ジュージュー…
男「入らへんわ」
後輩「……駄目ですか」
後輩「熱々お鍋は、駄目ですか」ラクタン
男「駄目やなあ」ヤレヤレ
後輩「ではこれは」
コトッ
男「……ちくわぁ、やね」
後輩「はい」
男「ダメダメやな」
後輩「……ダメダメですか」
後輩「細いちくわは駄目ですか」ラクタン
男「駄目やなあ」ヤレヤレ
少女「……喫茶店の前で何をやっているんだろうか」
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少女「学校帰り、ヨレヨレ制服。そんな私は見てしまう」
少女「喫茶の前の、困り顔。鍋を囲んだその男…」
少女「……これは気になります!」スタスタ
男「どうしたものか」
後輩「どうしましょうか」
男「…っと、向こうから嬢ちゃんがやってくるで」
男「お前の知り合いか」
後輩「いえ、全然…」
少女「こんにちは」ペコリ
少女「何をしてるんです?」
男「これか」
男「これは鍋やで、お嬢ちゃん」
少女「往来で鍋とは結構ですね。これまたどうして?」
男「なんや嬢ちゃん、己の行動にいちいち理由をつけるんか」
男「わいらはそんなことない。勝手なんや」
後輩「勝手に鍋を囲んで、そして勝手に断念したのです」
少女「はあ…」
少女 (分からない……!)
男「そんな嬢ちゃんはどうなんや」
男「わしらは今まで喫茶の前におったけど、嬢ちゃんは何しとったんや」
少女「学校に行ってました。勉学です」
男「勉強か、そうか」
男「やったら、何でするんや勉強を」
少女「ええと…、将来のためです」
少女「生きていく上で知識は必要です。知は財産です」
少女「そして何より、学校は協調性を高める場です」
男「ほう」
男「それは食えるんか」
少女「えっ」
男「何を驚いてんねん」
男「生きていくということは、何かを食べていくということやで」
男「知ちゅうんは食えるんか、協調性は食えるんか」
少女「ま、まあ」
男「そうなんか。まずそうな名前やけどな」
少女 (人脈と知識で食べていくというのも、あながち間違いではない…)
後輩「それで」
後輩「あなたはどうして服を着ているんでしょうか」
少女「えっ」
立てたばっかやけどスマン。
寝てから書く。
なんj?
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