真「プロデューサー!」 ウルトラマンネオス「真!」 (25)

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~番外編~

雪歩「ぷ、プロデューサー…」 ゼットン「……」ピポポポ…
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アイマスとウルトラマンのクロスです。すぐに終わります



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412330350

真「おはようございますプロデューサー!」

ネオス「おはよう真!今日も仕事頑張ろうな!」

真「はい!今日も僕のかわいさで、ファンの人達をメロメロにしちゃいますよぉ!」

ネオス「真のかわいさはもっと世間に認知されるべきだ!こんなかわいいのに、それを生かさないのは勿体ないよ!」

真「そ、そう言われると照れるなぁ…」

ネオス「それじゃあ、早速仕事に行こう!」

真「はい!」

律子「……」

ゼアス「……」

律子「あれ、どう思う?」

ゼアス「失敗する未来しか見えませんよ」

律子「やっぱりそう思うわよねぇ」

ゼアス「でも、あれがネオス君の方針なら、僕達は口出ししない方が良いと思います」

律子「失敗して気付く事もあるからね」

ゼアス「今は、二人を見守りましょう」

~数日後~


『もっとカッコいい真ちゃんがみたいです』

『あんなフリフリの衣装着てる真ちゃんなんて真ちゃんじゃない!』

『あんなの誰も望んでない!誰も得しないよぉ!』


ネオス「おかしいな…こんなはずじゃなかったのに…」

真「……」

ネオス「ま、真…」

真「やっぱり僕には、かわいい衣装なんて似合わなかったんだ…そうですよね、僕は王子様なんだから、王子様らしい格好しなきゃ…」

ネオス「それは違う!」

真「え?」

ネオス「確かに真はカッコいい。でも、僕は知ってるよ。誰よりも女の子らしくて、誰よりもかわいい、菊地真って女の子の事を!」

真「プロデューサー…」

ネオス「今はこう言われるのは仕方ないさ。でも、いつか実現させてみせる。真が誰よりもかわいい衣装を着て、ステージで歌い、踊る事が出来るように…その時が来るまで、一緒に頑張ろうな!」

真「…はい!」

ネオス「よーし!そうと決まったら早速レッスンだ!行こう真!」

真「えぇ、行きましょう!」

ネオス「それじゃ景気付けに、あれをやろうか」

真「あれですか?それじゃあ行きますよ…せ~の!」



「「まっこまっこり~ん♪」」






『プリティーアイドル誕生』


 脳魂宇宙人ザム星人登場



真「今日も疲れましたね…」

ネオス「でも、手応えばっちりだったぞ!」

真「そうですね!この調子でもっとアイドルランクを…」


ゴゴゴゴゴゴゴ


真「じ、地震!?」



グオオッ!



ネオス「な、なんだ!?」

真「と、塔!?」

ネオス「急に地面から出てきた…これは侵略者の前線基地に違いない!」

真「そうと決まったら、僕達の出番ですね」

ネオス「あぁ、調査開始だ!」

真「はい!」

ネオス「とは言ったものの、入口がないな…」

真「これじゃあ中に入れない…」

ネオス「仕方ない、事務所に一旦帰ろう」

真「はぁ…悔しいなぁ…うわっ!?」

ネオス「真?」

ネオス「真!どこ行ったんだ!」

真「こ、ここですよプロデューサー!」

ネオス「真!だ、大丈夫かい?」

真「えぇ…それよりもプロデューサー!入り口を見つけましたよ!」

ネオス「本当か!」

真「ここです!」


     
    ブォン



ネオス「おぉ!お手柄だ真!」

真「へへ、や~りぃ~!」

ネオス「早速調査開始だ…入るぞ」

真「はい!」





ピチョン…

     ピチョン…



ネオス「気を付けるんだ真…どこから敵が現れるかわからないぞ…」

真「うぅ…薄暗くてじめじめして気持ち悪い…」

?「ザム…ザム…」

真「ひっ!?い、今何か聞こえ…」

ザム星人「……」

真「ひゃああっ!?で、出たぁー!!」

ネオス「お前か!この塔を作ったのは!」

ザム星人「私の名は、ザム星人」

ネオス「ザム星人?」

ザム「君達に危害を加えるつもりはない。私は、進化する為にこの地球に来たんだ」

真「進化?」

ネオス「どういう事だ?」

ザム「私達の母星は、既に滅んだ。しかし、まだザム星人の全てが死に絶えた訳ではない。この地球で生まれ変わり、新たなザム文明を創る…それが私の使命だ」

真「で、でも、どうやって進化するつもりなんですか?」

ザム「進化の鍵は…君だよ、菊地真くん」

真「え…ぼ、僕?」

ザム「この地球には、アイドルという存在が居る。そしてそれを取り巻くファン達…アイドルとファンが発するエネルギーは、とてつもないものだ。
   私はそのエネルギーを吸収し、新たな生命体として生まれ変わる。そして、宇宙にあの輝かしいザム文明をもう一度創るんだ!」


ネオス「そ、そんな事をして、ただで済むはずがない!」


ザム「わかっている…失敗すれば、ライブで禁止されているキンブレを恥ずかしげもなく振ったり、
   あずみんが『なんども言えるよ』を歌っている時に、白のサイリウムではなくウルトラオレンジをバルログして振っているような、糞イベンターと同じようになってしまうだろう…」

真「無理に進化なんてしないで、その姿のままこの地球に住めば良いじゃないですか!」

ネオス「そうだ、僕達ウルトラマンのように、君達も…」

ザム「ありがとう…だが、もう止められないんだ。もし私が進化に失敗して、糞イベンターのように、周りに迷惑をかけるような事になったら…その時は頼むよ、ウルトラマンネオス!」

ネオス「…あぁ」

ザム「最期に…真くん、君は世間では王子様と言われているが、フリフリの衣装を着ている君の方が、私は大好きだよ」

真「え!?は、初めてです、そんな事言われたの…うぅ…」

ネオス「ザム星人!お前わかってるな!」

ザム「もっともっと、かわいい真ちゃんの姿が見たかった…さぁ、早く外に出るんだ!」

真「ザム星人さん…大丈夫かな…」

ネオス「無事を祈ろう…」



ザム「グオオォオォォオ!?死神まこりん?死神まこりん!かわいい!かっこいい!グオオオアァァアア!!



ザム「宏美さーん!!!」



真「と、塔が!?」

ザム「グウウゥウ…」

ネオス「ザム星人…」

ザム「マコリン…マコリン!!ヒラタサンオカエリナサーイ!!ウルトラオレンジバルログ!!」

ネオス「なんて事だ…これは進化じゃないのか…計画は失敗だったのか!ザム星人、答えてくれ!!」

ザム「スキダー!!スキダー!!カーチャン!!」

真「プロデューサー…ザム星人さんを、助けてあげましょう…」

ネオス「倒す事でしか救えないのか…真、エストレーラーを…」

真「はい…ザム星人さん、今、助けますから…行くぞ!!」



真「ウルトラマン、ネオース!!!」



「「ハアアァッ!!」」



ザム「グオアアア!?」

真「プロデューサー!!行きましょう!!」

ネオス「あぁ!!」



「「シュワッ!!」」



ザム「ザァム!!」

真「はあっ!!」

ザム「ザム!!ザァム!!」

ネオス「ぐぅっ!?」

真「くっ!?」

ネオス「強い…」

真「でも、負ける訳にはいかない!」

ネオス「彼を救う為にも…負けられないんだ!」

真「うおぉおぉぉおお!!」

ザム「グオオォオ!?」

ネオス「ハッ!デリャァッ!」

ザム「グウゥ…」

真「プロデューサー!」

ネオス「これで決めるぞ!」



「「ネオマグニウム光線!!!」」



「「でりゃあああぁあぁああ!!!」」



ザム「グアアァア!?…まこりん…まっこまっこり~ん!!」

ザム「グオォアァアア!!」

真「……」

ネオス「真…」

真「帰りましょう…少し、疲れました…」

ネオス「あぁ…帰ろう…」

真「ごめんなさい…ザム星人さん…」

~数ヵ月後~


ネオス「遂にこの時が来たな」

真「プロデューサー…僕、行ってきますね!」

ネオス「燃え尽きて来い、真!」

真「はい!!」

ネオス「ザム星人、出来る事なら、君とこの光景を見たかったな…」

真「ザム星人さん…見守っていてくださいね…僕の、渾身のステージ!!」



真「きゃっぴぴぴぴ~ん♪みんな~、いつものいっくよ~!せ~の…」



真「まっこまっこり~ん!!!」


終わりです。ありがとうございました

乙です

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