【ある日のこと】
溝呂木「この前やった小テストを返すぞー!」
兎角「!」
兎角(マズイ・・・あのテストは全然出来なかった奴じゃないか!)
溝呂木「まずは東、15点だ。もう少しがんばろうな!」
兎角「・・・はい」
兎角(しかも点数を発表するだと!?くそっ!)
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鳰「ププッww兎角さんってブァカだったんッスねぇwなんスかその点数~w」ケラケラ
伊介「なにそれ~wカレーばっか食ってるから脳みそ黄色くなっちゃったんじゃないのぉ?w」ブフーッ
兎角(こ、こいつら・・・!)プルプル
溝呂木「走り!お前は3点だ!犬飼に至っては白紙で0点じゃないか!」
鳰「あっちゃ~。ウチも伊介さんもバカだったの忘れてたッスわー」
伊介「伊介は寝てただけだからバカじゃないし~」
晴「兎角さん・・・」
兎角「!! ち、違うんだ一ノ瀬!これはたまたま前日寝不足でっ」あせあせ
兎角「そ、そうだよね?兎角さんがそんな成績なわけないもんね・・・?」
兎角(ううっ、晴にまで引かれてしまった・・・)
溝呂木「それでは、各自きちんと復習しておくようにっ!来週またテストするぞー」
鳰「えー!?またッスかぁ!?」ブーブー
伊介「伊介テストつまんな~い」ブーブー
溝呂木「文句言ってないで勉強しておけっ!」
タイトルですでに吹いたw
期待
>兎角「そ、そうだよね?兎角さんがそんな成績なわけないもんね・・・?」
焦り過ぎて一人芝居しちゃった兎角さん・・・・
逵溷殴繧シ繝毆
あ
兎角(クッ、どうすればいい!?)
兎角(きちんと勉強をしなくては、このままだと晴に呆れられてしまうぞ!?)
兎角「だが、私は勉強なんて・・・」
兎角「ん?」パサッ
兎角「そ、そうだ!これがあった!!」
兎角「先日届いたこの『黒ペン先生の真剣ゼミ』のパンフレット!!」
兎角「これさえあればきっと私にだって勉強ができる!!」キリッ
兎角「晴!聞いてくれ晴!」ドタバタ
晴「どうしたの兎角さん?」
兎角「これを始めたいんだ!」バッ
晴「真剣ゼミ?」
兎角「そうだ、ゼミやりたいんだ!」
晴「一人でやりきれるの?」
兎角「もちろんだっ」
兎角「真剣ゼミは【一日たったの15分】!これならば私でも毎日続けられる!」
晴「うーん、どうしようかなぁ?」
兎角「15分で済むのなら、【空いた時間に暗殺や護衛もバッチリできる】んだ!これなら私にピッタリだろう?」
晴「確かにそれもそうだね兎角さん。でもそんなに良い教材なら高いんじゃないの?」
兎角「そんな事はない!真剣ゼミは【塾に通うよりダンゼン安い】んだ!」
晴「わぁ、お得なんだねっ!」
兎角(フフッ、それに毎月【付録の暗殺グッズが付いてくる!】んだ。これなら勉強が苦手な私でも楽しんで続けられるぞ!)
晴「それじゃあ兎角さん。がんばって真剣ゼミ始めてみよっか?」
兎角「いいのか一ノ瀬!?」
晴「うん!晴も兎角さんには勉強もしっかりがんばって欲しいからね」
兎角「ありがとう。私、一生懸命勉強するからな!」
晴「ファイト~兎角さん♪」
兎角(よーし!これで私も成績アップだ!!)ふんすっ
【数日後】
兎角「はぁ、早くゼミ届かないのか・・・」ゴロゴロ
晴「兎角さーん、真剣ゼミ届いたよ~」
兎角「来たか!」ガタッ
兎角「よしっ!さっそく始めるぞ!」ふんすっ
晴(兎角さんはりきってるなぁ♪)にこにこ
兎角(まずは付録の英単語ナイフを開けてみよう!)ビリビリ
兎角「ふむ、これが付録のナイフか」チャキン
兎角「このナイフで付属の教本の英単語をなぞると・・・」ススッ
ナイフ『assassin』
兎角「すごい!生活な発音を教えてくれるんだま!?」
兎角「おまけにこのまま暗殺にも使えるなんて・・・なんてすごいナイフなんだっ!」
兎角「はっ、もう今日の分の勉強が終わってしまったぞ!?」
兎角「よーし、このまま明日の分のまでやってしまおう!」ばっ
晴(兎角さん、楽しんでやれてるみたいで良かった)くすっ
兎角「ふう・・・1時間も勉強出来たぞ」
兎角「なんて効果絶大なんだ、真剣ゼミ!」どやぁ
晴「兎角さーん?ご飯出来たよ~」
兎角「今行く!」
晴「はいっ、兎角さん!今日の晩ご飯はカレーだよっ」
兎角「おお!しかもカツカレーじゃないか!!」
晴「えへへ。兎角さんお勉強いっぱい頑張ってるから、晴から兎角さんにご褒美っ」にこっ
兎角「ありがとう晴。いただきます!」もぐもぐ
兎角(ああ、勉強がはかどる上に晴の機嫌もいい!なんて素晴らしいんだ真剣ゼミは!)もぐもぐ
【テストの日】
溝呂木「テスト始めるぞー。筆記用具以外しまえ~」
伊介「だっる。伊介パスね。お休みなさーい」ぼふっ
鳰「うっはぁ!伊介さん今回もッスか~?」
晴「伊介さんっ、ちゃんと受けないと退学になっちゃうよ?」
兎角(今回は・・・今回はいけそうな気がする!!)グッ
ハサミ我那覇さんは成績良くなさそう
逆に真昼ちゃんは良さそう。あといつの間にか消えるメガネ
溝呂木「それでは・・・始めっ!」
兎角「!!」バッ
兎角(こ、これは・・・!!)
兎角(この問題・・・真剣ゼミでやったところだ!)
兎角(わかる!わかるぞ!)カリカリ
兎角(以前の私とは大違いだ!)カリカリ
兎角(解ける!こんなに解けるなんて!)カリカリ
兎角(なんてすごいんだ・・・真剣ゼミ!!)
【放課後】
晴「兎角さん!テストどうだった?」
兎角「ああ、バッチリだったよ。今までにないくらいにな」
晴「すごーい!兎角さん頑張ってたもんねっ」
兎角「まるでテストを受けたのが自分じゃないみたいだよ」
晴「ううん、そんな事ない。晴は知ってるよ。兎角さんがいっぱいお勉強してたところ、見てるから」ぎゅっ
兎角「晴・・・」
しえな「一ノ瀬晴!東兎角!これを見るんだ!」バッ
スレタイが卑怯だろコレwww
兎角「あれは、暗殺予告表!」
しえな「ふっふっふ。テスト終了まで待ってあげたボクの慈悲さ!一番最後に受けたテストの成績が15点では報われないだろ?」
兎角「一ノ瀬、私の影に隠れるんだッ!!」
晴「はいっ!」
しえな「くらえー東ッ!暗殺パーンチ!」ぶんっ!
兎角「遅い!!」シュバッ
しえな「えっ・・・!?」
兎角「これでも食らえ!英単語ナイフ!!」シャキンッ
しえな「ぎゃーっ!」バタッ
晴「兎角さんっ!」
兎角「安心しろ一ノ瀬」チャキッ
ナイフ『assassin』
しえな「うっ・・・ぐっ・・・」ぐったり
兎角「峰打ちだ」
晴「良かった・・・」ほっ
兎角「だがそれなりのダメージは与えた。48時間以内に再び立ち上がる事はないだろう」
晴「兎角さんっ!」ぎゅっ
兎角「は、晴!?」
晴「兎角さんはいつも私を守ってくれるね」すりすり
兎角「・・・そう約束したからな」
晴「うん。だから晴は兎角さんがいてくれればいっつも安心だよっ!」にこっ
兎角「晴・・・」ぎゅっ
晴「えへへっ、大好きだよ兎角さんっ♪」ぎゅっ
兎角「わ、私は・・・」
兎角「~~っ///」かぁぁ
【後日】
溝呂木「このあいだのテストを返すぞー!」
鳰「ブーブー!」
伊介「ブーブー!」
溝呂木「まずは1位から!よく頑張ったな東、95点だ!」
兎角「わ、私が1位・・・!?」
伊介「うっそ!ありえない!!あのカレー脳が!?」
鳰「どんな方法でカンニングしたッスか!?」
兎角「・・・実力だ、バカ共」
伊介・鳰「むっき~!!」
晴(ふふっ♪)にこっ
しえなちゃんの扱いがいつも通りで一安心です
やっぱ晴兎やでぇ
晴乙とか幻想だな
期待
兎角(真剣ゼミを始めてから何もかもがうまくいく)
兎角(勉強も、護衛も。そして・・・)
晴「兎角さーん!いっしょにお昼食べよっ!」
兎角「ああ、食堂に行こう」
晴「あ、兎角さんまたカレーでしょ?」
兎角「もちろんだ。カレーは完全栄養食だからな」
晴「それじゃあ晴もカレーにしよっと♪」
兎角「ああ、そうするといい」
兎角(晴との仲も、少し進展したような気がする)
兎角「それもこれも全部真剣ゼミのおかげだな!」
兎角「ありがとう真剣ゼミ!ありがとう黒ペン先生!」
兎角「そしてこれからもよろしく、晴」
兎角「さあ、君も黒ペン先生の真剣ゼミを始めてみないか!?」
兎角「【誰かを紹介して会員にするといろいろな特典】だってあるんだ!!」
兎角「真剣ゼミを始めれば、君も今日から最高の暗殺者や守護者になれる!!」キリッ
カイバ先生「いいかげん気付けよ兎角・・・黒ペン先生なんてもんがこの俺だって事によぉ」クックック
おしまい
タイトルが卑怯すぎるだろwwwwwwwww
くっそワロタわ、お疲れw
乙
やはりカイバか…!
乙
カイバ普通に良い先生じゃねえかwwwwwwww
乙!
丸つけと共に意味深なリドルを付け加える黒ペン先生…一体何者なんだ…
晴ちゃんと兎角さんがもう結婚してた
何故か面白かった
英単語ナイフほしいッス
英単語ナイフってどっちかと言うと公文式じゃねーかwwwwwwww
クソワロタwww
素晴らしいテンポだった
乙
乙です
俺も始めてみようかな…
クソワロタ乙
「ナイフ『assassin』」にクッソ笑った
笑い死ぬわwwwwww
このSSまとめへのコメント
兎角さん良かったねwww黒ペン先生、自分も是非真剣ゼミを始めたいです!!
凄まじいssだった…
晴ママは良かった
422569点