シャロ「幸せを運ぶうさぎ」 (50)

リゼ「シャロ、誕生日おめでとう」

シャロ「リゼ先輩。ありがとうございます」

リゼ「シャロ……」ギュッ

シャロ「っ!?///」

シャロ(り、り、りりリゼ先輩!?)

リゼ「シャロのために特別なプレゼントを用意したんだ。受け取ってもらえるか?」

シャロ「は、はい! もちろん!!」

リゼ「そ、そうか! それじゃ、受け取ってくれ」

シャロ「は、はい」

リゼ「……///」

シャロ「……あの、プレゼントはどこに?」

リゼ「何言ってるんだシャロ。目の前にあるだろ?」

シャロ「へ……目の前って…………!?」

シャロ(いつの間にかリゼ先輩の体にリボンが巻かれて……)

リゼ「う、受け取ってくれるんだろ?//////」

シャロ「……こ、こんな…………」プルプル

シャロ(こんなプレゼント……!!)

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シャロ「喜んでーっ!!!」ガバッ

チュンチュン

シャロ「…………あれ」

シャロ(どうして布団の中に……)

シャロ「り、リゼ先輩は……?」キョロキョロ

シーン…

シャロ「も、もしかして……」ワナワナ

シャロ「さっきのは……夢?」





ガチャッ

千「シャロちゃん、朝よ~」カンカンカンカン

千夜「起きて……って、どうしたの? そんな震えながら丸くなって」

シャロ「放っておいて……」プルプル

千夜「?」

シャロ「……」モグモグ

千夜「シャロちゃん」

シャロ「何よ」

千夜「お誕生日おめでとう」

シャロ「! ……あ、ありがと///」

千夜「ふふ、プレゼントは夕方のパーティーまで待ってね?」

シャロ「べ、別にパーティーなんて……」

千夜「そんなこと言わないの。提案したリゼちゃんが悲しむわ」

シャロ「り、リゼ先輩!?」ガタッ

千夜「? どうしたの?」

シャロ「き、今日のお祝いって、リゼ先輩が提案したの!?」

千夜「ええ。言ってなかった?」

シャロ「聞いてないわよ! 私はてっきり、あんたかココアの思いつきだと思って……」

千夜「この前皆でシャロちゃんへのプレゼントの相談をしたときにね、リゼちゃんがやらないかって」

シャロ「そ、そう……リゼ先輩が……///

千夜「嬉しそうね」

シャロ「わ、悪い!?」

千夜「そんなこと言ってないわ」

シャロ「……もう」

リゼ「今日、何の日か覚えてるか?」

ココア「もちろん! シャロちゃんの誕生日だよね」

チノ「ちゃんとプレゼントも用意しました」

リゼ「そ、そうか……ちなみに、二人は何を用意したんだ?」

ココア「私達はティーカップをプレゼントするよっ」

リゼ「私達?」

チノ「私とココアさんの二人から、ということです」

ココア「この前チノちゃんと一緒にプレゼント探ししてたら、とってもいいお店を見つけたの!」

チノ「少し高かったですが、これならきっとシャロさんにも喜んでもらえると思います」

リゼ「そうか……ティーカップか」

ココア「リゼちゃんは何をプレゼントするの?」

リゼ「わ、私か? 私は……」

ココア「うん」

リゼ「えーと…………」

チノ「リゼさん?」

リゼ「…………」

チノ「もしかして……まだ用意できてないとか?」

リゼ「……ああ」ガクッ

ココア「ええっ!? シャロちゃんの誕生日今日だよ!?」

リゼ「わ、分かってる! けど、何をあげたらいいかわからないんだ!!」

リゼ「いろいろと案は浮かんだんだが、どうにもしっくりこなくて……もっとシャロが喜ぶプレゼントがあるんじゃ、って考えてるうちに時間だけが過ぎて……」

チノ「今日は、夕方からシャロさんのお家で誕生日パーティーをすることになってますし、それまでに用意できれば……」

リゼ「モノさえ決まればすぐ用意はできる! 決まりさえすれば……」

ココア「うーん……」

チノ「……リゼさん、今日はバイトお休みしていいですから、プレゼント探しに集中してください」

リゼ「え? い、いや、けど……」

チノ「このままバイトに出ても、仕事に集中できないかもしれないですし……プレゼントが決まらなかったら大変じゃないですか」

ココア「そうだよ、リゼちゃん!」

リゼ「チノ……ココア……。けど今日は休日だし、ラビットハウスも混むだろ?」

チノ「お店のことは気にしないでください。リゼさんの分までココアさんが頑張りますから」

ココア「うんうん……え?」

チノ「大丈夫ですよね、ココアさん」

ココア「う、うん、もちろん頑張るけど」

リゼ「……すまない、二人とも。この恩は必ず返す!!」ダッ

チノ「ファイトですよ」

ココア「で、できるだけ早く帰ってきてね!」





千夜「バイトは夕方までよね?」

シャロ「ええ。ところで千夜、ワイルドギース見てない? 朝からいないみたいで」

千夜「見てないけど……あ、もしかしたらワイルドギースもシャロちゃんへのプレゼントを用意しに出かけたのかもしれないわ」

シャロ「そんなわけないでしょ……」

千夜「ふふっ、それは冗談だけど。活発な子だし、朝から出かけたみたいね。心配しなくても、そのうち帰ってくるわよ」

シャロ「べ、別に心配なんてしてないわよ!! ……行ってくるわ」

千夜「いってらっしゃい」フリフリ

リゼ「はぁ……」トボトボ

リゼ(いろいろ駆け回って探したけど、やっぱりピンとくるものがない……)

リゼ「あまり時間も……ん?」

マヤ「あ、リゼだ!」

メグ「こんにちは~」

リゼ「チマメ……いや、チノがいないからマメか」

マヤ「マメって……リゼは何してたの? バイトは?」

リゼ「ああ、実は……」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


マヤ「ふーん。だったらシャロが喜ぶものを考えなきゃいいんじゃね?」

リゼ「え?」

マヤ「シャロに喜んでもらいたいと思うから決まらないんでしょ? ならシャロの喜ぶものじゃなくて、リゼがあげたいもので決めればいいじゃん」

リゼ「私があげたいもの……」

マヤ(おお、なんかそれっぽいこと言えた気がする……!)

メグ(マヤちゃん適当に言ったんだろうなぁ……)

リゼ「……いいかもしれない」

マ・メ「「え、ほんとに!?」」

リゼ「……うん、そうしてみよう。ありがとな! ……ほら、これ」

マヤ「へっ?」

メグ「お金?」

リゼ「これで二人でケーキでも食べに行ってくれ」

メグ「そ、そんな。受け取れないよぉ」

リゼ「遠慮するなって。……そうだ、じゃあこのお金でフルール・ド・ラパンに行ってくればいい」

マヤ「フルール・ド・ラパン?」

リゼ「ああ。今の時間はシャロがバイトしてるはずだからな。それで二人からも誕生日を祝ってやってくれないか?」

マヤ「いいよー!」

メグ「本当にいいの?」

リゼ「ああ、頼んだぞ」

メグ「うん!」

リゼ「それじゃあ私はこれで……どうした?」

メグ「あ、ううん。今日はリゼちゃん、髪留めしてないなぁって」

マヤ「あ、本当だ」

リゼ「え? ……ない。どこかに落としたか……」

メグ「なくしちゃったの?」

マヤ「心当たりとかは?」

リゼ「いろんなところ回ったからな……まぁ失くしたものは仕方ない。じゃあな、二人とも」

マヤ「ばいばーい!」

メグ「またねー!」





ワイルドギース「……」ジー

一旦ここまで

今日中には完結予定です

期待

おつ まってる

ごちうさだー

心ぴょんぴょんする

心がぴょんぴょんするスレはいいスレだ

ワイルドギースっていうのはシャロの家の庭に住み着いてる不良うさぎのことです

詳しくは、まんがタイムきららコミックスより好評発売中の「ご注文はうさぎですか?」3巻をご覧ください

夕方



千夜「ふんふふ~ん……」サッサッ

シャロ「掃除お疲れさま」

千夜「あらシャロちゃん、おかえりなさい」

シャロ「ただいま。ココア達はまだよね?」

千夜「ええ、もう少し後だと思うけど。隠したいものがあるなら今のうちよ?」

シャロ「そんなものないわよ! ……まぁ、少し部屋の掃除はしておこうかしら」





シャロ「……ふぅ、こんなところね」

シャロ(そういえばワイルドギースはまだいないみたいだけど……どこ行ったんだろ)

「シャロちゃーん! ココアちゃん達来たわよ~」

シャロ「はーい!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ココア「それでは……」

ココア「シャロちゃん、お誕生日おめでとー!!」

「「「おめでとう!!」」」

シャロ「あ、ありがとう皆……///」

ココア「じゃーん! チノちゃんのお父さん特製ケーキでーす!」

シャロ「す、すごい……! 今度お礼を言わなきゃ」

ココア「そんなに気にすることないよ~」

チノ「ココアさんが言うことではないと思いますよ。……けど、私もそう思います。今日はシャロさんの大切な記念日なんですから」

千夜「ふふ、無礼講ってやつね」

リゼ「そ、それは少し違くないか?」

ココア「さ、ケーキを切り分けるよ~」

リゼ「自分のぶんを大きくしたりするなよ?」

ココア「…………少し、くらいは」

チノ「ダメですよ、ココアさん」

ココア「千夜ちゃん、切っていいよ。私がやると煩悩に負けそうだから」

千夜「そう?」

シャロ(友達から祝ってもらって、皆でケーキ食べて……)

シャロ「……ぐすっ」

チノ「し、シャロさん!?」

リゼ「な、なぜ泣く!?」

千夜「ココアちゃんが自分の分を大きく切ろうとしたからシャロちゃんが!」

ココア「私のせい!? ご、ごめんなさい!」

シャロ「ち、違うの。これはその、嬉し涙で……」

リゼ「嬉し涙?」

ココア「わ、私のせいじゃないんだよね? 大丈夫だよね?」

シャロ「こんなに騒がしいお祝いは初めてだったから……すっごく楽しいの」

シャロ「皆……本当にありがとう」ニコッ

リゼ「シャロ……」

チノ「シャロさん……」

ココア「しんみりするのはまだ早いよっ」

千夜「そうね。パーティは始まったばっかりなんだから」

シャロ「……ええ!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


シャロ「もうこんな時間になってたのね……」

千夜「楽しい時間は過ぎるのが早いわね」

リゼ「そろそろお開きか?」

シャロ「そうですね。あまり遅くなるわけにもいきませんし」

ココア「じゃあそろそろだね」

シャロ「そろそろって何が?」

ココア「それはもちろん……プレゼントタイム!」

千夜「そうね。誰からにする?」

チノ「まずは私達でいいのでは?」

ココア「そうだね!」

チノ「では……私とココアさんからはこれを」スッ

ココア「開けて、開けて!」

シャロ「え、ええ」ガサガサ

シャロ「……! きれいなティーカップ!!」

ココア「チノちゃんと二人で一生懸命選んだんだ~」

チノ「大切に使っていただけると嬉しいです」

シャロ「……ありがとう。大切にする」

千夜「次は私がいっていいかしら?」

リゼ「ああ、私は最後でいい」

千夜「それじゃあ……はい」スッ

シャロ「袋? いろいろ入ってるみたいだけど……」

千夜「うさぎ用のおもちゃとかおやつとか、いろいろね」

リゼ「うさぎ用?」

千夜「これからワイルドギースともっと仲良くなれるように、と思って。たくさんあるから、好みに合うもので遊んであげて?」

シャロ「……ど、努力するわ」

リゼ「よし、最後は私からだな」

シャロ「!」

シャロ(り、リゼ先輩からのプレゼント……!)

リゼ「私は――」

ガタッ

ワイルドギース「……」

千夜「あら?」

シャロ「ワイルドギース……今帰ってきたの?」

ワイルドギース「……」

ワイルドギース「」ピョン

リゼ「わっ」

千夜「リゼちゃんの膝の上に……」

シャロ(な、なんて羨ましいことを……!)

ワイルドギース「……」

ココア「すっかり居座っちゃったね」

チノ「どうしましょう」

ワイルドギース「」ジー

千夜「……!」

千夜「それなら、リゼちゃんはもう少しここにいたらどう?」

リゼ「え?」

シャロ「!!」

千夜「ワイルドギースはリゼちゃんに遊んでほしいみたいよ?」

リゼ「そうなのか? まぁ私は別にいいけど」

千夜「それじゃパーティは一応お開きってことで、私達は帰りましょうか」

ココア「そうだね~」

チノ「シャロさん、お邪魔しました」

シャロ「う、うん、皆ありがとうね」

千夜「シャロちゃん、頑張って」ボソッ

シャロ「なっ///」

千夜「ふふ。二人とも、じゃあね」

ココア「お邪魔しましたー!」

ガチャッ バタン

シャロ「ふ、二人になっちゃいましたね」

リゼ「そうだな……」ナデナデ

シャロ「……」

リゼ「……」ナデナデ

シャロ(か、会話が……)

リゼ「あっ、そういえば……」ガサゴソ

シャロ「ど、どうかしました?」

リゼ「いや、結局まだシャロにプレゼント渡してなかったと思って」

シャロ「プレゼント……」

シャロ(せ、先輩……どんなプレゼントを……)ドキドキ

リゼ「……はい。誕生日おめでとう」スッ

シャロ「きれいな箱……開けてもいいですか?」

リゼ「ああ、気に入ってくれると嬉しいんだが……」

シャロ「それでは……」パカッ

シャロ「これ……ペンダント、ですか? かわいい……」

リゼ「いろいろ考えてみたんだが、どうにもシャロが喜んでくれるものがわからなくてな。……実はそれ、私が欲しかったものなんだ」

シャロ「先輩が?」

リゼ「ああ。よく見てくれ」

シャロ「あ……ペンダントが二つ?」

リゼ「ペアのペンダントなんだ。可愛くてずっと欲しかったんだけど、何分ペアだからな。一人で買っても、と思ってずっと手を出せなかったんだ」

シャロ「なるほど……」

リゼ「それでその、提案なんだが……片方を私が持って、もう片方をプレゼントとしてシャロに贈りたいんだ!」

シャロ「え……ええええええ!?」

シャロ(し、しぇんぱいとペア!? 私が!?)

リゼ「だ、ダメか?」モジモジ

シャロ「いいです!!受け取ります!!」

リゼ「ほ、本当か!?」パアアアッ

シャロ(はっ! モジモジしてる先輩が可愛すぎてつい条件反射で……)

シャロ「せ、先輩? 一つ聞いてもいいですか?」

リゼ「ん?」

シャロ「その……どうして私に?」

リゼ「どうしてって、それは」

シャロ「そ、それは……?」ドキドキ

リゼ「シャロは大事な友達だからな!」

シャロ「……ですよねー」ガクッ

シャロ(そうよね……そんなうまいことがなかなかあるわけないじゃない……)

ワイルドギース「……」ノソノソ

リゼ「お、どいてくれたな。それじゃ、私も帰るよ」

シャロ「はい……さよなら、先輩」

リゼ「ああ、またな」

ガチャッ バタン

シャロ「……はぁ~…………」

ワイルドギース「……」

シャロ(結局、私の独り相撲だった……)

シャロ(下手に期待したぶん、へこんじゃうわ……)

ワイルドギース「……」ガブッ

シャロ「きゃあああああああ!?」

シャロ「い、いきなり何するのよ!?」

ワイルドギース「……」グイッ

シャロ「ち、ちょっと、なんでそんなに引っ張って…………これは」

シャロ「確か、リゼ先輩の髪留め……なんであなたがこれを?」

ワイルドギース「……」

シャロ「もしかして……追いかけろって言いたいの?」

ワイルドギース「……」グイッ

シャロ「わ、わかったから!」

ワイルドギース「……」ジー

シャロ「あなた……」

シャロ(この子……私に……)

シャロ「…………」ゴクリ

シャロ「確かこの辺にインスタントの……」ゴソゴソ




「…………………ぱ~い」



リゼ「……なんだ? 後ろのほうから……」クルッ

シャロ「リゼせんぱあああああい!」

リゼ「し、シャロ!?」

シャロ「はぁ……はぁ…………ふぅ。リゼ先輩!!」

リゼ「どうしてそんなテンション高く……まさかカフェインで!?」

リゼ(な、なんで……?)

シャロ「リゼ先輩!忘れ物を届けにきました!!」

リゼ「わ、忘れ物? ……あっ、私の髪留め!」

シャロ「はい!」

リゼ「失くしたと思ってたんだ! ありがとな」

シャロ「いえいえ!もうひとつ用事があったので!」

リゼ「用事?」

シャロ「はい! ……リゼ先輩!大好きです!!」

リゼ「へっ?」

シャロ「愛してます!!」

リゼ「え………………ええええええええええええええ!?///」

シャロ「先輩とペアのペンダント、私大切にします!! では!!」ダッ

リゼ「え……//////」ポカーン

千夜「私が帰った後にそんな面白いことがあったなんて……」

シャロ「面白くないわよ!! あいつが唆してきたせいで私は……!!」

千夜「あら、ワイルドギースのせいにしちゃいけないわ。コーヒーを飲んでハイテンションになってまで告白したのはシャロちゃんの意志でしょ?」

シャロ「う……」

千夜「むしろ背中を押してくれたことに感謝しなくちゃ」

シャロ「うぅ…………でもあれからリゼ先輩からメールの一つもないのよ? 完全に引かれた……」ズーン

千夜「決めつけるのは早いんじゃない? 今日学校で話しかけてみたら」

シャロ「ムリムリムリ! 絶対ムリ!! もし話しかけて……」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


シャロ『せ、先輩。昨日のことなんですけど』

リゼ『……ああ、シャロ。悪いんだが、昨日あげたペンダント返してくれないか?』

シャロ『え……』

リゼ『まさかシャロが同性愛者なんて思わなかったよ。もう二度と私に近づかないでくれ』

シャロ『そ、そんなぁ……』ウルウル


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


シャロ「……なんてことになったらぁ……!!」ガクガク

千夜(すごい妄想力…………あら?)

千夜「……とにかく、学校に遅刻しないようにね? それじゃ」

ガチャッ バタン

シャロ「うぅ…………」

コンコン

シャロ「…………千夜?」

シーン

シャロ(……千夜じゃないの? いったい……)

ガチャッ

リゼ「よっ」

シャロ「」

シャロ(な、な、ななななんでリゼ先輩が!?)

リゼ「……あがっていいか?」

シャロ「は、はいっ」





シャロ「……」

リゼ「……」

シャロ(ど、どうしよう……)

リゼ「……なぁ」

シャロ「は、はい!」

リゼ「き、昨日のは、シャロの本当の気持ちなのか?」

シャロ「え……」

リゼ「そ、その、私のことを…………愛してる、とか///」ボソッ

シャロ「うっ……」

シャロ(な、なんて答えれば………………いや、これ以上ごまかしてどうするの! 自分の気持ちに…………素直に!!)

シャロ「……はい。昨日のは、私の気持ちです」

リゼ「……二言はないな?」

シャロ「はい、ありません」

リゼ「…………そのあとの」

シャロ「え……?」

リゼ「そのあとの言葉も、二言はないんだな?」

シャロ「そのあとって……」

リゼ「……ペンダント、大切にするって」

シャロ「は、はい! もちろんです!!」

リゼ「そうか…………そうか……///」

シャロ「先輩……?」

リゼ「…………うん、それならいいんだ。さ、学校にいくぞ」

シャロ「えっ!? せ、先輩!?」

リゼ「ほら、早く準備しろ。遅刻するぞ?」

シャロ「ち、ちょっと待ってください! け、結局どういう……」

リゼ「あ、早速ペンダント付けてみたんだけど……似合ってるか?」

シャロ「に、似合ってますけど……それよりさっきのはどういう……」

リゼ「そっか、似合ってるか!」ニコッ

シャロ「っ//////」

リゼ「私、先に行ってるからな。あ、ペンダント付けるの忘れるなよ?」

シャロ「わ、分かりました……ってそうじゃなくて! 私の話を聞いてくださいよー!!」





おしまい


大儀である

乙。とても良かった。
これはハッピーエンドかな?

何はともあれシャロちゃん誕生日おめでとう!


あー心がぴょんぴょんする

シャロちゃん誕生日おめでとうございます


読んでくださった方、ありがとうございました

久々に心ぴょんぴょんしたわ
やっぱり定期的にぴょんぴょんしなきゃダメだわ……

お疲れ様でした。


素晴らしいリゼシャロ、ワイルドギースも良い仕事した
ペアペンダントって何か特別な意味でもあるの?

カップル用って事でしょ
いつかのカップみたいに

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心がぴょんぴょんする

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