勇者「死ぬ度にLv1に戻される」(24)

※コーヒーの焼酎割り?を飲んで酔ってるので支離滅裂です。文脈がおかしいとかは生暖かい瞳で見てって下さい

歴代の勇者もそうなんだろうと思ってた…

死ぬとレベルが1に戻って、教会で蘇生されるって

死ぬと装備を敵に奪われるから、丸腰になるんだって

死ぬと有り金を奪われるから、無一文になるんだって

でも、実際はそうじゃないんだって
知ってしまったんだ…

まさか、神がそんな事をしてたなんて…

「時が戻されてる…?」

突拍子も無い事を初対面の人に告げられた

*「そうだ、神様の御加護…って言うんだろうか?」

そう告げるのは灰色のフードを目深に被った、たぶん魔導師

*「疑問に思った事は無いか?蘇生された筈なのに無一文になっていたとか、丸腰になってとか…」

*「レベルが1に戻ってたとか」

確かに…所持金や装備は奪われた、で済むがレベルは下がる筈が無いんだ

「…思い当たる事はある、けど、何故そんな事を神が…?」

*「…神…か、…いや、正確にはやってるのは神…じゃない」

じゃあ誰が

*「…時の女神だ」

…え?

死ぬ前に戻す必要があるためとかか?

不思議のダンジョン系か

勇者30だな

セーブしなかっただろお前

ぼうけんのしょ1はきえてしまった

ダンドンダンドンダンドンダンドン…


トラウマ

「女神って事は神には違い無いんじゃないか?」

*「神とは、ひとつの世界を見守り、時には手を差し伸べ、時には試練を与える。人間、魔族共に中立の存在だ」

「???」

*「分からないか…この『時の女神』ってやつはこの世界の神では無く、異世界の神だ。神は自分の世界以外の世界…異世界に関与してはいけない事になっている」

「??なら何故この世界の神は黙ってるんだ?それこそ職務怠慢じゃないか」

*「…されたからだ」

「…え?何て言った?」

*「この世界の神は『時の女神』に殺されたからだ」

ω{ナ、ナンダッテー!?

*「神の存在は神でしか感知できない。この世界の神が異世界の神と摩り替えられても、神の加護を受けた勇者でさえ知る事はできない」

「…」?

「でも神様って不死身なんじゃなかったか?」

*「いや…神の不死も万能じゃない」

*「神の不死は自身が創った物…勇者や魔王などに反応して効果を発揮するが、それ以外の物には無反応だ。つまり、この世界本来の神は時の女神が創造した何かによって削除されたんだ」

「?そんな回りくどい事しなくても時の女神が直接手を下せばいいんじゃないのか?」

*「神には戦闘能力が無いためだ。だから神同士で直接争う事は無い」

「ナルホドナー」

*「本当に分かったのか不安だが…要は勇者、キミが時の女神を倒すんだ」

「はいはい……え!?」

「いやいやいや…無理だろ!相手は神だぞ!倒す前に俺が消されるって!俺のレベルは1なんだぞ!」

*「………」

*「やっぱりか…お前、ひとの話を右から左に聞き流してたな!」

「そ…ソンナコトナイヨー」hahaha…

*「じゃあ、要点だけ伝えてやる。今度は聞き流すなよ!」

この世界のどこかにある『神殺しの剣』を手に入れろ

「か…神殺しの剣…!?」ナンカカッケー

*「名は『血怨葬』だ」

「ちぇーんそー?」

*「では、健闘を祈る!」(怒

ボムッ!

爆煙と共にフードは消え去った

「嵐のように現れて、嵐のように去って行ったな…」ゲッコーカメンカ

さて、この世界のどこかにある…ったって、どこから探したものだろうか?

*「あぁ、ひとつ言い忘れていた事が…」ヒョコッ

「!!!!」ビビクッ

自分の眼前にいきなりフードが頭だけで現れた

「い…いきなり現れるな!心臓が飛び出るかと思った」ドッドッドッ

*「時の女神がこの世界の神になり変わった訳は、『遊ぶカネ欲しさ』らしい。じゃ!」シュン

言いたい事言って、また消えた…



…もう、出ないよな?

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