友「じゃあもう”ようじょ”でいいか」

男「じゃあこれからは”ようじょ”と呼ぶことにしよう」

友「これからよろしくな、ようじょ」

男「まずこの子裸だから服を着せよう」

友「かわいい服着せてあげたいな～♪」

幼女「ふええ・・・」

男「買いに行こうか」

友「俺裁縫得意だから、服作れるぜ？」

男「デザインできんのか？」

友「俺にまかせておいてくれ」

男「全身後付けの機械でデコボコだけど大丈夫か？」

友「まずは寸法を取らないとな」

男「ようじょ、そこに立て」

幼女「ふええ・・・」

友「おりゃ！立ったぞ、男！」

男「ナイス！」

幼女「ふええ・・・」

友「ちょっと黙ってろ」ドン

幼女「ガハッ・・・！」

男「尻、腰、胸、肩幅・・・」

友「おい！俺にも測らせろよ」

男「はい、測り終わり」

友「うひょひょ・・・思い切りロリなデザインにしちゃうよ・・・」

幼女「ふええええ・・・」

友「こいつうるさいから電源切っとこう」パチ

男「さて、学校行くか」

友「あーダル」

男「ほんと、校舎爆破したいわ」

友「まあ俺らはそんな幼稚なことしないけどな」

男「暴力なんてガキのやる事なんだよ、糞が」

～下校～

友「ようじょも今頃は向かいの小学校に通ってたのかな」

男「そうだな」

友「二年前だっけ？親を殺して、さらったんだよな」

男「ああ、だけどようじょの反応には驚いたな」

友「目の前で親が殺されるのを静観できるなんて」

男「ああいう残酷なやつには、残酷な仕打ちをしてやる物なのだよ」

友「殺すやつより残酷」

～ようじょのいる倉庫～

男「あれ、友まだ来てないのか・・・」

パチ

ようじょ「ふええ・・・」

男「コーヒー淹れてこい」

ようじょ「ふええ・・・かしこまり・・・ふええ・・・まし・・・ふえ・・・た」

男「いやに雑音がはいるな」

友「男ー」

男「来たか」

友「おいようじょ、紅茶淹れてくれ！」

ようじょ「ふええ・・・」

ようじょ「おまた・・・ふえええええ・・・しました・・・」

男「アイスコーヒー？なにこれ」

友「俺はミルクティーしか飲めねーんだよ！このポンコツ！」

男「プログラミングが甘いんだな、きっと」

友「もう少し手を加えるか」

男「目指すは使い物になって、しかもかわいいロボットだ」

友「ハゲドウです」

男「ゲドウです」

ようじょ「尿！！！」

男「そろそろ排水の時間か」

友「俺が連れていく」

男「股間を拭くのを忘れるなよ、サビるから」

友「オラ行くぞ！」

幼女「尿！尿！」

友「もらすなよ！」

男「ようじょのコンピューターを強化するか」

友「そうだな」

男「せめて飲み物くらいは出せるようにしたい」

友「インプットってやつか？」

男「いや・・・専用のフォルダーを作って、その中の物を自由に注文できるようにしよう」

友「とにかく、コンピューターも学習無しじゃ何も出来ないってことだ」

男「さらにコンピューターは自己学習を全くしない」

友「それにしても・・・まさかメイドロボに足引っ張られることになるとはな」

男「手のかかるやつだ」

友「まあまだ開発段階ってことで」

男「これから改良を加えてやんねえと」

～翌日～

男「おい、コーヒー」

ようじょ「はい、ブラックコーヒーですね。ホットでよろしいですか」

男「ああ」

友「俺は熱いお茶で」

ようじょ「緑茶でしょうか」

友「お茶っつったら緑茶じゃね？」

ようじょ「かしこまりました。お待ちください」

友「敬語カワユスwwwwwww」

男「口だけじゃないといいけど」

ようじょ「お待たせしました」

男「うわ熱っ！これ何度だよ！」

友「渋！お茶っ葉入れすぎ！」

ようじょ「ありがとうございます」

男「スルーすんな！」

友「これじゃ青汁だ・・・」

ようじょ「青汁ですね、かしこまりました」

友「スイッチオフ」パチ

男「140度もあるじゃねえかよ」

140！？

地球ではないのか……

うわ熱っ！じゃすまねぇだろ…

友「いちいち冷や冷やするロボットだな」

男「お茶を出させる為だけにここまで苦労するとは思ってもなかった」

友「メイドロボの一番初歩的な動作が出来ないなんてな」

男「まだ他にもさせたいことあるんだが」

友「”行ってらっしゃいませ”、”お帰りなさいませ”を言ってくれたり、この汚い倉庫を清掃しておいてくれたり」

男「肩を揉んでくれたり、添い寝してくれるとか」

友「それは別にいいとして、ようじょの服、一着出来たぞ」

男「着れる物を持ってきたんだろうな？」

友「勿論、完成してる」

男「おっ、メイド服か」

友「猫耳は買ってきたやつだけど。百均で」

男「着せてみるか」

友「このパンツはかせて」

男「誰のだ」

友「妹が捨てたやつ」

男「これちゃんと洗ってあんのか？」

友「俺が綺麗にクリーニングしといた」

男「きたねえな」

男「じゃ、コンピューターをさらに強化するか」

友「ようじょ、ちょっと頭開けるよ」

パカ

男「名案を思いついたんだけどさ、今まではやかんでお湯を沸かしてただろ？それを電気ポットに変えようと思うんだ」

友「そうだな、電気ポットなら熱すぎるってこともないだろうし」

男「それにはポットに適当な量の水を入れてスタートボタンを押すという動作が求められる」

友「ところで、ポットは誰が用意するんだ」

男「お前が」

友「え？何で俺？」

男「ロボットの研究って結構金かかるんだよ」

友「”もう俺には出せない”ってことか？しょうがねえな」

～数日後～

ようじょ「お待たせしました、レモンティーです」

男「どうも」

友「レモンティー飲むなんて珍しいな」

男「何」

友「てっきりコーヒーしか飲めないのかと思ってたよ」

ようじょ「友様、お待たせしました。カプチーノです」

友「はい、どうも」

ようじょ「ありがとうございました」

男「今幼女には数十種類の言語が登録されていて、あと４つ登録できる」

友「”行ってらっしゃいませ”は？」

男「日常使うであろう言葉は全て登録してある」

友「じゃああと４つはどうする？」

男「そうだな・・・よし」

>>21
>>22
>>23
>>24

友「いきなり安価かよ！」

男「安価はこういう時にこそ使うものだ」

叩き斬ってやるッ！

この私に命令するのか…
良い度胸だなっ！

黙って私に付いて来い！！

おもちゃじゃないんだぞ！

男「この言葉を実際に叫ぶことで言語が登録される」

友「何でそこはデジタルにしなかった？」

男「じゃあいくぞ！叩き斬ってやるッ！この私に命令するのか・・・良い度胸だなっ！黙って私に付いて来い！！おもちゃじゃないんだぞ！・・・これで登録できた」

友「基地か」

その頃

男２「ようやく無実が証明されたのだ」

男２「何年ぶりだろうか、外に出たのは」

男２「ここだ・・・あの公園をぬけた所に俺の家がある・・・」

男２「今の時間、鍵は開いてないんだろうな」

男２「”あの場所”に寄ってみるか」

ようじょ「息苦しいです」

友「は？」

男「充電か」

プス

ようじょ「充電中です」

友「バッテリーで動いてたのかあれ」

男「スマホのバッテリー×３だから一回の充電で２週間は動ける」

友「スマホもったいねえ」

ようじょ「充電が完了しました」

友「早っ！」

男「ひげそり並に早いだろ」

友「たとえがダセえ！」

ようじょ「・・・」

男「シェーバーと言い換えるべきだったか」

ようじょ「叩き斬ってやるッ！」

友「ようじょが切れたー！」

男「登録した順番に一度繰り返すんだ」

ようじょ「この私に命令するのか・・・良い度胸だなッ！黙って私に付いて来いッ！おもちゃじゃないんだぞっ！・・・でよろしいですか」

男「おｋです」

かわええ

女騎士かよwwww

男２「ここだ」

男２「確かここに入院したんだったよな」

男２「あいつ、俺のこと覚えてるかな」

男２「車に轢かれて記憶失ってるかもしれない」

男２「まあ会うだけ会うとしよう」

男「そろそろ帰るか」

友「そうだな」

男「電源切っとくか」パチ

友「いちいち電源切ったり入れたりしなきゃいけないのか、面倒だな」

男「俺も思ってた。呼んだら勝手に電源が入って、用が済んだら電源が切れて、電池が無くなったら自動で充電するようにするか」

友「ロボット掃除機か」

男「ようじょロボットだし」

ようじょ「ｚｚｚ・・・」

ようじょ「味噌汁おかわり・・・」

ようじょ「ｚｚｚｚｚｚ・・・・・・」

～翌朝～

男「ようじょはもうタダのメイドじゃない」

ようじょ「・・・」

友「体中からビームを出せるように改造したからね」

男「そう、俺が改造したんだ」

友「メイド兼護衛ロボというところだな」

男「超攻撃型メイド、ようじょちゃん誕生！」

男「つー訳で、実験をしたいと思います」

友「危険な実験じゃないだろうな？」

男「まず友の背後にマネキンを設置します」

友「まさか・・・」

男「そのマネキンだけをようじょちゃんに破壊してもらいます」

友「もし外したら・・・」

男「友が死にます」

友「そんなに冷静に言うな！」

男「大丈夫だ、実験用にビームは小出しに設定してある。人ひとりを殺せるほどの威力しかない」　　

友「でも、やってみないと分からないもんな」

ようじょ「ころした～い♪」

ころした～い♪って…

男「ああ！友が敵に襲われてる！」

ようじょ「ほんとだー」

友「たっ助けてくれ・・・」

男「さああのマネキンを破壊しろ！」

友「ようじょ頼むから俺は撃たないでくれ・・・」

ようじょ「生物破壊砲！！」ポヮヮヮ・・・・・・

男「あ、今回だけは生物にロックオンしなくていいからな」

ようじょ「生物一匹を確認！粉砕する！」

友「うわあああああ待ってくれええええええ！」

ドオオオオオン

友「あああああああああぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・」ショワショワショワーー（失禁）

ようじょ「ｗｗｗｗｗｗ」

男「ようじょ酷いな」

友「マジ殺されるかと思った・・・」

ようじょ「尿もらしてるｗｗｗｗ」

友「俺をダマしやがったな・・・」

男「それだけようじょの知能が発達してきたって事だ」

友「感心するなよ」

男「おい、早く着替えて来たらどうだ」

ようじょ「幼女におもらしさせられるとかダサすぎ」

男「暇だな、TVでも見るか」

友「そうだな」

パチ

男「やってる、ようじょ行方不明のニュース」

友「まだようじょの捜索してんのか」

男「親の死体は食ったし、ようじょはサイボーグ化してるから見つかる訳がない」

友「サツの連中乙ｗ俺らの勝ちってことで」

男「あとは親の遺骨を砕いて肥溜めに隠すだけだ」

えっ

友「これがその遺骨か」

男「ようじょに砕かせよう」

ようじょ「くだく」

男「粉々にしろ」

ようじょ「私に命令するのか・・・いい度胸だなっ！」

友「ロボットに命令して何が悪い」

ようじょ「私が本気でキレたらどうなるか見せてやろう・・・」

ドンッ

サラサラ

ようじょ「私が真の力を発揮した時・・・お前達は骨にされ、それは粉々に砕かれるのだ・・・」

男「何はともあれ、証拠はこれで消えた」

男２「ん？何の音だ？」

男「捨てにいこうか」

友「倉庫の鍵開けっ放しだけどいいのか？」

男「ここからなら１分足らずで戻ってこられる」

友「そうだな」

男２「たしかこっちから・・・」

男２「あの倉庫か？」

ガラガラガラ

ようじょ「・・・・・・」

男２「誰かいるのか」

ようじょ「侵入者・・・攻撃準備完了・・・」

男２「えーと電気は・・・これか」

パチ

ようじょ「・・・・・・」

男２「ロボット？」

ぎゃあああああ・・・・・・！

男「何だ？」

友「倉庫の方から聞こえなかったか？」

男「倉庫から？」

友「ドロボーでも入ってようじょに殺されたのかな」

男「とにかく行ってみよう」



男２「幼女・・・・・・・・・」

男「！」

友「オッサンが足切られてる！」

ようじょ「侵入者を処刑致しました」

男「誰だよお前！」ボグッ

男２「幼女を返せ！」

友「まさか誘拐しようとしてたんじゃ・・・この変態、ロリコン野郎！」パーン

男２「痛い！やめて！」

男「ようじょ、殺れ」

ようじょ「ころす」

男２「待て！待て！俺はお前の・・・」

ザーン