男「初恋なんだよ」 (9)
俺の初恋の相手は、小学校の先生だった。
若くて美人で、優しい先生。
頭を撫でられるたびふわりと香る甘い匂いと、優しい笑顔に心が安らぐ。
どんなに悲しくても、不思議と泣き止んでいた。
勉強は大嫌いだったけれど、良いとこ見せたくってその先生の授業だけは頑張ったんだ。
残念ながらテストで100点はとれ なかったけど、先生は一生懸命頑張ったことを誉めてくれた。
そんな先生が結婚を機に退職して、他県に引っ越しすると言う。
俺は涙が止まらなかった。
先生にどんなに慰められても、泣き止むことはなかった。
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それから数年後、俺は大学生になった。
大学は隣の県にあるため、仕送りをされながらの独り暮らし。
バイトも始めた。
毎日大変で大変で、先生のことなんか覚えちゃいない。
だけどある日、先生と再会したんだ。
久々に見た先生は、多少老けてはいるものの年相応に美しかった。
先生はこちらに気づいていないようだったが、声をかけるとすぐに思い出してくれた。
優しい笑顔。
心臓が耳のすぐそばで鳴っているかのように煩い。
俺はまだ、初恋の途中なんだと気づかされた。
近くのカフェで、他愛ない話をする。
それなりに盛り上がる会話。
ここで、ずっと気になってた事、旦那さんとはうまくいっているか聞いてみた。
途端、先生の表情が曇る。
やってしまった。
慌てて話をそらそうとするが、時すでに遅し。
先生は小さな声で話し出した。
はよ
はよはよはよはよは
『私ね…実は男なの……』
身体中に電撃が走る。
男……?
先生が首の辺りから自分の顔を剥いだ。
's Monster!
急速に覚めていく初恋。
右側にクリーチャーが抱きついている。
オカマ「今日は…家に帰りたくないの///」
こうして、俺はオカマに付きまとわれるようになった。
なんてスレだ
言の葉の庭かなと思ったらとんでもないスレだった
3レス目までの期待が吹っ飛んだぜ…どうなるんだこれは
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