魔王「魔王とか言われても所詮一国の王ですし」(94)

勇者「…え?」

魔王「だから私を倒した所で平和なんか訪れませんよ」

勇者「………」

魔王「いや、一応この島周辺の魔族を取り仕切ってますし、この島だけなら一時的に平和は訪れますが」

勇者「………」

魔王「私の崩御による混乱に乗じてまた誰かが成り上がるだけでしょう」

勇者「い――」

魔王「い?」

勇者「命乞いしようだなんてそうはいかないんだからねっ!」

勇者「ほら、お前からも何か言ったれ!」

魔法使い「なるほどー、どおりで――」

勇者「いやちょっと!何言いくるめられてるんだよ!」

魔法使い「どおりでまだ氷属性魔法を“アイスi”しか覚えてないわけだ」

魔王「実を言いますとね、私もレベル20しかないんですよ」

魔法使い「えっ嘘、自分と1つしか違わないの?」

魔王「おや、中々鍛えてますね」

魔法使い「違う違う、この子が方向音痴だから頻繁に魔物に遭遇してるだけ」

魔王「ああアレ、宝箱回収してたんじゃないんですか」

魔法使い「あちゃー見られてたの?恥ずかしっ!」

勇者「おい、ちょっと…」

魔王「ああ大丈夫ですよ。この前ちょうど北東の洞窟に寄った時にお見かけした程度ですから」

魔法使い「なーんだ、プライバシーな所は見られてないんだね。安心~」

勇者「うっわすごいニアミスしてたんだ。声かけてくれれば…って違ーう!!」

魔王「?」

魔法使い「?」

勇者「待ってよ!君なんでそっち側なの!何で二人して困った目でこっち見てんの!」

魔王「あ、そんな顔してました?すみません…」

勇者「止めて!そんな殊勝に謝んないで!あんた仮にも王なんだろ一応!」

魔王「言っても、この島の魔族の半分程度しか管理が出来てないんですけどね」

勇者「また嫌な世界事情聞いちゃったよ!何なの君、何なの!!」

魔法使い「ちょっともう、その辺でさ…」

勇者「つーかお前もお前だよ!勇者パーティだよね君?何で魔王と楽しくお喋りしてんの!?」

魔法使い「あぁ、つい話が弾んじゃって――」

勇者「“魔”か!“魔”とか付くからシンパシー感じるのか!?いっそ君今から“側近”とかに呼び名変えるか!?」

魔法使い「呼び…え?」

勇者「何その顔!何でそんな『何言ってんのこの人』みたいな顔してんの!イジメか!」

魔王「あ、あの、私は…」

勇者「ちょっと待ってろよ今こっちで話してるんだよ見て分かれよ、な?」

魔王「す、すいません…」

魔法使い「今のはさすがに言い過ぎじゃないかな!」

勇者「あー分かった混乱か何かだな今アイテム出すからちょっと待ってろ」

魔法使い「自分は何の状態異常にもかかってない!」

勇者「聞きたくなかったよその言葉!状態異常であってくれよマジで!!」

魔法使い「自分はちゃんと正常な思考で話してるってば!」

勇者「分かってるよ!混乱してる奴とはこんなにシッカリ会話になんねえよ!」

魔法使い「だ、だったら――!」

勇者「つーかお前こっち側だろ!世界の期待背負ってる側だろ!何で向こうの肩持ってんだよ!」

魔法使い「そうじゃない!自分は別にあの人が魔王だから言ってるんじゃない!自分は――」

魔王「も、もういいですから!喧嘩は止めましょうよ!ね?」

勇者「何でアンタもこっちの心配してんだよ!そこで仲間割れを嬉しそうに眺めてろよ頼むから!!」

魔王「め、目の前の諍いも止められず何が王ですか!」

勇者「王は王でも魔王だろ!?何でちょっと熱いこと言ってんだよ!」

魔法使い「もう止めようよ……お前、この人のどこが気に入らないのさ」

勇者「種族だ種族!アイツ魔物の長だよ?分かってる!?」

魔法使い「お前まさか、魔物憎さでここまで…?違ったよね?何で、そんな……」

勇者「まるで悪堕ちしたみたいな扱いだなチクショウ」

は、はよ!

期待

やばい。こういうノリ好き。

魔王「あっ!じゃあ勇者さん私の側近やってみますか?」

勇者「はぁっっ*」

魔法使い「不束者ですが」ペコリ

訂正
勇者「はぁっっ!?」

勇者「おい!!俺達は勇者だぞ!こいつを倒しに来たんだぞ!!」

魔法使い「だって魔王悪い奴じゃなさそうだしー。
こいつ倒しても私たちの株あんまり上がりそうに無いじゃん?」

勇者「お前まさか...。」

魔法使い「魔王を本当の魔王、世界の支配者にしてあげよう!!」

魔王「本当ですか!?」

勇者「お前も乗るなよ...」

魔王「だって私ずっと他の地の王様に名前だけだ~とか言われ続けてきたんですよ!?
私、魔王らしく生きてみたいです!!」

勇者「でも、その流れだとお前は俺達に倒されちゃうんだけど...」

なんでこんな魔王を倒すために勇者が動いてんだよw

魔王「私は魔王らしく人々の心に恐怖を刻み込められれば満足です!」

魔法使い「ほらあいつもああ言ってるし私らは魔王らしくなったあいつを倒せばヒーローだし誰も損しないですよ~」

勇者「でも、俺達が手伝ったのがばれたら俺らもヒーローではいられないぞ?」

魔法使い「大丈夫ですよ~
ばれたらそいつらに錯乱魔法かければいいだけですし」

勇者「お前もう発想が悪魔だよ...目の前にいる魔王より悪どいよ」

魔王「失礼な!私は魔王ですよ!悪意に満ちた存在ですよ!!貴方達なんかよりずっと悪ですよ!」

勇者「例えば?」

魔王「たっ...例えば..その..あの、今まで息するように悪い事してたんでよく覚えてないですねっっ!」

魔法使い「でも、名前ばかりの魔王だったんでしょ?」ニヤニヤ

魔王「そんな過去の事は置いといてこれからどうやって世界を手に入れるかを考えましょうよ!ねっ?」

勇者「俺まだはっきりお前らの案に乗るか返答してないけどな?」

魔法使い「お前は私がいないと何もできないだろ。もう決定じゃん。」

勇者「俺、一応勇者なのにこの扱いか...」

言うの忘れたが俺は>>1じゃないです
面白そうなのが放置されてたので
書けるとこまで書いてみようと
>>10から書いてます

今日は疲れたのでもう寝ますzz

乙 お休み

勇者「もういいよ!やってやるよ!勇者の力を悪用したらどうなるか見せてやるよ!!」

魔王「ではまずどんな事から始めましょう?」

魔法使い「とりあえず、この島の管理できてない魔族達を配下に収めましょう」

魔王「そうしたいですが...
あちらの勢力はかなり強いですよ?
交渉でなんとかなるとは思えないですし」

勇者「俺がいく。
俺が力で抑える。
それなら周りからは勇者が魔族を狩ってるようにしか見えないわけだし」フ...フフフ

魔法使い「なんだか勇者さん怖いんですけど!?」

魔王「今にも私、殺られそうな雰囲気です!?」

勇者「じゃあ、行ってくるわ...」フフフ

魔法使い「私も行きますよ!」

勇者「今の俺なら大丈夫だから..
行ってくる」

魔法使い「なんだか死にに行く雰囲気なんだけど!?」

…………………………

魔族「勇者が攻めてきたぞぉぉ!!」

魔族2「あいつら今は魔王のところのはずじゃ?」

魔族3「あの魔王本当に名前だけかよ!?」

勇者「ドル○ドン」

魔族「いきなりぶっ放しやがった!?しかも勇者が放つ魔法じゃねないだろ!」

勇者「ごちゃごちゃうるせぇ
配下に下るかここで消えるか選べ」

魔族2「勇者がなに言っt「メラゾー○」」

魔族3「魔族2ィ!!しかも炎が黒い!?見たことねぇよこんなメr「メギド○レイム」」

勇者「yesかnoか聞いてんだ」

魔族「もちろん配下に加わらせていただきます」ガタガタ

……………………………

勇者「あー、スッキリしたわー」

魔法使い「あの威力の魔法うてたら私いらないじゃないですかー!しかもメギド○○イムは魔法じゃない気がします...」

勇者「今まではメラとかデイン系ぐらいしか打たせてもらえなかったからなー。勇者が闇の雷打ってなにがいけないんだか」ヤレヤレ

魔法使い「もう完全にキャラ変わってますね...」

魔王「なんか私より勇者さんの方が魔王に近い気がします...」

魔法使い「ま...まぁ、戦力も増えましたし西の大陸の王国でも落としに行きます?」

魔王「そうですね!あそこの王様には散々悪口言われてましたから
コテンパンにしてきてください!」

勇者「いや、お前まだレベル20ぐらいなんだろ?
レベル上げも兼ねてお前が行ってこいよ
魔王直々に行った方がお前に恐怖のイメージも付くだろうし」

魔王「そうですね!てか、勇者さんノリノリですね!」クスクス

勇者「俺はもう吹っ切れたからな!」

魔法使い「私、あの国行った事ないしついて行きたーい」

魔王「では、一緒に行きますか~」

魔法使い「ワイバーンとか乗って行こうよ!この城に居たよね?」

魔王「そうですね!そっちの方が楽しそうです!」

勇者「なんか魔王かわいいな、おい」

魔法使い「そういう目で見てたんですね!さいてー!!」

魔王「えっ!?私は..その...まだあなたの事、勇者って事ぐらいしか知らないですしそういうのは...」

勇者「見てねぇよ!!言葉のあやってやつだよ!!」

勇者「ただなんか魔王がはしゃいでる姿なんてレアじゃん!それがこうなんかな...魔王ぽくないなって」

魔王「何回言えばいいんですか?私は魔王です!!」ドンッ

勇者「わかったからもうさっさと行って来いよお前ら!」

登場人物の口調変わってる事多いなスマンm(_ _)m
キャラ達のその場のノリとテンションによる変化、仕様だと思ってくれるとありがたいm(_ _)m

いいよいいよー。
面白いから支援、支援。

始めてss書いてるので
支援コメつくとめっちゃ嬉しいっすww
でも、明日朝早いので寝ますzz

…………………………

魔王「なんか全然人いませんね~」

魔法使い「ワイバーンで来たから皆ビビってるだけじゃない?てか、気づかれる前にバンバン攻めちゃった方がよくない?」

魔王「それはそうなんですけど余りに人がいなくて...もっとキャーキャー言われると思ってたのに...戦意喪失しました...」

魔法使い「ただそんだけで戦意喪失とかデリケートすぎる!?じゃあどうする?人がいるかどうか歩き回ってみる?」

魔王「そうしましょう!ダー○の旅みたいです!」

魔法使い「ほんと平和な魔王だなー」

魔王「いえいえ、第一村人にはもう私の気が済むまでキャーキャー言ってもらいます!」フンス

~3時間後~

魔族「魔王様索敵隊戻りました、周囲8km圏内に人の気配はありませんでしたがいかがいたしましょう?」

魔王「もう今日は疲れました~。今日はこの辺で野営いやキャンプをしましょう!」

魔法使い「いいねキャンプ!ご飯はどうしよ?」

魔王「さすがにカレーはないですし...あるのはお米とワイバーンの卵と魔族の血ですか..オムライスにしましょうか!」

魔族(俺らの血ってまだ戦闘もなんもしてないから傷とかないんだけどな...まさか)

魔法使い「エアロガ」

魔族「いっ痛ぇぇ!やっぱり!?なんか勇者といい魔法使いといい無言で魔法うつの流行ってるの!?」

魔王「魔族の血はヴァンパイアさんいわくかなりケチャップに近いらしいですからね!ワイバーンの卵と抜群の相性でしょう!!」ジュルリ



魔法使い「いやー美味かったわ!魔族ってもっと食べる物も食べ方も汚いもんだと思ってたけど料理とかできたんだね!」

魔王「美味しかったですね。お腹も膨れましたしそろそろ寝ましょうか?「失礼します」」

魔族「王国軍にいつのまにやら囲まれております。
敵装備は銃、大砲等離れて我々を焼く作戦でしょう。今ならばこちらが気づいた事を悟られていないように思われます。こちらから奇襲をかけますか?」

魔王「今から魔法使いちゃんと一緒に寝るとこだったのに!まったく!今日は満月ですし..私は少し準備します
敵を一箇所にまとめてください」

魔族「了解しました」

王国軍幹部「どうだ気づかれた様子はあるか?」

部下「今のところその様な動きは見られません」

王国軍幹部「さすがに奴らの目でもこの距離なら感知できないということか」フハハ

伝令「東に配置していた部隊が全滅!その後、魔王軍はそこから左右に展開、円形に広がっていた陣が一ヶ所に追いたてられています」

王国軍幹部「一ヶ所に?なにかあるのか...?ならばまずいな、総員に散りながら退却と伝え...なんだあれは!?」

魔王「サタンブレイ○!」

王国軍「ウォォオオォォォ!?」

魔法使い「...この魔王弱いんじゃなかったっけ?」

魔王「炎系の魔法は得意なんですよ~!それに私たちは満月の日は普段の3倍強くなります」エヘへ

魔法使い「今日私たちに戦い挑んだら余裕であんたの勝ちじゃない!!」

魔王「そんな事しませんよ!今は2人共、私の仲間じゃないですか!」

魔王「それに私、魔法使いさん好きですし!」

魔法使い「ちょっとあんたちゃんとした魔王になるんでしょ?むやみにそんな事言わないの//」

魔王「あー魔法使いちゃん照れてる~//」

魔法使い「照れてない!」バシン!

魔王「叩いたな~もう!お返しに地獄の劫火で焼いちゃうぞ!」キラッ

魔法使い「今のあんただと洒落にならないわ...。明日は王国の中心近くまで行くでしょ?早く寝なさい」

魔王「そうですね~おやすみです」zz

今日はここまでです
のんびりですいません

おやすみですzz

キマシ?

キマシ!

ーー翌朝ーー

魔法使い「おーい、起きろー」

魔王「えへへ、そんなぁ強引だなぁ..zz魔法使いちゃんが..したいって...言うならzzいいよ?zz」

魔法使い「ヒャダルコ」

魔王「寒いぃぃぃ!?」

魔法使い「やっと起きたか。早く準備しな」

魔王「さっきまであんなに私を求めてた癖にー」

魔法使い「知らねーよ!?」

魔王「コッチではツンなのね!それもいい!」

魔法使い「 ...早く準備しろ!」バシッ

魔王「冗談なのに~」

魔法使い(絶対冗談じゃなかった)ゾクッ

魔王「じゃあ、準備しちゃうからちょっと待ってて~」

............その頃勇者は........

勇者「あいつら大丈夫かな~?」

魔族「余計な事考えてると...はいチェックです」

勇者「またかよ..もうチェスやめよーぜ!つぎは人生ゲームな!」

魔族「最初のチェッカーも今のチェスも貴方から誘って来たのに諦めるの早いですね?自信があったのでは?」

勇者「だってなんかお前強いんだもん...魔族なのにインテリ系ってなんだよ..しかもその辺の雑魚のくせに!」

魔族「最近の魔族は割とインテリが多いですよ?結構、学歴社会なんで」

勇者「そんな...俺なんて、なんの教育も受けてねーよ」orz

魔族「因みに私は英検1級や公認会計士などの資格持ってます」

勇者「やめろー!なんか俺ただのプー太郎みたいじゃんか!」

……勇者は魔族に対し劣等感を抱き始めていた……………

ダメだ眠いzz
この3連休予定が入らなければ
結構書けると思うので今日は寝ますzz

魔族がガチで優秀っぽいな

書き手が変わると勇者が男になってた

>>45
本当ですね
やってしまいましたorz

性転換したまま進めます
申し訳ないm(_ _)m

魔法使い「ん~、なんか城下まで来たのにやっぱり活気ないね~」

魔王「全然私が魔王って気づいてくれません...」

魔族「さきほどの土産物屋で聞いたところ王の失踪から軍が国を仕切り始め、政策に反対するような言動をした人は処刑されたらしいです」

魔族2「早く国から出た方がいいと言ってましたがどうしますか?」

魔王「私たちはこの国を取りに来た訳ですし、王がいないなら
軍と城を焼きに行きましょうか」

魔法使い「王がいたらなんか違ったの?」

魔王「そりゃ、王だけ生け捕りで私の城の前で裸にして縄で縛って放置!」

魔法使い「そんなに嫌いなんだ...ww」

魔王「そんじゃ、山の方に待機させといた本隊に全軍進軍を通達」

魔族「承知しました」

魔王「じゃあ、ワイバーン達に外から焼いてもらって私たちは城から出て来た王国軍を倒しましょう」

魔法使い「そろそろ勇者が寂しがってるだろうし、ちゃちゃっと終わらせよう!」

魔王「私といるのに男の話なんてデリカシーないわね!!」プンプン

魔法使い「そういうのいらないからww」

………………

王国軍「敵襲です!!」

幹部「昨日の部隊はやはりやられたのか…迎撃態勢をとれ!!」

魔族「空も飛べない人間達がこちらのワイバーン達にどう立ち向かう気なのか…」

魔族2「とりあえず焼きまくれとの命令だし魔王様達はさっさと帰りたいそうだから様子見とかなしで行くぞ!」

魔族全軍「おおおぉぉ!!」

王国軍「敵軍、空からの火炎攻撃!空からの攻撃だけでこちらを焼きつくす策のようです!」

幹部「大砲はどうした!全然撃ち落とせてないぞ!」

王国軍「城に配備してあった砲はほとんど昨日の作戦で持ち出して帰って来ていません…」

幹部「ならば銃で撃ち落とせ!」

王国軍「敵の防御力がかなり高く意味を持ちません…すでに城からちらほらと火があがり始めました…」

幹部「くそ!!私は他の国に逃れるぞ!もう民衆からも絞れるだけ金を絞ったんだ…王まで殺したんだぞ…あとは裏から世界に口出しして自分は何もせずに平和に生きていける!
こんなところで死んでたまるか!!お前もこい!!」

王国軍「私ですか!?」

幹部「そうだ!無事に私を逃がしてくれたらお前にも俺の財産を分けてやる!一生遊べる程のな!」

王国軍「わかりました。では、急ぎましょう!」

魔王「おっ!やっと偉そうな奴が出て来た!」

魔法使い「じゃあ、さっさと倒して帰りましょう」

魔王「ほーい!メラゾーマ!!」

王国軍「っっ!!早く行ってください!!敵です!」

幹部「頼むぞ」
** * * * (やっぱり身代わりを用意しといて正解だった)

魔法使い「おい!1人逃げてるぞ!!」

魔王「えっ?気合い入れてメラゾーマうっちゃったからそんな簡単に火消して追いかけられないよ~!」

魔法使い「バカ!逃げられたじゃん!!」

魔王「でも、この国は落としたしいいじゃん?」

魔法使い「でも、逃げたやつが他の国の王に適当なこと言ってこの国攻められたらこっちの戦力は殆ど割れてるしちょっとマズいわよ?」

訂正

幹部(やっぱり身代わりを用意しといて正解だった)

これは滅ぶべき軍ですわ

……………………

魔法使い「という事でヘマしちゃいました!」テヘッ

勇者「マジかよ」orz

魔法使い「どうしましょ?」

勇者「とりあえず、全員にレベル上げとくように言うのと...ワイバーンよりも上の階級のドラゴンを探して味方につけよう...」

魔王「私、ティアマトなら居場所わかるよ~」

勇者「ほんとか?」

魔王「すごいだろー、私の事を崇めてくれてもいいんだよ?」ドヤ

勇者「誰のせいでこうなったかわかってるか?」イラッ

今日はここまでm(_ _)m
おやすみですzz

魔法使い「まぁまぁ、それでどこにいるの?」

魔王「ん~?裏庭にある洞窟にいるよ~?」

勇者、魔法使い「えっ!?」

魔王「だから裏庭だよ~先代の魔王が使い魔にしようとしたけどダメでだったら危険だし封印しようって氷漬けになってるよ」

勇者「その封印は解けるのか?」

魔王「氷に魔力をこめれば氷が割れて封印は解けるよ」

勇者「使い魔にするにはどうするんだ?」

魔王「相手に首輪を巻けばいいだけなんだけどあいつデカイから首輪を巻くには2人必要だよ」

勇者「てことは、1人でティアマトの注意を引きつけなきゃいけないのか...よし、魔王頼んだ!」

魔王「なんでよ!?」

勇者「俺と魔法使いはなんだかんだ人間だからなぁ、魔王のが耐久値高そうじゃん」

魔王「私、女の子なのにひどい!」

勇者「わかったよ他の方法探す。そういえばティアマトを倒す話しをかいたラノベ無かったっけ?」

魔法使い「エヌマ・エリシュ?私読んだよ~」

勇者「それではどうやって倒してた?」

魔法使い「簡単に言うと網で捕まえてトドメは口から腹の中に矢を射ったんだったかな」

勇者「網で動きを封じるのか...ティアマトの動きを封じれる網なんてあるのかな?」

魔王「そういえば、倉庫にラーンの網っていうのがあった気がする。かなり良い網らしいよ」

勇者「網かけた上から首輪巻いても大丈夫なのか?」

魔王「試したことないから知らないけど大丈夫なんじゃない?」

勇者「じゃあ、網で動きを封じてその間に首輪を巻いちゃう作戦でいこう!」

魔法使い「じゃあ、網を倉庫に探しに行こっかー」

魔王「おー!」

......その頃逃げのびた幹部は...

王「貴殿の持つ緊急を要する情報とは?」

幹部「今まで大人しくしていた魔王が侵略に動き出しています。私の国は王が失踪してしまった間に空を飛ぶ魔物に焼かれてしまいました...」

王「本当か!?」

幹部「はい...。実は焼かれた城から逃げる時に魔王に襲われまして護衛の者が殺されました...。」

王「それは、ここまで来るのも大変だったじゃろう貴重な情報をありがとう。して、貴殿は情報の対価になにを望む?」

幹部「私の身の安全と山の方の土地を頂きたい」

王「山の方の土地はあまり価値もないし...身の安全は護衛を2人やろう下の兵士から選ぶといい」

幹部「ありがとうございます。後一つ、魔王の軍は空を飛ぶ魔王が主戦力のようでした。対抗策を考えておいた方がよろしいかと...」

王「わかった」

幹部「では」

..........................

勇者「広すぎだろ!!」

魔法使い「倉庫って言うかコス◯コみたいじゃん!」

魔王「あんまり無闇に触らないでね~」

勇者「そんなお約束みたいな事するわk「ぎゃっ!」」

魔法使い「い...痛い..しびれる」ピクピク

魔王「死ななかっただけマシだからもう触らないでね。あっ!でも今なら魔法使いちゃんを...グヘヘ..ジュルリ」

勇者「俺を忘れないでくれ...。てか、お前そういう趣味だったのか」

魔王「愛があれば性別なんて関係ない!そもそも種族から違うし!」

魔法使い「わ...わた..しはノンケ...だから..。」

魔王「素晴らしさに気づかせてあげようか?」

勇者「だからやめろって...少なくとも今は」

おやすみなさいzz

魔王「ちぇー」

魔法使い「私は、い...いつまでこの...状態..なの?」

魔王「しょうがないなぁ。エスナ!」

魔法使い「おぉ、治った!って治せるなら早く治してよ!」

魔王「だって魔法使いちゃんがピクピクしてて...あっヤバい鼻血が」

勇者「こんな奴が魔王なんだよなぁ」はぁ

魔法使い「もういいから、早く網を探しちゃおう」

勇者「そうだな。手分けして探すぞ」

……2時間後

魔法使い「これかな?」

魔王「そーそーそれそれ!さすが魔法使いちゃん!ご褒美にちゅーしてあげよう!」

勇者「なんかお前どんどん酷くなってるな...」

魔王「だって魔法使いちゃんが私を狂わせるのよ!」

魔法使い「私のせいなのか?」

魔王「美しさは罪ってやつね!勇者もよくこんな女と2人で旅してて何も無かったわね」

勇者「ん!?あっあぁ、そうだな!何も無かったなー、なんでだろうなー」アハハ

魔王「えっ!?まさか何か過ちでも!?一線を越えてたりする訳!?」

勇者「いっ、いやー普通だよ!?清い付き合いだよ!」

魔王「きっ清い付き合いって何!?付き合いって?そういう付き合いなの!?」

魔法使い「どういうのかよくわからないけど私たち一応普通の恋人として付き合ってるよ?」

魔王「そんな!私に好きって言われて照れてたじゃん!」

魔法使い「あんまり言われ慣れてないしさ、ましてや同性からなんて」

魔王「ハハハ...いや、知ってたよもちろん!なんたって魔王だからね!あー勇者から魔法使い奪う作戦失敗したなぁ」

勇者「あっ、あぁなんかごめんな...」

魔王「全然大丈夫だし!あやまんなよ!さてと、網見つかったしえーと、なにするんだっけ?世界を壊すんだっけ?」

3連休も結局あまり進まなかったです。すいません。

おやすみなさいzz

勇者「さてティアマト捕まえたしあとはなにする?作戦とか考えとく?」

魔法使い「そうだな~きっと空から攻めるのはバレてるよね~?」

勇者「そうだな~だからといって地上で戦おうにも兵の数はどう考えてもこっちのが少ないと思うんだよ」

魔王「対策されてても空から攻めるしかないのかな~」

魔法使い「私たちじゃよくわからんないね...」

勇者「そうだ!ちょっと待ってろ」



魔族「なぜ私は連れてこられたのでしょう?」

勇者「お前チェス強かったじゃん、今度の戦争の作戦と指揮を頼みたい」

魔族「チェスと戦争は別物ですよ...」

魔王「そうだ。チェスとは違って命がかかってる。でも、だからこそ少しでも勝てる確率をあげる必要があるんだよ」

勇者、魔法使い「マジメな魔王久しぶりに見た...」

魔族「わかりました...。最善を尽くします。」

勇者「とりあえずこっちの戦力は兵4000、ワイバーン2800、ティアマト1あとは俺たちってところだ」

魔王「兵の中にもいろいろいるがヴァンパイアや人狼など上位種は1500ほど、あとはゾンビなどの雑兵だな。」

魔法使い「相手の兵士は3万近いらしいけど最近、軍備拡張を進めてるらしくて正確な情報は掴めてない。あと、高台に砲をおいてるらしいわ」

魔族「なるほど...こちらの戦い方はバレてるのか...」

勇者「一応、アラクネ達に交渉にいかせてる。あいつらは数が多いし地中から攻めることができるしな!」

魔王「ただ、敵国までは巣が伸びてないから今から仲間にしても最初からは使えないよ...」

魔族「少し考えてきます...。明日また集まって頂いてよろしいですか?」

勇者「わかった」

魔王「頼んだよ」

訂正
アラクネ達に交渉にいかせてる×

アラクネ達のところに交渉に行ってる○

.........................

魔法使い「いいの?あなたが戦争に出れば勇者が魔王に味方してるっていうのはバレるよ?」

勇者「わかってる...でも、魔王もそんな悪い奴じゃないんだよ...この国だって。」

魔法使い「まぁ、確かに魔王らしくなるって言ってからもあんまり変わりないしねww」

勇者「なんか、魔族は悪いやつと思ってここまで来たけど全然そんな事なくて、というか魔王が全然魔族を管理できて無かっただけだし...」

魔法使い「幹部みたいに魔王よりクズな人間もいるしね...」

勇者「あぁ、だから俺はもう魔王を倒す気はない」

魔法使い「ちゃんとした魔王になったら倒す約束だけどちゃんとした魔王になれなそうだしねww」

勇者「最初はこの魔王なんなんだよ!って思ってたけど今は友達みたいだしな~ww」

魔法使い「そうだねwwよし!じゃあ、友達の為にがんばるかー!」

勇者「そうだな!」

.....................

魔族「集まって頂きありがとうございます」

勇者「早速、作戦を話してくれ」

魔族「はい。まずアラクネとは手を結ぶ事が決まりました。急いで地下の道を作ってもらってます。」

勇者「うん」

魔族「地上はこちらからは攻め込みません。空から攻められるワイバーンとティアマトで援護しなから上位の魔族と魔王様に戦って頂きます。」

魔法使い「私たちは?」

魔族「アラクネ達の掘った道で直接敵の本拠地を叩いてもらいます。下級魔族には砲台の占拠をしてもらいます」

魔王「その作戦だと勇者達が魔王に味方してるとバレてしまうね...」

勇者「いいんだ...。もう仲間だろ」

魔法使い「そうだよ!それに相手の幹部の方がよっぽど悪者だよ!」

魔王「そうか...ありがとう!」

魔族「では、この作戦でうごいていただきます」

魔王「わかった。そういえばお前には参謀の役を与える事にします。その方が命令も出しやすいでしょう」

勇者「んじゃ、俺は道が開通するまでちょっと鍛錬してくる」

魔法使い「わたしもいくー」

勇者「いや、1人でさせてくれ」

......4日後......

魔族「敵軍、動き始めました」

参謀「わかった。こちらになるべく敵軍を引きつけろ!」

魔王「幹部はあなた達にまかせたよ」

勇者「あぁ、行って来る」

魔法使い「行って来るね」

魔王「キリッとしてる魔法使いちゃんも可愛いわ~//」

勇者「さっきまでマジメモードだったのに素に戻ってるぞ」

魔王「はっ、いけないいけない。じゃあね!こっちは任せなよ!」

勇者「死ぬなよ?」

魔王「魔法使いちゃんに会う為に生きるよww」

勇者「よし!じゃあな!」

支援

勇者「さて、一本道だから迷うことはないけど長いな~。急いでも3日はかかるってよ」

魔法使い「3日も地下にいたら気が滅入っちゃうね~」はぁ

勇者「しかも、うしろにはゾンビ達だからなww」

ゾンビ達「俺らは気にしないでくださいww」

魔法使い「ゾンビってもっと匂うのかと思ってたよ」

ゾンビ「魔王様に魔法使いちゃんに不快な思いさせたら焼くぞって言われてスケルトンになりそうなぐらい風呂入って体洗いました」

勇者「なんかごめん...」

ゾンビ「でも、俺らのトップが前線に立って時間稼いでくれるんですからそんな命令ならいくらでも俺たちは守ります」

魔法使い「魔王、意外と人望あったんだね」

勇者「じゃあ、しっかりと魔王の期待に応えないとな」

ゾンビ達「うぉぉおおぉ!!」

魔法使い「地下の穴の中で大声はやめて...」クラクラ

..................

魔王「さぁ、あいつらが砲台を落としてくれるまでふんばるぞ!」

魔族達「おぉぉおおぉぉぉ!!」

参謀「では、兵を開かせてください」

魔王「展開しろー!」

参謀「では、砲台が落ちるまで攻め込む必要はないのでここのラインを突破されないように落ち着いて敵の隊を各個撃破してください」

魔王「わかった」

2日後、

魔王軍伝令「見えました。このままなら1時間後には敵と接触します」

魔王「地上で戦う者は移動砲台を襲え!ワイバーン隊は回避最優先で空から援護!気合いれろ!」

………………

勇者「あともう少しだ!」

魔法使い「そろそろ魔王たちは戦い始めてるはず...急ぎましょ!」

勇者「あぁ!走るぞ!」ダッ



ゾンビ達「光です!」

勇者「よし。出た瞬間に散開しろ!少しでも早く砲台を占拠してやれ!」

ゾンビ達「おぉ!!」ダッ

勇者「散開!!」

勇者「幹部はどこだ!?」

魔法使い「この国内にいるはずだけどちょっとここからは
離れてるって」

勇者「そうか、ある程度の場所はつかんでるのか?」

魔法使い「あの山の方に城を建てたらしいよ」

勇者「逃げてるのに城なんて目立つ物、建てたのか...誘ってるのか?」

魔法使い「わからないけど、腕利きの護衛が2人ついてるらしいよ」

勇者「そうか、俺たちも更に急ぐか」

魔法使い「ステupの呪文を積んであげるよ」ピオリム!

勇者「前は支援魔法使えなかったのに練習してたのか」

魔法使い「私も戦力になれるようにね!」

勇者「そっか、なら走りながら出来るだけステup積んどいてくれ」

魔法使い「わかった!」

ヴィヴィッドレッドオペレーション見るんで今日はここまでですf^_^;)

しえん

参謀「まずいですね...敵軍が多いとは思っていたがここまでとは...」

魔王「だんだんと後退させられてるぞ!」

参謀「わかっています。しかし、兵も疲労しています...今夜は満月のはず、夜まで耐えれば...!」

魔王「砲台もまだ落ちないか...」

参謀「夜までにはきっと落としてくれるでしょう!信じましょう」

勇者「ここか...」

魔法使い「護衛が1人立ってるしね」

勇者「自分をかわいがる余り、尻丸出しって感じだな」

魔法使い「幹部自身は強くもなんともないただのクズだからね...護衛は出来るだけの支援魔法かけた今の勇者ならやれるはず!」

勇者「あぁ!魔法使いは後ろで援護しながらもう1人の護衛が来たら知らせてくれ」

魔法使い「わかった!いこう!」

勇者「暗いな...」

魔法使い「明かりつけるね」ルーモス!

勇者「全然人の気配がないな」

魔法使い「護衛と幹部しかいないのかな?」

勇者「わからないけど、警戒は怠るなよ?どちらかがやられた瞬間2対1になっちゃうからな...」

魔法使い「うん。とりあえずもう1人いるはずの護衛を探さなきゃね」

勇者「こういうのはだいたい地下にいるって相場が決まってるけどあえて2階に上がってみるか」

魔法使い「わかったー」

勇者「でももう1人の護衛がさっきの護衛と同じくらいの強さなら正直余裕だよな」

魔法使い「まぁ、真正面からの相手の炎魔法かわして一太刀で終わったからねww」

勇者「あのレベルの護衛つけて外に立てるなんてなに考えてんだろうな」

魔法使い「まぁ、敵が弱いのは喜ばしい事だよ」

勇者「そうだけど、なんかあるんじゃないかと不安になるんだよな~」

魔法使い「まぁ、気にしても今はヒントもないし分からないよ」

勇者「そうだな、かたっぱしからこの階の部屋に入ってくか」

魔法使い「罠には気をつけなよ?」

勇者「あぁ。おっ早速あの部屋入ろうぜ!」

魔法使い「んーなんだろう書庫かな?」

勇者「書庫かよー!俺、本とか興味ないんだけど」

魔法使い「まぁまぁ、なんかないかなー」

勇者「んっ!なんかノートあるぞ」

魔法使い「本当だ。どれどれ...」パタン

勇者「なに閉じてんだよ。よく見えなかったぞ!どれどれ.
..」パタン

魔法使い「どうしよう...?」

勇者「あの年の大人がノートに[己の身体に封じられた大いなる力]とか書いてるなんてな...」

魔法使い「結構ぎっしり書き込まれてたね...」

勇者「まぁ、一応持って行くか!戦ってる最中に読みあげたら相手が集中できなくなる可能性もあるし」

魔法使い「結構鬼畜だね」

勇者「さぁ、次の部屋だ!」

魔法使い「あれ鍵しまってるよ?」

勇者「マジか、じゃあ、違う部屋入るか」

魔法使い「無理にでも開けて行くかと思ったら行かないんかいww本当に目的あって2階の部屋見てる訳じゃなくて何となくなんだね...ww」

勇者「それじゃ、次はこの部屋だ!」

魔法使い「更衣室ってプレート掛かってますよ」

勇者「ここはなにか怪しい匂いがするな...しっかり調べよう!」

魔法使い「死ね、変態。あっトランクス落ちてますけど持って来ますか?」

勇者「男子更衣室かよ!いらねーよ!」

魔法使い「そういえばこの城男3人しかいないはずですし。わざわざ更衣室作る必要もないですよねww」

勇者「もうここはいい次だ次!!」

勇者「ここが最後の部屋か~」

魔法使い「結局どの部屋にも罠も何も無かったね」

勇者「あぁ、だけど気を付けろよ。さぁ、開けるぞ」ガチャ

魔法使い「んーやっぱり何も無いですかね?」

勇者「いや、こっちに階段がある」

魔法使い「本当だ。でも、上じゃなくて下だ」

勇者「下の階の柱の中は階段だったのか」

魔法使い「行く?」

勇者「もちろん」

勇者「もちろん」

勇者「ずいぶん長い階段だな...」

魔法使い「疲れた...」

勇者「もうちょっとで着くから頑張れ!」

魔法使い「へい...」

勇者「ここが地下か...」

魔法使い「ちょっと寒いね...」

勇者「あぁ。今の内に支援魔法でステータス上げてくれ」

魔法使い「わかった。歩きながら魔法かけるから動いていいよ」

勇者「じゃあ、とりあえず真っ直ぐ進むか」

……………………

ゾンビ達「おらぁぁ!!」

敵兵1「うわぁ!?」ガハッ

敵兵2「敵に攻められてるぞ!」

敵兵3「いつの間に!?」

敵隊長「前線で戦いは続いてんだろ!?どうやって来たんだよ!」

ゾンビ達「どけぇ!どのゲームでも雑魚扱いのゾンビナメんなぁぁ!!」

敵兵2「まずいぞ!砲台乗っ取られる!」

敵兵達「てか、ゾンビとかどうやって倒せば良いんだよ!?」

敵隊長「うろたえるな!魔法使える奴らは回復魔法を撃て!」

敵魔法隊員1「後方支援って話だったのに戦えだなんて無理です!」

敵魔法隊員2「怖いよぉぉ」

敵隊長「くそ!回復魔法でしか奴らは殺せない!しっかりしろ!」

敵魔法隊員2「無理ですよぉ、戦えません!」グハッ!

ゾンビ達「なんだ余裕じゃねぇか!とっとと制圧するぞ!!」おおぉ!!

敵隊長「ちっ!総員、砲台は放棄!本隊に合流しろ!!」

ゾンビ達「しゃあぁぁぁ!!」

伝令「砲台の制圧に成功しました!」

参謀「よし!ここで総攻撃をかけましょう!」

魔王「わかった。全軍武器を取れ!砲台は制圧に成功した!地上の部隊は移動式砲台をつぶせ、空はひたすら地上を焼きつくせ!総攻撃だ!!」

魔族達「うおぉぉぉ!!」

………敵軍本隊

敵軍伝令「敵軍一斉にこちらに向かって来ます」

敵軍参謀「砲台を落として勢いそのままにか...戦力差は?」

敵軍伝令「こちらの方が数は多いですが、今までの攻撃をしのがれてますからね...」

敵軍参謀「こちらの方が不利か...
なにか他に情報はないか?」

敵軍伝令「そういえば街の者が勇者がゾンビと一緒に走るのを見たという話がありました」

敵軍参謀「勇者が魔王に味方してるのか!?ある訳ないだろそんな事!」

敵軍伝令「まぁ、街の噂のようなものですし信憑性は低いです...」

敵軍参謀「だいたいそれが本当ならこの世界で魔王を倒せる者などいなくなってしまうじゃないか...!」

敵軍隊長「話は聞いた。魔王軍の進軍に対してどう動く?」

敵軍参謀「...降伏しましょう。」

敵軍隊長「勝つ手はもう無いのか...!?」

敵軍参謀「後方からの支援もなく空を飛ぶ魔族を落とす手段の無い今、勝つことは不可能かと」

敵軍隊長「そうか..無理か...。降伏だ!白旗を揚げさせろ!それと先程の勇者についての話、国王に急ぎ伝えろ」

おもしれ
しえん


魔王「白旗だー!勝ったー!!」

参謀「やりましたね!」

魔王「あとは魔法使いちゃん達がちゃんとやったかだね~」

………………

勇者「おい、あそこ」

魔法使い「2人目の護衛だね、サクッと倒そうか~agiとstrはカンストしてるはずだよ」

勇者「ありがと。じゃあ、サクッと行って来るわ」シュッ

ザシュッ!…ドスッ

勇者「よし、この先に幹部もいるはずださっさと終わらせて帰ろう」

魔法使い「うん。」

幹部「あんなの殺されるに決まってる...!くそっ!逃げられないだろうし、投降するか...」

勇者「おっ!そっちから来たか」

魔法使い「また逃げる?もう身代わりになる部下はいないでしょうけど」

幹部「投降するよ...降参だ」

勇者「そうか。よしじゃあこいつ連れてとりあえず帰るぞ、ルーラ唱えてくれ」

魔法使い「ここでルーラ使っても頭ぶつけるだけだよww」リレミト

勇者「そうだったなww外はもうすっかり夜か、満月だし魔族の勝ちだろ」

魔法使い「そうだね~」ルーラ

魔王「おかえり!魔法使いちゃん!!」ダキッ

魔法使い「うわっ!びっくりしたー!どうなってる?勝った?」

魔王「勝ったわ!まぁ、いざとなったら私がこの辺一帯焼き払う気だったけどね」スリスリ

魔法使い「ちょっと離してねー」

勇者「まぁ、勝ったなら良かったな!これでまた魔王に近づけたか?ww」

魔王「まあね~」

国王「戦は負けましたか...。」

側近「はい。それともう1つ報告が」

国王「なんだい?」

側近「勇者が魔王に与しているとの噂が上がっていると」

国王「そんな...!?急ぎ各地の王を集めなさい!」



国王2「話とはなんだ?」

国王3「まさかあのへっぽこ魔王に負けたのか?ww」

国王「そのまさかであるし、実は勇者が魔王に味方しているという話がある!」

国王2「そんなバカな!!」

国王4「嘘だ!私はかなり勇者に投資したのだぞ!!」

国王3「勇者が魔王につくなんて...勇者は魔王を倒す為の存在だろ!」

国王「しかし、儂の国で保護していた幹部は勇者と思しき人物にさらわれた」

国王4「終わりだ...」

国王2「もう魔王を倒す存在は
いない...終わりだな...」

魔王「まさかあの命乞いがこんな事になるなんてね、このまま勇者にはがんばって貰おう...!」ククク


おわり

え?

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