少年「やい！くそメイド！掃除は終わったか！？」

メイド「いえ、申し訳ありません、まだおわってなくて」

メイド「もうすぐ終わります故、少々お待ちを」

少年「はやくしてくれよなー、3時から見たいアニメがあるからつまみ用意してくんねえと」

メイド「すいません、どうか我慢のほどを」

少年「いいよ、もう自分で用意したから」

少年「あ、お菓子こぼしちまった！」ｶﾞｼｬｰﾝ

メイド「あ、今すぐかたづけます！」

夫人「ちょっと、騒がしいざますね！何事ですの？」

少年「ママー、メイドさんが僕のお菓子落としたんだー」

少年「これ食べながら好きなアニメを観るのが楽しみなのにーうわーん」

夫人「この外道メイド！下町で、できるメイドがいると聞きましたが」

夫人「やはり所詮下町育ち、やること考えることは外道ですわね」

夫人「少々、痛め付けなくてはわからないようですこの低俗外道メイドは！！」ﾊﾞﾁﾝ

メイド「きゃあ！」

少年「やめてあげて！メイドさんがかわいそうだよ」

夫人「あら坊っちゃん、被害者なのに相手に情けをかけるなんてなんて優しい子なの？」

夫人「さすが、私の子ですわ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

少年「えへへ」

夫人「坊っちゃんに免じて許してあげますが、次はどうなるかわかっていますわね？」

夫人「ギロチンでその首を落としますわよ！？いいですわね」

夫人「ついでに替えのお菓子も持ってきてあげなさい」

メイド「.....」

夫人「返事！」

メイド「はい！」

夫人「では」

少年「あはは！お前が叱られる姿はアニメの次におもしろいね！」

少年「ていうか、もう放送開始時間過ぎちまったんだけどー」

メイド「申し訳ありません！申し訳ありません！」

少年「まあ録画してるんだけどね」

メイド「」ﾌﾞﾁｯ

少年「キャハハ！やっぱこのアニメマジおもしれえ！」

主人「おい、メイドは？」

夫人「買い出しにでかけましたわ」

主人「ふむ、しかしあのメイドは品が良くて可愛くていいなぁ」

夫人「」ｷﾞﾛｯ

主人「じ、冗談さ君のほうが数倍ビューティフォーだよ」

夫人「ふむ、よろしい」

主人「(今のでまたしわの数増えたな)」

～下町のとあるバー～

マスター「おやおや、メイドくん帰ってきたのかい」

メイド「....」

マスター「どうした？ケガしているじゃないか」

メイド「うわーん！マスター！」

マスター「おやおや、こりゃ大変だ」

マスター「話を聞いてあげよう、カウンターに座りなさい」

マスター「.....なるほど、そんなことが」

メイド「もう無理です、耐えられません！」

マスター「上からスカウトが来たときは誇らしく見送ったんだけど...、ごめんね悪魔に魂売り渡したようなものだ」

メイド「いえ....、マスターは悪くありません....」

マスター「またここで働かせてあげたいんだけど....、どうもね」

メイド「マスター....」

マスター「悩みを聞いて上げるぐらいしかできないけど....、私はいつでも君の味方さ」

メイド「ありがとうございます....」

マスター「ん？」

マスター「あちらのお客様から」

メイド「え、なにこれ酒？」

マスター「お酒飲めないよね？」

大男「姉御！帰ってきてたんですか！」

メイド「あら、申し訳ありませんがこの酒は....お返ししますわ！！」ﾌﾞﾝｯ

大男「ぐえっ！！」ﾊﾟﾘｰﾝ

マスター「ちょっとちょっと、何お客様に酒投げつけてんの！」

メイド「オホホ！手がすべりましたわ」

大男「姉御！ひでえっすよいきなり、せっかく金振り絞って買った酒ーーー」

メイド「これ以上しゃべったらブッ殺す」ﾎﾞｿｯ

大男「ひいっ！」

メイド「マスター、2階の奥の部屋借りますね」

マスター「あ、ああいいけど」

メイド「おい！酒くめよ大男！」ｹﾞｼｹﾞｼ

大男「すいません！！すいません！」

男「しかし、メイドにコキ使わされてるって前代未聞だな」

メイド「ああん？男、お前もしかしてさぁ」

メイド「いらっしゃいませご主人様♪私ご主人様が帰ってこなくて寂しかったキュン！」

メイド「どうかこの卑しいメイドの膣にミルクを注ぎこんでくださぁい、とか言うのがメイドとでも思ってんのか！？」

男「いやどう考えてもいねえよそんなメイド」

メイド「ったく暑苦しいわ、おい大男このメイド服洗っとけ」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

大男「ブーーーー！」

男「おいおい、こんなとこで着替えんなよ」