P「……」
真「学校から直接レッスン場へ行って7時までレッスン、そのあとプロデューサーの車でブーブーエスに行って収録で大丈夫ですよね?」
P「……」
真「…プロデューサー?聞いてるんd」
P「お前…アイドルになったのは女らしくなるためだったよな?」
真「へ?な、何でいきなりそんな…」
P「だよな?」
真「…まあ、そうですけど…それがどうかs」
P「じゃあその歩き方はなんなんだよおおおおおおおお!!!!!!」バンッ
真「きゃあっ!?」ビクウッ
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>真「きゃあっ!?」ビクウッ
もう十分女の子らしいからよし!可愛いじゃねぇか!
真「あ、歩き方?」
P「Yes!歩き方だ!お前は女らしくなりたい女らしくなりたい言っておきながら歩き方すら女らしくしようとしていない!!!」
真「ボ、ボクはいつでも可愛く歩いてますよ!」
P「何処が?」
真「へ?えーっと…」
P「……」
真「…ふ、ふくらはぎとか」
P「ふむ…確かに真のふくらはぎは引きしまっていて健康的でそれでいて女の子特有のふっくら感も出ていてかわいらしいな」
真「そ、そこまで言われると照れちゃいます…」////
P「だが現在の論点は脚の可愛さではない!歩き方だ!!」
真「あ、そうだった」
真「でもボクの歩き方ってどこがどうダメなんですか?」
P「自覚なしか…じゃあ実際に真の歩き方を録画して見てみるか。小鳥!」パチン
小鳥「ここに」シュバッ
P「御苦労」カチャ
真「何ですかその連携…」
小鳥「ノリ?」
P「ノリっすね」
真「えぇ…」
小鳥「あのープロデューサーさん…もう一回小鳥って呼んでもらっていいですか?」
P「ただのノリっすよ音無さん」
小鳥「ピヨォ…」
小鳥さんェ…
>>2
なんかワロタ
P「じゃあそこから俺の方に普通に歩いてきてくれ」●REC
真「分かりました!」スタスタ
P「……」●REC
小鳥「……」
真「……」スタスタ
P「…よしいいぞ」
小鳥「早速見てみましょう」
真「はーい」
<じゃあそこから俺の方に普通に歩いてきてくれ
真『分かりました!』スタスタ
真『……』スタスタ
P「ほらダメだろ?」
真「えっ」
小鳥「ダメダメね…」
真「えっえっ」
真「ど、どこがダメなんですか?全然分からないんですけど…」
P「…音無さん、こいつマジモンっすよ」
小鳥「真ちゃん…」ハァ
真「なんだろう、すごく理不尽な気がする」
小鳥「そうだ!他の人の歩き方と見比べれば真ちゃんも分かるんじゃないですか?」
P「いいですね!じゃあ音無さんお願いできます?」
小鳥「やだプロデューサーさん上手いこと言っちゃって。私じゃ真ちゃんの参考になりませんよ」
P「あ、そうでしたね…ごめんなさい」
真(基準が分からないのはボクのせいなのか?)
ガチャッ
春香「ただいま戻りましたー!」
やよい「ただいまですー!」
P「しめた!二人ともちょっと来てくれ!」
春香やよい「?」
春香「どうかしたんですか?」
P「ちょっと入り用でな。悪いんだがあっちから俺の方まで歩いてきてくれ。録画する」
春香「?はーい」
やよい「あの、私は…」
P「やよいは春香の後で録画するから待っててくれ」
やよい「はい!」
春香「あ、もう行っていいですか?」
P「おう。ちょっと小走り気味で頼む」●REC
春香「はーい」パタパタ
P「……」●REC
真「……」ジー
小鳥「……」
やよい「?」
春香「…はい!着きました!」タンッ
P「ありがとう。じゃあ再生するぞー良く見てろよ真」
真「はい!」
春香『はーい』パタパタ
春香『……』パタパタ
春香『…はい!着きました!』タンッ
P「ほら!可愛いじゃないか!」
小鳥「うんうん!可愛いわ!」
真「ダメだ分からない」
春香「?」
やよい「??」
P「分からないとは…やよい。頼むぞ」
やよい「分かりましたー」
P「やよいもちょっと小走り気味で頼む」●REC
やよい「はい!」テテテテッ
P「……」●REC
真「……」ジー
小鳥「……」
春香「??」ジー
やよい「……どうでしたか?」テテッ
P「一緒に見ようなー」
やよい『はい!』テテテテッ
やよい『……』テテテテッ
やよい『……どうしたか?』テテッ
P「うん。やっぱり可愛いなやよいは」ナデナデ
やよい「えへへー」
春香「ぐぬぬ」
小鳥「春香ちゃんとは違うかわいらしさがありますよね」
真「微塵にも分からないよ」
P「しかし真がこんなにも分からないとは…これは矯正しようにも何もできないぞ」
小鳥「困りましたね…」
真「えぇーボクが悪いんですかー」
春香「大丈夫だよ真!私も分かんないから!!」グッ
やよい「私もです!」グッ
真「ふ、二人とも…」
P「仕方ない…出来れば自分で気づいてほしかったんだがな。違いを教えよう」
小鳥「いいんですか?」
P「まあこれも真のためですよ…それでは教えよう!真とはるやよの違いとは!」
真「ゴクリ…」
春香「ゴクリ…」
やよい「ごくり…」
小鳥「やよいちゃん、無理に口で言わなくてもいいのよ?」
やよい「皆さんやってますし真似した方がいいかなーって思って…」
P「ズバリ『効果音』だ!!」ドン!
真「……」
真「?」
録画した意味とは
スレタイにも意味があったのか
スタスタは靴底擦ってる感じがしてだらしないよな
P「ほら!自分の歩き方を見てみろ!」
真『……』スタスタ
真「……!」ハッ
P「何が『スタスタ』だ!この効果音は主に有能なビジネスマンとかクール系の女性が使用する効果音だ!」
P「それに対し春香!」
春香『……』パタパタ
P「『パタパタ』とか!!『パタパタ』とか!!!」
P「完全に世話焼き系お姉さんとか可愛い系若奥様とかが使う効果音だ!!」
P「お前の『スタスタ』とはわけが違う!!」
真「!!」ガーン
春香「世話焼き系…!」ティン!
P「ラスト!やよい!!」
やよい『……』テテテテッ
P「これぞ完璧な可愛い効果音だ!!」
P「『テテテテッ』だぞ!!『テテテテッ』だぞおおおお!!!!」
P「もう効果音だけで可愛いじゃないかああああああああああああ!!!!!!!」ドドンッ!
真「!!!!!!!」ガガーン!!
小鳥「ちょ、プロデューサーさん気持ちは分かりますけど落ち着いてください!」
やよい「うっうー!なんだか分からないけどありがとうございますー!」
パタパタってスリッパじゃないとならないよな普通
テテテテに至っては裸足だろ
足音がうざいって言われました…
俺は足音がしないって言われた。
癖なのか
P「ハァハァ…すいません。ちょっと感情的になってしまって…」
小鳥「もうプロデューサーさんったら。近所迷惑にもなっちゃうのでやめてくださいね?」
P「はい…」
真「…プロデューサー!」
P「なんだ」
真「ボク、可愛い歩き方勉強します!!」
P「分かってくれたか…俺としても嬉しいよ。がんばれ!」
真「はい!」
春香「若奥様…」
やよい「私も手伝います!」
真「ありがとやよい!」
こうして、真の過酷な特訓が幕を開けた…
真「だあああああああ!!!」スタスタスタ
やよい「真さん!まだ『すたすた』ですよ!」
真「くそおっ!」
響「ふっふふーん」タッタッタッ
真「参考になるよ!ありがとう響!」
響「まあ、自分完璧だからな!」
響「……?」
律子「……」ツカツカ
真「ヒールか…」
真「うおおおおおおおおお!!!」タッタタッタ
やよい「ちょっと変わってきましたー!」
貴音「……」シジョッシジョッ
美希「……」ミキッミキッ
真「!?」
癖になってんだ、音殺して歩くの
そして…
真「…よし。いくよ」
やよい「はい!ちゃんと見てますよー!」
真「……」
真「………」
真「…いまだ!」カッ
真「ぜやあああああああっ!!!!」テテテテッ
やよい「!!!!!」
真「ハァ…ハァ……やよい!どうだった!?」
やよい「……でした」
真「…え?」
やよい「『ててててっ』でしたー!!!!!」
真「ホ、ホント!?」
やよい「はい!!!」
真「ホントにホント!!!???」
やよい「ホントにホントです!!!!!!!」
真「や、やったああああああああああ!!!!!!」バンザーイ
やよい「真さん!あれやりましょう!!」
真「うん!!」
やよい「はい、たーっち!」
真やよい「イェイ!!!!!!!!!!!」
真やよいって書かれたらやよいが何かに覚醒したように見える
穏やかな心を持ちながら
激しい怒りによって目覚めた
伝説のアイドルやよいか
>>17
タラヲか
~数日後~
真「レッスンいってきまーっす!」テテテテッ
千早「…ねえ春香、最近真がなんだか高槻さんに似てきた気がするのだけれど…」
春香「世話焼き…若奥様…」ブツブツ
千早「聞いちゃいないわね…」スタスタ
やよい「あ!千早さんも『すたすた』ですー!」
千早「…『すたすた』?」
やよい「はい!」
千早「……?」
P「」ニヤッ
小鳥「」ニヤッ
完
あずささんの誕生日だってのに何してんだ俺…
面白かった乙
千早は矯正せんでもいいんじゃ…
面白かった
あずささん編はよ
あずささんの足音を聞いてたらワープホール開く音がした
???「のびたくーん」トゥルリンォン
ザッザッザッザッな俺はどうすれば?
>>33
魔王退治にでも行けばいい
>>33
ザカリテ...
>>33
兵隊かなんか?
>>33
戦いでも逝くのか?
>>33の人気に嫉妬
ギュピッ、ギュピッって足音出してるマッチョマンとかたまにいるよな
俺「え?なんだなんだ?」プペァ プペァ
おつー
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