◆高坂穂乃果 誕生日記念SS◆※漫画ベースに他のを取り入れた設定です。今回は普通の純愛。
穂乃果「も~海未ちゃんタイトル全然言ってないじゃん」プクー
海未「タイトルが悪いんです! なんですか、イチャイチャって」
穂乃果「幼馴染のリラックスいちゃいちゃ空間の方が良かったかな?」
海未「それも謎過ぎます!///」
穂乃果「タイトル通りだと思うんだけどなー」
海未「し、しかし、わざわざ宣言するようなことではないかと」
穂乃果「そこはほら、私の誕生日だし?」
海未「多分タイトルを見た八割の方が穂乃果のことを私が襲うと変換されてますよ」
穂乃果「不良被害なんだから気にしちゃ負けだよ」
海未「それを言うなら風評被害です」
穂乃果「穂乃果と海未ちゃんはお互い生まれる前からの幼馴染なんだから」
海未「そうですね、普通の幼馴染はことりと絵里がいますが生まれる前からですと私と穂乃果だけです」
穂乃果「だからお互いにお互いが惹かれて好きになったのも運命だよ♪」
海未「ハッキリと恥ずかしいことを断言しないでください///」
穂乃果「んー? 今にこちゃんが『あんた達も最低の展開になりなさいよ!』とか言ってる気がする」
海未「ああ、にこはこないだの誕生日に酷い目に遭ったそうですよ」
穂乃果「なるほどねー。でも私と海未ちゃんじゃ酷い目なんて遭う筈無いのにね」ニッコリ
海未「ええ、そうですね。根拠はありませんが断言出来ます」
穂乃果「絶対に遭う訳がないよ!」←推しメン
海未「無駄に後光が射すくらいに説得力が生まれました」
穂乃果「それに私達はにこちゃんと真姫ちゃんみたいに進んだ関係じゃないし」
海未「私達には私達のペースで、ですね」
穂乃果「これくらいで世界観と人間関係は把握出来たかな?」
海未「十分だと思いますよ」
穂乃果「それじゃあ、そろそろまったりとしたイチャイチャ始めようか」
海未「……はい///」
穂乃果「ほのぼのとしたイチャイチャだから期待しないでね」
海未「ほのうみ好き以外は害になるので読まない方がいいです」
穂乃果「読むのをヤメる箇所によっては手軽に読めるサイズだよ」
海未「一応言っておきます。私のポリシーは真姫と違って欲望を抑え、需要と評価を大事にする安定タイプです」ニッコリ
穂乃果「」
海未「フフフ」
絵里「」 本編スタート!
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──穂乃果の部屋 誕生日当日 午後一時半
穂乃果「えへへっ♪」
海未「もう、なんですかさっきからだらしのない顔をして」
穂乃果「だって誕生日って特別な日じゃない?」
海未「それは特別ですよ」
穂乃果「そんな特別な日に海未ちゃんとこうして過ごせてるのが嬉しいんだよ♪」
海未「いつも一緒に過ごしているではないですか」
穂乃果「そんな毎日の積み重ねの中で、無事十七年目を迎えたのが幸せなの!」
海未「穂乃果の方がお姉さんというのがちょっと癪ですが」クスッ
穂乃果「癪って酷いよー」
海未「でしたらもう少しお姉さんとしてやるべきことをやってください」
穂乃果「私がしっかりしたら海未ちゃんがお世話やけないでしょ」
海未「まるで私の為みたいに言わないでください」
穂乃果「今日くらいはそういう話はなし!」
海未「しょうがない人ですね」
穂乃果「六時のパーティーまでは人目を憚らないでイチャイチャするの」
海未「イチャイチャ///」
穂乃果「今日くらいはいっぱいキスしてもいいでしょ?」
海未「そ、そうですね。記念日ですから」
穂乃果「でもね、海未ちゃんが決めたことって大事だなって思ってるんだよ?」
海未「キスの制限の事ですか?」
穂乃果「うん。私って昔から他のこと省みずに没頭しちゃうタイプだから」
海未「誰よりも知ってますよ。振り回されてきたんですから」フフッ
穂乃果「どこでもしたくなって、きっとそれが原因で離れ離れにされちゃうと思うの」
海未「その可能性は十分にありました。だからこその制限です」
穂乃果「うん。私の事を大切に思ってくれてると思うから守れるんだよっ」
海未「それだけじゃありません」
穂乃果「え?」
海未「わ、私だって穂乃果とこれからもずっと一緒に居たいからです」カァァァ!
穂乃果「海未ちゃん♪」ムギュッ
海未「んっ」キュッ
穂乃果「ずっとずーっと一緒にイチャイチャしようね!」
海未「イチャイチャかどうかは別として、好き同士手を取り合って歩いて行きましょう」
穂乃果「目指すはにこちゃんと真姫ちゃん略してにこまきカップルだねぇ」
海未「いえ、あの二人を目標にしてはいけません。危険過ぎます」
穂乃果「こないだも部室で舌を絡めあってたよ」
海未「私はにこが真姫の背中にペンで何かを書いてるの見ましたよ」
穂乃果「本当に進んでるよね」
海未「あれが二人のペースならそれはそれで良いとは思いますが、場は弁えて欲しいものです」
穂乃果「んふっ。それよりもさー、頬擦りしてもいい?」
海未「構いませんよ///」
穂乃果「じゃあするね。す~りす~り♪」
海未「んっ……あっ」
穂乃果「海未ちゃんのほっぺたは柔らかさ120%だね!」
海未「穂乃果の方がっ、んぅ、柔らかいです」
穂乃果「えー、そんなことないよ」スリスリ
海未「んうっ、はうっ、気持ちいい」
穂乃果「いやぁ~腕と違ってほっぺたは筋肉つかないからいいよねぇ」
海未「ふふふっ。そうですね。お互い普通の子よりも固いですからね」
穂乃果「アイドル始めたくて勝手に暴走して、剣道止めちゃってごめんね」
海未「今更なんですか。……確かに、あの時は怒りました」
穂乃果「だよね」
海未「でも、そういう歴史があったから私と穂乃果の今がこうして繋がっているんです」スリスリ
穂乃果「ひゃうっ!」///
海未「相変わらず攻め一辺倒で攻め込まれると弱いですね」クスッ
穂乃果「それはだって、普段は余り海未ちゃんから甘えてくれないから」
海未「穂乃果に甘えてしまうと、どこまでもいってしまいそうで怖いんです」
穂乃果「それってダメなことかな?」
海未「駄目です。お互いの好きをセーブせずにいられるようになるのは」
穂乃果「大人になって自分で自分の生活を保てるようになったら、だよね?」
海未「ええ、それまでは我慢です」
穂乃果「もう少し穂乃果も我慢した方がいいのかな?」
海未「それは絶対に駄目です。そうなったら私から甘えてしまうじゃないですか」
穂乃果「海未ちゃん」
海未「今が一番いいバランスなんです」
穂乃果「えへへ」
海未「でも、今日は特別の日ですからセーブする気持ちを緩めちゃいますね」
穂乃果「うん! いっぱいお姉ちゃんに甘えていいからね」
海未「はい、穂乃果お姉ちゃん♪」
穂乃果「おぉ~! なんだか背筋がゾクゾクってしたよ」
海未「自分で言ったのではないですか」
穂乃果「実際に呼ばれるとは思わなくて」
海未「穂乃果お姉ちゃん。キスしたいです」
穂乃果「ぁ……うん」///
海未「穂乃果の十七歳のファーストキスを私からしてもいいですか?」
穂乃果「勿論。その方が嬉しいし」ニコッ
海未「十七年前の今日、生まれてきてくれてありがとうございました」
穂乃果「うんっ!」
海未「私は穂乃果が居てくれなかったらもっと暗い子になってたと思います」
穂乃果「そんなことないよ」
ほのうみ④
海未「そんなことあります。穂乃果にずっと救われてきました。ずっと好きでした」
穂乃果「私もずっと好きだったよ」
海未「でも、女の子として好きになったのは私の方が先ですよ?」
穂乃果「それはそうだけど」
海未「世間に顔向け出来ない愛ですが、それでもこの気持ちは揺るぎません。私は穂乃果を愛してます」
穂乃果「うんっ、うん!」
海未「今年も来年も、それこそお婆ちゃんになってもずっと一緒に誕生日を祝い合いたいです」
穂乃果「長生きしようねっ」
海未「その為にも嫌いなピーマンもきちんと食べられるようになってくださいね」
穂乃果「ゔぇぇぇ!」
海未「私が分からないように刻んで小さくして他の味で誤魔化しますから」
穂乃果「お母さんよりお母さんらしいけど、嬉しくないよ」
海未「私は穂乃果の掛け替えのない友であり、妹或いは姉であり、母であり、恋人ですから」
穂乃果「どこかで似た台詞を聞いたことあるんだけど」
海未「リサイクルの精神は必要です」キリッ!
穂乃果「海未ちゃんの大好きが伝わってくるからいいんだけど」
海未「さて、前置きが少々長くなってしまいましたね」
穂乃果「そうだよ。海未ちゃんって焦らすのが上手いよね」
海未「別に焦らしてる訳では……。心の準備をしていただけです」
穂乃果「じゃあ、もう十分だよね?」
海未「ええ。しかし、何度も言いますが剣道の試合より緊張します」
穂乃果「そんな緊張する海未ちゃんが穂乃果は大好きだよ」
海未「か、からかわないでください///」
穂乃果「からかってないよ。だって、真剣に私のことを愛してくれてるって伝わってくるから」
海未「真剣なんですから当然です」
穂乃果「そんな海未ちゃんだから穂乃果は愛してるんだよ」ニッコリ
海未「穂乃果。覚悟は出来ました。いいですか?」グイッ
穂乃果「うん、海未ちゃんを拒む魔法はMPが足りなくて常に使えないよ」
海未「ふふっ。では……いきますね。目を閉じてください」
穂乃果「うん」
海未「……ちゅ」
穂乃果「んっ」
海未「今日は特別ですから。まだです。ちゅっ、ちゅぅ、ちゅっ」
穂乃果「んぅっ、ちゅっ、ちゅっ」
海未「はぁ~。これだけで背中に尋常ではない汗を掻いてます」
穂乃果「もーっ、ムード台無しだよぉ」クスクスッ
海未「仕方ないじゃないですか。恥ずかしさで死にそうなんですから」
穂乃果「でも四回もキスしてくれたね♪」
海未「本当はもっとしたいんですけど……」////
穂乃果「大丈夫だよ。海未ちゃんがどれくらい頑張ってキスしてくれたのか私は知ってるから」ギュッ!
海未「あっ!」
穂乃果「(スンスン)海未ちゃんの汗の匂いたんの~♪」
海未「ひっ! 何を言ってるんですかっ!///」
穂乃果「えー。嫌がることないでしょ。私は海未ちゃんの汗の匂い好きなんだから」
海未「知ってますがやはり慣れるものではありません。汚いです」
穂乃果「汚くなんかないよ。いつか海未ちゃんの汗だって私が舐め取ってあげるんだから」
海未「いいですいいです! そんなことしなくても!」
穂乃果「大人になるまでの辛抱。我慢に我慢を重ねてるから初夜は凄いことになりそうだね♪」
海未「しょ、や?」プシュー
穂乃果「あぁっ、海未ちゃんから煙が!?」
海未「出ませんって。しかし、そうですね。いつかは訪れるんですよね」
穂乃果「その時はまずにこまきカップルにアドバイス貰おうね!」
海未「駄目です! あの二人に聞いたら1をやるところを25とか言うに決まってます」
穂乃果「そうだね。したいって思ったことをすればいっか」
海未「その時は絶対に部屋を暗くしてくださいね?」
穂乃果「でも、初めてで暗いと余計にやり難くないかな?」
海未「ゆっくり時間を掛ければいいではないですか」
穂乃果「いつもは頼りになるのに、こういうことになると海未ちゃんは本当に可愛いよね」
海未「穂乃果は怖くないんですか?」
穂乃果「そりゃ確かに怖くもあるけどね。でも、海未ちゃんとならどんなことでも乗り越えられるから」
海未「……穂乃果」
穂乃果「廃校問題だってそうだよ。海未ちゃんが居てくれるから、絶対に撤回させられるって信じてる」
海未「ええ、そうですね。穂乃果とならなんだって」
穂乃果「それにさ、真姫ちゃんならにこちゃんへの愛で女性同士でも赤ちゃん作れるようにしてくれそうだし」
海未「そんな、医学はそんな簡単にはいきませんよ」
穂乃果「可能性を感じたんだっ! だからきっと、いつか海未ちゃんに穂乃果の赤ちゃん産んでもらうんだ」
海未「私がお母さん役ですか?」
穂乃果「だって海未ちゃんの方が料理得意だし、優しいし、温かいし」
海未「最後のは関係ないと思いますが。穂乃果の赤ちゃん///」
穂乃果「男の子と女の子どっちがいいかな?」
海未「穂乃果の子ですからね、どちらでも嬉しいです。幸せです」
穂乃果「質問の答えになってないよー」
海未「そうですね……。女の子がいいです」
穂乃果「どうして?」
海未「自分が産んだ子だとしても、男の子にキスする穂乃果は見たくないので////」
穂乃果「息子に嫉妬するなんて海未ちゃんかぁわぁいい~♪」ギュゥー!
海未「んっ! 力が強いですよっ、穂乃果っ!」
穂乃果「ごめんごめん。だって嬉しかっただもん」
海未「もしも話なのに熱くなった自分が恥ずかしいです///」
穂乃果「もしもの話じゃないよ、未来の話だよ」
海未「その時はどうしましょうか? お互いまだ実家暮らしですが」
穂乃果「二人で暮らしてみたいけど、でも実家暮らしでもいいと思う」
海未「それですと一緒に暮らせないから寂しいです」
穂乃果「ユキちゃんは私と違ってクールだし、多分結婚願望もある筈だし。その頃には嫁いでるよ」
海未「何故そこで雪穂の名前が?」
穂乃果「鈍いなぁ~。つまりね、ユキちゃんの部屋に海未ちゃんが住めばいいんだよ」
海未「嫁いでなかった場合はどうするのですか?」
穂乃果「狭いけど私の部屋に一緒に住もう!」
海未「……はい」カァァァ
穂乃果「今度は私からキスしてもいい?」
海未「勿論です。穂乃果のキスを拒む術を習ったことがないので」
穂乃果「そんな術は一生習わせないから☆」
海未「ふふっ」
穂乃果「じゃあ、するね」
海未「はい」
穂乃果「んぅっ、ちゅぅ……んっ、ちゅー」///
海未「ぁんっ、ちゅっ……んん、ん、ちゅ」///
穂乃果「ぷはぁっ。えへへっ、やっぱりキスは緊張するね」
海未「ですが私はやはり、される方が好きです」ウルウル
穂乃果「私からキスされただけで涙ぐまないでよー」
海未「だって、嬉しいんですよ。幸せが溢れてしまうんです」
穂乃果「それからいつも言うけど、海未ちゃんキスする時に息止めるのやめようよ」
海未「キスをしながら息をするなんて無理ですっ!」
穂乃果「私ね、今日はいつもよりずーっと長いキスしてみたいんだけど」
海未「むっ、むむむ無理です!」プルプル
穂乃果「無理を無理じゃなくするにはリラックスだよね」
海未「それが出来ないからいつも息を止めるんじゃないですか」
穂乃果「穂乃果が膝枕してあげる。ほら、膝に頭を乗せて」ポンポン
海未「唐突に何を言ってるんですか!」
穂乃果「昔もしてあげたでしょ。ほら、絵里ちゃんがことりちゃんにやってるのを見てさ」
海未「あの時は無理やり穂乃果がしたんじゃないですか!」
穂乃果「だってして欲しいって海未ちゃんの顔に書いてあったんだもん。違ってた?」
海未「……いえ、確かに違わないんですけど。穂乃果はいつも強引過ぎます」
穂乃果「そんな穂乃果を好きになってくれたんだよね?」ニコッ
海未「卑怯過ぎます。それを言われたら何も言えなくなってしまいます」
穂乃果「卑怯でいいよ。だって、今の海未ちゃんの顔ってあの時と同じ顔してるんだもの」ニヤニヤ
海未「~~~っ!」カァァ!
穂乃果「二人きりの時はもう少しだけ肩の力抜いて欲しいなぁ」
海未「分かってはいるのですよ?」
穂乃果「カッコ良い海未ちゃんも当然好きだけどね、それ以上にダメなところを私は見てきたんだよ?」
海未「……」
穂乃果「だからさ、ありのままで良いんだよ。完璧な人なんて早々いないんだから」
海未「絵里が居るじゃないですか。容姿もスタイルも料理の腕も頭も全部上です」
穂乃果「絵里ちゃんみたいな人は特別だよ」
海未「怖いんです。もし、絵里が穂乃果を好きになったらと思うと」
穂乃果「海未ちゃんは昔から物事を悪い方向に考え過ぎだよ」
海未「あんな凄い幼馴染がいては普通はそう考えるのが普通です」
穂乃果「女子高だからって誰もが女の子を好きになる訳じゃないよ」
海未「でも、万が一がるかもしれないじゃないですか」
穂乃果「取り敢えず海未ちゃん! 頭を穂乃果の膝に乗せなさい!」ビシッ!
海未「わ、分かりました……。これで、いいですか?」ストン
穂乃果「よしよし」ナデナデ
海未「子ども扱いしないでください///」
穂乃果「穂乃果の想いだって海未ちゃんと同じなんだよ?」
海未「えっと?」
穂乃果「一生に一度の恋って思ってるってことだよ。じゃなかったら同性の告白を受け入れる訳ないでしょ」
海未「ほんと、ですか?」
穂乃果「海未ちゃんには私が他の方を見て走れるタイプだと思ってるの?」
海未「いいえ。前しか見えずに落とし穴に落ちるタイプだと思ってますよ」
穂乃果「あははっ。そうだよ、私は器用に余所見なんて出来るタイプじゃないの」
海未「分かってはいるんです。ですが、ふとした時に不安になってしまって」
穂乃果「気持ちは分かるけどねー」ナデナデ
海未「んぅ~」
穂乃果「曲作りのことで真姫ちゃんと話してる海未ちゃん見るとちょっと胸がざわっとするし」
海未「真姫にはにこっていう恋人がいます」
穂乃果「知ってるよ。こういう不安には理屈は通じないってことだよ。でしょ?」
海未「……そうですね。恋って人を臆病にするって言いますが、本当ですね」
穂乃果「心がまるで剥き出しにされてるみたいだよね」
海未「だからこそ、喜びや幸せも大きく感じられるんです」
穂乃果「不安に負けずに、現実に挫けず、剣道のように険しいね」
海未「そうですね。ですが、何度でも諦めずに挑戦し続けて結果を残してきた私達です」
穂乃果「うん、この想いだけは絶対に負けられない」
海未「二人になると結局この話になってしまいますね」フフッ
穂乃果「穂乃果は特別な時間の証だと思って好きだよ」
海未「はい、私も好きです。いつまでもこの気持ちを確認し合いましょうね」
穂乃果「うん! えへへっ。穂乃果の膝枕効果で素直になるね」ナデナデ
海未「///」
──穂乃果の部屋 午後三時半
穂乃果「誕生日でもおやつは変わらずの穂むら名物ほむまんだったねぇ」
海未「私は大好きですから美味しく頂きましたが」
穂乃果「私とお饅頭どっちが好き?」
海未「穂乃果です!」キッパリ!
穂乃果「即答だねっ♪」
海未「ええ、当然です」
穂乃果「リラックスしてきたところでキスしよっか♪」
海未「その前に歯磨きをしたいのですが」
穂乃果「じゃあ私が磨いてあげる!」
海未「え、穂乃果がですか?」キョトン
穂乃果「うん。にこちゃん達みたいに舌で歯をぺろぺろしてあげる」
海未「──」
穂乃果「あ、固まっちゃった」
海未「──何を言ってるんですか!」///
穂乃果「やっぱり一度はしてみたいし。穂乃果だって思春期なんだよ?」
海未「ああいうのはやはり大人になってからです」
穂乃果「一度だけだからー」
海未「気持ちよかったらどうするんですか」ポツリ
穂乃果「海未ちゃんと一緒に気持ち良くなれるなんて最高だよ!」
海未「だから駄目です。気持ち良いからまたしたくなる。繰り返す内に大胆になってにこまき現象になります」
穂乃果「節度を持って、だね」
海未「私だって時には穂乃果を抱き締めて無茶苦茶にしたいとか考えて悶々とする日もあるんですよ?」
穂乃果「え、本当?」ドキドキ
海未「嘘でこんな恥ずかしいこと言えませんよ」
穂乃果「そっかー。海未ちゃんもそういうこと考えてくれてるんだ。嬉しいな~♪」
海未「早く大人になりたいって思います」
穂乃果「悶々とする時はどうするの?」ワクワク
海未「そ、それ……は、そのぉ」
穂乃果「うんうん」
海未「穂乃果とすることを想像して、自分で触ったりしてしまいます」
穂乃果「海未ちゃんってそういうことしないと思ってた」
海未「しますよ。だって、穂乃果のこと大好きなんですから」////
穂乃果「私もしちゃうことあるよ。海未ちゃんのくれた写真見ながら」
海未「そう、ですか」カァァァ
穂乃果「恥ずかしいからこの話題はやめやめっ」
海未「それがいいです」
穂乃果「ということでキスしよう」
海未「でしたら歯磨きを──」
穂乃果「──歯磨きよりもキスが先だよ!」
海未「分かりました。言い出したら本当に聞かないんですから」ヤレヤレ
穂乃果「海未ちゃんは我がまま言われるの好きでしょ?」
海未「う……否定出来ません」
穂乃果「逆に私にも我がまま言って欲しいなぁ」
海未「努力します」
穂乃果「結果を期待してるよ! 結果が出せないとほっぺがおまんじゅうになっちゃうんだから♪」
海未「それは怖いですね」フフフ
穂乃果「じゃあ、するね?」
海未「はい、お願いします」
穂乃果「──ちゅっ」
海未「んっ、ちゅ」////
穂乃果(また海未ちゃんってば息止めてる。でも、そういう不器用なところが大好きっ)
海未(穂乃果の柔らかい唇。この瞬間はまるで私の全てを塗り替えていくみたいです)
穂乃果「はぁ~。えへへ」ニコッ
海未「あ、あの……」
穂乃果「ん?」
海未「もう一回キス、してください///」
穂乃果「ほっぺがお饅頭になるのが嫌なんだね」クスクスッ
海未「もう、穂乃果こそムードが台無しですよ?」
穂乃果「ごめんごめん。その代わり海未ちゃんみたいに三回キスするから許して」
海未「いっ、言わないでくださいっ!」
穂乃果「照れ屋さんな海未ちゃんが大好き。ん、ちゅぅっ」
海未「んんぅっ!」
穂乃果「頑張り屋さんな海未ちゃんが大好き。ちゅーっ」
海未「はぁうっ、んーっ」///
穂乃果「いつも傍にいて支えてくれる海未ちゃんが大好きだよっ。ちゅっ、ちゅぅ~!」
海未「ちゅ、ちゅぅーっ!」カァァァァ
穂乃果(唇越しに穂乃果のこの想いとドキドキが海未ちゃんに伝わりますように!)
海未(唇越しに私の穂乃果への想いが全部伝わりそうで怖いです。でもそれ以上に幸せです)
穂乃果「んふっ♪ 今日はキスパーティー☆」
海未「はぁはぁ……。恥ずかしすぎます」
穂乃果「最後のキスの時は海未ちゃんからも唇を前に押してくれたよね?」
海未「無意識です///」
穂乃果「無意識でもいいんだ。海未ちゃんが私を求めてくれたのが嬉しいよ」
海未「好きなんですから求めるのは当然じゃないですか」
穂乃果「そうなんだけど、やっぱり嬉しいし安心するんだよ~」ニッコリ
海未「冷房が効いてるのに汗をかいてしまいます」
穂乃果「あ、穂乃果が拭いてあげる~」フキフキ
海未「んぁっ」キュン
穂乃果「くすくすっ。額の汗拭いてるだけなのに海未ちゃんえっちな声出た」
海未「ち、ちちちちがいますっ」
穂乃果「私だけが聞ける海未ちゃんの素敵ボイス☆」フキフキ
海未「そうです、穂乃果以外にこんな声出ません」ポツリ
穂乃果「えへへ~♪」ニンマリ
海未「顔が蕩けてますよ?」
穂乃果「しょうがないでしょ。嬉しくて堪らないんだもん」
海未「……もう、しょうがない人ですね」クスッ
穂乃果「もう一度、ううん! たっくさんキスしてもいい?」
海未「ですから言ってるじゃないですか。穂乃果のキスを拒む術を持ち合わせていないと」
穂乃果「誰かがくるまで、ずっといっぱいキスしようね」
海未「今日だけですよ? 明日からはきちんと制限を守ってくださいね」
穂乃果「うん。海未ちゃんと幸せになる為に絶対守るから安心して」
海未「でしたら言うことはありません。……いっ、ぱいキスして、ください////」
穂乃果「うん!」
海未「その前に、改めて言わせてください。穂乃果、十七歳の誕生日おめでとうございます」 おしまい
ニコ「漫画設定がベースっていうのは珍しいニコ。アニメベースが多いのに」
真姫「漫画ならほのうみが結ばれても《誰も傷つかない》からでしょ」
ニコ「あっ、確かに☆ 漫画版はにこまきとほのうみが鉄板ニコ♪」
真姫「ニコちゃんに手玉に取られる私っていうのが納得いかないけどね」
ニコ「ニコには友達いるけど、マッキーには友達居ないっぽい設定だからねー♪」
真姫「……この真姫ちゃんがぼっち」ズーン
ニコ「しっかし、本当にほのうみは酷い目に遭わなかったわね」ムスッ
真姫「汚れ役はニコちゃんの持ち味だしね」
ニコ「にこぉ」シュン
真姫「冗談よ。きっとこの先のおまけでそれなりな目に遭うんじゃない?」
ニコ「だと良いんだけど。ほのうみよ不幸になれ~!」ムムムッ
真姫「この先の二人は別世界のほのうみということを認識してってことらしいわ」
ニコ「メタ発言とか《なんでもありな人だけ》進んで下さい。一個目は海未らしい寒さね」
真姫「綺麗なほのうみで終わりたい空気の読める人はさようなら。進む人無謀な方はいってらっしゃい」
ニコ「トラウマを作るがいいわ!」
真姫「それじゃあ、さっきの続きしましょうか。エロちゃん♪」フフッ
エロ「なんでカタカナ表記なのかと思ったら棒が二本多いわよ! エロじゃなくてニコよ!」クワッ!
おまけ ~ほのうみのディープキス・ややほのキチでちょっとお馬鹿な海未ちゃんの場合~
海未「ではディープキスというのをしましょう!」
穂乃果「が、学生の穂乃果達にはちょっとハードなんじゃないかな?」
海未「いえ、にこと真姫を見るに遅すぎると判断しました」
穂乃果「あの二人が異常なだけだと思うんだけど」
海未「何事も経験というではないですか。もし本気で嫌なら卒業するまで我慢すればいいんです」
穂乃果「そんなにディープキスしてみたいの?」
海未「舌入れたいです。ごほんっ、したいです!」キリッ!
穂乃果「うぅん、まぁ……いつかすることだし、いいのかなぁ」
海未「穂乃果の唾液飲みたいです!」
穂乃果「することで海未ちゃんの変態っぽい反応が落ち着くのであればいいかな」
海未「変態ではありません。相手を求める自然な心。《純愛》というやつです」
穂乃果「最近純愛という単語が信用出来なくなってるよ」
海未「真姫と違って私なら穂乃果のを直接飲めますよ!」
穂乃果「何の話!?」
海未「いえ、何の話か分かりませんがそんな気がしただけです」ニッコリ
穂乃果「そ、そう?」
海未「ディープキスしてて尿意を我慢できなくなったら言って下さい」
穂乃果「そんな風になる前にやめてトイレに行くよ!」
海未「……手錠が必要ですね」ポツリ
穂乃果「え、今何か怖い単語言わなかった!?」
海未「純愛《異常》なこと(しか)しませんよ」フフッ
穂乃果「今以上の発音がおかしくなかった?」
海未「さ、穂乃果。初めてで緊張してるのは理解してます。リラックスして全て私に任せて下さい」
穂乃果「任せたら人生が終わるような気がしてきた」
海未「穂乃果は私のことを愛していないのですか?」
穂乃果「愛してなかったら恋人同士にならないよ」
海未「でしたら、私を信じてください」
穂乃果「そうだよね。うん、信じる。ちょっと緊張してるみたい」
海未「一緒に初めてを捧げ合い、新しい世界を垣間見ましょう」
穂乃果「うん。あの……両手を握っててもらってもいいかな。指を絡めるやつで」///
海未「ええ、勿論です」ニコッ
穂乃果「ありがとう。これなら怖くないよ」キュッ
海未「では、いきます。この手を決して離さないでくださいね」キュッ
穂乃果「うん」
海未「……チュッ」
穂乃果「……ンッ!」
海未「ジュルッ、ンンッ、チュルルッ」
海未(これが穂乃果の口内! ねっとりとした唾液に吐息の熱さが私の舌を誘惑します!)
穂乃果「ンンゥ、ンック、ハァンッ」///
海未「チュウゥー、ンッンン……ジュルルッ、ゴクッ」
海未(触れただけで逃げる穂乃果の柔らか極上な舌。小さい頃の鬼ごっこを思い出します)
海未(しかし、あの時と違うのは恐ろしいくらいの色気でしょう。少し吸って唾液を御馳走になります)
穂乃果「チュッ、ン、ハァッ……ンンンッ!? ァアッ」
穂乃果(うっ、海未ちゃんが穂乃果の唾液を吸って飲んだ!?)カァァァ
海未(嗚呼。これはまるで天使達の歌うチャペルに降る魔法の聖水! 寿命が延びる気がします)
海未「ヂュルルルルッ!」
穂乃果「ンンーーーッ!?」
海未(思わず美味しくて穂乃果の口内の唾液を全て啜ってしまいました。商品化出来る美味さです)
海未(商品名は『今世紀最初で最後のほの水』とかどうでしょうか! 私はネーミングセンスまでバッチリですね♪)
海未(しかし一方的ではいけません。僭越ながら私の唾液を穂乃果に流し込みましょう)
海未「ジュブッ、ヂュプッ、ンーッ、ヂュブ」
穂乃果「アンッ、ンック、ゴクッ、ゴクゴクッ」
穂乃果(う、海未ちゃんが一杯唾液を流しこんでくるから思わず飲んじゃったよ!)////
海未(今穂乃果の体内で私の唾液が一つになって吸収されていってるんですね。これこそが愛の奇跡です)
海未(もっともっと飲ませたいし、もっともっと飲みたいです。ディープキス恐るべしですね)
穂乃果「うみちゃっ、んんっ、ふぁっ、ちゅーっ」
海未「ほのかぁ……ちゅっ、んぅ、ちゅちゅっ♪」
穂乃果(普通のキスと全然違って、もう訳がわからないよぉ)
海未「クチュ、ヂュッヂュ、ジュプリ」
穂乃果「ンハァッ、ンッンッ、ヂュチュッ」
海未(逃げていた穂乃果の舌をついに捕獲しました。口内の感触も最高でしたが、舌は究極的です)
海未(表面が少しざらっとしていますが、こんなにも柔らかくて。これは食べてしまいたくなりますね)
海未(舌の下側はヤバイくらいに柔らかいです! これは癖になります。世紀の発見かもしれません)
海未「ジュルルッ、んっ、ちゅっちゅ~っ♪」
穂乃果「ンンッ! ちゅっ、ぢゅる、っんぅ!」
海未(唾液を飲みながら舌を弄る。そして、たまに歯茎や歯もなぞることで柔らかさを更に堪能出来る!)
海未(こんな凄いのを知ってしまってはもう後戻り出来ません。いつか穂乃果と二人で……)
穂乃果「ふぁっ! ご、ごめん。はぁはぁ……っふぅ、もう、無理////」
海未「ぷはぁっ! はぁはぁ……す、すごいですね」
穂乃果「胸がすごいドキドキして、怖いくらいバクンバクンしてる」
海未「新世界の神になったみたいなインパクトがありましたね」
穂乃果「う、うん?」
海未「二人だけの新世界。それは、いいですね」ウットリ...
穂乃果「海未ちゃん?」
海未「お代わりいただきますね」
穂乃果「えぇっ!」///
海未「ちゅっ、ンヂュッ、チュルルッ、ゴクッ、ゴクゴク」
穂乃果「ふぁめぇっ、ンンッ、ひゃめっ、ンンーッ!」
海未(私は世界最高の果報者です。穂乃果の両親も雪穂も味わったことがない美液を堪能出来るのですから)
海未(飲む前の私よりずっと強くなれた気がします。唾液の中にミニほのかがいるからかもしれません)
海未「ンッフ、チュッ、チュチュ!」
穂乃果「ゴクン、チュ、チュルッ」
穂乃果(どうしよう、気持ちよくて泣きそう。泣いたら海未ちゃんにおかしな子だって思われちゃう)
海未(この溢れ出る気持ち。もはや私の中の何かが弾けそうです)
海未「はぁっ……はぁはぁ」
穂乃果「はぁはぁ~。穂乃果、気持ちよくて死んじゃいそうだよ」ウルウル
海未「んふふっ。私が死なせません。そうだ《幸せのウミミちゃん》というおまじないがあるそうです」
穂乃果「幸せのウミミちゃん?」
海未「ええ、一生離れない絆を得ることが出来るそうですよ。是非、やってみましょう」
その日、高坂穂乃果と園田海未は世界から消えた……。 チャンチャン★
ウミミ「この後、七人なのにμ'sであることに違和感を感じたスピリチュアルマスター希が二人を思い出します」
ウミミ「そして、残りのメンバーと一緒に海未の作り出した新世界へ乗り込みました」
ウミミ「襲ってくるミニうみみ達。その世界で死ぬと強制百合属性が発芽してしまうそうです」
ウミミ「果たして海未や穂乃果のいる場所まで辿り着けるのか? ……勿論、それはまた別のお話」
ウミミ「では次はやや悪女な穂乃果なんてどうでしょうか?」
ウミミ「二人きりばかりだとナンなので、ゲストはナンジョル──絵里です」
ウミミ「愛は人に魅せ付けてこそ、より一層激しく燃え上がるそうです」
ウミミ「解説役ながら巻き込まれてますので、これだけはほのうみだけではありません」
おまけ2 ~ほのうみえり・悪女的な穂乃果の場合~
絵里「えっと、ここって私達μ'sの部室よね?」
海未「そんな当たり前のことを訊くなんて、何かあったのですか?」
穂乃果「おかしなこと言ってるとかしこいじゃなくてポンコツって言われちゃうよ?」
絵里「海未の膝の上に抱っこされるように座ってる穂乃果に言われてもねぇ」
穂乃果「だってここが穂乃果の指定席だもん。海未ちゃんは穂乃果のなの!」
海未「分かってますから。ですが、人が居る時くらい隣でもいいのではないですか?」
穂乃果「やだやだ! 穂乃果はいつでも海未ちゃんの膝の上に座ってたいの」
海未「そういうことなので、申し訳ありません」
絵里「海未が謝ることじゃないわよ」
穂乃果「そうだ、ポンコツチカって言われない為にも、社会勉強にいいもの見せてあげる」
絵里「ポンコツ地下?」キョトン
穂乃果「これがね、大人同士のキスなんだよ。ヂュヂューッ! ンッ、チュルッ、ヂュッルルッ」
海未「ちょっと、穂乃果ぁ! 絵里の前でっ、ンンヂュッ! チュッ、ヂュル、ヂュッチュ」////
絵里「あなた達何をやってるのよ!!」カァァァァ!
穂乃果「唇をくっつけてる中で唾液をお互いの舌で混ぜあいながら飲み合うんだよ♪」
絵里「唾液を、舌でって///」
海未「穂乃果っ! 独り身の絵里には目に毒ですから」
穂乃果「ほら、絵里ちゃんって大人っぽいから付き合ったら直ぐにこういうこと求められると思うんだよ」
海未「確かに、そうかもしれませんね」
穂乃果「もしくは年下の子ならリードしてもらえるって夢見ると思うの!」
海未「それも否定出来ませんね」
穂乃果「だから、これも未来の絵里ちゃんの為だよ」ニコッ
絵里「待て待て待って! おかしいでしょう、その定義!」
海未「そういうことなら」
絵里「海未も何納得してるのよ! 冷静だった頃の海未はどこいったの!」
穂乃果「あははっ。絵里ちゃんは子どもだな~。愛の前に冷静なんて感情は存在しないんだよ」
絵里「だからって常識まで失くすってどうなのよ」
海未「絵里にも好きな人が出来ればこの気持ちが分かると思いますよ」ニッコリ
絵里「その子どもを見つめるお母様の微笑みはヤメて!」
穂乃果「もぅ、絵里ちゃんってば騒がしすぎだよ。騒ぐのはベッドの中でっていうのがエチケットだよ」
絵里「エチケットって、その単語が穂乃果の口から出てきたことが、私に大きな衝撃を与えたわよ」
穂乃果「しょうがない。海未ちゃんとのキスで静かにさせてあげる。んーっ」
海未「またですか!? ですから、人前ではっ!」
穂乃果「そんなこと言いながら、海未ちゃん悦んでるんでしょ?」
海未「そ、んなこと……ありませ、ん」カァァァ
穂乃果「絵里ちゃん。しっかり見ておくんだよ。唇と唇の間から混ざり合った唾液が零れる程の熱烈なキス」
絵里「私が居ない所でやりなさいよぉ!」///
穂乃果「海未ちゃん大好きだよ。ちゅっ、ちゅぶっ、ちゅちゅっ」
海未「穂乃果私も大好きですっ。んぅっ、ちゅぅっ、ちゅっちゅ」
絵里「二人共、夏の暑さで頭がおかしくなっちゃたの?」
穂乃果「クチュッ、ジュルッ、もっと激しく舌を、ンンッ、ヂュブヂュ」
海未「ンチュ、ァン、ヂュルッ、わかり、ました……ジュジューッ、ヂュブッ」
絵里「なんでキスしてるのにそんな変な水音とか出るのよ!」////
穂乃果「んふっ、ちゅっんぅ、はぁはぁ。ほら、垂らしてるよ。レロッレロ」
海未「ちゅぅ~、ごくっ、んっ、はぁ~。あんっ、穂乃果くすぐったいです」
絵里「口元から垂れた唾液を舐め取るなんて、おかしいでしょ!」
穂乃果「愛を知れば分かるんだけど、好きな人の唾液を汚いとか思えるのは愛を知らないうちだけだよ」
海未「そうですね。寧ろ、幸せですから」
絵里「だからって舐め取るなんて」
穂乃果「どんな部分でも舐められるのが愛なの」
絵里「そんな愛、認められないわ」
穂乃果「うーん、じゃあ次のはどうかなっ♪」ニッコリ
絵里「つ、次っていい加減にしなさいよ」ゴクン
穂乃果「絵里ちゃんはもっと近くで見て。海未ちゃん、両手でお椀を作って口の前に持ってきて」
海未「は、はい///」
穂乃果「絵里ちゃんに見せるから、飲んじゃ駄目だからね?」
絵里「飲むって今度は何するつもりよ」
穂乃果「んふっ♪ じゃあ、出すからね。ぢゅるっ、んんっ」ダラー
海未「穂乃果の唾液、とっても熱いです。空気が冷たく感じるくらいに」
絵里「何言ってるのよ、海未。空気が冷たいって、思いきり暑苦しいわよ」
穂乃果「ぢゅぢゅーっ。……ふぅ、見てよ絵里ちゃん。海未ちゃんの両手に穂乃果の唾液がたっぷり」
絵里「ばっちいわよ」
海未「何を言うんですか絵里! これ以上のご褒美なんて滅多にお目に掛かれませんよ」
穂乃果「海未ちゃん。舌でぺろぺろして飲んでいいよ」
海未「ありがとうございます! では、いただきます。チロッ、チュルッ、ゴクッ」
絵里「ハラショー。……本当に飲んでるし」
穂乃果「満足出来た? それとも絵里ちゃんがこんなに近くで見てるのに、お代わりしちゃう?」
海未「……お代わりが欲しいです///」
穂乃果「じゃあ今度は絵里ちゃん。さっきの海未ちゃんみたいに両手をお椀みたいにしてくれる?」
絵里「ちょっと! 私を巻き込むんじゃないわよっ!」
穂乃果「絵里ちゃんがしてくれないならお預けだよ、海未ちゃん」
海未「そんなっ! 絵里、後生ですからお願いします!」
絵里「そんなお願い聞けるわけないでしょ!」
海未「でしたら私にも考えがあります。私たちのキスを羨ましそうに見てた事を亜里沙に言いますよ?」
絵里「なんでここで亜里沙の名前を出すのよ。卑怯じゃない」
海未「穂乃果の唾液を飲めるのであれば、私は人類を敵に回したって構いません!」キリッ!
絵里「穂乃果の唾液にどれだけの中毒性があるっていうのよ!?」
穂乃果「絵里ちゃんだったら特別に飲ませてあげてもいいよ。お椀で海未ちゃんに飲ませてあげたら、だけど」
絵里「恋人の穂乃果がこんなこと言ってるわよ。正気に戻って『あなた最低です!』とか言いなさいよ」
海未「絵里、何を勘違いしてるんですか? 私は穂乃果のペットであって恋人なんて恐れ多い」
絵里「──は?」
穂乃果「本当は恋人同士になる筈だったんだけど、海未ちゃんってばペットにして欲しいってお願いしてきて」
海未「恥ずかしいから言わないで下さい。それにお願いさせたの間違いです!」
穂乃果「え、そうだったっけ?」ニッコリ
海未「そうです。青い首輪を付けてあんな風にされたら誰だってペットにして欲しいと言ってしまいます」
絵里「な、何をしてるのよ。あなた達はスクールアイドルなのに」
穂乃果「そういう世間体が強い絵里ちゃんがペットに堕ちていく過程とか胸がドキドキするねっ♪」
絵里「馬鹿じゃないの!? そんなことする訳ない、じゃない」
海未「でしたらどうしてその場から一歩も動かないのですか?」
絵里「だって、それは……」
穂乃果「海未ちゃん。そういうデカルチャーな発言はダメだよ」
海未「それを言うならデリカシーだと思います。そうですね、失言でした」
穂乃果「ほら、絵里ちゃんの身体は穂乃果の唾液が飲みたいって誘惑にもう負けてるんだから。お椀作って」
絵里「つ、作ればいいんでしょ!」カァァァ
海未「良かった。もしここで作らなかったら絵里を嫌いになるところでした」
絵里「こんなことで嫌わないでよ。……これでいい?」
穂乃果「海未ちゃんの手は普通の子より力強いけど、絵里ちゃんの手は白くて柔らかそうで指も長くて素敵だね」
絵里「こんな時に褒められても全然嬉しくないわ///」
海未「私の手は駄目ですか?」
穂乃果「海未ちゃんの手も大好きだよ。だって、この手の強さは海未ちゃんの歴史を刻んできた証なんだから」
海未「穂乃果っ」ウルッ
絵里「二人の世界作る前に早く終わらせてくれない?」
穂乃果「せっかちさんは嫌われちゃうよ。それとも、嫉妬しちゃったのかな~?」
絵里「嫉妬なんてする筈がないでしょ!」
海未「その否定的な言葉ももうすぐ聞けなくなると思うと可愛いものですね」
穂乃果「そうだね。じゃあ、二人を待たせちゃ悪いし。絵里ちゃんの綺麗な手の平に穂乃果の唾液を注いであげるね」
絵里「待ってなんか、ないわ」
穂乃果「ぢゅぶぶっ、じゅちゅっ」ダラー
絵里「ひゃうっ! 熱くて水より重くて……こんなありえない事なのに。今手の中に穂乃果の唾液があって」
海未「くすっ。混乱してる絵里というのも面白いですね」
穂乃果「首輪に裸でペット用水入れに牛乳入れたのを飲んでって言った時の海未ちゃんの反応が一番面白かったよ」
海未「だからそういう事は二人だけの秘密にしておいてください!」////
絵里「穂乃果にそんな性癖があっただなんて」
穂乃果「違うよ。全部海未ちゃんの為に考えて実行したんだもの」
海未「確かに嬉しかったですけど」
絵里「そんなことより早く海未、飲みなさいよ」
海未「穂乃果。飲んでもよろしいですか?」
穂乃果「うん。飲んでいいよっ」
海未「では、お代わり頂きます」
絵里「本当に飲むのね……」
海未「ペロッ、チロチロッ、ンンッ、ンックンック」
穂乃果「美味しそうに喉を鳴らして飲まれる感想はどうかな?」
絵里「変な気分、としか言いようがないわ」
穂乃果「嫌ではないよね?」
絵里「……嫌ではないわね」
海未「ゴクン、ンッグ、チロリッ、チュルッ」
穂乃果「一生懸命舌を出して飲む海未ちゃんって、可愛いよね?」
絵里「そうね。おかしい筈なのに、でも可愛い」
穂乃果「お腹が空いた赤ちゃんが、まるでおっぱいに吸い付いてるみたい」
海未「ゴクゴク、チューッ……。はぁ~。ご馳走様でした」ツヤツヤ
穂乃果「全部飲めたね。さぁ、今度は絵里ちゃんに飲ませてあげる約束だったね」
絵里「お願いだから待って。二人を見てて思考が変になってて、だからお椀なんか作って」
海未「言い訳なんて絵里らしくないですよ」
穂乃果「そうだよ。絵里ちゃんの今本当にやりたいことは?」
絵里「私の、本当にやりたいこと」
穂乃果「ここにはどんな絵里ちゃんでも受け入れる人しか居ないんだよ。言ってみて」ニッコリ
絵里「……私も穂乃果といけないことしてみたい」
穂乃果「だったら顔をもっと近づけて。ペットの海未ちゃんの前でファーストキスを奪ってあげる」
絵里「えぇっ!?」
穂乃果「唇を合わせてたっぷりと唾液を流し込んであげるねっ♪」
絵里「ファーストキスが海未のこんな目の前で。しかも相手が穂乃果だなんて」
海未「心のシャッターを押しておきますので、遠慮なくしてください」
穂乃果「緊張しなくて平気だからね。目を瞑って穂乃果を感じてくれれば良いだけだから」
絵里「えっと……。分かったわ」
穂乃果「絵里ちゃんが目を瞑ると、綺麗で整ってる長い睫毛が目につくね」
絵里「何言ってるのよ!」///
穂乃果「じゃあ、絵里ちゃんの初めて貰うよ」
絵里「もう、恥ずかしいんだから早くしなさいよね」
海未「……」ゴクリ
穂乃果「海未ちゃん。穂乃果が別の人とキスする所を目に焼き付けるんだよ」
海未「はいっ。任せて下さい!」
穂乃果「……ちゅっ、んっちゅ、ぢゅぷぶっ」
絵里「……ぁっ、ちゅっ、んぅっ、んんっ!?」ゴクゴク
海未「ファーストキスなのにいきなり舌と共に大量の唾液が絵里の口内に流し込まれているみたいです」
穂乃果「クチュ、ンッフ、ヂュプリ……んふぁ、ちゅーっ♪」
絵里「ンンッ、ゴクン、ゴクッ、……ハァハァ、ンファアッ、ンンンッ!」////
穂乃果「ぷはぁっ。どうだった、絵里ちゃん。ファーストキスと初めて飲む穂乃果の唾液」
絵里「はぁはぁっ、多すぎるわよ」
穂乃果「でも、全部残さずに飲めて偉いね。流石三年生。かしこいかわいいエリーチカ☆」
海未「ええ、立派なものでした。今のキスを見ても誰もファーストキスとは思わかったでしょうね」
絵里「そんなこと言われても、全然嬉しくないわよ///」
穂乃果「今日は絵里ちゃんにお泊りして、もう一つの初めても経験させてあげるね」
海未「絵里の家ということは亜里沙も居ますね」
穂乃果「じゃあ、絵里ちゃんの初めては妹の亜里沙ちゃんの目の前でしてあげよう!」
絵里「待ってよ。こんな危ない関係に亜里沙を巻き込まないで」
穂乃果「だ~めだよ、絵里ちゃん。ペットが飼い主に噛み付くなんて」
海未「そうですよ。穂乃果の言葉は絶対です!」
穂乃果「亜里沙ちゃんは海未ちゃんに懐いてるみたいだったよね」
海未「そうですね。メイド喫茶では一緒に写真を頼まれましたし」
絵里「だから待ってってば!」
穂乃果「ちゅっ、んちゅ、ぢゅちゅ」
絵里「んちゅっ、ふぁあっ、んくっ」
穂乃果「飼い主に噛み付いちゃダメって言ったでしょ?」
絵里「はぁっ……はぁはぁ。キス、気持ち良過ぎる」
穂乃果「海未ちゃんは亜里沙ちゃんを軽く気持ちよくしてね。絵里ちゃんの次に亜里沙ちゃんペットにするから」
海未「分かりました。でも、私にもきちんと」
穂乃果「大丈夫だよ。夜は長いんだから。たっぷり可愛がってあげるよ。絵里ちゃん、いいよね?」
絵里「亜里沙ごめんね。お姉ちゃん……穂乃果のペットになっちゃったの」
穂乃果「う~みちゃん♪ ちゅぅぅ~っ」
海未「んふぁっ、穂乃果ぁ。ちゅうぅ~」
穂乃果「海未ちゃんは一番のペットだから、一番可愛がってあげるからね」
その日の絢瀬家は朝になるまで嬌声が途切れることはなかった。 チャンチャン★
ウミミ「この後、ペットを増やし続けるカリスマリーダー穂乃果」
ウミミ「それを拒む為に部長であるにこと恋人の真姫が立ち向かった」
ウミミ「壮絶なる戦いは三日三晩続いたとも、三時間で終わったとも伝えられています」
ウミミ「結果だけ告げると、穂乃果がみんなのペットとしてどこかの地下室に監禁されたようです」
ウミミ「計画性のないハーレムは駄目という一つの一例」
──最後の門 ~ウミミちゃんの正体~
ウミミ「ここから先は《洒落の分かる心の広い変態紳士》のみ通行可能です」
ウミミ「ある意味方向性がおかしなX指定かもしれません。誰得なのかと叫びたくなる内容」
ウミミ「穂乃果推しの方は読む絶対駄目。海未推しの方はメンタル強そうなので大丈夫かなと」
ウミミ「ということらしいです。では、私とはここでお別れです」
なんと、ウミミちゃんの正体はこの先に居る変態海未の良心だったのです。
身体から追い出されて尚、普通のラブライバーの心を守るべく存在していました。
ですが、既に限界を迎えていたようです。
ウミミ「《読んで後悔するより、読まない安全》 私が言い残せる最後の真理」ニッコリ
光に包まれ、次の瞬間にはウミミちゃんの姿はもうそこにはありませんでした。
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「私と同じく、穂乃果も誕生日に最低を味わうがいいにこ~」
悪の魔法使いの声に従う場合のみ進んで下さい……。 後悔、しますよ?
※設定:穂乃果と海未は相思相愛で恋人同士。心身ともに結ばれてある状態で描写はなし。ストーリーなんてない!
!! 海未変態化マックス注意 !!
おまけファイナル【誕生日なのにほのうみ最低SS(にこまきより酷い)】※R18
──8月3日 園田家 お風呂場
穂乃果「はぁんっ! だめっ、うみちゃんっ、穂乃果っまたきちゃうっ!」
海未「また、イってしまうのですか?」クチュクチュ
穂乃果「ひゃああっ、もっもう、ムリっだからっ、指とめて」
海未「三回も連続でイこうなんて穂乃果はエッチですね」
穂乃果「んっ、ううぅっ、はぁはぁっ、もぅダメだからっ」
海未「大丈夫です。穂乃果はもう無理や駄目と言い出してからそこそこ耐えますから」ニッコリ
穂乃果「うみちゃんのおにっ、ひゃん、ああぁぁっ、まっ、んんぅ、はぅっ」////
海未「普段はエッチなんて知らないというような健全元気な穂乃果が、裏ではこんな淫らな女の顔を浮かべてる」
穂乃果「はぁうんっ、あんんっ、うみちゃんのせいでしょ!」
海未「やはり耐えますね。では穂乃果の好きな左胸を吸ってあげますね」
穂乃果「待って、ホントにイっちゃうから~」
海未「穂乃果の可愛い乳首は自己主張してますよ。周りがキスマークだらけですね」クスッ
穂乃果「うみちゃんのあぁっ、んっ、くぅぅ、身体だってキスマーク、んんんぅ!」
海未「若干赤くなってるいちごを頂きます。はむっ……ぢゅぶぶぶっ!」
穂乃果「はぁはぁ、ずっとしてれば赤くも、ひゃっ……んぁぁああっ!」ゾクゾク
海未「んふっ。チュヂュー、ジュプッ、プチュッ」
穂乃果「だめっ、ああっ、ああぁぁぁっ!」
海未「いいのですよ。我慢せず三連続でイクような淫乱だって証明してくれて」グチュリ
穂乃果「穂乃果はそんっな、はあぁっ、ひゃあああっ! ちがっ、んくぅ、はぁはぁっ」
海未「いいえ、穂乃果は淫乱です。今の顔を他のメンバーが見たらどう思うでしょうか?」
穂乃果「ひゃあ、っんんぅ、はぁっ、見られないもんっ」
海未「潔癖な部分がありそうな真姫と絵里は軽蔑するでしょうね」
穂乃果「やぁぁっ! ちがうのっ、ほのかはいんらんじゃ、ああんっ」
海未「感じながら言ってもまるで説得力ありませんよ?」フフッ
穂乃果「やだやだやだぁっ、んはぁっ、あっああっ、んぅーっ」
海未「純粋な一年生二人の花陽と凛が見たら……。今後穂乃果に話掛ける時は目を合わせてはくれないでしょうね」
穂乃果「あああっ、ひゃううっ、そんなことないもん。花陽ちゃんも、凛ちゃんもっ、んぐっ、はぁはんっ、ぅん」
海未(にこと希は……駄目ですね。反応が全く想像つきません。にこは意外と心が強いし、希は女神級ですし)
海未「もしことりがこっそりと覗いていたらどう思いますか? 幼馴染二人がいやらしくえっちしているんです」
穂乃果「だめぇぇっ! こっとりちゃんは、見ちゃだめっ! あぁぁあっ!」
海未「声がいい具合に掠れてきましたよ。甲高くなる一段目も好きですが、喘ぎ過ぎて声が掠れる今の方が私好みです」
穂乃果「んあぁぁっ! もうっもう、ホントだめっ。きちゃうっ!」
海未「では、再び穂の苺にキスしてあげます。ちゅっ、んぅ~、ちゅぷり」
穂乃果「ああっあんぅ、うみちゃんっ、うみちゃぁああん!」
海未「ヂュヂューッ! イって下さい。愛してますよ、穂乃果。ちゅっちゅぅ~っ!」
穂乃果「んあああぁっ、うみちゃっ! あああぁぁぁぁぁぁっっ!!」ビクンビクッ
海未「この瞬間の穂乃果の顔が一番素敵です。羞恥と快楽の混ざり合いに未だ戸惑いがあるところが更に魅力的ですね」
穂乃果「はぁぁっ、んんっ、はぁっはぁあっ、はぁはぁはぁ~」
海未「お疲れ様でした。誕生日ということで三回連続という初の快挙でしたね」
穂乃果「はぁはぁ~はぁっ、はぁぁ」
海未「相当疲れてるみたいですね。穂乃果、腰は抜けたりしてませんか?」
穂乃果「はぁっ、んっ……ちょっと、じぶんじゃっ、はぁはぁ、たてそうにないや」
海未「そうですか」ニッコリ
穂乃果「はぁはぁ……ふぅ~。そ、それより穂乃果、ちょっとおトイレに行きたくなっちゃったから、肩貸してくれない?」
海未「計画通り!」ニタァ
穂乃果「へ?」
海未「自分で何度も飲んで確認していましたが、完璧のようですね」
穂乃果「何の話? それより穂乃果はおトイレ行きたいんだけど」
海未「穂乃果が今御手洗いに行きたいのは事前に飲んだお茶に利尿剤が入ってたからです」
穂乃果「──え?」
海未「丁度三回イクくらいで効き出すように調整したんです」
穂乃果「な、なんでそんなことを?」
海未「とある鳥の一種にですね、雄が雌に向かっておしっこを掛けるプロポーズがあるそうです」
穂乃果「そんなこと今はどうでもいいよ!」
海未「ふふっ。穂乃果は本当に鈍いですね。つまりですね」
穂乃果「つまり?」
海未「穂乃果のおしっこを浴びながら飲みたいということです!」
穂乃果「えぇっ!? それって完全に変態だよ?」
海未「恋する二人は変態に向かうのが正常です」
穂乃果「言葉がおかしいからっ」
海未「穂乃果にプロポーズされたいんです。だから、飲ませてもらいます」
穂乃果「いいいいやだよ!」プルプル
海未「大丈夫ですよ。我慢できなくて自分の意思とは別におしっこは出てしまいます」
穂乃果「知的な海未ちゃんが変態に走ったら穂乃果この先絶対に止められないよ!」
海未「いつまでも止まらない二人でありたいものです」
穂乃果「あぁっ、叫んでたら下半身の我慢がっ」
海未「穂乃果の大事な部分の前に顔をっと。特等席ですね」グイッ
穂乃果「やだやだっ! 本気でこれは嫌だよ、海未ちゃんっ!」ウルウル
海未「アイドルの恥は掻き捨てって言います。安心してください」
穂乃果「アイドル関係ないよっ。ただの変態カップルだよ」
海未「では僭越ながら尿道の方を指で突っつきましょう」ツンツン
穂乃果「ひゃぁうっ!」ビクッ
海未「指先一つでこの感度。本当に淫乱穂乃果ですね」
穂乃果「さっきイったばかりだからだよ!!」
海未「こうしてるだけでおしっこは目の前ですね」ツンッ
穂乃果「ひぃっ! ほ、本当にこれだけは勘弁してよぉ」
海未「問答無用。トドメです。ラブアローシュート♪」ビシッ!
穂乃果「──あぁぁっ!」チョロロロ...
海未「熱いです。これが穂乃果のおしっこ。んっぐ、ごくっ」
穂乃果「海未ちゃんのばかぁぁぁ!」ジャー...
海未「私は今穂乃果にプロポんぶっ、ごほごほっ、ごくごくっ、んっ」
穂乃果「止まらない、全然止まらないよぉっ」ジョロロロ...
海未「ゴクゴクン……ああっ、私今最高に幸せですよー!」
穂乃果「私は17歳最初の日に一番の不幸味わってるよ!」ジョロロ...
海未「おしっこの匂いとこの味は妙に癖になりそうです。んんっ、ごくりっ」
穂乃果「海未ちゃんがこんな変態になるなんて思わなかった」チョロロロ...
海未「あぁっ! ……幸せはいつも刹那に通り過ぎてしまうんですね」
穂乃果「おしっこ塗れでそんな事言ってもギャグにしか思えないよ、この変態海未ちゃん!」
海未「変態とはなんですか! 私はただ穂乃果にプロポーズされたかっただけなんですよ?」
穂乃果「だったらさっきの鳥の話に戻るけど、おしっこを掛けるのがプロポーズなんでしょ?」
海未「ええ、そうです。嘘ではありません」
穂乃果「飲む必要ないでしょう!」
海未「あっ……これは盲点でしたね」クスッ
穂乃果「笑い事じゃないよ! おしっこ臭いし、恥ずかしいし、変態だし!」
海未「美味しいとは別の感情ですが、お腹の中から温かくなれました」
穂乃果「これで美味しいとか言われたら穂乃果本気で別れることを悩むところだった」
海未「それでですね。穂乃果、私達は女同士です」
穂乃果「今更何言ってるの」
海未「ええ、ですから今度は私が雄役になろうと思います」ニッコリ
穂乃果「は?」
海未「ですから、穂乃果が──よっと、こうして寝かせてですね」
穂乃果「待って、さっきよりも嫌な予感がビンビンなんだけど!」
海未「大丈夫です。穂乃果程出ないと思いますから」
穂乃果「いやいやいや! そういう問題じゃないよ!」
海未「穂乃果は私のおしっこを飲みたくないのですか?」
穂乃果「あたりまえでしょ! 海未ちゃん、冷静になって常識を思い出して」
海未「分かりました」
穂乃果「良かったぁ」
海未「私のおしっこ飲ませるぞーっ♪」バァン♪
穂乃果「アイドル化してどうするの!?」
海未「今の私はアイドルのウミミちゃんなので常識なんてありません!」
穂乃果「開き直ってどうするのっ」
海未「えぇい! 今日は穂乃果の誕生日なんです。その穂乃果にプロポーズしないなんて園田海未失格です」
穂乃果「……はぁ~。もういいよ。飲めばいいんでしょ」
海未「いいんですか?」パァァ
穂乃果「思えば今までずっと海未ちゃんは穂乃果の我がままを聞いてくれる側で、我がまま言ってこなかったもんね」
海未「穂乃果」
穂乃果「いくら大好きな海未ちゃんとはいえ抵抗あるけど、でも飲んであげる。愛してるからだからね?」
海未「勿論です。私だって穂乃果が好き過ぎておかしくならなければこんなことしません」
穂乃果「自覚ある分達が悪い場合ってあるんだねぇ」
海未「では、穂乃果の顔の上に跨らせてもらいますね」
穂乃果「どうぞ」
海未「……自分がするのと違って、好きな人以外には見せることない場所をこうして顔の上に////」
穂乃果「おしっこ塗れで恥ずかしがられても言葉がないよ!」
海未「は、恥ずかしいのは本当です」カァァ
穂乃果「海未ちゃんはいつもギャップが激しいよね」
海未「勢いで進んでいるうちはいいのですが、冷静になると恥ずかしさが」
穂乃果「穂乃果に大事な部分を見せるのが恥ずかしいって言うのは、愛が足りない証拠だよ」
海未「なっ! そんなことありません。ありえません!」
穂乃果「だったら穂乃果の顔の上に跨いで見せなよ。おしっこ飲ませるんでしょ?」
海未「冷静になると変態としか言えない行為。でも、ここで冷静になるのは園田海未失格!」キリッ!
穂乃果「いや、穂乃果はヤメてくれた方が助かるんだけど」
海未「嫌よ嫌よは大歓喜というやつですね」
穂乃果「だいかんき?」
海未「ではプロポーズの為の一歩を踏み出させてもらいます!」
穂乃果「海未ちゃんのやる気スイッチが入っちゃったねぇ」
海未「この場合は膝を穂乃果の腋の下辺りに下ろせばいいんですよね?」
穂乃果「穂乃果に訊かないでよ。……でも、そうじゃないかな?」
海未「はしたない女だと思わないでくださいね?」
穂乃果「今更過ぎだよ。安心して、変な部分も全部ひっくるめて穂乃果は海未ちゃんが好きだから」
海未「穂乃果」ゾクッ
穂乃果「だから、遠慮しないで」
海未「ええ。感動で催してきました」
穂乃果「さいて──ほら、早く穂乃果の顔の上に跨って」
海未「今何か言いかけませんでしたか?」
穂乃果「ふぁいとだよ!」
海未「はい! では、失礼して……よっと、こんな風に上から穂乃果の顔を見下ろす日が来るとは思いませんでした」
穂乃果「海未ちゃん。おしっこの前にもう濡れてるよ」
海未「ちっちがいます! これっ、これは穂乃果の感じている声を聞いて濡れただけです」
穂乃果「そういうことにしておいてあげる」
海未「そ、それでは穂乃果っ。私からのプロポーズを受け取って下さい///」
穂乃果「早まったかもと思うけど、いいよきて」
海未「穂乃果愛してます。誰にも渡しません。ずっと守ってみせます!」プシャー
穂乃果「んぷっ! 目に入って痛っ、それに熱くって、んぶぶっ!」
海未「嗚呼、苦しむ穂乃果も美しいです」ジョー
穂乃果「ん、っごほっ、ごくっごくっ。けほけほっ、んぷっ、げほっ」
海未「飲んだり咳き込んだり忙しい人ですね。幼い頃の穂乃果を思い出させます」ジョロロロ
穂乃果「これ体勢が悪すぎっ、ゴクゴクゴク……げっほ、うっぷ」
海未「せっかく口に入れたおしっこを吐き出したら勿体無いではないですか」ジョロロ
穂乃果「ンッグンック、ゴクッゴクン……臭いし、熱いし、目が痛いよっ」
海未「頑張ってください。私が付いてます」チョロロ...
穂乃果「ゴックン……海未ちゃんの所為なんだけどね! あぁ~もう、目が痛くて開けられないよ」
海未「それは大変です。私がぺろぺろしてあげましょう」
穂乃果「自分で出したおしっこ舐めることになるんだよ?」
海未「穂乃果の顔に触れた時点でもはや穂乃果のおしっこと同じです!」キッパリ!
穂乃果「……今、謎の感動を味わったよ」
海未「ふふふっ。それに二人しておしっこ塗れです。今更じゃないですか」
穂乃果「そうだねっ♪」
海未「暫くこのままイチャイチャしてましょう」
穂乃果「って、絶対に嫌だよ。アンモニア臭が凄いもん」
海未「いいではないですか。エデンの園はきっとこんな香りがしていた筈です」
穂乃果「そんな訳ないよ!」
海未「いえ、ここが言わば私と穂乃果の二人だけのエデン」
穂乃果「こんなおしっこ塗れじゃなければ嬉しかった台詞ありがとう」
海未「褒められると照れてしまいます」
穂乃果「ねぇ、海未ちゃん。今日は穂乃果の誕生日なんだよ?」
海未「はい、そうですね。夜は皆でパーティーですから、流石に夜までずっとこうして居られませんが」
穂乃果「…………はぁ~。海未ちゃん、愛してるよー」
海未「棒読みなのが気になりますが、勿論私も愛してます」
穂乃果「愛って時に重いって言葉を実感した、十七歳になった高坂穂乃果でした」 ハッピー(?)ライフ♪
穂乃果「ほむぅ」
海未「穂乃果。いくら使ったところでその鳴き声は流行りません」
穂乃果「うぅ~! どうして誕生日なのにこんな酷い目に遭うの?」←《元》推しメン
海未「大人の事情です。二期二巻の発売日より遅い誕生日だったことを恨んでください」
穂乃果「にこちゃん真姫ちゃんより扱い酷い」
海未「ある意味誕生日SSの一つの歴史に名を刻んだのではないでしょうか?」キラキラ
穂乃果「刻まないよっ!」
海未「誰かきっと『穂乃果の誕生日=飲尿』というトラウマが根付いた筈です」
穂乃果「最悪だよ。そもそも最初に海未ちゃん、ポリシーは欲望を抑えとか言ってたじゃん」
海未「欲望と愛情は似て異なるもの。今回は完全に愛情です。これもまた一つの《純愛》」
穂乃果「にこちゃんが純愛って単語が嫌いになった意味が分かったよ!」
海未「そう怒らなくてもいいじゃないですか」
穂乃果「怒りたくもなるよ!!」
海未「そういえば……来月はことりの誕生日ですね」
穂乃果「ことりちゃんは被害に遭わせないからね!」キッ!
海未「まぁ、そうですね。ことりは純真無垢な存在であって欲しいですから」
穂乃果「穂乃果も純真無垢でいたかったなぁ」トホホ...
海未「いいではないですか。青春時代だからこそ出来るプレイの一種だと私は考えます」
穂乃果「普通なら一生しなくていいプレイだよ!」
海未「私と穂乃果は女性同士。普通でない関係だからこそ、特別なことをして安心したいんです」
穂乃果「……海未ちゃん」
海未「もし、それで穂乃果を傷つけてしまうというのであれば、私は潔く身を引きます」
穂乃果「そんな必要ないよ! 今回はちょっと初めてだったから混乱してただけで、大丈夫だから!」
海未「無理、してないですか?」
穂乃果「してないしてない!」
海未「ずっと隣を歩いていていいですか?」
穂乃果「勿論だよっ♪」ニッコリ
海未「ありがとうございます」ニコリ
穂乃果「一生一緒にいてね。この先ずっと、いつまでも」
海未「勿論です。穂乃果の隣を他の誰かに譲るなんて考えられません。一生一緒です」 おしまい
にこ(あれだけのことをしておいて、本物の純愛作っぽく締めるとか卑怯よ!)
真姫(かなり強引だけどね。少女漫画のレイプからゴールインみたいな)
にこ(ぐぬぬ!)
真姫(それよりにこちゃん。カッカッして喉渇いたんじゃない?)
にこ(え、そうね。確かに喉渇いたわね)
真姫(そう、喉乾いたんだー。だったら飲んでみる?)
真姫(……その、あれよ。私のおしっこ////)
にこ(ヴェェェェ!///)
真姫(そ、それで。どうするの?)グイッ
にこ(……あっちに裏路地があるから行きましょう///) ほのうみ《純愛》エンド★
ほむぅかわいい
おつー
ラブライブSSはキチに走る傾向が強いからみんなキチ耐性あるよ!多分きっと!
いい純愛だった
おつ
乙
まだ続くよね?
なんか痛いSSのコピペ思い出した
今もこういう書き方のSSあるんだな
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