ちひろ「アイドルたちの特技について!」 (27)

モバP「アイドルたちの特技について?」
モバP「アイドルたちの特技について?」 - SSまとめ速報
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ちひろ「んんー……。……そろそろ休憩しませんか?」

モバP「ちょっとだけお待ちを…………よし、保存っと」

ちひろ「さーて、また続きを聞かせてもらいましょうかね!」

モバP「尋問の時間か……」

ちひろ「ちょっ、人聞きの悪いこと言わないでくださいよ。あ、お茶淹れてきますね」

モバP「ありがとうございます」


ちひろ「んー……どれにしよっかなー……そうですね、この千枝ちゃんのカードについて聞いてもいいですか?」

モバP「<マーチング☆メジャー>ですか。いかにも初々しい感じでいいでしょう?はじめてのメロディーって名前」

ちひろ「学校の発表会に向けて練習してるところでしたっけ。……で、攻撃力がアップする理由は、ほのぼのした気持ちになるからですか?」

モバP「そこは大きいです。実は千枝の奴、この時……」

モバP『お、懐かしーもの持ってんな』

千枝『あ、モバPさん!……この鍵盤ハーモニカ、一年生の頃からずっと使ってきたんです。実は学校の演奏会で発表することになったんですけど……』

モバP『それで練習してるのか。えらいえらい』

千枝『えへへ……。でも千枝、上手にできなくて……あの、よかったら教えてもらえませんか?』

モバP『まあ簡単なことならアドバイスできると思うけど……教わるなら、俺より音葉なんかの方がいいんじゃないか?』

千枝『そ、その……も、モバPさんに教わりたいんです!だ、ダメですか……?』

モバP『いや、時間あるから全然いいよ。んじゃ早速弾いてみて』

千枝『はい!』

モバP『んー、緊張してるのか自信ないからなのか、ちょっと音が弱いなぁ。もうちょい元気よくやってみ』

千枝『元気よく、ですね!はいっ♪』~♪

モバP『そうそう、その調子。うん、かなり良くなってきたと思うよ』

千枝『ホントですか!えへへ、嬉しいな♪』

モバP『あとは細かいミスに気を付けて、自信持ってやれば上手くいくはずだ。頑張れよ』

千枝『はい!……あ、もう少しだけ、お時間ありますか?』

モバP『うん?あー、あと十分くらいなら平気だけど』

千枝『あ、あの!最後に今日の成果、聞いてもらえますか?』

モバP『お、通しでやってくれるのか。もちろん聞かせてもらうぞ』

千枝『ありがとうございます!初めては、モバPさんに聞いてもらいたかったから……』

モバP『ち、千枝~!!』ブワッ

モバP「もう父親気分で俺感涙ですよ。子供の成長を目の当たりにしたような心境でした」

ちひろ「それでどうして攻撃力アップなんですか?」

モバP「そりゃもう何としてもアイドルとして成功させてやりたいって気持ちがメラメラと湧きあがったからですよ」

ちひろ「ははぁ。……でも千枝ちゃんはモバPさんがお父さん気分で喜んでたって知ったら、残念がるかも」

モバP「言わんとしてることはわかりますけど、そのあたり突っ込みだすとややこしいことになるんで勘弁してください」

ちひろ「えー、乙女心に関わる大事な話なのにー。まあ休み時間も限られてますから、次の子について伺いましょうか。……じゃあこの、のあさんで」

モバP「これは……<サイバネティックビューティー>ですか……」

ちひろ「秘めたるココロなんて、気になるに決まってるじゃないですか!しかも、攻撃力も守備力も下がるなんて不思議でしょうがないですよ」

モバP「あ、あー…………」

ちひろ「言いよどむなんて、ますます怪しいですねー……さあ!白状してください!」

モバP「わかりましたよ……」

モバP『悪いな、俺の買い物につきあわせちゃって』

のあ『……私は貴方と過ごす時間を楽しく思っている。……それが答えよ』

モバP『そっか。なら良かった。俺も普段自分じゃしないようなチョイスが出来てありがたかったよ』

のあ『……そう。……なら次は、私に時間を頂戴。今日の仕事の後……スケジュール、空けておいて』

モバP『急だな!まあ特に予定ないからいいけどさ。そういえば、のあと仕事以外で一緒に過ごすのは初めてだな』

のあ『……そうね。だけど初めてであることに、特別な意味などないわ。ただ少しの変化に過ぎない……』

モバP『相変わらず小難しいなぁお前は。ところで、のあはプライベートで暇な時って何やってんの?』

のあ『プライベート、知りたい?何の為に?』

モバP『深い理由はないけど、気になるなーって』

のあ『……それはつまり、貴方は私に興味持っている、ということ?』

モバP『はあ、まあ。ていうか雑談なんだし、あんまり深く考えんでも……』

のあ『……私が言葉で伝えても、それは表面的な情報を認識したに過ぎないわ。もし私を本当に理解したいと思うのなら……共に時を重ねて行くことね』

モバP『つまり教えてくれないのね。しょうがない、後でご一緒する時を楽しみにしておくよ。……あ、そうだ』

のあ『なに?』

モバP『お前さ、明日ってオフだったよな?』

のあ『そうだけど、それが?』

モバP『もし明日特に予定がなくて、帰り遅くなってもいいんだったらさ……俺、車出すからどこかへ星でも見に行かないか』

のあ『……貴方、もしかして覚えていたの?』

モバP『ん?あー……うん。スカウトしてすぐの時に、星が見たいって言ってたからさ。ま、今更って言えば今更なんだけど……丁度俺も明日はオフだから都合いいから、どう?』

のあ『……ふふ、いいわ。連れて行って。…………やはり貴方だけが、私の心を……』

ちひろ「ち、ちょっと待ってください!!え、このやりとりマジですか!?」

モバP「記憶力の範囲内で再現できてるとは思います」

ちひろ「つーまーりー!いつぞやのお休みの時にご一緒しただけでなく、のあさんと一夜を共に過ごしたってことですか!?」

モバP「人聞きの悪いことを……。別に変なことはしてませんよ」

ちひろ「それはそれで、男としてどうなんですか!!」

モバP「すいません、あんまり理不尽なこと言われても困るんですが」

ちひろ「ハッ!……ごめんなさい、取り乱しました。で、でもでも、疑って当然じゃないですかー、そんなの。大人の男と女が過ごした夜の思い出、聞かせてください!」

モバP「いや、むしろのあも俺も分別ある大人なんですから、ホント純粋に市外の公園で星を見て、朝になってから町で飯食って解散で終わりですよ」

ちひろ「ホントかなぁ~?嘘ついてるんじゃないですかぁ~?」ジットー

モバP「…………」

ちひろ「え、ちょっと不安になるから黙らないでくださいよ。……あれ、そういえば……」

モバP「なんですか?」

ちひろ「結局、どうして攻守ダウンなのかわからなかったんですけど」

モバP「ああ。実は後日談がありまして……のあとその時の話をしていたところを、響子と美嘉にたまたま聞かれちゃいまして。それで誤解によって一時テンションダダ下がりになりまして」

のあ『……お疲れ様。いい働きだったわ』

モバP『おう、お疲れ』

のあ『……今日はこの後、時間はある?』

モバP『まだ仕事があってな。悪い』

のあ『そう……。……また、貴方と同じ夜を過ごしたいと思っていたのだけれど、残念ね』

モバP『そうだな。来月には暇が出来ると思うから、どこかでまたスケジュール空けとくよ』

<ガチャーン

モバP『ん!?』

響子『い……今の話って』

美嘉『どういう……こと……?』

モバP『今の話?えーっとちょっと待ってくれよ……おーイエス。わかった誤解するには十分だねOK話し合おうじゃないかだからちょっとその顔やめて』

のあ『……誤解?共に身を寄せ合い星を眺め、二人で朝を迎えたことに、何か誤りがあるというの?』

モバP『おいわざとか。それわざと言ってんのか。違うからタチが悪いんだよねーそうだよねー頼むからしばらくお口チャックでねー』

響子『……ごめんなさい。……今は……何も、聞けません……!』ダダッ

モバP『響子ー!』

美嘉『……アタシも、ちょっと……話出来る感じじゃない、かな……』ダダッ

モバP『美嘉ー!』

ちひろ「あちゃー……。思い返してみると、ほんの一時ですけど険悪なムードな時がありましたね。あ、そんな理由だったんですか……」

モバP「まあその後、ちゃんと理由を説明したらわかってもらえたんですけどね。……そろそろ、次の話題にしましょうか」

ちひろ「ええ、そうします。んーと、それじゃあ誰にしようかなぁ…………ここらでちょっと珍しいタイプの子でも行きましょうかね。ということで、由里子さんで!」

モバP「お、<メルヘン&ゴシック>ですね。ユリユリ開花ってネーミング、由里子に合う感じで気に入ってるんですよね」

ちひろ「これも、どうしてキュートとクールの子がアップなんですか?」

モバP「それは、ですねぇ……」

モバP『おー、可愛い可愛い』

由里子『ウッフーン!どうプロデューサー、似合いまくりでしょ?』

モバP『うん、いいじゃん。もうちょいキリッとした顔作って口閉じて黙ってれば、もっとそれらしく見える』

由里子『マジェ!?ちょっちやってみる……キリッ』

モバP『口で言ってどうすんだ。……いや、なんだ。俺が提案しておいてなんだが、違和感がヤバいな』

由里子『ひっどー!でも言い返せなーい!猫かぶりのユリユリじゃ、表紙サギになっちゃうじぇ!あ、猫かぶりならネコミミもアリかな?』

モバP『ネコミミはまたそのうちな。さ、まずは目の前の撮影に集中して、ちゃっちゃとやっちゃおうか』

由里子『ふほほほほ、行きますわよプロデューサー!』

モバP『なんだそのわざとらしい口調は』

モバP『……はーい、お疲れ様でしたー。みんなもお疲れ様』

由里子『んー、終わったじぇー!このコス最高だったけど、コルセットがきつかった……モバPさん、ゆるめて……』

モバP『お疲れ。由里子と若葉と乃々は、今日はこれでおしまいだな。ゆっくりでいいぞ。次の仕事が入ってる奈緒たちは早めに上がっちゃってるから、移動だなんだで急ぐ必要ないし』

若葉『せくし~な私の魅力、伝わりました~?』

モバP『最初の衣装はどっかのお嬢様みたいだったけど、後口のは中々(どうにかこうにか)大人っぽくてよかったよ』

若葉『ふふふ、ばっちりね~。……あれ、今少しだけ間があったような~……?』

乃々『うぅ……やっと終わった……。これでアイドル辞めていいんですね……?』

モバP『そっかぁ、そんなに撮影楽しかったなら俺も嬉しいよ。明後日ライブの衣装合わせあるからよろしくな』

乃々『ら、ライブなんて聞いてない……むーりぃー……』

モバP『それじゃ、俺ちょっと挨拶してくるから。適当にくつろいでて』バタン

由里子『……そうだ!ねーねー乃々っち!確か少女漫画好きだったよね?』

乃々『は、はい……』

由里子『じゃあさ、"君へ届いて"とか"冬芽親友帳"とか読んでたりする!?』

乃々『え、ええと、はい……どっちも読んでますけど……』

由里子『おっし、ちょーっち待ってて!えーっと、確か丁度買ったのが……』ゴソゴソ

乃々『??』

由里子『ババーン!!これを見給え!!』

乃々『これって……君へ届いての……風張君と坂田君?でも絵が違うんですけど……』

若葉『それにこの本の二人、男の子同士なのに……す、すごく近くありませんか~?』

由里子『ふっふっふっ……これなるは、全国の腐女子・貴腐人の皆様を魅了してやまない、薄い本!即ち、同・人・誌!!しかもこれはBL、ボーイズ・ラーヴっ!!』

乃々『ボーイズ・ラブって……た、確か男の人が男の人を好きだっていう……』

若葉『"君へ届いて"って読んだことなかったんだけど、そういう漫画だったんですか~』

乃々『全然違いますけど……。風張君が好きなのは、ずっと清子ちゃんなんですけど……』

由里子『その通り!同人誌とは、ファンの願望を映し出した全くIFの世界!だから男子が男子を好きでも、女子が女子を好きでもオールOKなんだじぇ!!百聞は一見にしかず!読んでみ読んでみ!』

若葉『ふわぁ……』ペラッ

由里子『ちなみに全年齢だから!』

乃々『う、うぅ……これって……』ペラッ

モバP『お待たせー。ってなんだ。まだ着替えてなかったのかってちょっと待ておい大西この本はなんだ』ガチャッ

由里子『うぎゃー!?の、ノックくらいするのがマナーだじぇプロデューサー!』

モバP『人にマナーを説く前に!お前!なんちゅーもんを布教しとるんじゃ!!』

由里子『ひえー!お助けー!!』

モバP「あの後ちょーっと乃々と若葉がそわそわしてたので、そのような効果にしました。ちなみに中での会話については又聞きですのであしからず」

ちひろ「開花したのは由里子さんじゃなくて、二人の方では……。それにしても、本当にいつも同人誌を持ち歩いてるんですねえ」

モバP「迷惑さえかけなければ別にいいんですけど、さすがに場をわきまえない布教活動は注意せざるを得ないですから。事務所でなら許したんですけどね」

ちひろ「それで、乃々ちゃんと若葉さんはその後どうなんですか?」

モバP「若葉は特にどうって感じじゃないんですけど、乃々は……少しだけ、怪しいですね」

ちひろ「淀みの向こう側に行きかけてるんですね。ま、まあ、趣味は人それぞれですから」

モバP「何らかの被害がこっちに飛び火しない限りは俺もノータッチのつもりですよ」

ちひろ「それでいいと思います。さ、気を取り直して次の子を…………そうだ、それじゃあ風香ちゃんで!」

モバP「<シークレットクイーン>来ましたか。これいいでしょー」

ちひろ「テーマパークの時も胸元が空いた衣装でしたけど、この一瞬ボンデージと見紛うような女王様姿には驚きました」

モバP「お姫様が一転して女王様。どっちも演じ分けられるだけのポテンシャルがあるんですよ、風香には」

ちひろ「で、チェックメイトにはどんなエピソードがあるんですか?これもキュートとクールがアップですけど」

モバP「今までの子たちと違ってドイツでのライブでしたね。この時は……」

モバP『……大丈夫だ。練習もしてきた。その結果、実力もついた。それは俺が保証する』

風香『せめて、モバPさんにだけは恥をかかせないようにと……が、頑張ります!』

モバP『よぉし。いいか、今のお前は普段の浅野風香じゃない。闇夜の森を支配する女王だ!』

風香『じょ、女王……。そ、そうです。今の私はクイーンです……!オドオドしてばかりだった私は、もうどこにもいません!』

モバP『いいぞ、その意気だ!なに、みちると春菜だって居るんだ。一人じゃないってこと、忘れるな。……じゃあ行って来い!』

風香『はい!』

<ワァァァァァ!!

風香『(す、すごい熱気……気おくれしちゃいそう……!で、でも、負けちゃ駄目……!)』

風香『フフフ……私こそ、夜の女王です!ひれ伏しなさい!』

<ウオォォォォォォッ!!

春菜『風香ちゃん、完全に女王になりきってる……。いつもとまるで別人みたい……』

みちる『アタシたちも負けてられませんね!』

春菜『そうですね!姫騎士として……何より同じ眼鏡ストとして負けられません!!』

みちる『はい!みなさんも一緒に、歌って踊って食べましょう!』

(同属性にしか効果がない奴とか、バクメンしか強化しないシンデレラガールについてはどうなんですかね)

モバP「……という感じで、風香の気迫が春菜とみちるにも伝わって、相乗効果でライブは大成功を収めました」

ちひろ「みんな立派に大役を果たしたんですね……。珍しく純粋にいい話だったから感動しました」

モバP「いや、いい話は結構あるんですよ?あなたがそれを選ばないだけで」

ちひろ「そ、そんなつもりはないんですけど。おかしいなー」

モバP「ほーんとーかなー?」

ちひろ「ホントですよ!さ、さーて、次はー……あ、メアリーちゃんのこのにぎやかなカードは?」

モバP「<オトメのお勉強>ですね。みんなに国語を教わってるところを撮りました」

ちひろ「ありすちゃんと小春ちゃんが先生してたんですねぇ」

モバP「ええ。この時はですね……」

ありす『違います。その書き順は右からじゃなくて左からです』

メアリー『アー、もうわからないワ。漢字なんておぼえられないわヨ……』

小春『メアリーちゃん、頑張って~』

モバP『お、やってるな。首尾よく進んでるか?』

メアリー『シュビってガードのこと?どういう意味?』

ありす『守備じゃなくて首尾です。物事の成り行きや結果を表す言葉です』

小春『ふぇ~、そうなんだ~』

メアリー『コハルが感心してどうするのヨ!』

モバP『小春も漢字はあんまり強くなかったよな、確か。で、調子はどうだ?』

メアリー『難しいワ……でもみんなが教えてくれるなら、やるモン!』

モバP『偉い偉い』

メアリー『ねぇ、ダーリン!これはなんて読むの?』

モバP『んー、どれどれ……「ぎしき」だな』

メアリー『ふーん、じゃあこっちは?』

モバP『それは「いけにえ」だな……なんか物騒な単語ばかりだと思ったら、次の台本か』

ありす『魔女の役ですよね。私も一通り見させてもらいましたけど、今のメアリーさんには難しい言葉がたくさんありました』

小春『小春も少しだけですけれど出るんですよ~。他の方がペットを連れて行くみたいなので、ヒョウくんも一緒です~』

ありす『それで、台本の読めない言葉を教えるついでに、勉強を教えることになったんです』

メアリー『ダーリンも家庭教師してよネ。今度、部屋に遊びに行くワ』

モバP『上げられる部屋じゃないから無理だなー』

メアリー『じゃあアタシの家に来ればいいのヨ!パパとママも、きっと会いたがってるワ!』

ありす『ちょっと、何の話をしてるんですか!?勉強中なんですよ!モバPさんも、断るならハッキリ断らないと駄目です!』

小春『ありすちゃん、どうして怒ってるんですか~?』

モバP「その後もなんだかんだでありす達が勉強を見てくれてるおかげで、メアリーの国語の成績も上々だそうです。正に、お勉強の成果ってやつですな」

ちひろ「いや、そんなことより、ありすちゃんとメアリーちゃんのヒートアップについて詳しく」

モバP「まあ特技の元はそれなんですけど、詳しい言及は避けたい。それにほら、そのあたりはツッコミだすと面倒だから、ね?」

ちひろ「ズルい!そうやって煙に巻いて逃げる気ですかー!?」

モバP「せめて結婚可能年齢超えるまでは、迂闊に触れないのが無難でしょ?はい、この話はもうやめ、やめ!」

ちひろ「ちぇー。あ、もうそろそろ休憩終わりですね」

モバP「じゃああと一人で」

ちひろ「んー、それじゃあ……友紀ちゃんの、このカードは?」

モバP「<チアフルエース>ですかー。どうしてこれを?」

ちひろ「ストレートな思い、って気になるに決まってるじゃないですか!白状してください!」

モバP「と言っても特別ちひろさんが期待するようなことがあったわけでもないんですが」

モバP『もっと寄って寄って』

友紀『ほら、ねこっぴーも笑って!ん?……笑わないの?』

モバP『着ぐるみ相手に何を言ってるんだ……』パシャリ

友紀『美玲ちゃんも言ってたけどプロデューサーまで!そんなわけ…………ねこっぴーキグルミだったわ……』

モバP『あ、ねこっぴーさんありがとうございました。こいつ素面でも酔っぱらってるんで大目に見てやってください。お疲れ様です』

友紀『そんな……このショックを癒せるのはビールだけ……』カシュッ

モバP『ナチュラルに開けるのやめなさい」

友紀『いやーっ、それにしても、あたしもついにここまで来ちゃったかー。念願のキャッツ戦での始球式……夢だったんだっ!』

モバP『それだけ頑張って認められたってことだ。俺も感慨深いよ』

友紀『プロデューサーの采配は絶対だよね。あたしがこうしてここに来れたのも、プロデューサーのおかげだよ。これからも、信じてるよ♪』

モバP『最近涙腺脆いから、普段しおらしくないお前がそういうこと言うの勘弁してくれる?』

友紀『折角褒めてるのにー!……でも、さ。いつかトップアイドルになって、プロデューサーを胴上げしてみせるね!約束だよっ!』

モバP『も、もうアカーン!!』ブワワァッ

モバP「俺氏、昼間っから号泣ですよ」

ちひろ「確かにストレートな思い、ですね。意外としおらしいこと言うんですねえ」

モバP「今度ウェディング系の仕事でも入れたら、もっとしおらしい姿が見れるかなと期待してるんですが……なんでだろう、結局酔っぱらってグダグダになってるイメージしか湧かない」

ちひろ「あー……で、でもほら、いくら友紀ちゃんでも、ドレスを着たら変わるんじゃないですか?」

モバP「そうですかねぇ……」

ちひろ「あれ、そういえばどうしてパッションだけじゃなくてクールもアップだったんですか?」

モバP「ああ。バランス調整でもう一つ属性を、ってなって事務所戻った時に、ちょうど友紀と早苗さんと礼子さんと志乃さんがハイテンションで酔いどれてたので、それで」

ちひろ「エピソード部分台無しじゃないですか!」

モバP「酒さえ……酒さえなければこんなことには……」

ちひろ「まあ無理ですよね」

モバP「ですね」

ちひろ「あ、もう時間ですね。それでは、続きはまた今度に」

モバP「ええー……まだ聞くんですか?」

ちひろ「そりゃあもちろん!まだ気になる子がいっぱいいるんですから!覚悟してくださいね」

終わり
調子が出たらまた続きを書くかもしれないです

>>17
同属性は友達やユニット、バクメンはエキストラや裏方とかで出来るかも…です

乙です

俺ものあと天体観測に行きたいな……。

乙。
ヘレンさんの世界レベルなエピソードが聞きたい

みなさんお付き合いどもでした
HTML化申請してきますー
ヘレンさんも…考えるだけは考えてみますです

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