進撃!!クリスタと愉快な仲間たち (14)

ネタバレ、キャラ崩壊、捏造設定あり



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409678353

※前に書いたSSの書き直しなので、どこかで見たことあると思ってもきにしないでください




……自分なんて生まれてこなければ良かったと思ってた

ただ存在するだけで世界に憎まれたんだ。
私は大勢の人の幸せのために、死んであげた。


…でも、その時に心から願ったことがある。
もし生まれ変わることができたなら……今度は自分のためだけに生きたいと…



そう…強く願った







―――――レイス家 牧場

ヒストリア「…」

馬「ブルル…」

ヒストリア「…」


………私は、母親からも愛されず周りの人からも生まれてきた事を良く思われていなかった。

………私は生まれた時からずっと一人だ……

ヒストリア「…」

馬「…」


ヒストリア「…」グスッ

―――――マリアが突破された日

私と母親は黒服に囲まれ殺されそうになっていた。

母親「ひいっ!!」

ヒストリア「…お母…さん…」

母親「知りません!私はこの子の母親ではありません!!」

ヒストリア「…!」

ケニー「ほう、それは本当ですか?」

ロッド「…仕方ない。その女と子供は私と何の関係も無い」

母親「だ、旦那様!?話が違うではありませんか!」

ケニー「…お前はここには存在しなかった」スチャッ

ヒストリア「あ…お母さ…」

母親「お前さえ…産まなければ」

ザシュッ!!!


…それが母親が最後に残した言葉でした

ヒストリア「あ…」

ケニー「お前もだ…」スチャッ

ロッド「待て」

ヒストリア「!」

ロッド「偽名を使い…遠くで慎ましく生きるのであれば見逃してやってもいいだろう」

ヒストリア「…」

ロッド「君の名は……クリスタ・レンズだ」

ヒストリア「…」


生まれてきた時から周りから愛されず、迫害を受けてきた少女ヒストリア…
今、彼女の頭の中には今までの辛い思い出がぐるぐると駆け巡っていた。
そして、今目の前で起きた母親の死…母親の言った言葉
そして父と名乗る男

これらに対し…限界を突破した彼女の中の何かは

色々と崩壊した。







ヒストリア「はああああああああ!!!??」

ロッド「え?」

ヒストリア「ざっけんなあああ!!ふっざけんなあああよおおお!!!」ペチンペチン

ロッド「ちょ、コラ!頭叩くのやめんか!おい、早くこの娘どっかに連れていけ!!」

黒服「ほら、ついてこい」グイッ

ヒストリア「やあああだあああ!!はなせええぇぇぇ!!!」ジタバタ

黒服「暴れるな!!」

ヒストリア「はあ…はあ…覚悟、しておきなさいよ」ギロッ

ロッド「」ビクッ

ヒストリア「私は…訓練兵団に入って、いっぱい訓練して、強くなってあんたらをボコボコのギタンギタンにしてやんだかんね!!!」ビシイッ

ロッド「…」

ヒストリア「でも!!」


ヒストリア「クリスタって名前はちょっと気に入ったから使ってあげてもいいわ!!」

ロッド「おう」

ヒストリア「首洗って待ってなさいよーーー!!!」ズルズルズル


…こうして、私の壮大な戦いの物語は始まった。

―――開拓地

クリスタ「訓練兵団に入団できるまで後、半年か…楽しみだなぁ」

クリスタ「それまで草むしりと石拾い頑張るぞー!とりゃ!」ブチッ

お婆さん「クリスタちゃん。それは野菜だから抜いちゃ駄目だよ」

クリスタ「あ、ごめんなさい」アハハハ

ザッザッザッ…

????「クリスタ・レンズかい?」

クリスタ「!」

????「ちょっと来てくれないかな?」

クリスタ「怪しさ全開だけどついていこうじゃないの!」


クリスタ「…で、なんですか?」

????「…君にはこれから多くの困難が訪れる。それらを乗り越える力を君に授けよう」

クリスタ「?」

????「さあ…腕を出しなさい」注射器スチャッ

クリスタ「!?」


クリスタ「わあああああ!!やだやだやだ、注射怖いいいいいい!!」ジタバタ

????「チクッとするだけだから!早く出しなさい!!」

クリスタ「やあああだあああああ!!!やめてえええぇぇぇ!!!」ジタバタ


チクッ


―――――


クリスタ「…あれ?」パチッ

クリスタ「えっと…私なにしてたんだっけ…何か忘れてるような…」

クリスタ「…」



クリスタ「まあ、いっか!!」





そして、訓練兵団入団の日がやってくる

とりあえず今日はここまで

―――入団式―――

キース「貴様は何者だ!?」

アルミン「シガンシナ区出身、アルミン・アルレルトです!!」

キース「そうか、馬鹿みてえな名前だな!!」

クリスタ「馬鹿みたいな名前だなんて酷いね!」プンプン

ライナー(やだ、この子可愛い)

ユミル「…」

ユミル(あいつがレイス家の妾の娘か)

キース「貴様は何者だ!?」

ジャン「トロスト区出身、ジャン・キルシュタインです!!」

クリスタ「なんだか強そうな名前だね!」

ユミル(…しかし何か想像してた性格と違うなあいつ)

キース「おい、そこの、さっきから一人言べちゃくちゃ言ってる貴様!!」

クリスタ「え、こんな場所で一人言する人!?信じられない、どこにいるの!?」

キース「貴様だ貴様!!」

クリスタ「あ、私ですか?」

キース「そうだ、貴様は何者だ!?え!?」

クリスタ「何者と聞かれたらクリスタと答えますが、ここはあえて本名を名乗りましょう」

クリスタ「私はヒストリア・レイス!妾の娘として周りから迫害されながら生きてきましたぁ!!!」ドオンッ

キース「!?」

ユミル「あいつ本名名乗りやがった!!!」

クリスタ「殺されかけた私は…偽名を使い慎ましく生きるならば見逃してやってもいいと言われました」

キース「全く慎ましくしていないな」

クリスタ「ですが、私は心までは屈していません!!訓練兵団に入って、強くなり、奴等をボコボコのギタンギタンにしてやる事を誓った次第であります!!!」

キース「…」

クリスタ「教官、今後ともよろしくお願いいたします!!!」ドンッ

キース(敬礼のポーズが間違っているのは触れない方がいいのかな)

クリスタ「ふー、我ながらなかなかの演説でしたね」


ユミル「………」


アニ「ライナー…レイスって…」

ライナー「ああ、あの可愛い子はマークしておいた方がいいな」

ベルトルト「…」

アホの子だ

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