DIO「765の時は動き出す」【第六部】 (45)
何度もごめんなさいDIOM@Sです
前回
DIO「コイツらがッ!輝くまで!プロデュースをやめんッ!」【第五部】
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の続きになります
すいませェん......
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待ってた!
DIO「どうだ!この血の目つぶしはッ!勝ったッ![ピーーー]いッ!」
承太郎「オラァッ!」
ドグァシィン!
ビシ ビシ ビシ !
......バゴ!
DIO「うぐぉぉぉぁぁぁぁ!?なぁぁにィィイイイッ!」
DIO「ば...馬鹿なッ!...こ、このDIOが...」
ボゴン ボゴン ボゴン!
DIO「このDIOがァァァァァーーーーッ!!!!」
ドガッパァァ!!
........................................
....................
........
...
DIO「.........夢...か」
DIO「................」
DIO「ここへ来てどのくらいが経った......?」
DIO「ざっと、一年か」
DIO「..........」
DIO「飛ばされた原因はこのDIO、世界の第二の能力」
DIO「『THE WORLD BITE THE DUST(負けたくない)』......」
DIO「『ANOTHER WORLD』の方がイイか...?」
DIO「世界は最強だな」
DIO「...しかし、もうここにいる必要は......」
DIO「................いや、まだだ。猿共はトップではない。大型ライヴが残っている」
承太郎との死闘の末に新たな力を発揮したTHE WORLDッ!
それは時を戻す能力だったが、初期作動により、27年後の日本に飛ばされてしまった!
そこで高木と出会い、アイドルと出会い、数々の感情を知り、愛を知り、
少しずつ変わっていくDIOッ!
しかしDIOは「節目」を感じていた
いつかはここを離れ、戻らねばならないと
そう感じていたのだ
マテータヨ
翌日
DIO「奴らはどうだ?」
律子「順調です、何事もなく」
DIO「萩原は逃げてないか?」
律子「大丈夫です」
DIO「そうか。美希はダラけていないか?」
律子「あの子はやる時はやりますから」
DIO「高槻は付いていけてるか?」
小鳥「ふふっ、プロデューサーさんは心配性ですね」
DIO「......そんなハズは」
律子「そうですよ!最初と比べたら全然」
DIO「最初か...懐かしいな」
小鳥「色々ありましたね~、いぬ美ちゃんは蹴るわ、961プロを潰すわ...」
DIO「あと高槻の高所恐怖症克服のために、思いっきり空にブン投げた事もあったな」
律子「ちょ!?そんなことしたんですか!?」
DIO「知らなかったのか?」
律子「知りませんよ!どうりでヘルクライムピラーの仕事も平気だったんですね...」
ガチャ
春香「おはようございます!タルカスじゃなくて天海春香ですよー!」
DIO「早いなタルカス」
春香「MUOOOOHHーーーーッ!!!」
響「はいさーい!」
真「おはようございまーす!」
DIO「貴様らも早いな」
響「みんなお昼寝の時間だし、暇だから来たさー」
真「最近、仕事で事務所に来れなかったしね」
春香「でも仕事があるだけ幸せだよね」
響「そうだぞ!どれもこれもプロデューサーのおかげさー!」
DIO「そうか」
春香「プロデューサーさんのおかげで事務所が救われたんですよ!」
律子「ちょっとー?それじゃあ私が役立たずってこと~?」
春香「そ、そんなことないですよぉ!律子さん!」
モー ホントー? ホントダズラ ウソツイテネーズラ
DIO「......賑やかだな」
@夜
DIO「承太郎はおそらく、母親に発現したスタンドを消そうと、
このDIOに立ち向かったのか」
DIO「まぁ、ジョナサンの肉体を奪ったことも理由の一つだろうが」
DIO「......しかし、母親のスタンドの気を今でも感じるのは...」
DIO「...戻るまで、時が止まっているという事か」
DIO「そういえば、千早の時もそうだったな」
DIO「.........ならば」
DIO「承太郎も時を止められたままか?」
DIO「まさか、このDIOと同じ道を辿っているのか...?」
DIO「.........フン、まさかな」
翌日
ガチャ
亜美真美「「あ!兄ちゃんお帰り→!」」
ズゥラァッ! ドッバァ ビュンビュンビュン!
DIO「む」パシパシパシパシパシ
DIO「一瞬にしてナイフを投げるとは...貴様らのイタズラも過激になったものだ」
真美「全部受け止めた...だと...」
亜美「さすが兄ちゃん!亜美達に出来ないことを平然とやってのけるッ」
真美「そこにシビれる!」
亜美真美「「あこがれるゥ!」」
DIO「(......デジャヴだ)」
とぅるるるるるるる
DIO スチャ
DIO「DIOだ。三浦か?」
あずさ『はい~』
DIO「また迷子か」
あずさ『すみません~』
DIO「まったく......」ピッ
亜美「場所聞かなくてもいいの?」
DIO「聞いても無駄だ。場所を理解していれば道には迷わん」
DIO「ならば、こちらで探すのみ」
DIO「おい両双海、カメラを持っているか?」
真美「ピヨちゃんのならあるよ→」ハイ
DIO ピシィッ ゾゾゾゾ
DIO「......背景は闇で見えんな」
亜美「ひょっとしたら、その闇とやらが、どこか...」
亜美「わかるかもしれねぇ!」
真美 ドキューン ゾゾゾッ ギン! ギン!
亜美「あずさお姉ちゃんの背後に何かを見つけたな」
亜美「スケッチさせてみよう。俺の真美は正確な悪戯を考え、
相手を困らせるほど、精密な動きと分析をする......」
ザザザーッ ザザーッ ザザ バーン
DIO「ハエだ、空間にハエが飛んで...エジプト、それもアスワン付近ではないかッ!」
DIO「何ィ!?奴は今エジプトにいるだとォ!?」
@飛行機
DIO「.........」
DIO「便利な世の中だ」
DIO「これが飛行機か、中々のパワーとスピードだ。このDI」
CA「お客様、機内ではお静かに...」
DIO「おい女、酒とキャビアを持って来い。スチュワーデスがファーストクラスの客に
酒とキャビアをサービスするようにな......」
CA「そのままでございますお客様」
ヘルクライムピラーは仕事なのかよ!?
つまり今のやよいは波紋戦士である可能性が微レ存?
@エジプト
民衆「「「バクシーシ!バクシーシ」」」
あずさ「あらあら~、困ったわ~」
DIO「何をしている、行くぞ」グィ
あずさ「プロデューサーさん!」
DIO「全く何をやっているのだ」スタスタ
あずさ「ハンハリーリという市場で占いのロケをしてたんですけど、
ついフラ~っと歩いたら迷ってしまって~」
DIO「それでコッチの高槻共に囲まれたのか」
あずさ「はい~」
DIO「世話の焼ける奴だ。帰る......」
あずさ「?」
DIO「(しかし、久しいな。昔と少し変わったが...)」
DIO「.........」
あずさ「プロデューサーさん?」
DIO「ん?あぁ、行くぞ」スタスタ
あずさ「あ!待ってください~」
DIO様マジ有能P!!
@二日後
雪歩「大型ライヴ、もうすぐですね...」
DIO「怖いか?」
雪歩「いえ、大丈夫...だと思います。でも今回は今までと違って、比べものにならない
くらい、お客さんが入るんですよね?」
DIO「あぁ。......しかし貴様は大丈夫だ」
雪歩「......ふふっ」
DIO「何がオカシイ?」
雪歩「前までクズとかカスとか言ってたのにって...」
DIO「それだけ成長したという事だ」
雪歩「ありがとうございますぅ」
DIO「成功させるぞ、ライヴ」
雪歩「はい!」
@レッスン
DIO「.........」
やよい「お前の瞳だッ!バイ!ツァ!ダスト!」
伊織「吉良メ吉良リ ドカンボカンと♪」
DIO「(リサリサの指導は抜群だった)」
DIO「(奴がここを去って数か月経つが)」
春香「乙女よ 波紋を流せ♪」
DIO「(誰一人衰えず、むしろ進歩している)」
美希「大好きダニィー♪」
ジャーン
DIO「(元々の力もあるだろうがな)」
フー ミキヨカッタヨー
DIO「よし、貴様らの大型ライヴに向けて、いくつか教えることがある」
伊織「アンタから教わるなんて珍しいわね」
DIO「あぁ、これだけはな」
DIO「まず、LESSON1『妙な期待をDIOにするな』」
千早「あの...どういうことですか?」
DIO「うむ、これは初めに伝えておくべきだったが、一応言っておく」
雪歩「期待はするななんて...プロデューサーがいなければここまで来れませんでした」
やよい「そうです!」
DIO「そうか、まぁいい。本題は次からだ」
DIO「LESSON2は『筋肉には悟られるな』......」
真「!」
DIO「いいか...例えば腕を掴むこの動作、腕を強く掴めば掴むほど、
『筋肉』はこの力を振りほどこうと理解して反応してくる」
DIO「肉体が本能的に身を守ろうとするのは筋肉に気付かれるからだ。
それが生物の体だ......」
DIO「だから、悟らせない身体を作るのだ」
DIO「皮膚を支配しろ。ならば異常事態が起こっていると気付かない」
響「難しいぞ...」
DIO「ま、大方...」スッ
響「!?」
DIO「リサリサの修行によって、筋肉に悟られない体に施されているがな」サワサワ
響「ちょ!ぷ、プロデューサー!///」パッ
真美「(兄ちゃんがひびきんの腕を......)」
貴音「(触りましたね)」
春香「(ちょっと羨ましいかも......)」
美希「ずるいの!ミキのも!ミキのも!」グイグイ
DIO「大丈夫だ、全員なっているのはわかる」
美希「そういうことじゃないのー!」
DIO「(リサリサの奴...ここまでやるとは...)」
DIO「まぁいい、次だ」
DIO「LESSON3『回転を信じろ』」
伊織「まーた哲学臭いのを...」
亜美「むずかちー...」
DIO「いかなる場において必要とされるのは頭だ」
DIO「言わば、『頭の回転』という事だ」
あずさ「なるほど~」
DIO「どんな異常事態にも対応できる身体、頭......」
DIO「これがあれば問題はないだろう」
DIO「難しいがな」
春香「どうやって鍛えればいいですか?」
DIO「そうだな......『ンドゥールごっこ』で鍛えろ」
真美「あの砂浜でやってたやつ?」
DIO「あぁ、耳だけを頼りにするトレーニングだ。
そうすれば脳の活性化に繋がり、次第に回転も早くなるだろう」
美希「頭使うのヤなの~」
DIO「貴様らが先に進むためだ。逃れられん」
DIO「そしてLESSON4は......」
DIO「これは......後にする」
伊織「どうしてよ?」
DIO「貴様らの力を最大限にまで発揮させるためだ」
やよい「どれも難しそうです...」
DIO「大丈夫だ。貴様はやれる」
やよい「そうですか!?ありがとうございますぅー!」
やよい「うっWRYYYYYYYYYYYY!!!!!」
DIO「いいだろう、今日はここまでだ」
ツカレタネー ワワッ ハルカ! アブナイ! グッパオン
美希「ふーっ、くたくたなの~」
DIO「どうやら歌やダンスは完璧のようだな」
美希「当ったり前なの!こんなのおにぎり前なの!」
DIO「そうか」
美希「ねぇ、ライヴってどんな所でやるの?」
DIO「そうだな........ならば下見に行くか?」
美希「行くの!」
@ライヴ会場
DIO「着いたぞ」
美希「結構大きいの...」
DIO「ステージに行くぞ」
@ステージ
DIO「ここだ。どうだ?」
美希「わ~っ...」キラキラ
美希「キラキラしてるの......」
DIO「...?客席は暗いが」
美希「そーゆーコトじゃないの!ダニー!」
DIO「ダニーはやめろ」
美希「ここって、満席なの?」
DIO「あぁ、確実にな」
美希「それじゃあダニー、アレ、見て」ユビサシ
DIO「ん?」
美希「三階席の一番端っこ。いーっちばん端っこ」
DIO「あぁ、それがどうかしたか?」
美希「あの席から、ミキ達をよく見えると思う?」
DIO「いや、思わん。あの席じゃあ、貴様らは豆粒程度だろうな」
美希「でも、どーして席は埋まってるの?」
DIO「.............」
美希「答えは簡単なの。「好き」だからなの」
美希「どんなに見えなくても、どんなにわからなくても、会いに行くの」
美希「ミキ達はそれほど愛されてるの...」
美希「それって......キラキラしてるって、思わない?」
DIO「......なるほど。輝いている貴様らを想像したのだな」
美希「そーゆーコトなの!」
DIO「既に、今も輝いている。心配はない」
美希「わかってるの!」
美希「................」
美希「.............ねぇ、ダニー」
DIO「何だ?」
美希「ミキね、前まで一日中寝てたの」
美希「お仕事がないーっていうのもあったけど、それしかするコトがなかったの」
美希「でも今は違うの」
美希「お仕事が増えたコトもそうだけど、一番は......」
美希「どーしたらもっとキラキラできるか考えるようになったの」
DIO「.........」
美希「それはね、ダニー、うぅん、プロデューサーのおかげって思うな」
DIO「美希......」
美希「プロデューサーと会わなかったら、どーなってたかわからないの」
美希「だからねミキ、とーっても感謝してるんだよ?」
DIO「.........フン、感謝されなくては困る」
美希「......ダニー、今すっごくやさしー目してるの!」
DIO「む!しておらん!」バッ
美希「見せるのー!」
DIO「や、やめろ!」
美希「あはっ!照れてるダニー可愛いの!」
美希「これからもずーっと一緒にいてね、ダニー!」
DIO「......あぁ」
@車内
ラジオ
SPW『一体どんなプロデューサーなんだい?』
春香『すっごく頼りになる人です!』
SPW『ほぉ、そいつぁいいねぇ!』
春香『あ、でも私のあだ名をタルカスにした張本人です!』
SPW『......え?あだ名?本名じゃ...』
春香『ANGYAAAAAAAAAAA!!!!!』
DIO「いつまで経っても騒がしい奴だ」
DIO「......そういえば四条とらぁめんとやらを食す約束をしていたな」
DIO「引き返すか」
ブォォォォン......
DIO「遅くなった」
貴音「いえ、私も先ほど仕事が終わりましたので」
DIO「そうか。...で?そのらぁめんとやらはここか?」
貴音「はい、入りましょう」ガラ
DIO「む」
店員「いらっしゃ」
貴音「メンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシ」
DIO「!?」
店員「はいぃ!!お連れの方もソレでいいですか?」
DIO「ん?......あぁ」
DIO「四条よ、先ほどのは一体何の呪文だ」
貴音「ふふ、すぐにわかりますよ」
店員「ハイお待ち!」
バーーン!
DIO「」
貴音「相変わらず美味しそうですね」
@10分後...
DIO「(まぁ、マズくはない)」ズルズル(3杯目)
貴音「......DIO殿」ズルズル(5杯目)
DIO「何だ」ズルズル
貴音「行ってしまうのですか?」
DIO「ッ!」ピタッ
DIO「......貴様、何故それをッ」
貴音「あなた様がこの時の者ではない事は知っています」
DIO「............」
貴音「異なる時が重なるのは決して許されぬ事...」
貴音「私にはわかるのです。何故かはわかりません」
DIO「.........フン、なんでもお見通しか」ズルズル
貴音「...驚きというか、受けとめが早いのですね」
DIO「貴様だからだ、意外性はない。これがタルカスや高槻だったら卒倒していた」
貴音「左様ですか......」
貴音「........」
DIO「いつかはここを離れねばならん」
DIO「貴様らの成長のためではない。俺自身の、この世界の理のためだ」
DIO「......それは俺自身が一番わかっている」ズルズル
貴音「.......」ズルズル
DIO「........」ズルズル
DIO貴音「「おかわり」」
@765PRO 夜
DIO「残り一週間を切ったか......」
小鳥「あっという間ですね~」
DIO「......皆、成長したな」
小鳥「はい♪」
小鳥「ずっと夢でした。765PROの大型ライヴ......」
小鳥「私が出るわけじゃないんですけどね、ふふっ」
DIO「フン、そうだな」
小鳥「暖かく見守ってあげましょうね」
DIO「あぁ......」
数々の仕事やライヴをこなしてきた元貧弱事務所765PRO!
全員が夢に見ていた大型ライヴは
無事、成功するのだろうか!?
そしてDIOはどうなるのだろうかッ!
終わったッ!第六部完ッ!
次回一応最終回ッ!
ありがとうございました
あと、一部を描いてみました。是非どうぞ。暇でしたらコメください
このDIOがモンキーのプロデューサーだと?
http://www.nicovideo.jp/watch/nm23882440?ref=search_key_video
この名前(5409PRO)で、つぅいっつぁーもやってるので
どぞどぞ~
おつ
ゴールドエクスペリエンス
>>1はシリーズ完結という結果にたどり着く事無く、永遠にDIOM@Sを描き続ける!
シリーズが完結したあとにまた始まる可能性はなきにしもあらず
承太郎云々言ってたからこれは次回作フラグですね!
>>1もDIO様の命令とはいえよく書いているわ
乙と言って置く
おつおつ
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