男「・・・いや・・・違うよ。だって俺座敷童さんみたいな人(?)が好きだし」
座敷童「ふむ、男はわしみたいな大人の女が好きなのか」
男「うん」ナデナデナデ
座敷童「頭を撫でるな!子ども扱いしおって!わしのほうが年上なんじゃぞ!」
男「あ、ごめんごめん」ナデナデ
座敷童「あふぅ・・・だ、だから撫でるな!」バシッ!
続けたまへ
座敷童「今日の晩飯は豚カツにする予定じゃが、男は意地が悪いからキャベツだけじゃ」
男「食い物で恨みを晴らすなんて大人のやることじゃないよ!子供だよ子供!」
座敷童「・・・キャベツもいらんのか?」
男「座敷童さんは大人です。それとカツもほしいです」
座敷童「わかればいいのじゃ。さて、それじゃあそろそろ飯の支度を始めるかの」トコトコトコ
男「・・・」
座敷童「・・・」トントントン
男(座敷童さん小さいし、まさに幼な妻って感じだなぁ)
座敷童「ん?何しとるんじゃそんなところで」
男「いや、ただ料理してる座敷童さんを見てるだけ」
座敷童「こんなところを見ても何もないぞ?」
男「いいからいいから」
男「なんだか座敷童さん若奥さんみたいだね」
座敷童「はぁ?こんなの男が子供の時からやってるじゃろ」
男「まぁ俺も年を取ったから見方が変わったのかな」
座敷童「ほぅ。どう変わったんじゃ?」トントントン
男「昔は口うるせぇやろうだなって思ってたけど今は・・・どうしたの座敷童さん?なんで睨むの?」
座敷童「お主・・・そんな風に思っていたのか」
男「いや、それは昔の話だから!今は違うって!」
座敷童「ほう・・・今はどうなんじゃ?」
男「今の印象は世話好きな女の子かな」
座敷童「はは、男程度の小僧に女扱いされるなんてな、あはははは、傑作じゃ」
男「そんなにおかしいかな?」
座敷童「わしから見たらお主なんて赤子と同じくらいじゃよ」
~学校~
男「というわけで、俺は赤子程度らしい」
友「結局俺にどうしてほしいの?」
男「結論を言うと、俺は座敷童さんが好きなんだよ」
友「霊とか妖怪の類を好きになるっていうお前もなかなかすごいな」
男「それで、どうしたら男として見てもらえるのかを伺いたい」
友「ふむ・・・?」
友「てかお前が生まれてからずっと一緒にいるんだろ?」
男「あぁ。俺のおむつも取り替えてくれてたらしい」
友「・・・それって自分の母親に恋愛感情を持つのに近いんじゃないか?」
男「・・・想像したら気持ち悪くなってきた」
友「・・・俺もだ」
男「てか座敷童さんと母親を一緒にするなよ!」
友「す、すまん」
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