兄「風邪だ!」ゴホゴホッ (95)
兄「じゃあ、学校行ってくる」ゲホゲホッ
妹「ちょい待ち」
兄「どうした?」ゼーヒュー
妹「明らかに倒れておくべき体温だな」ピト
兄「そうなのか?」ゲホゲホッ
妹「体はどんな感じ?」
兄「飯食いたくないし、すっげぇ悪寒もする。あと、むっちゃ首のリンパ痛い、たまにクラクラする」フラフラッ
妹「アウト、寝ろ」
兄「学校遅刻しちゃう」
妹「んなもんどうでもいいから」
兄「良くないよ! 行かなきゃ」ヨロヨロ
妹「真面目かバカかでいえば、バカの方だもんな。あんた」
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兄「う~ん」ゲホゲホッ
妹「体温38.7℃、重症ね」
兄「そうなのか、もう学校いっていいか?」プルプル
妹「駄目に決まっとろうが」
兄「皆風邪でも学校いくだろう?」クラクラ
妹「軽度ならね。あんたは重度だ」
兄「こんなもん、食べていけば治る」ゴホゴホッ
妹「さっき、そういって牛乳飲んで吐いたのは誰だ」
兄「俺だけど、固形物はまだ食べてない」ガハッ
妹「わかりきった未来は見たくない」
兄「くそう、ベッドに拘束して妹は学校に行ったぞ」ガタガタ
兄「幸い姉さんを呼んでくれたらしい。外してもらって学校に行こう」ゴホゴホッ
兄「…………は、ウトウトしてしまった。二度寝は遅刻の元だ!」ゲホゴホ
兄「姉さん来ない。妹め、謀りおったか」ガタガタ
兄「こうなれば自力で脱出を試みねばならない。世知辛い世は、自分でどうにかしなければならないことが多いのだ」ギシギシ
姉「………」
兄「なぜぇみてるんです!」クラクラ
姉「うん、聞いてたより元気?」
兄「元気だぞ、姉さん拘束を解いてくれ」ゲホゲホッ
姉「あぁ、いつものハイテンションが、熱で暴走しただけね」ピタ
兄「気分は最悪なのに、ノリは最高潮とは風邪はスゴいな」プシュー
姉「少し黙りなさい」
兄「黙るから学校に行かせてほしい」ゼーヒュー
姉「本来なら、勤勉な発言なのにね」
兄「あと、拘束も解いてほしい」クラクラ
姉「学校に行かないと言えば、外すけど」
兄「」
兄「なぜぇだ。姉妹そろって学校行くなとは、引きこもらせたいのか」ピピピッ
姉「今の状況ではね。って、39℃ちょうど。病院行くべきかな」
兄「病院行ったら学校行っていい?」ゼーヒュー
姉「ここまで学校行きたがる人、始めてみたかもしれない」
兄「購買で焼きそばパンを買うんだ」クラクラ
姉「そんな理由?」
兄「姉さん、あそこの焼きそばパン好きだったろ。買ってこなきゃ」サクラン
姉「……、とりあえず病院ね」
兄「とりあえず、40秒で完治させてください。学校行ってミルク牛乳を妹に買わないと」サクラン
医者「それは無理かな」
兄「人気だから、売り切れてしまったか…」コンラン
医者「そこじゃないんだけど」
兄「妹よ、情けない兄を許してほしい」パニック
医者「そっちの薬とかやってる?」
姉「いえ、普段テンションが高いだけで、真っ当です」
医者「あと、ミルク牛乳って何?」
姉「さぁ?」
兄「病院行ったのに、家に戻された。焼きそばパン買ってあげないぞ」ゲホゲホッ
姉「それで釣られる安い女ではない」
兄「くそう、遅刻だぁ」
姉「遅刻どころか、今日は欠席だお前は」
兄「なぜぇだ。学校一筋十数年、こんな屈辱は初めてだ」
姉「ずっと学生はすねかじりだから」
兄「なら教授になる」
姉「何を教える気?」
兄「考古学。たまに鞭を振り回して吸血鬼も狩る」
姉「なんか混ざっとる」
今更注意事項
・作者も風邪を現在進行形でひいてます。
・多分、オチらしいものもなく終わります
・一部ついさっき見た夢の内容が含まれます
ゆえに作者は暴走中です
兄「俺は由緒正しきバンパイアの家系だ!」サクラン
姉「ニンニク食うか?」
兄「ゴマだれに擦って入れてほしい。それで豚しゃぶする」ゲホゲホッ
姉「まぁ、食べたらもどすからおかゆね」
兄「姉さんの手料理か。久しぶりだな」ニコニコ
姉「まったくお前は。とにかくスポーツドリンクも買っといたから、飲んで待ってろ」
兄「はい」
兄「また拘束された」ギシギシ
兄「なぜ、学校に行きたいという意志を尊重されないのだ?」ゴホゴホッ
兄「今日は体育がある日だというのに!」ゼーヒュー
兄「どうにかして、助けを呼べないものか」ガタガタ
兄「ダメだ、自分の非力さを呪うしかない」クラクラ
兄「しかし、初めて風邪を引いたが、原因はなんだ?」
兄「風呂上がり、タオル巻いてうろつくのはいつものこと」
兄「寝てる間に暑くなって、布団がなくなるのもいつものこと」
兄「ダメだ、原因が不明だ」
兄「…………」モソモソ
姉「美味しい?」
兄「美味しい」ウップ
姉「でも、体は受け付けてないみたいね」
兄「おかしいな、おじやは二口で満腹になるものだったか?」ヌヌヌッ
姉「おかゆね」
兄「そうか、超小食になったのか。食費代が浮くな」
姉「なぜそこまでポジティブなのか」
兄「元気だからだ。学校行ってくる」クラクラ
姉「寝たら行かせてあげてもいいよ。その前に、はい薬」
兄「ありがとう。では寝るぞ!」ゴクゴクバタン
姉「(これで静かになるわね)」
兄「よし起きた、学校行くぞ」クラクラ
妹「学校はもう終わったよ」
兄「なん、だと」ゼーヒュー
妹「ぐっすり寝てたしね。あんた」
兄「くぅ、一生の不覚」ゴホゴホッ
妹「どうしてそんな行きたがるのかが謎なんだけど」
兄「お前に牛乳ミルクを買ってやろうと思って」
妹「え?」
兄「だから牛乳ミルクをだな」
妹「何それ」
兄「お前、いつも飲んでるだろう」
妹「……、うん、そういうことにしとく」
兄「ならいいんだ」
妹「(多分、イチゴミルクのことか)」
兄「姉さんはどうした?」ゼーヒュー
妹「入れ違いで帰ってもらった」
兄「そうか。おかゆ食えなくて、謝ろうと思ってたのに」ゲホゲホッ
妹「気にしてないと思うよ」
兄「それならいいんだけども」ゼーヒュー
妹「あとは学校行きたいなら、まず風邪治してね」
兄「大丈夫、この程度」クラクラ
妹「立ち上がろうとしてふらふらしてる時点でアウトだからね」
兄「くそう、風邪が憎い」プルプル
兄「しかし、何も食べたくないのに、胃袋がものすごいなるな」グギュルルゴゴゴゴー
妹「物理的に腹は減ってるだろうからね」モグモグ
兄「ご飯はここじゃなくて、キッチンで食べた方がいいぞ?」ゼーヒュー
妹「何をしでかすかわからんのに、放置できるか」
兄「今更学校もいけないのに、何をしでかせばいいんだ?」ゴホゴホッ
妹「私を熱に任せて襲うとか?」
兄「迅速に離れてください、お互いのために」プルプル
妹「笑えないジョークを言っただけなのに」
兄「笑えるジョークで頼むぞ」ゲホゲホッ
妹「じゃあ、私があんたを襲う?」
兄「部屋から出てください」プシュー
妹「あえて笑えないジョークを天丼したのに」
兄「現実で身内とそんなこと考えるのは、基本的には気持ち悪いことだからね?」ゲホゴホッ
妹「昔の上流階級の特権だもんね。近親相姦」
兄「テンションがダメと言われるが、お前は発言がシュールだよ」ゴホゴホッ
妹「私はフランクに話したらこんな感じだ」
兄「フランクに話せる関係はありがたいことだけどもね」クラクラ
妹「本気で言う前に、私は実行する方だし」
兄「なるほど」ゴホ
妹「また、実行が難しい場合はターゲットが弱り、実行しやすくなるのを執念深く待ったりもする」
兄「……、もう寝るだけなので、出て行かれるべきかと」ゼーヒュー
妹「そこまで言うなら出てくよ。何かあったら、携帯から連絡ちょうだい」ガチャパタン
兄「素直にいったな。よし、寝るぞ」バタン、スピー
兄「朝だ」ゴホゴホッ
兄「くそう、食欲が戻ってない。風邪は完治しなかったようだ」ゲホゴホッ
兄「しかし、誰もいない今が好機、学校にいく…ぞ?」ムニュ
妹「おはよう。朝から大胆だね、あんた」
兄「なぜぇ同じベッドに寝てるんです」フラフラ
妹「そりゃあ、いたしたからですよ」
兄「ほわっつ?」サクラン
妹「熱があると、硬度が緩いと聞いたけど、そうでもなかった」
兄「これは夢だな」ゲンジツトーヒ
妹「よし、隙あり」
兄「ぬかった!」
妹「ちなみに、今日は強硬手段で学校いくと思ったから、早く起きただけだよ」
兄「くそう」ゴホゴホッ
妹「あと、思ったより眠かったから、一緒に寝てただけ。良かったね」
兄「自分の兄貴を拐かしてどうする」ゲホゲホッ
妹「あんたならべつに良いかなと」
兄「」
妹「兄さん兄さん、天丼だよ」
兄「1日置きの天丼とかわかるかぁ!」クラクラ
妹「大きな声出したらフラフラするんだからやめな」
兄「出させてるのは誰だ…」
面白い
風邪治っても続けてくれ
お大事に
兄「今日は誰も看病してくれないらしい」ガハッ
兄「うん、二人とも忙しいから仕方ない。正直こっそり学校行きたいんだが」ゴホゴホッ
兄「来たら襲うと妹から発言があった。学校も大事だが、清く正しい家族関係も大切だ」ゼーヒュー
兄「しかし、金曜日に割引して出されるカツカレーを、大盛り食べたい」クラクラ
兄「うん、考えただけで気持ち悪くなってしまった」ウップ
兄「スポーツドリンクも、少し飲んだらキツくなるし、厄介だ」ゲホゲホッ
兄「しかし、友人が言っていたな」ゴホゴホッ
兄「冬のある日、40℃の熱を出して、スポーツドリンクすらもリバース祭り」ゼーヒュー
兄「田舎だったから、街に出てでかい病院で見て貰ったとき」ゲホゴホッ
兄「点滴を受けていた友人の体温を測り、それを見た医者が」ゴホ
兄「やべ、の小さい一言は聞き逃さなかったと」ゼーヒュー
兄「友人は『職業上、その人が言っちゃいけない言葉があると、子供ながら知った』と語っていた」ゴホ
兄「俺は殴るかもしれん」ガハッ
>>19
ありがとう
勢いでやってるから、続くかは保証でけんけどもね
兄「拘束されているわけでもなし、好き勝手やれるはずなんだが」ゴホゴホッ
兄「身体が重い。風邪というのはこんなに厄介なものだったのか」ゴホ
兄「とあるソンビゲームで、自キャラが風邪を引いた時無理やり動かしていたが、なんかすまんかった」ゼーヒュー
兄「というか、自分の咳で起きるゲームはあれが初めてだよ。耳栓装備すればいいみたいだけど」ゲホゴホッ
兄「耳栓って、ガレージのある家でしか見たことがないぞ」ゴホゴホッ
兄「しかもインフルエンザにかかると、更にステータス減で、吐くわ寝れないわ。しまいには咳の音でゾンビ熊さんが、窓からこんにちはしてくるし」ゴホゴホッ
兄「インフルで鉄パイプしかないのに、無茶言うなよと思ったぞ。家放火して逃げたけど、回収した物資もパーに」ゼーヒュー
兄「しかも追い討ちをかけるように、ゾンビ犬さんも散歩中。必死に石投げて鉄パイプでボコスカボコスカ。インフルでも火事場の馬鹿力は発揮されるらしい」ゴホ
兄「まぁ、逃げこんだ家にハルクゾンビさんいて、ちーんとなりましたが。くそう、せめて9mmさえ見つかれば…」クラクラ
兄「やりたいけど、この頭じゃシェルター出て、五分で自キャラを死なせる自信がある」ゼーヒュー
兄「というか、あのゲーム、俊敏と快速のスキルはデフォじゃないのかと思う。ないとまず逃げられなくて殺られるし」ゴホゴホッ
兄「あと、出た瞬間に胞子さんとか、ゾンビ犬さん2体とかやめてください」ガハッ
兄「あと、バグだと思うけど新規マップでなんでシェルターにジャバウォックさんいるんですか。あの時だけは時が止まったよ」ゲホゴホッ
妹「そろそろわかる人がわずかなゲーム語るのやめたら?」ガチャ
兄「おかえり」
妹「ただいま」
僅かとか喧嘩売ってんのか妹
にしても風邪になる人間が多いな今日は
妹「あんた、学校には来てなかったみたいね」
兄「変な脅迫があったからなぁ」ガハッ
妹「あんなもん、女子トークじゃ入門編だけど」
兄「エグいのか」ゴホゴホッ
妹「エグいのと、ただ生々しいだけかな」
兄「夢はないのか」ゼーヒュー
妹「女の方が、夢見てる暇は少ないよ」
兄「世知辛いなぁ」ゴホゴホッ
妹「女は、上質な男にこんなに価値があるよと思い込ませるために、営業しなきゃいけないからね」
兄「妹は可愛いから、そんな努力いらんだろ?」ゲホゴホッ
妹「……、えり好みしなきゃね。でも、容姿で来る奴って大抵ろくでもないから。むしろ、彼氏居るんだろうなとか思われていい男は寄ってこないし」
兄「大変だなぁ」ホワン
妹「……、それであんたはいるの?」
兄「彼女いない歴=年齢ですけど」ゴホゴホッ
妹「そっか」フフッ
兄「やっぱ彼女とかいないとダメなのかね。趣味が楽しくてそっちにベクトルがいかない」
妹「ダメかは知らない。そんな風潮なのは確かだけど、そう言ってる人が幸せに見えたことはないな」
>>26
妹「少なくとも私の周りにはいなかったよ」
兄「女の子がやるようなゲームではないからなぁ」ゴホゴホッ
妹「だよね」
兄「なんか恋愛って面倒そうだからな!」ゴホゴホッ
妹「個人でするものじゃないからね。しかも感情も乱されるし、慣れないと大変だよ」
兄「妹は熟練者なんだな」ゲホゴホッ
妹「さぁ、ね」
兄「?」ゼーヒュー
妹「さて、体温測るよ」
兄「わかった……」ムーン
兄「……測ったぞ」ピピピッ
妹「38.1℃か。下がった方じゃない?」
兄「どちらかというと、元に戻りたい」
妹「無茶しなきゃ、治るでしょ」
兄「しかし、風邪を引いた理由がわからん」ゴホゴホッ
妹「バカは風邪を引かないのにね」
兄「まったくだ。あれは迷信だったんだな」ゼーヒュー
妹「もしかしなくても迷信だからね?」
兄「そうなの?」ゴホ
妹「今、あんたが風邪引いて違うと証明されてるでしょ」
兄「そういえばそうだな」ホワン
妹「ふぅ。そうだご飯、食べれそう?」
兄「食べ物が、俺を経て地面に帰るだけになるな」ゼーヒュー
妹「おかゆね、わかった」
兄はヤスケンか…
兄「……………」モソモソ
妹「残してもいいよ?」モグモグ
兄「……頑張る」ウップ
妹「リバースされる方が面倒だから、没収と」ヒョイ
兄「せっかく作ってくれたのに、すまん」ションボリ
妹「…、あんたは身体治す方だけ集中しなさい」
兄「はい」ゼーヒュー
妹「少しでも食べたなら、ほら薬」
兄「………」ゴクゴク
妹「あとは、まぁ、寝ることだね」
兄「わかった。おやすみ」ゴホゴホッ
妹「おやすみ」
兄「直った!」シャキーン
兄「まだ、身体は若干だるいが、悪寒やリンパの腫れはない!」
兄「本日は休みだ、ぶり返さないよう気をつけなければな」
兄「……うん? もう昼になろうとしてるのに、静かだな」
兄「まぁいい、着替えて外に出よう」
妹「……」ゴホゴホッ
兄「なぜぇ風邪引いてるんです」
妹「あんたのせい」ヒューヒュー
兄「俺がふがいないせいで妹が…」
妹「とりあえず抱きついていい? 寒い」
>>32
兄「心の師匠です」
妹「え~」
兄「看病できなくなるから、却下」
妹「あんたに、抱きついて寝てれば治る」コホコホ
兄「何療法だそれは」
妹「ほっかいろ療法。あんた暑いし」ヒューヒュー
兄「それは最終手段として取っておくとして、まずお粥だな。タマゴ味噌がいいか?」
妹「抱きつかせろ~」ケホケホ
兄「わかった、タマゴ味噌で作るから安静にしてなさい」
妹「ふあい」コホコホ
妹「…………」カチャカチャ
兄「……さげるか?」
妹「食べようとすると、拒絶するという人体の不思議を味わってる」ヒューヒュー
兄「さげるからな」カチャ
妹「そうしてほしい」コホコホ
兄「今は、スポーツドリンクでごまかして貰うしかないな」
妹「ホカリより、アグエリがいいなぁ」ケホケホ
兄「特売してなかったスーパーに文句を言ってくれ」
妹「わかった」ヨロヨロ
兄「今いこうとするな」ガシッ
妹「捕まえた」ガシッ
兄「ぬかった!」
妹「このままベッドにシュー!!」ポイ
兄「あべし」ボスン
妹「ほっかいろゲット」ガシ
兄「妹さんや」
妹「なに?」コホコホ
兄「ほんとに病人?」
妹「全力でダルいよ」ケホケホ
兄「まぁ、燃えるように温かいけども」
妹「ウィルス発電中ですので」ヒューヒュー
兄「このままだと感電してしまうやんけ」
妹「ジョークですよ?」
兄「笑うツボがわからないよ」
妹「注文が多いからもてないんじゃない?」コホコホ
兄「そもそもモテる要素はないぞ」
妹「そうか?」ヒューヒュー
兄「そうだ」
妹「まぁ、たしかに第一印象を上回る変人だからなぁ」ケホケホ
兄「好きなことやってて何が悪い!」
妹「鬼ごっこに負けないために、窓から飛び降りたり、グラウンドで発生したつむじ風に突っ込んだり、普通はしないけどね」ヒューヒュー
兄「鬼ごっこは、購買のカレーパンがかかってたからなぁ」
妹「なら仕方ないね」ケホコホ
兄「買ってくるか、カレーパン?」
妹「病人に香辛料まみれの食事はアウトかと」ケホケホ
兄「食べたいものを食べれば治る」
妹「食べられるならね」コホコホ
兄「そこが問題かぁ」
妹「それに今は何も口にしたくない」
兄「すまんな、俺が風邪引かなければ」
妹「まぁ、有意義な休みを失ったのは事実だね」ケホケホ
兄「……」ションボリ
妹「でもこうしてあんたと寝るのは久しぶりかな」
兄「そうだったか?」
妹「当時良く、安眠抱き枕にしてた」ケホケホ
兄「仲がいいとは言われてたな」
妹「そこらの兄妹よりは、今も仲はいいと思うけど」ヒューヒュー
兄「人んちのそういうの聞かないからなぁ」
妹「まぁ、男は身内の話あんまりしない気がするね」
兄「目の前のことをいかに楽しく過ごせるかで、忙しいからな!」
妹「それはあんただけだと思うよ」
兄「しかし、このまま動けないのもなんだ」ゴソゴソ
妹「ほう、抵抗する気かね」
兄「姉さん呼ぶ」プルルル
姉『…どしたん?』
兄「妹も倒れたのでヘルプです」
姉『はいはい、わかりましたよ』
兄「あと、妹が食えそうなものも頼みます。カレーパン以外で」
姉『なんでカレーパン、まぁ、わかったわそれじゃ』ピッ
兄「これでよし」
妹「カレーパンでも良かったんだけど」コホコホ
兄「地面に帰るだろ?」
妹「うん」
姉「仲がいいってことでいいのよね?」
兄「これが一番の療法なんだと」
妹「ほっかいろ療法」コホコホ
姉「聞いたこともない療法ね」
妹「熱量のあるものに抱きついて、汗流して体温を下げます」ケホケホ
姉「兄は熱いというか暑苦しいの部類じゃないかな」
兄「それならあまり効果が無い気がするな」
妹「反応すべきところ、別じゃないか」
姉「慣れでしょ」
兄「慣れだな」
妹「たまに連携がいいよね、二人」
兄「という訳で、妹の拘束から逃れまして」
姉「二人でレッツクッキング?」
兄「しません。ていうか、実際二人で台所に立つのは邪魔でしょ」
姉「まぁ、そうなんだけどね」
兄「それで何を作る?」
姉「特製エネルギードリンク」
兄「バナナ、タマゴ、牛乳、オロナミンDですか」
姉「これを、フードプロセッサーにぶち込みます。タマゴは黄身だけね」
兄「材料をプロセッサーにシュー!」
姉「そして混ぜることで完成です」ウィーン
兄「料理?」
姉「欧米では立派な料理よ」
兄「姉さんの名誉のために言うが、料理できるぞ?」
姉「誰に言ってるのあなたは」
兄「別次元の人間達に」
姉「電波だとはしらなかったわ」
兄「姉さんも所詮そちら側の人間か!」
姉「バカ言ってないで、妹のとこに戻るわよ」
兄「はい」
妹「抱きつかせろ~」
姉「はいはい、これ飲んだらね」
妹「なにこれ」
兄「姉さん特製エネルギードリンク」
妹「匂いは、うん、悪くないけど」
兄「材料自体ごく普通だからな」
妹「…………」ンクンク
兄「飲めたか」
妹「エチケット袋プリーズ」ゴゴゴゴッ
兄「エチケット袋を妹にシ――」
姉「少し静かになさい」ベキッ
妹「胃が大暴れしてる」プルプル
姉「いけるかなぁと思ったんだけど。やばかったら遠慮なく出しな」サスサス
兄「……」ピクピクッ
姉「あんたも早く起きな」
兄「久しぶりの華麗な右フックでした」
妹「……収まった」プルプル
姉「でもまぁ、いつ波がくるかわからんし、エチケット袋は横置いとくよ」
妹「わかった。抱きつく」ケホケホ
姉「それはこいつの役割」グイ
兄「なにするだ~」
妹「キャプチャー成功」ガシ
姉「じゃああとは任せたわよ」
兄「くそう、またこうやって自由を奪われるのか」
妹「嫌?」コホコホ
兄「……むぅ」ナデナデ
妹「それ気持ちいい、もっと撫でて」
兄「あいよ」ナデナデ
この話の着地点が見えないし、寝過ぎて首痛いし、最後の食事から24時間経つけど、なんも喰う気起きんし、どうしたもんか
うーむ現実ではまだ治ってないのか
>>49
寝る努力をする→寝疲れで全身痛い→気分転換にSS書く→寝る努力をする(以下ループ
おもしろい
>>51
ありがとう、ついでに風邪うつしていい?
首が痛くて寝れん
妹「あんたってさ」プルプル
兄「うん?」
妹「ほんとはバカのフリしてない?」コホコホ
兄「基本、素のつもりなんだけど」
妹「嘘くさいなぁ」ヒューヒュー
兄「なんでそう思った?」
妹「なんとなく」ケホコホ
兄「フリをしてる訳はないさ。演技は疲れる」
妹「そうだね、演技は疲れるね」ギュー
兄「風邪をひくとナイーブになると聞くけど、そんな感じか?」
妹「まぁ、そんなとこ」ケホケホ
兄「言えることなら言ってくれな」
妹「大したことでも、よくあんな兄貴で疲れないとは言われるけど」プルプル
兄「うぐ、それはすまない」
妹「刺激があるから退屈はしないよと、答えてるから問題ない」ケホケホ
兄「それならいいんだけど」
妹「まぁ、何言われてもあんたはあんただから、どうでもいいんだけどさ」
兄「……」
妹「でも、血がつながってるからって、一緒くたにされるのも不愉快だよね」
兄「……すまん」
妹「あんたは怒ってないよ。そうやって類別して、人をわかったようになる人間が嫌いってだけ」コホコホ
兄「そうか、話してくれてありがとうな」
妹「そんな気分になっただけだよ、それだけ」
兄「あんまり自分のこと話さないからな、妹は。だから嬉しかったぞ」
妹「ふ~ん」ギュー
兄「照れ隠しか?」
妹「さぁ、どうでしょうね」
しえん
本日の流れ
何ともなさそうだったから仕事へ
→仕事中、発汗&悪寒
→少し収まってから空腹感が治る兆候か?
→勘違いでした。頭痛さんこんにちは
→休憩に。何も食べないわけにも行かずサンドイッチと牛乳をイートイン
→吐きたい
→ヤニ吸ってごまかそう
→悪化しました
→仕事をこなしていたようですが、帰るまでの間記憶がありません
そんな1日
妹「……」ウトウト
兄「寝るなら離れるぞ」
妹「やーあー」ギュー
兄「お前はいくつだ」
妹「寒い~」プルプル
兄「聞いてないなこれは」
妹「あにぃも寝れ~」コホコホ
兄「なんか久しぶりに聞いたなぁ、その呼び方」
妹「ん~」ヒューヒュー
兄「わかったわかった、俺も寝る」
妹「ん~ふふ……、すぴ~」
兄「……やっぱり甘えん坊だな。うん」ナデナデ
妹「んぅ…」プルプル
面白いけど寝てくれよ
面白いけど
>>59
寝たら仕事行かなきゃ行けないじゃないか(サクラン
姉「その妹から抜け出してきたと」
兄「尿意には勝てなかったよ」
姉「漏らしたら抱きつかれなくはなるよ?」
兄「多分、俺が変人なのは、姉さんが妙なアドバイスをするからだと思う」
姉「あんたって変人なの?」
兄「したいことやってたら、そんな風に呼ばれてる」
姉「変なのは認めるけど、変人ではないでしょ」
兄「なにそれ哲学?」
姉「世間一般とはずれた感性だけど、世間一般がわからないわけじゃないでしょってこと」
兄「なるほど」ポン
姉「本当に変人って言うのは、そもそも気付かないか、気付いても認識そのものが薄いと思う」
兄「ふ~ん?」
姉「ちなみにだけど、オタクは変人だと思う?」
兄「定義広くない? まぁ、今定着してるオタクってことなら、まぁ変人なのかな」
姉「私はノーね。あれは変人ではなく、固執してる人間」
兄「固執?」
姉「一つのことに目を向け続けて、現実から逃れてる。自分にとって居心地だけのいい場所に留まってる。私にはそう見える」
兄「変人との違いはあんの?」
姉「変人は一般的なことは疎いだけで、その人の独自の都合がいいことと不条理に向き合ってる。自分の都合がいいことだけ向き合うと、残念ながらただ軽蔑して見られる」
兄「ふ~ん」
姉「私が知る限りでは、お前は変人に見られても、わかる人には軽蔑されてはいない。そうでしょ?」
兄「……、う~ん、俺は変人だからよくわから~ん」ウネウネ
姉「うわ、それは気持ち悪いわ」
兄「」ガーン
妹「……」ガシッ
兄「ぬぐあ!」
姉「あ、おはよう妹」
妹「抱き枕、逃げた」コホコホ
兄「なぜぇに物扱い」
妹「確保、戻る」ズルズル
兄「あ~れ~、姉さんヘルプ~」
姉「見た目の割に余裕そうね」
兄「わりとまじでクビに服がくいこんであががが」
妹「……」ズルズル
姉「ちゃんと寝なさいよ~」
兄「あがが……、グフッ」カクン
姉「あ、堕ちた。用足しててよかったね。兄君」
これは今日ここまでかな
風邪早く治してね
>>66
しつこいんだぜ風邪さん。なかなか身体(いえ)から出てってくんね~の
ちなみにこの作品で、香辛料まみれの食事はあかんと書いといて、ほんとにそうなのかなとカレーを食べようとしたんだ
うん、そもそもカレーが食えなかったことを思い出したよ
(好きなんだけど、アレルギーか、一時間後ぐらいに必ず胃痛がやってくる)
兄「はっ!」チュンチュン
兄「……ん、俺はいつ、ベッドで寝た?」
兄「……、記憶は曖昧だが、おき――」ムニュ
妹「んんっ」
兄「なぜぇ隣で寝てるんです?」
妹「ん~」ガシッ
兄「無意識ホールドとか、すごくね?」
妹「…さい」ギュー
兄「ごめん痛い。つぶれるつぶれる」
妹「んあ?」パチリ
兄「おはよう」
妹「なんだ、襲ったのか」コホッ
兄「記憶がまったくないんですが」
妹「なんだ、シラフじゃできなかったから呑んだのか」ケホッ
兄「襲ったこと前提は止(や)めませんか?」
妹「じゃあ、なんであんたの部屋にいるの?」フラ
兄「俺も妹の部屋でお前に抱きつかれてたはず――あ」
妹「ん?」コホッ
兄「逆だ。お前に襲われた」
妹「な、に言ってるのさ」
兄「お前が襲ってきたんだ。そうだそうだ」
妹「え…。(無意識の間に、やっちまった?)」
兄「抱き枕逃げたっていって、抱きついて床に投げられ、シャツの後ろ掴んで引きずるもんだから、首のいいとこ入って気絶したんだ」
>>1のために今日の晩飯は雑炊にした。おいしかった
妹「あぁ、そういうことね」コホッ
兄「そういうこと以外になんかあるのか?」
妹「襲う(性的)」ヒュー
兄「それはあかんて」
妹「ちなみに妹じゃなかったら?」ケホッ
兄「その手のも答えんぞい」
妹「ケチだねぇ」コホッ
兄「熱は、若干引いたか」
妹「昨日よりは楽だからね」
兄「今日きっちりすれば治るな。学校休まなくて羨ましい」
妹「いや、有意義な休みがなくなることが嫌なんですが」
兄「わりと引きこもるのに?」
>>70
うまかったか、良かった良かった
ぶっちゃけ、今はビタミン剤、風邪薬、スポーツドリンクで過ごしてるよ。食欲さんが家出してる
カレーも体験主義(と書き物のネタ)だから食おうかなと思っただけだし
妹「ダメなの?」
兄「ダメではないけど、一人でアーカムホラーやるのはどうかと思う」
妹「協力型のボードゲームだけど、クトゥルフは独り狂ってくのが醍醐味だと思う」ケホッ
兄「やらせてもらったけど、システムが殺しに来すぎだと思う」
妹「あんたは四六時中発狂してたからねぇ」ゴホッ
兄「マフィアの兄さん、体力はあるけどメンタルはなかったよ」
妹「速攻でトミーガン消えて、ただのゴロツキだったからね」
兄「イアイア言ってる奴ら撃ち殺して、妹の薦めで雑貨屋行ったら、ティンダルスの猟犬が出入り口に占拠、その後飛んできたんだよなぁ」
妹「戦う間もなく、発狂してたね」
兄「イアイア連中だったから、調子乗ってファイトに全フリしてたからな。集中1しかないから、ステータスを戻そうとした矢先にこんにちは」
妹「ステルスも失敗した瞬間に南無三」
兄「まぁ、結局アザトース目覚めて、世界崩壊したから問題ない」
妹「世界を救おうなんておこがましいのよ」
兄「どうした急に」
妹「あれやってて、途中から出てくる思考」
兄「あ~」
妹「あと同じこと思うのは、パンデミックかな」ケホッ
兄「今時期は若干不謹慎だね」
妹「世界に蔓延するウィルス撲滅ゲームだからいいんじゃない?」
兄「アプリで同名だけど、逆のことをするのよりはね」
妹「ぶっちゃけウィルス発生しすぎ、あの世界に清潔とか無い気がする」コホッ
兄「爆発的に増えるからなぁ。中東のウィルス処理と薬作り急いでたら、大阪にウィルス発生しましたとか」
妹「日本でウィルス発生すると、意味なく除去したくなるのよね」
兄「一手が大事なボドゲに無意味なことされてたまるか」
妹「ちょっとやりたくなってきた」ケホッ
兄「風邪完治したらな」
妹「ケチ」コホッ
兄「治ったら付き合ってやるから」
妹「約束忘れたら、その時に考えるか」
兄「決まってないという恐ろしさである」
妹「開き直ることもできまい?」ケホッ
兄「お前はいったいなんなんだ」
妹「妹です」
兄「さて、俺が布団でぬくぬくしてるわけにはいかんな」ガバッ
妹「あっ」
兄「飯作ってくる。寝とけよ」ニョロニョロ
妹「う……、いや何その動き」
兄「柔軟、ではの」パタン
本日はここまで。
おつおつ
風邪中のヤニは例外無く風邪悪化するから止めとき。あと頭冷やす時は後頭部じゃなくて首な?血管集中してるから首筋冷やすと治りやすい
>>78
アドバイスありがとう。風邪自体はだいぶ落ち着いてるよ。
ちなみにヤニは、会社でしか吸ってない。気分転換に、月一箱消費するかしないかぐらい。
兄「というわけで昼飯です」
妹「お茶をぶっ掛けた代物が料理というならね」コホ
兄「世界全体から見れば、一つ作業工程があれば料理みたいなもんだ。と姉さんが言ってた」
妹「あの人らしい言い分だねぇ」ズズッ
兄「漬物はいるか?」
妹「ん、多分流せる感じじゃないと入らないと思う」ケホ
兄「せっかくの自家製なのに」
妹「そこは問題じゃないからね」
兄「そうかそうか」パリパリ
妹「だからといって横で食っていいとは言ってもいない」
兄「食いたいものを食って何が悪い」
妹「食べたくないとは言ってないよ。食べれないだけでね」
兄「そうか」パリパリ
妹「………。後で覚えてなさいよ?」
兄「おうふ」
妹「ご馳走様」
兄「そんな妹に薬をシュー!」
妹「普通に渡せないの?」コホ
兄「なんか、マイブームになっちゃった」
妹「いったいどこで影響受けたのやら」ゴクゴク
兄「YOU」ユビサシ
妹「指差すな。失礼やろ」
兄「冷静に返さなくても…」
妹「熱も下がって徐々にいつもの状態に戻りつつあるだけだよ」
兄「そうかー、熱があった時は甘えん坊だったのにな」
妹「…、昔の話ですよ」
兄「男と違っていろいろあるんだろ」
妹「そうだね。男にはないことがいろいろある。男にも女にないことがいろいろあるだろうけどね」
兄「その溝は永遠に埋まらないのかな」
妹「埋まらないけど、近づくことはできるんじゃない」
兄「そんなもんか」
妹「なんでこんな話に」
兄「シリアス分の補給です」
妹「このSSにそんなもんいるの?」
兄「いくらなんでもメタいよ」
妹「ぶっちゃけこのSSにはそれぐらいの許容はあると思うの」
兄「いきなりゾンビゲーやらボードゲーム出てきてるしね」
妹「作者が風邪を引いて暴走してたけど、治りつつある今はなぜこれを話題に、と思ってるみたいね」
兄「まぁ、注釈で暴走するって書いてたからいいんじゃないかな」
妹「そうそう、そもそもキャラクターに弁明されてる時点でいろいろ冷静になってる状態ね」
兄「それはそれとして」ピト
妹「ん」
兄「熱はだいぶ引いた。良かった良かった」
妹「まぁ、ごたごたはあったけど一応は安静にしてたからねぇ」ケホ
兄「もう風邪引きたくないよ」
妹「私はまだ引いてたいかなぁ」
兄「なんでや」
妹「皆優しくしてくれる」
兄「いつも優しいと思うぞ?」
妹「……、そうだね」ケホ
兄「えい」ムニュ
妹「ひゃ、ひゃにする」ジタバタ
兄「いつも、にひるに笑う妹のほうが、俺は見たい」
妹「むー」
兄「姉さんは大学いっちゃって、離れちゃったけど、元気そうで良かった」
妹「うん」
兄「俺達は、そのうちバラバラになるけど、たまに大丈夫かなって思えば、繋がり続けるんじゃないか」
妹「そうだね」
兄「それに、本当に会いたくなれば、お前はアクション起こして会いに来るだろ」
妹「はは、そりゃそうだ」ケホ
兄「死ななきゃ会えるよ。この言葉に尽きる」
妹「やっぱりバカのフリをしてるよね」
兄「フリはしてない。というより、そんなフリとか演技は疲れるっていったろ。俺はバカだけど、頭は悪くないぞ」
妹「そっか、うん」
兄「俺は俺のやりたいようにしかできんのであって、誰かに良く見られたいと思ったことはない」
妹「うん」
兄「でもこういうと、見られたいんだろ言われるけど、完全にない人はいるのかという話だよ。自覚無自覚の程度の話なんだから」
妹「見られたいの?」
兄「わからん!」ウニョウニョ
妹「えー、ここでそんな動きする?」
兄「なんか今の状況に耐えられなくなった!」ウニョウニョ
妹「うへぇ、こんな動きする妖怪いそう」
兄「よし、落ち着いた」
妹「その動き、学校ではやめなよ」
兄「なんでや」
妹「女子に完全に引かれるよ」
兄「今更じゃない?」
妹「あー…、そうかもね(そこまで引かれてるわけでもないんだけどなぁ)」
兄「それにこの兄には夢がある!」
妹「唐突だな」
兄「俺はギャングスターになる!」
妹「なぜにそっちいった」
兄「言ったはいいけど、特にこれっていうのはなかった」
妹「ほんと?」
兄「そうだなー…。スイスには行きたいな」
妹「観光?」
兄「いや、懐中時計職人になる」
妹「」
兄「あれ? 変なこと?」
妹「唐突過ぎて少しびっくりした」
兄「親父、持ってただろ懐中時計」
妹「そうだね」
兄「あのきりきり手巻きしたりさ、歯車が時を刻む音好きなんだよね」
妹「あー、わかる」
兄「これ、作れたら良いなって、昔から思ってた」
妹「そうなんだ」
兄「スイスが職人のメッカだろ。だからいつかいって見て回って、弟子入りとかしたいなって、まぁ、今思ったんだけど」
妹「今かい!」
兄「物作るの好きだからさ。料理とか好きなのも、自分の手で作ったもので人が喜んでくれるから好きなんだよ」
妹「ふーん」
兄「そういう職人の、わかる人だけわかるものを作る生き方、嫌いじゃないし」
妹「はは、そうなったら、本当に遠くにいっちゃうね」
兄「今すぐってわけじゃないさ」
妹「うん(知ってる。人が喜ぶことが好きなのは。だから寂しくなるのに)」
兄「それもいいかなー。まだ考える時間はあるけど、工学系の大学いってみっかなー」
妹「いいんじゃないの?」
兄「なぁ、妹」
妹「うん?」
兄「もし本当にそうなったとしても、困ったらちゃんと呼べよ?」
妹「わかってる」
兄「俺はどこからでもかけつけるぞー」
妹「そっか、うん。そうだね」ウンウン
兄「どうした、そんなに納得することか?」
妹「ちょっとね」
兄「?」
妹「……(いずれ、あにぃは私から離れていく)」
兄「さーってと、溜まった洗濯かたすかー」
妹「……(でも、私があにぃの妹っていうことは永遠に変わらない)」
兄「よっと」
妹「ねぇ」
兄「うん?」
妹「夕食もお願い」
兄「任された。じゃあいくでや」パタン
妹「…、あにぃ。やりたいようにやればいいよ。どうせ私がカバーするはめになるんでしょ?」ニコ
それが、私たち兄妹の在り方なんだから。
というわけで、このお話はこれで終わり。やっぱりPCで書くと楽だなぁ(漫喫にいる)
風邪も治ったので、風邪状態の書き方が維持できなかったからこんなとこですわ。
一応下記の作品も現在進行中で書いてるから、興味あったら読んでね
女騎士「黒パン固ぇwww」
女騎士「黒パン固ぇwww」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407778080/)
委員長「ほんとにもう…」
委員長「ほんとにもう…」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409421260/)
お前だったのか
乙、お前だったのか。
あんただったのか。
お前だったんかい
女騎士様か!
大好きだ!
どっちもみたわ、あんただったのかwwwwwwww
乙!
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