ミカサ「スイカバー」(42)
・さりげなくネタバレあり。アニメ派の人注意
・キャラの崩壊もご注意
・あずきバーネタ
【一足早い夏の話】
エレン「あつー」
アルミン「あっつー」
ミカサ「……暑い」
エレン「ミカサがマフラーを外す程の暑さだ」
ミカサ「暑い時くらいは外す」
アルミン「いがい~絶対はずさないと思ってたよ」
エレン「でもその気になれば巻いてられんだろ?」
ミカサ「うん」
アルミン「凄いミン」
エレン「あっちぃ」
アルミン「あついよぉ」
ミカサ「……ぁっぃょぉ」(小声))
ライナー「あちいー」
ベルトルト「ううぅー」
アニ「……ふぅ」
ライナー「水浴びしたいな」
ベルトルト「そうだね」
アニ「あつい」
ライナー「昔みたいに三人でプール入りてえな」
ベルトルト「そうだね」
アニ「懐かしい」
ベルトル「でも今日壁壊す日なんだよね」
ライアニ「うわぁ」
10m級「」ダラー
奇行種「ミズアビ タノシスギwwwwww」
5m級「コノ イワ ツメタイ ンギモッチイイィ」スリスリ
10m級「ショクヨク ナイワー ニンゲンイラネ」
5m級「キョウ チョウオオガタサン カベコワスッテ」
奇行種「ナイワーwwwwwwショクヨクナイワーwwwwww」
10m級「アレ メガタサン ジャネ」
奇行種「行くか」キリ
10m級「マジカヨ」
5m級「キョウハ カンベン」
奇行種「人間の女の子のペロペロしたアイス食べに行く」
女型「うわあきもい最低しんじゃえ」
エルヴィン「壁壊されたし巨人現れたわ」
リヴァイ「めんどくせえな」
ハンジ「行こうよ」
エルヴィン「あーよっこらせくろす」
リヴァイ「うわぁーひくわぁー」
ハンジ「はやくぅー奇行種が出るかもしんないじゃん!」
エルヴィン「そう焦るな」
リヴァイ「奇行種ならここにいるぞ」
ハンジ「ええーっどこどこ?」
リヴァイ「ここだ」(三人を交互に指さす)
ハンジ「ちょ、ちょっと解剖させてよ」
エルヴィン「ハハハ、冗談きついぞリヴァイ。私のどこが奇行種だ」
リヴァイ「調査兵団の団長がパンツ一丁でソファーに寝転がってるとこ」
ハンジ「ん~今日暑いもんね。アイスみんなに内緒で食べちゃおう」
エルヴィン「じゃあちょっと至福の時を」ガチャ
リヴァイ「おいやべえぞ……アイス切れてる」
エルヴィン「あずきバーがねえな」
ハンジ「あ、やっべ切らしちゃった」
エルヴィン「スイカバーならあるけどどうする?」スッ
リヴァイ「お前の判断を信じよう」ペロペロ
ハンジ「このチョコおいしいよね。でもメロンバーも美味しいよ」シャクシャク
エルヴィン「メロンバー……そんなものが実在していたのか」レロレロ
ハンジ「種がホワイトチョコなんだよ!」アタマ キーント スル
リヴァイ「贅沢だな。ホワイトチョコなんて」ゲプー
エルヴィン「じゃあ行くか」レロレロ
キース「えー……ついさっき壁が壊された」
アルミン(サラッと言うな)
キース「何故かフーバー訓練兵に蹴りをかましたくなる現象も現れている」
ベルトルト(ビクッ)
キース「至急、各自準備が整い次第出動せよ」
訓練兵「ハッ」
キース「あ、あと暑すぎて話にならんから一人10本アイス配布する」
訓練兵「ハッ!!」
キース「まあ頑張れ」
訓練兵「ハッ!!!!!!」
キース「ちなみにアイスはあずきバーで去年エルヴィンが歯折ったから今年からスイカバーな」
訓練兵「ファッ!?」
エレン「スイカバーだ」レロレロ
アルミン「やったね」シャクシャク
ミカサ「……美味しい」ペロペロ
ジャン「(頑張ろうなミカサ)ペロペロするミカサペロペロ」
サシャ「スイカバー!!初めて食べる味ッ!!」
コニ―「それにしても巨人kyすぎだろ」
ベルトルト「…………」
ベルトルト(自分でもなんで今日にしたのかわからない)
マルコ「今日は結構巨人じゃなくて熱中症で死ぬ兵士が出そう」
マルコ「後、巨人も食欲無くて誰も余程の事がない限り死なないと思う」
エレン「アハハ、マルコ冗談きついぜ」
エレン「巨人じゃなくて太陽に殺されるのか?」
アルミン「意外とその可能性はアルミン」
アルミン「スイカバーが命綱だし、この気温だと急激に溶けてしまうミン」
ミカサ「……早く行こう。遅れてしまう」
アルミン(突っ込まれなかった
エレン「えーと討伐数8」
ミカサ「討伐数32」
アルミン「討伐補佐21」
エレン「ミカサ、刃がもうないじゃん」
アルミン「僕のをあげるミン大事にするミン」
ミカサ「いらね」レロレロ
エレン「あ、いいなミカサ、俺もう残り5本。殆ど食っちまったよ」
アルミン「僕もだ」
ミカサ「私は7本アルミン。そしてトイレ行きたいから離脱」スッ
アルミン「あ、あれミカサの後ろに巨人がいるミン」
エレン「ん? おーいミカサー! 巨人に見つかってるぞー」
エレン「おいあいつミカサ超追っかけまわしてるじゃん」
巨人「」ダダダダッ
ミカサ「……クッ」
アルミン「ま、まさかあの巨人……ミカサにトイレさせな」
ミカサ「!! こいつ、私のスイカバーを狙ってる!!」
アルミン「違った(おもらしシーンちょっと見たかった)
エレン「スイカバー狙うとかんな訳……あんの?」
アルミン「ちょっとミカサ大丈夫ー?」
巨人「スイカバー!! スイカバー!!」
ミカサ「……やめて」バシュゥ
巨人「クダサイ クダサイ」
ミカサ「……いやだ」ザシュッ
巨人「」チーン
エレン「おお、さすがミカサ!」
アルミン「一瞬でうなじの肉を削いだ!!」
ミカサ「……奇行種も来た」タタタタ
奇行種「女の子!! 女の子!!」ダダダダ
エレン「うわぁミカサ大丈夫か? あいつすんげえきめえ顔してんな」ゾクッ
アルミン「アレは奇行種だからいいとして、さっきのミカサなんだけど」
エレン「ああ、我慢してたから顔真っ赤だったな」
アルミン「違う違う。もし本当に巨人がアイスを狙ってくるって事は」
アルミン「きっと巨人も暑いんだ」
エレン「巨人が? 暑さを感じるのか?」
アルミン「多分巨人も暑いんだよ。だって見てよ、あれ」スッ
15m級「」ダラー
6m級「……」ダラー
3m級「」シュワァァァ
エレン「……3m級暑すぎて蒸発してね?」
アルミン「巨人自体の体内も高温だけど、更に外が暑いし乾燥してるから」
アルミン「動くと火を出しちゃうとかそんなんじゃん? 鎧の巨人、アレ火吹いてた気がするし」
エレン「随分適当だな」
アルミン「考えるのめんどくさかったミン」
アルミン「!? あ、あれは……」
モブ兵士「ウワァァァ」
エレン「モブ……! クッ見てられねぇ」
アルミン「……いいや、見なくちゃだめだ。巨人から逃げちゃだめだ」
エレン「…………」
モブ兵士「ヤメテェェェェェ」
巨人「」カプ
モブ兵士「ア……アアア……」
エレン「クソッあの巨人……」
エレン「絶対、絶対駆逐してやる!!」
アルミン「……うん」
アルミン「でも……」
巨人「ニコォ」
モブ兵士「俺の……スイカバー……」
巨人「」ズシンズシン
エレン「……ああ……もう駄目だ」
アルミン「ああ、巨人に全てアイスを取られたみたいだね」
エレン「俺達も、もうアイスが溶けかかっている」
アルミン「汗でもう身体の水分が飛びそうだよ。アイス食べよう」
エレン「ああ、水だとすぐに喉が乾いちまう」
アルミン「それにすぐにぬるくなっちゃうしね」
ジャン「……ハハ、もう終わりだ俺達」
ジャン「巨人からスイカバーを守りながら討伐してたのに」
ジャン「肝心の俺達のスイカバーが切れそうだ」
コニー「……時間がたてば何をしてなくても溶けちまう」
ジャン「アイス補給所の奴らは戦意喪失したんだと」
ジャン「俺達への補給任務を放棄して、本部に籠城してアイスを貪ってやがる」
ジャン「案の定、巨人も群がって一緒にパーティーしてる」
コニー「だからぁ! 一か八かあそこに突っ込むしかないだろ!?」
コニー「こうしてる間にもどんどんアイスは溶けて来てる!」
コニー「機動力を完全に失えば、本当に終わりだぞ!」
ジャン「……珍しく頭を使ったなコニー」
ジャン「……だがな、アイスはもう予備が一本もない」
ジャン「あそこに突っ込んだら最後、アイスも身体も巨人に食われて全員あの世だ」
コニー「……だめ、かな」
ジャン「……こんな事になるなら、いっそミカサをペロペロしておけば……」
サシャ「iceparty!! 私達も参加しましょう! 私が先陣を切りますから!」
サシャ「教官の頭突きをくらっても私は構いません!! アイスパーティー行きましょう!」
一同「…………」
サシャ「アルミン、エレン、一緒にみんなとパーティー……」
アルミン(サシャ……僕だってアイスは食べたいしパーティーも行きたい)
エレン(でも教官の頭突きだけは勘弁)
ジャン「やだよだってスイカバーもう10本も食べて飽きたもん」
ジャン「できるならあずきバーが食べたい」
サシャ「わがままいってんじゃないよ!!」
サシャ「アイス食うだけ食って働かない気かい!!」
ジャン「えっ」
サシャ「この甘ちゃんがあああぁぁッ!!!」クワッ
アニ(あ、サシャ今日アレだな。今日はジャンが暴力に襲われるのか)
アニ(やっぱり今日はやめた方がよかったんじゃね)チラ
ライナー(暑いしだるいし巨人もやる気ないし)パクパク
マルコ「?」
平和だなー
ベルトルト(やべぇよーみんなまじおこだよー)ガクブル
ベルトルト(二人の視線を感じる……激おこなの?プンプンドリームなの?)ガクブル
マルコ「……何してんの? ……あ、ミカサ」
ミカサ「……なに、してるの?」
エレン「ミカサ、トイレ長かったな……」
アルミン「……かくかくしかじか」
ミカサ「そう……」スッ
エレン「うわいきなり刃あげんなよあぶねえな」
ミカサ「ごめん」
ミカサ「改めて」スッ
エレン「だからやめ」
ミカサ「私はつよい!!」
エレン「うるせえないきなり大声あげんなよ」
ミカサ「ごめん」シュン
エレン「……だいたいなーお前は昔から」
ミカサ「エレン。ちょっと黙ってて」
ミカサ「私は喋りたい。喋らせて……。説教なら後で気が済むまで聞く」
エレン「……しょうがねえな」
ミカサ「私は……強い」
ミカサ「みんなよりアイスもある」
ミカサ「……ので、アイスをばら撒いて巨人を一部に集められる」
エレン「まじかよ」
ミカサ「……君たちは、臆病で、腰抜けで、家畜のようだ。とても残念だ」
ジャン(……ちょっと、ちょっとだけ何かに目覚めそう)
ミカサ「そこで、アイスのはずれの棒をくわえていればいい……」
ミカサ「くわえて見てろ」
モブ子「ちょっとミカサ!? 何私達をmに仕立て上げてるのよ!?」
モブ男「そうだぞ! ちょっとドキドキしちゃうじゃねえか!」
ミカサ「……戦わなければ勝てない(なんかちょっと期待した反応と違う)」
ミカサ「勝てば生きる。アイスも手に入る」ザッ
エレン「……行くわ俺」ダッ
アルミン「僕も!」タタタタ
ジャン「……これで発破かけたつもりかよ」
ジャン「おいお前ら!! このままだと俺達が先にアイス食いつくしちゃうぜ!」シュッ
サシャ「行くんですね!? やっほうー!!」バシュッ
コニー「あほーばかーよわむしー」バシュゥ
ミカサ「ふっ!!」バラバラ
アルミン「ッツ!?」
エレン「……まさか、アイスを刃で粉々にしてばら巻くなんてな」
ジャン「あいつ……本当に補給所にたどり着く気だな」
サシャ「シャクシャク」
コニー「サシャお前おこぼれ食ってんじゃねえよ」
ミカサ「」プシュウウゥゥゥ
アルミン「芋を蒸かしすぎミン!!」
エレン「えっ!?」
アルミン「エレン。立体起動装置の中には芋が入ってるミン!」
エレン「ファッ!?」
アルミン「芋が蒸かしすぎて焦げると何故か壊れる仕組みだミン」
アルミン「馬鹿馬鹿しいから立体起動は企業秘密なんだミン」
エレン「…………へえ」
プシュゥ
グラァ
ドサッ
アルミン「ミカサアアァァ!!」
エレン「くっ!!」バシュウウウ
ミカサ「……芋が切れるまで気づかなかったなんて」
奇行種「やあお嬢さん」ズシン
奇行種「僕にスイカバーをくれないか。そのペロペロしたスイカバー」ハァハァ
ミカサ「……いい味だった」
ミカサ「……この世界は残酷だ」
ミカサ「そして、とても美しくておいしいアイスがある」
食べろ!!
食べろ!!
食べるんだよ!!
ミカサ「……何故、私のスイカバーが光り輝いているの?」
奇行種「ウワ マブシッ」
ミカサ「あずきバー、ごめんなさい……私、もう諦めない!!」
ミカサ「死んでしまったらもう……あずきバーもスイカバーも食べる事ができない」
ミカサ「だから__なんとしてでも食べる!! なんとしてでも生きる!!」
ミカサ「うぁぁあああああああ!!」
ゴンッ
ミカサ「……何が起きているの?」
ミカサ「スイカバーが、あずきバーになってる……」
奇行種「」(頭部に殴られた後)
エレン「大丈夫かミカサ!!」バシュゥ
アルミン「……!! その刃の形をしたあずきバーは!?」
ミカサ「……これは、私の刃」
エレン「えっ」
アルミン「それじゃあうなじを切れないミン」
ミカサ「切れる」
ミカサ「あずきバーの先を尖らせる」
エレン「凶器だ」
アルミン「でも、刃と違って削ぐ事には向いてないと思うミン」
ミカサ「ちょっと溶かせばいけると思う」
エレン「いいなそれ」
アルミン「もう知らない」
ミカサ「行くよエレン、アルミン」
エレン「おお!!」
アルミン「駄目だ……もう、おしまいだ」
一同「いっけぇぇぇぇぇ!!!! 進撃しろおおおおおぉぉぉ!!!!!」
アイス食べてる巨人は満足するのか(-.-;)
_______________
エレン「さっむー」
アルミン「…………」ズズッ
ミカサ「……はくちっ」
エレン「寒いな」
アルミン「冬だね」
ミカサ「暖かい芋が食べたい」
エレン「サシャじゃないけどなんかわかる」
アルミン「もう暖かいものならなんでもいいよね」ムギュー
エレン「ミカサあったかいもんな。固い通り越してやわらけえし」ピト
ミカサ「……///」
ライナー「寒いな」
ベルトルト「そうだね」
アニ「訓練いやだなぁ」
ライナー「みんなでお風呂に入った思い出が懐かしいな」
ベルトルト「そうだね」
アニ「っしゅん!」
ベルトルト「今日は巨人になるのいやだなぁ」
アニ「今日じゃなくてもイイと思う」
ライナー「ああ」
15m級「」ガクガク
8m級「サミー」
奇行種「スケートリンクwwwwwwwwテラタノシスwwwwwwww」
15m級「チョット トウミン シテクル」
8m級「ン」
奇行種「ネエwwwwwwwwイッショニヤロウヨwwwwwwww」
エレン「あー、いいなこれ」ダラー
アルミン「いいね東洋って」グテー
ミカサ「ミカンとアイス持ってきた」ストン
アルミン「アイスはもちろん」
エレン「アレだよな」
ミカサ「? スイカバーだけど?」
おしまい
こんなssに付き合ってくださりありがとうございました。
あずきバーを食べてたらアイデアが浮かんできましたので書きました。
この感じ嫌いじゃない
和んだわ
乙
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