春香のバスケ (38)
黒子のバスケ×アイマスです
アイマスキャラがバスケットボールをするような話です
アイマスを黒子のバスケにぶち込みました
性格、言葉遣い等おかしい所があるかもしれません
試合は第一クォーター10分、第二クォーター10分の合計20分のだけです
第一クォーターと第二クォータの間にはハーフタイム(休憩)があります
タイムアウト(作戦タイム)は各クォーターそれぞれのチーム一回ずつです
(実際は第四クォーターまであったりしますがルールが少し違います)
Sチーム(Spring[春]):春香・貴音・響 ・亜美・真美(マネ:雪歩 )
Aチーム(Autumn[秋]):律子・真 ・千早・美希・伊織(マネ:やよい)
解説 :小鳥・あずさ
マネ(雪歩・やよい)は基本出てきません
よろしくおねがいします
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403487195
小鳥『えー、765バスケットボールです
アイドルの皆にバスケットボールの試合をしてもらいます』
あずさ『解説は、私、三浦あずさと、音無小鳥です~』
小鳥『試合が始まりました まずはSチームの響ちゃんボールです』
あずさ『がんばってくださ~い』
S響「よし、じゃあ、まず自分が一本決めるさー」ダッ
A伊織「なっ、ドリブル速い!?」
A真「美希!止めて!」
A美希「任せるの!……右にくる?いや、左?」S響「ハッ!」ヒュッ
A美希「そのままシュート!?そんなのブロックできるの!!」ヒュッ
S響「やっぱり美希は背も高いしジャンプも高いなー……
でも自分のシュートは止められないさー」シュッ
A美希「上体を……ほとんど寝かしてシュートを!?」
小鳥『試合開始早々決まったー!!
響ちゃんの無茶苦茶なフォームのシュートだー!!』
あずさ『響ちゃん、打った後こけてましたね、大丈夫でしょうか……』
【S2-0A】
A美希「あっ、あんなフォームで決めるなんて……」
S響「自分完璧だからな、自分に勝てるのは自分だけさー!!」
A美希「くっ……」
A律子「美希!ボールをよこしなさい!」
S響「え?」
A美希「あ、うん、律子!!」シュッ
A律子「律子さん!!」パシッ
S響「しまった!みんな、ディフェンスだ!戻るぞ!」
S亜美「……あれ?でも、りっちゃん攻めてこないよ?」
S真美「他の皆も攻めてこないし、自陣で何やってんだろ?」
S貴音「一体何を……」
S春香「え?でも、律子さんシュートフォームに入ったよ?」
A律子「……」シュッ
S響「そのまま打った!?」
S亜美「いやいやひびきん、これは入んないっしょー」
S真美「てゆーか、届かないっしょー」
S春香「いや、でも、これ届いて……いや、これは……」
A律子「私はシュートを計算し尽くした
だから、私のシュートは……落ちない!!」
小鳥『決まったー!!律子さんが自陣からゴールを決めたー!!3Pだー!!』
あずさ『すっごい高くボールが上がりましたね~』
小鳥『すごいですね、まだ試合始まって20秒もたってないですよ……』
あずさ『みんなすごいわ~』
【S2-3A】
S響「なっ、こんなの反則だぞ!!」
S亜美「いやいや、ひびきんも結構チートだったよね」
S真美「お互いやばいのがいますなー」
S貴音「落ち着きなさい ……春香、球を」
S春香「あ、はい、貴音さん」シュッ
S貴音「……」パシッ
S亜美「いやー、あれはやばいねー」
S真美「まあでも、始まったばかりだから何とかなるっしょー」
S貴音「亜美?真美?」
S亜美「うん?」
S真美「なーに、お姫ちん?」
S貴音「あなた達は――」
A美希「ナイスシュートなの、律子!」
A律子「律子さん!」
A真「でも、すごいよね、律子!」
A千早「流石ね、律子」
A伊織「相手が来るわよ、律子!」
A律子「…………」
S貴音「さて……」
A伊織「私がアンタを止めるわ!」バッ
S貴音「そうですか……」チラッ
A伊織(パス……?)ピクッ
S貴音「……」ダッ
A伊織「しまった……!!」
小鳥『伊織ちゃん、貴音ちゃんのフェイントに引っかかっちゃいましたね』
あずさ『フェイント上手いわね~』
A美希「貴音!!」バッ
S貴音「響」シュッ
A美希「あっ!」
S響「また自分が決めるさー!」パシッ
A真「ボクが止める!」バッ
S響「ふーん……」ダッ
A真(右か?左?それともシュート?)
S響「……」ピタッ
A真(えっ?止まっ……)
S響「……」ダッ
A真「しまっ……!!」
小鳥『おっ、響ちゃんのあれはチェンジオブペースですね』
あずさ『ものすごい緩急ですね~』
A律子「響を止めな……きゃっ」ドカ
S亜美「おっと、痛いよ、りっちゃーん」
A律子「くっ、スクリーン……!
それなら、避けて」
S真美「おっと、どこに行くのかな、りっちゃん?」
A律子「なっ、行けない!?」
S亜美真美「んっふっふ~」
小鳥『亜美ちゃん、真美ちゃんは律子さんの足止めですか』
あずさ『律子さんは動けませんね~』
A千早「それなら私が……!」
S春香「行かせないよ、千早ちゃん!」バッ
A千早「くっ!」
S響「ハッ!」シュッ
小鳥『また響ちゃんが決めたー!』
あずさ『みんな上手ね~』
【S4-3A】
A美希「響はすごいの…… まあ、でも……律子!」
A律子「美希、ダメ!!」
S亜美「りっちゃんにボールは触らせないよ~」
S真美「流石にあれはチート過ぎるからね~」
小鳥『おっと、亜美ちゃん、真美ちゃんは
ディフェンスでも律子さんにべったりですね』
あずさ『律子さんのシュートはすごいですからね~』
A美希「じゃあ、真君!」シュッ
A真「うん!」パシッ
A伊織「で、どうするのよ?律子は動けないわよ」
A真「まあ、律子一人に相手は二人ついてるから
オフェンスのときはボクたちのほうが人数が多い
アウトナンバーだから普通に攻めても大丈夫だと思うよ」
A伊織「じゃあ、私と千早が外で美希と真が中ね」
A真「うん」
A伊織「大丈夫?千早、美希」
A千早「ええ」
A美希「もちろんなの!」
S春香「……来ましたね
ディフェンスはどうするんですか?」
S貴音「そうですね、あうとなんばぁなので
誰かが二人を相手にしなくては……」
S響「自分完璧だから自分に任せるさー!」
S貴音「では、そのように
響は美希と真を、春香には伊織を任せます」
S春香「千早ちゃんは貴音さんが?」
S貴音「はい」
S春香「わかりました」
S響「……来るぞ!」
A真「伊織には春香、千早には貴音、ボクには響、美希はフリーか……」
S響「自分は美希のことも止めるさー!」
A真「なるほど……美希!」シュッ
A美希「ナイスパスなの!」パシ
S響「行かせないさー」バッ
A美希「おっと、本当に速いね」
S響「自分完璧だからな」
A美希「でも、スピードだけなら美希のほうが速いと思うな!」
S響「ふーん、じゃあやってみるか?」
A美希「いいよ、美希も負けな――」
A伊織「美希!!ボールをよこしなさい!貴音が!」
A美希「……えっ?」
S貴音「ハァッ!!」バッ
A美希「しまっ……でこちゃん!」シュッ
A伊織「でこちゃんゆーな!」パシッ
小鳥『危なかったですね~、美希ちゃん』
あずさ『貴音ちゃん、こわいわね~』
S春香「伊織!」
A伊織「私の相手は春香なのね」
S春香「うん、頑張って止めるよ!」
A伊織「ふーん……」ヒュ
S春香(シュートきた!ブロック!)ヒュッ
A伊織「にひひ♪」ピタッ
S春香「……え?」
小鳥『おっと、伊織ちゃんフェイントだー!跳んでなーい!』
あずさ『春香ちゃんは引っかかっちゃいましたね~』
S春香(しまった、ドリブルで抜けられ……)
A伊織「……」ヒュッ
S春香「な、跳んで……きゃっ」ドカッ
A伊織「……」シュッ
小鳥『伊織ちゃんブロックに当たりながら3Pシュートを決めたー!』
あずさ『伊織ちゃん器用ですね~』
小鳥『バスケットカウントのフリースローも決まり4点シュートです!』
あずさ『すごいですね~』
【S4-7A】
S響「大丈夫か、春香?」
S春香「う、うん、すごいな~、伊織は……
あ、貴音さん、ボール」シュッ
S貴音「……」パシッ
S響「あと貴音、自分は一人で大丈夫だからな!」
S貴音「申し訳ありません、相手が隙だらけだったものですから ……では、行きますよ」
A美希「ナイスシュートなの、でこちゃん!」
A伊織「でこちゃんゆーな!……アンタは危なかったけどね
まあ、伊織ちゃんにかかればこんなものよ!」
S亜美「いやーホントにすごいですなー」
S真美「はるるんに体を押し付けながらシュートするなんてー」
A伊織「なんて言い方するのよ!!あんた達は自陣に帰りなさい!!」
S亜美「だってお姫ちんにりっちゃんの相手しろって言われたし」
S真美「まあ、どっちにしろこっちの攻撃だしね~」
A律子「……伊織、これをどうにかして」
A伊織「無理ね、我慢してなさい」
A律子「…………」
A伊織「で、響はどうするの?とりあえず、あいつを止めないとダメでしょ」
A美希「うーん、スピードだけなら美希と同じくらいなんだけど、シュートフォームが何かすごいの……」
A真「美希と同じくらいのスピードって、十分速いよ……」
A千早「……ダブルチームで行けば止められるんじゃないかしら?」
A美希「響に二人付くの?誰が付こうか?」
A真「ボクと美希でいいんじゃないかな、千早は春香、伊織は貴音をお願い」
A美希「わかったの」
A千早「わかったわ」
A律子「あの……私は?」
A伊織「あんたはそのままでしょ……きたわよ」
S亜美「りっちゃ~ん、亜美たちのことイヤなの~?」
S真美「りっちゃ~ん」
A律子「…………」
S響「貴音、自分に任せるさー!」
S貴音「そうですね……」
A真「させないよ!」
A美希「響は美希たちが止めるの!!」
S貴音「だぶるちぃむですか……」
A伊織「あんたの相手は私よ!絶対止めてやるんだから!」
S貴音「……あまりわたくしを見くびらないでください」ダンッ
A伊織「え……?なっ!!」ガクッ
小鳥『貴音ちゃんのアンクルブレイクで伊織ちゃんが膝を付いたー!』
あずさ『貴音ちゃん、すごいわ~』
A美希「でこちゃん!……なら、美希が!!」バッ
S貴音「……響」シュッ
A美希「しまっ……!」
A真「くっ、ボクが!」
S響「自分には勝てないさー!」パシッ
A真(確かに響は速いけど、追いつけないほどじゃ……)
S響「……」シュッ
A真「……え?」
小鳥『ひ、響ちゃんが片手でボールを投げて決めたー!!野球ボールか!?』
あずさ『あれはシュートって言うのかしら……』
小鳥『真ちゃんは呆気に取られてましたね』
あずさ『ものすごい驚いてますね』
【S6-7A】
美希「真君、ボール!」
真「……え?」
美希「真君ごめんなの、美希が離れたから……千早さん!」シュッ
千早「そういう問題なのかしら……」パシッ
伊織「あれは本当にやばいわね、亜美真美みたいに美希と真が
響にべったりくっ付けばいいんじゃないかしら」
亜美「え?亜美たちのこと褒めてるの?」
真美「いや~、照れますな~」
美希「でもでこちゃん、貴音に転ばされてたの……
響だけ止めてもダメなんじゃないかな」
千早「じゃあ、ディフェンスでは私と水瀬さんで四条さんを止めましょう
美希と菊池さんは我那覇さんで、春香がボールを持ったら、私がいくわ」
美希「わかったの、みんな行くよ」
真「……あれ?ボクなんか夢を見てたみたいだ」
伊織「現実よ、気にしなくていいわ、切り替えなさい」
千早「菊池さん、ボール」シュッ
真「あ、うん、ありがと」パシッ
伊織「まあ、とりあえずオフェンスよ しっかり点をとりましょう!」
春香「響ちゃんすごいね!私もびっくりしちゃった!」
響「まあ、自分完璧だからな~、また決めてやるさー」
貴音「……きましたよ」
真「さて、やっぱ響を相手にするのはきついから……パスは伊織か千早か……」
響「ダー!!」ダッ
真「うわっ、きたっ、やば、バランスが……千早っ!」シュッ
千早「……」パシッ
小鳥『おっと、いきなり響ちゃんが真ちゃんのボールを取りにきたー!』
あずさ『真ちゃん、危なかったわね~』
貴音「ふふ、私のことは抜かせませんよ」
千早「……そうですか、……ドリブルが無理ならシュートですね」ヒュッ
貴音「なっ、そのまま打ったしゅぅとなど、簡単に止めることが!」ヒュッ
千早「……」シュッ
貴音「……なっ!?手を……すり抜けて……!?」
小鳥『千早ちゃんが決めたー!!』
あずさ『いま、千早ちゃんのシュートが貴音ちゃんの
ブロックをすり抜けたように見えましたけど……』
【S6-9A】
響「ドンマイドンマイ、大丈夫かー、貴音ー?」
貴音「いま、確かに止めたはずが……」
春香「えっと、ボール……響ちゃん!」シュッ
響「おう、貴音は気にしすぎさー」パシッ
貴音「そうでしょうか……」
響「錯覚さ、錯覚 はい貴音、ボール」シュッ
貴音「錯覚……?面妖な……」パシッ
美希「千早さん、ナイスシュートなの!」
千早「ありがとう、美希」
真「いきなりきた……、危なかった……」
伊織「ナイスパスだったわよ、真
さ、ディフェンス、しっかり止めるわよ!」
真「ディフェンスはボクと美希で響を
伊織と千早で貴音だよね……よし!」
律子(私も混ざりたい……)
亜美(ねーねー、真美ー?)
真美(なーにー、亜美ー?)
亜美(暇だよねー)
真美(まー、皆で楽しんじゃってるしねー)
亜美(次、行こっか!?)
真美(行こっか!!)
貴音「さて……」
美希「響を止めるの!」
真「もう絶対に点はやらないぞ!」
響「うがー!!」
伊織「アンタにも点は取らせないわ!」
千早「私があなたを止めます」
貴音「ふむ……春香!」シュッ
春香「えへへ、ようやくボールに触った気がする」パシッ
千早「あなたの相手は私よ」バッ
春香「おっと、貴音さんの相手じゃなかったの?」
千早「春香がボールを持ったら春香の相手よ」
春香「そうなんだ……」(でもどうしよう……私シュート入らないしなー)
千早「……?」
春香「…………」(ドリブルもあんまり上手くないし……)
千早「……どうしたの?」
春香「いや……えっと……」(やばーい!!何も出来なーい!!)
千早「来ないなら、こっちから行くわよ!」
春香「ちょ、待っ!!」(マークがきつくてパス出せないし!!どうするの!!)
亜美「はるるん、こっちー!!」
千早「え!?亜美!!?」
春香「亜美!?何で!?……え、えっと、えい!」シュッ
亜美「はるるん、ナイスパース!」パシッ
小鳥『おっと、いつの間にか亜美ちゃんが律子さんから離れてたー!!』
あずさ『春香ちゃんもびっくりしてたわね~』
律子「いつの間に!?」
真美「りっちゃん、ボーっとしてたっしょ
だらしない顔してたよ?」
律子「そんな顔してません!!」
亜美「そのままドリブルしてー……シュー……」ヒュッ
美希「させないの!!」ヒュッ
亜美「お、ミキミキ速いなー
でも残念、シュートはフェイントで……ひびきーん!」シュッ
ミキ「しまっ……!」
響「ナイスパス!」パシッ
真「ボクが……止める!!」
響「真じゃ自分には追いつけないさー!」ダンッ
真「ドリブル……速……!?」
響「ハッ!」シュッ
小鳥『響ちゃんが真ちゃんを抜いてシュートを決めたー!!』
あずさ『響ちゃん、速いわね~』
【S8-9A】
伊織「ちょっと!何で亜美がパスもらってるのよ!あんたたち、ちゃんと律子のマークしてなさいよね!」
真美「いやー、まあ、真美一人で十分かなって……てゆーか、いおりん敵だよね……?」
伊織「響も普通にパスもらってるし、なんなのよ!!」
響「え?自分!?」
伊織「何でこっちに響がいるのよ!!早く帰りなさーい!!」
響「うぎゃー!!」
千早「菊池さん、ボール」シュッ
真「あ、うん、……また止められなかった」パシッ
千早「気にしないで、我那覇さんは速いから……」
美希「……真君、さっきから簡単に抜かれてばっかりだって思うな」
真「なっ、何だと!?美希だって簡単にフェイントに引っかかってるじゃないか!!」
律子「やめなさい!!喧嘩しない!!」
真「……ふんっ」
美希「……ふーんだ」
伊織「ほらっ、行くわよ!」
真美(あの二人って仲悪いの……?)
伊織(知らないわよ……、このチーム大丈夫かしら……)
春香「ちょっと、亜美!律子さんのマークでしょ!?」
亜美「まーまー、真美がいるし、はるるんも助かったっしょ?」
春香「うっ……まあ、そうだけど……」
貴音「大丈夫なのですか?」
亜美「余裕っしょー!てゆーかそろそろ攻めたほうがいいんじゃない?
ゴールは決めてるけど負けてるのはこっちだよ?」
春香「向こうは3Pシューターが二人もいるしね」
亜美「まあ、いおりんは4Pシューターかもだけどねー」
貴音「こちらにはいませんからね……」
亜美「だからさ、こっから攻めて逆転して、点差を広げちゃおーよー!」
貴音「そうですね……、そうしましょうか」
亜美「ねーねー、真美にも手伝ってもらっていーい?」
春香「律子さんのマークはどうするの!?一番やばいのは律子さんでしょ!!」
亜美「だいじょーぶ、りっちゃんのシュートも絶対に止めるから!」
貴音「本当に出来ますか、亜美?」
亜美「モチのロンっしょ!!」
貴音「……では、任せましたよ」
亜美「アイアイサー!!」
響「……あれ?どうしたんだ?」
春香「響ちゃん!?なにしてたの!?」
響「いや、自分は普通に」
貴音「響、相手がきましたよ」
響「うぎゃー!!なんなんだー!!」
真「誰にパスをしようか……、自分で行くのは無理だろうな……」
(律子のマークは真美だけになったけど、それでも律子のシュートは期待できないかな……
律子は完璧に計算されたフォームでシュートするから少しでもフォームが崩れると外れるんだよな……)
伊織「真!!」
真「ん……?伊織にパスか?」
伊織「違う!!後ろから……亜美が!!」
真「え?……しまった!!」
亜美「んっふっふ~、ボールゲーット!」パシッ
小鳥『おーっと、亜美ちゃんのスティールだー!!』
あずさ『あらあら、真ちゃん、さっきまで亜美ちゃんがいなかったから意識できてなかったのね~』
真「くそっ!!律子のマークが減ったことは意識してたのにディフェンスが増えたことが意識できてなかったなんて!!」
律子「私が!!」
亜美「真美、パス!」シュッ
真美「ナイスパス!」パシッ
律子「真美か!?」
真美「亜美、パス!」シュッ
律子「亜美!?」
亜美「とって……パス!」パシッシュッ
律子「くっ……!」
真美「ホイッ!」パシッシュッ
亜美「ホイッ!」パシッシュッ
真美「ホイッ!」パシッシュッ
亜美「ホイッ!」パシッシュッ
律子「落ち着いて見れば……」
真美「パスと見せかけて……シュー……」パシッヒュッ
律子「ここ!!」
真美「……と見せかけてパス!!」シュッ
律子「しまった!!」
亜美「シュートー!」パシッシュッ
小鳥『亜美ちゃんのシュートが決まったー!!』
あずさ『二人ともすごいコンビネーションですね~』
【S10-9A】
小鳥『そしてSチームが逆転しました!!』
あずさ『でもまだ差はないわ~、これからよ~』
真「みんな、ごめん、亜美のこと意識できてなかった……」
美希「真君のせいで逆転されちゃったの」
伊織「いいわよ、まだ時間もあるし点差もない、これからよこれから、ほら真、ボール」シュッ
真「…………」パシッ
千早「……律子のマークは亜美か真美のどっちかが必ずいるのね
いまはマーク一人だけど、律子はシュートを打てるかしら」
亜美「りっちゃんには打たせないよ~」
律子「私をフリーにしてくれれば……」
春香「真美たちすごいね!」
響「息ぴったりだったな!」
真美「ま~ね~」
貴音「……真美、攻めますよ」
真美「アイアイサー!」
真「スティールには気をつけなくちゃ……
春香は伊織、貴音は千早、響はボクと美希、
真美はいつ来るか分からない……」
真美「んっふっふ~、ボールとっちゃおっかな~」
真「……くるか」
律子「真!!後ろ!!……亜美が!!」
真「え!?」
亜美「ドリャー!!」ダッ
小鳥『おっと、亜美ちゃんがボールをとりにきたー』
あずさ『でも、律子さんがフリーになっちゃいましたね~』
真「くっ、でも、律子にパスを出せば……律子!!」シュッ
律子「あっ、ダメ!!」
真美「おっと、ボールゲーット!」パシッ
亜美「真美、ナイスパスカ~ット!」
真「しまった!」
美希「……」ダッ
響「あれ……?」
貴音「……」ダッ
千早「えっ……?」
亜美「さ~て、また二人で行くぜー!!」ダッ
真美「りっちゃんじゃ止められないっしょ~」ダッ
律子「ボールを持ってるのは真美……
まずは、真美を止め……なっ!」
亜美「行かせないよ~、真美もそろそろシュート決めたいって~」
律子「くっ……!!」
真美「ナイス亜美!そして、シュート!!」ヒュッ
美希「させないの!!」ヒュッ
真美「え!?ミキミキ、流石に速すぎっしょ!?」
貴音「真美!!こちらに!!」
真美「あれ!?お姫ちん!?……パァース!」シュッ
美希「なっ……!」
貴音「……」パシッシュッ
小鳥『決めた~!!亜美ちゃん真美ちゃん貴音ちゃんの
ものすごいコンビプレーだー!!』
あずさ『美希ちゃんもおしかったわね~』
【S12-9A】
千早「ごめんなさい、私が貴音さんから目を離したから……」
美希「別に千早さんのせいじゃないの、真君がボールを取られたからなの」
真「……ごめん」
律子「ちょっと、美希!!」
美希「ふーんだ……」
伊織「ほら真、ボール!」シュッ
真「…………」パシッ
真美(チョー気まずいっしょー……)
響「ナイスシュートだぞ、貴音!」
亜美「さー、どんどん攻めてくっしょー!」
貴音「そうですね……」
春香(私、何も出来てない……)
真(もう、ボールをとられるわけにはいかない!真美は律子のマーク、亜美もちゃんと見えてる
大丈夫……誰にパスを出すか、そのままいくか……美希は……)
貴音「こちらに意識が向いてませんが……大丈夫でしょうか?」ダッ
千早「菊池さん!!」
真「……えっ?しまっ!?」
貴音「……」パシ
小鳥『貴音ちゃんがスティールー!!』
あずさ『真ちゃん、大丈夫かしら~……』
亜美「お姫ちんナ~イス!」ダッ
真「またっ……くそっ……!」ダッ
千早「くっ……」ダッ
美希「もう、また真君!」
響「行かせないさー!」バッ
小鳥『おっと、また亜美ちゃん真美ちゃん貴音ちゃんだー!!』
あずさ『律子さん千早ちゃん真ちゃんも頑張って~』
貴音「亜美……千早を」
千早「行かせな……!」
亜美「千早お姉ちゃん、行かせないよー」
律子「私が……!」
真美「りっちゃんは真美っしょ~」
真「……ボクが、ボクが止める!!」バッ
貴音「ふぅ……」ダンッ
真「くっ……、しまっ!?」ガクッ
貴音「……」シュッ
小鳥『決まったー!!アンクルブレイクで真ちゃんをころばして決めたー!!』
あずさ『亜美ちゃんも真美ちゃんもよかったわ~』
【S14-9A】
美希「真君!!」
真「ごめん……」
律子「美希!!真も次に切り替えていきましょ、ね?
ほら、ボール」シュッ
真「…………」パシッ
伊織「でも、美希の言う通りよね
真、さっきからとられすぎよ」
千早「…………」
美希「もう、ミキがボール持つの!」
伊織「……そうね、その方がいいんじゃない?」
真「……わかった」シュッ
美希「じゃあ、行くの!」パシッ
律子「真、落ち着いて……」
真「……もう少し……だけど」
亜美(気まずーい!!真美ー助けてー!!)
春香「そろそろ攻めるのやめる?」
真美「いやいや~、もっとガンガンいっちゃおーよー!」
貴音「そうですね……、まだ、このままで行きましょうか……」
響「次は自分が決めるさー!!」
貴音「……真美?」
真美「どーしたの?お姫ちん?」
貴音「あなたは――」
美希(……響が美希のマーク、千早さんは貴音か……、
でこちゃんには春香と真美が付いてる……ダブルチーム?真君は相手にされてないって感じ……)
響「美希は自分が止めるさー!……どうしたんだ?」
美希「ん?いや、さっきスピード勝負しようとして出来なかったなって」
響「そうだな、じゃあ、やるか!!」
美希「おう!なの!!」
美希「……」ダッ
響「なっ……速い……でも、自分なら……!」
小鳥『美希ちゃんがキター!!』
あずさ『響ちゃんも追いつけてるわ~』
美希「スピードなら負けないの!!」ダッ
響「くっ、自分も負けないさー!!」ダッ
真「美希!パス!!」
小鳥『おっと、真ちゃんがフリーだー!!』
あずさ『周りには誰もいません、チャンスですね~』
美希「…………」ヒュ
響「シュート!?あまいさ、自分には」ヒュッ
美希「あまいの!!」ピタッ
響「フェイント!?」
美希「そして……シュー」
伊織「美希!!真美が!!」
美希「え!?……おっと」
真美「あり……?ミキミキ速いな~」
美希「真美には負けないの!」
千早「美希!!後ろも!!」
貴音「……反応が遅かったですね」パシッ
美希「な……三人目!?」
小鳥『美希ちゃんボールを取られたー!!』
あずさ『三人相手はきつかったみたいね~』
貴音「……真美?響?」ダッ
真美「アイアイ!」ダッ
響「なんだ?」ダッ
貴音「――」
美希「もうっ!!」ダッ
千早「美希、落ち着いて!」ダッ
真「…………」ダッ
小鳥『みんながゴールへ向かって走るー!!カウンターだー!!』
あずさ『春香ちゃんと伊織ちゃんは何かしてますね~』
伊織「アンタは行かなくていいの?」
春香「私は伊織を止めておく係だから……」
伊織「……そう」
貴音「……では」ダッ
真美「オーケー!!」
響「よしっ!行くさー!」
美希「貴音!!」バッ
貴音「……響」シュッ
美希「くっ……!」
真美「千早お姉ちゃんは真美だよ!」
千早「くっ!」
響「よし!」パシッ
真「響!」バッ
響「真よりは自分のほうが速いさー」ダッ
真「くっ……そっ!!」
小鳥『響ちゃんが真君を抜いたー!!』
あずさ『響ちゃんは本当に速いわね~』
響「ハッ!」ヒュッ
美希「なのぉ!!」ヒュッ
小鳥『美希ちゃんも速ーい!!響ちゃんをブロックしたー!!』
あずさ『でも……これは……』
響「ぐっ……」ドカッ
小鳥『響ちゃんに当たったー!!ファールだー!!』
あずさ『勢いをつけすぎちゃったわね~』
響「……でも、あまいさー」シュッ
美希「な……!」
小鳥『響ちゃんブロックに当たりながらシュートを決めたー!』
あずさ『響ちゃんかっこいい~』
小鳥『バスケットカウントのフリースローも決まり3点シュートです!』
あずさ『すごいですね~』
【S17-9A】
美希「あぁ!!もう!!!」
律子「美希、落ち着きなさい」
真「美希だってダメじゃないか……」
美希「何なの!?真君、さっきも抜かれてたの!!
ミキ、真君ほどミスしてないの!!」
真「くっ……」
伊織「でも美希、あんたさっき攻撃のとき真にパスできたでしょ!」
美希「どーせ真君じゃ、また失敗するに決まってるの!!」
真「なっ……!」
美希「千早さん、ボール!!」
千早「美希、一回落ち着きなさい」
美希「ミキは落ち着いてるの!!」
千早「…………」シュッ
美希「行くの!!」パシッダッ
伊織「ちょっ、待ちなさい!」ダッ
千早「美希!!」ダッ
律子「真、大丈夫だから……」
真「…………」ダッ
真美(…………)
春香「響ちゃんすご~い!」
響「自分完璧だからな!あんなことも出来るんだ!」
貴音「流石ですね、響」
亜美「……あれ?ミキミキが一人で突っ込んできたよ?」
春香「何かの作戦なのかな?」
貴音「…………」ダッ
春香「あれ?貴音さん!?」
美希「なのぉ!!」ダッ
貴音「一人では勝てませんよ」バッ
美希「どーせ貴音じゃ、ミキに追いつくことすら出来ないの!!」ダッ
貴音「ふぅ……、そこまでわたくしを愚弄しますか……、ハァ!!」パシッ
美希「なっ……!!?」
小鳥『貴音ちゃんがスティールー!!動きを見切ったー!!』
あずさ『いま、貴音ちゃんが美希ちゃんの動きを完璧に読んでましたね~』
千早「四条さん……!!」バッ
伊織「二人がかりなら、貴音でも……!!」
貴音「二人がかりならば、わたくしを……止めることが出来る……ですか?
身の程を知り……跪きなさい」ダンッ
伊織「えっ……!!」ガクッ
千早「くっ……!!」ガクッ
小鳥『貴音ちゃん、アンクルブレイクで膝を付かせたー!!』
あずさ『すごいわね~、でもまだ、真ちゃんが……』
真「貴音ぇ!!」バッ
貴音「……」ダンッ
真「ぐっ……」ガクッ
小鳥『真ちゃんもころばせたー!!』
あずさ『いや、でも、真ちゃん……』
真「まだだ!!」バッ
貴音「……滑稽な足掻きです」ヒョイ
真「くっ……!!」
貴音「そのまま這いつくばっていなさい
絶対は……わたくしです!!」シュッ
小鳥『貴音ちゃんがシュートを決めたー!!』
あずさ『すごい人数を抜きましたね~』
【S19-9A】
小鳥『えー、ここで前半戦終了、ハーフタイムです!!』
あずさ『みんなすごかったですね~、後半はどうなるんでしょうか~』
雪歩「みんな、お疲れ様ですぅ」
春香「貴音さんすごーい!一人でゴール決めちゃったよ!」
亜美「かっこよかったよー!!まさにお姫ちんって感じだったし!!」
真美「うんうん、チョーかっこよかったよー!!」
貴音「ふふっ、ありがとうございます」
響「ゆ~きほ~、自分、のど渇いたさ~」
雪歩「あ、うん、お茶ならあるよ?」
春香「なんで!?こういう時って普通、スポーツドリンクじゃないの!?」
貴音「雪歩、お茶を」
響「自分も~」
雪歩「あ、はい」
春香「え!?みんなお茶でいいの!?熱そうだけどいいの!?……えっ?亜美と真美はどうするの?」
亜美「亜美たちは自分で持ってきたジュースー!」
真美「あんまいですなー」
春香「……」
雪歩「えっと……春香ちゃんは……?」
春香「あ……うん、私も……お茶が欲しーかなー……」
雪歩「そう?はい!」
春香「ありがとう……」(…………熱い)
やよい「あ、あの……お疲れ様で」
伊織「なっ!?アンタ、今なんて言ったのよ!!?」
美希「だーかーらー、ミキもうや~めた、やよいー、交代してよ~」
やよい「え?」
律子「何言ってるの美希、ちゃんとしなさい!」
真「美希がいなくちゃ勝てる勝負も勝てなくなっちゃうよ!」
千早「…………」
美希「前半だけで10点差、どうせ逆転は無理なの」
真「10点差ならまだなんとかなるよ!!」
美希「それに、誰も響や貴音のこと止められないじゃん
真君なんてな~んにも出来てないくせにミスばっか」
真「くっ……」
千早「……美希、出なさい」
美希「何で?正直、千早さんもバスケなんて乗り気じゃないでしょ?」
千早「……それでも、試合には最後まで出なさい
やったならちゃんと最後までやりなさい
みんな、勝とうと思ってやってるのよ」
美希「何で最後までやろうとするの?
どうせ負けるなら途中でやめたって同じことだと思うな」
千早「よく言われることだけれど、最後までやることに意味があるのよ、もちろん、勝つ気で……
そうすれば、必ず見えてくるものがあるわ…………私も……そうだったから」
美希「……昔から、歌の時からだけど、千早さんて本当に真面目だよね
歌以外のことをするようになっても真面目なのは変わらないよね
ミキそういう真面目な人のこと本当にウザッたいって思うんだ」
千早「…………」
美希「だけど千早さんだけかな、真面目すぎて……逆にすごいと思うのは
……まあ、千早さんが言うなら最後までコートにはいてあげるの」
小鳥『Aチームはなにやら揉めてましたけど、大丈夫でしょうか?
それでは、ハーフタイム終了でSチームの響ちゃんボールから第二クォーター開始です!』
あずさ『みんな~頑張って~』
律子「やっぱりまたくるのね……」
亜美「まーねー、実際りっちゃんが一番チートっしょ~
だから、試合が始まったら速攻付いとかないとね~」
響「美希、何かあったみたいだけど、自分、諦めるのかと思ったさー」
美希「うん、そうしようと思ったけどやめたの、やっぱり勝つの
めんどくさくなりそうでヤだけど負けるのはもっとヤなの」
響「ふーん、まあ、それでも自分には勝てないけどなー」ダッ
美希「負けないの!!」ダッ
響「やっぱり速いなー、でも、自分のシュートは止められないさー!!」ヒュッ
美希「なの!!」ヒュッ
小鳥『響ちゃんのショートを美希ちゃんがブロックー!!』
あずさ『あれ?でも、響ちゃんはまだ、ボールを離してませんね?』
響「ブロック高いなー、でも自分に勝てるのは自分だけさー」シュッ
小鳥『響ちゃん片手に持ち替えてシュートー!!』
あずさ『器用ね~』
美希「言ったよね、負けるのはヤなの……だから勝つの!!」パシッ
響「なッ!!?」
小鳥『美希ちゃんが左手で響ちゃんのシュートを弾いたー!!』
あずさ『美希ちゃんも器用ね~』
美希「やったの!」ダッ
伊織「ナイスよ美希!」ダッ
千早「すごいわ、美希!」ダッ
響「くっ……」ダッ
春香「響ちゃん、ドンマイ、落ち着いて!」ダッ
貴音「……」ダッ
小鳥『みんなが美希ちゃんを追いかけるが……追いつけなーい!!』
あずさ『美希ちゃん速ーい!』
亜美「あー……これはそのままゴール決められるパターンだ……
それなら、亜美が!!」バッ
律子「あら?」
美希「このままゴールに」
亜美「させないよ!!」バッ
美希「亜美!?……えっと……それなら、律子!」シュッ
亜美「……あり?」
律子「律子さんだって言ってるでしょ!!」パシッシュッ
小鳥『決めたー!!3Pだー!!
亜美ちゃんが離れてフリーになった律子さんが決めたー!!』
あずさ『律子さんのシュート、本当に高いわね~』
【S19-12A】
響「くそっ……!!抜かれた……!!」
春香「響ちゃん、落ち着いて 貴音さん、ボール……」シュッ
貴音「亜美!!」パシッ
亜美「ごめんよお姫ちん」
貴音「必ずどちらかが付いているのですよ、絶対に打たせてはなりません」
亜美「はーい」
伊織「すごいじゃない、美希!!」
美希「ミキにかかれば、こんなもんなの!」
真「すごいね、美希」
美希「ふふーん!!」
真「それでさ、ボクも……そろそろ出来るよ」
美希「……本当!?やっとなの?ミキ待ちくたびれたの!!」
伊織「アンタは待てなかったでしょ……」
律子「でも真、無理はしないでよ……」
真「うん、待たせてごめん でも大丈夫、もう……できる!!」
千早「それじゃあ、行きましょうか」
美希「ここからがミキたちの本当の攻撃なの!!」
貴音「さて……私の相手は真ですか……」
真「うん、ボクが貴音を止めるよ……!!」
貴音「言ったでしょう、絶対はわたくしだと……」
真「貴音が絶対ならボクも絶対になれるのかな?」
貴音「……身の程を……知りなさい!!」ダッ
真「ハァ……!!」パシッ
貴音「なっ……!?」
小鳥『真ちゃんがスティールー!!貴音ちゃんの動きを見切ったー!!
あれは貴音ちゃんと同じ動きだー!!!』
あずさ『真ちゃんも動きを完璧に読んでましたね~』
響「くそ……!!」
春香「響ちゃん、落ち着いて 貴音さん、ボール……」シュッ
貴音「亜美!!」パシッ
亜美「ごめんよお姫ちん」
貴音「必ずどちらかが付いているのですよ、絶対に打たせてはなりません」
亜美「はーい」
伊織「すごいじゃない、美希!!」
美希「ミキにかかれば、こんなもんなの!」
真「すごいね、美希」
美希「ふふーん!!」
真「それでさ、ボクも……そろそろ出来るよ」
美希「……本当!?やっとなの?ミキ待ちくたびれたの!!」
伊織「アンタは待てなかったでしょ……」
律子「でも真、無理はしないでよ……」
真「うん、待たせてごめん でも大丈夫、観察は……済んだから」
千早「それじゃあ、行きましょうか」
美希「ここからがミキたちの本当の攻撃なの!!」
貴音「さて……私の相手は真ですか……」
真「うん、ボクが貴音を止めるよ……!!」
貴音「言ったでしょう、絶対はわたくしだと……」
真「貴音が絶対ならボクも絶対になれるのかな?」
貴音「……身の程を……知りなさい!!」ダッ
真「ハァ……!!」パシッ
貴音「なっ……!?」
小鳥『真ちゃんがスティールー!!貴音ちゃんの動きを見切ったー!!
あれは貴音ちゃんと同じ動きだー!!!』
あずさ『真ちゃんも動きを完璧に読んでましたね~』
響「くそ……!!」
春香「響ちゃん、落ち着いて 貴音さん、ボール……」シュッ
貴音「亜美!!」パシッ
亜美「ごめんよお姫ちん」
貴音「必ずどちらかが付いているのですよ、絶対に打たせてはなりません」
亜美「はーい」
伊織「すごいじゃない、美希!!」
美希「ミキにかかれば、こんなもんなの!」
真「すごいね、美希」
美希「ふふーん!!」
真「それでさ、ボクも……そろそろ出来るよ」
美希「……本当!?やっとなの?ミキ待ちくたびれたの!!」
伊織「アンタは待てなかったでしょ……」
律子「でも真、無理はしないでよ……」
真「うん、待たせてごめん でも大丈夫、観察は……済んだから」
千早「それじゃあ、行きましょうか」
美希「ここからがミキたちの本当の攻撃なの!!」
貴音「さて……私の相手は真ですか……」
真「うん、ボクが貴音を止めるよ……!!」
貴音「言ったでしょう、絶対はわたくしだと……」
真「貴音が絶対ならボクも絶対になれるのかな?」
貴音「……身の程を……知りなさい!!」ダッ
真「ハァ……!!」パシッ
貴音「なっ……!?」
小鳥『真ちゃんがスティールー!!貴音ちゃんの動きを見切ったー!!
あれは貴音ちゃんと同じ動きだー!!!』
あずさ『真ちゃんも動きを完璧に読んでましたね~』
真「……」ダッ
響「真ぉ!!」バッ
真「響のことも抜くよ!!」
響「無駄さ!もう負けない、自分に勝てるのは自分だけさ!!」
真「……じゃあ、その自分が相手ならどうなるのかな?」
響「……え?」
真「……」ダッ
響(きた……ドリブル、右か?左か?)
真「……」ピタッ
響(なっ、止まっ……)
真「……」ダッ
響「しまっ……!?」
小鳥『真ちゃん、チェンジオブペースで抜いたー!!』
あずさ『前半の響ちゃんと同じ動きね~』
真「このまま、シュート」ヒュッ
響「まだだぞ!!」ヒュッ
小鳥『響ちゃんも追いついたー!!』
あずさ『でも、これは……』
真「イテッ……」ドカッ
響「しまっ……」
真「……」ヒュッ
小鳥『真ちゃん、響ちゃんのブロックに当たりながらも決めたー!!
バスケットカウントのフリースローも決まり3点シュートです!』
あずさ『響ちゃんと全く同じ動きですごいわ~』
【S19-15A】
響「あぁ、もう!!」
貴音「く……!!」
春香「ちょっと、二人とも落ち着いて……
貴音さん、ボール……」シュッ
貴音「行きますよ」パシッダッ
春香「え、ちょっと、待ってください!!」ダッ
真美(あー、これ前半の相手チームと同じ流れだ……)ダッ
貴音「……」ダッ
真「貴音はボクが止める!!」バッ
貴音「……絶対はわたくしです!!わたくしは負けない!!」ダッ
真「無駄だよ、ボクは貴音のように相手の動きが読めて
響のような速さで動けるんだから!!」パシッ
貴音「くっ……また!!」
真「伊織!!」シュッ
春香「伊織ちゃんは、私が止める!!」
伊織「そう……でも、勝つの私達よ
真の観察コピーが完成したらアンタ達に勝ち目はないわよ
まあ、試合が終わるまでに出来るか不安だったけど……」パシッ
春香「それでも、私は……」
伊織「まあ、いいわ」ヒュッ
春香(シュート!?いや、これはフェイント!?)
伊織「あら?ブロックしないの?じゃあそのまま打つわ」ヒュッ
春香「しまっ……!!」
小鳥『伊織ちゃんのシュートが決まったー!!3Pだー!!』
あずさ『前半のフェイントのせいで春香ちゃんが跳べなかったようね~』
【S19-18A】
響「春香!!」
春香「あ、ごめんね 次、止めるから……」
響「いいから、ボール!!」
春香「え?あ、うん」シュッ
響「……」パシッダッ
春香「ま、待ってよ響ちゃん!!」
亜美(あー、こりゃだめだ……)ダッ
響「……」ダッ
美希「響は美希が止めるの!!」バッ
響「うがー!!自分に勝てるのは自分だけなんだー!!!」シュッ
小鳥『いきなり、片手シュート!!』
美希「あまいの!!」
あずさ『美希ちゃんがブロックしたわね~』
響「くっそ!!!」
美希「千早さん!!」シュッ
千早「…………」パシッ
貴音「もう、あなたに点は取らせません
先の錯覚についてももう、分かりました」
千早「そうですか……」
貴音「あなたは打つときに空中で球を二度投げるのですね」
千早「……」ヒュッ
貴音「ならば、一回目の時には跳ばず、二回目のときに跳べば……」
千早「……」シュッ
貴音「な……!?」
小鳥『決まったー!!千早ちゃんのシュートだー!!
そしてここで逆点だー!!』
あずさ『貴音ちゃんもブロックに行かなかったわね~』
【S19-20A】
貴音「な……なぜ……」
千早「確かに前半のときは私は空中で二回目のリリースでシュートしました
しかし、私は一回目のリリースのときでもシュートできるんです
そしてそれは、相手を見てから選択できる だから、私のシュートは絶対に止められない」
貴音「くっ……!!」
小鳥『おっと、ここでSチームのタイム・アウトです!!』
美希「あれ?誰がタイムアウトしたの?」
千早「相手のチームみたいよ」
伊織「何か、むこうも崩れてきたわね……
てゆーか、真が律子のシュートができれば無敵なんじゃないの?」
真「ああ、律子のシュートは律子が自分の体格や力を計算に入れたシュートだから
僕が形だけ真似してもダメなんだ……」
伊織「ふーん……」
律子「真、体は大丈夫……?」
真「う、うん、貴音や響のコピーをするのはキツイけど
なんとか、試合終了までは持ちそうだよ……」
貴音「誰ですか!?タイム・アウトを申請したのは!?」
春香「……わたしです」
響「なんだ!?自分はまだ、負けてないぞ!!これから逆転できる!!」
亜美(負けてたっしょー……)
真美(もう、逆転とかむりっしょー……)
春香「……貴音さんも、響きも……無様、ですね」
貴音「な、なにを!?」
響「ふざけるな!?」
春香「絶対とか、完璧とか言っていた割にボロボロじゃないですか……」
貴音「くっ……」
響「なっ……」
春香「もういいですよ……」シュルッ
亜美「は……はるるんが……!!?」
真美「リボンを……解いた!!?」
貴音「春香……!!それは……!!」
響「い、いいのか……!?」
春香「いいですよ、そのかわりもっとみんなで協力してください
バスケはチームスポーツなんですから、みんなでやりましょう」
貴音「しかし、それは……」
響「春香はずっとやりたくないって……」
春香「まあ、仮にもアイドルだし、リボンを取って目立たなくなるのは嫌だったけど……
どうせ私は何もできてないし、リボン付けてても目立てない
どうせ目立てないなら私は……あなた達の影になる!」
小鳥『今度はSチームが揉めてましたけど……
それではタイム・アウト終了……って、あれ?春香ちゃんは……?』
あずさ『……あの子じゃないですか?リボンがありませんけど……』
小鳥『あ!?そ、そうですね……いや~うっかりしてました~……』
あずさ『あらあら……』
小鳥『それでは残り時間もわずかですが試合再開です』
あずさ『みんな~最後まで頑張って~』
千早「菊池さん、ボール」シュッ
真「うん、さあ、行くよ!!」パシッダッ
美希「なの!」ダッ
貴音「真……」バッ
真「……今のボクは貴音さんでも、止められないよ!!」ダッ
貴音「そのようですね……わたくしだけでは……」
小鳥『真ちゃんが貴音ちゃんを抜いたー!!』
あずさ『真ちゃん速いわ~』
貴音「それでも……」
真「え……なっ!?」
春香「……悪いね、真」パシッ
真「しまっ……誰が……?……春香!?」
小鳥『春香ちゃんがスティールしたー!!』
あずさ『春香ちゃん、いつのまに……?』
春香「響!!」シュッ
響「おう!」パシッ
美希「いくら響でも、美希の方が速いの!!」バッ
響「そうだね……美希の方が速い……
自分と美希と勝負は美希の勝ちでいいさー……
それでも、試合に勝つのは……自分たちさ!!」シュッ
美希「え?誰もいないところにパス……?……いや、春香!?」
春香「……響!!」パシッシュッ
美希「しまっ、遅れ……!!」
響「ハッ!!」シュッ
小鳥『響ちゃんが決めたー!!試合終了間際で逆転だー!!』
あずさ『すごいわね~』
【S21-20A】
響「やったぞ!貴音~!!」
貴音「ええ、よくやりました、響」
響「春香のおかげだぞ……って春香、どこだ?」
美希「まだなの!!……真君!!!」シュッ
真「うん!!」パシッダッ
貴音「しまっ……!!?」
響「なにっ……!?」
真(よし、このまま決めれば……!!……なっ!?)ガクッ
小鳥『おっと、真ちゃん、急に動きが止まったー!!なぜだー!!』
あずさ『疲れたのかしら~……』
真(くそっ、ここにきて……いや、あとはボールを放るだけなんだ、このまま……!!)
春香「真、速いね……でも、これで、私たちの……勝ちだ!!!」パシッ
小鳥『春香ちゃんが真君を止めた―!!ここで試合終ー了ー!!!!!』
あずさ『みんな~よくがんばったわ~』
美希「真君~!!負けちゃったのー!!!」ビェーン
真「うん、ごめん……ボクが、最後で……」
律子「真、無理し過ぎよ……」
伊織「別に、よかったじゃない、みんな頑張ったわよ」
千早「ええ、私もそう思うわ……」
響「春香~!!」
亜美「はるるんすごーい!!」
真美「最後かっこいー!!」
春香「う、うん、ありがと
でも、これでまた影が薄いアイドルとか言われるようになるのかな……」
貴音「いえ……春香、わたくしはあなたが一番輝いていたと思います」
小鳥『えー、これで765バスケットボール、終了です!!』
あずさ『ありがとうございました~』
ちなみに……
春香…黒子‹黛?›(ミスディレクション)
貴音…赤司(天帝の眼)
響 …青峰(型のないシュート)
律子…緑間(長距離3Pシュート)
真 …黄瀬(完全無欠の模倣)
美希…紫原(パワー×・スピード◎)
千早…氷室(陽炎のシュート)
伊織…実渕(地のシュートのみ)
亜美と真美は花宮(悪童‹いたずらっ子›)みたいにしようかと思いましたが
ラフプレーとかさせたくないのでやめました
一応、双子で「蜘蛛の巣」もどきはできたのかなと思います
ありがとうございました
乙!
これはいいクロス
美希が黄瀬で真が紫原のほうがしっくりくる
美希と真が逆だと千早との掛け合いができない……
前半に比べて後半が極端に短い、飽きたか……
亜美と真美が悪童(いたずらっ子)が面白かった
真→青峰(運動神経)
貴音→紫原(パワー、身長、常に何か食べてる)
美希→黄瀬(完全無欠の模倣)
律子→緑間(眼鏡)
響→赤司(完璧)
これでいいじゃん
響と赤司は似てないだろ
配役は良いと思ったけど春香さんの出番が少ない
後半もっと頑張ってほしかった
低身長、運動神経良し、自信家、完璧主義、それに961プロ時代の響なら性格的にも近しいものがあるし響→赤司はなかなか良いと思う
途中から自分一人でやるようになるのも961響なら王者は孤高なものだとかなんとか言いそうだし
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