にこ「……」
ムスーッ
真姫「……」
にこ「……」
ムスゥゥゥゥー
真姫「……ねぇ、そのムスーってするのやめてくれない?」
にこ「してないわよっ!!」
ムスススゥゥゥゥゥーッ
真姫「いや、してるし…」
にこ「むぅー……」
ムスーーッ
真姫「……悪かったわよ、私が」
にこ「べーーつにーーっ!! 真姫ちゃんだけお誕生日プレゼントくれなかったことなんか全っ然っ気にしてないし!?」
真姫「ごめんなさい……本当に」
にこ「だから全ッッ然ッッ気にしてないって言ってるでしょッッ!!」
ムスゥゥゥゥゥーーッ
真姫(完全に忘れてたわ……。サプライズ的に実は用意してましたーってオチじゃないのよね、ガチで)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406027513
期待
してない
にこっちの誕生日なのにあまりスレを見ない
期待
はよ
にこ「皆、ニコの為に盛大な誕生日パーリィー開いてくれて嬉しかったなぁ~! プレゼントも心が込もっててっていうかぁ~? ニコのことを想ってくれてっていうかぁ~?」
真姫「……」
にこ「あれあれ~? そういえば一人だけなぁーーーーんにも用意してきてくれてなかった子がいた気がしたニコ~??」
チラッ
真姫「ほ、本当にごめんね……ごめんなさい…」
にこ「だから気にしてないってッッ!!!!」
ムススススゥゥゥゥゥーーーーッッ
真姫「……」
にこ「穂乃果はお饅頭くれたし~、花陽は塩むすびくれたし~、凛はカップ焼きそばくれたし~」
チラッ
真姫「ラーメンじゃないのね…」
真姫(食べ物だと喜んで機嫌直してくれるのかしら…? あ、確か…)
ゴソゴソ
真姫「ほ、ほら…っ、あげるわ……ハッピーバースデー」
にこ「は……? グミ? しかも封開いてて……食べかけとか…、馬鹿にしてるの?」
真姫(……まぁ、そりゃそうなるわね)
にこ「やっぱりこういう日に仲間が傍にいてくれるって感動しちゃうわよね~! 皆、ニコのことだぁーいすきなんだから~! ……一人を除いては」
ムスゥゥゥゥゥーー
真姫「……ごめん」
にこ「海未とか、ニコが一刻も早くアイドルになれる為に練習メニュー考えてプレゼントしてくれたりして~! ちょっと愛情の分量間違えちゃったのかなぁ~? とてもじゃないけど五体満足でいられるメニューじゃなかったけど~」
にこ「絵里なんか、こーーーーんなに沢山の本をくれたのよ~? ニコには読めなかったから日本語で書かれたモノじゃないと思うけど、文字がまん丸くてクルクルしてて可愛い~~♪」
真姫(要するには何でもいいのかしら…?)
にこ「ニコ幸せすぎておかしくなっちゃうぅぅぅ~~!!」
チラッ
真姫「プ、プレゼントくらい用意してるわよ…。今日はたまたま家に忘れちゃったけど…」
にこ「ふーん……で、ちなみに何?」
ムスーーッ
真姫「え? あっ、えっと……何だったっけ……忘れちゃったわ…」
にこ「はぁぁぁぁぁーーーー、ですよねーー? まぁ全然全く微塵も期待してなんかなかったけどーーーー」
ムススススススススッッッッ
真姫「だからそのムスムスやめてって!! 何回も謝ってるでしょ!!」
にこ「……」
ムスッ
真姫「な、何よ…」
にこ「そっかぁー、ふんふんなるほどー、そうなんだぁー」
真姫「……?」
にこ「誕生日にお説教するんだ~? プレゼントくれない挙げ句、お説教されるんだぁ~…」
真姫「そ、それはニコちゃんがっ」
にこ「可哀想なニコ……お誕生日に叱られるなんて、ニコは生まれてくるべきじゃなかったのね……」
真姫「そんなこと言ってな」
にこ「あ、もしかして皆から祝福されてるニコを妬んでこんな意地悪を…? やぁぁぁんっ、ニコってスーパーらぶニコ悲劇のヒロイン~~っ!!」
真姫(こっちが下手に出てれば調子に乗ってっ…)
にこ「でも大丈夫! ニコには、ことりから貰ったアルパカの毛皮のふわふわストールと希から貰ったよくわかんない数珠があるから…っ、ニコを苛める悪どい魔女なんか全然怖くな」
真姫「誰が魔女よっ!!」
モフッ!! ジャラジャラッ!!
にこ「あっ…」
真姫(毛皮が床に落ちて埃まみれに…、数珠も衝撃でバラバラになっちゃった…)
にこ「あっ…うぅ…っ、うわぁぁぁぁぁぁんっっ!!」
真姫「ご、ごめんなさいっ! 今だけは私が全部悪いわ!」
真姫「はい、これで全部よ。落としたりしないように鞄の中にしまっておいた方がいいわね」
にこ「……」
コクッ
真姫「鞄開けるわよ?」
にこ「……」
コクッ
真姫(黙ってれば可愛いのに……。まぁ、今日くらい好きにさせてあげましょう)
にこ「ていうかホントにあり得ないよね~~!! 同じ部活の大先輩の誕生日忘れてるなんて~!! あの凛や穂乃果ですらちゃんと覚えててくれたのに~~」
真姫(我慢よ、我慢……)
にこ「真姫ちゃんにとってニコはそれくらいちっぽけな存在だったのね~~!! そこら辺の虫けら以下? 空気的存在? むしろ存在してない方が良かったのかしら~」
真姫「そんなわけないでしょっ!! ニコちゃんの馬鹿っ!!」
にこ「またお説教? やっぱり真姫ちゃんってば」
真姫「そうよ、説教してやるわよ!! そんなこと言うニコちゃんなんて大嫌いっ!!」
にこ「な、何よっ、真姫ちゃんのばかばかっ!!」
真姫「ニコちゃんの方が馬鹿よっ! 大馬鹿よっ!!」
にこ「ばかばかばかばかばかばかーっ!!」
真姫「馬鹿って言う方が馬鹿なのよ!! お馬鹿ニコちゃん!!」
にこ「なら真姫ちゃんの方がばかだもんっ!! べぇーっ!!」
真姫「ヴェェェーーっ!!」
にこ「ふんっ!!」
真姫「ふんっ!!」
にこ「もう帰るっ」
ムススッ
真姫「そ、御自由にどうぞ?」
にこ「本当に帰るわよ!? 帰ってやるわよ!! それでもいいの!?」
チラッ
真姫「いいわよ」
にこ「ほ、本気よ!! 帰っちゃうわよ!!」
チラッ チラッ
真姫「……どうぞ」
にこ「や、やっぱり帰らないでって言ってきてももう遅いわよっ!? ニコはもう帰ってやるって決めたんだからっ!! 絶対帰るわ!!」
チラチラチラチラッ
真姫「……はぁ…」
真姫「……」
にこ「うぅ……っ」
チラッ
真姫「……一緒にプレゼント買いに行きましょう」
にこ「真姫ちゃん…」
パァーッ
真姫「今日は本当にごめんなさい。忘れていたのは事実……でもニコちゃんのことを軽んじていた訳ではないの」
にこ「し、仕方ないわねー! 今日は機嫌が良いから特別に許してあげるわ」
真姫「ありがとうございます…」
にこ「…ただし!!」
真姫「?」
にこ「ニコのお願いを一つ聞いてもらうわ!」
真姫「お願い? どうせろくでもないことだろうけど…、まぁ無理なモノじゃなかったら構わないわよ」
にこ「ふふ~ん♪ なら真姫ちゃんは、今日一日ニコのことを“にこにー”って呼ぶこと!」
真姫「無理」
にこ「はぁ!?」
真姫「無理、無理」
にこ「即答って少しくらい考えなさいよ!!」
にこ「誕生日なのにお願いの一つも聞いてくれないんだ……別に無理難題言ったつもりはないのに……」
真姫「……」
にこ「いーよぉーだぁー……どうせニコなんかぁー……」
ムスススゥーー
真姫「……」
にこ「にこにぃぃにこにぃぃにこにこにぃぃ……」
ムシュゥゥーー
真姫「あぁもうっ、そんな悲しいにこにこにーなんか聞きたくないわよ!」
にこ「だぁって……真姫ちゅわぁんがぁぁ……」
フシュゥゥーーーー
真姫「うぅ……、はぁ……。もうムスーってしない? しないなら……しないなら、考えてあげないことも……ないというか……」
にこ「うんっ!」
パァーッ
真姫「……っ」
にこ「ほらほらぁ~」
真姫「に…、にっ……!」
にこ「に?」
真姫「に、にっ…!」
にこ「こ?」
真姫「こ…、こっ!!」
にこ「に?」
真姫「にっ!」
にこ「ー?」
真姫「ー!!」
にこ「ー??」
真姫「ーっっ!!」
にこ「ーーっ☆☆」
真姫「ーー!!……☆?」
にこ「ーっ☆」
真姫「ーっ★」
にこ「……」
フシュゥゥーーーー
真姫「っ!?」
にこ「ーーっ☆☆☆」
真姫「??」
にこ「ーーっ☆☆☆」
真姫「ーーっ☆★★」
にこ「……」
ムシュゥゥーー?
真姫「???」
にこ「ーーっ☆☆★!!」
真姫「っ!?」
にこ「っ! ーーっ☆☆☆」
真姫「ーーっ☆★☆」
にこ「ーーっ☆☆☆」
真姫「ーーっ☆☆☆」
にこ「!!」
真姫「!!」
にこ「にっこにっこ?」
真姫「……」
日本語でおk
にこ「…にっこにっこ?」
真姫「……にぃ…」
にこ「にこ?」
真姫「にぃ…」
にこ「に?」
真姫「……こ…、に…」
真姫「にこ…、にっ……」
にこ「にこにー」
真姫「にこに…」
にこ「にこにー!」
真姫「……にこニー」
にこ「っ!?」
バシッ
真姫「痛いっ! 何するのよ!?」
にこ「さぁ行くわよ、真姫ちゃん」
真姫「はいはい、わかったわよ……にこにー…」
にこ「やれば出来るじゃないっ」
真姫「にこにー! にこにー!」
にこ「わかった、わかったから」
真姫「にこにーにこにーにこにこにー」
にこ「にこにーにこにーにこにーにこにーにこにーにこにー」
真姫「にこにこにー、にこにこにこにー、にこにこにー」
にこ「にこにこにこにー、にこにこにこにー」
終わり
もうやだぁぁぁ恥ずかしい
一秒でも早くHM依頼出さないと
<○><○>
おつ
乙
酉つけてないし恥はかき捨てだ
気が向いたらまた書いてくれー
面白かったぞ
乙
真姫ちゃんにこニー知ってるんだね
このあと、滅茶苦茶にこにーした。
ヴェエエでネカフェで吹いた
乙
ほっこりした
乙乙 面白かったよ
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