【シャー芯】
女「ねー、男くん」
男「ん、どうしたの女さん」
女「シャーペンの芯ちょうだい!」
男「いいよ、はい」
女「ありがとー」
男「うん」
女「2本もらったし、2本かえすねー」
男「!?」
男「え、なに、返してくれるの?」
女「? そうだよー」
【芯の違い】
男「え、あ、芯の濃さが違ったとかか」
女「男くんの濃さは何ー?」
男「俺はHBだけど」
女「おそろいだー、えへへ」
男「……!?」
女「どうしたの?」
男(落ち着け、きっと何か理由が……!)「メーカーが違ったりするのか!」
女「えー、私のM○NOだよ」
男「…うん、俺のもそれだよ」
女「やったー、またお揃い。波長が合うねー」ニコニコ
男「……うん、そうだね」
【なぞなぞ】
女「なぞなぞです!」
男「ずいぶん急だね」
女「赤は赤でも赤じゃないものなーんだ!」
男「えー、わかんない」
女「えへへ、私もわかんなーい」
男「!?」
女「難しいよねー」
【しょんぼり】
男「……それはそうと女さん」
女「どうしたの?」
男「もう授業が始まっているのですが」
女「数学は得意だからだいじょーぶー」
男(俺数学が一番苦手なんだけどなぁ)
女「ねー? せんせー?」
先生「うん、きみはできるからいいけどほかの人はあれだからね、うん、もうちょっと静かにね、うん」
女「はーい…」
男(あ、この女さんかわいい)
女「男くん、静かにおしゃべりしよー」コソコソ
男「あー、じゃあおしゃべりついでに数学少し教えてほしいんだけど」コソコソ
女「え? 数学って問題見れば答えわかるよー?」
男「……貴女が天才だったか…」
【天才】
男「じゃあこれは?」
女「2√7」
男「これは?」
女「12」
男「…これは」
女「17/23」
男「…」ユビサシ
女「解なし」
男「……もう数学勉強したくねぇ…」
女「えへへー、すごい?」ニコニコ
男「うん、すごい。すごすぎて心が砕けそう」
女「じゃーなでなでして!」ニコニコ
【ご褒美】
男「えっ」
女「? …あ、いや、今のは、なしでもその…」
男(か、かわいい…断れるわけない…)「じゃ、じゃあ…」スッ
女「…ぅ…」ピクッ
男「い、いかがでしょうか」ナデナデ
女「…」
男「女さん?」ナデナデ
女「えへへー、ありがとー」ニコニコ
男「う……ど、どういたしまして…」
女「うんっ!」
【心情理解】
女「私、登場人物の心情理解とかって嫌いなんだよー」
男「どうして?」
女「その人の心情はその人にしかわからないから」
男「……ドヤ顔のとこ悪いけど、そういう風に言ってるから出来ないんだと思うよ…」
男「意識すればいいのはなのはどうすれば採点者の期待に添えるか、かなぁ」
女「つまり採点者の心情理解ってことー?」
男「その通り」
女「うー、人の気持ちなんてその人にしかわからないでしょーが……」
【こういう時にあてはまることわざが思い浮かびませんでした】
男「三日坊主って『坊主も三日たつと髪の毛がのびてしまうこと』から来てるって知ってた?」
女「ほんと!? あ、でもなんかすごいそうな気がする! どうでもいいけど納得した!!」
男「……いや、なんかごめん。完全に適当なんだ」
女「!? これぞまさに!? 」
男「いや三日坊主は関係ないだろ」
【季節感】
女「小学生って季節感無い子多いよねー!」
男「季節感?」
女「季節感!」
男「……冬なのに半袖短パンとか?」
女「夏なのに長袖長ズボンとか!」
男「それはむしろ大学…。 でもまぁ確かにわかる」
女「あれは何に挑戦してるんだろうねー」
男「……自分に。いやむしろ自然に?」
女「……なにそのセルフ北風と太陽」
男「脱がせてみろよ、太陽」
女「今の小学生はやたらかっこいいなー」
おもしろいね
【友達について】
モブ女「わ、わかった! ありがとう男君!」
男「いいえ、がんばってねー」
モブ女「うん! じゃあね!」
男「はいはーい」
女「……」
男「……うぉお女さんいたのか!?」
女「今なにはなしてたのー?」
男「ん、友についてちょっと」
女「友君?」
【客観的】
男「仲良くなりたいから好きなもの教えて、とか、そんな感じ」
女「ほほう」
男「まぁ客観的に見て僕より友はかっこいいし、仕方ないよね」
女「何それ主観的じゃん!」
男「えっそこなの」
女「男くんが自分と誰かのことを客観的に見れるわけないんだよっ!」
男「まぁ確かに……」
女「でしょでしょー!」
男「……じゃあ女さんが客観的に見て僕と友どっちがかっこいい?」
女「友君!!!」
男「デスヨネー」
【情け】
友「助け合いって大切だと思うんだよ!」
男「あー、確かに」
友「困っている人はできるだけ、助けられるなら助けるべきだ! 」
女「マザー・テレサがやってたみたいにー?」
友「そう!女まさにそれ! だからお願い! 宿題見せて!」
男「嫌だ」
友「何でさ!?」
男「見返りを求めるタイプだからかなー」
友「おいおい! 情けは人のためならずっていうじゃないか!」
男「この場合誤用の方の意味として使わせてもらうね」
女「情けをかけてもその人のためにならないもんね!」
男「友に情けをかけても廻らないで終わりそうだし」
友「お前ら俺をなんだと思ってるんじゃい!!!」
【思い出】
女「どっちかっていうと、悲しさを忘れちゃうんじゃなくて、楽しさを忘れちゃうべきだと思うんだよー」
男「また急だね……何で?」
女「楽しさは過去と比べたりしないで今だけを精一杯過ごした方が絶対楽しい」
男「……」
女「それに、悲しさは過去の経験を活かしたら、以外とすんなり立ち直れると思う、から」
男「……なるほど、妙に納得できた」
女「人それぞれかもだけどねー」
【歌が好き】
女「悲しいときは歌をうたおー♪」
男「悲しいの?」
女「んーん、楽しい!」
男「楽しいときも歌を歌うのね」
女「むしろ楽しいときにしか歌えない気がするんだよねー」
男「一理ある」
女「一リアル?」
男「いや、うん、間違ってはないけど」
女「楽しいときは歌いたくなる?」
男「うん。なんとなく歌い出してたりはするかも」
【一緒に】
女「私も歌いたくなっちゃう」
男「気分が上がってるもんね」
女「そうそう!それにね、なんでか君といると歌いたくなっちゃうの!」
男「お、おぉ」
女「ってことでカラオケいこー!」
男「…うん、まぁいいか、うん」
女「楽しいときは歌をうたおー」
ギフトか
【女の子】
女「あそこにいる女の子!」
男「え、あ、うん」
女「なんかね、結構前からよくいるんだよね」
男「なんか目的でもあるのかな」
女「どうなんだろう、よくわからないんだよね……。 でもさ」
男「なんていうか、ミステリアスな雰囲気はあるけどね。 なに?」
女「……かわいい」
男「あぁ……」
【芸術作品】
女「かわいい、かわいい」
男「なんかやっぱ女さんちょっと変わってるよね」
女「むー、あの女の子がかわいくないってか」
男「そういうわけじゃないけど……。 どうせなら話しかけてみれば? 女の子同士だし」
女「それはー……できない……」
男「えっ、何で?」
女「嫌われちゃうかもだし……」
男(妙なところで臆病だなぁ)
女「だからね、遠くから眺めるのが好き」
男「……ちょうどスタイルとかたたずまいとか芸術品みたいだし、それもいいかもね」
【バランス】
女「あの、隣のクラスのカップルね、別れたらしいよ」
友「マジ!?」
男「へぇ……、仲好さそうだったのに」
友「何があったんだろうな」
女「それがね、なにもないらしいよ」
友「……は?」
男「え、なにそれ意味が…」
女「何かあることが悪いとは限らないし、なにもないことが良いわけでもないんだよ」
男「どっちも何もしなかった、ってかんじなのかな?」
友「あー、確かに一歩踏み出せてない感じはあったよな」
【自分たちは】
女「なんていうか、悲しいなー」
友「へ? なんで女が悲しがるんだよ」
女「だってー、せっかく幸せになれたのかもしれないのにさー」
男「そういわれると、なんかもったいないよね」
友「お前は女とそうなるなよな、男」
男「うん……、ってなにいわせるんだてめぇ!」
女「私たちはずっと仲良しで入れるよ……ね?」
男「え、いや、うん、……もちろん…」
女「えへへ、よかったー」
友「ずいぶんとお熱いことで…」
【万能?】
女「時間は万能薬、なんて嘘だよねー」
男「え、そう?」
女「結局は忘れちゃう、というか気持ちが薄くなるだけだとおもうんだよねー」
男「…治ってはないだろって話?」
女「そー! どちらかと言うと薄めるための水、みたいな?」
男「いいえて妙、なのか?」
女「でもさー、本当はそれでいいんだよねー」
男「何で?」
女「だってさー、忘れていいことで苦しんだりしないし」
男「……あぁ、そういう」
女「それに、苦しんだ分だけ人は変われると思うのです!」
男「なんか女さんってどこまでも前向きだねー」
【ゆめうつつ】
男「夢ってさぁ、確か記憶の整理なんだよね?」
友「らしいなぁ」
男「じゃあなんで自分が経験したことのないシーンをみるんだろうね、おかしいよね!」
友「……映画とかドラマとか、そう言うののシーンに無意識に自己投影してるとか? こうなったらいいなぁ、みたいに」
男「……妙に納得した」
友「おいおい! なんか夢見たのか?? ん???」
男「うざ…… まぁそうだけど……」
友「それで、夢の中の思えは女と何してたんだ?」
男「大したことじゃないよ、ただ一緒に買い物に――――」
友「んだよ結局のろけか」
男「―――って! なんで夢に女さんが出てきたのしってるんだ!」
女「私がどうかしたー?」
【文字通り】
友「いや、お前のことだから十中八九そうだろ」
男「いやいや、友の中で僕はどんだけ女さんに夢中だよ!」
女「男くん私に夢中なの? ありがとー!」エヘヘ
男「いくらなんでもそこまでってああぁぁああああああああ!?」
友「なんだよお前うるせぇなぁ」
女「どうかしたの?」
男「いやいやいやいやちょっと待ってくれよ女さんいつからいたんだよ!」
女「男くんの夢の中に私が出てきたあたりかなー?」
友「文字通り夢中だな」
【お互い】
男「友お前まじで黙れ! いや違うんだよ女さん誤解しないでくれ……」
女「えー、私の夢にも男くんでてくるよ?」
男「そう女さんの夢にも僕が出てくる……って、ん?」
女「?」
友「ニタニタ」
男「……いいや、うん、ちょっと席外すね。 友はまじで覚えてろよ」
【噂】
隣クラス女1「ねね、隣のクラスの男くんけっこうよくない?」
隣クラス女2「わかる! 私も最近そう思ってたの!」
隣女1「なんか、友君に隠れてたけど、男くんも引けを取らない感じするよね!」
隣女2「ちょっとタイプ違うけど、どっちもありだよねーー!!」
隣女3「なになにー?」
隣女4「なんのはなしー?」
隣女1「隣のクラスのさ、男くんって意外と――――」
女「………」
【自分だけが好きでいたい】
女「……自分がすごい好きなものが人気になっちゃうと、なんか悲しくなるよねー」
男「……そんなもんなの? 経験ないからわかんないけど」
女「そうなんだよー なんかね、今まですごい好きだったのに、なんか素直に好きって思えないの」
男「ふむ… あれだね、初めてあった人になつく飼い犬みたいな」
女「そうなの。 私は長い時間かけて作ってきたものを、ほかの人は一瞬で作っちゃうの」
男「でも、それだけど好きじゃなくなっちゃうの?」
女「違うけどー、でもー…」
男「……僕にはよくわかんないだけなんだけど、僕はむしろ好きでいたいなー」
【私も】
女「……なんでー?」
男「せっかく最初っから好きだったんだから、むしろ誇らしくいたいんだよね」
女「誇らしい?」
男「うん。 僕が好きだったのはこんなに人気になれるんだぞ! みたいな」
女「……」
男「もしそうなったら、だけどね」
女「うん!」
男「ん?」
女「私も誇らしく思うことにする!!」
ちっ、友だけかと思ったら男もか!
おまえはこっち側だと思っていたのに!
【自慢の人】
男「そうそう、その意気だよ!」
女「うん! 私が好きな男くんは、やっぱりみんなに好かれる人だもん!」
男「…………ん?」
女「でも、でもね! 私が男くんを一番好きだよ! だれにも渡さないのです!!」
男「え、あ、うん。 ……あの、僕も――」
女「だからね! 私と付き合ってください!」
男「……もちろん、喜んで」
【夢ある透明】
女「透明人間って夢があるよねー」
男「映画のただ見とか?」
女「秘密機関の潜入捜査とか」
男「楽しそう」
女「だよねー♪」
男「誰でも一度は考えるよね」
女「でも、男くんに透明人間になってほしくはないかなー」
男「えっ、ひどいなんで?」
女「男くんが透明になっちゃったら、私は男くんを見ることができなくなっちゃう」
男「あ、えっと……」
【今すぐ透明になりたい】
女「あ、でも私だけに見える透明人間になってほしいなー」
男「……なぜです?」
女「男くんを独り占めできる!」
男「……うん、うん、うん」
女「? 男くんどうしたの? 顔真っ赤」
男「ゆ、夕日が…」
女「えー。まだ昼間だよー」
男「ちょっとあの、寒くて」
女「今夏なのにー」
男「あー! 恥ずかしかったの! やめて!」
女「えへへー、私もちょっと恥ずかしいかも」ニコニコ
おしまい
山は無い落ちはない展開は急といろいろ力足らずですみません
それによく考えるとそんなに変なことばかり言ってるわけでもなかった。
読んでくれた方、レスしてくれた方、ともにありがとうございます。
それではまたどこかで
面白かった
乙
嫌いじゃない
乙
こういう話好き
べっ、別に乙なんて思ってないんだからね!
こ、これは乙じゃなくて(ry
かわいい
よかった
嫌いじゃない
>>41
ツンデレ乙
面白かった乙
乙
もう少し書いても良いのよ?
ロロナ先生の声で再生された
すごく良かった
このSSまとめへのコメント
なかなか良い、面白い