど」
エレン「身体目当てかよ…まあわかる気もするかな…」
ヒッチ「良い奴もいたわよ」
エレン「それが数か月付き合ったやつ?」
ヒッチ「うん」
エレン「そうか…」
ヒッチ「あと浮気してた奴もいた」
エレン「浮気か…それは許せんな」
ヒッチ「あんたの口からそんな言葉が出るなんてね」
エレン「ん?」
ヒッチ「なんでも、まあ私浮気には寛容なところあったし」
ヒッチ「浮気は男の甲斐性って思ってるしね」
エレン「いろんな奴と付き合ってたんだな…」
ヒッチ「まあね、処女保つの意外と大変だったのよ」
エレン「そういや、そんだけ付き合ってて、まだ処女なんだっけ…」
ヒッチ「うん、ヤラせてくれって奴もいたし、最初から身体目当ての奴とかも…ホント面倒だった」
エレン「男としては、キツイ状況だしな…」
ヒッチ「そんなもん?」
エレン「ああ、おあずけ食らってる状態だしな…」
ヒッチ「アニも…そんな感じだった?」
エレン「アニは、途中までしてくれるけど、後は自分でやれとか…最初はそんな感じ」
ヒッチ「うわ…きっつい…襲いたくなるんじゃない?」
エレン「そ、そうだな…そんな時に例のイザコザが起きてさ…」
ヒッチ「あ~あの、アニが浮気してるって勘違いして、クリスタと付き合うことになったってやつ?」
エレン「そう…」
ヒッチ「…ねえ、エレン」
エレン「なんだ?」
ヒッチ「今さ、アニと別れて…今どんな気分よ?」
エレン「その話かよ…」
ヒッチ「気になるのよ、教えてよ」
エレン「まあ、精神的には楽になってるかな…」
ヒッチ「そうなんだ……でもそうかもね…」
エレン「……」
「どうも、お待たせいたしました…」
ヒッチ「あ、料理きたみたい…て」
「おい、ヒッチ…か?」
ヒッチ「あんた…レジー?」
レジー「久し振りだな、こんなとこで会うとは」
ヒッチ「そうね、びっくりした」
レジー「お前、憲兵団入ったんだよな?」
ヒッチ「まあね、マルロとかもいるわよ」
レジー「そういや、あいつもそうか」
ヒッチ「あんたの方は?訓練兵卒業して、結局どこにも所属しなかったし」
レジー「まあ、ウォールシーナの実家に戻ってな。今はここで仕事してんだよ」
ヒッチ「そういやあんた、料理得意だっけ?」
レジー「まあな」
エレン「…………」
レジー「…………」
ヒッチ「えっと、ところでこっちが…」
レジー「あ、すまん。呼ばれてるわ、また来てくれよ」
ヒッチ「行っちゃったか」
エレン「…」
ヒッチ「エレン?どうかした?」
エレン「今のって…知り合いか?」
ヒッチ「うん、まあね。訓練兵の仲間、今ここで働いてるなんて思わなかったけど、レジーって奴」
エレン「親しいのか?」
ヒッチ「まあ…元カレだし」
エレン「!…ま、マジか?」
ヒッチ「え、うん…言ったじゃん色々な奴と付き合ってたって、その一人よ」
エレン「………」(なんだろうなこの気持ちは…)
ヒッチ「エレン、なんか変じゃない?大丈夫?」
エレン「そ、そうかよ…!」フイ
ヒッチ「…エレン?…怒ってる?」
エレン「べ、別に怒ってねぇって…」フイ
ヒッチ「顔合わしてないし…」
エレン「し、知らね…」フイフイ
ヒッチ「……」
エレン「……」(なんか似たような状況が昔にもなかったっけ?)
ヒッチ「エレン、あんたさ…」
エレン「な、なんだ…?」
ヒッチ「もしかしてだけど、嫉妬してる…とか?」
エレン「な、なに言ってんだよ…嫉妬とか…!」
ヒッチ「でもさ…」
エレン「く…まあ、してるんだろうけどな…」
ヒッチ「え…?」
エレン「……ちっ//」フイ
ヒッチ「え、ちょ、ほんとに?からかってない?」
エレン「ふ、ふん…」
ヒッチ「本当に…嫉妬?…あんたが?私に、ていうかレジーに?」
エレン「わ、悪いかよ…ど、どんな奴なんだよ、あのレジーっての…」
ヒッチ「……ぷっ」
ヒッチ「くくくくく……!」
エレン「わ、笑うなよ…!」
ヒッチ「だってさ…あんたが…いきなり嫉妬なんて…あははは…」
エレン「う、うるせー///」
ヒッチ「気になるんだ…知りたい?レジーのこと」
エレン「く……」
ヒッチ「けっこういい奴だったと思うわよ、10位以内には入れなかったから憲兵団には来れずに、他の団にもいかずに実家に戻ったみたいだけど…」
エレン「…長かったのか?付き合い」
ヒッチ「まあ、何か月か付き合ってたわね…でも付き合うには性格の不一致とかあってさ、自然消滅したって感じかな」
エレン「自然消滅かよ…じゃあ今も…」
ヒッチ「ぷ…エレン、本当に嫉妬してる…凄い新鮮…あはははは!」
エレン「だ、だから笑うなっての!」
ヒッチ「………」
ヒッチ「……」
エレン「おい、ヒッチ?聞いてるか?」
ヒッチ「でもさ、あんたに嫉妬されてもな…嬉しくないことはないけどさ」
ヒッチ「別にこれといって…」
エレン「な、なんだよ…その言い方…」
ヒッチ「…」
エレン「そりゃ、お前にとっては俺はその程度かもしれないけどな…」
ヒッチ「嫉妬しなくてもいいから……付き合ってよ」
エレン「………」
エレン「……」
エレン「……え?」
ヒッチ「だ、だから…彼氏になってって……」
エレン「え、な、な、なんだよ急に!!」
ヒッチ「急にじゃないでしょ!…あんたが嫉妬してるとか言うから…//」
ヒッチ「き、期待するじゃん…そういうの…いけるかなって…」ウツムキ
エレン「……な、な…」
ヒッチ「…」
ヒッチ「…あんた、もしかして、私の気持ち全くこれっぽっちも気づいてなかった?」
エレン「え…?あ、いや……そんなことねぇよ…!」アタフタ
ヒッチ「気づいてなかったわね、その程度とか言ってたし」
エレン「いや、気が合うかなとかは思ってたぜ!」
ヒッチ「気が合うって思ってたなら、脈ありかなって考えないの?」
ヒッチ「き、キスとか色々してきたのにさ…!」
エレン「あれは、ゲームのお題とかでだろ…?」
ヒッチ「いくらお題でも、好きでもない奴となんかキスしないわよ、絶対!」
エレン「あう…そういうことかよ…!//」
ヒッチ「ど、鈍感!」
エレン「ひ、否定できない…」
ヒッチ「……」
ヒッチ「で、どうなの?」
エレン「ん?」
ヒッチ「付き合ってくれるの?あんた今誰とも付き合ってないでしょ?」
エレン「…」
ヒッチ「嫉妬してくれたんなら…脈ありって考えていいよね?」
エレン「……ああ、告白してくれて嬉しいけどさ…」
ヒッチ「…」
エレン「すまん、ちょっと考えさせてくれないか?」
ヒッチ「……」
ヒッチ「へたれな発言ね、もうジャンを笑えないわね」
エレン「確かにな…」
今日はとりあえず、こんなところで
続きって事はIFではなくアニエンドではなくて、別の女性とのエンドを正式なエンドとするという事なのかな?
いや何にせよおつ。楽しみにしてます!
再開します
>>70
IFではないです。エレン「俺は憲兵団へ」の最後からの続きになりますので、これが正規ルートになります
ヒッチ「保留にするのはいいけど、できるだけ早く答えだしてよね」
エレン「わかってる」
ヒッチ「じゃあ、この後どうする?」
エレン「そ、そうだな…飯食ったら帰ろうぜ、早いけど…」
ヒッチ「すっかり冷めちゃったけどね…」
エレン「だな…ははは」
酒屋
ユミル「とりあえず、焼酎は確保…とあとはビールは当然として…」ブツブツ
クリスタ「う~ん、あんまりわかんないな~」
ユミル「クリスタ、なんか欲しいやつあるか?」
クリスタ「これといってほしいお酒はないよ」
ユミル「そうか、んじゃこれくらいでいいか、まあアルコールの高いやつも…」
クリスタ「あんまり高いのは駄目だよ、色々…」
ユミル「クリスタ、そういうの目的じゃねぇの?」
クリスタ「ち、違うよ…ユミルと一緒にしないで」
ユミル「//…わ、私は別によ…!」
クリスタ「ユミルが赤くなるなんてめずらしい」ニコニコ
ユミル「ちっ…!」
ユミル「私は、ただあの馬鹿元気づけれればなって思ってるだけだ」
クリスタ「ユミル…」
ユミル「あいつにとって、今なにが重要なのかよくわかんねぇけどさ」
ユミル「自主練してても、今までより、無理してる感じするしな」
クリスタ「そうなんだ…」
ユミル「ま、そんなことより、私とクリスタとエレンの3人でいいだろ?」
クリスタ「ヒッチ達呼ばないの?」
ユミル「あんま多くてもまずいからな、さすがに大人数でやることでもねぇし」
サシャ「おや?ユミルにクリスタじゃないですか」
クリスタ「え、あ、サシャ!」
ジャン「なにやってんだこんなところで…」
クリスタ「あと、ジャンも」
ユミル「べつになんだっていいだろ、酒選んでるだけだ」
ジャン「飲む気かよ?」
クリスタ「ちょっとね…ちょっとだけ…」エヘヘ
サシャ「あ、でもこういうのいいですね!よかったら、みんなで飲みません?」
ユミル「あーあー、大人数で飲む方はまた今度な、今回はそういうんじゃねぇから。行こうぜクリスタ」
クリスタ「あ、う、うん」
ジャン「…」
サシャ「…」
ユミル「お前らは、引き続きデート楽しんで来いよ」
ジャン「うるせーよ、大きなお世話だ…」
サシャ「いやぁ、デートだなんて…」
ジャン「昨日、思いっきりデート言ってたじゃねぇかよ…」
クリスタ「あはは、じゃまたね」
エレン「…」スタスタ
ヒッチ「……」スタスタ
ピト
ヒッチ「あ、ご、ごめん…手…あたたった…」
エレン「い、いや、それくらいいいけど…!」
ヒッチ「……」
エレン「……」(き、気まずいな…あたりまえか…)
ヒッチ「…ねえ、あのさ」
エレン「なんだ?」
ヒッチ「手くらいつないでもいい?」
エレン「え?手をか…?」
ヒッチ「う、うん…」
エレン「それは、別にいいけど……」
ヒッチ「じゃあ……//」ギュ
エレン「……!」(なんか、すげぇ恥ずかしい…!)
スタスタ
エレン「あ、あの…このまま帰るんだよな…?」
ヒッチ「そうだけど……友達以上、恋人未満なんだからいいでしょ?」
エレン「な、なんだよそれ……!」
ヒッチ「だってあんた、私の告白保留中なんだしさ…//」
エレン「ああ…そ、そうか…」
ヒッチ「そうよ、だからこのまま帰ってもいいでしょ」
エレン「お、おう…」(なんか押されてしまったような)
憲兵団 支部
エレン「とりあえず、戻ってきたけど」
ヒッチ「うん……」
エレン「…」
ヒッチ「…」
エレン(…会話が途切れるな…普段ならそんなことないんだけど)
エレン「俺、部屋に服直しに行ってくるわ」
ヒッチ「え、わかった、じゃ私は談話室にでも行ってようかな…」
エレン「それじゃ、またな!」
ヒッチ「うん…」
エレン「…はあ、気まずい…」
エレン「…」
アニ『あんたは新しい恋見つけなよ…』
『あんたなら、すぐ見つかるだろ?』
『絶対引きずったりしないで、私のことなんて…』
『私は……引きずらないなんて無理だけどさ…』
エレン「…アニ…」
エレン「勝手な奴…あいつから、別れ話も切り出したしな…」
エレン「……」
エレン「…母さんの夢、あんまり見なくなったよな…」
エレン「…………新しい恋…ね…」
エレン「そういや、俺もクリスタにそんなこと言ったっけ」
ユミル「おい、エレン」
クリスタ「エレ~ン」
エレン「ん、ユミル。クリスタも…」
ユミル「呆けてんじゃねぇよ、今日酒盛りするからな、お前の部屋空けとけよ」
エレン「酒盛りか、そんなのあったな。わかったよ」
クリスタ「私達、3人だけでするの?」
ユミル「今回はそれでいいだろ、酒の量もそんなにねぇし」
エレン「わかったよ」
クリスタ「エレンも出かけてたの?朝いなかったとおもうけど」
エレン「ん…ああ、ちょっとな」
ユミル「ほほう、なんかあやしいな…」
エレン「なにがだよ…?」
ユミル「ヒッチの奴の姿もないし、あやしいな」ギロ
クリスタ「……」
エレン「変な言いがかりやめろよな、ヒッチにも迷惑だぞ」
ユミル「あいつの肩もつのか?部屋割りも私達3人になるようにしただろ?」
エレン「仲良くないのかよ?」
ユミル「仲なんかよくねぇよ、誰があんな奴」
エレン「そんなに悪くなさそうだな」
ユミル「人の話聞け、こら」
エレン「…」
エレン「ホントはな部屋割り、3人同じにしてくれって言ったのはクリスタのことが大きくてさ」
クリスタ「え、私…?」
ユミル「ああ…そういうことかよ…」
エレン「うん」
ユミル『エレン…私、お前に言わなきゃならないことがある…』
ユミル『私も実は…巨人なんだよ…』
ユミル『そういう奴意外に壁の中にいるかもしれない』
ユミル『ただし、私の場合はウォールマリアの襲撃とか関係ないってか…』
ユミル『60年くらい壁の外を徘徊してたからな…』
ユミル『年とらねぇんだぜ、巨人になってる間は…』
エレン「…俺、ユミルのこと信じてるからさ…」
ユミル「ああ…いざって時は、クリスタは任せろ…」
エレン「ああ」
クリスタ「エレン、ユミル…」
ユミル「お前の部屋から、比較的近い部屋にしたのもそういうことなんだな、私たちの部屋を」
エレン「まあ、そんな感じだ」
ユミル「私はてっきり、自分の愛人の部屋のつもりだったのかと思ったぜ、エレンの部屋にすぐ呼べるようにな」
エレン「何言ってんだよ…」
ユミル「冗談だよ」
クリスタ「ホントでもいいのに…」ボソ
エレン「あ、いや…なんて…?///」
クリスタ「…//」ウツムキ
ユミル「…」
ユミル「やっぱ、エレン、お前は女たらしだな。信じられん」
エレン「別にそういうんじゃねぇよ…!」
ユミル「とにかく、部屋空けとけよ!バカ!」
エレン「なに怒ってんだよ、意味わかんねぇぞ!」
ユミル「うるせぇよ!!」
ジャン「けっこう、今日金使っちまった……」
サシャ「ごちそうさまでした」ペコ
ジャン「食いすぎだろ、お前。あんだけ食ってよくそのスタイル保てるな…」
サシャ「エレンじゃないですけど、鍛えてますからね」
ジャン「マジか?」
サシャ「はい、バリー・ザ・ブートキャンプっていうダイエットメニューというか、運動があるんですよ。それやってます」
ジャン「ああ、あれか…知ってるけど、けっこう古いだろあれ…」
サシャ「バリー隊長最近見ないですからね」
ジャン「それはいいけどな…」
ジャン(サシャの奴…胸もデカいしな…スタイルもいい、顔もいいし…)
ジャン(彼女だし、頼んだらヤラせてくれるか…?俺も童貞卒業してもいいよな?)
ジャン(つーか、サシャは初めてなのか?聞いたことないが…)ドキドキ
サシャ「どうしました、ジャン?」
ジャン「いや、なんでもねぇ…」
サシャ「?」
ガチャ
サシャ「あれ、ヒッチ。一人だけですか?」
ヒッチ「めずらしいわね、どうしたのよ?」
ジャン「いや、別に理由はねぇけど」
ヒッチ「ふ~ん」
サシャ「そういえば、ヒッチ、今日エレンと一緒にいませんでした?」
ヒッチ「え…!?なんで知ってんの?」
すみません、今日はここまでにしておきます
アニ…幸せになれますように…!
おつです!
再開しますね
サシャ「今日ジャンと出かけてる時に、チラッとお二人の姿を見たような気が」
ジャン「マジか、気づかなかったぞ」
ヒッチ「……悪い?」
サシャ「え?いえいえ、全然悪くないですよ」
ヒッチ「……」
サシャ(いつもと雰囲気が違いますね…これは…)
ジャン(なんかあったか…?)
エレンの私室
ユミル「ほう~~~」
クリスタ「へえ~~」
エレン「なんだよ?ジロジロ見て…俺の部屋めずらしいか?」
ユミル「広いな、お前の部屋。前来た時も思ってたけど」
クリスタ「そうだね、広いね……あれ?」
エレン「ん?」
ユミル「どした?」
クリスタ「私、エレンの部屋に入るの初めてだよ?」
ユミル「い、そうなのか…?」
クリスタ「じーーーー」
ユミル「エレン、お前クリスタ呼んだことねぇのかよ!?」アタフタ
エレン「い、いや…どうだっけ?多分ないと思う…」
クリスタ「エレン、ユミルと二人でその時何してたの?二人っきりだったの?」ムー
エレン「あ、いや……」
ユミル(私が巨人の話した時だな…)
クリスタ「いつの話?」
ユミル「あれいつだっけ?確か先月の×日だったか」
エレン「そうだったな…確か、サシャとかもいたような…」
ユミル「あ、いた気がするな…」
クリスタ「先月の×日だったら、サシャは私といたよ?」ニコニコ
エレ ユミ(しまった~~~~!)
クリスタ「二人共仲良いよね、目配せするだけで通じ合ってるみたい」
エレン「いや、その…」
ユミル「はあ…」
クリスタ「やっぱり隠すようなことしてたんだ?」ムー
エレン「そんなことないって…!」
ユミル「ああ、別にクリスタに隠すようなことじゃない、また話すよ」
クリスタ「え……」
エレン「…」
ユミル「…」
クリスタ「うん、わかった…」
ユミル「よし!とにかく、今日は飲もうぜ!」
エレン「よっしゃ!」
ユミル「ビールに焼酎に…」
エレン「ふ~ん、アルコール度数の高いのはどれだよ?」
ユミル「こっちのウォッカじゃね、確か50度くらいはあるな」
クリスタ「そんなの飲めるの?」
ユミル「まあ、ソーダ割りとかで薄めりゃいけるって。クリスタはロックでいって早めに酔おうぜ」
クリスタ「無理だよ~死んじゃうよ、そんなの」
エレン「……」
エレン(クリスタが酔ったところか……すげぇ見たい)
エレン(ユミルの奴はあんま酔わなさそうだしな…)
エレン(ていうか、クリスタ…今日ミニスカートか…見えそう…)ドキドキ
エレン(最近、ミニスカートの時が多い気もする…)
ユミル「どうした、エレン?」
エレン「いや、なんでもねぇよ」
ユミル「そうか、じゃあとりあえず、ビールからだな」
クリスタ「はい、持ったよ」
エレン「こっちもいいぜ」
ユミル「んじゃ、今日もお疲れ様でした!かんぱ~~~~い!」
エレ クリ「かんぱーーーい」
エレン「っても、今日は休日だし、お疲れ様もくそもないけどな」
ユミル「こら、水さすな」
クリスタ「あはははは」ゴクゴク
ユミル「クリスタ、けっこういい飲みっぷりだな」
クリスタ「ユミル程じゃないよ」
エレン「いや、なんか慣れてる感じというか、思い切りがいいよな」
エレン「俺、あんま酒なんて飲まないし」
クリスタ「私も少ししか飲まないよ」
エレン「少し飲むってのが意外っていうか…」
クリスタ「え~そうかな?ワインくらいだけどね」
エレン「ふ~ん……」
エレン「…アルミンと飲んだのか?」
クリスタ「え…アルミンと?そんなことないけど…」
エレン「あ、そ、そっか…ならいいんだけど…」
クリスタ「エレン?」
ユミル「……」
エレン「あ、いや…」(しまった…)
エレン「よし、飲もうぜ!」グビグビ
クリスタ「あ…」
ユミル「そんな、がっつくなよ、もったいねぇ」
エレン「う…!」(しまった…勢いよく飲み過ぎた…気分が…)
クリスタ「だ、大丈夫、エレン?」
エレン「ま、まあ…ゆっくり飲む…」
ユミル「そうしろよ、急性アルコール中毒とかになったらどうすんだ」
ゴクゴクゴク
エレン「ユミル、お前焼酎好きなのか?」
ユミル「まあな、ビールもいいけど、アルコール度数小さいからいい感じに酔えないんだよ」
エレン「見た目通りってか、強いなお前」
クリスタ「私も、ワインくらいなら飲めるんだよ」チビチビ
エレン「なんか二人が大人に見える…」
ユミル「なに言ってんだ、何段も大人の階段上ってるくせによ」
エレン「ユミル、お前その話は…」
クリスタ「エレン…」
ユミル「15歳でそんなに上るか?ってくらいしてたんだろ?
エレン「お、おいユミル…!」(クリスタの機嫌が…)
クリスタ「で、でも…今はエレン、フリーだよね?」
エレン「お、おう…まあそうだな…」
クリスタ「そっかそっか、えへへ」チビチビ
エレン(クリスタ、脚が眩しすぎるな…パンツも見えそうだし…)
エレン(ミニスカだしな…もう少し脚あげてくれるだけで見えるかな…)
エレン「でもよ、大人になるには、酒も飲める男になっとかないとな」
ユミル「そうかもしんねぇけど…15で何言ってんだよ」
エレン「んだよ、茶化すなよ」
クリスタ「でも、エレンがお酒飲めたらかっこいいと思うよ?」
エレン「え?ほんとか?」
クリスタ「うん!」
エレン「……」(やべぇ、かわいい…!)
エレン「な、なあクリスタ…」
クリスタ「なに?」
エレン「ちょっと、膝立ててくんない?」
クリスタ「え?」
エレン「おねがい」
クリスタ「こ、こう?」
エレン「!」(見えた!白じゃん!)
ユミル「……クリスタ」
クリスタ「なに、ユミル?」
ユミル「パンツ見えてるぞ」
クリスタ「え…あ!」バッ
エレン「て…おい、ユミル!」
ユミル「なんだよ、この変態」ギロ
エレン「うぐ…!」
クリスタ「え、エレン…!」
エレン「あ…は、はい…!」
クリスタ「え、エッチ……///」
エレン「ご、ごめん…」
クリスタ「もう~~~~//」プンプン
エレン「だ、だってクリスタ、ミニスカートだったし見えそうだったんでつい……」
クリスタ「だからって…!」
ユミル「お前じゃなかったら、ぶっ殺してるところだぞ、こら!」ドカ
エレン「いてっ!…蹴るなよ……!」
ユミル「こりゃ、探索しなきゃなんねぇな」
エレン「探索?なんだよそれ?」
ユミル「お前の部屋のエロ本探索だよ」
今日はここまでです、また明日
エレン「なに言ってんだよ、今関係ねぇだろそれ!」
クリスタ「ユミル…だめだよ、いくらなんでも…」
ユミル「クリスタは気になんねぇのか?」
クリスタ「なる…けど」
エレン「クリスタ!?なんで?」
ユミル「だろ~?あと、堂々とパンツ見た罰も与えないとな」
クリスタ「そっちは別にいいんだけど…」
ユミル「なんだって?」
クリスタ「え?ううん、なんでもないよ!?」
ユミル「ま、いいやとにかく探すか。多分お前エロイから普通に持ってるだろ」
エレン「ちょ、ホントに勘弁してくれよ!」
ユミル「お前、その焦り具合は図星だな?」
エレン「え、い、いや…」
クリスタ「エレン…図星なんだ…」
エレン「いや…クリスタ…違う…」
ユミル「怪しいところは、そのベッドの下だ~~!」
エレン「うわっ!お前…!」
クリスタ「…エレン…」
………
ユミル「結局エロ本はなかったけどよ…」
エレン「そんなもん持ってねぇよ…」
ユミル「でも、ベッドの下からはさらに凄いものがでてきましたってか?」
エレン「うう…それは…」
ユミル「お前、風俗行ってたんだな」
クリスタ「エレン…どういうこと…!?」
エレン「いや…ジャンの奴に誘われたんだよ…それで街のそういう店に行って…」
ユミル「で?」
エレン「予約してたらしくて、すぐ部屋通されてさ…」
クリスタ「部屋に通された……そうなんだ…」
エレン「あの…だから、料金先に払ってるし引き返すわけにも行かず…」
ユミル「したんだな?」
エレン「……はい」
クリスタ「え、エレン~~~~!」
エレン「ひい、ゴメン、クリスタ!」
ユミル「……テメーは…」ドカドカ
エレン「あの、ユミルさん?すげぇ痛いんですけど…」
ユミル「で、この手紙はなんだよ?このエリザってのが風俗の奴だろ?連絡取り合ってんのか?」
エレン「えっと、それは…」アセアセ
クリスタ「エレン?」ニコニコ
エレン(クリスタの笑顔が恐い~~~!)
エレン「…わかった、言うよ」
ユミル「ああ」
クリスタ「うん」
エレン「相談にのってもらったんだ、アニとのこと…」
クリスタ「アニのこと…話したの?この人に…」
エレン「もちろん、巨人のことは伏せたし、事実は言ってないぜ。まあ、その辺は少し変えて話した。向こうもわかってくれたみたいでさ」
ユミル「ほう、分かり合ってるってことか…」ドカ
エレン「ぐえ、違う…!…第三者の視点でどう思ってくれるのか見たかったんだよ」
クリスタ「そうなんだ…それで、どうだったの?」
エレン「まあ、別れるのもありじゃないかって…どの道、加害者と被害者である限りは
一緒になったとしても、どこかで別れることになるって…それならある程度距離のある
関係の方がいいかもってさ…」
ユミル「お前…それで、アニと別れたのか?」
エレン「いや、彼女の言ってくれたことはヒッチの言葉に近かったしあんまり関係ないかもな、それにアニの方から別れようって言ってきたし…」
クリスタ「アニの方からだったんだ」
エレン「うん」
ユミル「それで、その相談の後もやりまくったんだな?」
エレン「おまえな…せっかくシリアスな展開だったのに…」
ユミル「うっせー、この色情狂が」
クリスタ「むーーー」
エレン「クリスタ、その顔可愛いぜ…」
クリスタ「そんなことで、ごまかされないよ!」
エレン「うう…ご、ごめん…」
ユミル「この女何歳くらいなんだ?」
エレン「え…確か20歳いってなかったと思うぞ」
ユミル「てめ…!私とあんま変わらねぇじゃねぇか!」
エレン「なんでそこで怒るんだよ!?」
ユミル「うるせー!」ドカドカドカドカドカ
エレン「うお!蹴りすぎだ、バカ!」
…………
ユミル「はあ~、とにかく酒盛りに戻るぜ、すっかり酔い冷めたし…」
エレン「お前がエリザさんのことで怒りまくるからだろ…ったく…」
クリスタ「エリザ…さん?」ゴゴゴゴゴ
エレン「な、なんでクリスタ…そこで反応するの?」ガタガタ
クリスタ「…別に」プイ
エレン「ああ…クリスタ~~!」アタフタ
クリスタ「エレンが、すっごいエッチっていうのはわかりました!」
エレン「あ、だから、これはその…あの…!」
ユミル「…」イライラ
ユミル「おい、エレン!」
エレン「な、なんだ!?」
ユミル「このウォッカ開けるからな!お前も飲めよ!」
エレン「わかったよ…て、それ50度あるやつだろ…?」
クリスタ「大丈夫かな…」
エレン「じゃあ、せめてソーダ割りで…」
ユミル「しょうがねぇ、そうしてやるか」
クリスタ「うん、じゃあ私もそれで」
ユミル「んじゃ、改めて…」
全員「かんぱ~~い!」
………
クリスタ「ムニャ…エレン…」スウスウ
エレン「ユミル、焼酎まだあんの?」
ユミル「まだ、ちょっと残ってるかな」
エレン「それくれよ」
ユミル「ああ、はい」トクトク
エレン「サンキューー」
ユミル「しかし、クリスタが一番先に酔いつぶれたか」
エレン「飲ませ過ぎだっての」
ユミル「クリスタを膝で寝かせられて、男冥利に尽きるんじゃねぇか?」
エレン「ま、まあな…でもできれば膝枕してほしかった」
ユミル「なにすっとぼけてんだてめぇは…」
エレン「はははははは…」
ユミル「笑ってごまかすな!」
エレン「でも、酒盛りって楽しいな、なんか今日は楽しかった」
ユミル「はは、元気でたか?最近無理してるみたいだったし」
エレン「ユミル、お前それで…?」
ユミル「ま、まあ、別に…要は私が楽しみたいだけなんだけど…」
グイ ガバ
ユミル「うわ…!エレン…おまえ…!」
エレン「ごめん、なんか色々心配かけたみたいだな…ありがとう」
ユミル「お前な…こういうのはもっと、優しく抱き寄せるもんだろう?」
エレン「そうだったな…ごめん」
ユミル「ま、いいや。しばらくこのままいてくれよな」
エレン「ああ…ユミルがいいんなら…」
チッチッチッ
ユミル「なあ、エレン」
エレン「なんだ?」
ユミル「クリスタのこと…そんなに好きか?」
エレン「な、なんだよ急に…///」
ユミル「とぼけんなよ、結構嫉妬してんじゃねぇか」
エレン「あ…!」
ユミル「確か、新しい恋見つけろって言ったのお前自身なんじゃねぇの?」
エレン「え…まあ、そうだったかな…ユミルだったような気も…」
ユミル「両方だな、確か」
ユミル「そんなお前が、嫉妬するなんて……手放したくないのかよ?」
エレン「あの、だから…それは別に…」
ユミル「矛盾してるよな、依存させないように自分からは遠ざけといて、他の男に
取られるのは嫌だとか……」
エレン「だ、だからそれは…!」
ユミル「そんなに嫌なら、さっさと自分の恋人にすればいいのによ」
エレン「…ユミル…??」
ユミル「なあ、お前の恋人になる相手…私じゃ駄目か?」
エレン「え?」
ユミル「いくらお前が鈍感でも、この言葉の意味はわかるよな?」
エレン「ユミル…」
ユミル「…酔った勢いで言ってるわけじゃないからな?」
エレン「…考えさせてくれないか?」
ユミル「…そう来たか…まあいいや、わかった」
エレン「すまん」
ユミル「別にいいって…私もいきなり言っちゃったしな」
クリスタ「んにゃ…んにゃ…」
ユミル「クリスタのことはどうするんだ?」
エレン「それは……」
ユミル「クリスタは告白するまでもなく、気持ちは分かってるだろ?」
エレン「ああ…」
ユミル「じゃあ…今日はもうお開きにするか…?」
エレン「そうだな…あ、クリスタ連れて帰ってくれよ」
ユミル「わかってるっての」
ユミル「クリスタ、起きろ~帰るぞ~」
クリスタ「ん~~ユミル~~?」ムニャムニャ
エレン「……」(生足がいい…ていうかスカートまくれてパンツ見えてる…)
ユミル「どこ見てんだよ、おまえは?」
エレン「なんでもねぇよ!」
クリスタ「気分悪い~~帰るの?」
ユミル「ああ、帰ろうぜ」
クリスタ「え~~エレンの膝で寝たい~~」
エレン「え、マジか?ならここでも…!」
ユミル「バカ言うな、アホエレン!」
エレン「ちぇ…」
ユミル「ほら、帰ろうぜ」
クリスタ「は~い、じゃあ、また明日ね、エレン」
エレン「おう、また明日な」
今はここまでにしておきます
おつおつ!!!とてもいいです!
>>1です、再開します
女子寮
ヒッチ「あれ、二人共…なんか顔色が悪くない?」
ユミル「ん~まあ、ちょっとな…」
クリスタ「う~ん」モゾモゾ
ヒッチ「クリスタはベッドに入っていくし…」
ユミル「私も寝る…ちょいキツイ…」モゾモゾ
ヒッチ「あ、ちょっと…!」
次の日
エレン「ふぁ…朝…か」
エレン「やばい…頭痛い……二日酔いってやつか…身体だるいし…」
エレン「とにかく食堂行くか…」
食堂
マルロ「ん、エレンか?どうした、顔色よくないぞ?」
エレン「まあ、ちょっとな…」
マルロ「そうか…そういえば、今日調査兵団がウォールシーナに来るらしいぞ」
エレン「今日かよ…そっか…」
マルロ「…」
エレン「ユミル達、知らないか?」
マルロ「向こうにいるぞ、さっき来たばかりだ。顔色わるかったが」
エレン「わかった、サンキュー」
ユミル「クリスタ…思ったより私はキツイ……」
クリスタ「うん…私は…すっごく頭痛い…」
エレン「よお、二人共」
クリスタ「エレン…おはよ~…」
エレン「おはよう、クリスタ。きつそうだな…」
クリスタ「うん…」
ユミル「お前けっこう元気そうだな」
エレン「ユミルもな、俺結構きついぞ」
ユミル「私も意外と残ってる…今日って何があるんだっけか?」
エレン「調査兵団が来るみたいだな」
クリスタ「あ…そうなんだ」
ユミル「私達がすることって変わり映えはないのか?」
エレン「ああ、街の警備じゃね?」
クリスタ「街の警備か…」
エレン「クリスタ、辛いならサボれば?部屋鍵ついてるだろうし、寝れるだろ?」
ユミル「クリスタ一人残すのもな、いくら鍵つきとはいえ」
エレン「ユミルも残るか?」
ユミル「そうだな…」
クリスタ「私は、大丈夫だよ出るよ」
エレン「無理すんなよ、ユミルもいるしさ」
クリスタ「え…でも…」
ユミル「ここはエレンの言葉に甘えとけよ」
クリスタ「う、うん…ありがとうエレン」
エレン「ああ」
マルコ「さっき、マルロに聞いたんだけどさ」
サシャ「はい」
ジャン「おう」
マルコ「アニ達、今日来るみたいだね、しかもしばらくこの近くに滞在するとか」
サシャ「いよいよですね」
ジャン「久し振りに104期も集まるかもな」
マルコ「今日中にはここに来れるかもしれないね」
昼 街
万引き犯「ぐわっ!」
エレン「おら、大人しくしろっ!」ダン
先輩「助かった、エレン。こいつかなり暴れやがってな」
エレン「平気っすか?」
先輩「ああ、問題ない」
万引き犯「く、くそ…離しやがれ…!」
エレン「折るぞ?」
万引き犯「うああ…!すまん、やめてくれ!」
マルロ「エレン、ここにいたか」
エレン「マルロか、どうした?」
マルロ「さっき調査兵団が、到着したんだ」
エレン「…」
マルロ「駐屯地はこの先の丘になるらしい。ここは俺が引き受けるから行って来いよ」
エレン「いいのかよ?」
マルロ「ああ」
先輩「調査兵団か…なんだってこんな時にくるんだ…」
マルロ「なにも聞かされてないんですか、先輩達にも」
先輩「特になにも知らんな、迷惑起こさなきゃいいが…」
エレン「……すまん、ちょっと行ってくるな」
調査兵団 駐屯地
エレン「ここか……」
オルオ「おい、お前…そこで何してる!?」
エレン「え…?」
オルオ「ここは、調査兵団の駐屯地だ。見たところ、お前は憲兵団の新兵だな?関係ない奴はとっとと出て行け!」
エレン「えっと…」(この人の服…調査兵団か…なんて言うか)
エレン「ここに、ペトラさんって人…」
オルオ「ペトラ~?お前ペトラの知り合いなのか?」
エレン「はい、まあ…」
オルオ「ペトラは俺と同じリヴァイ班の面子だぞ?お前みたいな餓鬼との接点なんて…」
ペトラ「エレンじゃない!」
エレン「あ、ペトラさん。お久しぶりです」
ペトラ「そうね、久し振りね」
オルオ「ペトラ…知り合いか?」
ペトラ「ええ、彼はエレン。アニの彼氏よ……元だけど」
オルオ「あ…あいつか…」
エレン「はは……」
ザッザッ
リヴァイ「…………」
ペトラ「あ、兵長!」
オルオ「兵長!」
エレン「リヴァイ兵長……お久しぶりです…」
リヴァイ「ああ……一か月ぶりか」
エレン「あの時は、すみませんでした」
リヴァイ「…」
オルオ「…」
ペトラ「…」
オルオ(おい、なにがあったんだ?)ボソボソ
ペトラ(えっと、確かアニと別れた後にね…)ボソボソ
リヴァイ『てめぇ、どういうつもりだ?』
エレン『何がですか?』
リヴァイ『アニと別れたんだろ?』
エレン『ええ…』
リヴァイ『あの女の精神にお前がどれだけ占めてたかわかってるんだろ?』
エレン『……』
リヴァイ『戦力として期待できなくなったらどうする?最悪処刑だぞ?』
エレン『……』
リヴァイ『そんな覚悟で付き合ってたのか?』
エレン『…俺は…』
リヴァイ『…』
エレン『母さんを殺されました…』
リヴァイ『…』
エレン『目の前で、無知性の巨人に食われました…ミカサも見てました…』
エレン『ミカサは…その1年前に強盗に両親を殺されてます、さらに人身売買されそうになってました』
リヴァイ『…』
エレン『アニと結婚を前提に付き合ってから、うまく行くと思ってた……実際俺たちの仲は深まっていったと思います……でも……』
リヴァイ『ミカサが廃れていったのか…』
エレン『ミカサは言ってました…アニに手を出したりはしないけど、俺と付き合ってるのは我慢できないと…一度は理解したけれど、やはり無理だったと…』
エレン『それだけじゃない、母さんの光景を夢に見るんです…』
リヴァイ『…』
エレン『俺もおかしくなりそうだった…アニと近づけば近づく程、変になっていったんです。最初は遠距離恋愛のせいかと思ってましたが…そうでもなかった…』
エレン『俺の父さんもいない…多分もう…だから、家族はミカサしかいないんです。ミカサもそれは同じなんです!』
リヴァイ『…』
エレン『だから、俺は自分と家族を優先させました…恋人よりも…』
リヴァイ『アニから別れ話を出したんだろう?』
エレン『アニが話したんですか?』
リヴァイ『…』
エレン『信頼されてますね、さすが兵長』
リヴァイ『嫉妬か?』
エレン『まさか…』
リヴァイ『お前の気持ちはわかった、だが、まだまだ餓鬼だな』
エレン『あなたに何がわかるんだ?』
リヴァイ『感情を抑えられてないところが餓鬼なんだ』
エレン『…!』
リヴァイ『いばらの道というのはわかってたはずだ…それから逃げ出したのはお前だ、アニは逃げなかったぞ』
エレン『…』
リヴァイ『あいつはお前の為を思って別れたんだろ?距離を置いた方がいいと』
エレン『…そうですね…』
リヴァイ『お前はそれに屈したんだな』
エレン『…』
リヴァイ『どの道、今のお前じゃ何もできないだろうな、時間かけて鍛え直してこい』
エレン『く…』
リヴァイ『なにかしらの答えを出すことを期待してるぞ』
オルオ(おい…ペトラ?)ボソボソ
ペトラ(最後、エレンがリヴァイ兵長に殴りかかったんだって)
オルロ(どうなったんだ?)
ペトラ(さあ……でもリヴァイ兵長その日、エレンを調査兵団に入れるぞ、みたいなこと言ってたし…エレンが一方的に負けたわけでもないかも)
オルオ(おいおい、あの兵長をあいてにか?)
ペトラ(そうみたい…)
今日はここまでです、意外と長編になるかも…
のぞむところ
いいじゃない
リヴァイ「今、ここは準備中で立ち入り禁止だ、さっさと戻れ」
エレン「え、で、でも…」
リヴァイ「お前の仲間とは後で会えるよう手配してやる」
ペトラ「憲兵団の方へ足を運ぶ形になるから、心配しないで」
エレン「…」
エレン「…わかりました…」
リヴァイ「…」
ペトラ「…」
オルオ(雰囲気が変だぜ…)
憲兵団 支部
ヒッチ「あ~~今日の仕事も終わりっと…」
エレン「そうだな」
ヒッチ「あんた、途中いなくなってなかった?」
エレン「見てたのかよ…」
ヒッチ「まあね」
エレン「調査兵団の駐屯地に行ってたんだ、まあ入らせてもらえなかったが」
ヒッチ「そうなんだ…」
ヒッチ「…」
ヒッチ「誰に一番会いたかった?」
エレン「え…それ聞くか?」
ヒッチ「いいでしょ」
エレン「……ミカサ」
ヒッチ「そう来たか…」
エレン「事実だしな、大切な家族だし」
ヒッチ「…すっごい微妙なんだけど…」ムッ
エレン「あからさまだな、ヒッチ…」
ヒッチ「そりゃね、あんたのこと好きだし」
エレン「…//」
ヒッチ「赤いわよ、顔」プクク
エレン「うっせ…!」
ヒッチ「そういえばさ…クリスタとユミル、参加してなかったのよね」
エレン「え…ああ…」
ヒッチ「なんか、昨日も体調悪そうだったし、今日も見なかったし…なんか知らない?」
エレン「いや…どうなんだろうな…」
ヒッチ「う~ん」
食堂
ユミル「よお、エレン」
エレン「ああ、ユミルか」
クリスタ「エレン、ヒッチも帰ってきたんだ」
ヒッチ「うん」
ユミル「この4人で飯にするか」
エレン「ああ」
ガヤガヤガヤ
エレン「駐屯地にリヴァイ班も来てたぜ」
ユミル「リヴァイ班ね、そんな連中も来てんのかよ」
クリスタ「よくわからないけど、凄そう…」
ヒッチ「…」
ヒッチ「ねえ」
ユミル「ん、なんだよ?」
ヒッチ「体調、戻ったわけ?今日の仕事サボってたでしょ?」
クリスタ「ああ、うん。もう大丈夫だよ」
ユミル「まあ、昨日は飲んだからな、そんな量でもなかったけど」
ヒッチ「え?二日酔い?」
クリスタ「うん、そうなんだ」エヘヘ
エレン「あ、あの…その話題は…」(なんか嫌な予感が…)
ユミル「エレンの部屋でな、飲んだんだよ」
ヒッチ「え!?」
クリスタ「楽しかったよね!…途中寝ちゃったけど」
エレン「ちょ!…あ、あの…!」
ユミル「?どした?」
エレン「いや……」チラ
ヒッチ「……」ジロ
エレン(うわ!…睨んでるよ…!)
ヒッチ「エレン」
エレン「な、なに?」
ヒッチ「とりあえず、後で談話室で」
エレン「わ、わかった…」
談話室
ヒッチ「エレンの番よ」パチ
エレン「おう……」パチ
ヒッチ「……」
エレン「……」
ヒッチ「…」
エレン「な、なあヒッチ…」
ヒッチ「なによ?」
エレン「機嫌…直してくんない?」
ヒッチ「なによ、私に黙ってたくせに」
エレン「だ、黙ってたわけじゃないんだって…」
ヒッチ「さっき聞いたとき、はぐらかしてたじゃない、やましいことあったんでしょ」
エレン「そうじゃねぇよ…!」
ヒッチ「それは、私に知られたくないようなこと」
エレン「べ、別にそれも…」
ヒッチ「…」
エレン「…」タラタラ
ヒッチ「楽しかったでしょ?」
エレン「そ、そりゃもちろん…」
ヒッチ「ふ~ん、よかったわね」
エレン「ヒッチ…」(ああ…まずいな…)
今日はこんなところで
>>1
遅れました、再開
ヒッチ「…」
エレン「…」
ヒッチ「ばーか」
エレン「なんだよ、俺バカじゃねぇよ」
ヒッチ「ちょっとバカだと思うけどね」
エレン「なんかそれ、アニにも言われたかも…」
ヒッチ「ふ~ん、アニにね…へぇ~」
エレン「し、しまった…」
ヒッチ「声に出てるわよ」
エレン「う…!」
ヒッチ「……」
ヒッチ「あのさ、デート連れて行ってよ」
エレン「え、デート?」
ヒッチ「そ、もちろんちゃんとしたデートね」
エレン「ちゃんとしたデートって…どこ行くんだ?」
ヒッチ「別にどこでもいいけど…あ、あそこ行ってみたい!」
エレン「え?」
ヒッチ「今度商店街の方で、商店街設立記念フェアってのするんだって。それ行きましょうよ」
エレン「へえ、商店街の方でそんなのやるのか…」(確か風俗街の向こうだよな)
ヒッチ「そうよ、フェア期間中しかないのもあるだろうし、食べ物とか安くなってるだろうし、いいでしょ?」
エレン「そうだな、行くか」
コンコン ガチャ
サシャ「あ、お二人ともここにいましたか」
エレン「サシャかよ、どうした?」
サシャ「ええ、ちょっとエレンお借りできますか?」
ヒッチ「え、なんで私に言うのよ?」
サシャ「いや~~食堂では不穏な空気だったようなので念のためですね」
ヒッチ「い、いいけど…不穏な空気って…」
エレン「ま、まあ行ってくるな」
スタスタ
サシャ「わざわざすみませんね」
エレン「いいって、それよりどうしたんだ?」
サシャ「調査兵団のみんなが来たんですよ」
エレン「!ほんとか?」
サシャ「ええ、ただ…アニがですね…」
エレン「ああ…」
サシャ「先にエレンと二人で会いたいと」
エレン「そ、そうか」
サシャ「ユミルやクリスタやヒッチには知られない方がいいと思いまして」
エレン「気を遣ってくれたのか?」
サシャ「どうですかね、私そんな器用なことできませんから」
エレン「…あのさ、アニと会った後、ちょっと相談したいことあるんだが…」
サシャ「いいですよ」
エレン「できれば、倉庫の方で」
サシャ「エロいですよ、エレン」
エレン「やめろ」
サシャ「あはは、わかりました。待ってますね」
憲兵団寮 外
エレン「アニ…久し振り」
アニ「エレン……久し振りだね…」
エレン「…」
アニ「会いたかったよ…な、仲間としてだけどさ…」
エレン「アニ……」
アニ「……」
エレン「……」
アニ「最近、どうだい?」
エレン「そうだな、出世コースに入ったのか、事務作業が増えそうだ…」
アニ「よかったじゃないか、あんたは苦手そうだけどさ」
エレン「苦手だっての…」
アニ「そっか、元気にはやってるみたいだね、安心した」
エレン「憲兵団は安全だからな」
アニ「だね」
アニ「じゃあ、恋愛の方はどうだい…?その、誰かと付き合ってるの?」
エレン「まだ誰とも付き合ってない…」
アニ「まだ…か、じゃあ…」
エレン「…ところで、そっちはどうだよ?」
アニ「え?こっちかい?」
エレン「ああ」
アニ「…ベルトルトに改めて交際申し込まれたよ」
エレン「…マジか…?あいつまだ好きだったんだな…アニのこと」
アニ「断ったけどね」
エレン「早っ」
アニ「エレンのことがなくても、ベルトルトをそういう目で見たことはないからね」
エレン「そうか…」
アニ「…」
エレン「アニ、後悔してるか…その、別れたこと…」
アニ「あたりまえじゃないか…」
エレン「…」
アニ「でも、この距離の方がお互い傷つかないよ…ミカサもね」
エレン「……」
アニ「ごめん、時間とらせちゃったね、私戻るよ」
エレン「ああ、わかった、またな」
今日はここまで、また近いうちに
>>1です ちょい更新
憲兵団 倉庫
サシャ「あ、待ってましたよ、エレン」
エレン「悪い、こんなところに呼び出して」
サシャ「いえいえ、お話ってなんです?」
エレン「ああ…えっとなんていえばいいのか…」
サシャ「クリスタ達に関係あることじゃないですか?」
エレン「う…よくわかるな…」
サシャ(まあ、楽しんで見てましたしね…)
エレン「実は、ヒッチとユミルに告白されてさ…」
サシャ「ほほう、それはそれは…クリスタは?」
エレン「クリスタは…まあ、あの…まだなんだけど…俺のこと好きかなって…」
サシャ「余裕ですね、エレン」
エレン「そんなことねぇよ…!」
サシャ「でもよかったじゃないですか」
エレン「そうか?」
サシャ「なんでですか?付き合えるでしょ?」
エレン「いや…そうだけど…アニとのこともあるのに…」
サシャ「納得した上で、エレンも別れたんでしょ?」
エレン「……そうだな…あいつに近づいてると、ミカサも俺もおかしくなってきてるのは事実だしな…」
サシャ「最近、どうなんですか?」
エレン「前に言ったかもしれんけど、気分的には楽かな…」
サシャ「よかったじゃないですか」
エレン「よかった…か」
サシャ「これはあくまで私の意見でしかないですが…」
サシャ「エレンは今、あの事件とは関係のない人と付き合うべきだと思いますよ」
エレン「サシャ…」
サシャ「それで見えてくるものもきっとあると思うんですよ」
エレン「…」
サシャ「3人も候補いるなんて幸せじゃないですか」
エレン「……そうかもな…」
サシャ「それで、決めてるんですか?あまり待たせるのは失礼ですよ?」
エレン「わかってるって…」
エレン(誰を選ぶか…か…贅沢な悩みだよな…)
遅れております、申し訳ない
スタスタ
サシャ「えっと、私はこれで失礼しますね」
エレン「ああ、ありがとな」
サシャ「いえいえ」
エレン「さて、これからどうしようかな…」
タタタタタ
クリスタ「エレン~」
エレン「あれ?クリスタ…」
クリスタ「アルミン達来てるみたいだよ…て聞いてる?」
エレン「ん?ああ、それは聞いてる」
クリスタ「そっか、久々にみんな集合したよね」
エレン「そうだな…」
クリスタ「食堂の方で集まってるよ、行って来たら?」
エレン「まじか」
クリスタ「うん」
エレン「行ってくるけど、クリスタは?」
クリスタ「あ、うん…えと…」
エレン「?まあ、行ってくるな」
クリスタ「う、うん…」
食堂
ガチャ
エレン「あ…」
ジャン「お、ようやく来やがったな」
マルコ「こっちだよ、エレン」
ライナー「よう、エレン。久しぶりだな」
ベルトルト「久し振りだね、エレン」
エレン「ライナー、ベルトルト…久し振りだな」
ミカサ「エレン!」ダキ
エレン「うわっ!ミカサ、いきなり抱き着くなよっ!」
ミカサ「それは無理」
エレン「いや…重いし…恥ずかしいだろ…」
ミカサ「恥ずかしいはともかく、重いは失礼…」
ジャン「……ヤロウ」
ライナー「ジャンの奴、微妙な表情だな…」
ベルトルト「まあ、仕方ないよ…僕だって色々微妙なんだから、彼の顔を見るのは…」
ライナー「お前、アニにまた振られたんだってな」
ベルトルト「言わないでくれ…」
サシャ「ジャン、私の前でそういう嫉妬はやめてくださいね」
ジャン「いや、なんのことだ?」
サシャ「とぼけたって駄目です」
ジャン「うぐ…」
マルコ「もうすっかりカップルだね」
ユミル「おい、エレン!いつまでミカサとそんな引っ付いてんだ?ああ!?」
エレン「え?いや…違う…!」
ミカサ「なぜあなたがそんなに怒るの?」
ユミル「な、そ、そりゃ…!」
ミカサ「…」
エレン「と、とにかく離れろってミカサ!」
ミカサ「仕方ない」スッ
ユミル「たくよ…!」
ミカサ「…」ジー
エレン「なあ、調査兵団が来た理由とかなんかあるのか?」
ライナー「わからないな、俺たちも聞かされてない。ただ、しばらくはあの駐屯地で過ごすことになる」
エレン「そうか…」(ミカサが見てるな…)
ジャン「ところで、アルミンはいねーのかよ?」
ミカサ「アルミンは…出て行った、さっき」
エレン「…ん?」
今はここまでで
まだか
遅れてすみませんでした、再開です
ジャン「そういや、クリスタもいねぇな、アニもだけど」
エレン「……あ…」
ミカサ「エレン?どうかした?」
エレン「いや、ちょっとトイレ行ってくるな…」トコトコ
ミカサ「あ、エレン…」
ジャン「なんだ?あいつ…」
サシャ「嫌な予感がしますね…」
マルコ「最近、君やけに勘がいいよね」
ユミル「エレンの奴…」
エレン「…」スタスタ
エレン「…」
エレン「…別に催したわけでもないんだよな…」
エレン「俺、どこ向かってんだろ……」
ヒッチ「エレン」
エレン「ヒッチ?」
ヒッチ「なんか元気ないわよね、さっきまで仲間と会ってたのに」
エレン「見てたのかよ」
ヒッチ「そりゃ食堂だし」
エレン「ま、そうか」
ヒッチ「どうしたの?元気ないじゃん」
エレン「いや…なんでもねぇよ…」
ヒッチ「私に相談とかもしてよね、あんたには結構助けられたし…」
ヒッチ「その…個人的に力になりたいわけだし…」
エレン「て、照れながら言うなよ…!」
ヒッチ「うっさい」ぽか
エレン「いてっ」
エレン「あ、あの…ヒッチの気持ちは嬉しいけどさ…あ…」
ヒッチ「…どしたの?」クル
エレン「アルミン…」
ヒッチ「あれ、クリスタもいるじゃない」
エレン(なんか仲良さそうに話してるな…)
ヒッチ「へえ、なんかいい感じじゃない。カップルって感じ」
エレン「……」スタスタ
ヒッチ「あれ?行かないの?」
エレン「別に二人に用があるわけじゃねぇし…」
ヒッチ「……そう?じゃあさ、今から談話室行かない?」
エレン「ごめん、今日はもう寝る…」
ヒッチ「エレン…」
エレン「……」
ヒッチ「ねえ、あんたが元気ないのってさ…」
エレン「しらね…」スタスタ
ヒッチ「あ、ちょっと…」
スタスタスタ
エレンの私室
エレン「あ~あ…」ボフ
エレン「な~んかな…変な感じなんだよな…」
エレン「…いや、別にそういうことじゃないんだけど…」
エレン「…」
エレン「…やっぱ色々進展してんのかな…」
エレン「…」
エレン「う~~~」ゴロゴロ
ヒッチ「なにが、そういうことじゃないよ…」
エレン「いや、だから…」
ヒッチ「未練ありまくりじゃない…バカ」
エレン「うう……」
ヒッチ「なんで私は恋愛相談みたいなことしてんのよ~~!」
ヒッチ「しかも、私が好きな奴の!」
エレン「お前が相談のってくれるって言ってここまでついてきたんだろ!」
ヒッチ「そうだけど…!はあ、なんか悲しくなってきた…」
エレン「べ、別に違うからな…?ま、まだ答えは出してないけど…」
ヒッチ「なによ、それ~」
エレン「ご、ゴメン…」
ヒッチ「謝んなくてもいいからさ…」
エレン「いいから…?」
ヒッチ「恋人になって」
エレン「なな…///だから、それは…」
ヒッチ「隙あり」チュウ
エレン「んむ…む…」チュ
ヒッチ「ん…んん…」チュウチュ
エレン「ちょ…キスとか…ずるいぞ…!」
ヒッチ「相談料よ、相談料」
このss棒と穴以外の要素なくね?
エレン「相談料…なんだよ、それ…」
ヒッチ「いいでしょ、キスくらい」
エレン「いい、悪いじゃない」
ヒッチ「それで?この後どうすんのよ」
エレン「無視すんな…でも、どうしようかな…」ゴロゴロ
ヒッチ「ベッドの上で転がらないでよ、見苦しい」
ヒッチ「気になるんなら、聞いてみるしかないでしょ」
エレン「うぐ…やっぱそれしかないのか…」
ヒッチ「…」
エレン「よ、よし…明日聞いてみる…」
ヒッチ「ふ~ん…」
エレン「どうした?」
ヒッチ「前から、ずっと言おうと思ってたけどさ…」
ヒッチ「結局、アニと付き合ってた時もクリスタのこと特別扱いしてたでしょ?」
エレン「それは……」
ヒッチ「それは何よ?」
エレン「………」
ヒッチ「あんた、クリスタ振ったんでしょ?この前」
エレン「クリスタが言ってたのか?」
ヒッチ「なんかそんなことぼやいてたから」
エレン「別の恋見つけてほしいとは言ったことあるかな…」
ヒッチ「で?今になってそれ言ったこと後悔してるんだ?」
エレン「く…後悔してるわけじゃないけどさ…」
ヒッチ「…」
コンコン
エレン「ん?」
ユミル「おーい、エレン、いるか~?」
エレン「ユミルか…?」
ユミル「入るぞ~」ガチャ
ユミル「あ…」
ヒッチ「…」
エレン「よお、ユミル…」
ユミル「…なんでヒッチと一緒なんだよ?」
エレン「え?いや、別に…」
ヒッチ「あんたには関係ないでしょ」
ユミル「ほ~う…」
エレン「え…え?」(なんか雰囲気がこわいぞ…)
………
ユミル「なるほどな、既にヒッチからも告白されてたんだな…」
エレン「は、はい…」ビクビク
ヒッチ「ユミルから告白されてたわけね」
エレン「はい…」ビクビク
ユミル「つまりこれはあれだな?自分はいつでも恋人つくれるからっていう表れだな?」
ヒッチ「だから、保留にして優越感に浸ってたわけね」
エレン「ば、違うって…!そんなわけないだろ…!」
ユミル「ま、とりあえず」 ヒッチ「ええ」
ユミ ヒ「この、女たらし!」バキ
エレン「ぐわっ!!」
支援
あけおめ!
期待してまっす
あけおめです!
エレン「いて~~~…」
ユミル「お前が悪いんだろうが、で?どうすんだよ?」
エレン「え?」
ユミル「本当にクリスタに聞くのか?付き合ってるのかって」
エレン「……」
ヒッチ「あんた、さっき聞くって言ってなかった?」
エレン「ああ…」
ユミル「でもよ、よく考えろよ」
エレン「……」
ユミル「お前、わかってそうだけどな…」
ユミル「クリスタが今、アルミンの奴とどうなってるのかはわかんねぇけど」
ユミル「お前がそんなこと聞いたら、クリスタの門出を邪魔することになるぜ?」
エレン「そうだよな…」
ユミル「クリスタからしたら、エレンとの関係を忘れることができるチャンスかもな」
エレン「………」
ユミル「そのチャンスをお前は潰すのかってことだな」
ユミル「しかも中途半端な気持ちで」
エレン「それは…」
ユミル「そこんとこよく考えて行動しろよな」
エレン「……」
ヒッチ「別にいいでしょ、そんなの。聞くだけで変わるんだったら、その程度ってことなんだし」
ヒッチ「恋愛なんて軽く考えないと」
ユミル「それはお前の考えだろ、エレンに押し付けんな」
ヒッチ「そういうあんただって、本当は自分選んでほしいから言ってるんじゃないの?」
ユミル「何?」ピク
ヒッチ「なによ?」
エレン「おいおい、落ち着けよ二人共…」
ユミル「とにかく、よく考えてくれよ。私が言いたいのはそれだけだ」
エレン「ああ…わかった」
ヒッチ「なんか、話も終わったし、私もう帰ろうかな」
ユミル「んじゃ、私ももう行くか」
エレン「おう、二人ともありがとな」
ユミル「それじゃな、エレン」 ヒッチ「またね」
次の日
チュンチュン
エレン「ん……朝…か…」
エレン「……起きるか…食堂行かないとな…」
スタスタ
クリスタ「あ、エレン…」
エレン「クリスタ…」
クリスタ「お、おはよ……」
エレン「おはよう」(なんか気まずくないか…?)
クリスタ「……食堂いくの?」
エレン「ああ、もちろん」
クリスタ「そうだよね」
エレン「あ、そうだ。一緒に食わない?」
クリスタ「え…?」
エレン「だから一緒に…」
クリスタ「…ごめん、先約…あるんだ」
エレン「……アルミンか…?」
クリスタ「………」
エレン「そ、そうか…そうだよな…」
クリスタ「エレン…?ごめんね…」
エレン「いいって…先約だったら仕方ないし…行って来いよ」
クリスタ「……行ってくるね…」
エレン「何やってんだろ、俺……はあ」
食堂
ガチャ
エレン「……」
エレン(おかしい…毎日来てるのにな…今日は雰囲気が違う…)
アルミン「おはよう、エレン」
エレン「アルミン!」
アルミン「わっ!声が大きいよ」
エレン「あ、悪い…」
アルミン「あはは、久しぶりだね、昨日は会えなかったし」
エレン「ああ、ミカサ達と会った後寝ちゃったしな」
アルミン「聞いてるよ、個室なんだって?すごい出世だね」
エレン「誰にだ?」
アルミン「え…?」
エレン「いや…なんでもねぇよ…」
アルミン「う、うん……」
エレン「そ、それじゃな…」スタスタ
アルミン「あ、エレン…」
エレン「ああ、もう…なんかもやもやするな……」
アニ「なにがもやもやなんだい?」
エレン「はあ?って…アニ…」
アニ「おはよう」
エレン「おはよう…」
アニ「なんか元気なさそうだね」
エレン「いや、そんなことねぇよ、ここの雰囲気が昨日までと違うから…」
アニ「ああそれは…調査兵団のメンバーもこの食堂使ってるからだね」
エレン「マジか?…そういやアニもアルミンもいたしな」
アニ「しばらくの間、共有で使うことになるらしいよ」
エレン「そうなのかよ…」
アニ「それで、誰かと食べる約束でもしてるの?」
エレン「いや、別に」
アニ「なら一緒にどうだい?」
エレン「そうだな」
アニ「…………」
エレン「どした?」
アニ「即答だね、悩むか断るかと思ってた」
エレン「仲間と一緒に食べるのに断る必要ないだろ、断った方がいいのかよ?」
アニ「まさか、あんたにそんなことされたら死にたくなる」
エレン「やめろよ、縁起でもねぇ」
アニ「冗談さ」
エレン「ったく…」
アニ「それで?なに悩んでるんだい?」
エレン「いや、別に悩んでなんて…」
アニ「隠しても駄目だよ、これでも身体重ねた回数は3ケタになる仲だろ」
エレン「そ、そんなになるかな…」
アニ「数えるんじゃないよ、馬鹿」
エレン「わ、悪い…」
エレン「いや、本当に大したことじゃなくてさ…」チラ
エレン「あ…」
アニ「?」
アルミン「…」
クリスタ「…」
エレン「一緒に食ってる…」
アニ「…」
アニ「…あんたってわかりやすいよね」
アニ「単純というか、馬鹿というか…」
エレン「な、なんだよ…」
アニ「つまりクリスタのことが気になってるんだろ?」
エレン「……まあ」
アニ「否定しないんだね」
エレン「事実だしな」
アニ「ふうん、そうかい」
エレン「……付き合ってんのかな…」
アニ「アルミンとかい?そんな話は聞いたことないけどね」
エレン「そうなのか?でもさ…」
アニ「まあ、だからって付き合ってにとは言えないけどさ」
エレン「だよな…」
アニ「あんた…」
アニ「やけに気弱じゃないか、らしくない」
エレン「ぬう…かもな…」
アニ「あんたのことだから、言い寄られたりしてるんだろ?」
エレン「それは…」
アニ「昨日もまだ恋人はいないって言ってたもんね」
エレン「…」
エレン「俺さ…気になるから、クリスタに聞こうとしたんだよ…」
アニ「へえ、そうなんだ」
エレン「でもああやって、アルミンと過ごしてるクリスタ見てるさ…」
エレン「聞かない方がいいんじゃないかって思えてきてさ」
アニ「どうしてだい?聞くくらいいいだろ?」
エレン「クリスタが、アルミンのこと気になってるなら今更俺が入るのも悪いだろ」
アニ「……」
アニ「あんた、そんなこと考えてたんだ」
エレン「まあユミルの奴の受け売りだけどな」
アニ「ユミルのね…」
アニ「つまり今さらかき乱すのはよくないってことだね?」
エレン「そんなところだな…」
アニ「私の意見はちょっと違うけどね」
エレン「アニ?」
アニ「かき乱してもいいと思うよ」
エレン「おいおい…」
アニ「あんたがクリスタのこと好きならそうするべきさ」
エレン「アニ…」
アニ「それでもし、断られたらそれだけの話だろ?」
アニ「憶測で物を考えて後から後悔するよりは、そっちの方がよっぽど男らしいよ」
エレン「アニ…」
アニ「あとはあんた次第だよ」
エレン「…ああ」
ミカサ「エレン、おはよう」
エレン「うお、ミカサか!」
ミカサ「そんなに驚かれては私が驚く」
アニ「なにか用かい?」
ミカサ「二人が話すのは私は良しとしない」
アニ「あんた…またその話かい?」
ミカサ「何度でもする。アニはエレンとは別れたはず」
アニ「そうだけどさ、私を責めてもエレンはあんたの物にはならないよ?」
ミカサ「…」
アニ「エレンはもう心に決めてる人がいるんだってさ」
エレン「おい、アニ…!変なこと言うなよ…!」
アニ「だって事実だろ?」
エレン「いや、それは…」
アニ「聞くんだったら早く聞いてきなよ」
エレン「…まあ、本当は今日聞くつもりだったしな…」
ミカサ「エレン、どういうこと?」
エレン「えっとだな…つまり…」
…………
ミカサ「つまり、ユミルとヒッチから言い寄られている」
ミカサ「なるほど、理解した」
エレン「本当に理解してんのか?」
ミカサ「二人を削ぐ…ということは理解した」
エレン「やめろよ…たく…」
ミカサ「やはりヒッチという女は危険だった、以前すごろくの時に始末しておくべきだった」
エレン「聞いてねぇし…」
アニ「まさかとは思うけどあんた…肉体関係になってるとか言わないよね?」
エレン「ば、ばか…そんなことあるわけないだろ!?」
アニ「ずいぶんあせってるじゃないか」
エレン「そ、そんなことねぇって……なんかアニ、すげー機嫌悪くないか?」
アニ「別に…」
エレン「あ…て、そうこうしてる間に二人共いないし…」
ミカサ「エレンは」
エレン「ん?なんだよミカサ?」
ミカサ「クリスタを選ぶの?」
エレン「それは……」
ミカサ「あなたがクリスタを選ぶつもりなら、聞いてもいいと思う」
ミカサ「でも、ユミルやヒッチを選ぶなら…それはクリスタにも悪いこと」
アニ「まさかあんたがそんな助言するとは思わなかったよ」
ミカサ「私はエレンのお姉さんでもある」
エレン「同じ年じゃねぇか…」
ミカサ「じゃあ双子のお姉さん」
エレン「似てねぇ…」
アニ「エレン、察してやりなよ」
エレン「…」
ミカサ「…」
アニ(ミカサはおそらく、心の底では諦めてる)
アニ(自分の譲れない立ち位置を示したんだろうね…)
アニ(それに比べて私は…)
エレン「ミカサ、お前の言葉も参考にして考えてみる、これでいいか?」
ミカサ「うん」
エレン「ああ、じゃあ俺は先に戻ってるな」ガタ
スタスタ
まだですか
お待たせしました もう凄い期間になってますがなんとか書いて行きます
エレン(俺は…どうすべきなんだろうな…)
エレン(巨人の夢見るようになって…アニと別れて…いいことないなって思ってたけど…)
エレン(最近はそれもなくなったし、アニやクリスタと騒いでたころは楽しかったしな)
エレン「……クリスタの幸せ願うなら、アルミンの方がいいよな…」
エレン「…」
そのころ
ユミル「で?なんの用だよ?」
ヒッチ「なんの用って失礼ね、ひとつしかないでしょ」
ユミル「エレンのことか?」
ヒッチ「うん」
ユミル「もう話しただろ、あとはあいつの心の整理の問題だ」
ヒッチ「なに達観してんだか、選ばれなかったら泣くんでしょどうせ」
ユミル「お前と一緒にすんな、あいつとクリスタの仲は訓練兵の時から見てたんだ」
ユミル「私が入り込めるとは思ってない」
ヒッチ「ふーん、じゃあなんで告白したのよ?」
ユミル「あいつがクリスタ諦めてたら少しは可能性あるんじゃないかって思ったからだよ」
ユミル「でも、あいつクリスタ諦めてなかったからな」
ユミル「そりゃ悔しい気持ちだってあるけどよ…」
ヒッチ「……」
ユミル「で?お前はどうなんだ?」
ヒッチ「私は…」
ユミル「諦めてないんじゃねぇの?」
ヒッチ「そんなこと…」
ユミル「本当かー?」
ヒッチ「戦わなければ勝てない」
ヒッチ「あいつが好きな言葉らしいじゃない」
ユミル「ん…そうだな」
ヒッチ「なら、私もやってやるわよ」
ユミル「マジか…?」
スタスタ
エレン「クリスタどこいったんだろうな」
クリスタ「私がどうかした?」
エレン「うわ、クリスタ!」
クリスタ「そんなに驚かなくても…」
エレン「わ、悪い…」
クリスタ「ううん、いいんだけど…」
エレン「…」
クリスタ「……えっと」
エレン「あのさ、アルミンは?」
クリスタ「え?…今は一緒じゃないよ?」
エレン「今は…か」
クリスタ「エレン…?」
エレン「……」
エレン「あのさクリスタ、聞きたいことがあるんだけど」
クリスタ「えっと…な、なに?」
エレン「アルミンのこと…どう思ってる?」
クリスタ「アルミンのこと…?ど、どういう意味?」
エレン「好きとか嫌いとかでさ…」
クリスタ「…」
クリスタ「それはもちろん…好きだよ」
エレン「…そうだよな」
クリスタ「うん…」
エレン(なんだろう…この心の感じは…)
クリスタ「以前からアルミンとは文通してたし、お世話にもなったし…」
クリスタ「アルミンのいいところとか、私まだ全然知らないような気がするんだ」
エレン「な、なるほど…な…」
クリスタ「アルミンのこともっと知りたいって思っちゃった」エヘヘ
エレン(そこまで聞いてないんだけどな…)
クリスタ「でね、少し相談に乗ってもらって…」
エレン「うん…」
クリスタ「私が今するべきこととかも親身に聞いてくれたりとか…」
エレン(クリスタ、楽しそうだな…)
クリスタ「すごく頼りになるなって思ったんだ…でも自信ないところとか私と似てるかもって思ったりもしたけど…」
クリスタ「そういうところもアルミンの魅力だよね。謙虚っていうのかな」
エレン「そうだな……」
クリスタ「でね、エレン」
エレン(なんだか聞いてるのが、辛くなってくるな……これは…)
エレン「ごめん、クリスタ。用事思い出したから後にしてくれないかな」
クリスタ「え?あ、う、うん…ごめん…」
エレン「ごめんな、それじゃ」タタタ
エレン「くっ…!」タタタタ
エレン「はあ……はあ…疲れた…」
エレン「……」
エレン「なんだよ…くそう…やっぱりそうだったのか…」
ヒッチ「もしもーし、さっきから呼んでるんだけど?」
エレン「え?ヒッチ…」
ヒッチ「どうしたの?しんどそうな顔して」
エレン「いや…なんでもないって。それよりなんか用か?」
ヒッチ「デートの約束よ」
エレン「デート?」
ヒッチ「忘れたとは言わないわよね?商店街のフェアに行くって話」
エレン「そういえば、約束したっけ…」
ヒッチ「そうよ、連れてって」
エレン「急だな…いつだよ…?」
ヒッチ「明日にしましょ」
エレン「明日かよ…いきなりだな…いや」
ヒッチ「なに?都合悪い?」
エレン「いや、そんなことねぇよ、行こうぜ」
ヒッチ「やった!決まりね!」
物陰
ユミル「ヒッチの奴…ホントに諦めてないじゃねぇか…もしかして決めるつもりか?」
ユミル「……」
ユミル「なんだよ、それ」
エレン「明日どこで待ち合わせすんの?」
ヒッチ「入口に10時に待ち合わせにしましょ、遅れないでよ」
エレン「はいはい」
それから少し時間が経って…
ユミル「よう」
エレン「ユミルか、おっす」
ユミル「なんか色々あったって顔してるな」
エレン「まあな、色々あった…」
ユミル「そうか、答え出すにはいい機会だったか?」
エレン「ああ、いい機会だったぜ…色々アドバイスももらったしな」
ユミル「そうかよ、で?どうなんだ?」
エレン「…」
ユミル「答えが出てるんなら、私の告白の返事聞かせてくれないか?」
ユミル「こんなところでなんて、雰囲気もなにもないけどさ」
エレン「ユミル……」
ユミル「私はお前が好きだ。付き合ってくれないか?」
エレン「…すまん」
ユミル「………!!」
エレン「……」
ユミル「はは………」
ユミル「まあ、そうくるとは予想してたけどな……」
エレン「ユミル………」
ユミル「でも、やっぱり辛いもんだな……」
エレン「お前のこと嫌いとかじゃなくてさ、むしろ尊敬してるし好きというか…」
ユミル「やめろよそういうのは…変に期待持たせるんじゃねぇよ」
エレン「あ……すまん…」
ユミル「そういうのは別の奴にしてやれよ」
ユミル「ていうかこの言葉、以前も言った気がするな」
エレン「ははは……」
ユミル「もう行ってくれよ……泣きそうだし……」
エレン「ユミル……わかった……」 スタスタ
ユミル「……最初はあんな奴なんとも思ってなかったのにな……」
ユミル「いつの間にこんな好きになっちまったのかな……」
ユミル「まあ、いいか。どうでも………理屈じゃねぇし…」ポロポロポロ
そして、次の日
ヒッチ「………」ソワソワ
エレン「おーい」
ヒッチ「エレン!てか遅いっての!」
エレン「わ、悪い!というか…時間通りじゃね?」
ヒッチ「女待たしたら、遅刻も同じよ」
エレン「そ、そうなのか…すまん」
このSSまとめへのコメント
期待です(≧∇≦)
アルクリですか〜?
うーん、悪くないんだけど、なんだかな〜。
アルクリですか〜?
エェ〜、なんだかな〜。
アルクリ嫌だな〜。
アルクリ嫌だな〜。
アルクリか嫌だわー
期待だお
まだー?
エレクリでないと悲しいでごわす(´;ω;`)
エレクリ嫌いじゃないけど、エレアニだと良いな〜
アニが報われなさ過ぎ。
早く更新くれーーー
おれのこと知ってる?早く更新してー早くみたいーーーはやくみたいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はぁ?この場合、エレユミ一択だろjk
期待
エレクリ希望
期待
前作の2作品はどっちも読んだので
こちらも早く読みたいです!
期待してます(。-∀-)ニヒ♪
続き気になるよ~~
続き…
アルクリ嫌
最後まで書いてほしい気持ちはあるが、途中で途切れている事によってキャラクター達がこの物語の世界で生き続けるのかもしれないと考えるとまた違う感じ方ができる。
早く続きを…
第1作と第2作では、エレアニでも
第3作で急に別れるのは
受ける衝撃が大きすぎる。
エレン、これがジャンの気持ちだよ…。好きな子が別の子と仲良くなって胸がキュゥ〜って痛くなるの分かるよ…うん…。