P「少し早めの怪談ラヂオ」 (35)

あふぅ、こんばんはー。ミキだよ。


今日の生っすかRADIOはミキのソロなの!


でもね、ミキちょっとだけ眠いの…


こんな夜中にオシゴトなんて、ハ…プロデューサーったらいけずなの!


んーと、それはさておき、今日のテーマは怪談…?


ミキ、お化けとかユーレイとか会ったことないよ?


でも作り話もつまんないと思うの。


…あ、じゃあ怖い話の代わりに、ミキのフシギなお話しちゃうの!


ミキね、ホントのことしか言わないの☆



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402402968

ミキ、休日はいっつもショッピングしたり、気の向くまま街を歩くの。



でね、帰り道に必ずカモ先生に会うの。



カモ先生?先生だよ?鳥のカモ。



でもこの前はカモ先生がいなかったの。



ミキね、カモ先生どうしたのかな、隠れてるのかなって橋の下を覗いてみたんだ。



そしたらね、ミキ落っこちちゃったの!



でもミキ、ビショビショにならなかったの。



何でかわかるかな?



ミキ、なんとカモ先生の大群に乗っかってたの☆



…むぅ、スタッフの皆が呆れ顔してるの。ホントの話なの!


ミキ、カモ先生に乗ったままゆらゆら揺れてたの。



下は川だったし、泳ぐのは疲れるからやだったの。



でね、うーん、ながーい時間が経った後かな。



やっとカモ先生が止まったから、アクビしながら前を見たんだ。



そしたらね、すっごくキレイな場所に着いたの!



湖に先生がたくさん泳いでて、水がとってもキレイなの。



それから、真ん中には先生のおっきいバージョンがいたの。



ミキ、思わずおはようございますって言っちゃった☆


カモ先生はミキの方にすいーって来て、日本語を喋ったの。



ミキちゃん、元気?って!ミキ嬉しくなっちゃった。



だって、鳥さんが喋ってるんだもん。で、それを聞いてるのはミキだけなの☆



カモ先生はやっぱり先生でね、ミキに自然界のことを教えてくれたの。



でも、ミキ段々眠くなっちゃったの。



カモ先生は泳いでて楽しそうだけど、ミキはオシャレしてるから泳げないの。



だから、つまんなくなっちゃった。


期待

そうしたらね、先生が言ったの。



ミキちゃん、何をしたいの?



ミキね、眠いしお腹すいたから適当に答えちゃったんだ。



ミキ、カモ先生になりたいって。



そしたらカモ先生はわかった、って言って…



ミキ、お家で目が覚めたの☆



………ん?これで終わりだよ?



あんまり怖くなかったかも☆あはっ☆



あ、そういえばカモ先生ね、誰かに似てたなぁ。



ん~…ミキの学校の先生、なような…



もしかしたら、あそこにいたカモ先生は誰かがカモになった姿で、



ホンモノの星井美希もカモになってたりして、



今ここにいるのは、ミキによく似たカモさんがミキの姿になったのかも…



………なんて、流石に冗談なの☆



じゃ、今日はこれでおしまい。



明日はねー、響なの。皆、楽しみにしてるの☆アハッ☆


はいさーい、皆、響だぞ!



今日の生っすかRADIOは自分がお送りするぞ!



で、今日のテーマは…怪談かー。



ふふーん、自分、完璧だからこんなテーマでも余裕だぞ!



この前伊織にたくさんコツを教えてもらったんさー♪



じゃあ早速始めるぞー!


皆、ペットは飼ってる?



自分はたっくさん飼ってるぞ!犬に猫にハムスターでしょ?それからワニにー…って、キリがないぞ!



その子達は、もう自分的にはペットじゃなくて大切な家族なんさー♪



でも、世の中にはせっかく飼っていたペットを捨てちゃう人がいるんだ…


自分、よく帰り道に捨てられた子を拾うからそーゆうのよく見るんだ。



あ、そういえば昨日なんか一抱えくらいある亀がいてね!



連れてこうとしたら警察の人が来てビックリしたんだぞ!



後で調べてみたらその亀、アフリカから来た亀らしくって、法律で日本に来るのが禁止されてる亀らしかったんだー。



…うぎゃー!巻いて巻いてって言われちゃったぞ!


と、とにかく、珍しいから、可愛いから。



それだけで飼っては捨てちゃう人は絶対に許されないことなんだぞ。



もし、このラジオを聞いててもまだこれからペットを捨てようとしてる人は…



………




………ぅ?~………



ガウッ!ガォウッワンワン!



グルルルル…ワンッ!



これアイドル全員分あるのかな? 双海姉妹はなんかこういうの得意そうっていうか本当にやらかしてそうって言うか…… とにかく期待

なーんて、



ペットの生き霊が枕元に来ちゃうぞ!



えっへへー、驚いた?



伊織直伝、いきなり大声を出すと絶対相手は怖がる!



自分、完璧に出来てたでしょー♪



…あれ?皆ちょっとビックリし過ぎだぞ。



ん?犬のモノマネが真に迫ってた?



………?




自分、犬じゃなくて猫の真似をしたんだけど…



………な、なんかちょっとだけ寒いぞ?




き、今日はここまでさー!



明日は雪歩がパーソナリティだぞ!皆、お楽しみにー!



…うぅ、寒い…


見てるぞ

響の猫のモノマネが見たかったのに邪魔すんなや犬っころが

響だけに臭い芝居をしおってからに

…みつけた

後遺症ラジオっぽいものかと思ったら違った

どうも1です
一応全員やるつもりだけど、ネタ次第です
ぼちぼち書いて来ます
あと、あんまり怖くないモヤモヤなssですがすいません

こ、こんばんは!生っすかRADIO、はじまります!



今日は私、萩原雪歩がお届けしましゅっ



か、噛んじゃいました…うぅ…



あ、穴掘って埋まって…!



…られませんよね…ごめんなさい…。



えっと、今日はホラーがテーマなんですね…聞いてはいたけど、怖いですぅ…



私、トークはダメダメで、ホラーも苦手で、ほ、本当にやらなきゃダメですかぁ?



うぅ~…が、頑張りますぅ…


えっと、えっと…あ、ありがちなんですけどこんな話はどうですか!?



私が小学生の時、流行っていたおまじないがあって、



その中には人を呪って酷い目に合わせちゃうものが…



あ、ありきたりでつまらないですよね…すみません、私本当に怖いのダメなんですぅ…



え?身の回りで起こった不思議な話でもいい?



…あ、それなら、あるかもしれません。



長くなっちゃうかもですけど、私頑張りますぅ!


私の家では、月の終わりに一回お茶会を開くんです。



茶室を開いて、若い人や家族とお茶を飲んだりお菓子を食べたりするんですぅ。



あ、茶道の作法とかはなくて、むしろわいわい楽しくお話をします!



これは絶対らしくって…えっと、お茶会には決まりがあるんですぅ。



一つ、お茶会を開いている間は茶室に繋がる扉をすべて閉めること。



二つ、お茶会に出席する人達はお茶会が終わるまで話を絶やしてはいけない。



な、なんだか不思議な決まりですよね。



おばあちゃんに聞いた時、変だなーって思って聞いてました。


このお茶会、実は昔からあったらしいですぅ。



1番古いお話は…あ、オサムライさんがお酒やおつまみを持ち寄って、



夜通し宴会をしていたそうですぅ。



お茶会じゃないですよね、これ。



それで、これは大切な行事だったらしくて、


月が終わるまでに自分に集まって来た悪いものを寄せ付けないためにやっていたらしいですぅ。



戸締りするのは、悪いものから隠れるため。



楽しくお話するのは、悪いものを遠ざけるため。



なんだか、歴史を感じますぅ…


それで、このお茶会で一回怖いことがあって…


あ、あまり覚えてないんですけど。


小さい頃、若い人の一人がおかしくなっちゃって…


何だかすごく嫌な感じだったことは覚えてますぅ。


えっと、確かその人、戸締りを忘れていて、


そのせいで悪霊が憑いたんじゃ…って。


あ、あのぅ…でも、偶然ですよね。幽霊なんて、本当はいませんよね多分!


だって、その人はすぐに心臓発作で亡くなってしまいましたから…。


…あ、すみません。すごく暗くなっちゃいました…


わ、私やっぱり怖い話なんて出来ません~!


あ、穴掘って…!


…はい、しませんよぅ…プロデューサーが1番怖いですぅ。

それでは、今日はもう終わりですね。


み、皆さん、楽しめたでしょうか?


え、早速若い人についての話を詳しくってメールが?


そ、そのぅ…私小さかったからよくわからないですぅ


それに、あの人はちょっと苦手でしたから…。


えっと、それから…お茶会について、ですか?


うーんと、あまり詳しい決まりはもうなくって…あ、


戸締りをするのは、誰でもいいわけじゃなくて、家族の誰かなんですぅ。


それじゃ、そろそろ時間ですね。


明日も生っすかRADIO、聴いて下さいね。


…あ、後、あんまり人を呪うのはダメですぅ!


おまじないが好きな子は、よく考えてください。


…え、あれ、もう収録終わってました…


や、やっぱり私ダメダメですぅ~!

皆さん、こんばんは。生っすかRADIO、今日は如月千早がお届けします。


今回のテーマは怪談、ですか。


あまり作り話は得意ではないですね…。


でもこれも誰もが通る道、乗り越えるべき壁…


………壁


……………………。


はっ


すみません。それでは恒例の曲紹介から始めましょう。


まだまだ夏には早いですが、このナンバーで貴方の心を熱くします。


神SUMMER!!です。


…くっ

…やっぱり高槻さんは可愛いですね。


はい、ではここから貴方の心をクールビズ、怪談コーナーです。


考えたのですが、ビックリした出来事でもいいんですか?


やっぱり、非現実的なオカルト話は私じゃ思いつかなくて…


…はい、OKらしいです。


では、私の怪談…もとい、体験談をお届けしたいと思います。

私は、早朝にランニングをするのが日課です。


いつでもベストな状態で歌うためには、トレーニングは欠かせませんから。


それで、そのランニングをしていた時に起きた出来事なんですけど…。

私「ふっ…ふっ…ふぅ、丁度河原に着いたわ」


私「誰もいないわね…当たり前か。まだこんな早い時間だもの」


私「…少し発声練習をして行きましょう」


私「…スゥ」


私「…たとえば君と もし出逢わずにいたのなら…♪」


~以下中略~


私「心に灯る明かりに 導かれ明日へ…♪」


ぱちぱちぱち


私「」ビクッ


私(き、聞かれてたー!!?)


私(いや、別に途中から本気出して歌っていたから恥ずかしくはないのだけれど)


私(気まずくはあるわ…)


私はぐるりと辺りを見回した。
すると、私のいる場所から少し離れた場所で、小さな男の子が手を叩いていた。
何だか懐かしくなって、少しだけ眩しくて、私は咄嗟に俯いてしまった。


少年「…」てててっ


少年「…」にこにこ


ぱちぱちぱち


私「…ありがとう」


その子は、私の歌を聴いて喜んでくれたのだろうか。
一生懸命に拍手をしながら見上げて来るまっすぐな瞳に、
私はいつの間にか笑顔を浮かべていたのだった。


それから私は、ランニングのついでに河原で発声練習ならぬミニコンサートを行うことにした。
何故なら、男の子はそれから数日連続で河原に座っていたから。
どうしてひとりぼっちで、こんな時間にいるのかはわからなかったけれど、
私の関わるようなことじゃなかったから。


私「青い鳥 もし幸せ…♪」


少年「…」にこにこ


ただ、その子の純真な笑顔が嬉しくて。
私は何日か連続でその子だけに歌い続けた。
私の曲だけじゃなくて、皆の曲や子供向けのアニメソングまで、
その子は何でも喜んだ。
時には手を叩きすぎて真っ赤になってしまって、
私はダッシュで自宅に保冷剤を取りに行ったりしていた。

双海姉妹はこういうの得意そう
「生き返りの苦しみっていうの? そーいうのが身体中に残っててさー とにかく痛くて、苦しくて……もうあんな経験はしたく無いなー……」
見たいな不安感煽るような話出来そう

そんなある日のこと。


私「ひっ…ひっ…ふぅう…あら?」


私「あの子、いないわね。今日は来てないのかしら」


いつものように河原に着いても、あの子の姿はどこにもなかった。
まあそんな日もあるか。
そう思い、気を取り直してランニングを再開しようとすると突然「ねえ」と声をかけられた。


私「…はい?」


…信じられるかしら。
私はその時、生まれて初めて赤の他人に頬を思い切り叩かれた。
平手だったのが幸いかもしれない。


???「あんたが余計なことしてんだろ!わかってんだからな!」


私「…ぇ?え、は?」


???「とぼけんなこのクソ女!変質者!誘拐犯!変態女がぁあ!」


私「きゃあっ!ちょっ、離して、離して!」


本当に、人生で1番全力で走った。
走ってる間は頭の中が真っ白で、
家に帰ってから、急に怖くなった。
あんな気が狂ったような人、初めて見たから…


…それから数日経って、その女性はニュースに出て来たわ。


幼児虐待の現行犯として。


実の息子を、耳が聞こえない子供として育てたらしいわね。


どうやら、障がい者手帳?がどうとかも言っていたけれど、


あまり詳しくは知りません。


…ああ、この話はこれで終わりです。


事件の当事者には、なりたくないものですね。


怪談、とは趣旨が違いましたけど、


リスナーの皆さんは、ゾッと来たのかしら。


はい、それでは今日はここでお別れです。


次のパーソナリティは…双海さんですね。


あ、亜美の方です。


では、いい夢を。

>31
双海姉妹は双子ってだけで何だか神秘を感じます。
皆さんが想像してるような双海さんを書けるだろうか…
今日はこれで終わりです。ねむねむ

ss読んでて意味わからん人は聞いてくださいねー
一応答えられるものは答えます~

おつおつー 亜美真美の怪談ネタと言ったら
亜美「亜美が、真美に刺される夢を見て、目が覚めたら全身に謎の痛みと苦しみがあった。 急いで真美の部屋に行くと、とても怯えた様子の真美が布団をかぶって震えていた。亜美に気付くと、より一層怯えていた」
みたいなのが思い浮かんだ

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