落ちていた指輪。倉庫に落ちていた指輪。黒魔術師だった叔父の使っていた、実験室を兼ねた倉庫に落ちていた指輪。
その指輪にはこう書かれていた。72の悪魔を降臨させ、使役する力を持つ指輪だと……
俺がそれを見た瞬間、俺の脳裏には下半身事情的な妄想が沸いて出た。
そうだ。こいつら全部犯そう。プライドが高い悪魔を指輪の強制力で苛めぬけば、果たしてどれほどの悦楽を得ることができるだろうか。
どうせ悪魔って言ってるんだし、多少酷い事しても問題ないよね。
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さて、仮に悪魔を順々に犯していくとしてだ。悪魔がちゃんと女なのかは分からない。
男かも知れないし、性別がないかも知れない。両性具有かも知れない。
それじゃあちょっと困る。だから、まずはそれを回避すべく、布石を打っておかなければならないだろう。
というわけで、最初に呼び出すのは、女体化のエキスパートとしても有名な、ご存じシトリーである。
指輪を左手の人差し指に嵌め、軽く撫でながら念気を加える。すると指輪が段々と紫色に輝きだし、
幾ばくも経たない内に、目の前に鬱屈とした光が集積した。
光は一瞬等身大の球体となった後、霧散し、中央に立つ小柄な少女の姿が俺の眼に飛び込んできた。
彼女の髪は金髪のボブ。青い瞳に、唇の間から見え隠れする八重歯。
背丈は小柄で140~150センチ程度。
胸の大きさは控えめ。
髪の間からは、二つの猫耳がぴょこんと突きだしていた。
人間に照らし合わせると、中学生くらいの歳だろうか。
彼女はしばらく辺りをきょろきょろ見渡していたが、やがて俺のことを見つけると、にっこりと微笑んで言った。
「初めましてご主人様! お望み通り顕現しました悪魔のシトリーです!」
予想外に高いテンション。俺は少々面食らった。もしかして、悪魔ってのは指輪によって使役された時点で調教済状態なのか……?
だったら面白くないな。高いプライドをへし折るのが楽しいというのに。
そんなことを考えていると、まるで俺の思考を読み解いたかの如く――――目の前の少女は口を開いた。
「こんな性格なのは私くらいですよー! 私は仕えることが大好きな悪魔なので、今すっごくテンションが上がっているんです!」
わざわざ説明ご苦労、と、気の抜けた声で言う。すると彼女……シトリーは、にやりと意地の悪そうな笑みを浮かべた。
「でもー、他に色々悪魔が居る中で強いて私を最初に呼び出したってことは……つまりそういうことですよね? ご主人様。むふふ、やりたいことは分かりますよ」
言葉はどうやら不要のようだ。彼女はこちらのことを完全に理解している。同じ事を企んだ先人がいたのか? もしそうなら興が削がれるな。
と考えていると、また同じように、回答と思しき声が響いた。
「いやー本当、これまでの指輪のマスターはみんな世界征服だのー、夢の実現だのー、なんていうか俗世離れした目的にばっかり指輪をつかうのでー
俗世に塗れた私なんて基本的にお呼びがかからなかったんですよねー。
だからめっちゃくっちゃ退屈していたんです。あー久しぶりの娑婆だー!」
……成る程。そりゃそうだよな。かつて世界に席巻したソロモン王の指輪。それを突然手に入れたら、普通は、そんな俗世的な思考が吹っ飛んでしまうのかも知れない。
だが俺はそうはならなかった。俺が生きるのは俗世の世界。それならば願いも、俗世を離れるわけにはいかないだろう。
「それじゃあ、色々悪魔がいますけど、どれから犯っちゃいます?」
シトリーはうきうきしながら動き回っている。
さて、手始めにだれを堕とそうか
↓1 更新は午後以降
俺がゆっくり指をさすと、シトリーは驚いた表情をしていた。
「へ!? 私ですか?」
まあ、これから手足となって働いて貰う大事な悪魔だ。壊さない程度に可愛がってやらなければな。
しかし、外見だけではまるで俺が犯罪を犯しているみたいじゃないか。
そんなわけで歳を尋ねると、
「えーと、一万より先は数えてません!」
と返ってきた。よし、何の問題もないな。
「ところでご主人様、私を犯すって……」
言いかけたシトリーの唇を即座に塞ぐ。
貪るような濃密な接吻。彼女の吐息が口元を伝わって俺の体に流れてくる。
悪魔の体は、どうしてか冷たいイメージがあったが、なんのことはない、人よりもずっと暖かい。
さて、ソロモンの指輪の力は単なる拾い物だが、俺は俺自身固有の能力を持っている。
叔父は黒魔術師。父は白魔術師だった筈。祖父は緑、母は青、祖母は紫。要するに、先祖代々から続く魔術師の家系なのだ。
そして、俺はというと――――赤魔術師。
情熱の赤。欲情の赤。興奮の赤。
磨かれた俺の魔術は気性を否応なしに高ぶらせる。ひとたび肌を密着させれば、悪魔とてその発情から逃れられない。
……んっぷ、ぅ、ぷはぁ……
唇と唇が離れた瞬間、シトリーの体が石畳の上に崩れ落ちた。
今はきっと、彼女の体内では、狂いだしてしまいそうな熱が理性を破壊しようと暴れ回っているだろう
唇を軽く噛み堪えているが、隠しきれず体の先々が震えている。悶えている。
※そうそう。この試みは、家の中にある地下牢(石造り)の中でやっている。
ミス。このトリップは忘れて。
「……な、な、何を……したんですかぁ……」
切なそうな表情のまま、小さく踞り、彼女は恨めしげに俺を見つめた。
彼女の体は全体的に火照っていた。両手は足の付け根に添えられていたが、時折淫靡な音が聞こえる。
彼女の衣装はゴシックロリータ。それのところどころにシミが出来ているのがはっきり分かった。
汗か、それとも――――?
さて、本当は色々と遊びたいところなのだが……生憎私に細かい技能はない。あるのは重厚な淫欲への奏でがあるのみだ。
だからこそ彼女……シトリーの魔術による助力が必要だったのだが、今は彼女が喰われる側だ……待てよ?
――――
――――――――
――――――――――――
「……うぅ……いやぁ……」
くちゅ……くちゅ……
「……はっ……ふぅっ……はぁん……」
びくっ! ……くちゅ……くちゅ……
「……う……うぅ……」
それから一時間弱。俺はシトリーをあえてそのままで放置――――否。それ以上にして放置した。
シトリーという悪魔は、淫欲を操る力を持っている。俺は彼女に命令し、それを彼女自身に行使させた。
俺固有の魔術と相まって、彼女の情念は今はち切れんばかりに蓄積されている。
そしてもう一つ――――これは、某紅でもお決まりの陥落手段の一つだが――――彼女に一つ暗示を掛けた。
彼女は今、俺の許しなしには絶頂を迎えることが出来ない。
それから彼女は恥も外聞もかなぐり捨てて、虚ろな目で自慰を続けているが、無論、満足はまだ得られていないようだ
さて、このあとどうしようか
↓2 次の投下は三時以降
「シトリー」
「は、はひぃっ!?」
俺が声をかけると、シトリーはまるで発条でも体に仕込んでいるかのように飛び上がった。
そういう細工もさせてあるのだ。俺の声が彼女にとっての媚薬のように作用する、そういう暗示を、彼女自身にかけさせている。
彼女は俺の命令に逆らえない。
俺はゆっくりと彼女に近づく。彼女は小刻みに体を震わせている。
それは未知の快感への恐れか? ……それとも期待か?
俺はポケットから一枚の布きれを取り出した。
首を傾げるシトリー。俺は両手でその端を持ち、彼女の頭の裏側に回した。
「……ひ、ひゃうんっ!」
シトリーは小さく体を震わせた。俺が触れたり……俺が声を掛けたりするだけに飽きたらず、俺の体温を感じるだけで……彼女の体は火照りあがる。
そんな暗示はかけていないが、だが熱が篭もった結果、既にその域に達していた。
俺は手早く彼女の目元を布で覆い、縛り上げる。簡易的な目隠しだ。
「……へ?」
シトリーの動きが止まった。視覚が遮蔽され、暗闇の中に放り込まれた。
即座に命令を下す。『目隠しをとってはならない』……と。
「……は、はいぃ……分かりました……ご主人様ぁ……」
顔に手をかけようとしていたシトリーの手が止まった。
俺は燕尾服を脱ぐと、徐に彼女の腰を掴み、体を持ち上げた。
「ひうっ……ひゃうううううううん!」
何の堪えもなく、シトリーは獣のように嬌声をあげた。まあ、一時間もの間身を焦がすほどの愛欲に取り憑かれていたんだ、無理もない。
今全裸である俺の体の中央には、アルプスを想起させるいきり立った大槍が聳えている。
俺は彼女の位置を調整し……
「……はっ、ふぅぅん、ひぅん、っはっ……」
怯える彼女を尻目に……彼女の陰部を覆う布きれを剥がし……
「ひっふ! はぁ……はぁ……はぁ……」
「――――行くぞ」
一気に貫いた。
次の瞬間、俺の耳元に飛び込んできたのは、劈く甲高い声だった。
「んはぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
蓄積されてきた淫欲に加えられる新たな濁流。情念の波の中をもがく彼女の精神は既に崩壊寸前のようだ。
しかし、手を緩める気はない。俺は彼女の体を固定し、追加の一突きを加える。
子宮口に達した我が大槍は、奧で小さな音を立てた。
「ひゃふぅぅぅぅぅぅん!」
シトリーはと言えば、もはや少しの我慢の様子もない。ただ淫欲に身を任せ、世に言うアヘ顔を晒している。
しかし、何処かに不満げな様子が見えるのも事実。絶頂を迎えられていないからだろうが……だが逆に言えば、まだ心が堕ちきってはいないということだ
このまま絶頂を許可しても、最後の牙城が崩れるかは定かではない。
そう思った俺は、彼女の耳元にそっと唇を近づけた。
「……絶頂が欲しいか?」
「ひぃうっ、はぁっ……」
案の定。俺の声による発情を受けた喘ぎ声の後、彼女は何も言わなかった。
抵抗しているのだろう。最後の最後で、踏みとどまろうとしているのだろう。
だが俺はそれを許さない。
「……知っているか? 魔術師の体液とは、それそのものがその魔術の結晶だそうだ」
腰を振り、彼女の最奥を突きながら、俺は話す。
「ひあんっ! 何のぁほん! はなしへぁん!」
「……黒魔術ならば呪い。白魔術ならば治癒。それでは、赤魔術の場合どうなるだろうか?」
「……まさかぁへっひぃん! ……や、やめはふぅん!」
これが俺の奥の手。あらゆる対手を堕とす切り札。『赤性蓮華』。膣内で花開く紅属性の精液は、世界を震撼させうる非業の淫欲と化して、
注がるる対象を自らの性奴隷と化す。
「……やめて欲しいなら認めろ。自分は、この俺の逸物なしでは生きていけない根っからの性奴隷だとな」
「……そんな、はふっ、ことっ、はっ、認めるわけ、はふんっ、へひんっ」
「ほう? ならいいんだな。それならば俺はお前の中に『出す』だけだ。そうすればお前は真に性奴隷となる。それに比べれば、口で言うだけの方が
いいとは思わないかね?
さあ言いたまえ。『私は貴方の性奴隷で、チンポがないと生きていけません。どうかこの哀れな雌猫にお許しを下さいませ』とな」
「…………」
「3、2……」
「わ、わかりましひゃふんっ! 言います、言いますから! わ……私ははぁん! あ、貴方のひぃうん! せいどれ、せ、せいど、あんっ!」
「……1……」
「性奴隷ですぅぅぅぅ! ど、どうかぁ、この哀れなっはぁん! 雌猫にぃぃ! お許しを下さいませぇぇぇぇ!」
言った。これで彼女は自分から言葉を口に出したことになる。それでは止めといこうか。
「良く言った。では褒美をくれてやる」
「えっ、そんな、約束が違――――!」
しめやかに、そして、勢いよく。
俺の子種がシトリーの中に広がった。
どぴゅどぴゅどぴゅっ――――
「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!」
シトリーは天を衝く叫び声を上げながら、そのまま気を失った。口元からは涎が垂れ、目はうわずり、体中がバイブのように震えている。
目覚めた頃には、彼女は俺の逸物のことしか考えられない性奴隷と化しているはず……何をするにせよ、まずは彼女が起きてくるのを待たなければ。
次の投下は夕方以降
ごめんなさい体力が尽きたので今日の分の投下はこれで終了
また明日
このSSまとめへのコメント
はよ!
続きはよ!